JPH04356471A - トリアゾール化合物およびその用途 - Google Patents

トリアゾール化合物およびその用途

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JPH04356471A
JPH04356471A JP6020991A JP6020991A JPH04356471A JP H04356471 A JPH04356471 A JP H04356471A JP 6020991 A JP6020991 A JP 6020991A JP 6020991 A JP6020991 A JP 6020991A JP H04356471 A JPH04356471 A JP H04356471A
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JP
Japan
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methyl
added
ethyl acetate
triazol
compound
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Withdrawn
Application number
JP6020991A
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English (en)
Inventor
Katsumi Ito
克己 伊藤
Kenji Okonogi
小此木 研二
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトリアゾール化合物およ
びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでにも抗真菌剤として種々の化合
物が発表されている。
【0003】例えば、特開昭58−189173号およ
び特開昭59−98072号公報には抗真菌活性を有す
る化合物としてトリアゾール誘導体が開示されているが
、抗真菌作用,副作用,薬物の体内吸収性などの面から
医薬品として十分な効果を有しているとはいいがたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の真菌治療剤はそ
の治療効果は十分でなく、またその副作用,菌交代現象
,耐性化現象など種々の問題点が存在していた。これら
の問題点を解決するため、真菌症治療剤として、より安
全性が高く、より強い抗真菌活性を有する化合物が要望
されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式(I)

化2】 [式中、R1は水素原子またはメチル基を示す。]で表
わされる化合物およびその塩、および化合物(I)また
はその塩を含有してなる抗真菌剤を提供するものである
。また一般式(I)において(R)の記号はそれぞれの
不斉炭素がいずれもR−配置であることを示す。
【0006】本発明化合物を具体的に例示すると、〔表
1〕に示す化合物があげられる。
【表1】 本発明化合物(I)は、たとえば式
【化3】 で表わされる化合物と一般式
【化4】 [式中、R1は前記と同意義を、Wはハロゲン(例、フ
ッ素,塩素,臭素,ヨウ素)または式R2−SO2−O
−(式中、R2は低級(C1−4)アルキル,トリフル
オロメチル,フェニルまたはp−トリルを示す。)で表
わされる基を示す]で表わされる化合物を反応させるこ
とによって製造することができる。反応は通常、水また
は有機溶媒(例、アセトニトリル,ジオキサン,ジメチ
ルホルムアミド,ジメチルスルホキシド,テトラヒドロ
フラン,メチルアルコール,エチルアルコール,イソプ
ロピルアルコール,tert−ブチルアルコール)の単
独または混合溶媒の存在下、もしくは非存在下、−20
〜+150℃程度の温度範囲に保つことによって進行さ
せることができる。この際、反応速度促進の目的でたと
えば、炭酸カリウム,水酸化カリウム,水酸化ナトリウ
ム,水素化ナトリウム,ナトリウムメチラート,ナトリ
ウムエチラート,カリウム  tert−ブトキシド,
トリエチルアミン,ピリジンなどの塩基を反応系中に共
存させることもできる。かくして得られる化合物(I)
は反応混合物から通常の分離精製手段、たとえば抽出,
濃縮,中和,ろ過,再結晶,カラムクロマトグラフィー
,薄層クロマトグラフィーなどの手段を用いることによ
って単離することができる。
【0007】化合物(I)においてR1が水素原子の場
合は2個の立体異性体が存在し得る。これら個々の異性
体およびこれらの混合物のいずれも本発明に包含される
が、所望によりこれらの異性体を個別に製造することも
できる。たとえば原料化合物(III)の単一の異性体
を用いて上記の反応を行うことにより、化合物(I)の
単一の異性体を得ることができるし、また生成物が二種
