JPH04351536A - 熱接着発泡シート - Google Patents

熱接着発泡シート

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JPH04351536A
JPH04351536A JP12592091A JP12592091A JPH04351536A JP H04351536 A JPH04351536 A JP H04351536A JP 12592091 A JP12592091 A JP 12592091A JP 12592091 A JP12592091 A JP 12592091A JP H04351536 A JPH04351536 A JP H04351536A
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heat
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Yukinobu Matsumoto
松本 行伸
Takeo Suzuki
武雄 鈴木
Hidekazu Utsunomiya
宇都宮 英一
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱構造体などに使用
される熱接着発泡シートに関し、より詳細には保存ない
し輸送中のブロッキングのおそれのない熱接着発泡シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂発泡体は、軽量性、断熱性
、吸音性、衝撃吸収性などに優れ、なかでもオレフィン
系樹脂発泡シートは、適度な強度を有し、柔軟性に優れ
ているため、各分野で使用されている。
【0003】かかるオレフィン系樹脂発泡シートの片面
に接着剤層を設けてなる熱接着発泡シートとしては、下
記のものが知られている:オレフィン系樹脂発泡シート
の片面に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせたもの(特
開昭51−98772号公報参照)、オレフィン系樹脂
発泡シートの少なくとも片面に粘着性接着剤層が設けら
れたもの(特開昭52−101284号公報参照)、お
よび、オレフィン系樹脂発泡シートの少なくとも片面に
感熱性接着剤層を設けたもの(特開昭61−18188
5号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭51−
98772号公報記載の熱接着発泡シートは、表面に熱
可塑性フィルムを有しているため引っ掻きなどの機械的
損傷には強いが、接着剤層がないため、この発泡シート
を適宜基材に接着させることは難しい。
【0005】また、特開昭52−101284号公報記
載の熱接着発泡シートは、粘着性接着剤層を有してはい
るが、この粘着性接着剤の接着力は小さく、そのため基
材に接着して使用した場合、発泡シートが基材から剥離
するという問題が発生する。特に、この接着剤層は、例
えば70℃位で接着力の低下が著しいため、高温になる
と自然に剥離するという問題がある。また、粘着性接着
剤が保存中や輸送中にベタツクという問題もある。
【0006】また、特開昭61−181885号公報記
載の熱接着発泡シートは、感熱性接着剤層を有するため
上記の如き高温下での問題はないが、この発泡シートの
表面は引っ掻きなどの機械的強度に弱いという問題があ
る。
【0007】本発明者らは、上記の如き従来の熱接着発
泡シートの改良を企図して、発泡シートの表面にSBR
やクロロプレンなどのゴム系接着剤と、マツヤニその他
のタッキファイヤーと、場合によっては架橋剤とを含む
接着剤層を貼り合わせてなる熱接着発泡シートを構成し
てみた。
【0008】しかし、この構成の発泡シートは、積み重
ね状或いはロール状で保存ないし輸送している間に、ゴ
ム系接着剤が温度上昇に伴って粘度を増し、これが接触
するシート面に付着してブロッキングを引き起こすとい
う問題があった。
【0009】本発明は上記の如き実情に鑑みてなされ、
その目的は接着力が大きく、ベタツキのない、しかもブ
ロッキングの問題のない熱接着発泡シートを提供するに
ある。
【0010】
【発明が解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべく工夫されたもので、オレフィン系樹脂発泡シート
に特定の樹脂からなる感熱性接着剤層を設けることによ
り、上記問題とりわけブロッキングのない熱接着発泡シ
ートを提供できるという知見を得て完成されたものであ
る。
【0011】すなわち、本発明による熱接着発泡シート
は、オレフィン系樹脂発泡シートの少なくとも片面にエ
チレン・エチルアクリレート・無水マレイン酸の三元共
重合体からなる感熱性接着剤層が設けられているもので
ある。
【0012】本発明において、オレフィン系樹脂とは、
