JPH0335819Y2 - - Google Patents

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JPH0335819Y2
JPH0335819Y2 JP1983065379U JP6537983U JPH0335819Y2 JP H0335819 Y2 JPH0335819 Y2 JP H0335819Y2 JP 1983065379 U JP1983065379 U JP 1983065379U JP 6537983 U JP6537983 U JP 6537983U JP H0335819 Y2 JPH0335819 Y2 JP H0335819Y2
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locking
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は不完全突出位置にて錠杆を係止しうる
係止具と、その係止を解放する解除具とを有する
錠本体を具え、扉の用途を多様化できかつ扉の開
閉操作を便宜としうる錠装置に関する。
〔背景技術〕
従来、施錠のための本締まり用の錠杆と、単に
風などによる不用意な扉の開きを防ぐためのいわ
ゆる空締り用の錠杆とを有する箱錠が多用されて
いる。又このような箱錠を用いて、照明具などの
電器具をオン、オフするものとして、例えば実公
昭41−8518号公報のものが提案されている。
しかしこのものは、ドアの外部からのキーを用
いる施錠時の場合の前記本締り用の錠杆の突出長
さを、家屋内部からのサムターンなどを用いた手
鎖錠の場合よりも大とすることにより前記オン、
オフを行うように構成されている。
このように、この提案のものは、手鎖錠によつ
ては錠杆は、開扉位置と突出位置との2つの位
置、キー鎖錠によつては開扉位置と、前記手鎖錠
の前記突出位置よりも大きい突出位置との2つの
位置の間で錠杆を移動させしかも夫々の2位置で
錠杆を静止するように構成されている。またこの
提案のものでは、施錠の必要が無いときには、前
記空締まり用の錠杆によつて風等による扉の開放
を防いでいる。したがつて、前記提案のもので
は、本締まり用の錠杆を作動する前記キー、サム
ターンなどに加えて、空締まり用の錠杆を作動す
る把手などの操作体が必要となる。さらに、本締
まり用の錠杆を用いて電器具をオン、オフする前
記提案のものにおいて、空締まり用の錠杆を用い
ないときには、閉扉に際して、風等による扉の開
放を防いで、閉止保持するためには、キー、サム
ターンなどの操作体を、開扉のときに加えて錠杆
の突出のために再度操作することが必要となる。
〔考案の目的〕
本考案は、本締り用の錠杆ではなくて、常時突
出側に付勢された空締り用の錠杆を用いて、しか
も錠杆を不完全突出位置で係止でき、在室、退室
後での錠杆位置を変化させうるとともに、解除具
を具えることによつて、例えば退室に伴う扉の閉
止によつて、自動的に錠杆を全突出位置まで復帰
でき、扉の操作をも便宜としうる錠装置の提供を
目的としている。
〔考案の開示〕
実施例 図において本考案の錠装置1は、扉Dに取付く
錠本体3と、静止枠5に取付けられる受板6とか
らなり、錠本体3には、扉Dの両面に配する第1
の操作体7、第2の操作体8の操作により移動す
る錠杆4と、係止具9と、解除具10とを設けて
いる。
錠本体3は、本実施例では、扉Dの前端面に嵌
設される本体部15と、扉Dの両側に取付く外装
部16,17とを具え、本体部15は、フロント
22の背部に、一方の側面をカバー板23により
遮蔽しうる偏平な収容部24を設けるケース21
を有し、前記フロント22に穿設した透孔から前
記錠杆4を進退させうる。
錠杆4は、前端部分に、外側面を斜面に切欠い
た先端部4aを有するラツチボルト状をなし、か
つその後端部上下を膨出させ上下に前方に向く段
