JPH04352926A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、電気掃除機に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、図９に示すように、掃除機本体１
に内蔵された電動送風機２の上流側に、連結ホース３（
図１１参照）が装着された吸込口１ａに連通する集塵室
４を有すると共に、電動送風機２の下流側に、フィルタ
ー５を介して排気を排出する集中排気口１ｂと、通常蓋
６により塞がれた集中排気口１ｃとを有し、吸込口１ａ
から集塵室４を経て集中排気口１ｂに至る風路（図１０
矢印参照）を有する電気掃除機が知られている。

【０００３】この電気掃除機においては、吸込口１ａに
連結ホース３を連結し、連結ホース３から空気を吸い込
む吸込状態で使用する他に、集中排気口１ｃに連結ホー
ス３を連結すると共に蓋６を開け、連結ホース３から空
気を吹き出す排気状態（図１１参照）で使用することが
できる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、吸込口
１ａが掃除機本体１の前端に形成されており、集中排気
口１ｂが掃除機本体１の後端に形成されていることから
、吸込状態から排気状態の切換を行う際には、連結ホー
ス３を吸込口１ａから引き抜いて集中排気口１ｃに差し
込み直さなければならず、連結ホース３の抜き差しが面
倒であるという問題点があった。

【０００５】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、連結ホースの抜
き差しをすることなく吸込状態或は排気状態の切り換え
ができる電気掃除機を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、この発明に係る電気掃除機は、掃除機本体に内蔵され
た電動送風機の上流側に、装着された連結ホースが連通
する集塵室を有すると共に、前記電動送風機の下流側に
、この電動送風機からの排気を排出する排気口を有し、
前記集塵室及び前記電動送風機を経て前記排気口に至る
風路を有する電気掃除機において、前記掃除機本体は、
前記集塵室に対向させて、前記集塵室に連通する吸込口
部、前記風路の前記下流側の一部を形成する集中排気部
、及び前記排気口を形成する吸排気兼用口が形成された
蓋部と、前記連結ホースが着脱自在に装着されると共に
前記蓋部に対して回動自在に装着されて、選択的に前記
吸込口部或は前記集中排気部とを連通させる連通管が形
成された回動部とを有し、前記連通管の前記吸込口部或
は前記集中排気部との連通時には、前記吸排気兼用口を
開状態とすることを特徴としている。

【０００７】また、この発明に係る電気掃除機は、掃除
機本体に内蔵された電動送風機の上流側に、装着された
連結ホースが連通する集塵室を有すると共に、前記電動
送風機の下流側に、この電動送風機からの排気を排出す
る排気口を有し、前記集塵室及び前記電動送風機を経て
前記排気口に至る風路を有する電気掃除機において、前
記掃除機本体は、前記集塵室に対向させて、前記集塵室
に連通する吸込口部、前記風路の前記下流側の一部を形
成する集中排気部、密閉部、及び前記排気口を形成する
吸排気兼用口が形成された蓋部と、前記連結ホースが着
脱自在に装着されると共に前記蓋部に対して回動自在に
装着されて、選択的に前記吸込口部、前記集中排気部、
或は前記密閉部とを連通させる連通管が形成された回動
部とを有し、前記連通管の前記吸込口部或は前記集中排
気部との連通時には、前記吸排気兼用口を開状態とし、
前記連通管の前記密閉部との連通時には、前記吸排気兼
用口を閉状態とすることを特徴としている。

【０００８】

【作用】この発明に係る電気掃除機により、切換ツマミ
を操作し、吸込口体３８から吸い込まれて順に連通管、
吸込口部、集塵袋、電動送風機、連通口、集中排気部、
及び閉空間を経て吸排気兼用口から排出される「吸込」
状態、また、吸排気兼用口から吸い込まれて順に閉空間
、吸込口部、集塵袋、電動送風機、連通口、集中排気部
、及び連通管を経て連結ホース等から排出される「排出
」状態、更に、順に閉空間、吸込口部、集塵袋、電動送
風機、連通口、及び集中排気部を経て閉空間へと向い循
環する「密閉」状態に、容易に切り換えることができる
。

【０００９】

【実施例】以下、この発明に係る電気掃除機の実施例を
図面を参照しつつ説明する。

【００１０】図１〜図６において、１０は電気掃除機、
１１は掃除機本体、１２は連結ホースである。

【００１１】電気掃除機１０は、掃除機本体１１の内部
中央に電動送風機１３ａが配置された電動機室１３を有
すると共に、電動機室１３の前方に集塵袋１４ａが配置
される集塵室１４、電動機室１３の後方にコードリール
１５ａが配置されるコードリール室１５を有している。 掃除機本体１１の後端上部には、把手部１６ａが形成さ
れており、底部には、前輪１６ｂ及び後輪１６ｃが設け
られている（図１，２参照）。

【００１２】掃除機本体１１の前部には、集塵室１４の
上部に位置する蓋体１７が装着されており、蓋体１７は
、掃除機本体１１の上面中央部に形成された軸支持部１
８に上下方向回動自在に軸支されている。

【００１３】この蓋体１７と掃除機本体１１とは、掃除
機本体１１に形成された被係止部１１ａに蓋体１７の係
止部１７ａを係止することにより、着脱自在に装着され
る。

【００１４】蓋体１７は、集塵室１４に対向させた蓋部
２０と、蓋部２０に対して回動自在に装着された回動部
２１とを有している。

【００１５】蓋部２０は、装着されて一体的に掃除機本
体１１上部を形成すると共に、電動機室１３及び集塵室
１４の上部に位置する閉空間Ａを形成する基部２２と、
円盤状の上壁２３ａと円環状の周壁２３ｂとで形成され
ると共に、基部２２の上部に突設されて基部２２との間
に閉空間Ｂを形成する突出部２３とを有している。突出
部２３は、周壁２３ｂの周縁部２３ｃが基部２２の係止
端２２ａに嵌合状態に係止されて装着される（図２参照
）。

【００１６】基部２２の表面には、係止部１７ａの位置
に「排気」の文字が、後述するストッパー２７の反対側
の位置に「吸込」の文字が、「排気」の文字の反対側に
「密閉」の文字がそれぞれ表示されている（図１参照）
。

【００１７】上壁２３ａの中心位置には、回動部２１の
後述する連通管３３が回動自在に装着される開口部２３
ｄが形成されている。

【００１８】閉空間Ａは、連通口２４により電動機室１
３に連通しており、閉空間Ｂは、吸排気兼用口２５によ
り掃除機本体１１外部に連通している。吸排気兼用口２
５の内面側には、フィルター２５ａが装着されている（
図２参照）。

【００１９】また、閉空間Ｂには、周壁２３ｂの内面側
と後述する円筒状突部２８とを滑らかに結び、閉空間Ｂ
内の風の流れを整える整流板２６が形成されている。更
に、周壁２３ｂの円筒状突部２８側外面には、回動部２
１の移動を規制するストッパー２７が設けられている（
図１参照）。

【００２０】基部２２には、上壁２３ａの中心に対応す
る基板２２の中心位置から同心円状に位置し、開口する
二箇所の円筒状突部２８，２９と閉塞する一箇所の円筒
状突部３０が形成されている（図１参照）。

【００２１】円筒状突部２８は、一端開口が連通口２４
に連通する集中排気部３１の他端開口を形成し、円筒状
突部２９は、閉空間Ａを貫通して集塵室１４に連通し一
端開口に集塵袋１４ａが取り付けられた吸込口部３２の
他端開口を形成している。また、円筒状突部３０は密閉
部として機能する。回動部２１は、円筒状の連通管３３
、及び連通管３３と一体的に形成された切換部３４とを
有している。

【００２２】連通管３３は、下部が斜めに傾斜した円筒
状に形成されており、上端に、円環状の溝３５が周囲に
形成された回動基部３３ａを有し、下端に、各円筒状突
部２８，２９，３０を通る円形軌跡上を移動する連結端
３３ｂを有する。連結端３３ｂは、各円筒状突部２８，
２９，３０上に位置した場合、例えばシールパッキンを
介して各円筒状突部２８，２９，３０と密着状態に当接
する。

【００２３】この回動基部３３ａは、開口部２３ｄ周縁
の上壁２３ａを溝３５に挿入させて、開口部２３ｄに装
着されており、同時に、回動基部３３ａには、連結ホー
ス３６が連結される（図２参照）。

【００２４】切換部３４は、回動基部３３ａから上壁２
３ａ及び周壁２３ｂに沿って上部係止端２２ａ近傍まで
延びると共に、吸排気兼用口２５を外側から塞ぐことが
できる大きさの板状体により形成されており、下部中央
に切換ツマミ３４ａが突設されている。この切換部３４
と連通管３３の傾斜方向とは、略直角をなしている。

【００２５】従って、切換部３４を突出部２３に沿って
周壁２３ｂ方向に回動させることにより、連結端３３ｂ
が各円筒状突部２８，２９，３０にその都度当接し、選
択的に集中排気部３１或は吸込口部３２と連通管３３と
を連通させ又は連通管３３を密閉するように、連通管３
３を回動させることができる。

【００２６】つまり、切換ツマミ３４を「吸込」に位置
させることにより、連通管３３は吸込口部３２に連通す
ると共に吸排気兼用口２５が開状態となり（図１参照）
、切換ツマミ３４を「排気」に位置させることにより連
通管３３は集中排気部３１に連通すると共に吸排気兼用
口２５が開状態となり（図３参照）、切換ツマミ３４を
「密閉」に位置させることにより連通管３３は密閉され
ると共に吸排気兼用口２５が閉状態となる（図５参照）
。