類以上の異性体混合物の場合には、これを通常の分離方
法、たとえば光学活性酸(例、カンファースルホン酸,
酒石酸など)との塩を生成させる方法や、各種のクロマ
トグラフィー,分別再結晶などの分離手段によってそれ
ぞれの異性体に分離することもできる。化合物(I)の
塩は必要に応じ前記した無機酸あるいは有機酸を加える
ことによって生理学的に許容される塩として得ることが
できる。
【0008】本発明に用いられる(2R,3R)の立体
配置を有する光学活性な合成中間体(II)はたとえば
次の反応式で示される方法によって合成することができ
る。
【化5】
【化6】 [式中、R3は低級アルキル基を示し、THPはテトラ
ヒドロピラニル基を意味する]また合成中間体(III
)においてWが塩素原子である化合物(III′)はた
とえば次の反応式で示される方法によって合成すること
ができる。
【化7】 [式中、R1は水素原子またはメチル基を、R4は低級
アルキル基を示す]。
【0009】
【作用】化合物(I)の抗真菌活性の評価は次の方法で
行った。実験的マウス感染症における感染防御効果〔表
2〕5週令のCrj:CDF1マウスに最小致死量のカ
ンディダ  アルビカンスを静脈内接種した。薬剤は感
染直後に、1回投与した。薬効は感染7日後のマウスの
生存率からReed  and  Muench 法に
より算出されるED50値によって示した。
【表2】   ───────────────────────
───    化合物番号             
     ED50(mg/kg)  ───────
───────────────────      
  1                      
  0.5    (PO)        2   
                   <0.25 
 (PO)  ──────────────────
────────    PO:経口投与
【0010】以上のように本発明化合物は低毒性で真菌
に対して強い抗菌力と広い抗真菌スペクトルを有してい
るのでヒトおよび家畜,家きんなどの真菌感染症の予防
・治療に用いることができる。また本発明化合物は農業
用抗真菌剤としても用いることができる。ヒトに投与す
る場合は、それ自体あるいは適宜の薬理学的に許容され
る担体、賦形剤,希釈剤と混合し、粉末,顆粒,錠剤,
カプセル剤,注射剤などの医薬組成物として経口的また
は非経口的に安全に投与することができる。投与量は感
染の状態、投与ルートによっても異なるが、たとえばカ
ンディダ感染症の治療の目的で成人患者に投与する場合
、経口投与では、0.1−100mg/kg/日、好ま
しくは1−50mg/kg/日である。また本発明によ
って得られる化合物は、外用殺菌剤としても用いること
ができる。たとえばワセリン,ラノリンを基剤とし、1
gあたり通常0.1−100mg含有する軟膏剤として
、皮膚あるいは、粘膜などの殺菌,消毒に用いることが
できる。
【0011】
【実施例】以下に参考例および実施例を記載し、本発明
を具体的に説明する。 参考例1 (R)−乳酸メチル(104g)、モルホリン(260
ml)の混合物を85℃で60時間加熱した。反応液を
減圧にて濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(シリカゲル800g、溶出液ヘキサン−酢酸エチル
=1:1→酢酸エチル)に付して精製すると、淡黄色油
状のN−[(2R)−2−ヒドロキシプロピオニル]モ
ルホリン(141g)が得られた。 1H−NMR(CDCl3)δ: 1.34(3H,d
,J=6.6Hz),3.43(2H,t,J=4.8
Hz),3.55−3.80(6H,m),3.79(
1H,d),4.45(1H,m)
【0012】参考例
2 N−[(2R)−2−ヒドロキシプロピオニル]モルホ
リン(141g)のジクロルメタン(500ml)溶液
に、p−トルエンスルホン酸−水和物(1.67g)を
加え、氷冷下で3,4−ジヒドロ−2H−ピラン(89
.3g)を滴下した(30分間)。室温で30分間かき
まぜた後、反応液を5%重曹水(150ml×2)で洗
浄した。乾燥(硫酸マグネシウム)後、溶媒を減圧下に
留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し
て[シリカゲル800g、溶出液ヘキサン−酢酸エチル
=8:1→酢酸エチル]精製すると淡黄色油状のN−[
(2R)−2−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H
−ピラン−2−イルオキシ)プロピオニル]モルホリン
(184g)が得られた。 1H−NMR(CDCl3)δ: 1.39,1.44
(3H,d,J=6.8Hz),1.40−1.95(
6H,m),3.40−3.95(10H,m), 4
.48−4.75(2H,m)
【0013】参考例3 1−ブロモ−2,4−ジフルオロベンゼン(9.69g
)を無水テトラヒドロフラン(50ml)に溶解し、室
