JP2942038B2 - 多色記録装置 - Google Patents

多色記録装置

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JP2942038B2
JP2942038B2 JP3311794A JP31179491A JP2942038B2 JP 2942038 B2 JP2942038 B2 JP 2942038B2 JP 3311794 A JP3311794 A JP 3311794A JP 31179491 A JP31179491 A JP 31179491A JP 2942038 B2 JP2942038 B2 JP 2942038B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフルカラー、マルチカラ
ー等の多色画像を形成できるレーザビームプリンタ、L
EDプリンタ等の多色記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、異なる色の現像剤(トナー)をそ
れぞれ収納する複数の現像器を備え、電子写真法を用い
て、帯電、露光、現像、転写の工程を逐次行ない、1回
又は複数回の記録サイクルで多色画像を形成する多色記
録装置が提供されている。このような従来の多色記録装
置のうちで、転写ドラムを備え、複数回の記録サイクル
により多色画像を形成する多色記録装置、例えばカラー
レーザビームプリンタの概略構成例を図10に示す。
【0003】図10において、感光体ドラム1は矢印方
向に定常回転し、その回転方向に沿って、感光体ドラム
1に一様帯電を行なう帯電器7、露光後の潜像の現像を
行なうそれぞれ異なる色の現像剤(トナー)が入ってい
る第1〜第4の4つの現像器3〜6、現像後のトナー像
を記録材(紙)へ転写する転写ドラム2、感光体ドラム
1上の残留トナーを除去するクリーナ8がそれぞれ配設
されている。
【0004】一方、記録材担持体としての上記転写ドラ
ム2はその中心において図示矢印方向に回転自在に軸支
されており、感光体ドラム1の表面と接触した状態、或
は僅かに離れた状態で、感光体ドラム1と対峙してい
る。この転写ドラム2は、例えば中空のドラム筺体の外
周面を転写領域のみ切り欠き、その切欠部にポリエチレ
ンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデン、フッ化エチ
レンプロピレン共重合体等に代表される誘電体シートを
記録材担持部材として架張した構造を有し、給紙カセッ
ト25よりレジストローラ対26、給紙ガイド27を介
して供給された記録材13をグリッパ22及び吸着ロー
ラ23により挟持、静電吸着保持し、搬送する。転写ド
ラム2の内部及び外部には、その回転方向に沿って、記
録材13を転写ドラム1に静電吸着させる手段としての
吸着ローラ23、記録材13を転写ドラム2に装着する
ためのグリッパ22、転写ドラム2に転写バイアスを付
与するためのバイアス印加装置14、トナー像が転写さ
れた記録材13を転写ドラム2から分離するための分離
除電器9及び10、分離を補助し、分離後の記録材13
を定着器15に搬送する記録材搬送路に導くための分離
爪11、記録材分離後の転写ドラム表面に付着したトナ
ーを除去するための転写ドラムクリーナ12、並びに転
写ドラム2(誘電体シート)に印加された転写バイアス
を除去し、初期化するための除電器20がそれぞれ配設
されている。
【0005】図示しないホストコンピュータからの画像
信号に基づいてプリンタコントローラ(図示せず)によ
り生成されたビデオ信号により半導体レーザ17が駆動
され、レーザビーム19を発光する。半導体レーザ17
から発光され、画像信号により変調されたレーザビーム
は回転ミラー18により結像レンズ16、反射レンズ2
1を通じて感光体ドラム1上をラスタ走査し、静電潜像
を形成する。レーザビーム19は帯電器7と現像器3〜
6の間の露光位置に入射する。
【0006】上記現像器3〜6は、例えばイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(BK)の4色のカラー現像剤を各別に収納しており、
