JPH04348170A - ルチル型二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料およびその製造方法 - Google Patents

ルチル型二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料およびその製造方法

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JPH04348170A
JPH04348170A JP3221316A JP22131691A JPH04348170A JP H04348170 A JPH04348170 A JP H04348170A JP 3221316 A JP3221316 A JP 3221316A JP 22131691 A JP22131691 A JP 22131691A JP H04348170 A JPH04348170 A JP H04348170A
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幸四郎 國井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、耐光性、耐候性、色彩性におい
て優れた特性を有する新規なグラファイトフレーク顔料
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】一般に、屋外で使用される自動車用上塗り
塗料用顔料、建材塗料用顔料、印刷インク用顔料やプラ
スチック着色用顔料は、耐光性や耐候性などの諸物性と
共に、隠ぺい性の高い、優れた色彩性が要求されている
。自動車用上塗塗料業界においては隠ぺい性のある意匠
性の高い耐光性、耐候性の優れた顔料が期待されている
が、特に上記したような用途においては、黒色で平滑な
表面を持つ鱗片状の黒鉛は、その黒色によりより隠ぺい
性を増す作用を有する上、透過による干渉の色を吸収す
る作用も有するため、干渉色を発現させるための金属酸
化物被覆用基材として好ましいものである。
【0003】従来、黒鉛に二酸化チタンを被覆した黒鉛
顔料については、特公昭49−3824号公報、特公昭
49−16531号公報あるいは、特開昭52−874
22号公報などに記載され、知られているが、これらの
公知の顔料は、干渉色の発現、耐光性、耐候性の点にお
いて満足し得るものではなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、従来技術によって満足
されない優れた耐光性、耐候性、色彩性質を有するグラ
ファイトフレーク顔料ならびにその製法を提供せんとす
るものである。従来技術による二酸化チタン被覆黒鉛顔
料においては、均一で緻密な被覆が得られておらずその
結果彩度の高い干渉色を発現させることができず、また
、その色彩の制御も充分に行うことができないという解
決されるべき課題を有しており、また、被覆されている
二酸化チタンがアナターゼ型二酸化チタンであるため、
この顔料を用いた塗料、インク、プラスチックは、耐光
性、耐候性の点で満足のゆくものでなく経時的に変色す
るという解決されるべき問題を有していた。
【0005】
【発明の開示】本発明は、酸化処理が施されたグラファ
イトフレーク粒子表面に、ルチル型二酸化チタン水和物
および(または)ルチル型二酸化チタンが被覆されてい
ることを特徴とするグラファイトフレーク顔料を提供す
るものである。
【0006】本発明は、また、酸化処理が施されたグラ
ファイトフレーク粒子表面に、二酸化ケイ素とともに、
ルチル型二酸化チタン水和物および(または)ルチル型
二酸化チタンが被覆されていることを特徴とするグラフ
ァイトフレーク顔料を提供するものである。さらに、本
発明は、これらの新規なグラファイトフレーク顔料の製
造方法を提供するものである。以下に本発明を詳細に説
明する。本発明の新規なグラファイトフレーク顔料は、
特に、下記1)〜4)の各方法により製造することが好
ましい。
【0007】1)  酸化処理したグラファイトフレー
ク粒子を水に懸濁し、その懸濁液に対し、スズ金属塩、
亜鉛金属塩、リチウム金属塩およびアンチモン金属塩か
ら選ばれた金属塩とチタン金属塩とを溶解させた水溶液
と、塩基性物質を溶解させた水溶液とを同時に添加し、
酸化処理したグラファイトフレーク粒子の表面にスズ、
亜鉛、リチウム、およびアンチモンから選ばれた金属酸
化物の水和物と二酸化チタン水和物の混合酸化物水和物
を沈着させ、さらにチタン金属塩の水溶液と塩基性物質
