JPH04353501A - ポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒子の製造方法 - Google Patents

ポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒子の製造方法

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JPH04353501A
JPH04353501A JP15603891A JP15603891A JPH04353501A JP H04353501 A JPH04353501 A JP H04353501A JP 15603891 A JP15603891 A JP 15603891A JP 15603891 A JP15603891 A JP 15603891A JP H04353501 A JPH04353501 A JP H04353501A
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JP
Japan
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methacrylate
particles
polymerization
mixed solvent
dispersion stabilizer
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JP15603891A
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Kazuhiko Takahashi
和彦 高橋
Masataka Mizoguchi
溝口 正孝
Shigeo Miyamori
宮森 茂雄
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Fujikura Kasei Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平均粒子径0.5〜1
0μmの真球状ポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹
脂粒子の製造方法に関し、さらに詳しくは、粒子径の制
御が容易で、特に平均粒子径1〜5μmの範囲で粒子径
分布の狭いポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒
子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1〜100μmの粒子径を持ち、しかも
粒子径の均一な球状の樹脂粒子は、カラム充填材、各種
のスペーサー、診断薬担体等の用途に広く用いられてい
る。
【0003】上記用途に用いられる樹脂粒子は、懸濁重
合法、シード乳化重合法、二段膨潤重合法等で製造する
のが一般的であるが、これら重合法では、重合媒体が水
であるため、メタクリル酸ヒドロキシアルキルのような
水溶性モノマーの重合には適しておらず、従って、これ
らの方法でポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒
子を製造することはきわめて難しいという問題点がある
【0004】これに対し、モノマーは溶解するが重合に
よって生成するポリマーはあまり溶解しない分散媒体中
でモノマーの重合を行なう分散重合法は、分散媒体を適
宜に選択することによって、水溶性モノマーからの樹脂
粒子の製造も容易に行なえ、特にカラム充填材、各種の
スペーサー、診断薬担体等の用途として好適な平均粒子
径0.5〜10μm程度の真球状粒子が得られるので、
該分散重合によるメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂
粒子の製造法がいくつか提案されている。
【0005】例えば、特公昭53−16037号公報に
は、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル及び交叉結合
剤を、芳香族炭化水素のような不活性分散媒体中で分散
重合し、直径10μm以下のポリメタクリル酸−2−ヒ
ドロキシエチル樹脂粒子を製造する方法が開示されてい
る。
【0006】しかしながら、この方法においては、分散
媒体として用いられる芳香族炭化水素が、メタクリル酸
−2−ヒドロキシエチルポリマーを殆ど溶かさないため
、ポリマーの析出が起こり易く、重合によって粒子径の
大きな粒子を得ることは困難で、実際上直径2μm以上
の粒子を得ることは殆ど不可能である。
【0007】また、特開昭61−19602号公報には
、親水性有機液体中でビニルモノマーを分散重合する際
、疎水性の有機液体を加えて溶媒の溶解性パラメータを
調節し、これによって生成重合体粒子の平均粒子径及び
粒子径分布を調節する方法が開示されているが、この方
法でメタクリル酸−2−ヒドロキシエチルモノマーを重
合した場合、該モノマーが水溶性で、かつ重合で得られ
るメタクリル酸−2−ヒドロキシエチルポリマーも親水
性であるため、生成するポリマー粒子が親水性有機液体
中で膨潤し、粒子同士が凝集して塊となり易く、粒子径
10μm以下の粒子を得ることは困難である。
【0008】なお、上記特開昭61−19602号方法
によれば、親水性有機液体に、混合溶媒が親水性でなく
なる程度まで疎水性の有機液体を加えることによって、