上記レーザビーム19により感光体ドラム1上に形成さ
れた静電潜像に対応して、選択された現像器より静電的
に現像剤、即ち、トナーを飛翔させて静電潜像の現像を
行ない、選択された色のトナー像を形成する。また、各
現像器3〜6はこれら現像器3〜6を各別に駆動する駆
動制御回路41〜44を備えており、これら駆動制御回
路41〜44は図示しない制御手段により複数の記録サ
イクルに応じて順次オン/オフされ、感光体ドラム1上
に形成された潜像を所定の色トナーで可視画像に現像す
る。
【0007】上記構成の多色記録装置は、電源投入時
に、前記転写ドラム2を一定時間動作させ、その後転写
ドラム2を停止させ、図示しないホストコンピュータ又
はプリンタコントローラからのプリント開始信号を待
つ。このプリント開始信号を受信した後、画像形成工程
における感光体ドラム1及び転写ドラム2の前回転工程
が開始され、画像先端検知センサ31により画像印字タ
イミングを取り、ホストコンピュータ又はプリンタコン
トローラからの画像信号に基づいて、対応する現像器の
駆動制御回路41〜44が動作して駆動源を駆動し、こ
れによって対応する現像器3〜6の現像スリーブが駆動
され、同時に所定のバイアス電圧が印加され、帯電、露
光の工程により感光体ドラム1上に形成された潜像を現
像し、可視画像にする。この可視画像は転写領域におい
て転写ドラム2に担持された記録材に転写される。上記
帯電、露光、現像、転写の工程を所定回数繰り返して転
写ドラム2に担持された記録材に所定の多重転写画像を
形成した後、記録材を転写ドラム2から分離して定着器
15内を通過させ、永久像にする。かくして、所定の多
色画像が形成される。所定の多色画像形成後、画像形成
工程における感光体ドラム1及び転写ドラム2の後回転
工程を開始し、この後回転工程終了後、前記転写ドラム
2は停止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、複数の現像器がそれぞれ駆動制御回路を備え
ており、これら駆動制御回路によりそれぞれの駆動源が
駆動され、各現像器が動作するように構成されているた
め、現像器の数だけ駆動源が必要となり、かなりのコス
トアップになるという欠点があった。
【0009】従って、本発明の1つの目的は、駆動源を
1つにし、この駆動源の駆動力を現像器駆動機構により
各現像器に切り換え伝達することにより、大幅なコスト
ダウンを可能にした多色記録装置を提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、複数の現像器を切り
換え駆動する現像器駆動機構を、装置電源の投入時及び
画像形成工程における後回転工程終了時に、所定位置に
停止させることにより、各色の画像形成工程において各
現像器が動作するタイミングを等しくした多色記録装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
多色記録装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体と、該像担持体の周囲に配置された少なく
とも複数の現像手段及び記録材担持体とを有し、前記像
担持体上に形成された各色の可視画像を前記記録材担持
体に担持された記録材に複数回転写して多色画像を形成
することができる多色記録装置において、前記複数の現
像手段を切り換えて駆動する駆動手段と;当該多色記録
装置の電源投入時及び画像形成工程の後回転工程終了時
に、前記駆動手段の特定位置を所定位置にて停止させる
手段と;を具備し、前記駆動手段の特定位置を停止させ
る前記所定位置は、この所定位置から1つの現像手段の
位置まで前記駆動手段の特定位置が駆動される最長の時
間より、記録材の先端から画像書き込みの開始までに要
する時間の方が長くなる位置であることを特徴とする多
色記録装置である。
【0012】本発明の他の態様によると、像担持体と、
該像担持体の周囲に配置された少なくとも複数の現像手
段及び記録材担持体とを有し、前記像担持体上に形成さ