の水溶液とを同時に添加し、二酸化チタン水和物を沈着
させ、得られた固体物質を濾別し、洗浄し、乾燥し、焼
成することを特徴とする方法。
【0008】2)  酸化処理したグラファイトフレー
ク粒子を水に懸濁し、その懸濁液に対し、スズ金属塩、
亜鉛金属塩、リチウム金属塩およびアンチモン金属塩か
ら選ばれた金属塩の水溶液と塩基性物質を溶解させた水
溶液とを同時に添加し、酸化処理したグラファイトフレ
ーク粒子の表面にスズ、亜鉛、リチウム、およびアンチ
モンから選ばれた金属の酸化物の水和物を沈着し、さら
にチタン金属塩の水溶液と塩基性物質の水溶液とを同時
に添加し、二酸化チタン水和物を沈着させ、得られた固
体物質を濾別し、洗浄し、乾燥し、焼成することを特徴
とする方法。
【0009】3)  上記1)の製法において酸化処理
したグラファイトフレーク粒子として、その表面を予め
二酸化ケイ素で被覆したものを用いて、ルチル型二酸化
チタンの被覆を行うことを特徴とする方法。
【0010】4)  上記2)の製法において、上記3
)の方法と同じく予め二酸化ケイ素の被覆を行ったグラ
ファイトフレーク粒子を用いてルチル型二酸化チタンの
被覆を行うことを特徴とする方法。
【0011】上記の各製法において使用されるグラファ
イトフレーク粒子は、粒径0.5〜150μm、厚さ0
.05〜10μm、好ましくは粒径1〜60μm、厚さ
0.1〜0.3μmの黒色不透明な板状結晶で表面が平
滑であるものが望ましい。上記の各製法において、グラ
ファイトフレーク粒子を酸化処理する方法としては、例
えば、下記の(イ)〜(ハ)の方法がある。
【0012】(イ)  グラファイトフレーク粒子を酸
素含有雰囲気下で200〜500℃で加熱酸化処理する
方法。
【0013】(ロ)  グラファイトフレーク粒子を水
に懸濁した後、水溶性酸化剤を用いて酸化処理する方法
【0014】(ハ)  グラファイトフレーク粒子を酸
素含有雰囲気下で200〜500℃で加熱酸化処理し、
この酸化処理されたグラファイトフレーク粒子を水に懸
濁した後、さらに水溶性酸化剤を用いて酸化処理する方
法。
【0015】上記の酸化処理において使用する水溶性酸
化剤としては、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過塩素
酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム、マンガン酸カリ
ウム、クロム酸カリウム、クロム酸ナトリウム、重クロ
ム酸カリウム、重クロム酸ナトリウム、ギ酸、酢酸、硝
酸、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム
、硫酸、硫酸カリウム、硫酸ナトリウムから選ばれるも
のが例示されるが、これらは、単独で、もしくは組み合
せて使用することができる。
【0016】本発明においては、上記の酸化処理された
グラファイトフレーク粒子を使用することにより、上述
の金属酸化物、および二酸化ケイ素は均一に、そして、
緻密に被覆することができるという効果が得られる。
【0017】上記の各製法において酸化処理を施したグ
ラファイトフレーク粒子に替えて酸化処理を施さないグ
ラファイトフレーク粒子を使用して、操作を行った場合
、相当する顔料は得られるが、干渉色の発現の点におい
て、十分なものとは言えない。
【0018】上記1)および2)の各製法において、用
いるグラファイトフレーク粒子の表面に予め酸化ジルコ
ニウム、酸化コバルト、酸化マンガン、酸化クロム、酸
化セリウムなどの金属酸化物および(または)金属酸化
物水和物を被覆したものを用いてもよい。
【0019】上記の各製法において使用されるチタン金
属塩の例としては四塩化チタン、硫酸チタニル、三塩化
チタン、硫酸第一チタン、硫酸第二チタン、三臭化チタ
ンなどがあげられるが本発明の製造方法においては、こ
れらの例に特定されるものではない。
【0020】上記の各製法において使用される塩基性物
質の水溶液も、格別に特定はされないが、水酸化ナトリ
ウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、アンモニウム水溶
液などがその例としてあげられる。
【0021】上記の3)および4)の製法において酸化
処理したグラファイトフレーク粒子の表面に二酸化ケイ
素を被覆する方法としては、酸化処理したグラファイト
フレーク粒子を水に撹拌懸濁させ、この懸濁液にケイ酸
アルカリ水溶液と酸性水溶液とを同時に添加して二酸化
ケイ素を酸化処理したグラファイトフレーク粒子の表面
に沈着させる方法が好ましい。その理由は、二酸化ケイ
