JPH0434982B2 - - Google Patents

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JPH0434982B2
JPH0434982B2 JP60010009A JP1000985A JPH0434982B2 JP H0434982 B2 JPH0434982 B2 JP H0434982B2 JP 60010009 A JP60010009 A JP 60010009A JP 1000985 A JP1000985 A JP 1000985A JP H0434982 B2 JPH0434982 B2 JP H0434982B2
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JP
Japan
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carboxylic acid
substituted
unsaturated carboxylic
grams
reaction
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JP60010009A
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JPS60163851A (ja
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Daamen Kuruto
Merutensu Rihiaruto
Kisutaa Eritsuhi
Buremu Herumuuto
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Stockhausen GmbH and Co KG
Original Assignee
Chemische Fabrik Stockhausen GmbH
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Publication date
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C233/00Carboxylic acid amides
    • C07C233/01Carboxylic acid amides having carbon atoms of carboxamide groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、アミド窒素において置換されてい
ないα,β−不飽和カルボン酸アミドを出発原料
として用いるN−置換α,β−不飽和カルボン酸
アミドの製造方法に関する。 N−置換α,β−不飽和カルボン酸アミドは、
当該技術分野において重要な役割を持つ。例え
ば、この種の材料は、合成樹脂工業における重要
な単量体である。しかしながら、N−置換α,β
−不飽和カルボン酸アミドは除草剤としても有用
である。 したがつて、工業的および経済的に満足できる
N−置換α,β−不飽和カルボン酸アミドの製造
方法は、従来から、化学的研究および開発の対象
となつている。しかしながら、これまでは、欠点
の全くないN−置換α,β−不飽和カルボン酸ア
ミドの製造方法を開発することに成功していな
い。 これまで知られている製造方法の利点および次
点についての詳細な説明がヨーロツパ特許第
0013416号に記載されている。 α,β−不飽和カルボン酸エステルもしくはニ
トリルから出発して、従来の最も優れた方法で
は、反応性二重結合が水、アルコールまたはアミ
ンの付加によつて保護される(いわゆるミカエル
付加。例えば、O.Bayer,Angew.Chem.61
(1949),229頁、およびOrg.React.10(1959)179
頁参照)。この保護基は、次に、1またはそれ以
上の反応工程において離脱して二重結合を再び形
成する。この離脱反応は熱的に、場合に応じて触
媒を添加することによつて、おこなうことができ
る。 ヨーロツパ特許第0070425号には、工業的に容
易に入手できるアクリルアミドから出発する上記