れた各色の可視画像を前記記録材担持体に担持された記
録材に複数回転写して多色画像を形成することができる
多色記録装置において、前記複数の現像手段を切り換え
て駆動する駆動手段と;当該多色記録装置の電源投入時
及び画像形成工程の後回転工程終了時に、前記駆動手段
の特定位置を所定位置にて停止させる手段と;を具備
し、前記駆動手段の特定位置を停止させる所定位置は、
この所定位置から1つの現像手段の位置まで前記駆動手
段の特定位置が駆動される最長の時間より、画像書き込
みの終了から記録材の後端までに要する時間の方が長く
なる位置であることを特徴とする多色記録装置が提供さ
れる。又、本発明の他の態様によると、像担持体と、該
像担持体の周囲に配置された少なくとも複数の現像手段
及び記録材担持体とを有し、前記像担持体上に形成され
た各色の可視画像を前記記録材担持体に担持された記録
材に複数回転写して多色画像を形成することができる多
色記録装置において、前記複数の現像手段を切り換えて
駆動する駆動手段と;当該多色記録装置の電源投入時及
び画像形成工程の後回転工程終了時に、前記駆動手段の
特定位置を所定位置にて停止させる手段と;何色の画像
を形成するかのコマンドを受信して前記駆動手段の特定
位置を、プリント開始信号受信前に、前記所定位置から
対応する現像手段の位置に移動させる手段と;を具備す
ることを特徴とする多色記録装置が提供される。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。なお、以下の実施例は本発明を
電子写真方式のカラーレーザビームプリンタに適用した
場合を示すが、本発明は電子写真方式の他のプリンタ、
複写機等の多色記録装置、或は電子写真方式以外のプリ
ンタ、複写機等の多色記録装置にも勿論適用できるもの
である。
【0014】図1は本発明を電子写真方式のカラーレー
ザビームプリンタに適用した第1の実施例を示す概略構
成図である。なお、前述した図10に示す従来のカラー
レーザビームプリンタと対応する部品、部材等には同一
符号を付して必要のない限りその説明を省略する。
【0015】本実施例では第1〜第4の4つの現像器3
〜6に対して共通の1つの駆動制御回路50を設け、こ
の駆動制御回路50からの制御信号によって1つの駆動
源(図示せず)を駆動し、その駆動力を後述する現像器
駆動機構を通じて各現像器3〜6に順次切り換えて伝達
する。また、第1〜第5の5つの位置検知センサ31〜
35を図示するように配設し、これらセンサ31〜35
によって上記現像器駆動機構の特定位置、本実施例では
駆動機構のカムの切欠部、を検出し、駆動制御回路50
に指示して現像器駆動機構のカムの切欠部をこれらセン
サ31〜35の位置で停止させるように構成されてい
る。
【0016】上記位置検知センサ31〜35は、第1の
位置検知センサ31が第1の現像器3の現像スリーブと
ほぼ対向する位置に配置され、第2の位置センサ32が
第2の現像器4の現像スリーブとほぼ対向する位置に配
置され、第3の位置検知センサ33が第3の現像器5の
現像スリーブとほぼ対向する位置に配置され、第4の位
置検知センサ34が第4の現像器6の現像スリーブとほ
ぼ対向する位置に配置され、そして、第5の位置検知セ
ンサ35は、このセンサ35の位置に停止された現像器
駆動機構のカムの切欠部が駆動により反時計方向に最長
時間の停止位置である第1の位置検知センサ31の位置
(第1の現像器3に対応する位置)まで移動するのに要
する時間をt2 とし、記録材の先端位置から画像が書き
出されるまでに要する時間(換言すれば、記録材の上部
余白部分が移動するのに要する時間)をt1 としたとき
に、t1 >t2 となる位置に配置する。
【0017】本実施例では現像器駆動機構のカムの切欠
部を、装置電源の投入時及び画像形成工程における後回
転工程終了時に、上記第5の位置検知センサ35の位置
に停止させておき、画像形成工程の処理工程においてプ
リント開始信号を受信した後この第5の位置検知センサ
35の位置から現像器駆動機構のカムを回転駆動させて
そのカムの切欠部を所要の現像器に対応する位置検知セ
