JPH04348866A - 鏡面研摩装置 - Google Patents
鏡面研摩装置Info
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- JPH04348866A JPH04348866A JP3149469A JP14946991A JPH04348866A JP H04348866 A JPH04348866 A JP H04348866A JP 3149469 A JP3149469 A JP 3149469A JP 14946991 A JP14946991 A JP 14946991A JP H04348866 A JPH04348866 A JP H04348866A
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- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims abstract description 127
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
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- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する研摩工具を保
持する研摩ヘッドを移動させながら、表面の鏡面研摩を
行う鏡面研摩装置に係り、特に、研摩工具の通過境界に
生じる直線状あるいは帯状の筋目の解消が可能な鏡面研
摩装置に関する。
持する研摩ヘッドを移動させながら、表面の鏡面研摩を
行う鏡面研摩装置に係り、特に、研摩工具の通過境界に
生じる直線状あるいは帯状の筋目の解消が可能な鏡面研
摩装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ステンレス鋼板等の金属板の表
面を鏡面に仕上げるために、図4に示される如く、砥石
やバフ等である回転する研摩工具2を保持する研摩ヘッ
ド4を、被鏡面研摩面1上で往復移動させることが行わ
れている。
面を鏡面に仕上げるために、図4に示される如く、砥石
やバフ等である回転する研摩工具2を保持する研摩ヘッ
ド4を、被鏡面研摩面1上で往復移動させることが行わ
れている。
【0003】このとき、被鏡面研摩面1には、研摩工具
2の通過の重なり部に、研摩工具2の往復移動に従った
縦筋が発生してしまい、鏡面仕上げの品質を低下させて
しまっていた。
2の通過の重なり部に、研摩工具2の往復移動に従った
縦筋が発生してしまい、鏡面仕上げの品質を低下させて
しまっていた。
【0004】このような研摩工具2の通過の重なり部に
生じる筋目を低減するための技術として、特公昭59−
37187では、研摩工具の回転摺動により、鏡面に研
摩する鏡面研摩方法において、研摩工具を一定の振幅の
揺動幅でM系列信号による無作為周期により左右にずら
して揺動し、研摩工具の通過境界に生じる直線状あるい
は帯状の筋目を解消するという技術が開示されている。
生じる筋目を低減するための技術として、特公昭59−
37187では、研摩工具の回転摺動により、鏡面に研
摩する鏡面研摩方法において、研摩工具を一定の振幅の
揺動幅でM系列信号による無作為周期により左右にずら
して揺動し、研摩工具の通過境界に生じる直線状あるい
は帯状の筋目を解消するという技術が開示されている。
【0005】この特公昭59−37187で開示されて
いる技術によれば、被鏡面研摩面の研摩工具の通過の重
なり部の筋目は減少され、目視上、均一な鏡面に仕上げ
ることができる。
いる技術によれば、被鏡面研摩面の研摩工具の通過の重
なり部の筋目は減少され、目視上、均一な鏡面に仕上げ
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特公昭59−37187で開示されている技術は、研摩
工具の、一定振幅及び無作為周期の揺動により、研摩工
具の通過の重なり部に生じる筋目を振動振幅にぼかすと
いうものであり、目視上均一な鏡面には仕上げることが