粒子径1〜10μmのポリメタクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル樹脂粒子が得られるが、親水性有機液体と疎水
性有機液体では、溶解性パラメータの差が大きく、その
混合溶媒組成をわずかに変えただけで該混合溶媒の溶解
性パラメータが大きく変化するため、得られる粒子の大
きさも極端に変わってしまい、粒子径の制御が難しいと
いう問題点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
分散重合法における問題点、すなわち、比較的粒子径が
大きく、かつ、粒子径分布の狭いポリメタクリル酸ヒド
ロキシアルキル樹脂粒子を製造するのが難しいという問
題点の解消を目的に鋭意検討を重ねた結果、分散重合に
おける分散媒体として、特定の混合溶媒を用いることに
よって、平均粒子径0.5〜10μmの範囲で粒子径の
制御された真球状のポリメタクリル酸ヒドロキシアルキ
ル樹脂粒子が容易に製造でき、特に、平均粒子径1〜5
μmの範囲で粒子径分布のきわめて狭い樹脂粒子が製造
できることを見出して本発明を完成せしめたものである
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のポリメタクリル
酸ヒドロキシアルキル樹脂粒子の製造方法は、高分子分
散安定剤を溶解含有せしめた分散媒体中で、メタクリル
酸ヒドロキシアルキルモノマー(以下、HMAという)
を分散重合してポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹
脂粒子(以下、PHMA粒子という)を製造する方法に
おいて、分散媒体として、溶解性パラメータ〔(cal
/cm3)1/2〕(以下、SP値という)が8.0以
上12.3未満の範囲から選択し、かつそのSP値の差
が0.1より大きい少なくとも2種の有機溶媒を混合し
てなるSP値が8.5〜11.4の混合溶媒を用いるこ
とを特徴とするものである。
【0011】上記構成からなる本発明方法においては、
分散重合に際して用いる分散媒体として、
【0012】
(1)  SP値が8.0以上12.3未満の範囲から
選択し、かつそのSP値の差が0.1より大きい少なく
とも2種の有機溶媒を混合してなる混合溶媒であること
【0013】(2)  該混合溶媒のSP値が8.5〜
11.4の範囲であること、
【0014】の条件を満足する混合溶媒を用いることが
特に重要であり、該混合溶媒に高分子分散安定剤を溶解
せしめた分散媒体中でHMAの分散重合をおこなうこと
によって、平均粒子径0.5〜10μmの範囲で粒子径
の制御された真球状のPHMA粒子の製造を可能にした
ものである。
【0015】なお、本発明でいう混合溶媒のSP値とは
、下記式によって求めた値である。
【式】
【0016】本発明に用いられる混合溶媒において、上
記(1)の条件を満足しない場合、すなわち、有機溶媒
のSP値が8.0より小さいものを用いると、重合によ
って得られるPHMA粒子の直径が0.5μmより小さ
くなる結果、粒子群の表面積の総和が大きくなり、この
大きな面積に分散安定剤が分配される結果、粒子表面で
の局所的な分散安定剤の濃度が低くなり、このため、粒
子同士が凝集してしまって真球状のポリマー粒子が得ら
れなくなり、また、有機溶媒のSP値が12.3以上の
ものを用いると、重合で得られるPHMA粒子が該溶媒
で膨潤してしまうので、粒子同士の凝集が起こり易く真
球状の粒子が得られなくなる。
【0017】また、SP値が8.0以上12.3未満の
範囲の有機溶媒を用いる場合であっても、混合する有機
溶媒のSP値の差が0.1以下であると、得られるPH
MA粒子の粒子径はおおむね2μm以下となり、粒子径
を0.5〜10μmの範囲で制御することが難しくなる
【0018】さらに、上記(1)の条件を満足する混合
溶媒であっても、各成分の混合物として計算された該混
合溶媒のSP値が8.5〜11.4の範囲をはずれる場
合、すなわち、SP値が8.5より小さいと、分散重合
系が不安定となり、樹脂粒子が得られたとしてもその粒
子径は0.5μm以下のものしか得られないという欠点
が生じるようになり、SP値が11.4より大きいと、
重合によって得られた樹脂粒子が膨潤して、粒子同士が
凝集して単独粒子が得難くなり、また、単独粒子が得ら
れる場合であっても、粒子径が10μm以上となり、い
ずれの場合も本発明の目的である0.5〜10μmの範
囲の樹脂粒子を製造するのが難しいという欠点がある。
【0019】本発明方法においては、粒子径の制御され
たPHMA粒子を製造する上で、混合溶媒のSP値が上
記範囲であることが特に重要であるが、該混合溶媒のS
P値と重合によって得られるPHMA粒子のSP値との
差が2未満であると、該粒子は混合溶媒中で膨潤ないし
溶解することがあり、SP値の差が4以上であると、得
られる粒子の粒子径が小さ過ぎて重合時の分散系が不安
定となり、粒子同士が凝集し易くなる等の問題点が生じ
ることがあるので、上記混合溶媒のSP値と得られるP
HMA粒子のSP値の差が2〜3.5の範囲となるよう
な混合溶媒中で分散重合するのが好ましい。
【0020】本発明方法において好ましく用いることの
できる有機溶媒の具体例としては、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、シクロペンタン、ベンゼン、トルエン、キシレン
、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、エチルヘ
キサノール、アセトン、シクロヘキサノン、イソプロピ
ルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチル
アルコール、tert−ブチルアルコール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール、N,N−ジメチルホル
ムアミド等である。
【0021】本発明方法において、上記混合溶媒に溶解
して用いられる高分子分散安定剤としては、重合によっ
て得られる親水性の樹脂粒子を混合溶媒中に安定に分散
させるという役割のため、
【0022】(1)  一分子中に疎水性成分と親水性
成分の両方を持つ高分子分散安定剤、
【0023】(2)  一分子中に二重結合部分を持つ
高分子分散安定剤、
【0024】(3)  分子末端に二重結合を有し、そ
の重量平均分子量2,000〜30,000のマクロモ
ノマー、
【0025】から選ばれた少なくとも一種が使用される
【0026】上記(1)に該当する高分子分散安定剤と
しては、疎水性成分としてスチレンマクロモノマーを、
親水性成分としてメタクリル酸をそれぞれ一分子中に含
むようなものが使用できる。
【0027】上記(2)に該当する高分子分散安定剤と
しては、HMAがグラフト重合し得るような一分子中に
二重結合を有するポリマー、具体的にはスチレン−ブタ
ジエンブロックポリマー、ポリブタジエン等の合成ゴム
または天然ゴム等である。
【0028】上記(3)に該当する高分子分散安定剤と
しては、それ自体は疎水性であっても親水性のHMAと
反応して重合中に両親媒性に変わるものであり、このよ
うなものとしては、分子末端に二重結合を有するような
重量平均分子量2,000〜30,000のマクロモノ
マー、または、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチルモ
ノマーがグラフト重合し得るように分子中に二重結合を
有するようなポリマーであり、その具体例としては、ポ
リスチレンマクロモノマー、ポリメタクリル酸メチルマ
クロモノマー、ポリメタクリル酸ブチルマクロモノマー
が例示される。
【0029】上記(3)のマクロモノマーは、HMAと
共重合して両親媒性化する必要があるので、分子量があ
まり小さいものではHMAの部位の親水性が強過ぎ、逆
に分子量のあまり大きいものではその部位の疎水性が強
過ぎて両親媒化されない。従って、該マクロモノマーの
重量平均分子量は2,000〜30,000の範囲であ
るのが望ましい。
【0030】本発明方法における上記高分子分散安定剤
の使用量は、特に限定するものではないが、一般的には
HMAに対して0.2〜5重量%の範囲で用いるのが好
ましい。
【0031】本発明方法において用いられるHMAの具
体例としては、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、
メタクリル酸−3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸
−4−ヒドロキシブチル等である。
【0032】本発明方法におけるPHMAの重合方法自
体特殊なものではなく、従来公知の分散重合法がそのま
ま採用でき、例えば、適当な反応容器に、混合溶媒、高
分子分散安定剤、HMA及び適宜な重合開始剤の所望量
を加えて均一に混合し、反応容器内を窒素置換した後、
攪拌下、加熱重合することによって平均粒子径0.5〜
10μmの真球状PHMA粒子が得られる。
【0033】以上のようにして得られたPHMA粒子は
、次いで瀘過、遠心分離等の方法で重合系から取り出し
た後、該粒子に付着する高分子分散安定剤等の不純物を
適宜な有機溶媒で洗浄、除去した後、得られた重合体の
ガラス転移点温度以下の温度で乾燥(例えば、減圧乾燥
等)し、必要ならばホモジナイザー等で解砕することに
よってPHMA粒子が得られる。
【0034】本発明方法によって得られるPHMA粒子
は、真球状であり、その平均粒子径が0.5〜10μm
であるので、カラム充填材、各種のスペーサー、診断薬
担体等として利用される。
【0035】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。
【0036】
【実施例1】 分散安定剤の合成例;  容量300ccのガラス瓶に
、スチレンマクロモノマー(東亜合成化学工業社製、A
S−6)10g、メタクリル酸2.5g、メタクリル酸
メチル37.5g、アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)0.5g、トルエン50gを加え、ガラス瓶内を
窒素置換した後ガラス瓶を密栓した。室温でガラス瓶を
振とうして内容物を均一に溶解させた後、ガラス瓶を振
とう重合槽に移し、75℃で8時間、160回/分の振
とうを加えて重合した。重合終了後、ガラス瓶内容物を
100℃、1mmHgで8時間減圧乾燥してトルエン及
び未反応揮発成分を除き、49.6gの高分子分散安定
剤を得た(収率99.2%)。
【0037】HPMA粒子の製造例;  容量300c
cのガラス瓶に、トルエン(SP値は8.9)32g及
びsec−ブチルアルコール(SP値10.8)48g
の混合溶媒(混合溶媒のSP値は10.1)、メタクリ
ル酸−2−ヒドロキシエチル20g、AIBN 0.4
g、上記で得られた高分子分散安定剤4gを加え、ガラ
ス瓶内を窒素置換した後ガラス瓶を密封した。室温でガ
ラス瓶を振とうして内容物を均一に溶解させた後、ガラ
ス瓶を振とう重合槽に移し70℃で8時間、160回/
分の振とうを加えて重合した。
【0038】重合によって生成した重合体粒子は、これ