素を酸化処理したグラファイトフレーク粒子の表面に簡
単に均一に被覆できるからである。これにつき、さらに
詳しく説明すると酸化処理したグラファイトフレーク粒
子を水に撹拌懸濁させ、3〜15重量%濃度にし、40
〜90℃に昇温して、一定温度に維持し、酸性水溶液ま
たは、塩基性物質の水溶液を用いて、この懸濁水溶液の
pHを1.5〜11好ましくは、1.8〜3.0と、8
〜10のいずれかの一定値に調整し、ケイ酸アルカリ水
溶液を定量ポンプを用いて添加する。同時に酸性水溶液
を定量ポンプにて所定のpHを維持しながら添加して、
二酸化ケイ素を酸化処理したグラファイトフレーク粒子
の表面に沈着させ被覆する。
【0022】上記のケイ酸アルカリとしては、メタケイ
酸ナトリウム、オルトケイ酸ナトリウム、二ケイ酸ナト
リウム、四ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムおよびケ
イ酸ナトリウムから選ばれたケイ酸アルカリが使用でき
、これらの水溶液濃度は、二酸化ケイ素として0.2〜
5重量%が好ましい。またケイ酸アルカリ水溶液の供給
速度はグラファイトフレーク粒子の単位表面積1m2あ
たり1分間に、二酸化ケイ素として0.1×10−5〜
10×10−5モルの滴下速度で供給するのがよい。
【0023】上記の酸性水溶液は、特定されないが塩酸
、硫酸あるいは硝酸の各水溶液などがその例としてあげ
られる。
【0024】上記の各製法で使用されるスズ、亜鉛、リ
チウムおよびアンチモンから選ばれた金属の塩は、二酸
化チタンの結晶構造をルチル型にするために使用される
。これらの金属塩の例としては、塩化第一スズ、塩化第
二スズ、硫酸第一スズ、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛
、塩化リチウム、硫酸リチウム、硝酸リチウム、オキシ
塩化アンチモン、三塩化アンチモンなどがあげられるが
、性能の点、取り扱いの点でスズの塩の使用が望ましい
。またこれらの金属塩は、単独でまたは併用して用いる
ことができ、その使用量は、被覆二酸化チタンに対し金
属酸化物として0.01〜50重量%の量で使用できる
【0025】前述の各製法において、スズ、亜鉛、リチ
ウムおよびアンチモンから選ばれた金属の酸化物の水和
物および二酸化チタン水和物を酸化処理したグラファイ
トフレーク粒子または、二酸化ケイ素被覆グラファイト
フレーク粒子の表面に被覆する際の方法それ自体は、特
定されないが、これまでに慣用されている被覆方法はい
ずれも使用することができる。
【0026】前述の各製法において酸化処理したグラフ
ァイトフレーク粒子または二酸化ケイ素被覆グラファイ
トフレーク粒子の表面に対し、二酸化チタン水和物を被
覆するその被覆量は、それを調整することにより、所望
する色調の二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料
が容易に得られるという理由で、酸化処理したグラファ
イトフレーク粒子または、二酸化ケイ素被覆グラファイ
トフレーク粒子の懸濁水溶液に金属塩の水溶液と塩基性
物質の水溶液とを同時に添加して酸化処理したグラファ
イトフレーク粒子または二酸化ケイ素被覆グラファイト
フレーク粒子の表面にスズ、亜鉛、リチウム、およびア
ンチモンから選ばれた金属の酸化物の水和物を沈着させ
る方法が望ましい方法である。
【0027】上記の製法について、さらに詳細に述べる
と、酸化処理したグラファイトフレーク粒子または二酸
化ケイ素被覆グラファイトフレーク粒子1〜20重量%
濃度の懸濁水溶液、好ましくは3〜10重量%濃度の懸
濁水溶液を撹拌し、50〜100℃の温度、好ましくは
、70〜80℃の温度に維持し、適当な酸性物質例えば
塩酸などを用いて、懸濁液のpHを0.5〜5.0の範
囲の所定の値に調整した後、撹拌下で金属塩の水溶液を
計量ポンプを用いて供給し、同時に塩基性物質の水溶液
を、懸濁水溶液のpHを一定に維持するように供給する
。前記の金属塩の水溶液は、好ましくは、0.01〜5
.0モル/lの濃度である。また、この金属塩の水溶液
の供給は、酸化処理したグラファイトフレーク粒子また
は二酸化ケイ素被覆グラファイトフレーク粒子の単位表
面積1m2あたり1分間に0.01×10−5〜30×
10−5モル/lの滴下速度で供給するのが好ましい。 また前記の塩基性物質を溶解した水溶液の濃度としては
0.025〜10モル/lが好ましい。
【0028】上述の方法により、スズ、亜鉛、リチウム
、アンチモンから選ばれた金属の酸化物の水和物および