できるが、より十分な鏡面仕上げの品質を得ることはで
きない。
特公昭59−37187で開示されている技術は、研摩
工具の、一定振幅及び無作為周期の揺動により、研摩工
具の通過の重なり部に生じる筋目を振動振幅にぼかすと
いうものであり、目視上均一な鏡面には仕上げることが
できるが、より十分な鏡面仕上げの品質を得ることはで
きない。
【0007】例えば、ステンレス鋼板において、インコ
法あるいは交番電流電解法により化学発色させると、研
摩工具の通過の重なり部の筋目等の痕跡が強調され、そ
の被鏡面研摩面上には目視可能な筋目となって表われ、
その製品価値が低下してしまうという問題があった。
法あるいは交番電流電解法により化学発色させると、研
摩工具の通過の重なり部の筋目等の痕跡が強調され、そ
の被鏡面研摩面上には目視可能な筋目となって表われ、
その製品価値が低下してしまうという問題があった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、回転する研摩工具を保持する研摩ヘ
ッドを移動させながら、表面の鏡面研摩を行う鏡面研摩
装置において、研摩工具の通過の重なり部に生じてしま
う直線状あるいは帯状の筋目をより低減することが可能
な鏡面研摩装置を提供することを目的とする。
くなされたもので、回転する研摩工具を保持する研摩ヘ
ッドを移動させながら、表面の鏡面研摩を行う鏡面研摩
装置において、研摩工具の通過の重なり部に生じてしま
う直線状あるいは帯状の筋目をより低減することが可能
な鏡面研摩装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転する研摩
工具を保持する研摩ヘッドを移動させながら、表面の鏡
面研摩を行う鏡面研摩装置において、前記研摩ヘッドを
、前記表面の左右及び前後に移動させる研摩ヘッド位置
決め手段と、前記研摩ヘッドの移動をランダムに決定す
る乱数発生手段と、を備え、前記研摩工具を前記表面で
左右及び前後にランダムに移動させることにより前記課
題を達成したものである。
工具を保持する研摩ヘッドを移動させながら、表面の鏡
面研摩を行う鏡面研摩装置において、前記研摩ヘッドを
、前記表面の左右及び前後に移動させる研摩ヘッド位置
決め手段と、前記研摩ヘッドの移動をランダムに決定す
る乱数発生手段と、を備え、前記研摩工具を前記表面で
左右及び前後にランダムに移動させることにより前記課
題を達成したものである。
【0010】
【作用】回転する研摩工具を保持する研摩ヘッドを移動
させながら、表面の鏡面研摩を行う鏡面研摩装置におい
て、本発明は、特に、該研摩ヘッドの移動をランダムに
決定する乱数発生手段を備え、該研摩工具を鏡面研摩す
る表面で左右及び前後にランダムに移動させるようにし
ている。
させながら、表面の鏡面研摩を行う鏡面研摩装置におい
て、本発明は、特に、該研摩ヘッドの移動をランダムに
決定する乱数発生手段を備え、該研摩工具を鏡面研摩す
る表面で左右及び前後にランダムに移動させるようにし
ている。
【0011】従って、本発明によれば、研摩工具の通過
の重なり部は理論上被鏡面研摩面全面に均一に分散する
ことができ、研摩工具の通過による筋目の方向はランダ
ムとなり、鏡面研摩の品質を向上することが可能である
。
の重なり部は理論上被鏡面研摩面全面に均一に分散する
ことができ、研摩工具の通過による筋目の方向はランダ
ムとなり、鏡面研摩の品質を向上することが可能である
。
【0012】なお、本発明の鏡面研摩対象は、ステンレ
ス鋼板等の金属板の表面の鏡面研摩に限定されるもので
はなく、広く適用できる。又、被鏡面研摩面は、平面だ
けでなく、円筒面等の曲面を対象とすることもできる。
ス鋼板等の金属板の表面の鏡面研摩に限定されるもので
はなく、広く適用できる。又、被鏡面研摩面は、平面だ
けでなく、円筒面等の曲面を対象とすることもできる。
【0013】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0014】図1は、本発明の実施例のブロック図であ
る。
る。
【0015】この図1の鏡面研摩装置においては、回転
