JPH04348503A - 異方性プラスチックマグネットの磁場成形装置 - Google Patents
異方性プラスチックマグネットの磁場成形装置Info
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- JPH04348503A JPH04348503A JP12097391A JP12097391A JPH04348503A JP H04348503 A JPH04348503 A JP H04348503A JP 12097391 A JP12097391 A JP 12097391A JP 12097391 A JP12097391 A JP 12097391A JP H04348503 A JPH04348503 A JP H04348503A
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Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機のマグネットロー
ルなどに用いられるプラスチックマグネットの磁場成形
装置に関するものである。
ルなどに用いられるプラスチックマグネットの磁場成形
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機のマグネットロールなどの
プラスチックマグネット製品では外周表面にN,S極を
有しており、その極数も様々であるが、技術検討段階で
は、様々な極間角度のプラスチックマグネットが必要で
あり、低コスト,短納期でこのような様々な極間角度の
プラスチックマグネットを製造する工法が要求されてい
る。
プラスチックマグネット製品では外周表面にN,S極を
有しており、その極数も様々であるが、技術検討段階で
は、様々な極間角度のプラスチックマグネットが必要で
あり、低コスト,短納期でこのような様々な極間角度の
プラスチックマグネットを製造する工法が要求されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチックマグネッ
トの磁場成形方法には、金型のキャビティ部の周囲に永
久磁石を配置する方法、あるいは、コイルにより磁気回
路を構成し通電することにより磁場を発生する方法など
があるが、いずれも製品における極間ピッチが決まった
ものであり、1つの金型では1種類の極間ピッチ,極波
の仕様の製品しか成形できなかった。
トの磁場成形方法には、金型のキャビティ部の周囲に永
久磁石を配置する方法、あるいは、コイルにより磁気回
路を構成し通電することにより磁場を発生する方法など
があるが、いずれも製品における極間ピッチが決まった
ものであり、1つの金型では1種類の極間ピッチ,極波
の仕様の製品しか成形できなかった。
【0004】本発明では上記問題点を解決するもので、
1つの金型で簡単な調整により、容易に極間ピッチの異
なったものを成形することができる異方性プラスチック
マグネットの磁場成形装置を提供することを目的とする
。
1つの金型で簡単な調整により、容易に極間ピッチの異
なったものを成形することができる異方性プラスチック
マグネットの磁場成形装置を提供することを目的とする
。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の異方性プラスチックマグネットの磁場成形装
置は中央に円形の成形空間を形成する上下に分割される
上型と下型の内部に上記成形空間と一定の間隔をおいて
半円状の空間を形成し、この空間内にプラスチックマグ
ネットの極位置を決定するための、ポールピースと永久
磁石とバックプレートの結合体を所望の放射方向に配置
,固定できる構成を有している。
に本発明の異方性プラスチックマグネットの磁場成形装
置は中央に円形の成形空間を形成する上下に分割される
上型と下型の内部に上記成形空間と一定の間隔をおいて
半円状の空間を形成し、この空間内にプラスチックマグ
ネットの極位置を決定するための、ポールピースと永久
磁石とバックプレートの結合体を所望の放射方向に配置
,固定できる構成を有している。
【0006】
【作用】この構成によって、上記結合体の位置を所望の
放射方向に配置することにより、1つの金型で種々の極
間ピッチのプラスチックマグネットを容易に磁場成形す
ることができる。
放射方向に配置することにより、1つの金型で種々の極
間ピッチのプラスチックマグネットを容易に磁場成形す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施例であり、複写
機用マグネットロールの射出成形型のキャビティ部分を
示したものである。図1において、1は上型キャビティ
部、2は下型キャビティ部であり、この上型キャビティ
部1と下型キャビティ部2の境界が、金型のパーティン