差部11,12を設けるとともに、その後尾に
は、前後に延びる案内片26,27を具えかつ先
端に向かい先細となる三角部29,30を、その
外側面、内側面に突設している。又錠杆4には、
外側面、内側面を貫通する長孔31を透設すると
ともに、外側面には、長手方向にのびる切欠部3
2を設ける一方、その先端部4aには、前記斜面
を含み長孔31の前縁まで延設した条溝33に、
合成樹脂、ゴム材等の緩衝材からなる当片34を
嵌挿しかつリベツトを用いて固定している。なお
接着剤、焼付、ネジ止め等により当片34を固定
することもできる。
錠杆4には、前記解除具10をなすタイミング
ボルト10aがその内側面に取付けられる。解除
具10は、第10〜11図に詳示するように、内
側面側に設ける。前記三角部30と同厚さの長片
部36の後部に、前記長孔31に嵌入しうる突片
37と、錠杆4の上部に位置して後方にのびる受
片39とを設けており、かつ解除具10の内側面
には案内片40が形設され、該解除具10は、そ
の突片37を長孔31に挿入することにより、錠
杆4と相対的に前後動でき、又錠杆4と、解除具
10とは、その案内片26,27、案内片40
が、前記カバー板23と収容部24の側板25と
に設ける案内溝41,42、案内溝43に嵌合さ
れるとともに、錠杆4は、その案内片26,27
が案内溝41,42の前縁に当接し、その先端部
4aが前方に突出する全突出位置Aと、扉Dを解
放する、フロント22に略没入する後退した開扉
位置Bとの間を前後に移動できる。又解除具10
は、その案内片40が、案内溝43の前縁に衝合
したときには、その突片37と、前記した全突出
位置Aにまで突出した錠杆4の長孔31の前縁と
の間には、第7図に示すように間隙gが残置され
る。錠杆4の下方には、係止具9が配置され、又
その外側面に第1のレバー19を、内側面に第2
のレバー20を配している。
係止具9は、上片49の両側に矩形板状の側片
50,51を垂下した断面コ字のアーム9aであ
り、側片50,51に貫設した透孔により、前記
側板25の前端部に突出する支持ピン46で後方
部を上下に揺動可能に先端を支持されるとともに
側片50には、第9図bに示すごとく、後端が開
放された略コ字の溝部52を先端側に延設し、又
その下辺には上方な突な隆起部53を設けてい
る。なお溝部52の下辺後縁は円弧に形成してい
る。又係止具9は、バネ54によつて、前記上片
49の後端縁がなす係止部13を、錠杆4に向け
付勢され、その結果、該係止部13は、錠杆4の
下の段差部12と係合することによつて、該錠杆
4を、全突出位置Aと扉Dを解放しうる開扉位置
Bとの間の、前記斜面部分を有する先端部4aの
みが略フロント22から突出する不完全突出位置
Cで係止させうる。なお解除具10は、本例では
その案内片40が、案内溝43の前縁に衝合する
状態において、その先端は、不完全突出位置Cで
の錠杆4の先端と略一致する。
第1のレバー19は、外装部16の第1の操作
体7の支軸56に嵌合する動輪57に可回動に枢
支される平板状の基板59を有し、かつその先端
部に、ピン状の押片60,61を上下に突設して
おり、かつその下方には、押片60,61と同半
径線上に、基板59を切起こしてなる突片62を
設けている。押片60は、第1のレバー19の、
基準となる前傾状態において、案内片40が案内
溝43の前縁に衝合するまで前方に突出した解除
具10の受片39の背面に当接でき、又はその近
傍に位置する。又押片61は、該状態において、
前記長孔31内に挿入される。さらに第1のレバ
ー19は、その側面に設けるバネ受58に、一端
が前記側板25のバネ受63に取着された引張バ
ネ64の他端を懸架することにより、前傾側に付
勢され、その結果、解除具10は、第1のレバー
19が、前記した基準となる前傾状態となること
によつて、押片60を介して該第1のレバー19
