JPH04346491A - プリント配線板の穴加工方法 - Google Patents
プリント配線板の穴加工方法Info
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- JPH04346491A JPH04346491A JP11984091A JP11984091A JPH04346491A JP H04346491 A JPH04346491 A JP H04346491A JP 11984091 A JP11984091 A JP 11984091A JP 11984091 A JP11984091 A JP 11984091A JP H04346491 A JPH04346491 A JP H04346491A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B35/00—Methods for boring or drilling, or for working essentially requiring the use of boring or drilling machines; Use of auxiliary equipment in connection with such methods
- B23B35/005—Measures for preventing splittering
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ーター、ワード・プロセッサーやビデオなどの電子機器
に使用され、電子部品などが高密度に実装されるプリン
ト配線板の穴加工方法に関するものである。
ーター、ワード・プロセッサーやビデオなどの電子機器
に使用され、電子部品などが高密度に実装されるプリン
ト配線板の穴加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型・軽量化の傾向は
著しく、実装される電子部品の表面実装化(チップ化)
が急速に進み、これらに併せてプリント配線板では高密
度配線化やスルーホール穴径の小径化など従来にない加
工精度と市場からの厳しいコストダウンの要求にさらさ
れている。
著しく、実装される電子部品の表面実装化(チップ化)
が急速に進み、これらに併せてプリント配線板では高密
度配線化やスルーホール穴径の小径化など従来にない加
工精度と市場からの厳しいコストダウンの要求にさらさ
れている。
【0003】以下に従来のプリント配線板の重要な製造
過程であるスルーホール穴加工について説明する。
過程であるスルーホール穴加工について説明する。
【0004】図3(a)、(b)、(c)はプリント配
線板の穴加工の過程を示すものである。1はエントリ材
、2a、2b、2cは銅張積層板、3はバックアップ材
、4はガイド穴、5はスタックピン、6はドリル、7は
加工穴、8は銅はくのかえりである。
線板の穴加工の過程を示すものである。1はエントリ材
、2a、2b、2cは銅張積層板、3はバックアップ材
、4はガイド穴、5はスタックピン、6はドリル、7は
加工穴、8は銅はくのかえりである。
【0005】以上のように構成されたプリント配線板の
穴加工について、以下にその動作について説明する。
穴加工について、以下にその動作について説明する。
【0006】まず、図3(a)に示すように、紙基材フ
ェノール樹脂積層板、ガラス基材エポキシ樹脂積層板な
どの絶縁基板の片側または両側に厚さ18〜35μmの
銅はくを貼合わせた銅張積層板や内層に導体パターンを
有する多層プリント配線板用の銅張積層板2a,2b,
2cと、一般に板厚0.1〜0.2mmのアルミニウム
板で構成されるエントリ材1と、通常ベークライト板と
よばれる1.6mm厚の紙基材フェノール樹脂積層板で
構成されるバックアップ材3とを所定の加工サイズに切
断し、バックアップ材3、銅張積層板2a,2b,2c
、エントリ材1の順に重ね合わせ、加工形成したガイド
穴4に、加工原点の設定や銅張積層板の相互の加工位置
のずれを防止する固定用のスタックピン5を挿入する。
ェノール樹脂積層板、ガラス基材エポキシ樹脂積層板な
どの絶縁基板の片側または両側に厚さ18〜35μmの
銅はくを貼合わせた銅張積層板や内層に導体パターンを
有する多層プリント配線板用の銅張積層板2a,2b,
2cと、一般に板厚0.1〜0.2mmのアルミニウム
板で構成されるエントリ材1と、通常ベークライト板と
よばれる1.6mm厚の紙基材フェノール樹脂積層板で
構成されるバックアップ材3とを所定の加工サイズに切