ンサの位置で停止させるようにしたものである。
【0018】図2に上記第1の実施例における処理手順
を説明するためのフローチャートを示す。まず、ステッ
プS11において、装置電源がオン(最初の電源オン、
及び最初の電源オン後、ジャム処理等のためいったん電
源をオフし、処理終了後再び電源をオンする場合を含
む)されたか否かを判断し、電源オンの場合には(YE
S)ステップS12に進み、画像形成工程の前回転処理
として転写ドラム2の回転、クリーニング及び除電、感
光体ドラム1の回転及びクリーニング、各現像器3〜6
のスリーブのクリーニング等を行なう。ステップS12
の前回転処理終了後、ステップS13に移行し、現像器
駆動機構を駆動してそのカムの切欠部をセンサ35で検
知した所定位置にて停止させる。そして、プリント開始
信号の受信を待つ(ステップS14)。
【0019】プリント開始信号を受信すると(YE
S)、ステップS15において現像器駆動機構を駆動し
て作動される現像器の位置に対応する位置検知センサの
位置にて駆動機構のカムの切欠部を停止させ、次いで、
ステップS16において駆動源により対応する現像器を
駆動して画像データによる画像の書き込み処理を行な
う。このプリント開始信号受信から画像の書き込み処理
までのステップS14〜S16はプリント開始信号が終
了するまで繰り返される(ステップS17)。
【0020】プリント開始信号が終了し、ステップS1
7にて画像形成工程の処理工程が終了したと判断される
と、ステップS18に移行して画像形成工程の後回転処
理を行ない、その後、前記現像器駆動機構を駆動してそ
のカムの切欠部を位置検知センサ35にて検知した所定
位置にて停止させる(ステップS19)。かくして、画
像形成工程処理を終了する。
【0021】図3に第1の実施例における上記処理動作
のタイミングチャートを示す。図中、t1 はプリント開
始信号の受信後、画像データにより感光体ドラム上に画
像を書き出すまでの時間(換言すれば、記録材の上部余
白部分が移動するのに要する時間)を示し、t2 はプリ
ント開始信号の受信後、位置検知センサ35の位置から
対応する現像器まで現像器駆動機構のカムの切欠部が反
時計方向に移動するのに要する時間であり、本実施例で
は、t1 >t2 となる。
【0022】上記現像器駆動機構の一例を図4〜図6に
示す。カム60は筺体側壁(例えば、感光体ドラム1、
帯電器7、現像器3〜6、クリーナ8等がカートリッジ
化されている場合にはカートリッジの側壁)に固定され
た回転軸61の回りに回転可能に取り付けられており、
1つの切欠部を有する。このカム60には駆動ギヤ63
が一体化されており、カム60は駆動源のカム駆動ギヤ
64から中間ギヤ65、66を介して駆動ギヤ63が回
転駆動されることによって回転する。なお、上記回転軸
61は感光体ドラム1の回転軸と同軸状態にある。
【0023】一方、各現像器3〜6の現像スリーブ51
Y〜51BKの回転軸にはギヤ52Y〜52BKがそれ
ぞれ固定されており、これらスリーブ駆動用のギヤ52
Y〜52BKは、対応するシフトギヤ53Y〜53BK
を介して、カム60と同心状態で回転自在に取り付けら
れた駆動用ギヤ54と選択的に噛み合うことによって、
各現像スリーブ51Y〜51BKを回転させるように構
成されている。なお、駆動用ギヤ54は駆動源の現像ス
リーブ駆動ギヤ56から中間ギヤ57、58を介して回
転駆動される。本実施例ではこの現像スリーブ駆動ギヤ
56とカム駆動ギヤ64は1つの駆動源に切り換え接続
されるように構成されている。
【0024】上記シフトギヤ53Y、53M、53C、
53BKは、図5及び図6から理解できるように、円錐
台形状のガイド部53aをカム側に有し、コイルスプリ
ング55によって常時図示矢印で示す外方へ(カム60
の方へ)突出するようにバイアスされているが、通常は
そのガイド部53aがカム60の下側に当接しているた
めに図6に示すように現像スリーブ側に引っ込んでい
る。この状態では回転軸61に取り付けられた駆動用ギ
ヤ54はいずれのシフトギヤ53Y、53M、53C、