温でマグネシウム(削り状,1.22g)および微量の
ヨウ素を加えて激しくかき混ぜた。約2時間で2,4−
ジフルオロフェニルマグネシウムブロミドの1M溶液が
得られた。この溶液を50mlの無水テトラヒドロフラ
ンで希釈し、N−[(2R)−2−(3,4,5,6−
テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)プロピ
オニル]モルホリン(12.7g)の無水テトラヒドロ
フラン溶液(125ml)に、−30℃から−20℃の
温度範囲で、45分間で滴下した。滴下終了後1時間を
かけて20℃まで温度をあげ、20℃でさらに1時間か
き混ぜた。反応液を氷冷し、飽和塩化アンモニウム水溶
液(40ml)を加えた後、酢酸エチル(300ml)
で抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧にて溶媒
を留去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶
出液  ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製する
と、(2R)−2′,4′−ジフルオロ−2−(3,4
,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキ
シ)プロピオフェノン(5.03g)が、淡黄色油状物
として得られた。 IR(film):3075,2950,2875,1
695,1605,1500,1422,1370,1
266,1235,1138,1090,1030,9
70,850cm−1この化合物は以下に示す方法によ
り光学純度の測定を行なった。(2R)−2′,4′−
ジフルオロ−2−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2
H−ピラン−2−イルオキシ)プロピオフェノン(12
1mg)をエタノール(3ml)に溶解し、p−トルエ
ンスルホン酸ピリジニウム(25mg)を加えて55℃
で1時間かき混ぜた。減圧下で溶媒を留去し、残留物を
酢酸エチル(20ml)に溶解して水洗し、無水硫酸マ
グネシウムにて乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリ
カゲルクロマトグラフィー(溶出液  ヘキサン:酢酸
エチル=5:1)に付して精製すると(2R)−2′,
4′−ジフルオロ−2−ヒドロキシプロピオフェノン(
62mg)が淡黄色油状物として得られた。   本品を光学異性体分離カラム[CHIRALCEL
(商品名)  OF0.46cm×25cm  ダイセ
ル化学工業(株)製]を用いる高速液体クロマトグラフ
ィー(移動相:ヘキサン:イソプロパノール=9:1)
で分析したところ、(2S)配置の鏡像異性体はほとん
ど検出されなかった。 1H−NMR(CDCl3)δ:1.41(3H,dd
,J=7.0Hz,J=1.6Hz),3.74(1H
,d,J=7.0Hz),5.01(1H,m),6.
86 ̄7.08(2H,m),7.96 ̄8.08(1
H,m) IR(film):3450,1690,1610,1
500,1430,1268,1140,1095,1
030,980,855cm−1
【0014】参考例4 ジメチルスルホキシド(50ml)に60%油性水素化
ナトリウム(0.833g)を加えた。約15℃にて撹
拌しながら、トリメチルスルホキソニウムヨージド(4
.80g)を加え、室温にて15分間かきまぜた。反応
液を氷冷し、(2R)−2′,4′−ジフルオロ−2−
(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−
イルオキシ)プロピオフェノン(4.90g)のジメチ
ルスルホキシド溶液(10ml)を加え、室温で2時間
かき混ぜた。反応液を氷水(120ml)に注入し、酢
酸エチル(150ml,100ml,100ml)で抽
出した。酢酸エチル層を合わせ、水(50ml),飽和
食塩水(50ml)で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下溶媒を留去し残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィー(溶出液  ヘキサン:酢酸エチル =
10:1)に付して精製をおこなうと、2−[(1R)
−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン
−2−イルオキシ)エチル]−2−(2,4−ジフルオ
ロフェニル)オキシラン(4.70g)が淡黄色油状物
として得られた。 1H−NMR(CDCl3)δ:1.10 ̄1.30(
3H,m),1.40 ̄1.95(6H,m),2.8
3(1H,m),3.05,3.32(1H,d,J=
5.2Hz),3.42 ̄3.60(1H,m),3.
