JPH04355471A - 多色画像形成装置 - Google Patents

多色画像形成装置

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JPH04355471A
JPH04355471A JP3155169A JP15516991A JPH04355471A JP H04355471 A JPH04355471 A JP H04355471A JP 3155169 A JP3155169 A JP 3155169A JP 15516991 A JP15516991 A JP 15516991A JP H04355471 A JPH04355471 A JP H04355471A
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JP3155169A
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Mitsugi Inomata
貢 猪股
Shigehiro Sakaki
榊 栄広
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真方式或は静電記
録方式などの複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し
、特に色の異なる複数の現像器を備え、マルチカラー画
像やフルカラー画像などを形成する多色画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子写真方式のカラーレーザビ
ームプリンタにおいては、一定速度で回転する像担持体
である感光体ドラムにレーザビームにより画像を露光し
て静電潜像を形成し、この静電潜像を所定の現像器によ
って現像して可視画像(トナー像)を形成する。一方、
給紙機構によって給送された転写材は同じく一定速度で
回転する転写材担持体としての転写ドラムに巻き付けら
れた後、転写位置において前記感光体ドラム上のトナー
像が転写される。通常、フルカラープリントの場合には
マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラ
ック(BK)の各色の画像に対し合計4サイクルの露光
−現像−転写プロセスが行なわれ、4色のトナー像の重
畳転写が終了すると、転写材は転写ドラムから分離され
て定着器に送られ、一括定着された後排出される。
【0003】従来、このような複数の現像器を備えた多
色画像形成装置において、各現像器内の現像剤の残量を
検知するには、各現像器毎に現像剤の残量を指示する残
量検知信号を取り出し、例えば現像スリーブと対向する
棒状のアンテナ導体を各現像器に設け、現像スリーブに
印加される電圧により現像剤を介してアンテナ導体に発
生する誘導電圧を各現像器から残量検知信号としてそれ
ぞれ取り出し、これを対応する処理回路によりそれぞれ
処理して各現像器内の現像剤の残量をそれぞれ検知して
いる。
【0004】また、少なくとも感光体ドラムと複数の現
像器とを一体化してカートリッジ化し、このカートリッ
ジを装置本体に着脱可能に構成した多色画像形成装置に
おいては、現像器の数に対応する数の接続手段がカート
リッジと装置本体間に必要となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は現
像器の数に対応する数の現像剤残量検知回路が必要とな
るため、多色画像形成装置の価格が高くなると共により
多くのスペースを必要とする欠点があり、その上、カー
トリッジ構成の場合には、装置本体とカートリッジに現
像器の数に対応する数の接点を設ける必要や、各残量検
知回路と対応する装置本体の接点間をそれぞれ接続する
入力及び出力接続線等が必要であるので、コストアップ
、カートリッジ着脱の操作性の低下、信頼性の低下等の
問題があった。
【0006】従って、本発明の目的は、複数の各現像器
の現像剤残量検知手段から取り出される残量検知信号を
共通の1つの現像剤残量検知回路によって処理できるよ
うにした多色画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色画像形成装置によって達成される。要約すれば、本
発明は、複数の現像手段を備え、無端状に走行する像担
持体に形成される潜像を可視画像に現像して多色画像を
形成する多色画像形成装置において、前記各現像手段に
設けられた現像剤残量検知手段と、これら現像剤残量検