タイプの反応工程が記載されている。一段の反応
において、第一もしくは第二アミンが炭素二重結
合に付加し、続いて、アモニアの離脱を伴なつて
過剰のアミン(二重結合が水またはアルコールに
よつて保護されるときのβ−ヒドロキシプロピオ
ンアミドもしくはβ−アルコキシプロピオンアミ
ドを用いた相応する方法と類似)と、アンモニア
の脱離を伴なつてアミド交換し、ついで真空中で
さらに温度を高めることによつてアミノ保護基が
さらに離脱する。こうして所望のN−置換アクリ
ルアミドが生成する。この多段反応工程の欠点と
して、その例が示しているように、アミン成分を
大(約3倍)過剰に用いなければならないことが
挙げられる。このアミン成分については、工業的
に特に興味のあるN−置換α,β−不飽和カルボ
ン酸アミドを製造するときに比較的高価な化合物
を用いこととなる。これは、例えば、3−ジメチ
ルアミノプロピルアミン、およびN′,N′,3,
3−テトラメチルプロパンジアミン−1,3の場
合である。このような場合、上記方法は、過小評
価すべからざる経済的な不利益を伴なう。特に、
アミンをすぐにさらに用いることは、最後の反応
工程の高められた温度(200℃ないし300℃)下に
おいて生じ得る副反応(ホフマン・コープ離脱反
応)によつて困難なものとなる。 西ドイツ国特許公開第2623838号および第
2836520号に、N−置換β−アルコキシプロピオ
ンアミドの製造方法およびそのN−置換(メタ)
アクリルアミドへの分解反応が記載されている。 保護基として短鎖アルコールを用いると、西ド
イツ国特許公開第2623838号の教示するところと
は反対に、N−置換β−アルコキシプロピオンア
ミドのみが分解することなく蒸留する。顕著な分
解は高温下において初めて開始する。高い熱分解
温度に供されて、副生成物が生成し、それに応じ
て所望生成物の収率が低下する。 西ドイツ国特許公開第2836520号は、熱分解工
程において塩基性触媒を用いることを開示してい
る。これによつて熱分解温度を約100℃に低下さ
せることができる。しかしながら、この方法にも
欠点がある。すなわち、塩基性触媒は、アニオン
副反応(特に、アクリルアミド誘導体の場合に
は、アニオン縮合もしくは重合)を開始させ、不
所望な収率低下をもたらす。 保護基としてヘキサノールのような長鎖アルコ
ールを用いたときには、α、β−不飽和カルボン
酸アミドへのミカエル付加反応の場合には、わず
かな反応が生じるだけである。対応する、α,β
−カルボン酸エステルへの付加の場合には、付加
的なエステル交換によつて少なくとも4種の生成
物の混合物が生成し、後の反応工程において煩雑
な分離操作が必要となる。 この発明の目的は、炭素二重結合に対するアル
コールの保護効果を利用して、アミド交換および
その後の熱分解によつてN−置換α,β−不飽和
カルボン酸アミドを副反応を伴なうことなく製造
することのできる方法を提供することにある。そ
のためには、アルコール保護基が容易にかつ完全
に非置換α,β−不飽和カルボン酸アミドと反応
し、かつ触媒を用いないアミド交換反応後、でき
るだけ低い温度で分解して所望のN−置換α,β
−不飽和カルボン酸アミドを生成することが必要
である。 上記目的は、この発明によれば、アミド窒素に
おいて置換されていないα,β−不飽和カルボン
酸アミドを、塩基性触媒の存在下にミカエル付加
反応に従つて、少なくとも2個のアルコール性
OH基を有する有機ポロヒドロキシ化合物であつ
て1010hPaにおいて150℃以上の沸点を有するも
のと反応させ、相応するミカエル付加物を第一も
しくは第二アミンと、アンモニア離脱を伴なつ
て、反応させて、保護された二重結合を有するN
−置換カルボン酸アミドを生成し、その後この生
成物から、高められた温度下において、ポリヒド
ロキシ化合物を離脱させることによつて達成され
る。 驚くべきことに、1010hPa(760トル)において
150℃以上の沸点を有する多価アルコールは(メ
タ)アクリルアミドのようなα,β−不飽和カル
ボン酸アミドに容易に付加し、その後容易かつ完
全に離脱する。このポリヒドロキシ化合物のアミ
ド窒素において置換されていないα,β−不飽和
カルボン酸への塩基触媒付加反応は、再離脱反応
と同様に、ほとんど副反応を生起することなく迅
