JPH04348675A - 高精細度静止画像取り込み装置 - Google Patents

高精細度静止画像取り込み装置

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JPH04348675A
JPH04348675A JP3121081A JP12108191A JPH04348675A JP H04348675 A JPH04348675 A JP H04348675A JP 3121081 A JP3121081 A JP 3121081A JP 12108191 A JP12108191 A JP 12108191A JP H04348675 A JPH04348675 A JP H04348675A
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JP
Japan
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image
dimensional imaging
imaging
capturing
captured
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Withdrawn
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JP3121081A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Fujimori
弘善 藤森
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04348675A publication Critical patent/JPH04348675A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高精細度静止画像取り込
み装置に関し、特に高精細度な静止画像の取り込みとモ
ニタリングを実現する高精細度静止画像取り込み装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多量に発生する文書などの情報を
マイクロフィルムに高密度に記録し、このマイクロフィ
ルムから所望の情報を簡易に得ることが行われている。
【0003】このように、マイクロフィルム上の画像情
報を静止画像として、電気的に取り込む静止画像取り込
み装置の先行技術としては、例えば特開昭61−520
64号に開示されたマイクロフィルム読み取り装置があ
る。
【0004】この装置は、フィルム上の画像情報をCC
D等の光電変換素子を用いて電気的に取り込み、電気信
号として画像情報を出力し、この画像情報に基づいて、
例えばレーザービームプリンター等により、複写画像を
得る構成を採用している。このように、画像を電気信号
として取り扱う方法は、画像の電送、ディスクメモリ等
への記憶、拡大、縮小編集等の画像処理を行う上で有効
な方法である。
【0005】また、上記のように電気信号に変換した画
像を、さらにCRT等のディスプレイで電気的に表示す
ることにより、CRT等の電気的画像表示装置が読取装
置全体を小型化すると共に、光ディスクファイル装置、
画像編集装置等の表示装置との共用も可能としている。
【0006】尚、前記マイクロフィルム読み取り装置は
、マイクロフィルムの画像を高分解能で読み取る1次元
撮像手段と、同一画像をモニタするために該画像を読み
取る2次元撮像手段と、前記2次元撮像手段からの出力
に基づいて画像表示する表示手段とを有する構成となっ
ている。
【0007】この他、上記のように電気信号に変換した
画像情報を、CRT等のディスプレイで電気的に表示す
る先行技術として、例えば特開平2−272413号に
より開示された顕微鏡装置がある。この顕微鏡装置は、
観察光路を分岐する部材を有し、該分岐部材により分岐
された一方の光路には高精細度静止画像用の1次元撮像
手段を、他方の光路には動画用の2次元撮像手段を各々
設けて、前記静止画用の1次元撮像手段からの高解像映
像出力と前記動画用の2次元撮像手段からの映像出力の
何れかを選択してTVモニタに表示する。