知手段から取り出される残量検知信号を回路処理するた
めの前記各現像剤残量検知手段に共通の1つの現像剤残
量検知回路と、前記複数の現像手段を選択的に現像動作
状態に切換える現像切換え手段と、該現像切換え手段に
より現像動作状態にされた現像手段の現像剤残量検知手
段からのみ残量検知信号を取り出せるようにする残量検
知切換え手段とを具備することを特徴とする多色画像形
成装置である。
【0008】本発明の一実施態様においては、前記各現
像手段の現像剤の残量検知は、各現像手段が動作状態に
あるときに印加される現像バイアス電圧によって前記現
像剤残量検知手段に誘導される電圧を利用して行なわれ
る。
【0009】また、本発明の他の実施態様においては、
前記各現像手段の現像剤の残量検知は、各現像手段が非
動作状態にあるときに、残量検出用の専用の検出電圧を
印加することによって前記現像剤残量検知手段に誘導さ
れる電圧を利用して行なわれる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明による多色画像形
成装置の一実施例の全体構成を示す概略図であり、本発
明を電子写真方式のカラーレーザビームプリンタに適用
した場合を示す。このカラーレーザビームプリンタは像
担持体として円筒状の感光体ドラム3を含み、この感光
体ドラム3は図示矢印方向に回転走行する転写材担持体
としての転写ドラム5と同期して図示矢印方向に回転走
行する。感光体ドラム3の周囲には、この感光体ドラム
3を所定の極性に帯電させる帯電器30、感光体ドラム
3上に形成された静電潜像(以下、単に潜像と称す)を
可視画像に現像する、例えば、マゼンタ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)の現像剤をそれぞれ格納した現
像器4M、4C、4Y、感光体ドラム3上の残留トナー
を除去するクリーナ31がそれぞれ配設されている。こ
れらの現像器4M、4C、4Yはそれぞれ現像剤担持体
としての現像スリーブ9M、9C、9Yを有している。
【0011】なお、感光体ドラム3、帯電器30、マゼ
ンタ、シアン、イエローの現像剤をそれぞれ格納した現
像器4M、4C、4Y、及びクリーナ31は一体化され
てカートリッジ2内に収納され、図1に仮想線で示すよ
うに、プリンタ本体1に対して着脱可能に装填されてい
る。また、必要ならば、ブラック(BK)の現像剤を格
納した現像器をカートリッジ化し、プリンタ本体1に対
して着脱可能に装填してもよい。
【0012】プリンタ本体1内の上部には露光装置8が
配設されており、この露光装置8は、図示しないが、レ
ーザ光源、レーザ光源から発光されるレーザビームを走
査するポリゴンミラー、ポリゴンミラーを回転駆動する
スキャナモータ、走査光Lを感光体ドラム3上に結像す
るレンズ、折返しミラー等より構成され、原稿画像に対
応した潜像を感光体ドラム3上に形成する。
【0013】転写ドラム5は円筒状の支持体の外周面に
、例えば誘電体フィルムを円筒状に巻装した構成を有し
、給紙カセット6から給紙ローラ6aにより1枚ずつ給
送される転写材(例えば転写紙)を保持し、搬送する。 転写材は除電機構及び分離機構(図示せず)によって転
写ドラム5から分離され、定着器7に送られて定着され
た後、排紙トレイ上に排出される。
【0014】上記カートリッジ2を図2に示す。各現像
器4M、4C、4Yの現像スリーブ9M、9C、9Yは
、カートリッジ2をプリンタ本体に装着したときに、そ
れぞれ感光体ドラム3と微小間隔を置いて、或はほぼ接
触した状態で、対向する位置に配置される。各現像器内
の現像剤は図示しない現像剤搬送部材により現像スリー
ブ9M、9C、9Yまで搬送され、これら現像スリーブ
の表面に付着して感光体ドラム3と対向する現像位置に
搬送され、感光体ドラム3上に形成された潜像を現像す
る。各現像器内には現像スリーブ9M、9C、9Yに対
向して水平方向に棒状のアンテナ導体10M、10C、
10Yが張設されており、これらアンテナ導体より現像
剤の残量を指示する検知信号を取り出す。即ち、各アン
テナ導体10M、10C、10Yと対向する現像スリー
ブ9M、9C、9Y間の静電容量はそれら間に存在する
現像剤の量に応じて変化する。一方、各現像スリーブに
は交流電圧VACと直流電圧VDCを重畳した現像バイ
アスが印加されている。このため、各アンテナ導体には
静電容量に応じて変化する誘導電圧が発生し、この電圧
は各アンテナ導体10M、10C、10Yと現像スリー
ブ9M、9C、9Y間に存在する現像剤の量を表わすか