二酸化チタン水和物が酸化処理したグラファイトフレー
ク粒子または二酸化ケイ素被覆グラファイトフレーク粒
子の表面に被覆されるがこれらの金属の塩の水溶液の滴
下量に応じてゴールド、赤、青、緑の各干渉色を発現す
ることができる。また、所望する干渉色が発現した時点
で、前記の金属塩水溶液と塩基性物質の水溶液の同時滴
下を止めることができる。つぎにそのpH値を、工業廃
水について定められているpH値になるように塩基性物
質を溶解した水溶液を用いて調整し、この懸濁液を濾過
して、生成した顔料を濾取することが望ましい。この濾
取した顔料は、水溶性中和塩を含んでいる。そのため、
この顔料は、イオン交換水にて洗浄することが耐水性、
耐光性、耐候性を高める上で好ましい。さらに100〜
200℃で2〜20時間乾燥し、450〜1000℃で
、0.15〜10時間空気または不活性ガスなどのグラ
ファイトの熱分解を抑える雰囲気中で焼成することがよ
り耐候性、耐光性を高める上で望ましい。
【0029】本発明に係るグラファイトフレーク顔料は
従来の二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料に比
べ優れた色彩性ともに優れた耐光性、耐候性を有する。
【0030】以下に、本発明の実施例および比較例、を
かかげ、また、これら各例で得られた各顔料について行
った耐候性試験について述べる。
【0031】比較例 粒径が1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイ
トフレーク粒子(西村黒鉛株式会社製造PB−85)1
5gにイオン交換水240mlを加え撹拌し、懸濁する
。得られた懸濁液に、0.15gの過マンガン酸カリウ
ムを添加し常温で、18時間撹拌し酸化処理を行う。 この酸化処理後、懸濁液を濾過し、グラファイトフレー
ク粒子を濾別し、イオン交換水にて洗浄した後、110
℃で15時間乾燥する。この酸化処理したグラファイト
フレーク粒子10gにイオン交換水1000mlを加え
撹拌し懸濁して、懸濁液を調製する。これを、75℃に
昇温維持し、空気を用いて、弱く、バブリングする。こ
の懸濁液に、イオン交換水200mlに35重量%の塩
酸24.6g、20.3重量%の三塩化チタン49.3
gを加えた三塩化チタン溶液を計量ポンプを用いて3.
75ml/minの滴下速度で懸濁液のpHが2.1に
なるまでに撹拌下で滴下する。その後も三塩化チタン溶
液を同じ速度で滴下するが同時に9.76重量%の水酸
化ナトリウム水溶液を滴下しpHを2.1に維持する。
【0032】この様にして1837mlの三塩化チタン
水溶液を滴下するが、滴下終了後9.76重量%の水酸
化ナトリウム水溶液を用いてpHを5まで上げ、懸濁液
を濾過すると二酸化チタン水和物被覆グラファイトフレ
ーク顔料が得られる。この顔料をイオン交換水で洗浄し
、濾過後、200℃で15時間乾燥し、さらに520℃
で30分間焼成すると優れた赤の干渉を発現した二酸化
チタン被覆グラファイトフレーク顔料が得られる。X線
解析により、この顔料の二酸化チタンの結晶構造を観察
するとすべてアナターゼ型となっていることがわかる。 この顔料の耐候性試験についてはカーボンアーク・サン
シャイン・ウェザーメーター(スガ試験機)を用いて行
った。
【0033】実施例1 粒径1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイト
フレーク粒子(西村黒鉛株式会社製造PB−85)を4
50℃で30分、空気中で加熱酸化処理する。この加熱
酸化処理したグラファイトフレーク粒子20gをイオン
交換水500mlに撹拌懸濁し、この懸濁水溶液に、過
マンガン酸カリウム0.2gを添加し常温で、15時間
撹拌し、酸化処理を行う。この酸化処理後、この懸濁液
を濾過して得られる酸化処理したグラファイトフレーク
粒子をイオン交換水にて洗浄し、残留する過マンガン酸
カリウムを除去する。次いで、この酸化処理したグラフ
ァイトフレーク粒子20gにイオン交換水250gを加
え撹拌し、懸濁液とし、75℃に昇温維持し、これに、
10重量%の塩酸水溶液を添加し、pHを1.8に調整
する。この懸濁液に、53g/lの塩化第二スズ・5水
和物13.2mlと407g/lの四塩化チタン水溶液
1.86mlとを混合した溶液を0.2ml/minの
滴下速度で滴下し、同時にpHを1.8に維持するよう
に5重量%の水酸化ナトリウム水溶液を滴下する。かく
して、二酸化チタン水和物と二酸化スズ水和物の混合酸
化水和物をグラファイトフレーク粒子表面に沈着させる
【0034】さらに407g/lの四塩化チタン水溶液
80mlと10重量%の塩酸水溶液80mlからなる1
60mlの四塩化チタン溶液を0.2ml/minの滴
下速度で滴下し、同時にpHを1.8に維持するように
5重量%の水酸化ナトリウム水溶液を滴下して二酸化チ
タン水和物を沈着させる。この160mlの四塩化チタ
ン溶液滴下終了後5重量%の水酸化ナトリウム水溶液を
添加してpHを1.8から6.0に調整し、固体物質を
濾別し、イオン交換水で洗浄し、130℃で15時間乾
燥すると発色性の優れたゴールドの干渉の二酸化チタン
水和物被覆グラファイトフレーク顔料が得られる。これ
をさらに空気中で520℃で30分間焼成するとより発
色性の優れたゴールドの干渉の二酸化チタン被覆グラフ
ァイトフレーク顔料が得られる。X線解析によりこの顔
料の二酸化チタンの結晶構造を観察するとすべてルチル
型となっていることがわかる。また、カーボンアーク・
サンシャイン・ウェザーメーター(スガ試験機)にてこ
の顔料を耐候性試験すると、比較例のアナターゼ型二酸
化チタン被覆グラファイトフレーク顔料に比べ、はるか
に耐候性が優れていることがわかる。
【0035】実施例2 粒径1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイト
フレーク粒子(西村黒鉛株式会社製造PB−85)を4
50℃で30分空気中で加熱酸化処理する。この加熱酸
化処理したグラファイトフレーク20gをイオン交換水
500mlに撹拌懸濁し、この懸濁水溶液に過マンガン
酸カリウム0.2gを添加し、15時間撹拌し、酸化処
理を行う。この酸化処理後、この懸濁液を濾過して酸化
処理したグラファイトフレーク粒子を得る。これをイオ
ン交換水で、洗浄して、残留する過マンガン酸カリウム
を除去する。この洗浄に次いで、酸化処理したグラファ
イトフレーク粒子20gにイオン交換水250gを加え
、撹拌し、懸濁液を調製し、これを75℃に昇温維持し
、10重量%の塩酸水溶液を添加し、pHを1.8に調
整するこの懸濁液に53g/lの塩化第二スズ5水和物
水溶液8.8mlを0.2ml/minの滴下速度で滴
下し、同時にpHを1.8に維持するように、5重量%
水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、二酸化スズ水和物
をグラファイトフレーク粒子表面に沈着させる。
【0036】さらに、407g/lの四塩化チタン水溶
液80mlと10重量%の塩酸水溶液80mlからなる
160mlの四塩化チタン溶液を0.2ml/minの
滴下速度で滴下し、同時にpHを1.8に維持するよう
に5重量%の水酸化ナトリウム水溶液を滴下して二酸化
チタン水和物を沈着させる。この160mlの四塩化チ
タン溶液の滴下終了後、これに、5重量%の水酸化ナト
リウム水溶液を、添加してpHを1.8から6.0に調
整し、固体物質を濾別し、イオン交換水で洗浄し130
℃で15時間乾燥すると発色性の優れた紫の干渉の顔料
が得られる。これを、さらに空気中で520℃で30分
間焼成するとより発色性の優れた紫の干渉の二酸化チタ
ン被覆グラファイトフレーク顔料が得られる。X線解析
によりこの顔料の二酸化チタンの結晶構造を観察すると
すべてルチル型となっていることがわかる。またカーボ
ンアーク・サンシャイン・ウェザーメーター(スガ試験
機)にてこの顔料の耐候性試験を行うと、比較例のアナ
ターゼ型二酸化チタン被覆グラファイトフレーク顔料に
比べかなり耐候性が優れていることがわかる。
【0037】実施例3 粒径1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイト
フレーク粒子(西村黒鉛株式会社製造PB−85)を4
50℃で30分空気中で加熱酸化処理する。この加熱酸
化処理したグラファイトフレーク20gをイオン交換水
500mlに撹拌懸濁し、この懸濁水溶液に過マンガン
酸カリウム0.2gを添加し、15時間撹拌して、酸化
処理を行う。この酸化処理後、この懸濁液を濾過して酸
化処理したグラファイトフレーク粒子を得る。これをイ
オン交換水で洗浄し、残留する過マンガン酸カリウムを
除去する。この洗浄後、酸化処理したグラファイトフレ
ーク粒子20gにイオン交換水250gを加え、撹拌し
て懸濁液を調製する。これを60℃に昇温維持し、5重
量%の水酸化ナトリウム水溶液を添加してpHを9.5
に調整し、二酸化ケイ素として1.7重量%のケイ酸ナ
トリウム水溶液24gを0.2ml/minの滴下速度
で定量ポンプを用いて添加する。同時に3.5重量%の
塩酸水溶液を定量ポンプを用いて滴下して、pHを9.
