JPH04350280A - 排煙窓開閉操作用ハンドルボツクス - Google Patents

排煙窓開閉操作用ハンドルボツクス

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JPH04350280A
JPH04350280A JP15265291A JP15265291A JPH04350280A JP H04350280 A JPH04350280 A JP H04350280A JP 15265291 A JP15265291 A JP 15265291A JP 15265291 A JP15265291 A JP 15265291A JP H04350280 A JPH04350280 A JP H04350280A
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knob
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opening
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Masaichi Kunugihara
政一 檪原
Nobukuni Kamiya
信邦 神谷
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Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Chuo Hatsujo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓枠と開窓方向に付勢
した障子との間に配索したワイヤの繰出しと巻取りとに
よつて開閉される排煙窓において、巻取ドラムにワイヤ
を連結してその巻取りと繰出しをハンドルの回転操作に
よつて行うようにした排煙窓開閉操作用ハンドルボツク
スに関し、特に、ハンドルの格納手段に改良を施した排
煙窓開閉操作用ハンドルボツクスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような排煙窓開閉操作用ハンドル
ボツクスの一つとして、巻取ドラムを格納したボツクス
本体にハンドルを支持し、そのハンドルを巻取り方向に
回転操作して巻取ドラムを回転駆動することによりワイ
ヤを巻き取つて閉窓するとともに、ハンドルの回転操作
にともなつて巻取ドラムの繰出し方向への回転をロツク
することにより閉窓状態を保持し、開釦の押込み操作に
よつて巻取ドラムの回転ロツクを解除することにより、
障子に作用する開窓方向の付勢にしたがつて巻取ドラム
を回転させつつワイヤを繰り出して開窓するようにした
ものがある。
【0003】このようなハンドルボツクスにおいてハン
ドルを格納する手段の一例として、従来、実開平3−2
182号公報に開示されているように、ボツクス本体の
正面に格納凹部を形成し、その格納凹部にハンドルを押
し込んで格納することによりボツクス本体の正面から突
出しない状態に保持するとともに、ハンドルの回転端に
突出させて支持したノブを動かすことによりハンドルを
格納凹部から突出させて回転操作し得るようにしたもの
が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなハンドル
格納手段を備えた従来の排煙窓開閉操作用ハンドルボツ
クスにおいては、格納凹部にハンドルを格納してもその
ノブはボツクス本体の正面側に突出したままであつた。 また、開釦を押込み操作して開窓した後は閉窓するため
にハンドルを格納凹部から突出させて回転操作しなけれ
ばならないのであるが、ハンドルを格納凹部から突出さ
せる操作は開釦の押込み操作とは別に行う必要があつた
【0005】本発明は、上記の点について改良を施した
排煙窓開閉操作用ハンドルボツクスを提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の排煙窓開閉操作
用ハンドルボツクスは、上記課題を解決するための手段
として、窓枠と開窓方向に付勢した障子との間にワイヤ