する研摩工具を保持する研摩ヘッドを、表面、即ち、被
鏡面研摩面の左右及び前後に移動させる研摩ヘッド位置
決め手段30と、該研摩ヘッドの移動をランダムに決定
する乱数発生手段20と、該鏡面研摩装置の起動や停止
等の操作を行う操作回路40とを備えている。
する研摩工具を保持する研摩ヘッドを、表面、即ち、被
鏡面研摩面の左右及び前後に移動させる研摩ヘッド位置
決め手段30と、該研摩ヘッドの移動をランダムに決定
する乱数発生手段20と、該鏡面研摩装置の起動や停止
等の操作を行う操作回路40とを備えている。
【0016】前記乱数発生手段20は、4桁の乱数を発
生する乱数発生用CPU20a と、後述するサーボ制
御用シーケンサ32との該乱数発生用CPU20a の
入出力を行うための入出力装置20b とを備えている
。
生する乱数発生用CPU20a と、後述するサーボ制
御用シーケンサ32との該乱数発生用CPU20a の
入出力を行うための入出力装置20b とを備えている
。
【0017】又、前記研摩ヘッド位置決め手段30は、
該研摩ヘッド位置決め手段30のシーケンス制御及びN
C制御を行うサーボ制御用シーケンサ32と、X軸の位
置決め及びY軸の位置決めにそれぞれボールスクリュー
が用いられた、研摩ヘッドを所定の精度で位置決め可能
に構成された研摩ヘッド位置決め機構36とを備えてい
る。
該研摩ヘッド位置決め手段30のシーケンス制御及びN
C制御を行うサーボ制御用シーケンサ32と、X軸の位
置決め及びY軸の位置決めにそれぞれボールスクリュー
が用いられた、研摩ヘッドを所定の精度で位置決め可能
に構成された研摩ヘッド位置決め機構36とを備えてい
る。
【0018】又、該研摩ヘッド位置決め機構36は、X
軸用のボールスクリューを回転駆動させるX軸用サーボ
モータ36MXと、X軸の位置検出のために該X軸用の
ボールスクリューに取付けられた、ロータリエンコーダ
であるX軸位置検出器36PXとを備えている。更に、
該研摩ヘッド位置決め機構36は、Y軸用のボールスク
リューを回転駆動させるためのY軸用サーボモータ36
MYと、Y軸の位置検出のために該Y軸用ボールスクリ
ューに取付けられた、ロータリエンコーダであるY軸位
置検出器36PYとを備えている。
軸用のボールスクリューを回転駆動させるX軸用サーボ
モータ36MXと、X軸の位置検出のために該X軸用の
ボールスクリューに取付けられた、ロータリエンコーダ
であるX軸位置検出器36PXとを備えている。更に、
該研摩ヘッド位置決め機構36は、Y軸用のボールスク
リューを回転駆動させるためのY軸用サーボモータ36
MYと、Y軸の位置検出のために該Y軸用ボールスクリ
ューに取付けられた、ロータリエンコーダであるY軸位
置検出器36PYとを備えている。
【0019】又、この研摩ヘッド位置決め手段30にお
いて、前記サーボ制御用シーケンサ32は、乱数発生手
段20から入力される座標データ信号S1 に従ってN
C制御を行うものであり、X軸位置検出器36PXとX
軸用サーボモータ36MXとを用いて、研摩ヘッドのX
軸方向の速度制御及び位置決め制御を行う。又、このサ
ーボ制御用シーケンサ32は、同様に座標データ信号S
1 に従って、Y軸位置検出器36PYとY軸用サーボ
モータ36MYとを用いて、研摩ヘッドのY軸方向の速
度制御及び位置決め制御を行う。
いて、前記サーボ制御用シーケンサ32は、乱数発生手
段20から入力される座標データ信号S1 に従ってN
C制御を行うものであり、X軸位置検出器36PXとX
軸用サーボモータ36MXとを用いて、研摩ヘッドのX
軸方向の速度制御及び位置決め制御を行う。又、このサ
ーボ制御用シーケンサ32は、同様に座標データ信号S
1 に従って、Y軸位置検出器36PYとY軸用サーボ
モータ36MYとを用いて、研摩ヘッドのY軸方向の速
度制御及び位置決め制御を行う。
【0020】又、このサーボ制御用シーケンサ32は、
X軸とY軸に関しての直線補間機能を有している。即ち
、所定の座標への研摩ヘッドの移動の際には、該研摩ヘ
ッドを所定の送り速度で移動させるために、X軸方向の
駆動速度とY軸方向の駆動速度とを演算し、これらX軸
とY軸に関して同時にサーボ制御を行うものである(同
時2軸制御)。
X軸とY軸に関しての直線補間機能を有している。即ち
、所定の座標への研摩ヘッドの移動の際には、該研摩ヘ
ッドを所定の送り速度で移動させるために、X軸方向の
駆動速度とY軸方向の駆動速度とを演算し、これらX軸
とY軸に関して同時にサーボ制御を行うものである(同
時2軸制御)。
【0021】このような図1のブロック図に示される鏡
面研摩装置においての、各部分の信号伝達は次のとおり
である。
面研摩装置においての、各部分の信号伝達は次のとおり
である。
【0022】即ち、操作回路40から鏡面研摩の起動信
号が入力されると、乱数発生手段20は、座標データ信
号S1 を研摩ヘッド位置決め手段30のサーボ制御用
シーケンサ32へ出力する。
号が入力されると、乱数発生手段20は、座標データ信
号S1 を研摩ヘッド位置決め手段30のサーボ制御用
シーケンサ32へ出力する。
【0023】又、研摩ヘッド位置決め手段30は、乱数
発生手段20から入力される座標データ信号S1 に従
った研摩ヘッドの位置決めを完了すると、該乱数発生手
段20へ位置決め完了信号S2 を出力する。
発生手段20から入力される座標データ信号S1 に従
った研摩ヘッドの位置決めを完了すると、該乱数発生手
段20へ位置決め完了信号S2 を出力する。
【0024】該位置決め完了信号S2 が入力されると
、乱数発生手段20は、次の座標データ信号S1 を、
研摩ヘッド位置決め手段30へ出力する。
、乱数発生手段20は、次の座標データ信号S1 を、
研摩ヘッド位置決め手段30へ出力する。
【0025】図2は、前述の乱数発生手段20に関する
、被鏡面研摩面の番地付与図である。
、被鏡面研摩面の番地付与図である。
【0026】この図2において、X軸方向の寸法とY軸
方向の寸法とがほぼ等しい正方形の、本実施例が対象と
する被鏡面研摩面において、X軸方向を同一寸法で10
0分割し、又、Y軸方向をも同一寸法で100分割し、
全体として10000の番地付与を行っている。この番
地は座標(X,Y)で表わされる。
方向の寸法とがほぼ等しい正方形の、本実施例が対象と
する被鏡面研摩面において、X軸方向を同一寸法で10
0分割し、又、Y軸方向をも同一寸法で100分割し、
全体として10000の番地付与を行っている。この番
地は座標(X,Y)で表わされる。
【0027】又、これら座標(00,00)〜(99,
99)の番地に対して、それぞれ(0000)〜(99
99)の数値が定められている。
99)の番地に対して、それぞれ(0000)〜(99
99)の数値が定められている。
【0028】従って、前述の乱数発生用CPU20a
においては、4桁の乱数を発生させることにより、合計
10000の番地をランダムに決定することができ、こ
れを研摩ヘッドの移動先の番地とすることができる。
においては、4桁の乱数を発生させることにより、合計
10000の番地をランダムに決定することができ、こ
れを研摩ヘッドの移動先の番地とすることができる。
【0029】なお、本実施例の鏡面研摩装置では、鏡面
研摩開始時の研摩ヘッドの出発位置は、鏡面研摩装置の
構成上、座標O(00,00)となっている。
研摩開始時の研摩ヘッドの出発位置は、鏡面研摩装置の
構成上、座標O(00,00)となっている。
【0030】図3は、本実施例の研摩ヘッドの軌跡の一
例を示す軌跡図である。
例を示す軌跡図である。
【0031】以下、この図3の軌跡図を用いて、本実施
例の鏡面研摩装置の動作を説明する。
例の鏡面研摩装置の動作を説明する。
【0032】前述のとおり、起動前の研摩ヘッドの位置
は、図3における座標O(00,00)となっている。
は、図3における座標O(00,00)となっている。
【0033】操作回路40から鏡面研摩の起動の入力が
あると、運転準備状態中に既に求められている座標A(
Xa ,Ya )を、乱数発生手段20は研摩ヘッド位
置決め手段30へ出力する。これにより、研摩ヘッド位
置決め手段30は、研摩ヘッドを座標O(00,00)
から座標A(Xa ,Ya)へと直線経路の移動を開始
する。
あると、運転準備状態中に既に求められている座標A(
Xa ,Ya )を、乱数発生手段20は研摩ヘッド位