により押出されることによつて前方に突出でき
る。又該第1のレバー19には、爪片67と、収
容部24の底板65と当接し、第1のレバー19
を前記基準となる前傾状態に保持させる突片66
とが形設される。前記爪片67と突片66とは、
第1のレバー19の長手中心線に線対称に配置さ
れ、勝手違いの使用を可能とする。なお、解除具
10の案内片40が案内溝43の前縁に衝合した
その突出状態において、受片39の背面と、押片
60とを当接させることによつても第1のレバー
19を、基準となる前傾状態に保持させることが
でき、その場合突片66を省略できる。前記爪片
67は、前記動輪57に設ける突片69に押圧さ
れる。また突片69と、爪片67とは、第1の操
作体7の基準となる水平状態と、第1のレバー1
9の基準となる前傾状態において、小角度αを隔
てるごとく位相を違えて突設される。
前記押片61は、第1のレバー19の後傾動に
より、該押片61が錠杆4の前記長孔31の後面
を押すことにより、錠杆4をその全突出位置Aか
ら、開扉位置Bまで移動させ、又錠杆4は、第1
のレバーの前傾動とともにバネ115によつて全
突出位置Aに移動し、このように錠杆4は前後に
往復動できる。又前記突片62は、錠杆4をその
不完全突出位置C近傍まで後退させたとき、係止
具9の前記隆起部53に当接し、該隆起部53を
押下げることにより、係止部13を、段差部12
から離間させうる。又隆起部53を通り過ぎたの
ちの戻行行程においても、隆起部53に係合し、
同様に係止具9を押下げることができる。なお第
1のレバー19の傾動により、突片62は、前記
隆起部53を形成した溝52の開放端を後方にこ
えかつ戻行とともに再び溝52内に入る。又押片
60が、後退する解除具10の受片39に押圧さ
れることによつて、第1のレバー19は後傾し、
この第1のレバー19の後傾によつて、突片62
が前記のごとく、不完全突出位置Cの近傍で係止
具9の隆起部53を押下げでき、もつて該解除具
10は、第1の操作体7に連係した第1のレバー
19を介して、係止具9と錠杆4との係合を、そ
の不完全突出位置Cの近傍において解放でき又係
止を阻止しうるとともに、解除具10は、錠杆4
とともに開扉位置Bの近傍に後退したとき、その
受片39は、押片60を介し、第1のレバー19
を、錠杆4が不完全突出位置Cとなるまで後傾さ
せる。また前記突片62が押し下げる隆起部53
を側片のしかも後方が開放された溝52の下辺に
設けたため、係止具9からの隆起部53の突出が
なく小型となり、かつ構造が簡易となる。
前記第2のレバー20は、外装部17に設ける
第2の操作体8の支軸を嵌入する動輪71に固定
した平板状の基板72の上端に、前記長孔31に
挿入されるピン状の押片73を設けており、第2
の操作体8の回動により、錠杆4を、全突出位置
Aと、開扉位置Bとの間を往復動させうる。なお
動輪57,71は、互いに同心に遊動自在に嵌ま
り合い、かつカバー板23、側板25に設ける軸
受孔74,75によつて支持される。
前記外装部16,17には、施錠具81が設け
られる。該施錠具81は、前記支軸56を嵌入す
る筒軸83上の掛止輪84と、掛止板86とを具
える。掛止輪84は、平板部周囲にフランジを設
けるとともに、該フランジ下端を切欠き掛止溝8
7を設けており、該掛止溝87に、掛止板86上
縁の突片89が嵌入することによつて、第1の操
作体7をその水平状態で回転不能に拘束し、施錠
しうる。なお掛止板86は、外装部16のケース
91内面に形成された上下にのびる突条92によ
り案内され、かつ角筒軸94に嵌合する回動板9
5に設ける駆動ピン97が、該掛止板86の切欠
き孔99に嵌まり合うことによつて、第12〜1
3図に示すごとく、回動板95の回動とともに、
該駆動ピン97により上下縁を押圧され上下動で
きる。又回動板95は、掛止板86の縦穴を挿通
するバネ受け100に一端を、又他端を該回動板