76 ̄4.14(2H,m),4.76,4.93(1
H,m),6.72 ̄6.95(2H,m),7.32
 ̄7.60(1H,m)IR(film):2950,
1618,1600,1510,1425,1270,
1140,1120,1075,1020,990,9
85,850cm−1
【0015】参考例5 60%油性水素化ナトリウム(2.64g)をジメチル
ホルムアミド(50ml)中で分散させ、氷冷下トリア
ゾール(6.84g)を加えて15分間かき混ぜた。2
−[(1R)−1−(3,4,5,6−テトラヒドロ−
2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−2−(2,
4−ジフルオロフェニル)オキシラン(4.7g)のジ
メチルホルムアミド溶液(10ml)を加えて80℃3
時間加熱した。冷後、反応液を冷水(200ml)に注
入し、酢酸エチル(150ml)で3回抽出した。酢酸
エチル層を合わせ、水 (100ml)で3回と飽和食
塩水(100ml)で洗浄後、無水硫酸ナトリウム で
乾燥し、減圧留去した。残留物をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(溶出液ジ クロルメタン:酢酸エチル:アセ
トン=6:1:1)に付して精製すると、(3R)−2
−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−(3,4,5
,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)
−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
 −2−ブタノール( 4.4g)が無色あめ状物とし
て得られた。 1H−NMR(CDCl3)δ:0.99,1,12(
3H,d,J=6.4Hz),1.40 ̄2.00(6
H,m),3.40 ̄3.65(1H,m),3.80
 ̄4.06(1H,m),4.25 ̄4.45(1H,
m),4.29(1H,s),4.62(1H,d,J
=14.2Hz),4.71(1H,m),4.90(
1H,d,J=14.2Hz),6.65 ̄6.83(
2H,m),7.35 ̄7.50(1H,m),7.7
1,7.72(1H,s),7.91,7.94(1H
,s)
【0016】参考例6 (3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3−
(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−ピラン−2−
イル)オキシ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)−2−ブタノール(4.4g)およびp−
トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.93g)をエタ
ノール(50ml)に溶解し、55℃で2時間かき混ぜ
た。p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.20g
)を追加し、さらに2時間55℃でかき混ぜた。冷後溶
媒を留去し、残留物に酢酸エチル(250ml)を加え
水(50ml)と飽和食塩水(50ml)で洗浄した。 酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下
溶媒を留去した。エチルエーテルを加えて析出結晶をろ
取すると、(2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−2,3−ブタンジオール(1.37g)が
得られた。 mp.  115〜117℃ 1H−NMR(CDCl3)δ:0.97(3H,d,
J=6.4Hz),4.33(1H,m),4.82(
2H,s),6.69 ̄6.82(2H,m),7.3
5 ̄7.48(1H,m),7.84(1H,s),7
.85(1H,s)
【0017】参考例7 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2,3−ブタンジオール(1.25g)を酢酸エチル
(40ml)とジクロルメタン(10ml)の混液に溶
解し、氷冷下でトリエチルアミン(0.84ml)およ
び塩化メタンスルホニル(0.48ml)を加えた。室
温で30分間かき混ぜた後、反応液に酢酸エチル(50
ml)を加え、水洗、乾燥(無水硫酸マグネシウム)、
濃縮すると、(2R,3R)−2−(2,4−ジフルオ
ロフェニル)−3−メタンスルホニルオキシ−1−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタ
ノールが油状物として得られた。本品をメタノール(4
0ml)に溶解し、氷冷下で28%ナトリウムメチラー
ト(1.16ml)を加えた。室温で30分間かき混ぜ
た後、反応液を減圧下で約10mlにまで濃縮した。残
留物に酢酸エチル(100ml)を加え、水洗、乾燥(
無水硫酸マグネシウム)後減圧にて溶媒を留去した。残
留物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液  酢酸
エチル−ジクロルメタン=4:1)に付して精製した後
、酢酸エチルとヘキサンの混液から再結晶すると、(2
R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)−3
−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)メチル]オキシラン(520mg)が無色針
状晶として得られた。 mp.  89〜90℃ 1H−NMR(CDCl3)δ:1.65(3H,d,
J=5.6Hz),3.20(1H,q,J=5.6H
z),4.43(1H,d,J=14.6Hz),4.
88(1H,d,J=14.6Hz),6.68 ̄6.