置決め手段30へ出力する。これにより、研摩ヘッド位
置決め手段30は、研摩ヘッドを座標O(00,00)
から座標A(Xa ,Ya)へと直線経路の移動を開始
する。
【0034】なお、この座標Oから座標Aへの移動中に
は、乱数発生手段20において、次に研摩ヘッドを移動
させるための乱数を発生させ、座標B(Xb ,Yb
)を求めるようにしている。
は、乱数発生手段20において、次に研摩ヘッドを移動
させるための乱数を発生させ、座標B(Xb ,Yb
)を求めるようにしている。
【0035】研摩ヘッドが座標A(Xa ,Ya )に
到達すると共に、研摩ヘッド位置決め手段30から乱数
発生手段20へ、位置決め完了信号S2 が出力される
。該位置決め完了信号S2 が入力されると、乱数発生
手段20は、次の座標データ信号S1、即ち座標B(X
b ,Yb )を、研摩ヘッド位置決め手段30へ出力
する。
到達すると共に、研摩ヘッド位置決め手段30から乱数
発生手段20へ、位置決め完了信号S2 が出力される
。該位置決め完了信号S2 が入力されると、乱数発生
手段20は、次の座標データ信号S1、即ち座標B(X
b ,Yb )を、研摩ヘッド位置決め手段30へ出力
する。
【0036】この座標B(Xb ,Yb )が入力され
ると、研摩ヘッド位置決め手段30は、研摩ヘッドを、
座標A(Xa ,Ya )から座標B(Xb ,Yb
)へと移動させる。以降、乱数発生手段20から入力さ
れる座標データ信号S1 に従って、研摩ヘッド位置決
め手段30は、座標C(Xc 、Xc )等、研摩工具
を鏡面研摩面で左右及び前後にランダムに移動させてい
く。
ると、研摩ヘッド位置決め手段30は、研摩ヘッドを、
座標A(Xa ,Ya )から座標B(Xb ,Yb
)へと移動させる。以降、乱数発生手段20から入力さ
れる座標データ信号S1 に従って、研摩ヘッド位置決
め手段30は、座標C(Xc 、Xc )等、研摩工具
を鏡面研摩面で左右及び前後にランダムに移動させてい
く。
【0037】このように、研摩ヘッド及び該研摩ヘッド
に取付けられた研摩工具は、図3における座標O(00
,00)、座標A(Xa ,Ya )、座標B(Xb
,Yb )、座標C(Xc ,Yc )等をランダムに
移動すると共に、鏡面研摩の停止操作までこのようなラ
ンダムな移動動作を継続する。
に取付けられた研摩工具は、図3における座標O(00
,00)、座標A(Xa ,Ya )、座標B(Xb
,Yb )、座標C(Xc ,Yc )等をランダムに
移動すると共に、鏡面研摩の停止操作までこのようなラ
ンダムな移動動作を継続する。
【0038】なお、鏡面研摩の停止操作は、例えば被鏡
面研摩面を目視にて観察し、全面が鏡面に仕上がった段
階で作業者により行ってもよい。あるいは、乱数発生手
段20で発生された乱数、即ち座標データの個数をカウ
ントし、所定個数となったときに停止するようにしても
よい。
面研摩面を目視にて観察し、全面が鏡面に仕上がった段
階で作業者により行ってもよい。あるいは、乱数発生手
段20で発生された乱数、即ち座標データの個数をカウ
ントし、所定個数となったときに停止するようにしても
よい。
【0039】なお、本実施例の乱数発生手段20は、被
鏡面研摩面を前述のとおり10000番地に分割して、
これらの番地に対応する乱数を発生するというものであ
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、研摩ヘ
ッドの移動をランダムに決定するものであればよい。
鏡面研摩面を前述のとおり10000番地に分割して、
これらの番地に対応する乱数を発生するというものであ
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、研摩ヘ
ッドの移動をランダムに決定するものであればよい。
【0040】例えば、前述の図2に示されるような分割
の分割数は、この実施例の如く10000分割に限定さ
れるものではなく、被鏡面研摩面のX軸方向の全体の長
さやY軸方向の全体の長さ等に従って決めてもよい。 又、分割数により、用いる乱数の桁数等が決定される。 又、乱数発生手段20は、予め多数の乱数をテーブルと