【００２７】また、連結ホース１２には、延長管３６を
介して吸込口体３７が連結されている（図７参照）。

【００２８】この吸込口体３７は、操作者が見やすい位
置である上面３７ａ側端部に取り付けられた湿度計の表
示部３８と、掃除面である底面３７ｂ側端部に組み込ま
れた湿度計のセンサー部３９とを有しており、センサー
部３９により感知された吸込口体３７が走行している床
面（畳面或は絨毯面等）の乾燥状態を表示部３８に表示
することができる。

【００２９】次に、上記構成を有する電気掃除機の作用
を説明する。

【００３０】先ず、電動送風機１３ａを作動させて電気
掃除機１０を使用可能状態にし、切換ツマミ３４ａを「
吸込」に位置させる。

【００３１】切換ツマミ３４ａが「吸込」に位置するこ
とにより、連通管３３は吸込口部３２に連通すると共に
吸排気兼用口２５が開状態となる（図１，２参照）。

【００３２】従って、吸込口体３７から吸い込まれて連
結ホース１２を通過した吸込風は、順に連通管３３、吸
込口部３２、集塵袋１４ａ、電動送風機１３ａ、連通口
２４、集中排気部３１、及び閉空間Ｂを経る風路を介し
て、吸排気兼用口２５から排出される（図１，２矢印参
照）。

【００３３】このため、吸込口体３７により吸い込まれ
た塵埃等は集塵袋１４ａに集められ、掃除を行うことが
できる。

【００３４】続いて、切換ツマミ３４ａを「排気」に位
置させる。

【００３５】切換ツマミ３４ａが「排気」に位置するこ
とにより、連通管３３は集中排気部３１に連通すると共
に吸排気兼用口２５が開状態となる（図３，４参照）。

【００３６】従って、吸排気兼用口２５から吸い込まれ
た吸込風は、順に閉空間Ｂ、吸込口部３２、集塵袋１４
ａ、電動送風機１３ａ、連通口２４、集中排気部３１、
及び連通管３３を経る風路を介して、連結ホース１２或
は延長管３６から排出される（図３，４矢印参照）。

【００３７】このため、連結ホース１２或は延長管３６
から絨毯面等に熱風を吹き出させることができ、絨毯等
の内部のゴミ、ダニ等を表面に押し出すことができる。

【００３８】更に、切換ツマミ３４ａを「密閉」に位置
させる。

【００３９】切換ツマミ３４ａが「密閉」に位置するこ
とにより、連通管３３は密閉されると共に吸排気兼用口
２５が閉状態となる（図５，６参照）。

【００４０】従って、風の流れは、順に閉空間Ｂ、吸込
口部３２、集塵袋１４ａ、電動送風機１３ａ、連通口２
４、及び集中排気部３１を経る風路を介して閉空間Ｂへ
と向い、循環することとなる（図５，６矢印参照）。

【００４１】このため、集塵室１４内のダニ等を熱風に
より退治することができる。

【００４２】なお、閉空間Ｂ内においては、整流板２６
により風の流れが滑らかに整えられることにより、閉空
間Ｂの静音化が可能となる。

【００４３】ところで、切換ツマミ３４ａを「排気」、
又は「密閉」の後「排気」に位置させた状態で、吸込口
体３７から熱風を吹き出させながら絨毯面等上を走行移
動させることにより、絨毯等の内部のゴミ、ダニ等を表
面に押し出すことができる。

【００４４】そして、絨毯面等の乾燥状態をセンサー部
３９で感知して表示部３８で読み取り、乾燥して湿気が
少なくなったら切換ツマミ３４ａを「吸込」に位置させ
て吸込口体３７を走行移動させることにより、表面に押
し出されたゴミ、ダニ等が効率良く吸い込むことができ
る。

【００４５】

【発明の効果】この発明に係る電気掃除機は、掃除機本
体に内蔵された電動送風機の上流側に、装着された連結
ホースが連通する集塵室を有すると共に、前記電動送風
機の下流側に、この電動送風機からの排気を排出する排
気口を有し、前記集塵室及び前記電動送風機を経て前記
排気口に至る風路を有する電気掃除機において、前記掃
除機本体は、前記集塵室に対向させて、前記集塵室に連
通する吸込口部、前記風路の前記下流側の一部を形成す
る集中排気部、及び前記排気口を形成する吸排気兼用口
が形成された蓋部と、前記連結ホースが着脱自在に装着
されると共に前記蓋部に対して回動自在に装着されて、
選択的に前記吸込口部或は前記集中排気部とを連通させ
る連通管が形成された回動部とを有し、前記連通管の前
記吸込口部或は前記集中排気部との連通時には、前記吸
排気兼用口を開状態とすることを特徴としている。

