JPH0434716B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0434716B2
JPH0434716B2 JP6958784A JP6958784A JPH0434716B2 JP H0434716 B2 JPH0434716 B2 JP H0434716B2 JP 6958784 A JP6958784 A JP 6958784A JP 6958784 A JP6958784 A JP 6958784A JP H0434716 B2 JPH0434716 B2 JP H0434716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stimulable phosphor
phosphor sheet
side edges
stimulable
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6958784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60211400A (ja
Inventor
Terumi Matsuda
Kaoru Tamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP6958784A priority Critical patent/JPS60211400A/ja
Priority to DE19853588045 priority patent/DE3588045T2/de
Priority to DE19853586636 priority patent/DE3586636T2/de
Priority to EP85104263A priority patent/EP0159613B1/en
Priority to EP87117494A priority patent/EP0269110B1/en
Priority to EP19870117493 priority patent/EP0285702B1/en
Priority to DE19853587647 priority patent/DE3587647T2/de
Priority to CA000478540A priority patent/CA1270407A/en
Publication of JPS60211400A publication Critical patent/JPS60211400A/ja
Publication of JPH0434716B2 publication Critical patent/JPH0434716B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、輝尽性蛍光体を利用する放射線画像
情報記録再生方法に使用される蓄積性蛍光体シー
トとその搬送方法に関するものである。
[発明の背景] 従来より、放射線像を画像として得る方法とし
て、銀塩感光材料からなる乳剤層を有する放射線
写真フイルムと増感紙(増感スクリーン)との組
合わせを用いる、いわゆる放射線写真法が利用さ
れている。
近年、上記の放射線写真法にかわる方法の一つ
として、たとえば特開昭55−12145号公報等に記
載されているような輝尽性蛍光体を利用する放射
線画像情報記録再生方法が開発され、注目されて
いる。この方法は、被写体を透過した放射線、あ
るいは被検体から発せられた放射線を輝尽性蛍光
体に吸収させ、そののちにこの蛍光体を可視光
線、赤外線などの電磁波(励起光)で励起するこ
とにより、蛍光体中に蓄積されている放射線エネ
ルギーを蛍光(輝尽発光)として放出させ、この
蛍光を光電的に読み取つて電気信号を得、この電
気信号に基づき被写体あるいは被検体の放射線像
を可視像もしくは数値、記号等により表示された
情報として再生するものである。
上記の放射線画像情報記録再生方法によれば、
従来の放射線写真法を利用した場合に比較して、
はるかに少ない被曝線量で情報量の豊富な放射線
画像を得ることができるという利点がある。従つ
て、この放射線画像情報記録再生方法は、特に医
療診断を目的とするX線撮影などの直接医療用放
射線撮影において利用価値が非常に高い。
放射線画像情報記録再生方法の実施に際して、
輝尽性蛍光体は一般に、該輝尽性蛍光体からなる
蛍光体層を支持体上に積層した構成からなる蓄積
性蛍光体シート(放射線像変換パネルとも呼ば
れ、通常は、長方形、正方形などの形状のシート
である)の形態にて用いられる。また蛍光体層の