エチレンやプロピレンの如きオレフィンのモノマーを重
合したもの、及びオレフィンモノマーと他のモノマーと
を共重合したものまたはブレンドしたものを総称したも
のを意味する。かかるオレフィン系樹脂の好適なものと
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合などが例示される。オレフィン系樹脂は
、分子間で架橋している架橋型のものでも、架橋してい
ない非架橋型のものでもよいが、架橋型のオレフィン系
樹脂の方が機械的強度および耐熱性に優れている。本発
明におけるオレフィン系樹脂発泡シートは、上記オレフ
ィン系樹脂を発泡したシート状物である。
【0013】オレフィン系樹脂発泡シートの製造方法と
しては、下記の如き種々の方法が提案されている:オレ
フィン系樹脂の中に発泡剤と架橋剤を混入し、同樹脂を
押出機やカレンダーロールなどでシート状にして発泡性
シートを製造し、このシートを加熱して架橋と発泡とを
同時に行ないオレフィン系樹脂発泡シートを製造するか
、或いはオレフィン系樹脂に発泡剤を混入し、押出機や
カレンダーロールなどでシート状にした後、このシート
に電子線などの放射線を照射して架橋した後、これを加
熱し発泡させてオレフィン系樹脂発泡シートを製造する
【0014】上記オレフィン系樹脂発泡シートの製造に
使用される発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、ア
ゾビスイソブチロニトリルの如きアゾ化合物やジニトロ
ソペンタメチレンテトラミンの如きニトロソ化合物が好
適である。
【0015】また、架橋剤としてはジクミルパーオキサ
イドの如き有機過酸化物が好適である。
【0016】更に、このオレフィン系樹脂発泡シートの
原料の中に尿素やカルボン酸の金属塩の如き発泡助剤を
添加してもよい。また、必要に応じて、充填剤、老化防
止剤、着色剤などを添加してもよい。
【0017】このオレフィン系樹脂発泡シートの厚みは
、用途によって異なるが、好ましくは0.05〜7mm
、更に好適には0.1〜4mmである。
【0018】本発明において使用される感熱性接着剤は
、エチレン・エチルアクリレート・無水マレイン酸の三
元共重合体からなるものである。
【0019】感熱性接着剤層の厚みは、これも用途によ
るが、通常、好ましくは0.01〜1.00mm、更に
好ましくは0.04〜0.50mmである。
【0020】次に、本発明熱接着発泡シートの製造方法
について説明する。
【0021】この熱接着発泡シートを製造する方法には
種々の方法がある。
【0022】先ず第一の方法は、未発泡のオレフィン系
樹脂シート原反の少なくとも片面に感熱性接着剤層を設
け、これを加熱し発泡させる方法である。第二の方法は
、発泡したオレフィン系樹脂シートに感熱性接着剤層を
設ける方法である。
【0023】第一の方法は樹脂を放射線照射あるいは架
橋剤で架橋させるオレフィン系樹脂シートの片面に感熱
性接着剤層を設けた熱接着発泡シートの製造に適した方
法である。この方法を採用すると、接着剤層の形成作業
が簡便化され、発泡による接着剤層の薄膜化が達成され
(発泡前の膜厚100〜150μmが発泡後10〜15
μmになる)、その結果製品の低コスト化が果たされる
【0024】第二の方法における感熱性接着剤層を設け
る方法としては、感熱性接着剤フィルムを加熱して発泡
シートを接着させる加熱ラミネート法、押出機による感
熱性接着剤を押し出しながら発泡シートを接着させる押
出法、溶融した感熱性接着剤をロールで塗布する塗布方
法など、従来から知られている方法がそのまま使用でき
る。
【0025】本発明による熱接着発泡シートは、例えば
、厚み方法にスライスしてスライス面を非貼合せ面とし
金属板に貼り合せ、屋根の断熱剤として使用する場合も
ある。
【0026】なお、発泡シートの片面に軟質塩化ビニル
フィルムを設ける場合、使用される接着剤としては、ウ
レタン系樹脂接着剤の如き2液の硬化型接着剤やオレフ
ィン系樹脂接着剤の如き感熱性接着剤が好ましい。また
、その他の方法として、軟質ウレタン発泡体のような溶
融し易い樹脂をフィルム状にして、この表面を溶融しな
がら発泡シートを接着させる方法もある。
【0027】
【作用】本発明においては、オレフィン系樹脂発泡シー
トの接着剤として、感熱性接着剤を使用するから接着力
が大きいし、ベトツキもない。
【0028】そして、感熱性接着剤としてエチレン・エ
チルアクリレート・無水マレイン酸の三元共重合体から
なるものを用いるので、このシートを積み重ねないしは
ロール状に巻いた状態で保存或いは輸送しても、接触面
がブロッキングを起こすおそれがない。
【0029】
【実施例】次に、本発明を具体的に説明するために、そ
の実施例を示す。
【0030】実施例1 発泡剤としてアゾジカルボンアミドを含ませた厚み1.
7mmのポリエチレンシートに電子線を照射して、分子
間架橋を起させた。このポリエチレンシートの片面にエ
チレン・エチルアクリレート・無水マレイン酸の三元共
重合体からなる厚み50μmの感熱性接着剤フィルムを
加熱ラミネート法で溶融接着した。
【0031】このシートを220℃に加熱して発泡させ
ると30倍に膨張し、厚み4mmの熱接着発泡シートが
得られた。
【0032】このシート2枚を、一方のシートの感熱性
接着剤層と、他方のシートの被接着面とが接触するよう
に重ねて、10cm×10cmの面積に10kgの加重
を掛けた状態で70℃24時間加熱した後、接着剤層の
面を観察した。その結果、接着剤層のブロッキングは全
く認められなかった。
【0033】40倍発泡品および50倍発泡品について
もそれぞれ上記と同じ操作を行ったが、結果は同じであ
った。
【0034】実施例2 発泡剤としてアゾジカルボンアミドを含ませた厚み3.
5mmのポリエチレンシートに電子線を照射して、分子
間架橋を起こさせた。このポリエチレンシートの片面に
エチレン・エチルアクリレート・無水マレイン酸の三元
共重合体からなる感熱性接着剤層を押出法で設けた。こ
のときの接着剤層の厚みは100〜150μmであった
【0035】このシートを220℃に加熱して発泡させ
ると40倍に膨張し、厚み7mmの熱接着発泡シートが
得られた。
【0036】このシートについて実施例1と同様にして
ブロッキングの有無を調べたが、ブロッキングは認めら
れなかった。
【0037】また、上記熱接着発泡シートを厚みの中央
で2枚の薄片にスライスし、得られたスライス薄片どう
しを、一方の薄片の感熱性接着剤層と他方の薄片のスラ
イス面とが接触するように重ねて、上記と同じ試験を行
なったが、やはりブロッキングは認められなかった。
【0038】また、カラー鋼板を95℃になるように加
熱し、これを2kgの圧力で上記熱接着発泡シートの感
熱性接着層に接着させた。こうして得られた試験片につ
いて、カラー鋼板と発泡シートとを剥がして接着力を測
定しようとしたが、発泡シートが材料破壊をきたし、接
着力の測定はできなかった。
【0039】上記試験片を90℃で1週間保存した後、
および、60℃の温水中に1カ月浸漬した後、それぞれ
上記と同じ手法で接着力測定を試みたが、やはり材料破
壊により接着力の測定はできなかった。
【0040】105℃に加熱したカラー鋼板を用いて、
上記と同じ手法を繰返したが、この場合も同じ結果が得
られた。
【0041】
【発明の効果】本発明においては、オレフィン系樹脂発
泡シートの接着剤として、感熱性接着剤を使用するので
、大きな接着力を発揮させることができ、高温でも強度
の低下がない。
【0042】そして、感熱性接着剤としてエチレン・エ
チルアクリレート・無水マレイン酸の三元共重合体から
なるものを用いるので、このシートを積み重ねないしは
ロール状に巻いた状態で保存或いは輸送しても、接触面
がブロッキングを起こすおそれがない。
【0043】また、本発明熱接着シートはオレフィン系
樹脂発泡シートを基材とするものであるので、軽量性、
断熱性、吸音性、衝撃吸収性に優れていて、種々な用途
に使用できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  オレフィン系樹脂発泡シートの少なく
    とも片面にエチレン・エチルアクリレート・無水マレイ
    ン酸の三元共重合体からなる感熱性接着剤層が設けられ
    ている熱接着発泡シート。
JP12592091A 1991-05-29 1991-05-29 熱接着発泡シート Expired - Fee Related JP2619991B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2731984A1 (fr) * 1995-03-21 1996-09-27 Rapid Sa Bouchon d'obturation d'une ouverture quelconque et procede de fabrication de ce bouchon

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2731984A1 (fr) * 1995-03-21 1996-09-27 Rapid Sa Bouchon d'obturation d'une ouverture quelconque et procede de fabrication de ce bouchon

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