ら、現像剤の残量を指示する検知信号として使用するこ
とができる。
【0015】本実施例では、カートリッジ2の側面に絶
縁性接点基板11が固定され、この基板11上には、第
1の接点部材12及び第2、第3、第4の接点部材13
M、13C、13Yがそれぞれ互いに絶縁された状態で
取り付けられている。第1の接点部材12は各現像器の
アンテナ導体10M、10C、10Yと電気的に接触し
てこれらアンテナ導体を互いに電気的に接続する3つの
電路12M、12C、12Yと、プリンタ本体に設けら
れた対応する接点と接触する接点12aとを一体化した
構成を有する。第2の接点部材13Mはマゼンタ現像器
4Mの現像スリーブ9Mに電気的に接触すると共に、プ
リンタ本体に設けられた対応する接点と接触する接点1
3aを有する。第3の接点部材13Cはシアン現像器4
Cの現像スリーブ9Cに電気的に接触すると共に、プリ
ンタ本体に設けられた対応する接点と接触する接点13
bを有する。第4の接点部材13Yはイエロー現像器4
Yの現像スリーブ9Yに電気的に接触すると共に、プリ
ンタ本体に設けられた対応する接点と接触する接点13
cを有する。
【0016】上記構成のカートリッジ2をプリンタ本体
1に装着すると、図3に示すように、第1の接点部材1
2の接点12aはプリンタ本体内にある現像剤残量検知
回路14に接続され、第2の接点部材13Mの接点13
a、第3の接点部材13Cの接点13b、及び第4の接
点部材13Yの接点13cはそれぞれプリンタ本体に設
けられた接点切換え部材SWを介して高圧電源HV(本
実施例では現像バイアスとして交流電圧に直流電圧を重
畳したものを用いているので、その現像バイアス出力端
子)に接続される。なお、現像剤残量検知回路14の具
体的回路例を図4に示す。
【0017】このように、本実施例では、複数の各現像
器に対して印加する現像バイアスを1つの高圧電源HV
から切換え部材SWによって切換えて現像動作時の現像
器のみに印加するようにしたので、図5の等価回路から
明瞭なように、現像バイアスが印加されている現像器の
アンテナ導体にのみ静電容量の変化に応じた残量検知信
号が発生する。つまり、現像動作を行なっていない現像
器には現像バイアスが印加されないので、それらのアン
テナ導体には残量検知信号が発生されない。従って、各
現像器のアンテナ導体に対して1つの現像剤残量検知回
路14を共通に接続することができ、各現像器毎に現像
剤残量検知回路を設ける必要がなくなる。これにともな
い、接点の数や接点と残量検知回路を接続する接続線の
数等も少なくなるので、コストダウン、カートリッジの
操作性の向上、信頼性の向上等の利点がある。
【0018】なお、各現像器に同一形状、寸法のアンテ
ナ導体を設け、第1の接点部材12の各アンテナ導体か
ら接点12aに至る電路12M、12C、12Yの長さ
を等しくすると、各回路のインピーダンスの差が殆どな
くなり、残量検出精度が向上するので、好ましい。また
、上記実施例では各現像器の現像スリーブを残量検出用
の電圧印加部材として利用したが、別個の専用の電圧印
加部材を各現像器に設け、これに現像バイアスを印加し
てアンテナ導体から残量検知信号を取り出すようにして
もよい。勿論、残量検出用の信号は現像バイアスに限ら
れるものではなく、例えばアース電位や正弦波電圧等を
用いてもよい。
【0019】さらに、上記実施例では、複数の各現像器
に対して印加する現像バイアスを切換え部材SWによっ
て切換えて現像動作時の現像器のみに印加するように構
成したが、図6に示すように、第2の接点部材13Mの
接点13a、第3の接点部材13Cの接点13b、及び
第4の接点部材13Yの接点13cをそれぞれ別個の高
圧電源HV1 、HV2 、HV3 に接続し、現像時
又は残量検出時にのみ対応する高圧電源を作動させて残
量検出用電圧を印加してもよい。或は、各接点をそれぞ
れオン/オフスイッチを介して1つの高圧電源に共通に
接続し、現像時又は残量検出時に対応するスイッチをオ
ンにして残量検出用電圧を印加してもよい。
【0020】図7は本発明による多色画像形成装置の第
2の実施例のカートリッジの構成を示す概略図である。 本実施例では、カートリッジ2内の各現像器4M、4C
、4Yが図示しない駆動機構により、図示矢印で示すよ
うに感光体ドラム3に対して接離する水平方向に移動可
能に構成されており、各現像器が感光体ドラム3に近接
又は接触した位置に移動したときに現像動作及び残量検
出動作が行なえるようになっている。例えば、マゼンタ