を配索してなる排煙窓のワイヤが連結される巻取ドラム
をボツクス本体内に回転自由に支持し、閉窓の際には、
ボツクス本体の正面に露出させてその正面と平行な面内
における回転を自由に支持したハンドルをそのハンドル
の回転端に突出させたノブを摘んで一方向に回転操作す
ることにより巻取ドラムを回転させてワイヤを巻き取る
とともに、ハンドルの回転操作にともなつて巻取ドラム
の繰出し方向への回転をロツクすることにより閉窓状態
を保持するようにし、開窓の際には、ボツクス本体の正
面に設けた開釦の押込み操作による巻取ドラムのロツク
の解除により開窓方向への付勢にしたがつて巻取ドラム
を回転させつつワイヤを繰り出すようにした排煙窓の開
閉操作用ハンドルボツクスにおいて、ハンドルを、ボツ
クス本体に軸線回りの回転及び軸線方向の移動を自由に
、かつ、ボツクス本体の正面側に突出する方向に付勢し
て支持されてそのハンドルの回転中心となる回転軸に一
体的に固着するとともに、ノブをハンドルの正面から突
出しない押込位置までボツクス本体側に押し込み得るよ
うに支持し、ボツクス本体の正面にハンドルが格納され
る格納凹部を形成するとともに、ボツクス本体にハンド
ルの格納状態において押込位置にあるノブが突出方向に
付勢された状態で格納される格納室を形成し、ボツクス
本体に、保持位置においてハンドルとノブに係止するこ
とによりそのハンドルとそのノブを夫々格納凹部内と格
納室内に保持する可動ハンドル保持体を、保持位置側へ
の付勢に抗する保持解除位置への移動可能に嵌装し、回
転軸と、巻取ドラムと連動回転する駆動体とに、その回
転軸のハンドルを格納凹部から脱外させる方向への移動
により一体的に回転するように互いに連結し、かつ、そ
の回転軸のハンドルを格納凹部に格納させる位置への移
動により外れる連結部を形成し、開釦を押込位置側から
押込み操作前の復帰位置側へ移動する方向に付勢し、そ
の開釦に、その開釦の押込位置への移動により可動ハン
ドル保持体を保持解除位置に移動させるとともにその開
釦の復帰位置への移動により可動ハンドル保持体の保持
位置への移動を許容する係合部と、その開釦の押込位置
への移動により回転軸を駆動体との連結を阻止する位置
に保持するとともにその開釦の復帰位置への移動により
回転軸の駆動体への連結を許容するストツパとを形成し
、ボツクス本体に、開釦の押込み操作にともなつてその
開釦を押込位置に保持し、かつ、ハンドルの巻取り方向
への回転操作にともなつて開釦の押込位置への保持を解
除する開釦保持用作動体を設けた構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】本発明は上記構成になり、排煙
窓が閉窓された状態においては、開釦が押込み操作前の
復帰位置にある。また、可動ハンドル保持体は、開釦の
復帰位置への移動にともなつて付勢により移動し、保持
解除方向への移動可能な状態で保持位置にある。
【0008】かかる状態でハンドルを格納凹部内に押し
込むとともにノブを格納室内に押し込むと、可動ハンド
ル保持体が一旦保持解除方向に押されてから保持位置に
戻ることによつてハンドルとノブに係止し、これにより
、ハンドルが格納凹部内に格納されるとともにノブが格
納室内に格納され、このハンドルとノブはボツクス本体
の正面から突出しない状態に保持される。
【0009】かかる閉窓状態から排煙のために開窓する
際には、開釦を押込み操作すると、開釦保持用作動体に
よつて開釦は押込位置に保持される。この開釦の押込位
置への移動にともない、巻取ドラムがロツクを解除され
て回転しつつワイヤが繰り出される。
【0010】これと同時に、開釦の係合部により可動ハ
ンドル保持体が保持解除位置に移動してハンドルの格納
凹部への保持とノブの格納室への保持が解除され、ハン
ドルはその回転軸に作用する付勢によつて格納凹部内か
らボツクス本体の正面側に突出し、ノブは格納室内にお
ける付勢により格納室内から突出してハンドルの正面か
らさらに突出する位置まで移動する。これにより、ハン
ドルが回転操作し得る状態となる。
【0011】かかる状態において、ハンドルの回転軸は