速かつ完全に進行する。 少なくとも2個のアルコール性OH基を有する
ポリヒドロキシ化合物として、直鎖もしくは分枝
鎖の脂肪族多価アルコールが特に適している。好
ましくは、2個ないし6個の炭素原子を有する脂
肪族ジオール例えば1,2−エタンジオールであ
る。同様に好適なものは、3個ないし6個の炭素
原子を有する脂肪族トリオール例えば、グリセリ
ンまたはトリメチロールプロパンである。また、
アミノアルコールやエーテル結合を有する多価ア
ルコールのようなヘテロ原子を有する多価アルコ
ールも好適である。アミノアルコールの例はトリ
エタノールアミンであり、エーテルアルコールの
例はジーヒドロキシエーテル特にジ−(2−ヒド
ロキシエチル)エーテルである。 通常やや発熱反応であるポリヒドロキシ化合物
のカルボン酸アミドへの付加反応は、せいぜいポ
リヒドロキシ化合物の沸点までの温度、好ましく
は20ないし70℃の温度、特に40ないし50℃の温度
でおこなわれ、その際、ポロヒドロキシ化合物と
α,β−不飽和カルボン酸アミドのモル比は
0.75:1ないし2:1である。好ましくは、両者
は等モル量用いられる。 ミカエル付加反応は、アルカリヒドロキシドま
たはアルカリアルコラートを用いた塩基性触媒の
下で進行する。触媒として、ベンジルトリメチル
アンモニウムヒドロキシド(トリトン(Triton)
B)のような第四アンモニウムヒドロキシド、並
びに塩基性イオン交換体も適している。この反応
は、実際上、定量的である。重合禁止剤を添加す
ることも可能であるが、通常、必ずしも必要なこ
とではない。 出発物質としてのカルボン酸アミドとして、原
則的には、全てのα,β−カルボン酸アミドを用
いることができる。特に好ましいカルボン酸アミ
ドは、一般式 (ここで、R1およびR2は水素またはメチル基)
で示されるα,β−不飽和カルボン酸アミドであ
る。その典型的な例を挙げると、アクリルアミ
ド、メタクリルアミドおよびクロトンアミドであ
る。 得られるミカエル付加物は、単離することなく
第一または第二アミン好ましくは脂肪族アミンと
のアミド交換反応に供される。 この発明の方法において、原則的に全ての第一
および第二アミンが好適であるが、好ましいアミ
ンは一般式 で示されるものである。この式において、R3
水素、およびR4は−Q−R5(ここで、Qは、それ
ぞれ置換していることのある直鎖もしくは分枝鎖
の有機基、5員もしくは6員のイソもしくはヘテ
ロ環状(特に、環員として酸素原子および(また
は)窒素原子を有するもの)環からなる有機基あ
るいはこの種環を含有する有機基であつて、それ
ぞれ2個ないし18個の炭素原子を有するもの、お
よびR5は水素、ジアルキルアミノ基またはアル
コキシ基であつてそれぞれのアルキル基が1個な
いし4個の炭素原子を有するもの)、またはR3
よびR4はそれぞれ1個ないし5個の炭素原子を
有するアルキル基であり、あるいはR3およびR4
は一緒に5員もしくは6員のイソもしくはヘテロ
環状環を構成していてもよい。 一般式HNR3R4で示される典型的なアミンに
は、式 H−NH−(Q)−R6
【式】
【式】または
【式】 (ここで、Qは上に述べた定義と同じ、R6
R5と同じ、R7およびR8はR3およびR4と同じ、お
よびR9は1個ないし4個の炭素原子を有するア
ルキル基)が含まれる。 好適な第一アミンとしては、メチルアミン、エ
チルアミン、n−ブチルアミン、2−エチルヘキ
シルアミン、シクロヘキシルアミン、メトキシプ
ロピルアミン、好ましくはN,N−ジメチルプロ
パンジアミン−1,3、N,N−2,2−テトラ
メチルプロパンジアミン−1,3、およびN,N
−ジメチルエタンジアミン−1,2があり、第二
アミンとしては、ジメチルアミン、ジブチルアミ
ン、モルホリン、およびN−メチルピペラジンが
ある。上に述べたように、有利なことにミカエル
付加と同一容器内でおこなわれるアミド交換反応
は、触媒量(通常、1ないし5モル%)のカルボ
ン酸例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸または酪
酸の存在下でおこなうことが好ましい。この酸
は、またミカエル付加反応の塩基性触媒の中和剤
として作用する。好ましくはアクリル酸が用いら