83(2H,m),6.93 ̄7.08(1H,m),
7.82(1H,s),7.97(1H,s) 元素分析値  C12H11F2N3Oとして計算値:
C,57.37;  H,4.41;  N,16.7
3測定値:C,57.27;  H,4.43;  N
,16.83本品を光学異性体分離カラム[CHIRA
LCEL(商品名)  OF0.46cm×25cm 
 ダイセル化学工業(株)製]を用いる高速液体クロマ
トグラフィー(移動相:ヘキサン:イソプロピルアルコ
ール=9:1)で分析したところ、鏡像異性体過剰率は
99.2%であった。
【0018】参考例8 (2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メチル−2−[(1H−1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル)メチル]オキシラン(0.40g)、3
−メルカプトプロピオン酸メチル(1.42ml)およ
び28%ナトリウムメチラートメタノール溶液(1.2
5ml)をメタノール(10ml)に溶解し、油浴中で
加熱還流した。2時間後と3時間30分後に3−メルカ
プトプロピオン酸メチル( 0.53ml, 0.32
ml)を追加し、また2時間30分後に28%ナトリウ
ムメチラートメタノール溶液(0.63ml)を追加し
た。加熱開始後4.5時間で油浴を除去し、反応液を冷
却した。1N塩酸(9.6ml)を加えて中和し、ジク
ロルメタン(100ml)で 抽出した。抽出液を飽和
食塩水(20ml)で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルクロマト
グラフィー(溶出液  ヘキサ ン:酢酸エチル=1:
3)に付して精製した。目的分画を濃縮し、析出結晶を
集 めてイソプロピルエーテルで洗うと、(2R,3R
)−2−(2,4−ジフルオロフ ェニル)−3−メル
カプト−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)− 2−ブタノール(0.22g)が無色針状結
晶として得られた。 融  点  176−178℃ 元素分析値  C12H13F2N3OSとして計算値
:C,50.52;  H,4.59;  N,14.
73実測値:C,50.81;  H,4.64;  
N,14.641H−NMR(CDCl3)δ:1.1
7(3H,d,J=7.0Hz),1.96(1H,d
,J=10.2Hz),3.45(1H,m),4.7
6(1H,s),4.82(1H,d,J=14.4H
z),5.01(1H,d,J=14.4Hz),6.
74(2H,m),7.33 ̄7.45(1H,m),
7.79(2H,s) 本品の鏡像異性体過剰率(ee)を測定するためS−ア
セチル体に導いて、光学異性体分離カラム[CHIRA
LCEL(商品名)  OF  0.46cm×25c
m, ダイセル化学工業(株)製]を用いる高速液体ク
ロマトグラフィー(移動相:ヘキサン:イソプロピルア
ルコール=7:3)で分析した。 流速1ml/分でS−アセチル体は保持時間17分にほ
ぼ単一のピークを示し、鏡像異性体過剰率は99.7%
であった。〔対応するラセミ体は同一条件下で保持時間
10分と17分に面積比1:1の2本のピークを示した
。〕
【0019】参考例9 (2R,3S)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)メチルオキシラン(0.40g),NaS
H・nH2O(abt 70%)(1.3g)とメタノ
ール(12ml)の混液を5時間還流した。反応液に水
(50ml)続いて1NHCl水溶液を加え中和し、塩
化メチレン(20ml×3)で抽出した。抽出液を水(
20ml×2)で洗浄後、乾燥(Na2SO4)し、減
圧濃縮した。 残留物をシリカゲルクロマトグラフィー (2cm×1
5cm,酢酸エチル:ヘキサン=1:1)に付して精製
した。目的画分を減圧濃縮し、残留物にイソプロピルエ
ーテルを加えると(2R,3R)−2−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−メルカプト−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール(
0.22g)が無色粉末晶として得られた。
【0020】参考例10 ヒドラジン−水和物(9.44g)のメタノール(60
ml)溶液へかき混ぜながら、内温をおよそ5℃に保ち
、25分かけて乳酸メチル(18.5g)のメタノール
溶液(10ml)を滴下した。滴下終了後、室温で3時
間かき混ぜた。次に氷冷下かき混ぜながら、イソチオシ
アン酸メチル(13.1g)のメタノール溶液(10m
l)を滴下した。滴下終了後2時間室温でかき混ぜた。 反応液を氷冷し、氷水(27ml)を加えた。氷冷下で
10分間かき混ぜた後、5N−水酸化ナトリウム水溶液
(35.5ml)を内温5℃に保って滴下した。滴下終
了後、0℃で30分間、続いて室温で90分間かき混ぜ
た。氷冷下で12N−塩酸を加えて中和(pH=6.0
)し、減圧下でメタノールを留去した。残留物に水(5