53BKとも噛み合わないので、各現像スリーブは回転
しない。カム60の回転によりその切欠部が1つのシフ
トギヤ、例えば第1の現像器3に対応するシフトギヤ5
3Y、の上に移動すると、図5に示すように、このシフ
トギヤ53Yがスプリング55の押圧力によって外方へ
突出して駆動用ギヤ54及びスリーブ駆動用ギヤ52Y
と噛み合い、スリーブ駆動用ギヤ52Yが回転するので
現像スリーブ51Yが回転し、現像動作が可能になる。
なお、カム60の切欠部は隣接現像器ピッチ角分のシフ
トギヤ係合用の切り欠き領域であり、この切り欠き領域
のセンターが1つの現像器の中心(各現像器に対応する
シフトギヤの中心)に位置したときに、その現像器に対
応するシフトギヤのみが図5に示すように突出(オン)
し、その現像器のみを駆動する。また、上記位置検知セ
ンサ31〜35はカム60の切欠部のセンター位置を検
知して駆動制御回路50に指示し、この検知位置にカム
60の切欠部のセンターを停止させる。
【0025】上記各位置検知センサ31〜35の位置に
カム60の切り欠き領域のセンターが停止したときのカ
ム60とシフトギヤ53Y〜53BKの位置関係を図7
に示す。図7において(A)は第1のセンサ31の位置
にカム60の切り欠き領域のセンターが停止した場合で
あり、イエローの第1の現像器3に対応するシフトギヤ
53Yがオンし、第1の現像器3のみが駆動される状態
を示す。同図(B)は第2のセンサ32の位置にカム6
0の切り欠き領域のセンターが停止した場合であり、マ
ゼンタの第2の現像器4に対応するシフトギヤ53Mが
オンし、第2の現像器4のみが駆動される状態を示す。
同図(C)は第3のセンサ33の位置にカム60の切り
欠き領域のセンターが停止した場合であり、シアンの第
3の現像器5に対応するシフトギヤ53Cがオンし、第
3の現像器5のみが駆動される状態を示す。そして、同
図(D)は第4のセンサ34の位置にカム60の切り欠
き領域のセンターが停止した場合であり、ブラックの第
4の現像器6に対応するシフトギヤ53BKがオンし、
第4の現像器6のみが駆動される状態を示す。なお、図
7の(E)は装置電源の投入時及び画像形成工程におけ
る後回転工程後に現像器駆動機構が駆動され、位置検知
センサ35によりカム60の切欠部のセンターが検知さ
れ、その位置に停止したときの(即ち、所定位置に停止
したときの)カム60とシフトギヤ53Y〜53BKの
位置関係を示す。この所定位置は前述したようにt1
2 となる位置である。
【0026】このように、本実施例においては、1つの
駆動源及び駆動機構により複数の現像器を切り換え駆動
するようにしたので、大幅なコストダウンができる。ま
た、装置電源の投入後及び画像形成工程における後回転
工程後に、現像器駆動機構のカムのシフトギヤ係合用の
切欠部をt1 >t2 となるt2 の位置に停止させるよう
にしたので、複数の画像データに対し、同じタイミング
にて各現像器を駆動することができ、従って、タイミン
グの相違による色重ねずれ等の画像劣化のない高画質の
良好な多色画像を1つの駆動機構により形成することが
できる。
【0027】本発明の第2の実施例を図8に示す。本実
施例も電子写真方式のカラーレーザビームプリンタに適
用したものであるので、前述した図1の第1の実施例の
カラーレーザビームプリンタと対応する部品、部材等に
は同一符号を付して必要のない限りその説明を省略す
る。
【0028】上述した第1の実施例では、現像器駆動機
構のカムの切欠部を、装置電源の投入時及び画像形成工
程における後回転工程終了時に、第5の位置検知センサ
35の位置に停止させておき、プリント開始信号の受信
後、画像書き出しまでの時間(t1 )以内に現像器駆動
機構のカムを駆動して所要の現像器を駆動できる所定位
置にカムの切欠部を停止させたが、この場合にはプリン
ト開始信号の受信後、画像書き出しまでに少なくともt
1 の時間を必要とする。
【0029】本実施例においては、現像器駆動機構のカ
ムの切欠部を、装置電源の投入時及び画像形成工程にお
ける後回転工程終了時に、所定位置である第5の位置検
知センサ35の位置に停止させておくことは勿論である