れる。無機酸は、原則的に触媒として適している
が、後の熱分解が困難である。 アミド交換反応において、第一もしくは第二ア
ミンは、通常、アミド窒素において置換されてい
ないα,β−不飽和カルボン酸アミドに対して
1:1ないし1.5:1のモル比で用いられる。こ
の反応における転化率は理論値の90%以上であ
る。過剰の第一もしくは第二アミンが残つた場合
は、熱分解前にこれを留去できる。アミノオキシ
ドの形成を介して生じ得る副反応を避けるため
に、アミド交換ばかりでなく後の熱分解も不活性
ガス例えば窒素下でおこなうことが好ましい。ア
ミノオキシドは、高められた温度の下でコープ分
解を受けやすく、それによつて分子中にさらに二
重結合が生じ、これがその後の重合の際に架橋手
として作用するので、水に不溶性の重合体が生成
する。 アミド交換反応は、100℃ないし180℃の範囲内
の温度好ましくは130℃ないし170℃の温度でこれ
をおこなう。 こうして得られたN−置換β−被保護プロピオ
ンアミドを10ないし100hPaの減圧真空下、少な
くとも150℃好ましくは150℃ないし300℃の温度
で熱分解させる。その際、好ましい熱分解温度
は、製造すべきN−置換α,β−不飽和カルボン
酸アミドの種類に合わせる。好ましい熱分解温度
は170ないし210℃である。この温度領域におい
て、例えばN−(N′,N′−ジメチル−3−アミノ
プロピル)アクリルアミドまたはN−(N′,N′,
2,2−テトラメチル−3−アミノプロピル)ア
クリルアミドが高い収率で熱分解的に得られる。 この反応において、重合禁止剤を添加してもよ
い。しかしながら、これは、しばしば、必要では
ない。 重合禁止剤を用いる場合には、銅粉または有機
もしくは無機銅()塩のような不揮発性物質
を用いることが好ましい。分離カラムにおける生
成物混合物の分別は、同様に、真空下でおこなう
ことが好ましい。分離カラムの大きさは、多価ア
ルコールおよび製造すべきN−置換α,β−不飽
和カルボン酸アミドの種類に合わせる。熱分解と
分別とは、組み合わせて、または別々の工程にお
いて順次おこなうことができる。多価アルコール
が、生成した二重結合と再び反応する危険性はな
い。その再反応は、強塩基性触媒が存在しないと
進行しないからである。例えばヨーロツパ特許第
0070425号に従つてアミンを保護基として用いた
場合、不都合なことに、上記再反応が生じ、収率
の低下をもたらすが、この発明の方法によれば、
収率の低下は有効に防止される。 この発明は、特にカチオン性単独もしくは共重
合体を製造する上で有用な単量体として用いられ
るN−置換(メタ)アクリルアミドを製造するた
めの新規な、損失の少ない方法を提供するもので
ある。上記単独もしくは共重合体は種々の用途に
適用できるものである。 以下、この発明を実施例によつて説明するが、
この発明はそれに限定されるものではない。 実施例1:N−(N′,N′−ジメチル−3−アミノ
プロピル)アクリルアミド(DIMAPA) 1,2−エタンジオール186.2グラム(3.0モ
ル)を45ないし55℃に熱し、85%水酸化カリウム
溶液2グラム(0.03モル)を加え、結晶性アクリ
ルアミド213.2グラム(3.0モル)を少量づつ加え
た。溶解後、50℃で3時間攪拌した。アクリル酸
6.5グラム(0.09モル)を用いて中和した後、攪
拌下にN,N−ジメチルプロパンジアミン−1,
3を460グラム(4.5モル)加え、窒素を吹込みな
がら130℃から170℃の温度範囲で、アンモニアの
発生が終了するまで6ないし8時間熱した。この
反応生成物を、熱分解するために、200ないし210
℃に熱せられた蒸留器に入れ、カラムにおいて
30hPaの圧力の下で、DIMAPAを側方から、並
びに離脱した1,2−エタンジオールおよび過剰
のアミンを頂部から吸引した。DIMAPA留分は
93%生成物428グラムを与えた。この生成物の沸
点Kp30は140ないし150℃であつた。収率は理論
値の85%であつた。 NMR(CDCl):δ=1.55ないし1.95(m,2);
2.25(s,6);2.4(t,2);3.1ないし3.55(m,
2);5.45ないし6.3(m,3);8.1(m,1) 実施例2:N−(N′,N′,2,2−テトラメチル
−3−アミノプロピル)アクリルアミド
(TEMAPA) 1,2−エタンジオール186.2グラム(3.0モ
ル)を45ないし55℃に熱し、85%水酸化カリウム
溶液2グラム(0.03モル)を加え、結晶性アクリ
ルアミド213.2グラム(3.0モル)を少量づつ加え
た。溶解後、50℃で攪拌した。氷酢酸6グラム
(0.1モル)を用いて中和した後、攪拌下にN,
N,2,2−テトラメチルプロパンジアミン−
1,3を586グラム(4.5モル)加え、窒素を吹込
みながら130℃から170℃の温度範囲で、アンモニ
アの発生が終了するまで6ないし8時間熱した。
この反応生成物を、熱分解するために、190ない
し210℃に熱せられた蒸留器に入れ、カラムにお
いて30hPaの圧力の下で、TEMAPAを側方か
ら、並びに離脱した1,2−エタンジオールおよ
び過剰のアミンを頂部から吸引した。TEMAPA
留分は95%生成物428グラムを与えた。この生成
物の沸点Kp30は135ないし145℃であつた。収率
は理論値の90%であつた。 NMR(CDCl):δ=0.9(s,6);2.3(m,8);
3.15(d,2);5.3ないし6.5(m,3);8.0(m,
1) 実施例3:N−(N′,N′−ジメチル−3−アミノ
エチル)アクリルアミド(DIMETA) 1,2−エタンジオール186.2グラム(3.0モ
ル)を45ないし55℃に熱し、40%トリトンB水溶
液6.2グラム(0.015モル)を加え、結晶性アクリ
ルアミド213.2グラム(3.0モル)を少量づつ加え
た。溶解後、50℃で3時間攪拌した。アクリル酸
6.5グラム(0.09モル)を用いて中和した後、攪
拌下にN,N−ジメチルエタンジアミン−1,2
を397グラム(4.5モル)加え、窒素を吹込みなが
ら、125℃から170℃の温度範囲で、アンモニアの
発生が終了するまで6ないし8時間熱した。この
反応生成物を、熱分解するために、200ないし210
℃に熱せられた蒸留器に入れ、カラムにおいて
30hPaの圧力の下で、DIMETAを側方から、並
びに離脱した1,2−エタンジオールおよび過剰
のアミンを頂部から吸引した。DIMETA留分は
95%生成物409グラムを与えた。この生成物の沸
点Kp30は138ないし146℃であつた。収率は理論
値の91%であつた。 NMR(CDCl):δ=2.23(s,6);2.45(t,
2);3.3(m,2);5.4ないし6.25(m,3);7.6
(m,1) 実施例4:N−(2−エチルヘキシル)アクリル
アミド 1,2ーエタンジオール186.2グラム(3.0モ
ル)を45ないし55℃に熱し、85%水酸化カリウム
溶液2グラム(0.03モル)を加え、結晶性アクリ
ルアミド213.2グラム(3.0モル)を少量づつ加え
た。溶解後、50℃で3時間攪拌した。アクリル酸
6.5グラム(0.09モル)を用いて中和した後、攪
拌下に2−エチルヘキシルジアミン582グラム
(4.5モル)を加え、窒素を吹込みながら、130℃
から170℃の温度範囲で、アンモニアの発生が終
了するまで6ないし8時間熱した。この反応生成
物を、熱分解するために、190ないし220℃に熱せ
られた蒸留器に入れ、カラムにおいて30hPaの圧
力の下で、N−(2−エチルヘキシル)アクリル
アミドを側方から、並びに離脱した1,2−エタ
ンジオールおよび過剰のアミンを頂部から吸引し
た。こうして、純度95%のN−(2−エチルヘキ
シル)アクリルアミド(Kp30=155ないし160℃)
を542グラム得た。 実施例5:N−プロピルアクリルアミド 1,2−エタンジオール186.2グラム(3.0モ
ル)を45ないし55℃に熱し、85%水酸化カリウム
溶液2グラム(0.03モル)を加え、結晶性アクリ
ルアミド213.2グラム(3.0モル)を少量づつ加え
た。溶解後、50℃で3時間攪拌した。アクリル酸
6.5グラム(0.09モル)を用いて中和した後、攪
拌下にn−プロピルアミン266グラム(4.5モル)
を加え、オートクレーブ中、1バールの加圧下に
130℃から170℃の温度範囲で、6ないし8時間熱
した。この反応生成物を、熱分解するために180
ないし200℃に熱せられた蒸留器に入れ、カラム
において66.5hPaの圧力の下で、N−プロピルア