表面には蛍光体層の物理的劣化および化学的変質
を防止する目的で透明なプラスチツク材料からな
る保護膜が付設されている。
蓄積性蛍光体シートはそれ自体で最終的に画像
情報を記録するものではなく、前記のように別に
用意された最終的な記録媒体に画像等を与えるた
めに一時的に画像情報を担持するものである。従
つて、蓄積性蛍光体シートは繰り返し使用するこ
とができ、そのように繰り返し使用により極めて
経済的となる。
上記の蓄積性蛍光体シートの繰り返し使用は、
たとえばX線撮影車のような移動ステーシヨンに
蓄積性蛍光体シートを使用する放射線画像情報記
録読取装置を装備して、集団検診などのために各
所へ出張してX線撮影をするような場合において
特に有利となる。すなわち、移動ステーシヨンに
多数の蓄積性蛍光体シートを積載して行くのは不
便であり、またX線撮影車のような車両に積載で
きるシートの数には限りがある。従つて、蓄積性
蛍光体シートを繰り返し使用が可能なような条件
にてX線撮影車に搭載し、各蓄積性蛍光体シート
に被写体毎の放射線画像情報を記録し、それを読
み出して得た画像情報信号を磁気テープの記憶容
量の大きい記録媒体に写し、そして蓄積性蛍光体
シートを循環再使用するようにすれば、少数の蓄
積性蛍光体シートで多数の被写体の放射線画像を
得ることができるため、実用上極めて有用であ
る。さらに、この蓄積性蛍光体シートの循環再使
用と連続撮影とを組合わせることにより、集団検
診における迅速な撮影が可能となり、実用上の効
果は極めて大きい。
なお、蓄積性蛍光体シートを循環再使用する場
合には、通常は蓄積性蛍光体シートに蓄積された
放射線エネルギーを読み取つて目的の画像情報を
得た後、残存する放射線エネルギーを、たとえば
特開昭56−11392号、同56−12599号公報に開示さ
れているような方法によつて放出除去させる工程
を加える。このような方法によつて、蓄積性蛍光
体シートの効率的な循環再使用が可能となる。
従つて、上記の放射線画像情報記録再生装置を
X線撮影車などの移動ステーシヨンに搭載する場
合には、被写体に放射線を照射し、次いでその放
射線に蓄積性蛍光体シートを露光させて該被写体
の放射線像を該蓄積性蛍光体シートに蓄積記録さ
せる画像記録部、この蓄積性蛍光体シートに蓄積
記録された放射線像を読み取る画像読取部、読み
取り操作後に蓄積性蛍光体シートに残存する放射
線エネルギーを放出除去して次の記録操作に備え
るための消去部、および蓄積性蛍光体シートをこ
れらの各部に順に循環移動させるための搬送手段
を一つの装置にまとめた形態にすることが望まし
い。また、このような構成の放射線画像情報記録
再生装置は、X線撮影車などの移動ステーシヨン
のみならず、病院等に据え付ける場合においても
各種の利点があり、実用上便利である。
上述のような蓄積性蛍光体シートが循環再使用
される系を利用する放射線画像情報記録読取装置
は、本出願人による特願昭58−66730号明細書等
に開示されているが、このような装置において
は、装置をコンパクトにする等の目的から、蓄積
性蛍光体シートを垂直もしくは略垂直方向へ搬送
する場合がある。
ところで蓄積性蛍光体シートは、その表面(シ
ートの蛍光体層側の面)に傷などの物理的劣化が
発生した場合に、そのシートから得られる画像の
画質あるいは画像情報の精度が著しく低下する傾
向にある。このため、蓄積性蛍光体シートを搬送
する手段の選択に際しては、蓄積性蛍光体シート
の表面に傷がつくことのないように充分な配慮が
必要となる。このような点を考慮して、従来蓄積
性蛍光体シートの搬送手段として一般に柔軟なシ
ート材料を用いるベルトコンベアが用いられてい
る。しかしながら、ベルトコンベアは水平方向へ
の蓄積性蛍光体シートの搬送には適しているが、
水平方向以外の方向への蓄積性蛍光体シートの搬
送、特に垂直もしくは略垂直方向への蓄積性蛍光
体シートの搬送には不適当である。すなわち、ベ
ルトコンベアを用いて蓄積性蛍光体シートを垂直
もしくは略垂直方向へ搬送する場合には、一対の
ベルトコンベアをそれぞれのベルトコンベアが互
に接触するように対向させて設置し、この一対の
ベルトコンベア間に蓄積性蛍光体シートを挟み込
んだ状態にて搬送を行なう必要があるが、このよ
うな搬送装置は構造的に複雑となり装置全体のコ
ンパクト化が実現しにくいとの問題がある。また
例えば双方のベルトコンベアの移動速度に差が僅
かでも生じた場合などには、蓄積性蛍光体シート
の表面に傷が発生する傾向があり、これも大きな
問題である。
[発明の要旨] 本発明は、蓄積性蛍光体シートの搬送、特に上