が、まず、何色で画像を形成するかのコマンドを受信
し、受信したコマンドによりプリント開始信号の受信前
に、現像器駆動機構を駆動してそのカムの切欠部を所定
位置から対応する現像器の位置に移動させておき、プリ
ント開始信号の受信を待つ。プリント開始信号の受信
後、画像形成工程の処理工程において画像データに従っ
て画像の書き込みを開始し、画像の書き込みが終了した
ら、現像器駆動機構を駆動して次の対応する現像器の位
置にカムの切欠部を移動させる。このプリント開始信号
の受信から現像器駆動機構の駆動までの工程はプリント
開始信号が終了するまで繰り返される。プリント開始信
号が終了し、画像形成工程の処理工程が終了すると、画
像形成工程の後回転処理を行ない、その後、現像器駆動
機構を駆動してそのカムの切欠部を位置検知センサ35
にて検知した所定位置にて停止させる。かくして、画像
形成工程処理が終了し、多色画像が形成される。
【0030】上記画像書き込みの終了後に現像器駆動機
構を駆動してそのカムの切欠部を対応する現像器の位置
に移動させるのに要する時間t4 は上記プリント開始信
号の受信前に現像器駆動機構を駆動してそのカムの切欠
部を所定位置から対応する現像器の位置に移動させるの
に要する時間と同じで良く、かつ画像書き込みの終了時
から次のプリント開始信号の受信時までの時間t3 (換
言すれば、記録材の下部余白部分が移動するのに要する
時間)より短く(t3 >t4 )設定されている。この時
間t4 は、本実施例では、上記第1の実施例における
「プリント開始信号の受信後、位置検知センサ35の位
置から対応する現像器まで現像器駆動機構のカムの切欠
部が反時計方向に移動するのに要する時間」t2 と同じ
時間に設定されている。図9に第2の実施例における上
記処理動作のタイミングチャートを示す。
【0031】このように、本実施例では、画像形成工程
を行なう前のコマンドにより、現像器駆動機構を駆動し
て対応する現像器の位置にカムの切欠部を移動させるよ
うにしたので、プリント開始信号の受信後、画像書き出
しまでにt1 の時間がなくても画像形成が可能となり、
上記第1の実施例の利点の他に、画像形成時間が短縮で
きるという利点がある。
【0032】なお、上記各実施例では本発明を電子写真
方式のカラーレーザビームプリンタに適用した場合につ
いて説明したが、本発明は電子写真方式の他のプリン
タ、複写機等の多色記録装置、或は電子写真方式以外の
プリンタ、複写機等の多色記録装置にも勿論適用できる
ものである。また、記録材担持体として転写ドラムを使
用する構成の多色記録装置を図示し、説明したが、本発
明はベルト形式の記録材担持体や中間転写体等の無端移
動する記録材担持体を使用する構成の多色記録装置にも
適用できることは言うまでもない。さらに、現像装置、
現像器駆動機構等の構成、形状等は必要に応じて種々に
変形及び変更できるものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による多色
記録装置は、1つの駆動源及び駆動機構により複数の現
像手段を切り換え駆動するようにしたので、各現像手段
にそれぞれ駆動源及び駆動機構を設ける必要がなくな
り、従って、大幅なコストダウンが可能となる。また、
複数の現像手段を切り換え駆動する駆動機構の特定位置
を、装置電源の投入時及び画像形成工程の後回転工程終
了時に、所定位置に停止させ、プリント開始信号の受信
前に又は受信後に駆動機構を駆動してこの所定位置より
所要の現像器の位置まで駆動機構の特定位置を移動させ
るようにしたので、複数の画像データに対し、同じタイ
ミングにて各現像器を駆動することができ、タイミング
の相違による色重ねずれ等の画像劣化のない高画質の良
好な多色画像を1つの駆動機構により形成することがで
きる等の顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を電子写真方式のカラーレーザビームプ
