JP3140481B2 - 静止画像取り込み装置 - Google Patents

静止画像取り込み装置

Info

Publication number
JP3140481B2
JP3140481B2 JP03116113A JP11611391A JP3140481B2 JP 3140481 B2 JP3140481 B2 JP 3140481B2 JP 03116113 A JP03116113 A JP 03116113A JP 11611391 A JP11611391 A JP 11611391A JP 3140481 B2 JP3140481 B2 JP 3140481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
motion vector
recording
signal
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03116113A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04343582A (ja
Inventor
弘善 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP03116113A priority Critical patent/JP3140481B2/ja
Publication of JPH04343582A publication Critical patent/JPH04343582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3140481B2 publication Critical patent/JP3140481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像振れの無い静止画像
の撮像を実現する画像取り込みシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、像振れの無い静止画像の撮像
を実現するために、種々の技術が開発されている。その
一つとして、例えば、特開平1−125064号公報に
は、ビデオカメラの画像出力から動ベクトルを求め、そ
の結果から像振れを検出し、振れ量の大小に応じてメモ
リの読み出し領域を制御し、さらにメモリから読み出し
た信号を読み出し領域に応じて補間することにより画質
の劣化を最小限に押さえながら像振れを補正するという
技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の技術は、像
振れが無い場合には、撮像した画像信号を100%有効
に表示あるいは記録できるものである。しかしながら、
像振れが生ずると、有効画面の大きさが狭くなり、補間
処理をして画面一杯に表示したとしても、解像度の劣化
等、画質が劣化するといった問題が有る。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、静止画像という特徴を最大限に利用して、解像度の
劣化を引き起こさずに、さらにS/N,ダイナミックレ
ンジの改善を図ることのできる画像振れの無い画像取り
込み装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の静止画像取り込み装置は、高速シャッタ動
作で撮像する撮像素子と、撮像開始を表すトリガ信号に
同期して撮像を開始した後、連続する複数回の撮像に於
いて前記撮像素子から出力される複数回分の画像信号の
内、最初に撮像した画像信号を一時記憶するための第1
の記憶手段と、前記複数回分の画像信号の内、連続した
2回目以降に撮像した画像信号と、前記第1の記憶手段
から読み出される画像信号とから動ベクトルを検出する
ための動ベクトル検出手段と、前記動ベクトル検出手段
により検出された動ベクトルの大きさが殆ど“0”の時
の画像信号のみをそれぞれ累積加算して記憶する第2の
記憶手段と、前記第2の記憶手段に記憶されている前記
累積加算した画像信号のピーク値を検出するピーク検出
手段と、前記ピーク検出手段で検出したピーク値が飽和
レベルか否かを判別する飽和判別手段と、画像信号を記
録するための画像記録手段と、前記飽和判別手段からの
飽和信号により前記第2の記憶手段による累積加算を終
了すると共に、前記第2の記憶手段からの画像信号を前
記画像記録手段に出力する制御手段とを備えている。
【0006】また、前記動ベクトル検出手段により検出
された動ベクトルを記録する動ベクトル記録手段をさら
に備え、前記制御手段は、前記動ベクトル記録手段によ
る記録結果に基づいて連続して殆ど同一の動ベクトルが