5に維持する。このケイ酸ナトリウム水溶液の滴下終了
後、これに3.5重量%の塩酸水溶液を添加してpHを
6.0に調整し、次いで、二酸化ケイ素被覆グラファイ
トフレーク粒子を濾取する。
【0038】さらにイオン交換水を用いてこの二酸化ケ
イ素被覆グラファイトフレーク粒子に残留する水溶性中
和塩を洗い流して、105℃で15時間乾燥する。この
乾燥後、この二酸化ケイ素被覆グラファイトフレークを
用いて実施例1と同様にしてルチル型二酸化チタンの被
覆を行う。得られた顔料の二酸化チタンの結晶をX線解
析してみるとすべてルチル型の二酸化チタンが被覆され
ていることがわかる。またカーボンアーク・サンシャイ
ン・ウェザーメーター(スガ試験機)にて、この顔料の
耐候性試験を行うと比較例のアナターゼ型二酸化チタン
顔料に比べはるかに耐候性が優れていることがわかる。
【0039】実施例4 粒径1〜100μm、平均粒径36μmのグラファイト
フレーク粒子(西村黒鉛株式会社製造PB−85)を4
50℃で30分空気中で加熱酸化処理する。この加熱酸
化処理したグラファイトフレーク20gをイオン交換水
500mlに撹拌し、懸濁し、この懸濁水溶液に過マン
ガン酸カリウム0.2gを添加し、15時間撹拌して、
酸化処理を行う。この酸化処理後、この懸濁液を濾過し
酸化処理したグラファイトフレーク粒子を得る。これを
イオン交換水で洗浄し、残留する過マンガン酸カリウム
を除去する。この洗浄後、酸化処理したグラファイトフ
レーク粒子20gにイオン交換水250gを加え、撹拌
して懸濁させ60℃に昇温維持し、5重量%の水酸化ナ
トリウム水溶液を添加してpHを9.5に調整し、二酸
化ケイ素として1.7重量%のケイ酸ナトリウム水溶液
24gを0.2ml/minの滴下速度で定量ポンプを
用いて添加する。同時に3.5重量%の塩酸水溶液を定
量ポンプを用いて滴下して、pHを9.5に維持する。 このケイ酸ナトリウム水溶液の滴下の終了後、これに3
.5重量%の塩酸水溶液を添加してpHを6.0に調整
し、次いで、二酸化ケイ素被覆グラファイトフレーク粒
子を濾取する。
【0040】さらにイオン交換水を用いてこの二酸化ケ
イ素被覆グラファイトフレーク粒子に残留する水溶性中
和塩を洗い流して、105℃で15時間乾燥する。この
乾燥後、この二酸化ケイ素被覆グラファイトフレークを
用いて実施例2と同様にしてルチル型二酸化チタンの被
覆を行う。得られた顔料の二酸化チタンの結晶をX線解
析してみるとすべてルチル型の二酸化チタンが被覆され
ていることがわかる。またカーボンアーク・サンシャイ
ン・ウェザーメーター(スガ試験機)にて、この顔料の
耐候性試験を行うと比較例のアナターゼ型二酸化チタン
顔料に比べはるかに耐候性が優れていることがわかる。
【0041】耐候性試験は次に述べるようにして行った
。[耐候性試験]自動車上塗用塗料樹脂、アクリル−メ
ラミン熱硬化型樹脂を用いて、2コート1ベイク方法に
より試験板を作成し、カーボンアーク・サンシャイン・
ウェザーメーター(スガ試験機)にて、曝露試験を行い
、試験前の色調に対しての色変化ΔE値を評価する。
【0042】試験塗板作成 ボンディ処理軟鋼板に、スーパーラックF47ブラック
(日本ペイント(株))を35〜40μに塗布し、15
0℃で30分間焼付する。この塗板を#600のサンド
ペーパーにて表面研摩し、洗浄後110℃で乾燥させ下
記のベース塗料を用いて18〜20μmの膜厚にベース
塗装を行い、さらに下記のトップクリヤー塗料を用いて
35〜40μmの膜厚にトップクリヤー塗装を行い14
0℃で20分間焼付けて試験塗板とした。
【0043】   <ベース塗料>   本発明の各実施例および比較例の顔料(各試験ごと
に)……………20重量部  アクリデック47−71
2(大日本インキ工業(株))……………70重量部 
 スーパーベッカミンG821−60(大日本インキ工
業(株))…30重量部  酢酸エチル…………………
………………………………………………50重量部  
トルエン………………………………………………………
……………30重量部  n−ブタノール………………
……………………………………………10重量部  ソ
ルベッソ#150……………………………………………
…………40重量部
【0044】   <トップクリヤー塗料>   アクリデック44−179……………………………