して備え、これを操作回路40からの起動信号や研摩ヘ
ッド位置決め手段30からの位置決め完了信号S2 に
従って、順次1つずつ出力するものであってもよい。あ
るいは、この乱数発生手段20で発生する乱数は、他の
形態の座標データに従ったものであって、これにより研
摩ヘッドの移動方向を示し、この移動方向をランダムに
決定するものであってもよい。
の分割数は、この実施例の如く10000分割に限定さ
れるものではなく、被鏡面研摩面のX軸方向の全体の長
さやY軸方向の全体の長さ等に従って決めてもよい。 又、分割数により、用いる乱数の桁数等が決定される。 又、乱数発生手段20は、予め多数の乱数をテーブルと
して備え、これを操作回路40からの起動信号や研摩ヘ
ッド位置決め手段30からの位置決め完了信号S2 に
従って、順次1つずつ出力するものであってもよい。あ
るいは、この乱数発生手段20で発生する乱数は、他の
形態の座標データに従ったものであって、これにより研
摩ヘッドの移動方向を示し、この移動方向をランダムに
決定するものであってもよい。
【0041】なお、本実施例の対象とする被鏡面研摩面
は平面となっているが、本発明の対象とする被鏡面研摩
面はこれに限定されるものではない。
は平面となっているが、本発明の対象とする被鏡面研摩
面はこれに限定されるものではない。
【0042】例えば、被鏡面研摩面が円筒面であった場
合には、この円筒面の展開された表面に図2に示される
ような番地付けを行い、これに従って鏡面研摩できる。 この際、例えば、X軸方向は円筒の軸方向となり、Y軸
は円筒の回転角方向に対応する。あるいは本発明の対象
とする被鏡面研摩面は、球面であってもよい。この場合
にも、表面を所定の分割数で番地付けし、この番地を乱
数発生用CPUにてランダムに決定する。又、このよう
な球面等の曲面の鏡面研摩の際には、同時3軸以上のN
C制御が可能なサーボ制御用シーケンサ32を用いる。
合には、この円筒面の展開された表面に図2に示される
ような番地付けを行い、これに従って鏡面研摩できる。 この際、例えば、X軸方向は円筒の軸方向となり、Y軸
は円筒の回転角方向に対応する。あるいは本発明の対象
とする被鏡面研摩面は、球面であってもよい。この場合
にも、表面を所定の分割数で番地付けし、この番地を乱
数発生用CPUにてランダムに決定する。又、このよう
な球面等の曲面の鏡面研摩の際には、同時3軸以上のN
C制御が可能なサーボ制御用シーケンサ32を用いる。
【0043】以上説明したように、本実施例によれば、
研摩ヘッドの移動をランダムに決定すると共に、該研摩
ヘッドで保持される研摩工具を被鏡面研摩面で左右及び
前後にランダムに移動させることが可能であり、従って
、研摩工具の通過の重なり部は理論上被鏡面研摩面全面
に均一に分散することができ、研摩工具の通過による筋
目の方向はランダムとなり、鏡面研摩面の品質を向上さ
せることが可能である。
研摩ヘッドの移動をランダムに決定すると共に、該研摩
ヘッドで保持される研摩工具を被鏡面研摩面で左右及び
前後にランダムに移動させることが可能であり、従って
、研摩工具の通過の重なり部は理論上被鏡面研摩面全面
に均一に分散することができ、研摩工具の通過による筋
目の方向はランダムとなり、鏡面研摩面の品質を向上さ
せることが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
回転する研摩工具を保持する研摩ヘッドを移動させなが
ら、表面の鏡面研摩を行う鏡面研摩装置において、研摩
工具の通過の重なり部に生じてしまう直線状あるいは帯
状の筋目をより低減することが可能であり、鏡面仕上げ
の品質を向上することができる。従って、すじの無い完
全な鏡面製品が製造でき、その結果、これに化学発色さ
せた着色ステンレス鋼板等の品質が、格段に向上できる
という優れた効果を得ることができる。
回転する研摩工具を保持する研摩ヘッドを移動させなが
ら、表面の鏡面研摩を行う鏡面研摩装置において、研摩
工具の通過の重なり部に生じてしまう直線状あるいは帯
状の筋目をより低減することが可能であり、鏡面仕上げ