現像器4Mのように、各現像器が感光体ドラム3に近接
又は接触すると、現像動作が可能となり、同時にそのア
ンテナ導体(10M)が接点部材12の電路12Mに接
触し、残量検出動作が可能になる。これに対し、シアン
現像器4C及びイエロー現像器4Yのように、各現像器
が感光体ドラム3から離れると、現像動作は不可能にな
り、同時にそのアンテナ導体(10C、10Y)が接点
部材12の電路(12C、12Y)と非接触となるので
、残量検出動作もできなくなる。なお、本実施例では各
現像器の現像スリーブと対応する接点部材(13M、1
3C、13Y)は現像器の接離に関係なく常時接触した
状態にあるが、アンテナ導体の場合と同様に、各現像器
が近接したときにのみその現像スリーブに現像バイアス
印加用の接点部材が接触し、現像動作が可能になるよう
に構成してもよい。
【0021】このように、各現像器をカートリッジ内で
感光体ドラム3に対して接離可能に構成することによっ
ても、残量検知信号は動作状態にある現像器からのみ出
力されるので、1つの現像剤残量検知回路を共通に使用
することができ、上記実施例と同様の作用効果が得られ
る。
【0022】図8〜図11は本発明による多色画像形成
装置の第3の実施例のカートリッジの構成及び駆動機構
を示すそれぞれ概略図である。本実施例では、図8に示
すように、絶縁性接点基板11に取り付けた第1の接点
部材12の接点12aから各アンテナ導体10M、10
C、10Yに至る電路12M、12C、12Yのそれぞ
れ一部分を切除して不連続電路とし、カム本体15に取
り付けた接点16がこれら電路の切除部分を短絡したと
きに、その現像器のアンテナ導体から残量検知信号が取
り出せるように構成されている。カム本体15は、図9
〜図11に示すように、カートリッジ2の側面36外部
に取り付けられた回転軸32の回りに回転駆動機構33
によって回転駆動され、1つの切欠部を有するカム15
aが一体化されている。この回転軸32は感光体ドラム
3の回転軸と同軸状態にある。また、カートリッジ2内
の各現像器4M、4C、4Yの現像スリーブ9M、9C
、9Yの回転軸には、カートリッジ側面36の外部にお
いて、スリーブ駆動用のギア34M、34C、34Yが
それぞれ取り付けられており、これらギア34M、34
C、34Yは、同じくカートリッジ側面外部に取り付け
られた第1、第2、第3の中間ギア18M、18C、1
8Yを介して、カム本体15に同心状態で取り付けられ
た駆動用ギア19と選択的に噛み合って各現像スリーブ
を回転させるように構成されている。上記中間ギア18
M、18C、18Yは円錐台形状のガイド部18aをカ
ム本体側に有し、図10及び図11から理解できるよう
に、コイルスプリング35によって外方へ(カム本体1
5の方へ)突出するようにバイアスされているが、通常
はそのガイド部18aがカム15aに当接しているため
に図10に示すようにカートリッジ側面36側に引っ込
んでいる。この状態ではカム本体15に取り付けられた
駆動用ギア19と中間ギア18M、18C、18Yは噛
み合わないので、各現像スリーブは回転しない。カム1
5aの回転によりその切欠部が1つの中間ギア、例えば
中間ギア18M、の上に移動すると、図11に示すよう
に、この中間ギア18Mがスプリング35の押圧力によ
って外方へ突出して駆動用ギア19及びスリーブ駆動用
ギア34Mと噛み合い、スリーブ駆動用ギア34Mが回
転するので現像スリーブ9Mが回転し、現像動作が可能
になる。このとき、カム本体15に取り付けた接点16
は接点部材12の電路12Mの切除部分を短絡する位置
にあり、従って、現像剤の残量の検知が同時に行なえる
【0023】このように、本実施例では、カム15aに
よって現像動作させる現像器を選択し、同時に選択した
現像器内の現像剤の残量を検知できるように構成したも
のである。
【0024】図12及び図13は本発明による多色画像
形成装置の第4及び第5の実施例のカートリッジの構成
を示すそれぞれ概略図である。これら実施例はいずれも
、現像器が現像動作状態になり、現像剤が撹拌されたと
きの現像剤とアンテナ導体との接触状態に応じて残量を
検知するものである。
【0025】まず、図12に示す第4の実施例では、例
えばマゼンタ現像器4Mが現像動作状態になり、現像剤
撹拌部材20が撹拌動作を開始すると、現像剤22が撹
拌部材20によってアンテナ導体10Mの方へ持ち上げ
られる。従って、現像剤の残量が多く、撹拌部材20に
よって持ち上げられた現像剤がアンテナ導体10Mに常
時接触するときには、このアンテナ導体10Mからの残