、巻取ドラムと連動回転している駆動体との連結が開釦
のストツパによつて阻止されているため、ワイヤの繰出
し中にハンドルが巻取ドラムと連動して回転することは
ない。
【0012】開窓状態から閉窓する際には、ボツクス本
体の正面側に突出しているハンドルをそのノブを摘むこ
とによつて巻取り方向に回転操作すると、まず、開釦保
持用作動体による開釦の押込位置への保持が解除される
ことにより開釦が付勢にしたがつて復帰位置に移動する
。これにともない、開釦のストツパによる回転軸の駆動
体への連結の阻止が解除され、回転軸が付勢にしたがつ
て駆動体と連結する位置に移動する。これにより、ハン
ドルの巻取方向への回転操作を続けると、その回転力が
駆動体を介して巻取ドラムに伝達されてワイヤが巻き取
られる。
【0013】同じく、開釦が復帰位置へ移動するのにと
もない、その係合部が可動ハンドル保持体の保持位置へ
の移動を許容するため、可動ハンドル保持体は付勢にし
たがつて保持解除位置から保持位置に移動する。この後
は、前述したようにハンドルとノブを夫々格納凹部内と
格納室内に押し込めばよい。
【0014】上述のように、本発明の排煙窓開閉操作用
ハンドルボツクスは、ハンドルだけでなくそのノブもボ
ツクス本体の正面から突出しない状態に格納することが
できるとともに、ハンドルとノブを操作可能な状態に突
出させる動作を、開釦の押込みによる開窓の操作と連動
させて行うことができる効果がある。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。本実施例の排煙窓開閉操作用ハンドルボツ
クスは、高い位置において開口する窓枠とその窓枠に開
窓方向に付勢して装着した障子との間にワイヤWを緊張
して掛け渡した構造になる図示しない排煙窓が設けられ
た壁に、正面を屋内側に露出させた状態で埋設されるよ
うになつている。排煙窓のワイヤWは、壁内の空間を通
して下方に配索されていて、その配索端が排煙窓開閉操
作用ハンドルボツクスに連結されるようになつている。
【0016】排煙窓開閉操作用ハンドルボツクスの壁内
に埋め込まれるハウジング2と壁面に露出する正面カバ
ー3とからなるボツクス本体1内には、ハウジング2の
上面の導入孔4を通して導かれたワイヤWの配索端が連
結される巻取ドラム5が、その軸線を正面カバー3と直
角方向に向けた姿勢で回転自由に支持されており、この
巻取ドラム5と一体をなすギヤ6には、その上方位置に
支持されて詳しくは後述するハンドル30の操作によつ
て回転駆動される駆動体7のギヤ8と、巻取ドラム5の
下方位置に支持された繰出ロツク用回転体9のギヤ10
とが係合している。
【0017】駆動体7の近傍には、図8に示すように、
開窓時に押込み操作するための開釦12が、押込み操作
前の復帰位置と同図に示さない押込位置との間での移動
自由に、かつ、圧縮コイルばね13により復帰位置側に
付勢されて装着されており、この開釦12は、ボツクス
本体1の正面カバー3に装着したキヤツプ14によつて
隠蔽されている。
【0018】また、ボツクス本体1には、巻取ドラム繰
出ロツク兼用の縦に細長い開釦保持用作動体16が軸1
7aにより揺動自由に支持されている。この開釦保持用
作動体16の上端部には、開釦12が復帰位置にある状
態においては、その外周面に当接することにより開釦保
持用作動体16を圧縮コイルばね17の付勢に抗して図
3に示す保持解除姿勢に保持し、開釦12が押込位置に
ある状態においては、その側面に形成した凹部19に嵌
入することにより開釦保持用作動体16を図4に示す保
持姿勢にして開釦12を押込位置に保持する嵌入部20
が形成されている。さらに、開釦保持用作動体16の下
端部には、開釦12が復帰位置にあつて開釦保持用作動
体16が保持解除姿勢をとる状態においては前記繰出ロ
ツク用回転体9の外周の切欠係止部22に係止すること
によりその繰出し方向の回転を阻止するとともに、開釦
12が押込位置にあつて開釦保持用作動体16が保持姿
勢をとる状態においては繰出ロツク用回転体9の切欠係
止部22から外れてその繰出し方向の回転を許容するロ
ツク爪23が支持されている。