【0008】よって、顕微鏡撮影においてTVモニタを
使用して高解像画像を得ることができ、且つ準焦、変倍
、試料の移動操作もTVモニタにて観察しながら行うこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の技
術は、高精細度で静止画像を撮像する手段として1次元
撮像素子であるラインセンサを使用しているため、主走
査方向(水平方向)に対し副走査方向(垂直方向)は機
械的に前記撮像素子を動かして2次元画像を撮像してい
る。そのため、1ライン毎に露光、読み出し及び撮像素
子の移動を必要なライン数だけ繰り返す必要が有る。こ
れにより、撮像時間が長く(数分)なると共に、像振れ
による画質の劣化も生じ、高精細度な静止画像の取り込
みに於いては重要な問題となる。
【0010】また、ラインセンサの画素数を増すことに
より副走査方向の分解能を上げることができるが、例え
ば200万画素レベルの撮像素子あるいは撮像管を使用
する場合には、歩留まりが悪くコスト高であると共に、
通常では入手が困難となる。本発明は前記の問題に鑑み
、静止画像という特徴を最大限に利用して、高精細度で
静止画像を撮像する手段として、安価で感度の良好な1
次元撮像素子であるリニアセンサを使うと共に、リアル
タイムでモニタし、画像振れの無い高精細度の静止画像
取り込み装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】前記目的を達成するために、第1の態様に
よる高精細度静止画像取り込み装置は、所望の同一画像
を2つに分配する画像分岐手段と、前記画像分岐手段に
より分配された一方の光学像を1次元撮像素子を副走査
方向に移動させることにより撮像領域を替えて各領域毎
に複数回撮像することで、高精細度な撮像をする第1の
2次元撮像手段と、前記画像分岐手段で分配された他方
の光学像を各エリア毎に撮像するための第2の2次元撮
像手段と、前記第1の2次元撮像手段により撮像された
2次元撮像出力を取り込むための第1の画像取り込み手
段と、前記第2の2次元撮像手段により撮像された2次
元撮像出力を取り込むための第2の画像取り込み手段と
、前記第2の撮像手段から初めに取り込まれた2次元撮
像出力と連続して2回目以降に取り込まれた2次元撮像
出力から像振れを検出するための像振れ検出手段と、前
記像振れ検出手段による像振れ検出判定に応じて、上記
撮像及び画像取り込みを制御する制御手段とを具備し、
前記制御手段が前記像振れ検出手段により像振れが検出
された時には、第1の撮像手段の撮像領域変更を中断し
、再度その領域での撮像、像振れ検出を行い、像の位置
が一致した時には、第1の撮像手段による撮像動作およ
び画像取り込み手段による画像取り込みを続行するよう
に制御することを特徴とする。また、第2の態様による
高精細度静止画像取り込み装置は、前記第2の画像取り
込み手段により取り込まれた2次元撮像出力を表示する
ための表示手段をさらに有することを特徴とする。 そして、第3の態様による高精細度静止画像取り込み装
置は、前記表示手段を切り替えて、あるいは画面の一部
に重ねて前記第1及び第2の画像取り込み手段により取
り込まれた2次元撮像出力を表示する表示切り替え手段
をさらに有することを特徴とする。また、第4の態様に
よる高精細度静止画像取り込み装置は、前記画像分岐手
段が、反射と透過の比が異なるハーフミラーあるいはハ
ーフプリズムで構成され、前記第1の2次元撮像手段の
方に像光の強度を多く分配することを特徴とする。そし
て、第5の態様による高精細度静止画像取り込み装置で
は、第1の態様の高精細度静止画像読取装置において、
前記第2の画像取り込み手段により初めに取り込まれた
2次元撮像出力と、2回目以降に取り込まれた2次元撮
像出力との相関をとるための相関手段を更に具備するこ
とを特徴とする。さらに、第6の態様による高精細度静
止画像取り込み装置では、第1の態様の高精細度静止画
像読取装置において、前記第2の画像取り込み手段によ
り初めに取り込まれた2次元撮像出力と、2回目以降に
取り込まれた2次元撮像出力から動ベクトルを検出する
動ベクトル検出手段とを更に具備することを特徴とする
【0012】