95に取付く捻りバネ101が、回動板95の回
動の間、巾狭となる強圧部分を通過することによ
つて、回動板95、即ち角筒軸94は、掛止板8
6の上下位置において、夫々弾性的に押圧され
る。なお施錠具81の角筒軸94は継ぎ片103
を介し他の外装部17にのび、又内装部16の前
記角筒軸94には硬貨等が嵌り合う割り溝を有す
る非常用ボタン104が、又外装部17側には、
前記継ぎ片103に連結したサムターン105が
突出する。
他方、受板6は、扉Dの移動端に向き合う静止
枠5に一端縁を戸当り5aに接して又は離して取
付けられ、その基板111に、錠杆4と、解除具
10とが嵌入しうる係止孔112が設けられ、又
その内端縁には外方に折れ曲がる案内部113を
突設し、又静止枠5には、係止孔112に通じる
空所Vが形設される。なお、第5〜7図において
図中115は、錠杆4を前方に押圧するバネ、又
第9図および第12図において116は、前記掛
止輪84の切欠き部98,98に両端を支持さ
れ、第1、第2の操作体7,8を基準の水平状態
に保持しうる捻りバネである。
動 作 次にその作用を、本発明の錠装置1が、廊下等
の外部空間R1と手洗室等の部屋R2とを仕切
り、かつ部屋R2側に解放する扉Dに用いて、か
つ錠装置1を使用して図示しない照明具、換気扇
等の電器具をON、OFFさせる場合を例にとり説
明する。
錠本体3、受板6を前記のごとく扉D、静止枠
5に取付けるとともに、係止孔112の背部の前
記空所Vに、扉Dに向く動作端S1を有するスイ
ツチSを収納し、かつ該動作端S1は、錠杆4の
全突出位置Aでのみ該錠杆4により押圧され、ス
イツチSをOFF動作できる。
部屋R2が空室であり、かつ閉扉状態では、第
1の操作体7、第2の操作体8は水平、又第1の
レバー19、第2のレバー20は夫々第5図に示
す基準となる前傾状態に位置し、錠杆4は、スイ
ツチSの動作端S1を押圧することによりスイツ
チSをOFFしている。
次に入室に際して、第1の操作体7を回動する
と、第1のレバー19は、その爪片67が、前記
角度α分の回動ののち動輪57の突片69により
押圧され、第14図に示すごとく、下の押圧61
が長孔31の後縁を押圧することによつて、錠杆
4を開扉位置Bまで移動でき、従つて扉Dを開扉
し入室できる。なお前記小角度αは、第1の操作
体7に遊びを与え、その操作によつて直ちに錠杆
4を後退させるのを防ぐ。さらに突片62は前記
のごとく、第1の操作体7の回動により、一点鎖
線で示すように、前記隆起部53を一旦押下げた
のち、第14図の実線で示すごとく、後方に通り
過ぎ、かつ通り過ぎとともに係止具9は元の状態
となる。なお第14図においては、図の明瞭のた
めに、実線で示す係止具9の溝52を省略してい
る。又入室に際して第1の操作体7から手を離す
ことによつて、捻りバネ116及び引張バネ64
により、第1のレバー19は戻行し、その戻行に
際し、突片62は、錠杆4の前記段差部12と、
係止具9の係止部13とが近接する前記不完全突
出位置C付近において、隆起部53を、一点鎖線
で示すように、前記開扉時と同様に、ことによつ
て錠杆4は全突出位置Aに突出でき、即ち第1の
操作体7によつては、錠杆4を、係止具9が動作
することなく自在に錠杆4を往復動させうる。
次に入室後において第2の操作体8を把持し回
動するときには、第15図に示すごとく、第2の
レバー20の押片73が、同様に長孔31の後縁
を押圧し開扉位置Bまで錠杆4を後退させる。な
お錠杆4が前記間隙g分の分離を移動したとき、
解除具10の突片37が長孔31の前縁に押圧さ
れ後退し、その受片39が押片60を介し第1の
レバー19をやや回動させるが、第16図に示す
ように、第2のレバー20を、錠杆4が不完全突
出位置Cとなるまで戻したときには、第1のレバ
ー19は、解除具10の前進とともに前傾し、突