クリルアミドを側方から、並びに離脱した1,2
−エタンジオールおよび過剰のアミンを頂部から
吸引した。こうして、副成分として1,2−エタ
ンジオールを4%の割合で含有するN−プロピル
アクリルアミド(Kp66.5=138ないし142℃)を
351グラム得た。 実施例6:N−(N′,N′−ジメチル−3−アミノ
プロピル)アクリルアミド(DIMAPA) グリセリン276.3グラム(3.0モル)を55ないし
65℃に熱し、85%水酸化カリウム溶液4グラム
(0.06モル)を加え、結晶性アクリルアミド213.2
グラム(3.0モル)を少量づつ加えた。溶解後、
60℃で5時間攪拌したところ、単量体含有率は
0.8%に低下した。アクリル酸を14.5グラム(0.2
モル)およびN,N−ジメチルプロパンジアミン
1,3を460グラム(4.5モル)加え、窒素を吹込
みながら、130℃から170℃の温度範囲で、アンモ
ニアの発生が終了するまで8ないし10時間熱し
た。この反応生成物を、熱分解するために、190
ないし210℃に熱せられた蒸留器に入れ、カラム
において30hPaの圧力の下で、DIMAPAおよび
グリセリンを側方から、および過剰のアミンを頂
部から吸引した。こうして、Kp30=160ないし
170℃のDIMAPAを含有する生成物645グラムを
得た。収率は理論値の80%であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 β−アルコキシカルボン酸誘導体をアミド交
    換させることによつてN−置換カルボン酸を生成
    し、その後熱分解的にアルコールを離脱させるこ
    とによつてN−置換α,β−不飽和カルボン酸を
    生成する工程を含むN−置換α,β−不飽和カル
    ボン酸の製造方法において、アミド窒素において
    置換されていないα,β−不飽和カルボン酸を、
    塩基性触媒の存在下に、少なくとも2個のアルコ
    ール性OH基を有する有機ポリヒドロキシ化合物
    であつて1010hPaにおいて150℃以上の沸点を有
    するものとミカエル付加反応に従つて反応させ、
    得られたミカエル付加物を第一もしくは第二アミ
    ンとアンモニア離脱を伴なつて反応させることに
    よつて、保護された二重結合を有するN−置換カ
    ルボン酸を生成し、この生成物から高められた温
    度の下で該ポリヒドロキシ化合物を離脱させてN
    −置換α,β−不飽和カルボン酸を製造すること
    を特徴とするN−置換α,β−不飽和カルボン酸
    の製造方法。
JP60010009A 1984-01-26 1985-01-24 N‐置換α,β‐不飽和カルボン酸アミドの製造方法 Granted JPS60163851A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3402599.5 1984-01-26
DE3402599A DE3402599C2 (de) 1984-01-26 1984-01-26 Verfahren zur Herstellung von N-substituierten α,ß-ungesättigten Carbonsäureamiden

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60163851A JPS60163851A (ja) 1985-08-26
JPH0434982B2 true JPH0434982B2 (ja) 1992-06-09

Family

ID=6225938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60010009A Granted JPS60163851A (ja) 1984-01-26 1985-01-24 N‐置換α,β‐不飽和カルボン酸アミドの製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4644083A (ja)
EP (1) EP0151967B1 (ja)
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