検出されたときには、被写体が外的要因で位置がずれた
と判断して、前記第1の記録手段に新しい画像信号の記
憶を行なわせるようにしている。
【0007】あるいは、前記第1の記憶手段に記憶した
後、前記動ベクトル検出手段により検出された動ベクト
ルを記録する動ベクトル記録手段と、前記複数回分の画
像信号の内、連続した2回目以降に撮像した画像信号を
一時記憶するための第3の記憶手段とをさらに備え、前
記制御手段は、前記動ベクトル記録手段による記録結果
に基づいて、前記動ベクトル検出手段によって最初の動
ベクトル0が検出される前に、出現頻度の高いの動ベク
トルが検出されたときに、前記第3の記憶手段に記憶さ
れている画像信号を前記第1の記憶手段に記憶させるよ
うにしている。
【0008】
【作用】即ち、本発明の静止画像取り込み装置によれ
ば、高速シャッタ動作で撮像する撮像素子が撮像開始を
表すトリガ信号に同期して撮像を開始した後、連続する
複数回の撮像に於いて前記撮像素子から出力される複数
回分の画像信号の内、最初に撮像した画像信号が第1の
記憶手段に一時記憶され、それ以降に撮像した画像信号
と前記第1の記憶手段から読み出される画像信号とから
動ベクトル検出手段によって動ベクトルが検出され、こ
の検出された動ベクトルの大きさが殆ど0の時の画像信
号のみがそれぞれ累積加算されて第2の記憶手段に記憶
される。そして、前記第2の記憶手段に記憶されている
前記累積加算した画像信号のピーク値がピーク検出手段
により検出され、このピーク値が飽和判別手段により飽
和レベルか否かが判別されて、飽和したときには、制御
手段は、前記第2の記憶手段による累積加算を終了する
と共に、前記第2の記憶手段からの画像信号を画像記録
手段に出力する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る画
像取り込み装置のブロック構成図である。図中の各構成
は、システムコントローラ10で制御され、SSG(シ
ンクシグナルジェネレータ)12からのタイミングクロ
ックにより駆動される。
【0010】絞り14を含むレンズ系16は、被写体像
を撮像素子(CCD)18に導くためのもので、レン
ズ,絞りドライバ20により駆動される。このレンズ,
絞りドライバ20は、レンズ系16の位置状態を検出す
るための図示しないセンサを含み、そのセンサからの位
置センサ情報信号を上記システムコントローラ10に出
力し、これに基づいたシステムコントローラ10からの
レンズ系コントロール信号に応答してレンズ系16を駆
動する。
【0011】撮像素子(CCD)18は、上記レンズ系
16により導かれた被写体像を撮像する。このCCD1
8は、CCDドライバ22からのCCD駆動クロック
(CK)に応答して、撮像した画像信号を後段のサンプ
ルアンドホールド(S/H)回路24に送出する。CC
Dドライバ22は、システムコントローラ10からのコ
ントロール信号に応答して、SSG12からのCCD駆
動用基準CKを元に上記CCD駆動CKを発生する。
【0012】S/H回路24は、例えばCDS(相関2
重サンプリング回路)等で構成され、SSG12からの
タイミングCKのタイミングで、CCD18からの画像
信号をサンプルアンドホールドする。プリアンプ26
は、S/H回路24にサンプルアンドホールドされた画
像信号を増幅した後、アナログディジタル(A/D)変
換器28に供給する。A/D変換器28は、供給された
画像信号をディジタル信号に変換して、ディジタルビデ
オプロセス部30に供給する。ディジタルビデオプロセ
ス部30は、色分離や変換処理,補正処理(γ補正,W
B,ゲインコントロール,アパーチャ補正,等)を施し
た画像データをデータバス32上に出力する。
【0013】ディジタルアナログ(D/A)変換器34
は、データバス32上の画像データをアナログ信号に変
換した後、ローパスフィルタ(LPF)36を介して、
モニタ38に供給して、表示させる。
【0014】フレームメモリ“I”40,フレームメモ
リ“II”42,及びフレームメモリ“III ”44はそれ
ぞれ、1フレーム分の画像データを記憶するためのもの
で、メモリコントローラ46からの制御信号に応答して
データバス32上の画像データを記憶する。メモリコン
トローラ46は、システムコントローラ10からのメモ
リ動作指令用信号に基づいて、各フレームメモリへの制
御信号を発生する。
【0015】動ベクトル検出部48は、システムコント
ローラ10からのコントロール信号に応答して、フレー
ムメモリ“I”40及びフレームメモリ“II”42に記
憶された画像データから動ベクトルを検出し、その結果
を示す判定信号を上記メモリコントローラ46に出力す
る。
【0016】ピーク検出部50は、システムコントロー