【作用】即ち、本発明の第1の態様による高精細度静止
画像取り込み装置では、第1の2次元撮像手段が、画像
分岐手段により2つに分配された一方の像光を撮像領域
を替えながら各領域毎に複数回撮像し、第2の2次元撮
像手段が、前記画像分岐手段で分配された他方の光学像
を各エリア毎に撮像し、第1の画像取り込み手段が前記
第1の2次元撮像手段で撮像された画像を取り込む。ま
た、第2の画像取り込み手段が前記第2の2次元撮像手
段で撮像された画像を取り込む。そして、像振れ検出手
段が前記第2の撮像手段撮像から初めに取り込まれた2
次元撮像出力と、2回目以降に取り込まれた2次元撮像
出力から像振れを検出する。ここで、制御手段が、前記
像振れ検出手段が像振れを検出した時には第1の撮像手
段の撮像領域変更を中断し、再度その領域での撮像、像
振れ検出をやり直して、像の位置が一致した時には第1
の撮像手段が撮像動作を続行するように制御する。次に
、第2の態様による高精細度静止画像取り込み装置では
、表示手段が前記第2の画像取り込み手段により取り込
まれた2次元撮像出力を表示する。そして、第3の態様
による高精細度静止画像取り込み装置では、表示切り替
え手段が前記表示手段を切り替えて、あるいは画面の一
部に重ねることにより、前記第1及び第2の画像取り込
み手段により取り込まれた2次元撮像出力を表示する。 また、第4の態様による高精細度静止画像取り込み装置
では、前記画像分岐手段を反射と透過の比が異なるハー
フミラーあるいはハーフプリズムで構成し、前記第1の
2次元撮像手段の方に像光の強度を多く分配する。 そして、第5の態様による高精細度静止画像取り込み装
置では、相関器が前記第2の画像取り込み手段により、
初めに取り込まれた2次元撮像出力と、連続して2回目
以降に取り込まれた2次元撮像出力との相関をとる。さ
らに、第6の態様による高精細度静止画像取り込み装置
では、前記第2の画像取り込み手段により、初めに取り
込まれた2次元撮像出力と、連続して2回目以降に取り
込まれた2次元撮像出力とから動ベクトルを検出する。 従って、画像振れの無い高精細度で高品質な画像データ
を記録・観察することができる。
【0013】
【実施例】第1図は本発明による高精細度静止画像取り
込み装置の第1の実施例の構成を示すブロック図である
。参照番号1は絞りで、2はレンズ,絞りドライバで、
3はレンズ系である。
【0014】例えばマイクロフィルム上に高密度に記録
された画像情報を電気的に読み取る場合は、この前記レ
ンズ系3を通してビームスプリッタ6で分岐されて、ラ
インセンサ7とエリアセンサ8に画像情報が入力される
。そして、この画像情報は、シンクシグナルジェネレー
タ(以下、SSG)4A、4BからのCCD駆動用基準
クロックに従ってCCDドライバ5A,5Bにより制御
を受けて、通常のTV信号レートで逐次露光と読みだし
が行われる。
【0015】ここで、前記ビームスプリッタ6は、反射
と透過の比が異なるハーフミラーあるいはハーフプリズ
ムで構成されており、レンズ系3を通して入射した前記
像光の強度をCCDラインセンサ(以下、ラインセンサ
)7に多く配分するように作用し、後に続くラインセン
サ7及びエリアセンサ8に像光を与える。
【0016】前記ラインセンサ7はCCDドライバ5A
からのクロックにより駆動し、先のビームスプリッタ6
で分配した一方の像光をライン単位に、逐次露光と読み
出しを行なう。そして、各領域の撮像毎に図示しない移
動手段により、1ラインピッチ分副走査方向(垂直方向
)に機械的に移動を繰り返すことにより、同一画像を撮
像領域を替えながら複数回撮像する。そして、撮像され
た光学像はサンプル・ホールド回路9A、プリアンプ1
0A、A/D(アナログ・ディジタル)変換器11Aを
介してラインバッファメモリ12に与えられる。
【0017】尚、前記サンプル・ホールド回路9Aは、
前記SSG4Aからのタイミングクロックにより起動し
、前記のようにA/D(アナログ・ディジタル)変換器
11A、プリアンプ10Aの前段に設ける事により、A
/D変換器11A中入力が変化することで生じる誤差を
防止することができる。また、後述するエリアセンサ8
側のサンプル・ホールド回路9B、プリアンプ10B、