グ面(型開き面)である。
機用マグネットロールの射出成形型のキャビティ部分を
示したものである。図1において、1は上型キャビティ
部、2は下型キャビティ部であり、この上型キャビティ
部1と下型キャビティ部2の境界が、金型のパーティン
グ面(型開き面)である。
【0009】3,4はそれぞれ上,下型のキャビティブ
ロックであり、5はキャビティブロック3,4内に成形
空間13と一定の間隔をおいた半円状の空間であり、こ
の空間5内に、ポールピース7と永久磁石8とバックプ
レート9の結合体を所望とする放射方向に配置し、射出
成形機より射出されたプラスチックマグネット樹脂が成
形空間13に充填され冷却される間中磁場をかけている
ことにより、プラスチックマグネット樹脂に対して配向
,着磁を行うものである。
ロックであり、5はキャビティブロック3,4内に成形
空間13と一定の間隔をおいた半円状の空間であり、こ
の空間5内に、ポールピース7と永久磁石8とバックプ
レート9の結合体を所望とする放射方向に配置し、射出
成形機より射出されたプラスチックマグネット樹脂が成
形空間13に充填され冷却される間中磁場をかけている
ことにより、プラスチックマグネット樹脂に対して配向
,着磁を行うものである。
【0010】ここで、成形空間13に有効に磁場を形成
するために、キャビティブロック3,4はSUS303
,YHD−50F(日立金属)などの非磁性鋼であり、
ポールピース7およびバックプレート9はSS41など
の磁性材である。また、永久磁石8は成形空間13に、
より強い磁場をかけるために、希土類永久磁石が必要で
あり、金型温度が60〜80℃程度になるため、サマリ
ウムコバルト系のものが適する。またマグネット形状も
限られたスペースでよりその磁力を向上させるため、図
のように台形形状として体積をかせいでいる。
するために、キャビティブロック3,4はSUS303
,YHD−50F(日立金属)などの非磁性鋼であり、
ポールピース7およびバックプレート9はSS41など
の磁性材である。また、永久磁石8は成形空間13に、
より強い磁場をかけるために、希土類永久磁石が必要で
あり、金型温度が60〜80℃程度になるため、サマリ
ウムコバルト系のものが適する。またマグネット形状も
限られたスペースでよりその磁力を向上させるため、図
のように台形形状として体積をかせいでいる。
【0011】さらに、成形空間13と半円状の空間5と
の間隔は薄ければ薄い程、成形空間13内の磁場は強く
なるが、この成形空間13には、射出圧により約600
〜1000kgf/cm2程度の樹脂圧が加わるため、
あまり薄くすると変形,破損の恐れがあり、両者のかね
あい上、0.6〜1.5mm程度が望ましい。また6は
この薄肉部分をバックアップするための非磁性材のスペ
ーサである。
の間隔は薄ければ薄い程、成形空間13内の磁場は強く
なるが、この成形空間13には、射出圧により約600
〜1000kgf/cm2程度の樹脂圧が加わるため、
あまり薄くすると変形,破損の恐れがあり、両者のかね
あい上、0.6〜1.5mm程度が望ましい。また6は
この薄肉部分をバックアップするための非磁性材のスペ
ーサである。
【0012】ここで、今回のようなマグネットロールの
場合、長さが300mm程度のものもあり、このような
長いもののキャビティとして、キャビティブロック3,
4をそれぞれ長手方向に一体ものとし、その上に成形空
間13及び半円状の空間5の加工は極めて困難である。 そこで、図2に示すように、キャビティブロック3,4
をそれぞれ長手方向に分割して、加工後つなぎあわせる
ことにより、加工精度の高いキャビティを得ることがで
きた。ここで、分割寸法Lは30〜50mmが適当であ
る。
場合、長さが300mm程度のものもあり、このような
長いもののキャビティとして、キャビティブロック3,
4をそれぞれ長手方向に一体ものとし、その上に成形空
間13及び半円状の空間5の加工は極めて困難である。 そこで、図2に示すように、キャビティブロック3,4
をそれぞれ長手方向に分割して、加工後つなぎあわせる
ことにより、加工精度の高いキャビティを得ることがで
きた。ここで、分割寸法Lは30〜50mmが適当であ
る。
【0013】また、この上型と下型のキャビティブロッ
ク3,4の外表面部にはスリット部10を設け、このス
リット部10内に取付けネジ用穴11を設け、この取付
けネジ用穴11に取付けボルト12を挿入してポールピ
ース7,永久磁石8,バックプレート9の結合体を固定
するようになっている。
ク3,4の外表面部にはスリット部10を設け、このス
リット部10内に取付けネジ用穴11を設け、この取付
けネジ用穴11に取付けボルト12を挿入してポールピ
ース7,永久磁石8,バックプレート9の結合体を固定
するようになっている。