ラ10からのピーク検出部制御信号に応答して、フレー
ムメモリ“III ”44に記憶された画像データのピーク
検出を行ない、その結果を示すピーク値出力信号を上記
システムコントローラ10に出力する。また、フレーム
メモリ“III ”44に記憶された画像データをスイッチ
SW1に供給する。このスイッチSW1は、システムコ
ントローラ10からの切換え制御信号により、供給され
た画像データをデータバス32もしくは加算器52に選
択的に供給する。加算器52は、データバス32上の画
像データとスイッチSW1からの画像データとを加算し
て、フレームメモリ“III ”44に出力する。インター
フェース(I/F)54は、マルチメディアファイリン
グシステム56へデータバス32上の画像データを供給
する。
【0017】このような構成の画像取り込み装置に於い
ては、不図示の電源がオンになると、まずCCD18は
ムービーモードで動作し、SSGのCCD駆動用基準C
Kに従ってCCDドライバ22により制御を受けて、通
常のテレビレートで逐次露光と読み出しが行なわれる。
【0018】読み出された信号は、S/H回路24、プ
リアンプ26、A/D変換器28を介して、ディジタル
ビデオプロセス部30に送られる。ディジタルビデオプ
ロセス部30によって、色分離や変換処理、補正処理
(γ補正,WB,ゲインコントロール,アパーチャ補
正,等)がなされた後、読み出された画像データは、デ
ータバス32を介してD/A変換器34に供給され、L
PF36等を介してモニタ38に表示される。このモニ
タ38に表示された画像を見ながら、被写体の位置合わ
せ,焦点調節,倍率設定(ズーミング),等が行なわれ
る。
【0019】こうして、画像取り込み(撮像)の準備が
整ったところで、図示しないボタン等が押下されること
により、撮像開始のトリガ信号がシステムコントローラ
10に与えられる。以下、画像取り込みのための撮像動
作を、システムコントローラ10の動作フローチャート
である図2のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、撮像開始を表わすトリガ信号に同期して、システム
コントローラ10は、高速シャッタ動作でCCD18を
駆動して、撮像させる(ステップS10)。
【0020】撮像が終わると、CCD18から画像信号
が読み出され、S/H回路24,プリアンプ26,A/
D変換器28,及びディジタルビデオプロセス部30に
より所定の処理が施された後、データバス32上に出力
される。ここで、システムコントローラ10は、メモリ
コントローラ46にメモリ動作指令用信号を与えること
により、メモリコントローラ46に対応する制御信号を
発生させて、データバス32上の画像データをフレーム
メモリ“I”40及びフレームメモリ“III ”44に記
憶させる(ステップS12)。
【0021】そして、メモリ動作指令用信号をメモリコ
ントローラ46に与えて、対応する制御信号を発生さ
せ、フレームメモリ“III ”44に記憶されている画像
データをピーク検出部50に出力させる(ステップS1
4)。ここで、ピーク検出部50からのピーク値出力信
号により、ピーク値が飽和レベルに達したか否かを判定
する(ステップS16)。まだ、ピーク値が飽和レベル
に達していないと判断した場合には、CCD18に第2
回目の撮像を同じく高速シャッタ動作で行なわせる(ス
テップS18)。
【0022】撮像が終わると、CCD18から画像信号
が読み出され、S/H回路24,プリアンプ26,A/
D変換器28,及びディジタルビデオプロセス部30に
より所定の処理が施された後、データバス32上に出力
される。ここで、システムコントローラ10は、メモリ
コントローラ46にメモリ動作指令用信号を与えること
により、メモリコントローラ46に対応する制御信号を
発生させて、データバス32上の画像データをフレーム
メモリ“II”42に記憶させる(ステップS20)。
【0023】次に、メモリ動作指令用信号をメモリコン
トローラ46に与えて、対応する制御信号を発生させ、
フレームメモリ“I”40に記憶されている画像データ
並びにフレームメモリ“II”42に記憶されている画像
データを動ベクトル検出部48に出力させることによ
り、動ベクトルの検出を行なう(ステップS22)。そ
して、動ベクトル検出部48からの判定信号により、動
ベクトルが殆ど“0”かか否かを判定する(ステップS
24)。
【0024】ここで、フレームメモリ“I”40に記憶
されている画像とフレームメモリ“II”42に記憶され
ている画像が同一の位置の画像であると、動ベクトル検
出部48で検出される動ベクトルの大きさは“0”とな
る。換言すると、動ベクトルは検出されない。また、位
置を変更していたり、像振れ等により変位していると、