記蓄積性蛍光体シートが循環再使用される放射線
画像情報記録読取装置等において必要性の高い垂
直もしくは略垂直方向への搬送に適した蓄積性蛍
光体シートおよびその搬送方法を提供するもので
ある。
本発明が提供する蓄積性蛍光体シートは、支持
体、輝尽性蛍光体を含む蛍光体層、および保護膜
をこの順に積層してなる構成を有する蓄積性蛍光
体シートであつて、少なくとも該蓄積性蛍光体シ
ートの搬送方向に沿つた蛍光体層の両側縁部が支
持体の対応両側縁部よりも内側に配置され、かつ
それらの蛍光体層の両側縁部が、その蛍光体層の
側縁部が内側に配置されたことにより形成された
空間に設置された埋め込み部材により保護されて
いることを特徴とする蓄積性蛍光体シートであ
る。
上記の蓄積性蛍光体シートは、その両側縁部を
案内部材で保持しながら、駆動部材により該蓄積
性蛍光体シートの面上に駆動力を付与することに
よつて該蓄積性蛍光体シートを所定方向に移動さ
せることからなる搬送方法を利用することにより
垂直もしくは略垂直方向へ、蓄積性蛍光体シート
の表面を傷つけることなく、容易かつ確実に搬送
することができる。
[発明の詳細な記述] 以下に本発明を添付図面を参照しながら詳しく
説明する。
本発明が提供する蓄積性蛍光体シートの代表的
な構成の例を添付図面の第1a図および第1b図
に示す。
支持体、輝尽性蛍光体とバインダーとを含む蛍
光体層、および保護膜をこの順に積層してなる構
成を有する蓄積性蛍光体シートの一般的な構成は
既に知られている。
本発明の蓄積性蛍光体シートは、その両側縁部
(該蓄積性蛍光体シートの搬送方向に沿つた蛍光
体層の両側縁部)が、該蓄積性蛍光体シートの搬
送時にその両側縁部から受けやすい機械的衝撃か
らその蛍光体層を保護するように特別の配慮がな
されている。
すなわち、本発明の蓄積性蛍光体シートを、第
1a図によつて説明すると、支持体11、輝尽性
蛍光体とバインダーとを含む蛍光体層12、およ
び保護膜13をこの順に積層してなる構成を有す
る蓄積性蛍光体シートであつて、少なくとも該蓄
積性蛍光体シートの搬送方向に沿つた蛍光体層の
両側縁部が支持体の対応両側縁部よりも内側に配
置され、かつそれらの蛍光体層の両側縁部が、そ
の蛍光体層の側縁部が内側に配置されたことによ
り形成された空間に設置された高分子物質などか
らなる埋め込み部材14により保護されている蓄
積性蛍光体シートと表現することができる。
このように蓄積性蛍光体シートを、その両側縁
部において支持体が蛍光体層より外側に突出させ
るように構成し、かつそれらの蛍光体層の両側縁
部を、その蛍光体層の側縁部が内側に配置された
ことにより形成された空間に設置された埋め込み
部材により保護することによつて、蓄積性蛍光体
シートの当該側縁部に加えられる機械的衝撃、摩
擦などから蛍光体層の物理的もしくは化学的劣化
を抑制することが可能となる。
なお、支持体11の側縁部、前端部、後端部は
上縁部もしくは下縁部において面取りが施されて
いてもよい。支持体11の両側縁部の下縁部が面
取りされた構成は第1b図に示されている。
蓄積性蛍光体シートの各種の材料は既に知られ
ており、本発明に用いる蓄積性蛍光体シートの製
造に際しても、それらの材料から任意に選択して
使用することができる。
たとえば、支持体の例としては、セルロースア
セテート、ポリエチレンテレフタレートなどのプ
ラスチツク物質のフイルム、アルミニウム箔など
の金属シート、通常の紙、バライタ紙、レジンコ
ート紙などを挙げることができる。なお支持体の
蛍光体層が設けられる側の表面には、接着性付与
層、光反射層、光吸収層などの他の機能層が設け
られている場合もある。
蛍光体層は、たとえば輝尽性蛍光体の粒子をバ
インダー中に分散させてなる層である。このよう
な目的に用いられる輝尽性蛍光体は既に多数知ら
れており、本発明においてもそのような輝尽性蛍
光体から任意に選択して用いることができる。公
知の輝尽性蛍光体の例としては、二価ユーロピウ
ム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物蛍光体
(M〓FX:Eu2+;ただし、M〓はMg、Caおよび
Baからなる群より選ばれる少なくとも一種のア
ルカリ土類金属であり、XはCl、BrおよびIか
らなる群より選ばれる少なくとも一種のハロゲン
である);ユーロピウムおよびサマリウム賦活硫
化ストロンチウム蛍光体(SrS:Eu,Sm);ユー
ロピウムおよびサマリウム賦活オキシ硫化ランタ
ン蛍光体(La2O2S:Eu,Sm);ユーロピウム賦
活酸化アルミニウムバリウム蛍光体(BaO・
Al2O3:Eu);ユーロピウム賦活アルカリ土類金
属ケイ酸塩蛍光体(M2+O・SiO2:Eu;ただし、
M2+はMg、CaおよびBaからなる群より選ばれる
少なくとも一種のアルカリ土類金属である);セ
リウム賦活希土類オキシハロゲン化物蛍光体
(LnOX:Ce;ただし、LnはLa,Y,Gdおよび
Luからなる群より選ばれる少なくとも一種の希
土類元素であり、XはCl、BrおよびIからなる
群より選ばれる少なくとも一種のハロゲンであ
る)を挙げることができる。ただし、本発明の蓄
積性蛍光体シートに用い得る輝尽性蛍光体は上記
のものに限られるものではなく、輝尽性を示す蛍
光体であれば特に制限なく用いることができる。
蛍光体層の表面には、次いで蛍光体層を物理的
および化学的に保護するための透明な保護膜が設
けられる。透明保護膜に用いられる材料の例とし
ては、酢酸セルロース、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
を挙げることができる。透明保護膜の膜厚は、通
常約0.1乃至20μmである。
なお、蓄積性蛍光体シートは、特開昭55−
163500号公報、特開昭57−96300号公報などに記
載されているように、着色剤によつて着色されて
いてもよく、また特開昭55−146447号公報に記載
されているようにその蛍光体層中に白色粉体が分
散されていてもよい。
蓄積性蛍光体シートの両側縁部の蛍光体層の側
縁部が内側に配置されたことにより形成された空
間に設置する埋め込み部材は、任意の材料から形
成された埋め込み部材を利用することができる。
通常は、蓄積性蛍光体シートの蛍光体層の両側縁
部、支持体の表面、当該埋め込み部材などに接着
剤層を設けたのち、当該空間に埋め込み部材を付
設する。なお、埋め込み部材は蛍光体層の側縁部
もしくは支持体表面の一方に接着されていればよ
いが、それらの双方に接着されていてもよい。
埋め込み部材の材料としては、高分子物質、金
属などの任意の自己形状保持性材料を用いること
ができるが、高分子物質であることが望ましい。
好ましい高分子物質の例としては、透明保護膜に
用いられる材料の例として前に挙げた酢酸セルロ
ース、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンなどを挙げること
ができるが、特にこれらに限定されるものではな
い。高分子物質は任意の成形手段により成形して
埋め込み部材とすることができる。あるいは、高
分子物質を含む溶液を当該空間に充填したのち乾
燥させることによつても埋め込み部材を形成する
ことができる。また高分子物質の原料を当該空間
に充填したのち、その位置で重合反応を発生さ
せ、これにより埋め込み部材を形成させてもよ
い。なお、本発明において用いられる埋め込み部
材は特に透明である必要はない。
本発明の蓄積性蛍光体シートの前端部および/
または後端部についても、上記のような衝撃保護
用の構成および埋め込み部材が設けられていても
よいが、これは必須ではない。また、本発明の蓄
積性蛍光体シートの前端部および/または後端部
を、たとえば、膜形成性高分子物質の塗布層の付
設もしくは高分子物質フイルムの付設により保護
することも有用である。蓄積性蛍光体シートの端
部に膜形成性高分子物質の塗布層を設ける場合に
は、任意の膜形成性高分子物質を溶媒に溶解させ
て調製した塗布液を当該端部に塗布したのち乾燥
して溶媒を除去する方法、あるいは高分子物質形
成性原料を当該端部に塗布したのち、その位置で
反応させて塗布膜を形成する方法などを利用する
ことができる。このような膜形成性高分子物質に
は特に制限はないが、たとえば、特開昭58−
68746号公報に開示されているようなポリウレタ
ン、アクリル系樹脂、およびアクリル系樹脂と塩
化ビニル・酢酸ビニルコポリマーとの混合物を利
用することができる。また、高分子物質フイルム
の例としては、透明保護膜に用いられる材料の例
として前に挙げた酢酸セルロース、ポリメチルメ
タクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンなどを挙げることができるが、特にこ
れらに限定されるものではない。
第2図は、本発明の蓄積性蛍光体シートの搬送
方法の実施に好適に利用される搬送装置の構成の
概略図である。従つて、以下においてはこの搬送
装置を用いる態様を例にして本発明の搬送方法を
説明する。
本発明の搬送方法の実施に好適に利用される搬
送装置は、基本的に、搬送対象の蓄積性蛍光体シ
ート21の両側縁部を保持するための案内部材2
2,23(22a,23a,22b,23b、…
…)、そして蛍光体シート21の面上に駆動力を
付与するための搬送方向(矢印の方向)に沿つて
配置された二以上の駆動部材24(24a,24
b,24c、……)を含み、かつ搬送方向に沿つ
て隣接する二個の駆動部材(たとえば24bと2
4c)の間隔が蓄積性蛍光体シート21の搬送方
向に沿つた長さよりも小さいものである。
上記の搬送装置における案内部材は蛍光体シー
トをその両側縁部にて保持するもので、該蓄積性
蛍光体シートがシート表面と垂直な方向に曲がる
こと(すなわち、「たわみ」など)、そして横方向
に移動してずれたりすることなどを防止する機能
を有するもので、たとえば、断面がコの字型の樋
状の形状を有する。従つて、案内部材は蓄積性蛍
光体シートを必ずしも接触下に保持する必要はな
い。第2図から明らかなように、蓄積性蛍光体シ
ート21は案内部材22,23によつて放射線画
像の蓄積記録には無関係な両側縁部において保持
されるので、二個の駆動部材24の間では放射線
画像が蓄積記録される表面部分は搬送装置の各部
材とは非接触であり、従つてその表面部分が傷つ
けられることはない。なお、案内部材の形状は第
2図に示したような形状に限られるわけではな
く、上記の案内部材の機能を有するものであれば
任意の形状を取ることができ、またその材料につ
いても特に限定はない。また案内部材は第2図に
示したように個々に分離されている必要はなく、
後述するような駆動部材を適宜選択することによ
り、一体とされた案内部材、たとえば第2図にお
いて、案内部材22,23が蓄積性蛍光体シート
21の裏面(シートの支持体側の面)側で一体と
されたもの、を用いることもできる。
上記の搬送装置における駆動部材は、蓄積性蛍
光体シートの面上に駆動力を付与して、蓄積性蛍
光体シートの所定方向への搬送(移動)を可能に
する機能を有するもので、少なくとも二以上から
なり、そして蓄積性蛍光体シートの搬送方向に沿
つて隣接する二個の駆動部材の間隔(l)が蓄積
性蛍光体シートの搬送装置に沿つた長さ(m)よ
りも小さいものである。二以上の駆動部材をこの
ような構成とすることによつて、蓄積性蛍光体シ
ートの搬送が確実に行なわれる。
蓄積性蛍光体シートの面上に駆動力を付与する
機能を有する駆動部材の代表例としては第2図に
示したように一対のローラからなる駆動部材を挙
げることができる。なお、このローラの長さは、
搬送対象の蓄積性蛍光体シートの横幅とおよそ同
長であることが望ましいが、特にその長さに限定
されるものではない。またローラは複数個の長さ
の短いローラから構成されていてもよい。ローラ
は必ずしも一対である必要はなく、たとえば一個
の駆動ローラと、そのローラに組み合わされた固
定支持体とから駆動部材を構成してもよい。また
駆動部材はローラ以外のものであつてもよい。
駆動部材の表面、特に蓄積性蛍光体シートの表
面に接触する面はゴムなどの柔軟で弾力性のある
材料から形成することが好ましく、このような構
成とすることにより蓄積性蛍光体シートへの物理
的衝撃を緩和し、かつ、蓄積性蛍光体シート表面
の傷の発生を効果的に防止することができる。
駆動部材24(24a,24b,24c、…)
の駆動力は、一般に該駆動部材にチエーン、駆動
ベルトなどの駆動力伝達手段25を介して、モー
タなどの駆動手段26より駆動部材に供給され、
この駆動力が搬送下にある蛍光体シート21に、
その表面を介して伝えられる。
なお、案内部材および駆動部材は、適当な固定
手段、支持手段などにより、空間中にそれぞれの
機能を果すように支持されていることはいうまで
もない。
本発明の蓄積性蛍光体シートの搬送方法を用い
ることによつて、従来から利用されているベルト
コンベアでは問題のあつた蓄積性蛍光体シートの
非水平方向への搬送、特に垂直もしくは略垂直方
向への搬送(上昇搬送および/または下降搬送)
を蓄積性蛍光体シートの表面を傷つけることなく
容易かつ確実に実施することができる。ただし、
本発明の蓄積性蛍光体シートの搬送方法は、垂直
もしくは略垂直方向への搬送のみに利用されわけ
ではなく、たとえば、搬送方向の変更を伴なう搬
送(たとえば90度ターン、Uターンなど)の際に
有効に利用することができる。また、従来におい
てはベルトコンベアが一般的に利用されている水
平方向における蓄積性蛍光体シートの搬送に際し
ても有効に利用できる。また更に、放射線画像情
報記録読取装置内などにおける蓄積性蛍光体シー
トの搬送に際して、本発明の搬送方法と従来方法
のベルトコンベアを利用する搬送方法を組み合わ
せて利用することも可能である。
上述のように本発明の搬送方法は蓄積性蛍光体
シートを垂直もしくは略垂直方向へ搬送するのに
適したものであるので、特に装置のコンパクト化
等の欠点からそのような搬送の必要性の高い蓄積
性蛍光体シートが循環再使用される放射線画像情
報記録読取装置に好適に実用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図および第1b図は、本発明の蓄積性蛍
光体シートの構成を模式的に示す図である。第2
図は、本発明の蓄積性蛍光体シートの搬送方法の
実施に好適に利用される搬送装置の構成の概略を
示す図である。 11:支持体、12:蛍光体層、13:保護
膜、14:埋め込み部材、21:蓄積性蛍光体シ
ート、22,23(22a,23a,22b,2
3b、……):案内部材、24(24a,24b,
24c、……):駆動部材(ローラ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体、輝尽性蛍光体を含む蛍光体層、およ
    び保護膜をこの順に積層してなる構成を有する蓄
    積性蛍光体シートであつて、少なくとも該蓄積性
    蛍光体シートの搬送方向に沿つた蛍光体層の両側
    縁部が支持体の対応両側縁部よりも内側に配置さ
    れ、かつそれらの蛍光体層の両側縁部が、その蛍
    光体層の側縁部が内側に配置されたことにより形
    成された空間に設置された埋め込み部材により保
    護されていることを特徴とする蓄積性蛍光体シー
    ト。 2 該埋め込み部材が高分子物質からなるもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の蓄積性蛍光体シート。 3 該蓄積性蛍光体シートの搬送方向に対して前
    端部および/または後端部が接着下に付設された
    高分子物質フイルムにより被覆保護されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の蓄積
    性蛍光体シート。 4 支持体、輝尽性蛍光体を含む蛍光体層、およ
    び保護膜をこの順に積層してなる構成を有する蓄
    積性蛍光体シートであつて、少なくとも該蓄積性
    蛍光体シートの搬送方向に沿つた蛍光体層の両側
    縁部が支持体の対応両側縁部よりも内側に配置さ
    れ、かつそれらの蛍光体層の両側縁部が、その蛍
    光体層の側縁部が内側に配置されたことにより形
    成された空間に設置された埋め込み部材により保
    護されてなる搬送対象の蓄積性蛍光体シートの両
    側縁部を案内部材で保持しながら、駆動部材によ
    り該蓄積性蛍光体シートの面上に駆動力を付与す
    ることによつて該蓄積性蛍光体シートを所定方向
    に移動させることからなる蓄積性蛍光体シートの
    搬送方法。 5 該埋め込み部材が高分子物質からなるもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の蓄積性蛍光体シートの搬送方法。 6 該駆動部材が回転ローラであることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の蓄積性蛍光体シ
    ートの搬送方法。 7 該駆動部材が回転下にある一対の回転ローラ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第6項記
    載の蓄積性蛍光体シートの搬送方法。 8 該蓄積性蛍光体シートの搬送方向が略垂直で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    の蓄積性蛍光体シートの搬送方法。
JP6958784A 1984-04-06 1984-04-06 蓄積性蛍光体シ−トとその搬送方法 Granted JPS60211400A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6958784A JPS60211400A (ja) 1984-04-06 1984-04-06 蓄積性蛍光体シ−トとその搬送方法
DE19853588045 DE3588045T2 (de) 1984-04-06 1985-04-09 Übertragungsmethode einer Phosphorfolie.
DE19853586636 DE3586636T2 (de) 1984-04-06 1985-04-09 Vorrichtung zur befoerderung einer anregbaren phosphorschicht.
EP85104263A EP0159613B1 (en) 1984-04-06 1985-04-09 Device of conveying a stimulable phosphor sheet
EP87117494A EP0269110B1 (en) 1984-04-06 1985-04-09 Method of conveying a stimulable phosphor sheet
EP19870117493 EP0285702B1 (en) 1984-04-06 1985-04-09 Stimulable phosphor sheet
DE19853587647 DE3587647T2 (de) 1984-04-06 1985-04-09 Anregbare Phosphorfolie.
CA000478540A CA1270407A (en) 1984-04-06 1985-04-09 Stimulable, phosphor-sheet, and method and device of conveying the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6958784A JPS60211400A (ja) 1984-04-06 1984-04-06 蓄積性蛍光体シ−トとその搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60211400A JPS60211400A (ja) 1985-10-23
JPH0434716B2 true JPH0434716B2 (ja) 1992-06-08

Family

ID=13407104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6958784A Granted JPS60211400A (ja) 1984-04-06 1984-04-06 蓄積性蛍光体シ−トとその搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60211400A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60211400A (ja) 1985-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0077678B1 (en) Radiation image recording and read-out system
US4684592A (en) Stimulable phosphor sheet
US4665003A (en) Stimulable phosphor sheet and method of conveying the same
JPH0552918B2 (ja)
JPS60211399A (ja) 蓄積性蛍光体シートの搬送方法
JPS60211398A (ja) 蓄積性蛍光体シートの搬送方法
JPH0434717B2 (ja)
JPH0434716B2 (ja)
EP0285702B1 (en) Stimulable phosphor sheet
JPH0131372B2 (ja)
JPS6140600A (ja) 蓄積性螢光体シ−トとその搬送方法
JPS60212754A (ja) 蓄積性蛍光体シ−トの搬送方法
JPS6140599A (ja) 蓄積性螢光体シ−トその搬送方法
JPH0434719B2 (ja)
JPH0434718B2 (ja)
JPS60213898A (ja) 蓄積性蛍光体シ−ト
EP0269110B1 (en) Method of conveying a stimulable phosphor sheet
JPH0554920B2 (ja)
JP3981501B2 (ja) 蓄積性蛍光体シートの搬送方法
JPS60213646A (ja) 蓄積性蛍光体シ−トの搬送方法および搬送装置
JPS60262100A (ja) 放射線画像変換方法
JPS6345600A (ja) 放射線像変換パネル
JPS6157941A (ja) 蓄積性螢光体シ−トの搬送方法および搬送装置
JPS6236597A (ja) 放射線像変換パネル
JPH0662319A (ja) 放射線画像情報記録読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term