【0014】さらに、先に述べた、成形空間13と半円
状の空間5との薄肉部は、薄い程、成形空間13に強い
磁場をかけれるが、この部分の薄肉化のためには、ポー
ルピース7と永久磁石8とバックプレート9の結合体お
よび非磁性材のスペーサ6により、完全に薄肉部をバッ
クアップしてやることが必要であり、その場合、図4の
ように、結合体もスペーサ6も、キャビティブロック3
,4と同じ長さLに加工し、分割された個々のキャビテ
ィに組み込むことが望ましい。
状の空間5との薄肉部は、薄い程、成形空間13に強い
磁場をかけれるが、この部分の薄肉化のためには、ポー
ルピース7と永久磁石8とバックプレート9の結合体お
よび非磁性材のスペーサ6により、完全に薄肉部をバッ
クアップしてやることが必要であり、その場合、図4の
ように、結合体もスペーサ6も、キャビティブロック3
,4と同じ長さLに加工し、分割された個々のキャビテ
ィに組み込むことが望ましい。
【0015】以上のように製作した上,下キャビティブ
ロック3,4を、図5のように射出成形型の上型モール
ドベース14,下型モールドベース15に組み込むこと
により本装置を形成するものである。
ロック3,4を、図5のように射出成形型の上型モール
ドベース14,下型モールドベース15に組み込むこと
により本装置を形成するものである。
【0016】以上のように構成された磁場成形装置につ
いて、以下その動作を説明する。まず、成形機より射出
された樹脂が、スプル,ランナゲート部を経て、成形空
間13に充填される。このとき成形空間13には、その
外周部に配置されたポールピース7と永久磁石8とバッ
クプレート9の結合体により、極配向の磁場がかけられ
ており、棒状のプラスチックマグネットが配向,着磁さ
れる。以下に本実施例での成形条件,概略内容の一例を
示すが、本発明はこれらにより何ら制限されるものでは
ない。
いて、以下その動作を説明する。まず、成形機より射出
された樹脂が、スプル,ランナゲート部を経て、成形空
間13に充填される。このとき成形空間13には、その
外周部に配置されたポールピース7と永久磁石8とバッ
クプレート9の結合体により、極配向の磁場がかけられ
ており、棒状のプラスチックマグネットが配向,着磁さ
れる。以下に本実施例での成形条件,概略内容の一例を
示すが、本発明はこれらにより何ら制限されるものでは
ない。
【0017】(成形条件)
成形材料:フェライト粒子+ポリアミド12成形機:山
城精機製立型75ton 金型温度:80℃ シリンダー温度:310℃ 成形品磁気特性:外周4〜6極 最大表面磁束密度1600[G] (東洋磁気工業(株)製ガウスメータ、プローブを製品
表面に接触させ測定) なお、本実施例では、ポールピース7と永久磁石8とバ
ックプレート9の結合体としているが、ポールピース7
は先端部の加工上、永久磁石8より加工しやすいため設
けたものであり、なくても可能である。また、バックプ
レート9は、結合体とキャビティブロック3,4を固定
するネジのタップ加工のために設けたものであり、他の
固定法により固定する場合はなくてもさしつかえない。 また、薄肉部を結合体とともにバックアップするために
今回は、非磁性材のスペーサ6を用いたが、樹脂などで
この部分を埋めてしまっても、差しつかえはない。
城精機製立型75ton 金型温度:80℃ シリンダー温度:310℃ 成形品磁気特性:外周4〜6極 最大表面磁束密度1600[G] (東洋磁気工業(株)製ガウスメータ、プローブを製品
表面に接触させ測定) なお、本実施例では、ポールピース7と永久磁石8とバ
ックプレート9の結合体としているが、ポールピース7
は先端部の加工上、永久磁石8より加工しやすいため設
けたものであり、なくても可能である。また、バックプ
レート9は、結合体とキャビティブロック3,4を固定
するネジのタップ加工のために設けたものであり、他の
固定法により固定する場合はなくてもさしつかえない。 また、薄肉部を結合体とともにバックアップするために
今回は、非磁性材のスペーサ6を用いたが、樹脂などで
この部分を埋めてしまっても、差しつかえはない。
【0018】さらに、今回は配向用の永久磁石8として
サマリウムコバルト系希土類磁石を用いたが、熱減磁,
酸化などの問題が解決できれば他の希土類磁石でも可能
である。
サマリウムコバルト系希土類磁石を用いたが、熱減磁,
酸化などの問題が解決できれば他の希土類磁石でも可能
である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プラスチ
ックマグネットの極数,極間ピッチ,極波形などはすべ
て、外周部に配置された結合体の数,ピッチ,ポールピ
ース形状などによって決定されるものであり、これらを
任意に変更,組み変えを行うことにより、一つの金型で
多様な極数,特性を有する棒状の異方性プラスチックマ