動ベクトルは検出され、その像振れの大きさに対応した
大きさの動ベクトルとなる。
【0025】上記ステップS24に於いて、動ベクトル
が殆ど“0”という判定信号が出力されたと判定する
と、フレームメモリ“II”42に記憶されていた画像デ
ータとフレームメモリ“III ”44に記憶されている画
像データとを加算して、その結果をフレームメモリ“II
I ”44に記憶させる(ステップS26)。即ち、先ず
メモリコントローラ46にメモリ動作指令用信号を与え
て対応する制御信号を発生させ、フレームメモリ“II”
42に記憶されている画像データを、データバス32を
介して加算器52に供給させる。次に、メモリコントロ
ーラ46にメモリ動作指令用信号を与えて対応する制御
信号を発生させ、フレームメモリ“III ”44に記憶さ
れている画像データを、ピーク検出部50並びにスイッ
チSW1を介して上記加算器52に供給させる。そし
て、加算器52の加算結果を、フレームメモリ“III ”
44に記憶させる。その後、上記ステップS14に戻
り、前述の動作を繰り返す。
【0026】ここで、上記ステップS14に於いて、フ
レームメモリ“III”44に記憶された画像データ、つ
まり加算結果の画像データのピーク検出をピーク検出部
50で行ない、その結果、ピーク値が飽和レベルに達す
ると(ステップS16)、画像取り込みのための撮像動
作を終了し、通常のムービーモードに戻る。
【0027】また、上記ステップS24に於いて、動ベ
クトル検出部48の検出結果が動き有りと判定される
と、ステップS26でのフレームメモリ“II”42に記
憶された画像データの加算は行なわずにステップS18
に戻り、フレームメモリ“II”42の画像データが、次
の高速シャッタ動作でCCD18が撮像した画像データ
に書き換えられる。
【0028】以下、同様な動作を繰り返し、フレームメ
モリ“I”40に記憶された画像データと同位置の画像
データのみが、フレームメモリ“III ”44に累積加算
される。
【0029】なお、モニタ38に出力される画像データ
は、画像取り込み時には、フレームメモリ“III ”44
からの画像データに切り替わり、適正なレベルまで増幅
された後、画像表示される。無論、最初は、S/Nの悪
い画像が表示されるが、累積加算が進むにつれ、S/N
の改善が進み、最終的には原信号よりランダムノイズが
低減されて、S/Nの良い、画像振れの無い画像が表示
されるようになる。従って、観察者は、画像振れに煩わ
されることなく、観察が可能となる。
【0030】本実施例では、撮像したS/Nの良い、振
れのない画像信号は、モニタ38に表示されると共に、
I/F54を介して、マルチメディアファイリングシス
テム56に転送され、処理及び記録等がなされる。
【0031】もちろん、記録媒体(HD,MO,FD,
メモリーカード,ハードコピー等)に直接記録する構成
にしても良いし、ISDN,ISDB,INS,RAN
等の通信回線を用いて遠隔地へ画像データを転送しても
良い。
【0032】また、本実施例では、データ圧縮部(AD
CT,ADPCM,AVQ等)が明示されていないが、
受信側あるいは記録側の要求に応じて、データ圧縮部で
適正な圧縮率,フォーマットで圧縮された画像データ
を、受信側あるいは記録側に所望の転送レートで送るも
のとする。
【0033】図3は、本発明の第2の実施例のブロック
構成図である。同図に於いては、図1と同様の部分につ
いては図示を省略し、従って第1の実施例と共通する部
分の説明は省略する。本第2の実施例の特徴は、フレー
ムメモリ“III ”44、加算器52、ピーク検出部50
が、例えば12ビットのワード長となっている。
【0034】従って、累積加算並びにその記憶の飽和レ
ベルが16倍になる。さらに、フレームメモリ“II
I”44と、モニタ38等の表示部あるいはマルチメデ
ィアファイリングシステム56等の記録部との間に、つ
まりフレームメモリ“III”44とデータバス32と
の間に、ビットスライス部58,12ビット−8ビット
変換部60,及びスイッチSW2が設けられている。そ
して、図示しない観察者による切り替え信号に応じて、
上記12ビット−8ビット変換出力手段60から、
(1)12ビット−8ビット変換された8ビットのデー
タを出力する、(2)上位4ビット下位8ビットの2回
に分けて12ビットのデータを出力する、あるいは、上
位ビットスライス部58から、(3)12ビット分のダ
イナミックレンジのデータの内、例えば、高輝度側の8
ビットや、低輝度側の8ビットというように、ある部分
から8ビットのデータをスライスして出力する(図4を
参照)、のうちのいずれかを選択し、モニタ38への
あるいはデータ転送,記録が行なわれる。本第2
の実施例では、累積加算の結果、CCD18のダイナミ
ックレンジより広いダイナミックレンジで高S/N、画
像振れの無い画像が得られる。
【0035】図5は本発明の第3の実施例のブロック構
成図であり、図6はその動作フローチャートである。な
お、図5に於いては、図1と同様の部分については図示
を省略してある。また、図6のフローチャートは、図2
のフローチャートとステップS10乃至ステップS26
が同じである。本第3の実施例では、動ベクトルの変化
を追跡するための動ベクトル情報記録器62が追加され
ているものである。
【0036】動作に於いては、動ベクトル情報記録器6
2により動ベクトルの変化が追跡され、同じ動ベクトル
が例えばN回連続する場合、被写体がなんらかの外的要
因でその位置がずれた後に静止していると判断し、現在
行なわれている画像取り込み動作を中止して、再度、画
像取り込みを開始するものである。
【0037】即ち、図6のフローチャートで、ステップ
S24に於いて、動ベクトルが“0”でない、つまり動
ベクトル検出部48の検出結果が動き有りと判定される
と、次に、同じ動ベクトルがN回続いたか否かを判定し
(ステップS28)、N回続いていなければ、上記ステ
ップS18に戻る。
【0038】しかしながら、同じ動ベクトルがN回続い
た場合には、フレームメモリ“II”42の画像データを
フレームメモリ“I”40に記憶させ(ステップS3
0)、フレームメモリ“III ”44の画像データをクリ
アした後(ステップS32)、上記ステップS18に戻
る。従って、本第3の実施例では、仮に観察者が意図し
ない外的要因で被写体の位置がずれてしまった場合で
も、速やかに画像の再取り込みが行なわれる。
【0039】勿論、中止した後、再度画像取り込みを行
なうかどうか観察者が判断して、中止するまで撮像して
いた画像データをそのまま表示あるいは記録するように
しても良い。図7は、本発明の第4の実施例の動作フロ
ーチャートである。
【0040】本第4の実施例は、フレームメモリ“I”
40に記憶された後、最初に動ベクトルが“0”を出す
までに動ベクトル情報記録器62の動ベクトルの変化の
追跡の結果、出現頻度の高い動ベクトルが検出された場
合、フレームメモリ“I”40に記憶された画像の位置
よりも、その動ベクトルを有するフレームメモリ“II”
42に記憶された画像位置のほうが多く出現すると判断
し、フレームメモリ“II”42に記憶された画像情報
を、新たにフレームメモリ“I”40に記憶しなおし
て、撮像を続けるというものである。
【0041】即ち、ステップS24に於いて、動ベクト
ルが殆ど“0”という判定信号が出力されたと判定する
と、フレームメモリ“II”42に記憶されていた画像デ
ータとフレームメモリ“III ”44に記憶されている画
像データとを加算して、その結果をフレームメモリ“II
I ”44に記憶させ、またシステムコントローラ10内
部に構成された不図示のレジスタにk=1をセットする
(ステップS34)。その後、ステップS18に戻る。
【0042】また、上記ステップS24に於いて、動ベ
クトルが“0”でない、つまり動ベクトル検出部48の
検出結果が動き有りと判定されると、次に、上記レジス
タの内容がk=1であるか否かを判定し(ステップS3
6)、k=1であれば、同じ動ベクトルがN回続いたか
否かを判定し(ステップS28)、N回続いていなけれ
ば、上記ステップS18に戻る。
【0043】しかしながら、同じ動ベクトルがN回続い
た場合には、フレームメモリ“II”42の画像データを
フレームメモリ“I”40に記憶させ(ステップS3
0)、フレームメモリ“III ”44の画像データをクリ
アした後(ステップS32)、上記ステップS18に戻
る。
【0044】一方、上記ステップS36に於いて、k=
1でないと判定された場合には、同じ動ベクトルが所定
回数、例えばM回出たか否かを判定する(ステップS3
8)。そして、所定回数出ていなければ、上記ステップ
S18に戻る。しかしながら、所定回数出たならば、フ
レームメモリ“I”40に記憶された画像の位置より
も、その動ベクトルを有するフレームメモリ“II”42
に記憶された画像位置のほうが多く出現すると判断し、
上記ステップS30に進んで、フレームメモリ“II”4
2の画像データをフレームメモリ“I”40に記憶させ
る。そして、フレームメモリ“III ”44の画像データ
をクリアした後(ステップS32)、上記ステップS1
8に戻る。この結果、最初にフレームメモリ“I”40
に記憶された画像情報を用いる場合に比べ、数段に速
く、画像取り込みが終了することになる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
静止画像という特徴を最大限に利用して、解像度の劣化
を引き起こさずに、さらにS/N,ダイナミックレンジ
の改善を図ることのできる画像振れの無い画像取り込み
装置を提供することができる。
【0046】つまり、本発明により、モータや加工機械
等の振動原となる物が併設されているような振動の多い
環境で、画像振れの無い高品質な画像データが、有効画
面サイズの縮小あるいは解像度の劣化等画質を犠牲にす
ることなく記録できる、あるいは観察できる。さらに、
原画像よりも高S/Nの画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像取り込み装置
のブロック構成図である。
【図2】第1の実施例に於ける画像取り込みのための撮
像動作の動作フローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例のブロック構成図であ
る。
【図4】図3中のビットスライス部のビットスライス動
作の例を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例のブロック構成図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
10…システムコントローラ10、12…シンクシグナ
ルジェネレータ(SSG)、32…データバス、38…
モニタ、40…フレームメモリ“I”、42…フレーム
メモリ“II”、44…フレームメモリ“III ”、46…
メモリコントローラ、48…動ベクトル検出部、50…
ピーク検出部、52…加算器、56…マルチメディアフ
ァイリングシステム、58…ビットスライス部、60…
12ビット−8ビット変換部、62…動ベクトル情報記
録器、SW1,SW2…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 H04N 5/91

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速シャッタ動作で撮像する撮像素子
    と、撮像開始を表すトリガ信号に同期して撮像を開始し
    た後、連続する複数回の撮像に於いて前記撮像素子から
    出力される複数回分の画像信号の内、最初に撮像した画
    像信号を一時記憶するための第1の記憶手段と、前記複
    数回分の画像信号の内、連続した2回目以降に撮像した
    画像信号と、前記第1の記憶手段から読み出される画像
    信号とから動ベクトルを検出するための動ベクトル検出
    手段と、前記動ベクトル検出手段により検出された動ベ
    クトルの大きさが殆ど“0”の時の画像信号のみをそれ
    ぞれ累積加算して記憶する第2の記憶手段と、前記第2
    の記憶手段に記憶されている前記累積加算した画像信号
    のピーク値を検出するピーク検出手段と、前記ピーク検
    出手段で検出したピーク値が飽和レベルか否かを判別す
    る飽和判別手段と、画像信号を記録するための画像記録
    手段と、前記飽和判別手段からの飽和信号により前記第
    2の記憶手段による累積加算を終了すると共に、前記第
    2の記憶手段からの画像信号を前記画像記録手段に出力
    する制御手段と、を具備することを特徴とする静止画像
    取り込み装置。
  2. 【請求項2】 前記動ベクトル検出手段により検出され
    た動ベクトルを記録する動ベクトル記録手段をさらに具
    備し、前記制御手段は、前記動ベクトル記録手段による
    記録結果に基づいて連続して殆ど同一の動ベクトルが検
    出されたときには、被写体が外的要因で位置がずれたと
    判断して、前記第1の記録手段に新しい画像信号の記憶
    を行なわせることを特徴とする請求項1に記載の静止画
    像取り込み装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶手段に記憶した後、前記
    動ベクトル検出手段により検出された動ベクトルを記録
    する動ベクトル記録手段と、前記複数回分の画像信号の
    内、連続した2回目以降に撮像した画像信号を一時記憶
    するための第3の記憶手段と、をさらに具備し、前記制
    御手段は、前記動ベクトル記録手段による記録結果に基
    づいて、前記動ベクトル検出手段によって最初の動ベク
    トル0が検出される前に、出現頻度の高いの動ベクトル
    が検出されたときに、前記第3の記憶手段に記憶されて
    いる画像信号を前記第1の記憶手段に記憶させることを
    特徴とする請求項1に記載の静止画像取り込み装置。