A/D(アナログ・ディジタル)変換器11Bも同様で
ある。
【0018】そして、前記ラインバッファメモリ12は
前記ラインセンサ7からの出力の一時記憶用として設け
られ、入力された画像データを一時的に記憶し、メモリ
コントローラ13Aによる指令に従い、ディジタルビデ
オプロセス部14Aに画像データを与える。
【0019】前記デジタルビデオプロセス部14Aは、
前記ラインバッファメモリ12から送られた画像データ
の色分離や変換処理、補正処理(γ補正、WB、ゲイン
コントロール、アパーチャ補正等)を行い、第1のフレ
ームメモリ15に処理した画像データを与える。
【0020】この前記第1のフレームメモリ15は高精
細度用のフレームメモリで、前記ラインセンサ7からの
画像出力を記憶し、全ラインに画像データが入力された
時点で、後に続くD/A変換器16A、LPF(ローパ
スフィルター)17Aを介して高精細度カラーモニタ1
8Aに画像を表示する。
【0021】一方、前記エリアセンサ8は2次元の撮像
素子で、高速に2次元画像の読み取りが可能で、前記ビ
ームスプリッタ6で分配された他方の画像を順次撮像す
る。そして撮像された光学像はサンプル・ホールド回路
9B、プリアンプ10B、A/D変換器11Bを介して
ディジタルビデオプロセス部14Bに送られ、前記各処
理の後、第2のフレームメモリ19、第3のフレームメ
モリ20に与えられる。
【0022】ここで、前記第2のフレームメモリ19は
モニタ用(比較用)のフレームメモリとして用いられ、
前記第3のフレームメモリ20は基準用のフレームメモ
リとして用いられる。つまり、前記第3のフレームメモ
リ20には、初めに取り込まれた画像データが基準用と
して記憶され、前記第2のフレームメモリ19には連続
して2回目以降に取り込まれた画像データが比較用とし
て順次記憶される。そして、各フレームメモリに記憶さ
れた画像データは像振れ検出器に入力され、像振れが検
討される。
【0023】前記像振れ検出器は例えば相関器21で、
基準用第3のフレームメモリ20に記憶された基準とな
る画像データと、連続して2回目以降の撮像動作で取り
込まれた画像データとの相関を取る。そして、相関が高
い場合には、相関器21は判定信号をメモリコントロー
ラ13Aを介して先のラインバッファメモリ12に与え
、前記ラインセンサ7の出力は前記ラインバッファメモ
リ12から読み出され、第1のフレームメモリ15の記
録領域に記録される。そして、前記ラインセンサ7は1
ラインピッチ分副走査方向に移動して、次の撮像を行う
【0024】しかし、相関が低い場合には、前記ライン
センサ7の出力は先のラインバッファメモリ12から読
み出されず、前記ラインセンサ7も前記移動をせずに、
同ラインで再度2回目の撮像動作を行う。
【0025】尚、前記第2のフレームメモリ19に順次
記憶される画像データは、D/A変換器16B、LPF
17Bを介してTV信号レート(実時間)でモニタ画像
として読み出され、モニタ用TVモニタ18Bに随時表
示される。
【0026】また、前記高精細度カラーモニタは18A
、高精細度画像の取り込みを第1のフレームメモリ15
の全ライン分終了した時に、高精細度画像データを高精
細度用第1のフレームメモリ15から順次読み出し、D
/A変換器16A、LPF17Aを介して表示する。
【0027】ここで、前記高精細度カラーモニタ18A
はモニタ画像と高精細度画像を切り替えることにより、
あるいは画面の一部に画像情報を重ねる事により、前記
モニタ用モニタ18Bとして使用することができる。
【0028】そして、マルチメディアファイリングシス
テム22は、撮像したS/Nのよい振れのない画像信号
を前記第1のフレームメモリ15からI/F(インター
フェイス)23を介して受信後、画像処理、記録等を行
う。
【0029】以上本発明の装置の各構成について説明し
たが、各構成はシステムコントローラ24により制御さ
れ、前記SSG4A,4Bからのタイミングクロックに
従いCCDドライバ5A,5Bによる制御を受ける。
【0030】そして、特にメモリコントローラ13Aは
前記ラインバッファメモリ12、フレームメモリ等の記
憶領域に制御信号を与え、これにより書き込みを制御す
る。以下、図2のフローチャートに基づいて本発明の第
1の実施例の高精細度静止画像取り込み装置の実際の動
作について説明する。はじめに、画像取り込み(撮像)
の準備の過程について説明する。レンズ系3を通った像
光は例えば反射率と透過の割合が5:1のハーフプリズ
ムで2つに分配される。
【0031】そして、ビームスプリッタ6を透過した像
光は例えば42万画素のCCDエリアセンサ7により撮
像され、SSG4Bのタイミングクロックに従いCCD
ドライバ5Bによる制御を受けて、通常のTV信号レー
ト(実時間)で逐次露光と読みだしが行われる。
【0032】こうして読み出された信号は、例えば相関
2重サンプリング回路(以下、CDS)のようなサンプ
ル・ホールド回路9B、プリアンプ10B、A/D変換
器11Bを介してデジタルビデオプロセス部14Bに送
られると共に、色分離や変換処理、補正処理される。
【0033】そして、前記デジタルビデオプロセス部1
4Bから読み出された画像信号はD/A変換器16B、
LPF17Bを介してカラーモニタ18Bに表示され、
このときに被写体の位置合わせ、焦点調整、倍率設定等
が行われる。次に、実際の静止画像の取り込みの動作の
詳細について説明する。前記の過程で画像取り込み(撮
像)の準備が整ったところで、撮像開始のトリガ信号を
不図示のCPU(演算制御部)から出力する(ステップ
1)。
【0034】そして、システムコントローラ24は前記
トリガ信号を受けると高精細度撮像用のラインセンサ7
に撮像開始の指令を出す。この指令を受けてラインセン
サ7が先のハーフプリズムで反射した像光を、ライン単
位で撮像(露光)すると共に、エリアセンサ8も撮像を
開始する(ステップ2)。
【0035】さて、1回目の撮像が終了すると各センサ
ーから画像信号が読み出され、この時、ラインセンサ7
からの画像出力は第1のフレームメモリ15の第1ライ
ン目の記憶領域に記憶され、エリアセンサ8からの画像
出力は第2のフレームメモリ19及び第3のフレームメ
モリ20の記憶領域に記憶される(ステップ3)。そし
て、各センサーの画像出力が各メモリに記憶された後、
ラインセンサ7は図示しない移動手段により、1ライン
ピッチ分副走査方向に移動する。この移動が完了すると
、2回目の撮像動作が行われる(ステップ5)。
【0036】尚、2回目の撮像の際、ラインセンサ7の
画像出力はラインバッファメモリ12に一時的に記憶さ
れ、エリアセンサ8の画像出力は第2のフレームメモリ
19に記憶される(ステップ6)。そして、第2のフレ
ームメモリ19に与えられた画像データが像振れ検出器
21に入力されると共に、第3のフレームメモリ20か
ら第1回目の画像データが像振れ検出器に入力され、こ
の2つの画像信号から像振れが判定される(ステップ7
)。
【0037】この像振れ検出器は例えば相関器21であ
る。ここでは、第3のフレームメモリ20の画像データ
と2回目の撮像動作で第2のフレームメモリ19に記憶
される画像データとの相関が取られる(ステップ8)。
【0038】そして、基準となる第1回目の画像データ
の被写体画像の位置と2回目の撮像動作時の被写体画像
の位置とが同一であれば、双方の画像は一致するので相
関が高くなる。また、像振れや被写体の移動がなければ
、被写体は静止物体であるので、どのブロックにおいて
も双方の画像の相関は高くなる。しかし、もし像振れ等
で被写体画像の位置関係が双方の画像で異なった場合、
双方の画像は相関が低くなる。
【0039】こうして、像振れが無いと判定されると、
相関器21からの判定信号にてラインセンサ7の出力は
ラインバッファメモリ12から読み出され、第1のフレ
ームメモリ15の2ライン目の領域に記憶され(ステッ
プ10)、その後、ラインセンサ7は1ラインピッチ分
副走査方向に移動し(ステップ11)、次の撮像を行う
【0040】しかし、像振れが検出されるとラインセン
サ7の出力はラインバッファメモリ12から読み出され
ず、ラインセンサ7も移動せず、同ラインで再度2回目
の撮像動作が行われる。以下高精細度の撮像が全ライン
分の画像信号を第1のフレームメモリ15に書き終える
まで、前記の撮像動作並びに判定が繰り返される(ステ
ップ4)。
【0041】こうして、高精細度画像の取り込みが終了
すると、高精細度画像信号は第1のフレームメモリ15
から順次読み出され、D/A変換器16A、LPF17
Aを介して高精細度モニタ18Aに表示される(ステッ
プ12)。
【0042】尚、第1図では画像データをラインバッフ
ァメモリ12の後でディジタルビデオプロセス部14A
で処理し第1のフレームメモリ15に入力しているが、
無論ディジテルビデオプロセス部14Aで処理後ライン
バッファメモリ12に一時的に記憶し、その判定後に第
1のフレームメモリ15に入力してもよい。
【0043】また、CFA付きのラインセンサの場合等
では、ラインバッファメモリ15に数行分、振れの無い
画像を取り込んでは数ライン分の画像信号をビデオプロ
セス部で処理後14A、第1のフレームメモリ15に入
力してもよい。
【0044】そして、記録媒体(ハードディスク、フロ
ッピーディスク、メモリカード、ハードコピー等)に直
接記録する構成にしてもよいし、通信回路(ISDN、
ISDB、INS、RAN等)を用いて遠隔地へ画像デ
ータを転送してもよい。
【0045】更に、本実施例に於いてはデータ圧縮部(
ADCT(適応離散コサイン変換)、ADPCM(適応
差分符号化)、AVQ等)が明示されていないが、受信
側あるいは記録側の要求に応じてデータ圧縮部で適当な
圧縮率、フォーマットで圧縮された画像データを受信側
あるいは記録側に所望の転送レートで送る事も可能であ
る。第3図は、本発明の第2の実施例の高精細度静止画
像取り込み装置のブロック図である。ここで、第1実施
例と共通する部分の説明は省略する。本実施例の特徴は
像振れ検出器として動ベクトル検出部25が設けられて
いることである。以下、第4図に示したフローチャート
に基づいて本発明の第2の実施例の高精細度静止画像取
り込み装置の実際の動作について説明する。
【0046】本装置では、第3のフレームメモリ20に
記憶された画像データと、2回目以降の撮像動作で記憶
された、第2のフレームメモリ19の画像データとの間
で、動ベクトルを検出する(ステップ13)。ここで、
もし像振れや被写体の移動が無ければ、被写体は静止物
体であるので、画面中のどのブロックにおいても動ベク
トルは(殆ど)0となり検出されない。無論背景も動き
の無い背景を選ぶ(通常はスタンドのステージ上に被写
体は静置される)。逆に像振れや、被写体の移動が有る
と、動作ベクトルが検出され、被写体が振れた、あるい
は移動したと判別され判別信号が出力される(ステップ
14)。
【0047】そして、像振れが検出されるとラインセン
サ7の出力はラインバッファメモリ12から読み出され
ず、ラインセンサ7も移動せず、同じラインで、再度2
回目の撮像動作が行われる。こうして、高精細度撮像が
全ライン分の画像信号を第1のフレームメモリ15に書
き終えるまで上記の撮像動作並びに判定が繰り返される
。以下の動作は第1の実施例と同様である。第5図は本
発明の第3実施例の高精細度静止画像取り込み装置のブ
ロック図を示したものである。第1、第2実施例と共通
する部分の説明は省略する。
【0048】本実施例の高精細度静止画像取り込み装置
の特徴は、動ベクトル情報記録器26を有する事である
。これにより、動ベクトルの変化が追跡され、同じ動ベ
クトルが連続する場合、被写体が何等かの外的要因でそ
の位置がずれた後、静止していると判断し、現在行われ
ている画像取り込み動作を中止し、再度画像取り込みを
開始する。従って、本実施例では、仮に観察者が意図し
ない外的要因で被写体の位置がずれてしまった場合でも
速やかに画像の再取り込みがおこなわれる。また、中止
した後、再度画像取り込みを行うかどうか観察者が判断
して、中止するまで撮像していた画像データをそのまま
表示あるいは記録してもよい。第6図は第3の実施例の
高精細度静止画像取り込み装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【0049】ここでは、第2の実施例と同様に、まず第
3のフレームメモリ20の画像データと、2回目の撮像
動作で記憶された第2のフレームメモリ19の画像デー
タとの間で、動ベクトルを検出する。そして、その動ベ
クトルの情報を動ベクトル情報記録器26に入力し(ス