【００４６】このため、連結ホースの抜き差しをするこ
となく吸込状態或は排気状態の切り換えが手軽にでき、
こまめに切り換えて掃除の幅を広げることができる。

【００４７】また、掃除機本体に内蔵された電動送風機
の上流側に、装着された連結ホースが連通する集塵室を
有すると共に、前記電動送風機の下流側に、この電動送
風機からの排気を排出する排気口を有し、前記集塵室及
び前記電動送風機を経て前記排気口に至る風路を有する
電気掃除機において、前記掃除機本体は、前記集塵室に
対向させて、前記集塵室に連通する吸込口部、前記風路
の前記下流側の一部を形成する集中排気部、密閉部、及
び前記排気口を形成する吸排気兼用口が形成された蓋部
と、前記連結ホースが着脱自在に装着されると共に前記
蓋部に対して回動自在に装着されて、選択的に前記吸込
口部、前記集中排気部、或は前記密閉部とを連通させる
連通管が形成された回動部とを有し、前記連通管の前記
吸込口部或は前記集中排気部との連通時には、前記吸排
気兼用口を開状態とし、前記連通管の前記密閉部との連
通時には、前記吸排気兼用口を閉状態とすることを特徴
としている。

【００４８】このため、連結ホースの抜き差しをするこ
となく吸込状態、排気状態或は熱風循環状態の切り換え
が手軽にでき、こまめに切り換えて掃除の幅を広げるこ
とができると共に、熱風による集塵室内のダニ等の退治
が容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る電気掃除機の吸込状態を示す図
２Ｘ−Ｘ線に沿う平面図である。

【図２】電気掃除機の吸込状態の断面図である。

【図３】この発明に係る電気掃除機の排気状態を示す図
４Ｘ−Ｘ線に沿う平面図である。

【図４】電気掃除機の排気状態の断面図である。

【図５】この発明に係る電気掃除機の密閉状態を示す図
６Ｘ−Ｘ線に沿う平面図である。

【図６】電気掃除機の密閉状態の断面図である。

【図７】吸込口体の斜視図である。

【図８】吸込口体の底面側を示す斜視図である。

【図９】従来の電気掃除機の断面説明図である。

【図１０】図９に示す電気掃除機の集中排気口の断面図
である。

【図１１】図１０に示す集中排気口に連結ホースを連結
した状態の断面図である。

【符号の説明】

１０　　電気掃除機 １１　　掃除機本体 １２　　連結ホース １３　　電動送風機 １４　　集塵室 １７　　蓋体 ２０　　蓋部 ２１　　回動部 ２５　　吸排気兼用口 ２５ａ　　フィルター ３０　　密閉部 ３１　　集中排気部 ３２　　吸込口部 ３３　　連通管

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　掃除機本体に内蔵された電動送風機の
   上流側に、装着された連結ホースが連通する集塵室を有
   すると共に、前記電動送風機の下流側に、この電動送風
   機からの排気を排出する排気口を有し、前記集塵室及び
   前記電動送風機を経て前記排気口に至る風路を有する電
   気掃除機において、前記掃除機本体は、前記集塵室に対
   向させて、前記集塵室に連通する吸込口部、前記風路の
   前記下流側の一部を形成する集中排気部、及び前記排気
   口を形成する吸排気兼用口が形成された蓋部と、前記連
   結ホースが着脱自在に装着されると共に前記蓋部に対し
   て回動自在に装着されて、選択的に前記吸込口部或は前
   記集中排気部とを連通させる連通管が形成された回動部
   とを有し、前記連通管の前記吸込口部或は前記集中排気
   部との連通時には、前記吸排気兼用口を開状態とするこ
   とを特徴とする電気掃除機。
2. 【請求項２】　　掃除機本体に内蔵された電動送風機の
   上流側に、装着された連結ホースが連通する集塵室を有
   すると共に、前記電動送風機の下流側に、この電動送風
   機からの排気を排出する排気口を有し、前記集塵室及び
   前記電動送風機を経て前記排気口に至る風路を有する電
   気掃除機において、前記掃除機本体は、前記集塵室に対
   向させて、前記集塵室に連通する吸込口部、前記風路の
   前記下流側の一部を形成する集中排気部、密閉部、及び
   前記排気口を形成する吸排気兼用口が形成された蓋部と
   、前記連結ホースが着脱自在に装着されると共に前記蓋
   部に対して回動自在に装着されて、選択的に前記吸込口
   部、前記集中排気部、或は前記密閉部とを連通させる連
   通管が形成された回動部とを有し、前記連通管の前記吸
   込口部或は前記集中排気部との連通時には、前記吸排気
   兼用口を開状態とし、前記連通管の前記密閉部との連通
   時には、前記吸排気兼用口を閉状態とすることを特徴と
   する電気掃除機。