の品質を向上することができる。従って、すじの無い完
全な鏡面製品が製造でき、その結果、これに化学発色さ
せた着色ステンレス鋼板等の品質が、格段に向上できる
という優れた効果を得ることができる。
【図1】図1は、本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図2は、前記実施例の被鏡面研摩面の番地付与
図である。
図である。
【図3】図3は、前記実施例の研摩ヘッドの軌跡の一例
を示す軌跡図である。
を示す軌跡図である。
【図4】図4は、従来の研摩ヘッドの軌跡の一例を示す
軌跡図である。
軌跡図である。
1…被鏡面研摩面、
2…研摩工具、
4…研摩ヘッド、
20…乱数発生手段、
20a …乱数発生用CPU、
20b …入出力装置、
30…研摩ヘッド位置決め手段、
32…サーボ制御用シーケンサ、
36…研摩ヘッド位置決め機構、
36MX…X軸用サーボモータ、
36PX…X軸位置検出器、
36MY…Y軸用サーボモータ、
36PY…Y軸位置検出器、
40…操作回路、
O、A〜C…座標。
Claims (1)
- 【請求項1】回転する研摩工具を保持する研摩ヘッドを
移動させながら、表面の鏡面研摩を行う鏡面研摩装置に
おいて、前記研摩ヘッドを、前記表面の左右及び前後に
移動させる研摩ヘッド位置決め手段と、前記研摩ヘッド
の移動をランダムに決定する乱数発生手段と、を備え、
前記研摩工具を前記表面で左右及び前後にランダムに移
動させることを特徴とする鏡面研摩装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3149469A JPH04348866A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 鏡面研摩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3149469A JPH04348866A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 鏡面研摩装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04348866A true JPH04348866A (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=15475822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3149469A Pending JPH04348866A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 鏡面研摩装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04348866A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003334746A (ja) * | 2002-05-16 | 2003-11-25 | Noritake Co Ltd | 研削装置 |
JP2005305559A (ja) * | 2004-04-16 | 2005-11-04 | Mitsui High Tec Inc | 研削方法 |
CN102248461A (zh) * | 2011-04-02 | 2011-11-23 | 中国科学院光电技术研究所 | 一种抑制轨迹误差的随机抛光轨迹运动方法 |
CN102501180A (zh) * | 2011-10-26 | 2012-06-20 | 中国科学院光电技术研究所 | 对轻质反射镜压印效应误差的修正方法 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP3149469A patent/JPH04348866A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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