JP03116113A 1991-05-21 1991-05-21 静止画像取り込み装置 Expired - Fee Related JP3140481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03116113A JP3140481B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 静止画像取り込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03116113A JP3140481B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 静止画像取り込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04343582A JPH04343582A (ja) 1992-11-30
JP3140481B2 true JP3140481B2 (ja) 2001-03-05

Family

ID=14679018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03116113A Expired - Fee Related JP3140481B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 静止画像取り込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3140481B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4645746B2 (ja) * 2009-02-06 2011-03-09 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法および撮像装置
JP6045365B2 (ja) * 2013-01-22 2016-12-14 日本電子株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04343582A (ja) 1992-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7432958B2 (en) Image pickup apparatus with function of adjusting incident light quantity
JP4556195B2 (ja) 撮像装置、動画再生装置及びそのプログラム
US6876386B1 (en) Digital camera with downsampling and zoom processing and method of controlling operation of same
JP3140481B2 (ja) 静止画像取り込み装置
JP2000106642A (ja) 撮像装置
JP4164928B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2004248171A (ja) 動画記録装置、動画再生装置、及び動画記録再生装置
JP4467232B2 (ja) 画像記録装置及び方法
JP4518582B2 (ja) 画像撮像装置及び方法
JP4298065B2 (ja) 記録再生装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JPH0856323A (ja) ビデオ撮像記録再生表示方法及び装置
JPH0837634A (ja) 画像記録装置
KR101480407B1 (ko) 디지털 영상 처리 장치, 이의 제어 방법 및 상기 제어방법을 기록한 기록 매체
JPH0998328A (ja) 高精細電子カメラ
JPH08336113A (ja) 画像処理装置
JP3214036B2 (ja) 画像記録装置、画像再生装置および画像記録再生装置
JP4570234B2 (ja) 電子カメラ
JPH04343580A (ja) 静止画像取り込み装置
JP2006166184A (ja) 撮像装置
JP3336085B2 (ja) 撮像記録再生装置
JPH11313239A (ja) 撮像装置
JP2877523B2 (ja) 電子ビューファインダを有するビデオカメラ
JP4459322B2 (ja) 撮像装置
US5920341A (en) Circuit and method for reproducing a still image in a camcorder
JPH10108128A (ja) ディジタル電子スチールカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees