JPH04355708A - レトロフォーカス型レンズ - Google Patents

レトロフォーカス型レンズ

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Publication number
JPH04355708A
JPH04355708A JP3132703A JP13270391A JPH04355708A JP H04355708 A JPH04355708 A JP H04355708A JP 3132703 A JP3132703 A JP 3132703A JP 13270391 A JP13270391 A JP 13270391A JP H04355708 A JPH04355708 A JP H04355708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
aspherical
conjugate side
height
aspherical surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP3132703A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Yano
光太郎 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP3132703A priority Critical patent/JPH04355708A/ja
Publication of JPH04355708A publication Critical patent/JPH04355708A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックレンズを含
むレトロフォーカス型レンズに関するもので、例えば投
影型テレビの投影レンズなどに使用しても適合する様に
温度変化に対する性能の変動を抑制したレトロフォーカ
ス型レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりレンズ系の2つの共役面のうち
短い方の共役面とレンズ系との間に光路方向偏向のため
の光学素子を配するために、レンズ系の合成焦点距離f
より短い方の共役距離bf(通常はバックフォーカスと
称される)の方が長いレンズ系は古くから知られており
、長い共役側より負の屈折力を持つレンズ群とそれに続
く正の屈折力を持つレンズ群とで構成されレトロフォー
カス型レンズと呼ばれることが多く、あるいは逆望遠型
レンズとも呼ばれる。
【0003】しかしながら、レトロフォーカス型レンズ
は短い方の共役面、例えば写真レンズならば像面での画
像に歪曲収差が樽型に大きく現れる一般的傾向があるた
め、成分レンズの1乃至2面に非球面を導入してこれを
補正することが行われている。また更にガラスレンズを
光学研磨で非球面を創製するのは高価であるため、非球
面を具えるレンズの材質をプラスチックにして、型成形
で非球面を作ることにより大幅なコスト低減を図ってい
る。
【0004】但しプラスチックは温度変化による屈折率
、形状の変化が光学ガラスに比して遥かに大きいため、
環境の温度変化に伴う焦点位置の変動や結像画質の低下
を招く欠点があった。
【0005】殊にレンズ系の短い共役面に配した液晶表
示板にビデオ信号を入力してスクリーンにテレビ画像を
映出させるための投影レンズとして、プラスチックレン
ズを含むレンズ系を使用した場合は表示板を照明する光
源からの熱の影響を受けるため、特に性能変化を起し易
い。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】解決しようとする
問題点は、レトロフォーカス型レンズにおいて温度変化
による性能変化を抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、長い方の共役
側に配され、負の屈折力を有する第1レンズ群と短い方
の共役側に配され、正の屈折力を有する第2レンズ群を
具えたレンズ系に於いて、第1レンズ群にプラスチック
材料から成り、非球面を備える非球面レンズを設けるも
のとし、非球面レンズは、レンズ系の合成焦点距離をf
、非球面レンズの焦点距離をf′、長い共役側から高さ
fで入射する、光軸と平行な物体近軸光線の非球面への
入射高をh、短い共役面に高さfで入射し、レンズ系の
中央で光軸と交わる瞳近軸光線の非球面への入射高をh
′、レンズ系の全長をL、レンズ系から短い共役面まで
の距離をbfとするとき、
【0008】
【外1】 なる条件を満足する。尚、レンズ枚数の多いときのレン
ズ系の第1レンズ群と第2レンズ群との境界位置の混乱
を避けるため、レンズ系の第1面と最終面の物理的中間
点で分割するのが、本出願では一法である。
【0009】以上の構成により、温度変化による性能の
変化を抑えると云う目的を、光学系の大幅な変形を行う
ことなく実現した。
【0010】
【実施例】図1はレトロフォーカス型レンズの基本構成
を示す。図中、Aは長い共役側に在る負の屈折力の第1
レンズ群、Bは短い共役側に在る正の屈折力の第2レン
ズ群を示す。また実線はいわゆる物体近軸光線、破線は
瞳近軸光線である。
【0011】図示の構成の場合、小型化のために第1レ
ンズ群Aと第2レンズ群Bとも屈折力を強めるに従い、
短い方の共役面上の樽型の歪曲が大きくなる。
【0012】図2は後述する数値実施例に対応するレン
ズ断面形状を示すもので、長い共役側から1は負屈折力
の第1レンズ群、2は正屈折力の第2レンズ群である。
【0013】R1・R2のレンズが非球面を具えたプラ
スチック製の非球面レンズで、図示の通り長い共役側の
最先端に配置され、残りレンズはすべて光学ガラス製と
する。
【0014】ここで非球面の頂点における近軸曲率半径
をR、光軸上で長い共役側から短い共役側の方向にx軸
、頂点を通ってx軸に垂直方向にH軸をとり、B,C,
D,Eを非球面係数として、非球面形状を
【0015】
【外2】 と近似するとき、非球面成分(4式での4次以降の項)
で発生する歪曲の3次係数は V=h(h′)3ψ  (5) 但し、ψ=8(N′−N)B  (6)(N′,Nはそ
れぞれx軸に対し非球面の正方向、負方向の媒質の屈折
率)である。
【0016】この非球面において、歪曲を補正するには
、糸まき状の歪曲を発生させるよう、図1に示す様に第
1レンズ群ではh>0,h′<0なのでψ>0  (7
) なる様、非球面形状を定める必要がある。
【0017】しかし、同時に非球面成分で非点収差が発
生し、その3次係数における発生量は III=h2(h′)2ψ  (8) となる。従って、非球面レンズの媒質がプラスチックの
様な温度による膨張など形状変化が大きいと(8)式の
ψの変化量が大きくなるため、非点収差の変動が生じ、
軸外での像性能が急激に劣化する。しかし、図2に示す
実施例では歪曲収差を補正するため
【0018】
【外3】 なる条件を満たす様にしており、歪曲収差に比べ、非点
収差の非球面成分における発生量を小さくするため
【0
019】
【外4】 なる条件を定めている。
【0020】また、プラスチック等の材料においては温
度による屈折率の変化が大きいため、レンズの焦点距離
が短いとレンズ全系のピント変化が大きくなり、好まし
くない。そこで第1レンズ群の非球面レンズの焦点距離
f′が
【0021】
【外5】 なる条件を満足すれば、プラスチック材料で非球面レン
ズを構成してもピント変化が小さいので好ましい。
【0022】次に、この様なバックフォーカスbfを長
くする必要のあるレトロフォーカス型レンズにおいては
、レンズ系の全長lが長くなると長い方の共役面のレン
ズの口径が大きくなる。特に非球面レンズの口径が大き
くなると製作が非常に困難となって好ましくない。従っ
て l<bf  (3) を設定する。
【0023】図2で、第1レンズ群1は|f′/f|が
10より大きい正のメニスカスレンズR1・R2の後に
、この群中で最も強い屈折力を持った負のメニスカスレ
ンズR3・R4と長い共役側へ凸を向けた接合面R6を
持ち、このレンズ系中最も弱い屈折力の正負の接合レン
ズR5・R7を具え、第2レンズ群2は長い共役側のレ
ンズ面が他面より強い屈折力を持った正レンズR8・R
9とd7より大きな空間を隔てて配された両凹レンズR
10・R11それ1枚以上の正レンズR12・R13,
R14・R15を具える。
【0024】非球面レンズは負メニスカスレンズR3・
R4の直後に配することも可能であるが、直前に配した
方が遥かに効果は大きい。
【0025】又、非球面レンズが先端に配されるため外
部から接触されるおそれのある場合には傷が付くのを防
止するためガラス平行板あるいは若干の収差補正に役立
てる為、極くわずかの屈折力を与えたガラス板を配する
場合がある。
【0026】以下、数値実施例を示す。(但し、Ri,
diはそれぞれ長い共役側からi番目のレンズ面の曲率
半径、面間隔、Ni、νiはそれぞれi番目のレンズの
屈折率、アッベ数である。)
【0027】
【外6】
【0028】
【外7】
【0029】
【発明の効果】数値実施例1は非球面レンズはアクリル
樹脂(屈折率の温度係数dN/dt=1.2×10−4
、線膨張係数h1で、以下に常温20℃と50℃におけ
るレンズ系の3次収差係数を示すと次の通りである。
【0030】
【外8】
【0031】但し、Iは球面収差係数、IIは非点収差
係数、IIIはコマ収差係数、Vは歪曲係数である。
【0032】また50℃におけるピント位置の変動は零
である。
【0033】数値実施例2は次の通りである。
【0034】
【外9】
【0035】また50℃におけるピント位置の変動は 
 である。
【0036】この様に諸収差の劣化はほとんど認められ
ず、ピント移動も発生していない。
【0037】以上、本発明によってプラスチックの様に
屈折率、形状が温度によって大きく変化する材質からな
る成分レンズをレンズ系中に配置しても温度変化による
性能の劣化を抑制することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】レトロフォーカス型レンズの基本型を示す図で
ある。
【図2】実施例に係るレンズ断面形状を示す図である。
【符号の説明】
1  第1レンズ群 2  第2レンズ群 R  レンズ面 d  レンズ面間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長い方の共役側に配され、負の屈折力
    を有する第1レンズ群と短い方の共役側に配され、正の
    屈折力を有する第2レンズ群を具えたレンズ系に於いて
    、第1レンズ群にプラスチック材料から成り非球面を備
    える非球面レンズを設けるものとし、非球面レンズは、
    レンズ系の合成焦点距離をf、非球面レンズの焦点距離
    をf′、長い共役側から高さfで入射する、光軸と平行
    な物体近軸光線の非球面への入射高をh、短い共役面に
    高さfで入射し、レンズ系の中央で光軸と交わる瞳近軸
    光線の非球面への入射高をh′、レンズ系の全長をL、
    レンズ系から短い方の共役側までの距離をbfとすると
    き、|f′/f|>7 |h′/h|>0.3 L<bf なる条件を満足することを特徴とするレトロフォーカス
    型レンズ。
  2. 【請求項2】  請求項1の非球面レンズは、第1レン
    ズ群内の最も強い屈折力のレンズより長い共役側に配置
    されていることを特徴とする請求項1のレトロフォーカ
    ス型レンズ。
  3. 【請求項3】  請求項2の非球面レンズは長い共役側
    の最も端に配置されていることを特徴とする請求項2の
    レトロフォーカス型レンズ。
  4. 【請求項4】  請求項1の非球面はこの面による歪曲
    収差の発生量が非点収差の発生量より大になる様に定め
    られていることを特徴とする請求項1のレトロフォーカ
    ス型レンズ。
JP3132703A 1991-06-04 1991-06-04 レトロフォーカス型レンズ Pending JPH04355708A (ja)

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JP3132703A JPH04355708A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 レトロフォーカス型レンズ

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JP3132703A Pending JPH04355708A (ja) 1991-06-04 1991-06-04 レトロフォーカス型レンズ

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JP (1) JPH04355708A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07134244A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Nikon Corp 投影レンズ
JP2001159732A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Nikon Corp 超広角レンズ及び該レンズを備える撮影装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07134244A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Nikon Corp 投影レンズ
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