…………………14重量部  スーパーベッカミンL1
17−60………………………………………6重量部 
 トルエン……………………………………………………
…………………4重量部  MIBK……………………
…………………………………………………4重量部  
ブチルセロソルブ……………………………………………
………………3重量部
【0045】カーボンアーク・サ
ンシャイン・ウェザーメーター(スガ試験機)を用いて
各試験塗板について、60分中12分間、降雨、ブラッ
クパネル温度63℃の条件で行う。結果を下記に示す。
【0046】
【表1】
【0047】本発明の顔料の応用 本発明のルチル型二酸化チタン被覆グラファイトフレー
ク顔料の使用例としては、自動車上塗り塗料用顔料、プ
ラスチック着色用顔料、印刷インク用顔料、家電製品塗
料用顔料、建材塗料用顔料、うるし塗料用顔料、化粧品
用顔料などとして用いることができる。本発明の顔料は
、耐候性、耐光性に優れているので屋外で使用される、
塗料、プラスチック、インクなどの顔料に極めて適して
いる。自動車上塗り塗料用顔料として用いる場合、本発
明の顔料は上塗り層に用いられ、特にベースコート層に
て、有機顔料、カーボンブラック顔料、アルミ粉などの
金属粉やマイカをベース基材としたパール顔料との組み
合せ使用または単独使用で、上塗りベース塗料用樹脂に
対し0.1〜50重量%の割合で使用することができる
。以下にその応用例の一例を示す。
【0048】応用例1 アクリル−メラミン樹脂 組成: アクリデック47−712(大日本インキ工業(株))
……70重量部 スーパーベッカミンG−821−60(大日本インキ工
業(株))…30重量部 実施例1で得られた顔料 アクリル/メラミン樹脂用シンナー     組成:     酢酸エチル…………………………………………
………………50重量部    トルエン………………
……………………………………………30重量部   
 n−ブタノール……………………………………………
………10重量部    ソルベッソ#150…………
……………………………………40重量部アクリル/メ
ラミン樹脂100重量部と実施例1で得られた顔料20
重量部とを混合し、アクリル/メラミン樹脂用シンナー
を用いて、スプレー塗装に適した粘度(フォードカップ
#4で、12〜15秒)に調整し、スプレー塗装にてベ
ースコート層を形成する。
【0049】応用例2 この例は、プラスチック着色用として使用した一応用例
を示す。     ポリエチレン樹脂(ペレット)…………………
…………100重量部    実施例1で得られた顔料
…………………………………………1重量部    ス
テアリン酸亜鉛……………………………………………0
.2重量部    流動パラフイン………………………
………………………0.1重量部上記の配合によるペレ
ットをドライブレンドし、射出成形機を用いて成形を行
う。
【0050】応用例3 この例は、印刷インク用顔料として使用したグラビアイ
ンクの一応用例を示すものである。     CCSTメジウム     (ニトロセルロース系樹脂、東洋インキ(株)
)………………10重量部    実施例1で得られた
顔料………………………………………………8重量部上
記の配合によるインクにNC102溶剤(東洋インキ(
株))を加えザンカップNo.3で粘度を20secに
調整し印刷する。
【0051】応用例4 この例は、化粧品顔料として使用した一応用例を示すも
のである。     本発明の顔料(粒径4.5μ以下)……………
……………40重量部    タルク……………………
………………………………………24重量部    マ
イカ……………………………………………………………
10重量部    ステアリン酸亜鉛……………………
…………………………5.0重量部    ラウリン酸
亜鉛…………………………………………………3.0重
量部    着色顔料………………………………………
…………………10重量部    ミリスチン酸ヘキサ
デシル……………………………………5.5重量部  
  ラノリン脂肪酸イソプロピル…………………………
………2.5重量部    防腐剤………………………
……………………………………適  量以上の配合を用
いてケーキ型アイシャドウを作製する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  酸化処理が施されたグラファイトフレ
    ーク粒子が、ルチル型二酸化チタンおよび(または)ル
    チル型二酸化チタン水和物を含有する一種またはそれ以
    上の金属酸化物層によって被覆されているそのグラファ
    イトフレーク粒子に基づくグラファイトフレーク顔料。
  2. 【請求項2】  酸化処理が施されたグラファイトフレ
    ーク粒子が、二酸化ケイ素とともにルチル型二酸化チタ
    ンおよび(または)ルチル型二酸化チタン水和物を含有
    する一種またはそれ以上の金属酸化物屑によって被覆さ
    れているそのグラファイトフレーク粒子に基づくグラフ
    ァイトフレーク顔料。
  3. 【請求項3】  ルチル型二酸化チタン被覆グラファイ
    トフレーク顔料の製造方法であって、酸化処理されたグ
    ラファイトフレーク粒子を水に懸濁し、その懸濁液に対
    し、スズ金属塩、亜鉛金属塩、リチウム金属塩およびア
    ンチモン金属塩から選ばれた金属塩とチタン金属塩とを
    溶解させた水溶液と塩基性物質を溶解させた水溶液とを
    同時に添加し上記のグラファイトフレーク粒子の表面に
    スズ、亜鉛、リチウム、およびアンチモンから選ばれた
    金属の酸化物の水和物と二酸化チタン水和物との混合酸
    化物水和物を沈着させ、さらにチタン金属塩の水溶液と
    塩基性物質の水溶液とを同時に添加し二酸化チタン水和
    物を沈着させ、得られた固体物質を濾別し、洗浄し、乾
    燥し、焼成することを特徴とするグラファイトフレーク
    顔料の製造方法。
  4. 【請求項4】  ルチル型二酸化チタン被覆グラファイ
    トフレーク顔料の製造方法であって酸化処理されたグラ
    ファイトフレーク粒子を水に懸濁し、その懸濁液に対し
    、スズ金属塩、亜鉛金属塩、リチウム金属塩およびアン
    チモン金属塩から選ばれた金属塩を溶解させた水溶液と
    塩基性物質を溶解させた水溶液とを同時に添加し、上記
    のグラファイトフレーク粒子の表面に、スズ、亜鉛、リ
    チウムおよびアンチモンから選ばれた金属の酸化物の水
    和物を沈着させ、さらにチタン金属塩の水溶液と塩基性
    物質の水溶液とを同時に添加し、二酸化チタン水和物を
    沈着させ、得られた固体物質を濾別し、洗浄し、乾燥し
    、焼成することを特徴とするグラファイトフレーク顔料
    の製造方法。
  5. 【請求項5】  上記酸化処理されたグラファイトフレ
    ーク粒子が、さらにその表面に二酸化ケイ素が被覆され
    たものである請求項3記載のグラファイトフレーク顔料
    の製造方法。
  6. 【請求項6】  上記酸化処理されたグラファイトフレ
    ーク粒子が、さらにその表面に二酸化ケイ素が被覆され
    たものである請求項4記載のグラファイトフレーク顔料
    の製造方法。
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EP92105853A EP0509352B1 (en) 1991-04-18 1992-04-04 Flaky pigments based on oxidized graphite flaky particles
ES92105853T ES2157200T3 (es) 1991-04-18 1992-04-04 Pigmentos en forma de escamas a base de particulas en forma de escamas de grafito oxidado.
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EP1090963A1 (en) 1999-10-05 2001-04-11 MERCK PATENT GmbH Highly orientated flaky pigment and a process for producing the same

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