0ml)を加え、酢酸エチル−テトラヒドロフラン=2
:1の混液(200ml)で5回抽出した。抽出液を水
(100ml)で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルクロマト
グラフィー(2.9×30cm,溶出液:酢酸エチル−
ヘキサン=7:3)で精製した。目的分画を濃縮すると
1−(5−メルカプト−4−メチル−4H−1,2,4
−トリアゾール−3−イル)エタノール(8.23g)
が白色粉末晶として得られた。 1H−NMR(d6−DMSO)δ:1.45(3H,
d,J=6.6Hz),3.51(3H,s),4.7
2 ̄4.88(1H,m),5.71(1H,d,J=
6.4Hz)mp.  135〜137℃
【0021】参考例11 水(20ml)に濃硝酸(d=1.38)(12ml)
を室温で加え、得られた混液に1−(5−メルカプト−
4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イ
ル)エタノール(0.5g)を加え撹拌した。撹拌を停
止し、上記トリアゾール体(0.5g)を加え、さらに
亜硝酸ナトリウム(0.05g)をトリアゾール体を加
えた場所に加え、反応を開始させた。撹拌を再開し、1
5分間で上記トリアゾール体(7g)を少量ずつ加えた
。 室温で30分間放置した後、氷冷し、内温を30℃以下
に保って、水酸化カリウム(9.9g)を30分間で加
え、pHをおよそ7に調節した。減圧下で溶媒を濃縮し
た後、残留物にメタノール(15ml)を加え、不溶物
をろ別した。母液をシリカゲルクロマトグラフィー(2
.9×30cm,溶出液:酢酸エチル−アセトン−メタ
ノール=5:5:2)で精製した。目的分画を濃縮する
と1−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イル)エタノール(5.3g)が無色油状物とし
て得られた。 1H−NMR(d6−DMSO)δ:1.51(3H,
d,J=6.6Hz),3.68(3H,s),4.8
4 ̄4.97(1H,m),5.55(1H,d,J=
5.5Hz),8.35(1H,s)
【0022】参考例12 1−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−
3−イル)エタノール(5.3g)に氷冷下かき混ぜな
がら、塩化チオニル(10ml)を加えた。次に反応液
を80℃で1時間かき混ぜた後、過剰の塩化チオニルを
減圧留去した。残留物に酢酸エチル(20ml)を加え
析出した結晶をろ取した。酢酸エチル(5ml)で洗浄
した後、40℃で1時間減圧乾燥すると3−(1−クロ
ロエチル)−4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール塩酸塩(6.5g)が無色プリズム晶として得られ
た。 1H−NMR(D2O)δ:2.06(3H,d,J=
6.6Hz),4.03(3H,s),5.57(1H
,q,J=6.6Hz),9.40(1H,s)mp.
  130〜133℃
【0023】参考例13 ヒドラジン水和物(12.8g),(R)−乳酸メチル
(25g)およびイソチオシアン酸メチル(17.7g
)を用いて参考例10と同様にして反応を行うと、(R
)−1−(5−メルカプト−4−メチル−4H−1,2
,4−トリアゾール−3−イル)エタノール(22g)
が白色粉末晶として得られた。 mp.  148〜150℃ 1H−NMR(d6−DMSO)δ:1.45(3H,
d,J=6.6Hz),3.50(3H,s),4.7
2−4.86(1H,m),5.72(1H,d,J=
6.2Hz)
【0024】参考例14 (R)−1−(5−メルカプト−4−メチル−4H−1
,2,4−トリアゾール−3−イル)エタノール(4g
)を参考例11と同様にして硝酸で処理すると、(R)
−1−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール
−3−イル)エタノール(3g)が無色油状物として得
られた。 1H−NMR(d6−DMSO)δ:1.51(3H,
d,J=6.6Hz),3.68(3H,s),4.8
4−4.97(1H,m),5.54(1H,d,J=
5.8Hz),8.35(1H,s) 本品(0.2g)を塩化水素−酢酸エチル溶液で処理す
ると塩酸塩(0.2g)が無色粉末晶として得られた。
【0025】参考例15 ヒドラジン水和物(18g),(S)−乳酸エチル(4
0g)およびイソチオシアン酸メチル(25g)を用い
て参考例10と同様にして反応を行うと、(S)−1−
(5−メルカプト−4−メチル−4H−1,2,4−ト
リアゾール−3−イル)エタノール(34.3g)が白
色粉末晶として得られた。 mp.  148〜150℃ 1H−NMR(d6−DMSO)δ:1.44(3H,
d,J=6.6Hz),3.50(3H,s),4.7
2−4.86(1H,m),5.71(1H,d,J=
6.4Hz)
【0027】参考例16 (S)−1−(5−メルカプト−4−メチル−4H−1
,2,4−トリアゾール−3−イル)エタノール(3.
5g)を参考例11と同様にして硝酸で処理すると、(
S)−1−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾ
ール−3−イル)エタノール(2.1g)が無色油状物
として得られた。 1H−NMR(d6−DMSO)δ:1.51(3H,
d,J=6.6Hz),3.68(3H,s),4.8
3−4.97(1H,m),5.54(1H,d,J=
5.8Hz),8.35(1H,s) 本品(0.2g)を塩化水素−酢酸エチル溶液で処理す
ると、塩酸塩(0.2g)が無色粉末晶として得られた
【0028】参考例17 ヒドラジン−水和物(11.48g)のメタノール(8
0ml)溶液へかき混ぜながら、内温をおよそ5℃に保
ち、25分かけて2−ヒドロキシイソ酪酸メチル(25
.6g)のメタノール溶液(20ml)を滴下した。滴
下終了後、室温で12時間かき混ぜた。本混液に氷冷下
かき混ぜながら、イソチオシアン酸メチル(15.79
g)のメタノール溶液(20ml)を滴下した。滴下終
了後2時間45℃でかき混ぜた。12N−塩酸を加えて
中和(pH=6.0)し、減圧下でメタノールを留去し
た。残留物に水(50ml)を加えて氷冷した。析出し
た結晶をろ取し少量のエタノールで洗浄した後、減圧乾
燥すると、2−ヒドロキシ−3−メチル−2′−メチル
アミノチオカルボニルプロピオノヒドラジド(10.2
g)が無色粉末晶として得られた。 mp.  171〜173℃ 1H−NMR(DMSO−d6)δ:1.29(6H,
s),2.90(3H,d,J=4.4Hz),5.2
6(1H,s),7.52(1H,br),9.21(
1H,s),9.67(1H,s)
【0029】参考例18 2−ヒドロキシ−3−メチル−2′−メチルアミノチオ
カルボニルプロピオノヒドラジド(6.7g)をメタノ
ール(100ml)に溶解し、5N−水酸化ナトリウム
水溶液(6ml)を加えて、3時間加熱還流した。冷後
、反応液に12N−塩酸を氷冷下で加えて中和(pH6
.0)した。析出した結晶をろ取し、水,エタノールの
順で洗浄し、乾燥すると、1−(5−メルカプト−4−
メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)
−1−メチルエタノール(4.1g)が無色粉末晶とし
て得られた。 mp.  233〜235℃ 1H−NMR(DMSO−d6)δ:1.50(6H,
s),3.64(3H,s),5.68(1H,s)
【0030】参考例19 1−(5−メルカプト−4−メチル−4H−1,2,4
−トリアゾール−3−イル)−1−メチルエタノール(
4g)を参考例11と同様にして硝酸で処理すると1−
(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−3−
イル)−1−メチルエタノール(2.65g)が無色粉
末晶として得られた。 mp.  157〜158℃ 1H−NMR(DMSO−d6)δ:1.54(6H,
s),3.78(3H,s),5.50(1H,s),
8.31(1H,s)
【0031】参考例20 1−(4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール−
3−イル)−1−メチルエタノール(1g)を参考例1
2と同様にして、塩化チオニルと反応させると、3−(
1−クロロ−1−メチルエチル)−4−メチル−4H−
1,2,4−トリアゾール塩酸塩(1.2g)が無色粉
末晶として得られた。 mp.  143〜145℃ 1H−NMR(DMSO−d6)δ:2.07(6H,
s),3.99(3H,s),9.40(1H,s)
【0032】実施例1 (2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)
−3−メルカプト−1−[1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル]−2−ブタノール(7.82g)をエ
タノール(150ml)に加え、氷冷下で28%ナトリ
ウムメチラート−メタノール溶液(11.6g)を加え
た。さらに参考例12で得た3−(1−クロロエチル)
−4−メチル−4H−1,2,4−トリアゾール塩酸塩
(6g)を加えた後、55℃で16時間かき混ぜた。冷
後反応液に1N−塩酸を加えてpH7.0とし、減圧下
でエタノールを留去した。残留物に塩化メチレン(20
0ml)および水(50ml)を加え、抽出し、塩化メ
チレン層を分取し、水層を塩化メチレン(100ml)
で抽出した。抽出液を合わせ、水(50ml)で洗浄後
、乾燥した(MgSO4)。減圧下に溶媒を留去し、残
留物に酢酸エチル(50ml)を加えると結晶が析出し
た。析出した結晶をろ取し、冷酢酸エチル(10ml×
2)で洗浄後、乾燥すると(2R,3R)−2−(2,
4−ジフルオロフェニル)−3−[1−(4−メチル−
4H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)エチル]
チオ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2−ブタノール(8.2g:異性体AおよびBの
混合物)が得られた。 1H−NMR(CDCl3)δ:0.80,1.10(
3H,d,J=7Hz),1.88,1.91(3H,
d,J=7.2Hz),3.32,3.49(1H,q
,J=7Hz),3.81(3H,s),4.16−4
.67(2H,m),4.52−5.06(2H,m)
,6.65−6.76(2H,m),7.19−7.3
8(1H,m),7.70,7.74,7.77(2H
,s),8.15,8.09(1H,s) 上記異性体AおよびBの混合物(8.2g)を酢酸エチ
ル(600ml,300ml,200ml)で3回再結
晶すると化合物1(異性体A,0.82g)が無色針状
晶として得られた。 化合物1 1H−NMR(CDCl3)δ:0.80(3H,d,
J=7Hz),1.91(3H,d,J=7.2Hz)
,3.32(1H,q,J=7Hz),3.81(3H
,s),4.32(1H,q,J=7.2Hz),4.
63(1H,d,J=14Hz),4.96(1H,d
,J=14Hz),5.06(1H,s),6.64−
6.77(2H,m),7.23−7.35(1H,m
),7.77(2H,s),8.09(1H,s) mp.  198〜200℃ 一方母液を濃縮後、残留物をメタノール−酢酸エチル=
1:2(100ml×3)で3回再結晶すると化合物2
(異性体B,0.13g)が無色粉末晶として得られた
。 化合物2 1H−NMR(CDCl3)δ:1.10(3H,d,
J=7Hz),1.88(3H,d,J=7.2Hz)
,3.49(1H,q,J=7Hz),3.81(3H
,s),4.16−4.36(2H,m),4.56(
1H,d,J=14Hz),6.64−6.81(2H
,m),7.22−7.34(1H,m),7.70(
1H,s),7.74(1H,s),8.15(1H,
s)mp.  194〜196℃
【0033】実施例2 28%ナトリウムメチラートメタノール溶液(1.14
g)を減圧留去した。残留物にベンゼン(10ml)を
加えて減圧留去する操作を3回行った後、得られた粉末
にイソプロピルアルコール(15ml)を加えた。本混
合物に(2R,3R)−2−(2,4−ジフルオロフェ
ニル)−3−メルカプト−1−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2−ブタノール(0.72g
)と3−(1−クロロ−1−メチルエチル)−4−メチ
ル−4H−1,2,4−トリアゾール塩酸塩(0.67
g)を加えて、アルゴン気流中、60℃で1夜かくはん
した。冷後、反応液に1N−塩酸を加えてpH7.0と
し、減圧下で溶媒を留去した。残留物に塩化メチレン(
100ml)と水(50ml)を加えて抽出し、塩化メ
チレン層を水洗(10ml)後、 乾燥(MgSO4)
し減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(アセトン−酢酸エチル−メタノール=5:5
:2)で精製し、得られた粉末をエチルエーテルから結
晶化すると、(2R,3R)−2−(2,4−ジフルオ
ロフェニル)−3−[1−(4−メチル−4H−1,2
,4−トリアゾール−3−イル)−1−メチルエチル]
チオ−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−2−ブタノール(化合物3:15mg)が無色粉
末晶として得られた。 1H−NMR(CDCl3)δ:0.75(3H,d,
J=7Hz),1.86(3H,s),2.01(3H
,s),3.25(1H,q,J=7Hz),3.95
(3H,s),4.42(1H,d,J=14Hz),
4.87(1H,d,J=14Hz),6.60−6.
77(2H,m),7.20−7.32(1H,m),
7.73(1H,s),7.76(1H,s),8.1
0(1H,s)本品を酢酸エチルから再結晶すると無色
プリズム晶となった。 mp.  207〜208℃ SIMS(m/z):409(MH+)IR(KBr)
νmax:3120,1605,1595,1500(
cm−1)
【発明の効果】化合物(I)は優れた抗真菌
作用を有し、抗真菌剤等として有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1は水素原子またはメチル基を示す。]で表
    わされる化合物およびその塩
  2. 【請求項2】請求項1記載の化合物またはその塩を含有
    してなる抗真菌剤。
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US6884892B2 (en) 2002-06-20 2005-04-26 Sumitomo Chemical Company, Limited Production methods of epoxytriazole derivative and intermediate therefor
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