グネットを得ることが可能となる。
ックマグネットの極数,極間ピッチ,極波形などはすべ
て、外周部に配置された結合体の数,ピッチ,ポールピ
ース形状などによって決定されるものであり、これらを
任意に変更,組み変えを行うことにより、一つの金型で
多様な極数,特性を有する棒状の異方性プラスチックマ
グネットを得ることが可能となる。
【図1】本発明の異方性プラスチックマグネットの磁場
成形装置の要部のキャビティ部の断面図
成形装置の要部のキャビティ部の断面図
【図2】同要部
の側面図
の側面図
【図3】同配向,着磁用マグネット部を示す正面図
【図
4】他の配向,着磁用マグネット部の正面図
4】他の配向,着磁用マグネット部の正面図
【図5】同
射出成形金型部の分解斜視図
射出成形金型部の分解斜視図
1 上型キャビティ部
2 下型キャビティ部
3 上型キャビティブロック
4 下型キャビティブロック
5 半円状空間
6 スペーサ
7 ポールピース
8 永久磁石
9 バックプレート
10 スリット部
11 取付けネジ用穴
12 取付けボルト
13 成形空間
14 上型モールドベース
15 下型モールドベース
Claims (2)
- 【請求項1】中央に円形の成形空間を形成する上下に分
割される上型と下型のキャビティブロックを備え、この
上型と下型のキャビティブロックの内部に上記成形空間
と一定の間隔をおいて半円状の空間を形成し、この空間
内に、ポールピースと永久磁石とバックプレートの結合
体を所望の放射方向に配置し、上型と下型のキャビティ
ブロックの外表面部にそれぞれスリット部を設け、上型
,下型のキャビティブロックと上記結合体とを固定する
固定手段を設けてなる異方性プラスチックマグネットの
磁場成形装置。 - 【請求項2】上型と下型のキャビティブロックが長手方
向に上,下型のキャビティブロックとも分割し、組み合
わせることにより、長尺の製品の磁場成形を可能とする
異方性プラスチックマグネットの磁場成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12097391A JP2800458B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 異方性プラスチックマグネットの磁場成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12097391A JP2800458B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 異方性プラスチックマグネットの磁場成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04348503A true JPH04348503A (ja) | 1992-12-03 |
JP2800458B2 JP2800458B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14799619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12097391A Expired - Fee Related JP2800458B2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | 異方性プラスチックマグネットの磁場成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2800458B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001326118A (ja) * | 1999-11-16 | 2001-11-22 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 磁極ユニット、その組立方法および磁界発生装置 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP12097391A patent/JP2800458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001326118A (ja) * | 1999-11-16 | 2001-11-22 | Sumitomo Special Metals Co Ltd | 磁極ユニット、その組立方法および磁界発生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2800458B2 (ja) | 1998-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |