JPH04355762A - 感光性積層体 - Google Patents

感光性積層体

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Publication number
JPH04355762A
JPH04355762A JP3132873A JP13287391A JPH04355762A JP H04355762 A JPH04355762 A JP H04355762A JP 3132873 A JP3132873 A JP 3132873A JP 13287391 A JP13287391 A JP 13287391A JP H04355762 A JPH04355762 A JP H04355762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
light transmittance
total
support
haze
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3132873A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takasa
健治 高佐
Takuya Hasegawa
卓也 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3132873A priority Critical patent/JPH04355762A/ja
Publication of JPH04355762A publication Critical patent/JPH04355762A/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光性積層体に関する。 さらに詳しくはポリオキシメチレンフィルムを支持体と
して感光性積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】感光層の片側に支持体としてプラスチッ
クフィルムを積層するか、さらにその感光層の側に保護
フィルムを積層した感光性積層体が知られている。この
感光性積層体を用いた画像の形成は、感光層と銅張積層
板などの基板が接触するように重ねて圧着して原画を通
して露光後、プラスチックフィルムを剥離除去し、アル
カリ現像液または溶剤現像液で現像して行われる。
【0003】この感光性積層体の支持体には従来よりポ
リエステルフィルムが用いられている。しかしながらポ
リエステルフィルムには滑り性等を付与するために微粒
子を含んでおり、光で透かすとぼんやりとしたヘイズと
して観測される。このポリエステルフィルムを用いて感
光性積層体を作り、基板にラミネ−トしたあと露光を行
うと、原画の透明部分以外にも光が散乱して、不透明部
分下の感光層にも作用するため、原画の幅よりも、露光
により硬化した層(以下レジストと呼ぶ)の幅が太くな
り(線幅変化量が大となり)、原画幅の再現性が得られ
ない。また低露光の場合にはこのヘイズのために逆にレ
ジスト幅が細くなり、同様に再現性等の問題が生じてく
る。従って最近の印刷回路板のファインパタ−ン化の進
む中で、ポリエステルフィルムのかかる用途への使用は
かなり難しい状況になりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は新規なプラス
チックフィルム支持体からなる新規な感光性積層体を提
供することによって、前記の問題点を解決しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは特定のポリ
オキシメチレンフィルムがかかる感光性積層体の支持体
として好適であることを見い出し本発明に至った。すな
わち、本発明は、全曇り度が10%以下であって、且つ
全曇り度に対する内部曇り度の割合が50%以下である
ポリオキシメチレンフィルムを支持体とした感光性積層
体である。
【0006】本発明における曇り度は、全光線透過率(
Tt)=平行光線透過率(Tp)+散乱光透過率(Td
)としたとき、曇り度(%)=(Td/Tt)×100
の式により算出され、これらの値は通常の積分球式光線
透過率測定装置により得ることが出来る。曇り度の値が
高いと平行光線の透過率の値が低くなることにより、露
光時に線幅変化量が大きくなり、印刷回路板のファイン
パタ−ンの形成に適合しなくなる。
【0007】曇り度は表面曇り度と内部曇り度の2つか
らなり、本発明の全曇り度はこれら2つの和である。表
面曇り度とは主にフィルム表面の凸凹によって光が散乱
されることにより生じるもので、また内部曇り度とはフ
ィルムを形成するポリマ−の結晶性、結晶配向状態、あ
るいは滑り性等を付与するために添加される微粒子、及
びその他添加剤等により生じるものである。内部曇り度
はフィルムの表裏面にシリコ−ン系オイル、流動パラフ
ィン等の透明で粘性のある液体を塗布し、表面の凸凹の
影響を除いた後に測定することによって得られる。表面
曇り度は全曇り度からこの内部曇り度を引いた値である
【0008】本発明の感光性積層体では前記のように曇
り度の低い支持体が必要である。特にこの積層体は感光
層を塗布した状態で露光されるために内部曇り度の値が
積層体の性能に大きく依存してくる。そのためにこの値
が低いことが支持体には特に要求される。即ち本発明で
は、全曇り度が10%以下、且つ全曇り度に対する内部
曇り度の割合が50%以下である。好ましくは全曇り度
が6%以下、且つ全曇り度に対する内部曇り度の割合が
30%以下である。ポリオキシメチレンフィルムはかか
る要求に充分対応しうる優れた性能を有したフィルムで
ある。
【0009】ポリオキシメチレンは結晶性の高いポリマ
−であり、このフィルムはその結晶性に起因して剛性の
高い優れたフィルムである。通常の溶融固化法によって
得られたフィルムは結晶が球晶状態を形成するために透
明性に劣る。従って本発明には1軸あるいは2軸方向に
延伸することによって結晶を高度に配向させた1軸ある
いは2軸延伸フィルムが好適である。更に本発明の如く
光学的用途であって、機械的強度等で異方性の少ないも
のが要求される用途では2軸延伸フィルムが好適である
【0010】本発明の2軸延伸ポリオキシメチレンフィ
ルムについては、本発明者らが先に出願した公報(特開
昭61−252135号公報、同61−286115号
公報、同62−13318号公報、特開平1−8051
4号公報、同1−286820号公報、同2−7042
2号公報)に開示されている。本発明はこれらに特に限
定するものではないが好適な例として挙げることが出来
る。
【0011】ポリオキシメチレンにはホモポリマ−、コ
ポリマ−の2種類が一般に知られているが、本発明には
そのいずれであってもあるいは両者の混合物であっても
よい。2軸延伸ポリオキシメチレンフィルムは高い剛性
を有しており支持体の薄肉化を図ることも可能になる。 また優れた寸法安定性も備えておりファインパタ−ン用
途にはより有効になる。更に高い結晶配向による光線透
過率の高い優れた光学的特性をも有している。更にポリ
オキシメチレンフィルムは波長200〜300nm付近
の紫外領域での吸収が少なく、この領域での光線透過率
が高いという優れた特性がある。本発明の用途において
この領域の光を使用する場合にはより好適な材料になる
。また滑り性を付与するための無機充填剤等の微粒子を
添加しなくても、微粒子を添加したポリエステルフィル
ムと同等あるいはそれ以上の滑り性が確保出来るため、
曇り度特に内部曇り度をより低くすることが可能になり
本発明の用途に対し極めて優れた材料になる。
【0012】尚、ポリオキシメチレンには通常熱安定性
等の向上を目的として各種の添加剤が用いられるが、添
加剤の種類によってはこれがフィルム中に微粒子として
存在する。かかる微粒子の存在は光線透過率の低下、曇
り度の増大を引き起こすために本発明には好ましくない
。従って、微粒子化する添加剤は極力避けるべきである
【0013】本発明の感光性積層体は、少なくとも感光
層とその支持体の構成からなるものであり、この構成を
含むものは本発明に含まれる。その例として、支持体/
感光層あるいは支持体/感光層/保護フィルム等が挙げ
られる。通常前者の場合はそのまま、後者の場合は保護
フィルムを剥離してから基板に感光層が接触するように
ラミネ−トし、支持体を通して露光した後に、支持体を
剥離して現像される。
【0014】支持体としての本発明のフィルムは、感光
層との接着性を用途に応じて制御する必要がある場合、
コロナ処理、プラズマ処理あるいは表面処理剤等により
必要に応じて表面処理が施される。本発明では感光層は
特に限定されるものではなく、例えば結合剤ポリマ−、
光反応性モノマー、光開始剤、染料等からなる公知のア
ルカリ現像タイプ、溶剤現像タイプ、乾式現像タイプ等
の感光性樹脂組成物の層等が用いられる。
【0015】また保護フィルムとしては感光層の保護と
しての役割を果たすフィルムであって、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリオキシ
メチレン等からなるフィルムが用いられる。ただしこの
保護フィルムには感光層と強く接着しないことが要求さ
れるためにかかるフィルムには必要に応じて表面処理が
なされる。
【0016】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。
【0017】
【実施例1】ポリオキシメチレンホモポリマ−50重量
%、同コポリマー50重量%からなるポリマ−をスリッ
トダイから押出し、120℃のロールで急冷固化し厚さ
1250μ、幅150mmのシートを得た。次にこのシ
ートを圧延機によりロール温度100℃、圧延倍率2倍
(圧下率0.5)の圧延を行った。次にこの圧延シート
を2軸延伸機に導き延伸温度165〜170℃にて2軸
延伸を行い、原シートに対し8×8倍に延伸された厚さ
20μの2軸延伸フィルムを得た。このフィルムの機械
的特性、光学的特性を表1に示した。曇り度は積分球式
光線透過率測定装置(日本電色工業製NDH−2型)に
より測定した。内部曇り度はフィルムの両面にシリコー
ンオイル〔東芝シリコーン(株)製、商品名、TSF4
33〕を塗布した後測定した。更にこのフィルムの可視
紫外領域での吸収特性をポリエステルフィルムと比較し
て図1に示した。
【0018】上記ポリオキシメチレンフィルムを支持体
としてアルカリ現像タイプの感光性樹脂の40%メチル
エチルケトン溶液(旭化成工業(株)製、商品名AQ−
5044〕をロールコーターにより塗工し乾燥した。乾
燥後の感光層の厚さは50μであった。次に感光層の上
に厚さ30μのポリエチレンフィルムの保護層を重ね圧
着して3層構造とし感光性積層体を作った。
【0019】この感光性積層体からポリエチレンフィル
ムを剥離し、銅張り積層板に感光層が接触するようにし
てラミネートした。次いで支持体面上に原画を載せ超高
圧紫外線露光機(オーク製作所製HMW−201型)で
10段/21段ステップタブレットになるように露光し
、その後支持体を剥離して現像した(無水炭酸ソーダの
2%水溶液、30℃/60秒)。現像後、原画の透明部
の太さ100μの部分の線幅を測定した結果、101μ
であり、線幅変化量は+1μであった。
【0020】
【実施例2】実施例1で、感度を8段/21段ステップ
タブレットにして露光し、同様に現像した。この時の線
幅変化量は−2μであった。
【0021】
【実施例3】ポリオキシメチレンホモポリマー90重量
%、同コポリマー10重量%からなる厚さ20μの2軸
延伸フィルムを実施例1と同様な方法により得た。この
フィルムの特性を同じく表1に示した。このフィルムを
支持体として実施例1と同じく感光性積層体を作り、同
一露光条件により露光し現像した。この時の線幅変化量
は+1.5μであった。
【0022】
【実施例4】ポリオキシメチレンホモポリマー100%
からなる厚さ20μの2軸延伸フィルムを実施例1と同
様な方法により得た。このフィルムの全曇り度は6%、
内部曇り度は1.6%であった。このフィルムを支持体
として実施例1と同じく感光性積層体を作り、同一露光
条件により露光し現像した。この時の線幅変化量は+2
.5μであった。
【0023】
【比較例1】表1の特性のからなる市販の厚さ20μの
ポリエステルフィルムを支持体として、以下実施例1と
同様に現像した。この時の線幅変化量は+5μであった
【0024】
【比較例2】実施例1とは安定剤組成が異なるポリオキ
シメチレンホモポリマ−50重量%、同じく安定剤組成
が異なるコポリマー50重量%からなる厚さ20μの2
軸延伸フィルムを実施例1と同様な方法により得た。得
られたフィルムを顕微鏡で観察すると安定剤によるとみ
られる多数の微粒子の存在が認められた。このフィルム
の全曇り度は8%、内部曇り度は5%であった。このフ
ィルムを支持体として実施例1に同じく感光性積層体を
作り、同様に現像した。この時の線幅変化量は+12μ
であった。
【0025】
【比較例3】比較例2と同じポリオキシメチレンホモポ
リマ−100%からなる厚さ20μの2軸延伸フィルム
を実施例1と同様な方法により得た。このフィルムの全
曇り度は12%、内部曇り度は6%であった。このフィ
ルムを支持体として実施例1に同じく感光性積層体を作
り、同様に現像した。この時の線幅変化量は+18μで
あった。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の感光性積層体は露光時の散乱光
線による露光かぶりが非常に少なく、逆に低露光時の場
合は曇り度の影響が小さいのでレジストが細くならず線
幅変化量の少ない、原画に忠実な像の形成を行うことが
でき、露光することによって画像を形成する各種用途、
例えば印刷配線板用途、特にそのファインパターン用途
等に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で作成したポリオキシメチレンフィル
ム及び比較例1で用いたポリエステルフィルムの可視紫
外領域での吸収特性を示すスペクトル図である。
【符号の説明】
1  ポリオキシメチレンフィルム 2  ポリエステルフィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  全曇り度が10%以下であって、且つ
    全曇り度に対する内部曇り度の割合が50%以下である
    ポリオキシメチレンフィルムを支持体とした感光性積層
    体。
JP3132873A 1991-06-04 1991-06-04 感光性積層体 Withdrawn JPH04355762A (ja)

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JP3132873A JPH04355762A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 感光性積層体

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JP3132873A JPH04355762A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 感光性積層体

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ID=15091553

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JP3132873A Withdrawn JPH04355762A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 感光性積層体

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JP (1) JPH04355762A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292581A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Fuji Photo Film Co Ltd パターン形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005292581A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Fuji Photo Film Co Ltd パターン形成方法
JP4485239B2 (ja) * 2004-04-01 2010-06-16 富士フイルム株式会社 パターン形成方法

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Effective date: 19980903