JPH0434755Y2 - - Google Patents

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JPH0434755Y2
JPH0434755Y2 JP12379289U JP12379289U JPH0434755Y2 JP H0434755 Y2 JPH0434755 Y2 JP H0434755Y2 JP 12379289 U JP12379289 U JP 12379289U JP 12379289 U JP12379289 U JP 12379289U JP H0434755 Y2 JPH0434755 Y2 JP H0434755Y2
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fixed
fixing
rotor
panel
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JP12379289U
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JPH0364068U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は絵画、写真等を収納する額縁の外周枠
にパネルを連結固定するために用いる額縁用止め
金具に係るものである。
従来の技術 従来、絵画、写真等の展示物を額縁に収納する
には、額縁の外周枠内にガラス等の表面部材を固
定し、この表面部材に展示物の表面を接触し、展
示物の裏面をパネルで被覆し、展示物の脱落防止
を図る事が行なわれている。そしてこのパネルと
外周枠の固定は、パネルに固定したカンヌキを外
周枠の内面に直線状に挿入する事で行なわれてい
る。
しかしながら、この方法は外周枠の内周からパ
ネルを離脱させない効果は有るものの、パネルの
カンヌキを外周枠に摺動可能に挿入するのみであ
るから、外周枠とパネルを連結固定する効果はな
く、額縁の外周枠が自重、時間の経過等によつて
形状を変形して歪みを生じた場合には、外周枠と
パネルの間に隙間を生じて体裁を悪くするばかり
でなく、外周枠からパネルが外れ易くなり、貴重
な展示物の落下事故を生じる可能性があつた。
考案が解決しようとする課題 本考案は上述のごとき課題を解決しようとする
ものであつて、額縁の外周枠とパネルを確実に連
結固定し、外周枠に歪等を生じても外周枠とパネ
ルとの連結固定状態を保持して、貴重な展示物の
落下、隙間の発生等を防止しようとするものであ
る。
課題を解決するための手段 本考案は上述のごとき課題を解決するため、額
縁の外周枠内面に埋め込み固定する固定ナツトを
設け、この固定ナツトに螺着するための螺子部を
固定杆の先端に形成し、この固定杆の外周に、軸
方向の進退および固定を可能とする回転子を設け
るとともに固定杆を挿通するための挿通孔を、装
着枠の両側壁間に回転子の進退間隔を設けて形成
し、この装着枠を、額縁のパネルに外周端面より
も内方に固定肉厚を介して埋め込み固定し、固定
杆に係止した回転子を回転させ、固定ナツトに螺
子部を螺着固定する事により、固定杆を介してパ
ネルと外周枠を連結固定して成るものである。
また固定杆は、先端部以外の表面にも螺溝を形
成し、回転子を回動および固定可能に螺着したも
のであつても良い。
また、固定杆は、螺溝を装着枠の両側壁の少な
くとも一方に螺着したものであつても良い。
作 用 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、絵画、写真等の展示物を額縁に収納するに
は、額縁の外周枠に固定したガラス、枠取り板等
の表面部材に展示物を接触させ、この展示物の裏
面にパネルを位置する。次に額縁の外周枠とパネ
ルとを固定するには、回転子を進退自在に形成し
た固定杆を装着枠の両側壁に挿通し、この固定杆
の一端に形成した螺子部を挿通孔から突出させ
る。またこの螺子部を螺着させる固定ナツトを、
額縁の外周枠の内面に埋め込み固定し、この固定
ナツトの軸芯の延長上のパネルに、パネルの外周
端面よりも内方に固定肉厚を介して凹設部を予め
凹設形成する。この凹設部に装着枠を埋め込み固
定し、固定杆の螺子部先端を固定肉厚を貫通して
外周枠内面の固定ナツトに接触させる。そしてこ
の固定杆上で回転子を進退して、外周枠側の固定
肉厚の内面から、固定ナツトへの固定杆の螺入可
能長さよりも少し短い位置に回転子を固定する。
この回転子の固定は固定ビス等により固定杆に固
定する。そしてこの固定した回転子を回転して固
定杆を回動すれば、固定杆の螺子部は固定ナツト
に螺入し、螺子部が固定ナツトに侵入した距離だ
け回転子は両側壁に接近し、回転子は外周枠側の
両側壁に突き当たつて移動不能状態となり、更に
回転すれば、固定ナツトを埋め込んだ外周枠と、
装着枠を埋め込んだパネルとを引き付けて強固に
連結固定できる。
したがつて、従来の固定方法の如く、歪み、変
形等が外周枠またはパネルに生じても、外周枠と
パネルとの間に隙間を生じる事がないとともにパ
ネルが外周枠から外れるような事がなく、貴重な
展示物等の脱落事故を防止できる。
また固定杆は、先端部以外の表面にも螺溝を形
成し、回転子を回動および固定可能に螺着すれ
ば、回転子や固定杆の細かな位置決め調整を容易
とし、また回転子と固定杆とを固定する場合にも
便利なものとなる。
また固定杆は、螺溝を装着枠の両側壁の少なく
とも一方に螺着すれば、挿通孔に挿通させた固定
杆が自重等によつて勝手に移動するような事がな
く、外周枠から固定杆が脱落する事を防止できる
ものである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に於いて説明すれ
ば、1は固定ナツトで、外周面にクサビ状の係合
突起2を複数個突設して、額縁3の外周枠4内面
に埋め込み固定し、固定杆5の先端に形成した螺
子部6を螺着可能としている。この固定杆5は、
先端部以外の表面にも螺溝7を形成し、この螺溝
7に、回転子8を進退可能に螺着し、この回転子
8の外周面から固定杆5までネジ孔10を設け、
このネジ孔10に、位置固定用の固定ビス11を
螺入している。また固定杆5は、螺子部6側にワ
ツシヤー12を挿通し、箱型の装着枠13に、回
転子8とともに装着されるもので、装着枠13の
両側壁14,15には、固定杆5を挿通するため
の挿通孔16を形成し、この挿通孔16を設けた
両側壁14,15は、回転子8の進退間隔19を
設けて形成するとともに、両側壁14,15の少
なくとも一方の挿通孔16には、固定杆5の螺溝
7を簡易にに螺着し得るよう螺着用突起等を形成
している。また装着枠13を額縁3のパネル17
に埋め込み固定するための凹設部18を、パネル
17の外周端面20よりも内方に固定肉厚21を
介して形成し、この凹設部18を固定ナツト1の
軸芯の延長上のパネル17に開口し、固定肉厚2
1を介して、固定ナツト1から凹設部18まで貫
通孔22を貫通形成するとともに装着枠13を介
してこの貫通孔22とは反対側のパネル17表面
に、装着枠13から突出する固定杆5の収納部2
3を凹設部18と連続して凹設している。
上述の如く構成したものに於て、絵画、写真等
の展示物24を額縁3に収納するには、額縁3の
外周枠4に固定したガラス、枠取り板等の表面部
材25に展示物24を接触させ、この展示物24
の裏面に、パネル17を位置する。次に額縁3の
外周枠4とパネル17とを固定するには、回転子
8を進退自在に形成した固定杆5を、ワツシヤー
12を介装して装着枠13の両側壁14,15に
挿通し、この固定杆5の一端に形成した螺子部6
を挿通孔16から突出させる。
またこの固定杆5は、螺溝7を装着枠13のい
ずれか一方の両側壁14,15に螺着すれば、挿
通孔16に挿通させた固定杆5が、固定ナツト1
への螺着前に自重等によつて勝手に移動するよう
な事がなく、外周枠4から固定杆5が脱落する事
を防止したり、パネル17に設けた複数の止め金
具26を順次固定して行く場合に、手順の良い作
業が可能となる。
できる。
また、この螺子部6を螺着させる固定ナツト1
は、額縁3の外周枠4の内面に予め下穴等を設け
て埋め込み固定し、固定杆5先端の螺子部6を貫
通孔22に挿入しながら、パネル17に凹設した
凹設部18に装着枠13を埋め込み固定し、第2
図に示す如く螺子部6を外周枠4内面の固定ナツ
ト1に接触させる。そしてこの固定杆5上で回転
子8を進退して、外周枠4側の固定肉厚21の内
面から、固定ナツト1の螺入可能長さより少し短
い位置で、固定ビス11により回転子8を固定す
る。
また固定杆5は、先端部以外の表面にも螺溝7
を形成し、回転子8を回動および固定可能に螺着
すれば、回転子8や固定杆5の細かな位置決め調
整を容易とし、また回転子8と固定杆5とを固定
する場合にも、回転子8に設けた固定ビス11を
固定杆5に押圧すれば、回転子8は回動をする事
が不可能となり容易に固定できる。
次に、固定杆5に固定した回転子8を回転して
固定杆5を回動すれば、固定杆5の螺子部6は固
定ナツト1に螺入し、螺子部6が固定ナツト1に
侵入した距離だけ回転子8は、ワツシヤー12を
介して外周枠4側の両側壁14に突き当たつて移
動不能状態となり、更に回転すれば、固定ナツト
1を埋め込んだ外周枠4と、装着枠13を埋め込
んだパネル17とを引き付けて強固な連結固定で
きる。
したがつて、従来の固定方法の如く、歪み、変
形等が外周枠4またはパネル17に生じても、外
周枠4とパネル17との間に隙間を生じる事がな
いとともにパネル17が外周枠4から外れるよう
な事がなく、貴重な展示物等の脱落事故を防止で
きるものである。
考案の効果 本考案は上述のごとく構成したものであるか
ら、絵画、写真等の展示物を収納した額縁の外周
枠とパネルとを固定するには、回転子を回動して
螺子部を固定ナツトに螺入し、固定ナツトを埋め
込んだ外周枠と、装着枠を埋め込んだパネルと
を、引き付けて強固に連結固定できる。したがつ
て、従来の固定方法の如く、歪み、変形等が外周
枠またはパネル等に生じても、外周枠とパネルと
の間に隙間を生じる事がないとともにパネルが外
周枠から外れるような事がなく、貴重な展示物等
の脱落事故を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は分解斜視図、第2図はパネルと外周枠の
連結固定前の状態を示す断面図、第3図はパネル
と外周枠の連結固定状態を示す断面図、第4図は
止め金具を額縁に取り付けた実施例を示す平面図
である。 1……固定ナツト、3……額縁、4……外周
枠、5……固定杆、6……螺子部、7……螺溝、
8……回転子、13……装着枠、14,15……
両側壁、16……挿通孔、17……パネル、19
……進退間隔、20……外周端面、21……固定
肉厚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 額縁の外周枠内面に埋め込み固定する固定ナ
    ツトを設け、この固定ナツトに螺着するための
    螺子部を固定杆の先端に形成し、この固定杆の
    外周に、軸方向の進退および固定を可能とする
    回転子を設けるとともに固定杆を挿通するため
    の挿通孔を、装着枠の両側壁間に回転子の進退
    間隔を設けて形成し、この装着枠を、額縁のパ
    ネルに外周端面よりも内方に固定肉厚を介して
    埋め込み固定し、固定杆に係止した回転子を回
    転させ、固定ナツトに螺子部を螺着固定する事
    により、固定杆を介してパネルと外周枠を連結
    固定する事を特徴とする額縁用止め金具。 (2) 固定杆は、先端部以外の表面にも螺溝を形成
    し、回転子を回動および固定可能に螺着したも
    のである事を特徴とする請求項1記載の額縁用
    止め金具。 (3) 固定杆は、螺溝を装着枠の両側壁の少なくと
    も一方に螺着したものである事を特徴とする請
    求項2記載の額縁用止め金具。
JP12379289U 1989-10-23 1989-10-23 Expired JPH0434755Y2 (ja)

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JP12379289U JPH0434755Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23

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JP12379289U JPH0434755Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23

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Publication Number Publication Date
JPH0364068U JPH0364068U (ja) 1991-06-21
JPH0434755Y2 true JPH0434755Y2 (ja) 1992-08-18

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