片62は隆起部53の位置を通過しているため、
係止具9の係止部13は上方に移動し、錠杆4の
段差部12と係合し、不完全突出位置Cで錠杆4
を拘束できる。なお第2の操作体8を繰り返し回
動させても該状態は維持でき、錠杆4は不完全突
出位置Cで係止される。なお第2の操作体8の押
下げ状態にて閉扉することにより、錠杆4が不完
全突出位置Cで保持されることにより、スイツチ
SはON状態が保持され、在室の間点灯状態が保
たれる。なお入室後にサムターン105を用い
て、前記のごとく施錠する。
次に退室に際して第2の操作体8を操作する
と、同様に錠杆4の不完全突出位置Cでの保持は
維持される一方、退室後に第1の操作体7の引き
動作により閉扉することによつて、錠杆4と、タ
イミングボルト10aである解除具10とがとも
に受板6の案内部113と当接することにより、
錠本体3の内部に、その開扉位置Bの近傍まで押
入され、第1のレバー19は、解除具10の受片
39によつて、突片62が隆起部53をこえる位
置まで後退する。なお第2のレバー20は前傾状
態にある。次に閉扉直前において、該閉扉側に位
置する錠杆4は、先行して受板6の係止孔112
への嵌入位置に到達することにより、該錠杆4
は、バネ115の付勢力により前進し、同時に前
記引張バネ64によつて伴移動する第1のレバー
19の押片60は、不完全突出位置Cの近傍にお
いて、後退した解除具10の受片39により保持
され、前記のごとく突片62が隆起部53を押下
げるため、解除具10は該第1のレバー19を介
して、第17図に示すごとく、係止部13を段差
部12から離間し、錠杆4を係止孔112の内部
にその全突出位置Aまで突入させスイツチSを
OFFしうる。その後、解除具10が係止孔11
2に嵌入することによつて、前記した基準の状態
に復元する。
なお前記のごとく入室後にサムターン105を
回動し掛止板86を前記のごとく押し上げること
により、その突片89が掛止輪84の掛止溝87
に嵌挿されることよつて、施錠具81が第1の操
作体7、第2の操作体8の回動をロツクし、施錠
できる。なお室外側には非常用ボタン104が設
けられ、非常時には該非常用ボタン104によつ
て外部から継ぎ片103を介し施錠具81を解錠
し、扉Dを解放できる。なお施錠具81は、本体
部15の収容部24内部に設けられかつ第1のレ
バー19をその前傾状態で係止、拘束しうるレバ
ー片を用いても形成でき、このように施錠具81
は、外装部16,17ではなくて、本体部15自
体に形設することができる。
〔考案の効果〕
このように本考案の錠装置は、錠本体と、受板
とからなり、かつ錠本体には錠杆を不完全突出位
置で係止しうる係止具と、閉扉に伴う受板との当
接によつて係止具を解放する解除具とを設けてい
るため、錠杆の全突出位置と、不完全突出位置と
で例えばスイツチの動作状態を変化させることが
でき、その結果入室に際して電器具を点灯し、退
室時には確実にかつ自動的に消灯させうる自動点
消灯可能な装置を容易に構成でき、かつ解除具に
よつて閉扉に際しての操作体の回動操作を要する
ことなく、単に扉の牽引等によつて消灯しうるた
め、さらに扉操作、点消灯操作を便宜とするなど
多くの効果を奏しうる。さらに前記突片62が押
し下げる隆起部を側片のしかも後方が開放された
溝の下辺に設けたため、係止具からの隆起部の突
出がなく小となり、かつ構造が簡易となる。
なお本考案の錠装置において、例えば解除具1
0は第10図に示す一点鎖線xで2分割するごと
く形成し、又解除具10を小高さの棒状に形設
し、又錠杆4の上又は下に配するようにもなしう
るとともに、係止具9は、錠杆4を直接掛止する
ごとくした前記実施例のものにかえて、第2のレ
バー20をその後傾位置で掛止することによつ
て、錠杆4を不完全突出位置Cで保持させること
もできる。さらに第1のレバー19、第2のレバ
ー20は、長孔31の後縁とは異なり、錠杆4の