量検知信号により残量が多いと判断でき、また、現像剤
のアンテナ導体10Mに接触する回数が減少してきたと
きには、残量検知信号により現像剤の残量が少なくなっ
てきたと判断できる。そして、撹拌動作によって現像剤
がアンテナ導体10Mに殆ど接触しなくなったときには
、残量検知信号により現像剤の残量がかなり少なく、現
像剤を補給すべきであると判断することができる。
【0026】また、図13に示す第5の実施例では、ア
ンテナ導体21M、21C、21Yをそれぞれ板状体と
し、かつ第1の接点部材12の各電路12M、12C、
12Yと接触する長手方向の一端縁を中心にして回転で
きるように構成したもので、各現像器が動作状態になっ
たときにそのアンテナ導体21M、21C、又は21Y
を回転駆動し、このアンテナ導体が現像剤22と接触し
ている時間の長さによって現像剤の残量を判断するもの
である。即ち、現像剤22が多いときには、アンテナ導
体21M、21C、又は21Yが1回転する間、現像剤
と接触している時間は現像剤が減少してきたときよりも
長い。従って、アンテナ導体が回転駆動されているとき
に、アンテナ導体からの残量検知信号により、アンテナ
導体が現像剤と接触している時間と接触していない時間
との比率を求めれば、現像剤の残量を検知することがで
きる。
【0027】なお、上記第1の実施例と同様に、上記第
2〜第5の実施例においても、各現像器に同一形状、寸
法のアンテナ導体を設け、第1の接点部材12の各アン
テナ導体から接点12aに至る電路12M、12C、1
2Yの長さを等しくすると、各回路のインピーダンスの
差が殆どなくなり、残量検出精度が向上するので、好ま
しい。また、各現像器の現像スリーブを残量検出用の電
圧印加部材として利用したが、別個の専用の電圧印加部
材を各現像器に設け、これに現像バイアスを印加してア
ンテナ導体から残量検知信号を取り出すようにしてもよ
い。勿論、残量検出用の信号は現像バイアスに限られる
ものではなく、例えばアース電位や正弦波電圧等を用い
てもよい。
【0028】さらに、上記各実施例では、各現像器の現
像動作時に現像剤の残量を検知したが、各現像器が動作
状態にない非現像時に残量検知モードを設定して各現像
器の現像剤の残量を検知するようにしてもよい。非現像
時には現像スリーブや撹拌部材は駆動されておらず、ま
た、給紙モータ等も停止しているから、残量検知時のノ
イズ源をかなり少なくすることができる。従って、検出
精度が向上する利点がある。また、多色画像形成装置で
は各現像器毎に異なった現像バイアスを使用することが
あり、このような場合には検出精度が低下する。これに
対し、非現像時に残量検知を行なえば、現像バイアスで
はなくて各現像器に共通の一定の残量検出用の電圧を各
現像器に印加できるから(現像バイアスは環境や耐久等
の条件により、画質、色等の補正で変化する場合がある
)、より一層検出精度が向上するという利点がある。
【0029】なお、上記各実施例は本発明の単なる例示
に過ぎず、必要に応じて種々の変形及び変更が可能であ
ることは言うまでもない。例えば、電子写真方式以外の
複写機、プリンタ等の多色画像形成装置にも本発明は適
用できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多色画像
形成装置によれば、複数の現像器を切換え選択して現像
動作状態にし、この現像動作状態にある現像器の現像剤
の残量のみを検知できるように構成したので、各現像器
の現像剤残量検出部材を共通に接続して1つの現像剤残
量検知回路によって各現像器内の現像剤の残量を選択的
に検出することができる。従って、現像剤残量検知回路
が1つで済むので、コストダウンが可能になると共に、
スペースが少なくて済むという効果がある。その上、少
なくとも各現像器を一体化してカートリッジ化した際に
、接点の数や接点と現像剤残量検知回路とを接続する接
続線の数等も少なくなるので、コストダウンが可能にな
る、カートリッジ着脱の操作性の向上する、接点の減少
により信頼性が向上する等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多色画像形成装置の一実施例の全
体構成を示す概略図である。
【図2】図1の多色画像形成装置に使用されたカートリ
ッジの構成を示す概略図である。
【図3】図2のカートリッジを図1のプリンタ本体に装
着した際の電気的接続関係を示す回路図である。
【図4】現像剤残量検知回路の一具体例を示す回路図で
ある。
【図5】図2のカートリッジを図1のプリンタ本体に装
着した際の電気的等価回路図である。
【図6】図2のカートリッジを図1のプリンタ本体に装
着した際の電気的接続関係の他の例を示す回路図である
【図7】本発明による多色画像形成装置の第2の実施例
のカートリッジの構成を示す概略図である。
【図8】本発明による多色画像形成装置の第3の実施例
のカートリッジの構成を示す概略図である。
【図9】図8のカートリッジの各現像器を切換えて現像
動作状態にすると共に現像剤残量の検知を可能にする切
換え機構の一例を示す概略図である。
【図10】図9の切換え機構の動作を説明するための概
略図である。
【図11】図9の切換え機構の動作を説明するための概
略図である。
【図12】本発明による多色画像形成装置の第4の実施
例のカートリッジの構成を示す概略図である。
【図13】本発明による多色画像形成装置の第5の実施
例のカートリッジの構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1                プリンタ本体2 
               カートリッジ3   
             感光体ドラム4M、4C、
4Y  現像器 5                転写ドラム9M、
9C、9Y  現像スリーブ 10M、10C、10Y  アンテナ導体11    
          絶縁性接点基板12      
        第1の接点部材12a       
     接点 13M            第2の接点部材13C
            第3の接点部材13Y   
         第4の接点部材13a、13b、1
3c  接点 14              現像剤残量検知回路
15              カム本体15a  
          カム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の現像手段を備え、無端状に走行
    する像担持体に形成される潜像を可視画像に現像して多
    色画像を形成する多色画像形成装置において、前記各現
    像手段に設けられた現像剤残量検知手段と、これら現像
    剤残量検知手段から取り出される残量検知信号を回路処
    理するための前記各現像剤残量検知手段に共通の1つの
    現像剤残量検知回路と、前記複数の現像手段を選択的に
    現像動作状態に切換える現像切換え手段と、該現像切換
    え手段により現像動作状態にされた現像手段の現像剤残
    量検知手段からのみ残量検知信号を取り出せるようにす
    る残量検知切換え手段とを具備することを特徴とする多
    色画像形成装置。
  2. 【請求項2】  少なくとも前記像担持体及び複数の現
    像手段が1つのカートリッジに構成され、該カートリッ
    ジが装置本体に着脱可能に構成されていることを特徴と
    する請求項1の多色画像形成装置。
  3. 【請求項3】  前記各現像手段の現像剤の残量検知は
    、各現像手段が動作状態にあるときに印加される現像バ
    イアス電圧によって前記現像剤残量検知手段に誘導され
    る電圧を利用して行なわれることを特徴とする請求項1
    の多色画像形成装置。
  4. 【請求項4】  前記各現像手段の現像剤の残量検知は
    、各現像手段が非動作状態にあるときに、残量検出用の
    専用の検出電圧を印加することによって前記現像剤残量
    検知手段に誘導される電圧を利用して行なわれることを
    特徴とする請求項1の多色画像形成装置。
JP3155169A 1991-05-31 1991-05-31 多色画像形成装置 Pending JPH04355471A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146007A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Canon Inc 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像剤量検出装置
JP2007241044A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Ricoh Printing Systems Ltd 多色画像形成装置

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