【0019】巻取ドラム5と連動回転する前記駆動体7
の中心孔25には、軸線を正面カバー3と直角に向けた
六角軸体27とこの六角軸体27に軸方向の相対移動の
みを自由に外嵌されて一体回転する筒体28とからなる
回転軸26が、駆動体7に対する軸線方向の移動及び軸
線回りの相対回転を自由に内嵌されている。この回転軸
26は、その六角軸体27とハウジング2との間に装着
した圧縮コイルばね29の弾拡力により、六角軸体27
が筒体28に対して正面側に突出する方向に移動し、さ
らに、六角軸体27と筒体28が一体となつて突出する
ようにした2段構造となつている。
【0020】かかる回転軸26の筒体28から正面側に
突出した六角軸体27の先端部には、ハンドル30が、
その基端部をネジ31で止めることにより正面カバー3
と平行な面内において回転軸26と一体回転するように
固着されている。このハンドル30の回転端部に形成し
た支持孔32には、軸線を回転軸26と平行に向けた円
形断面のノブ35が相対回転自由に内嵌されている。こ
のノブ35は、図6に示すようにハンドル30の正面側
に突出して支持孔32の孔縁に鍔33と弾性保持突起3
4とを係止させることによりその突出姿勢に保持される
位置と、図5に示すようにノブ35の正面をハンドル3
0の正面と同一面となるようにしてハンドル30の背面
側に突出する押込位置との間でハンドル30に対して相
対移動し得るようになつている。
【0021】回転軸26の筒体28と駆動体7の軸線方
向において互いに対向する面には、回転軸26が正面側
に最も突出した状態において互いに係合することにより
ハンドル30の巻取り方向の回転力を駆動体7に伝達し
、かつ、回転軸26が背面側に後退することにより外れ
てハンドル30から駆動体7への回転力の伝達を解除す
る連結部36、37が形成されている。また、開釦12
には、その正面側に突出した復帰位置にある状態におい
ては図7に示すように上記回転軸26と駆動体7の連結
部36、37同士の係合を許容し、かつ、押込位置にあ
る状態においては突出方向に移動する回転軸26を、図
6に示すように、その鍔38を係止させることによりそ
の連結部36が駆動体7の連結部37と係合しない位置
に保持するストツパ39が形成されている。
【0022】回転軸26の鍔38には切欠係止部40が
形成されており、これに対して、開釦保持用作動体16
には、開釦12が押込位置にあつて開釦保持用作動体1
6がその嵌入部20を開釦12の凹部19に嵌入させた
保持姿勢となる状態においては回転軸26の切欠係止部
40に係合し、開釦12が復帰位置にあつて開釦保持用
作動体16が保持解除姿勢となる状態においては切欠係
止部40から外れる係止爪41が支持されている。この
係止爪41が回転軸26の切欠係止部40に係合してい
る状態でハンドル30の操作により回転軸26を巻取り
方向に回転させると、保持姿勢の開釦保持用作動体16
が保持解除方向に揺動し、開釦12は、押込位置への保
持を解除されて圧縮コイルばね13の付勢により復帰位
置に移動するようになつている。
【0023】次に、ハンドル30及びそのノブ35を格
納する手段について説明する。ボツクス本体1の正面カ
バー3には、回転軸26から垂れ下がつた姿勢のハンド
ル30と整合する形状をなし、ハンドル30の厚さと同
じ寸法の深さの格納凹部45が形成されている。この格
納凹部45には、ハンドル30が、回転軸26を圧縮コ
イルばね29の付勢に抗して背面側へ後退させることに
より、正面カバー3から突出しない状態で格納されるよ
うになつている。
【0024】また、ボツクス本体1のハウジング2内に
は、格納凹部45と整合する状態におけるハンドル30
のノブ35と対応する格納室46が、格納凹部45に形
成した貫通孔47を介してボツクス本体1の正面に開口
するように形成されている。この格納室46内には、ハ
ンドル30が格納凹部45内に格納された状態において
そのハンドル30の背面側に突出したノブ35が格納さ
れるようになつており、その格納されたノブ35は、格
納室46内に装着した圧縮コイルばね49の弾拡力によ
り押圧板50を介して正面側に突出する方向に付勢され
るようになつている。
【0025】さらに、正面カバー3の背面には、上下方
向に細長い可動ハンドル保持体52が、図示しないガイ
ドに案内されることにより上方の保持解除位置と下方の
保持位置との間での上下移動自由に嵌装されている。こ
の可動ハンドル保持体52の上端部には、ボツクス本体
1内に上下方向の移動自由に案内された可動体53が連
結ピン54により一体的に上下動するように連結されて
おり、この可動体53と可動ハンドル保持体52は、可
動体53に装着した圧縮コイルばね55の弾拡力により
下向き、すなわち保持位置側に付勢されている。
【0026】可動体53には斜め下方に面する傾斜面5
6が形成されており、これに対し、前記開釦12には、
可動体53の傾斜面56に摺動可能に当接する係合部5
7が形成されており、開釦12が押込位置側に移動する
と、係合部57が傾斜面56に押圧しつつ摺接すること
により可動体53及び可動ハンドル保持体52が圧縮コ
イルばね55の付勢に抗して上方の保持解除位置側に移
動するようになつているとともに、開釦12が復帰位置
側に移動すると、傾斜面56に係合部57を摺接させた
ままで可動体53及び可動ハンドル保持体52が圧縮コ
イルばね55の付勢により下方の保持位置側に移動する
ようになつている。
【0027】可動ハンドル保持体52には、格納凹部4
5の上端において下向きに突出するハンドル保持用係合
爪58と貫通孔47の上端において下向きに突出するノ
ブ保持用係合爪59とが形成されている。これに対し、
ハンドル30には、可動ハンドル保持体52が保持位置
にある状態においてそのハンドル保持用係合爪58と係
合することにより、ハンドル30を格納凹部45に格納
された状態に保持する係止突部60が形成されており、
また、ノブ35には、同じく可動ハンドル保持体52が
保持位置にある状態においてそのノブ保持用係合爪59
と係合することにより、ノブ35を格納室46内に格納
された状態に保持する係止溝61が形成されている。こ
れらの両係合爪58、59は、可動ハンドル保持体52
が保持解除位置に移動することによりハンドル30の係
止突部60及びノブ35の係止溝61から外れる位置に
退避するようになつている。
【0028】次に、本実施例の作動を説明する。排煙窓
が閉窓されている状態においては、開釦12は図8に示
すように復帰位置にある。この開釦12の外周に嵌入部
20を当接させた開釦保持用作動体16が保持解除姿勢
をとつてその下端のロツク爪23が繰出ロツク用回転体
9に係止することにより、巻取ドラム5の回転がロツク
されてワイヤWの繰出しが阻止されている。
【0029】また、可動ハンドル保持体52は、圧縮コ
イルばね55の付勢により、復帰位置にある開釦12の
係合部57に可動体53の傾斜面56を当接させた保持
位置に保たれており、図5に示すように、この可動ハン
ドル保持体52のハンドル保持用係合爪58とノブ保持
用係合爪59が、夫々、格納凹部45内に格納された状
態のハンドル30の係止突部60と格納室46内に格納
された状態のノブ35の係止溝61に係止している。こ
れにより、ハンドル30とノブ35はボツクス本体1の
正面から突出しない状態に保持されている。
【0030】かかる閉窓状態から排煙窓を開放する際に
は、正面カバー3のキヤツプ14を押すことによつて開
釦12を押込み操作する。この開釦12の押込みにとも
ない、図4に示すように、圧縮コイルばね17の付勢に
より開釦保持用作動体16がその嵌入部20を開釦12
の凹部19に嵌入させる保持姿勢に揺動して開釦12が
押込位置に保持されるとともに、開釦保持用作動体16
の保持姿勢への揺動にともなつてそのロツク爪23が繰
出ロツク用回転体9から外れることにより巻取ドラム5
の回転のロツクが解除され、ワイヤWは、障子に作用す
る開窓方向への付勢にしたがい、巻取ドラム5、繰出ロ
ツク用回転体9及び駆動体7を回転させつつ繰り出され
る。
【0031】この開釦12が押込位置に移動するのと同
時に、開釦12の係合部57は、可動体53を圧縮コイ
ルばね55の付勢に抗して上方へ押動しつつ、図5に示
す位置から図6に示す位置まで移動することにより、可