リンタに適用した第1の実施例を示す概略構成図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例における処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例における処理手順のタイ
ミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例で使用された現像器駆動
機構の一例を示す概略構成図である。
【図5】図4に示す現像器駆動機構の動作態様を説明す
るための概略側面図である。
【図6】図4に示す現像器駆動機構の動作態様を説明す
るための概略側面図である。
【図7】図4に示す現像器駆動機構のカムとシフトギヤ
の位置関係を説明するための概略図である。
【図8】本発明を電子写真方式のカラーレーザビームプ
リンタに適用した第2の実施例を示す概略構成図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施例における処理手順のタイ
ミングチャートである。
【図10】従来の多色記録装置の一例を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 転写ドラム 3〜6 現像器 31〜35 位置検知センサ 50 駆動制御回路 60 カム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体の周囲に配置さ
    れた少なくとも複数の現像手段及び記録材担持体とを有
    し、前記像担持体上に形成された各色の可視画像を前記
    記録材担持体に担持された記録材に複数回転写して多色
    画像を形成することができる多色記録装置において、 前記複数の現像手段を切り換えて駆動する駆動手段と、 当該多色記録装置の電源投入時及び画像形成工程の後回
    転工程終了時に、前記駆動手段の特定位置を所定位置に
    て停止させる手段と、を具備し、 前記駆動手段の特定位置を停止させる前記所定位置は、
    この所定位置から1つの現像手段の位置まで前記駆動手
    段の特定位置が駆動される最長の時間より、記録材の先
    端から画像書き込みの開始までに要する時間の方が長く
    なる位置であることを特徴とする多色記録装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と、該像担持体の周囲に配置さ
    れた少なくとも複数の現像手段及び記録材担持体とを有
    し、前記像担持体上に形成された各色の可視画像を前記
    記録材担持体に担持された記録材に複数回転写して多色
    画像を形成することができる多色記録装置において、 前記複数の現像手段を切り換えて駆動する駆動手段と、 当該多色記録装置の電源投入時及び画像形成工程の後回
    転工程終了時に、前記駆動手段の特定位置を所定位置に
    て停止させる手段と、を具備し、 前記駆動手段の特定位置を停止させる所定位置は、この
    所定位置から1つの現像手段の位置まで前記駆動手段の
    特定位置が駆動される最長の時間より、画像書き込みの
    終了から記録材の後端までに要する時間の方が長くなる
    位置であることを特徴とする多色記録装置。
  3. 【請求項3】 像担持体と、該像担持体の周囲に配置さ
    れた少なくとも複数の現像手段及び記録材担持体とを有
    し、前記像担持体上に形成された各色の可視画像を前記
    記録材担持体に担持された記録材に複数回転写して多色
    画像を形成することができる多色記録装置において、 前記複数の現像手段を切り換えて駆動する駆動手段と、 当該多色記録装置の電源投入時及び画像形成工程の後回
    転工程終了時に、前記駆動手段の特定位置を所定位置に
    て停止させる手段と、 何色の画像を形成するかのコマンドを受信して前記駆動
    手段の特定位置を、プリント開始信号受信前に、前記所
    定位置から対応する現像手段の位置に移動させる手段
    と、を具備することを特徴とする多色記録装置。
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