テップ16)、動ベクトルが“0”であるか検討する。 そして、もし動ベクトルが“0”でない場合には、同じ
動ベクトルが続いているかを検討する(ステップ17)
。そして、同じ動ベクトルが続く場合に、第2のフレー
ムメモリ19のデータを第3のフレームメモリ20に入
力し直す(ステップ18)と共に、第1のフレームメモ
リ15の内容をクリアして(ステップ19)、再度画像
取り込みを開始する。以下の動作は第1の実施例と同様
である。第7図は本発明の第4実施例の高精細度静止画
像取り込み装置のフローチャートを示したものである。
【0050】本実施例では、撮像された画像データを第
3のフレームメモリ20に記憶した後、第2の実施例と
同様に、まず第3のフレームメモリ20の画像データと
、2回目の撮像動作で記憶された第2のフレームメモリ
19の画像データとの間で、動ベクトルを検出する。 そして、最初に動作ベクトルが“0”を出すまでに動ベ
クトル情報記録器25に入力される動ベクトルの変化を
追跡をする。その結果、出現頻度の高い動ベクトルが検
出された場合には、第3のフレームメモリ20に記憶さ
れた画像の位置より、その動ベクトルを有する第2のフ
レームメモリ19に記憶された画像位置のほうが多く出
現すると判断し、第2のフレームメモリ19に記憶され
た画像情報を新たに第3のフレームメモリ20に記録し
直して、撮像を続ける(ステップ21〜23)。この結
果、最初に第3のフレームメモリ20に記憶された画像
情報を用いる場合に比べ数段に速く画像取り込みが終了
することになる。
【0051】以上詳述したように、本発明によればモー
ターや加工機械等振動源となる物が併設されているよう
な振動の多い環境で、画像振れの無い高精細度で高品質
な画像データが、有効画面サイズの縮小あるいは解像度
の劣化等画質を犠牲にすることなく記録・観察すること
ができる。
【0052】また、リアルタイム表示の不可能な現行の
HDTVレベルよりはるかに高精細度な画像の取り込み
用の2次元撮像手段で撮像する場合でも、モニタが可能
となり、被写体の位置合わせ、確認等がTV信号レート
(実時間)でできる。更に、現行のHDTVレベルの高
価な撮像手段を使わなくても、安価な大画素数のライン
センサが使えるので装置が安価に構成できる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、静止画像という特徴を
最大限に利用して、安価で感度の良好な2次元撮像素子
を使いながらリアルタイムで画像をモニタし、画像振れ
の無い高精細度静止画像取り込み装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の高精細度静止画像取り
込み装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の高精細度静止画像取り
込み装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例の高精細度静止画像取り
込み装置のブロック構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例の高精細度静止画像取り
込み装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施例の高精細度静止画像取り
込み装置のブロック構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例の高精細度静止画像取り
込み装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施例の高精細度静止画像取り
込み装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
6…ビームスプリッタ、7…ラインセンサ、8…エリア
センサ、15…フレームメモリ“1”、19…フレーム
メモリ“2”、20…フレームメモリ“3”、21…相
関器、25…動ベクトル検出器、26…動ベクトル情報
記録器、13A,13B…メモリコントローラ、24…
システムコントローラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所望の光学像を分岐するための光学像