動ハンドル保持体52を保持解除位置に移動させる。こ
れにより、可動ハンドル保持体52のハンドル保持用係
合爪58とノブ保持用係合爪59がハンドル30の係止
突部60とノブ35の係止溝61から外れ、図6に示す
ように、ハンドル30は、回転軸26に作用する圧縮コ
イルばね29の付勢によつて格納凹部45内から正面側
に突出するとともに、ノブ35は、格納室46内の圧縮
コイルばね49の付勢によつて格納室46内から正面側
に突出し、さらに、ハンドル30よりも正面側に突出し
てその支持孔32の孔縁に鍔33と弾性突起34とを係
止させることにより図6に示す突出姿勢を保つ。これに
より、ハンドル30は回転操作し得る状態となる。
【0032】かかる状態においてハンドル30の回転軸
26は、図6に示すように、その鍔38を開釦12のス
トツパ39に当接させることによつて連結部36を駆動
体7の連結部37から離間させた位置に保持される。こ
のため、ワイヤWの繰出しにともなつて巻取ドラム5と
ともに回転する駆動体7の回転力は回転軸26に伝達さ
れず、ワイヤWの繰出し中にハンドル30が巻取ドラム
5と連動して回転することはない。
【0033】開窓した排煙窓を閉窓する際には、上述の
ように開窓のための開釦12の押込操作によりすでにハ
ンドル30がボツクス本体1の正面側に突出して操作可
能な状態となつているから、そのノブ35を摘んでハン
ドル30を巻取り方向に回転操作すればよい。
【0034】ハンドル30の操作によつて回転軸26が
回転すると、まず、回転軸26の鍔38の切欠係止部4
0に係止している開釦保持用作動体16の係止爪41が
押されることによつて開釦保持用作動体16が保持姿勢
から保持解除姿勢に揺動する。これにともない、開釦保
持用作動体16の嵌入部20が開釦12の凹部19から
外れて開釦12が圧縮コイルばね13の付勢により復帰
位置に戻るとともに、開釦保持用作動体16のロツク爪
23が繰出ロツク用回転体9に係止することによつて巻
取ドラム5の繰出し方向への回転がロツクされる。
【0035】また、開釦12が復帰位置に移動するのに
ともない、その係合部57に当接する可動体53ととも
に可動ハンドル保持体52が、圧縮コイルばね55の付
勢にしたがつて保持位置に移動し、可動ハンドル保持体
52のハンドル保持用係合爪58とノブ保持用係合爪5
9がハンドル30とノブ35に係止し得る状態となる。
【0036】同じく、開釦12の復帰位置への移動にと
もない、そのストツパ39に鍔58を当接させていた回
転軸26が、図7に示すように、その連結部36を駆動
体7の連結部37に係合させる位置まで移動する。この
後、さらにハンドル30の回転操作を続けると、連結部
36、37同士の係合により回転軸26の回転力が駆動
体7に伝達されて巻取ドラム5が巻取り方向に回転駆動
され、ワイヤWが巻き取られる。
【0037】排煙窓が閉窓された後にハンドル30とノ
ブ35を格納する際には、ハンドル30を格納凹部45
内に押し込むとともにノブ35をハンドル30の背面側
に突出させつつ格納室46内に押し込むと、可動ハンド
ル保持体52は、そのハンドル保持用係合爪58とノブ
保持用係合爪59をハンドル30の係止突部60とノブ
35の外周面で押されることにより一旦保持解除方向に
移動する。そして、ハンドル30が格納凹部45内に完
全に格納されるとともにノブ35が格納室46内に完全
に格納されたところで、可動ハンドル保持体52が圧縮
コイルばね55の付勢にしたがつて保持位置に移動する
ことにより、ハンドル保持用係合爪58とノブ保持用係
合爪59がハンドル30の係止突部60とノブ35の係
止溝61に係止する。これにより、ハンドル30とノブ
35は、図5に示すように、正面カバー3から突出せず
に面一となつた状態で正面側へ突出する方向への移動不
能に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】正面図である。
【図3】開釦が復帰位置にある状態の一部切欠正面図で
ある。
【図4】開釦が押込位置にある状態の一部切欠正面図で
ある。
【図5】ハンドルとノブを格納した状態の縦断面図であ
る。
【図6】開窓のために開釦を押込み操作してハンドルを
突出させた状態の一部切欠右側面図である。
【図7】開窓操作後に開釦が復帰位置に復帰した状態の
一部切欠右側面図である。
【図8】開釦の構造をあらわした一部切欠右側面図であ
る。
【符号の説明】
W:ワイヤ  1:ボツクス本体  5:巻取ドラム 
 7:駆動体  12:開釦 16:開釦保持用作動体  26:回転軸  30:ハ
ンドル  35:ノブ  36:(回転軸の)連結部 
 37:(駆動体の)連結部  39:ストツパ  4
5:格納凹部  46:格納室  52:可動ハンドル
保持体  57:係合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  窓枠と開窓方向に付勢した障子との間
    にワイヤを配索してなる排煙窓の前記ワイヤが連結され
    る巻取ドラムをボツクス本体内に回転自由に支持し、閉
    窓の際には、前記ボツクス本体の正面に露出させて該正
    面と平行な面内における回転を自由に支持したハンドル
    を該ハンドルの回転端に突出させたノブを摘んで一方向
    に回転操作することにより前記巻取ドラムを回転させて
    前記ワイヤを巻き取るとともに、前記ハンドルの回転操
    作にともなつて前記巻取ドラムの繰出し方向への回転を
    ロツクすることにより閉窓状態を保持するようにし、開
    窓の際には、前記ボツクス本体の正面に設けた開釦の押
    込み操作による前記巻取ドラムのロツクの解除により前
    記開窓方向への付勢にしたがつて前記巻取ドラムを回転
    させつつ前記ワイヤを繰り出すようにした排煙窓の開閉
    操作用ハンドルボツクスにおいて、前記ハンドルを、前
    記ボツクス本体に軸線回りの回転及び軸線方向の移動を
    自由に、かつ、前記ボツクス本体の正面側に突出する方
    向に付勢して支持されて該ハンドルの回転中心となる回
    転軸に一体的に固着するとともに、前記ノブを前記ハン
    ドルの正面から突出しない押込位置まで前記ボツクス本
    体側に押し込み得るように支持し、前記ボツクス本体の
    正面に前記ハンドルが格納される格納凹部を形成すると
    ともに、前記ボツクス本体に前記ハンドルの格納状態に
    おいて押込位置にある前記ノブが突出方向に付勢された
    状態で格納される格納室を形成し、前記ボツクス本体に
    、保持位置において前記ハンドルと前記ノブに係止する
    ことにより該ハンドルと該ノブを夫々前記格納凹部内と
    前記格納室内に保持する可動ハンドル保持体を、保持位
    置側への付勢に抗する保持解除位置への移動可能に嵌装
    し、前記回転軸と、前記巻取ドラムと連動回転する駆動
    体とに、該回転軸の前記ハンドルを前記格納凹部から脱
    外させる方向への移動により一体的に回転するように互
    いに連結し、かつ、該回転軸の前記ハンドルを前記格納
    凹部に格納させる位置への移動により外れる連結部を形
    成し、前記開釦を押込位置側から押込み操作前の復帰位
    置側へ移動する方向に付勢し、該開釦に、該開釦の押込
    位置への移動により前記可動ハンドル保持体を保持解除
    位置に移動させるとともに該開釦の復帰位置への移動に
    より前記可動ハンドル保持体の保持位置への移動を許容
    する係合部と、該開釦の押込位置への移動により前記回
    転軸を前記駆動体との連結を阻止する位置に保持すると
    ともに該開釦の復帰位置への移動により前記回転軸の前
    記駆動体への連結を許容するストツパとを形成し、前記
    ボツクス本体に、前記開釦の押込み操作にともなつて該
    開釦を押込位置に保持し、かつ、前記ハンドルの巻取り
    方向への回転操作にともなつて前記開釦の押込位置への
    保持を解除する開釦保持用作動体を設けたことを特徴と
    する排煙窓開閉操作用ハンドルボツクス。
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