を含む分散液を多量のトルエンに投じ、さらにこれを遠
心分離によて分散媒から単離してポリメタクリル酸−2
−ヒドロキシエチル樹脂粒子を得た。
【0039】以上のようにして得たポリメタクリル酸−
2−ヒドロキシエチル樹脂粒子は、走差型電子顕微鏡で
観察し、300個の粒子から、該粒子の体積平均直径を
決定し、また、粒度分布の標準偏差を体積平均直径で割
った値の変動係数で粒度分布を評価した。その結果、体
積平均直径は7.43μmであり、粒度分布の変動係数
は25.5%であった。
【0040】
【実施例2〜4】下記表1に示す組成の混合溶媒(混合
溶媒のSP値、実施例2及び3は10.0、実施例4は
9.9)を用いた他は、上記実施例と同様にしてポリメ
タクリル酸−2−ヒドロキシエチル樹脂粒子を製造し、
同様に評価し、評価結果は併せて表1に示した。
【表1】
【0041】
【比較例1〜3】分散媒体としてエチルヘキサノール(
SP値9.5)及び1,1,2−トリクロロエタン(S
P値9.6)を下記表2に示す組成で混合した混合溶媒
(SP値、比較例1及び2は9.5、比較例3は9.6
)80g、高分子分散安定剤としてスチレン−ブタジエ
ンブロックコポリマー2gを用いた他は、実施例1と同
様にしてポリメタクリル酸−2−ヒドロキシエチル樹脂
粒子を製造し、同様に評価し、評価結果は併せて表2に
示した。
【表2】
【0042】
【実施例5〜8】下記表3に示す高分子分散安定剤を用
いた他は、上記実施例1と同様にしてポリメタクリル酸
−2−ヒドロキシエチル樹脂粒子を製造し、同様に評価
し、評価結果は併せて表3に示した。
【表3】
【0043】
【実施例9、10】下記表4に示すモノマー、混合溶媒
(SP値、実施例9は9.2、実施例10は9.1)を
用い、その他は上記実施例1と同様にしてポリメタクリ
ル酸−3−ヒドロキシプロピル樹脂粒子(実施例9)、
及び、ポリメタクリル酸−4−ヒドロキシブチル樹脂粒
子(実施例10)を製造し、同様に評価し、評価結果は
併せて表4に示した。
【表4】
【0044】
【実施例11】分散媒体としてトルエン72g及びse
c−ブチルアルコール8gからなる混合溶媒(SP値は
9.1)、高分子分散安定剤としてスチレン−ブタジエ
ンブロックコポリマー2gを用いた他は、上記実施例1
と同様にしてポリメタクリル酸−2−ヒドロキシエチル
樹脂粒子を製造した。
【0045】以上のようにして得られたポリメタクリル
酸−2−ヒドロキシエチル樹脂粒子の評価を上記同様に
行なった結果、体積平均直径は0.69μmであり、粒
度分布の変動係数は6.7%であった。
【0046】
【発明の効果】本発明方法は、上記特定の混合溶媒を用
い、これに高分子分散安定剤を組み合わせてなる分散媒
体を用いるだけの簡単な方法であるにもかかわらず、従
来その製造が困難とされていた平均粒子径0.5〜10
μmのPHMA粒子の製造を可能にした点で優れており
、さらに、本発明方法によれば、得られる粒子の粒子径
の制御が容易で、かつ粒子径分布の狭いPHMA粒子が
容易に製造できるという優れた効果もあり、きわめて実
用性の高い方法である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高分子分散安定剤を溶解せしめた分散
    媒体中でメタクリル酸ヒドロキシアルキルモノマーを分
    散重合してポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒
    子を製造する方法において、該分散媒体として、溶解性
    パラメータ〔(cal/cm3)1/2〕が8.0以上
    12.3未満の範囲から選択し、かつその溶解性パラメ
    ータの差が0.1より大きい少なくとも2種の有機溶媒
    を混合してなる溶解性パラメータ〔(cal/cm3)
    1/2〕が8.5〜11.4の混合溶媒を用いることを
    特徴とするポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒
    子の製造方法。
  2. 【請求項2】  前記メタクリル酸ヒドロキシアルキル
    モノマーが、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メ
    タクリル酸−3−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−
    4−ヒドロキシブチルから選ばれた少なくとも一種であ
    る請求項1に記載のポリメタクリル酸ヒドロキシアルキ
    ル樹脂粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】  前記高分子分散安定剤が、(1)  
    一分子中に疎水性成分と親水性成分の両方を持つ高分子
    分散安定剤、(2)  一分子中に二重結合部分を持つ
    高分子分散安定剤、(3)  分子末端に二重結合を有
    する重量平均分子量2,000〜30,000のマクロ
    モノマー、から選ばれた少なくとも一種である請求項1
    に記載のポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒子
    の製造方法。
JP15603891A 1991-05-31 1991-05-31 ポリメタクリル酸ヒドロキシアルキル樹脂粒子の製造方法 Pending JPH04353501A (ja)

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