    分岐手段と、前記光学像分岐手段により分岐された一方
    の光学像を、1次元撮像素子を副走査方向に移動させる
    ことにより撮像領域を替えて、各領域毎に複数回撮像し
    、高精細度な2次元撮像をするための第1の2次元撮像
    手段と、前記分岐手段により分岐された他方の光学像を
    各エリア毎に撮像するための第2の2次元撮像手段と、
    前記第1の2次元撮像手段により撮像された2次元撮像
    出力を取り込むための第1の画像取り込み手段と、前記
    第2の2次元撮像手段により撮像された2次元撮像出力
    を取り込むための第2の画像取り込み手段と、前記第2
    の画像取り込み手段により、前記第2の2次元撮像手段
    から初めに取り込まれた2次元撮像出力と、連続して2
    回目以降に取り込まれた2次元撮像出力から像振れを検
    出するための像振れ検出手段と、前記像振れ検出手段に
    よる像振れ検出結果に応じて、前記第1、第2の2次元
    撮像手段による撮像及び前記第1、第2の画像取り込み
    手段による画像取り込みを制御するための制御手段と、
    を具備し、前記制御手段が、前記像振れ検出手段により
    像振れが検出されたときには、前記第1の2次元撮像手
    段の撮像領域変更を中断し、再度その領域での撮像、像
    振れ検出をやり直し、像の位置が一致したときには、前
    記第1の2次元撮像手段による撮像動作及び前記第1の
    画像取り込み手段による画像取り込みを続行するように
    制御することを特徴とする高精細度静止画像取り込み装
    置。
  2. 【請求項2】  前記第2の画像取り込み手段により取
    り込まれた2次元撮像出力を表示するための表示手段を
    更に有することを特徴とする請求項1に記載の高精細度
    静止画像取り込み装置。
  3. 【請求項3】  前記表示手段を切り替えて、あるいは
    画面の一部に重ねて、前記第1及び第2の画像取り込み
    手段により取り込まれた2次元撮像出力を表示する表示
    切り替え手段を更に有することを特徴とする請求項1に
    記載の高精細度静止画像取り込み装置。
  4. 【請求項4】  前記光学像分岐手段は反射と透過の比
    が異なるハーフミラーあるいはハーフプリズムで構成さ
    れ、前記第1の2次元撮像手段の方に像光の強度を多く
    配分する構成であることを特徴とする請求項1に記載の
    高精細度静止画像取り込み装置。
  5. 【請求項5】  前記像振れ検出手段は、前記第2の画
    像取り込み手段により初めに取り込まれた2次元撮像出
    力と、連続して2回目以降に取り込まれた2次元撮像出
    力との相関をとるための相関手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の高精細度静止画像取り込み装置。
  6. 【請求項6】  前記像振れ検出手段は、前記第2の画
    像取り込み手段により初めに取り込まれた2次元撮像出
    力と、連続して2回目以降に取り込まれた2次元撮像出
    力から動ベクトルを検出する動ベクトル検出手段を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の高精細度静止画像
    取り込み装置。
JP3121081A 1991-05-27 1991-05-27 高精細度静止画像取り込み装置 Withdrawn JPH04348675A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016005094A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016005094A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 オリンパス株式会社 撮像装置、撮像方法

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