例えば前記三角部29,30に当接させ錠杆4を
移動させるごとく構成することも可能である等、
本考案の錠装置は種々な態様のものに変形でき、
特に手洗い室等入室者が一人である部屋と、その
外部とを仕切る室内用の扉等の錠装置として好適
に採用できる。さらに所謂キーにより施錠するロ
ツクを施錠具81に設けることによつて、屋内外
を仕切る外部扉にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を、使用状態ととも
に示す斜視図、第2図は錠本体を示す正面図、第
3図はその右側面図、第4図はその左側面図、第
5図は錠本体の本体部を、カバー板を取り除いて
示す正面図、第6図はそのA−A線断面図、第7
図はそのB−B線断面図、第8図はそのC−C線
断面図、第9図aはその概略分解斜視図、第9図
bは係止具を示す斜視図、第10図は解除具を示
す正面図、第11図はその右側面図、第12図は
施錠具を示す正面図、第13図はその作用を示す
線図、第14〜17図は錠本体の作用を示す正面
図、第18図は退室に際しての閉扉状態を示す線
図である。 1……錠装置、3……錠本体、4……錠杆、5
……静止枠、6……受板、7……第1の操作体、
8……第2の操作体、9……係止具、9a……ア
ーム、10……解除具、12……段差部、13…
…係止部、20……第2のレバー、52……溝
部、53……隆起部、54……バネ、62……突
片、A……全突出位置、B……開扉位置、C……
不完全突出位置、D……扉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扉に取付けられかつ扉から前に突出する全突出
    位置と扉を開きうる開扉位置との間を移動しうる
    とともに前方に向く段差部を設けた錠杆を有する
    錠本体と、静止枠に取付き前記錠杆を嵌入しうる
    受板とからなり、前記錠本体は、前記錠杆を突出
    側に付勢するバネ、扉の一方の面に配されかつ第
    1のレバーを介して前記錠杆に係合し操作により
    該錠杆を全突出位置から開扉位置に移動する第1
    の操作体、扉の他方の面に配され第2のレバーを
    介して前記錠杆に係合し操作により該錠杆を全突
    出位置から開扉位置に移動する第2の操作体、上
    下に傾動可能に前方部が枢支されかつバネにより
    錠杆に向け付勢されるとともに前記錠杆に設けた
    前記段差部を係止することにより前記全突出位置
    と開扉位置との間の不完全突出位置で錠杆を係止
    する係止部を有ししかも前後にのびかつ垂下する
    側片を有する係止具、および前後に移動できかつ
    前記第1のレバーにより押されて錠本体から突出
    するとともに閉扉に伴う受板との当接により内方
    に押入される解除具を具え、しかも前記係止具
    は、後端が開放された溝部を前記側片に形成しか
    つ溝部を挟む下辺に上方に凸な隆起部を設けると
    ともに、前記解除具は、前記押入により前記第1
    のレバーを動作させ該第1のレバーに設けた突片
    が前記隆起部を押下げて前記係止具による錠杆の
    前記係止を解放し錠杆の全突出位置への移動を可
    能とする錠装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59150874A (ja) * 1983-02-17 1984-08-29 ナショナル住宅産業株式会社 錠装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59150874A (ja) * 1983-02-17 1984-08-29 ナショナル住宅産業株式会社 錠装置

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