断し、バックアップ材3、銅張積層板2a,2b,2c
、エントリ材1の順に重ね合わせ、加工形成したガイド
穴4に、加工原点の設定や銅張積層板の相互の加工位置
のずれを防止する固定用のスタックピン5を挿入する。
【0007】次に、図3(b)に示すように、NCボー
ル盤(図示せず)の所定位置にスタックピン5を基準に
セットし、穴加工を開始する。ドリル6は回転・下降し
、エントリ材1、銅張積層板2a、2b、2c、バック
アップ材3の順に切削を続け、ドリル6の先端および切
刃部分がバックアップ材3に充分に到達した時点でドリ
ルの下降は停止し、上昇後に穴加工は終了する。図3(
c)に穴加工後の銅張積層板2cの断面を示す。
ル盤(図示せず)の所定位置にスタックピン5を基準に
セットし、穴加工を開始する。ドリル6は回転・下降し
、エントリ材1、銅張積層板2a、2b、2c、バック
アップ材3の順に切削を続け、ドリル6の先端および切
刃部分がバックアップ材3に充分に到達した時点でドリ
ルの下降は停止し、上昇後に穴加工は終了する。図3(
c)に穴加工後の銅張積層板2cの断面を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、バックアップ材3がリンターやクラフト
などのロール状の紙に油変性レゾール型などのフェノー
ル樹脂を主成分とする樹脂を含浸し、指触乾燥後に切断
、所定の枚数を重ね合わせ熱成型した一般にベーク板と
呼ばれる紙基材フェノール樹脂積層板であるため、紙繊
維に方向性があり樹脂分の多い部分と繊維質の多い部分
が積層板全体に混在し、大気中の温湿度の変化により膨
張収縮を繰り返す。このためバックアップ材3はそりや
ねじれを発生しやすく、NCボール盤のベッドや銅張積
層板との間に僅かな隙間が生じることとなり、切削を続
けるドリル6が銅張積層板2cとバックアップ材3の境
界部分に達し、銅張積層板の銅はくを切削した場合に図
3(c)に示すような銅はくのかえり(一般にはバリと
も呼ばれる)8が発生する。この銅はくのかえりはプリ
ント配線板の以降の製造工程での加工、特にスルーホー
ルめっき加工におけるスルーホールコーナ部のめっき付
きまわり性や穴径公差などに不具合を生じ、プリント配
線板の品質に重要な影響を及ぼすとともにプリント配線
板製造の工程歩留りを著しく損なうという問題を有して
いた。
来の構成では、バックアップ材3がリンターやクラフト
などのロール状の紙に油変性レゾール型などのフェノー
ル樹脂を主成分とする樹脂を含浸し、指触乾燥後に切断
、所定の枚数を重ね合わせ熱成型した一般にベーク板と
呼ばれる紙基材フェノール樹脂積層板であるため、紙繊
維に方向性があり樹脂分の多い部分と繊維質の多い部分
が積層板全体に混在し、大気中の温湿度の変化により膨
張収縮を繰り返す。このためバックアップ材3はそりや
ねじれを発生しやすく、NCボール盤のベッドや銅張積
層板との間に僅かな隙間が生じることとなり、切削を続
けるドリル6が銅張積層板2cとバックアップ材3の境
界部分に達し、銅張積層板の銅はくを切削した場合に図
3(c)に示すような銅はくのかえり(一般にはバリと
も呼ばれる)8が発生する。この銅はくのかえりはプリ
ント配線板の以降の製造工程での加工、特にスルーホー
ルめっき加工におけるスルーホールコーナ部のめっき付
きまわり性や穴径公差などに不具合を生じ、プリント配
線板の品質に重要な影響を及ぼすとともにプリント配線
板製造の工程歩留りを著しく損なうという問題を有して
いた。
【0009】また従来、バックアップ材として用いられ
ている紙基材フェノール樹脂積層板のせん断抵抗(強さ
)は、ドリルの切削時の摩擦熱を放熱するエントリ材と
して用いてるアルミニウム板と同等の約10kg/mm
2 の値を持つため、ドリル先端や切刃の摩耗に与える
影響を無視できるものではないという問題点をも有して
いた。
ている紙基材フェノール樹脂積層板のせん断抵抗(強さ
)は、ドリルの切削時の摩擦熱を放熱するエントリ材と
して用いてるアルミニウム板と同等の約10kg/mm
2 の値を持つため、ドリル先端や切刃の摩耗に与える
影響を無視できるものではないという問題点をも有して
いた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、NCボール盤とドリルによるプリント配線板への穴
加工の際に、銅張積層板の銅はくかえりの発生を完全に
抑制し、併せてドリル先端の切刃の摩耗をも抑制するこ
とができるプリント配線板の穴加工方法を提供すること
を目的とする。
で、NCボール盤とドリルによるプリント配線板への穴
加工の際に、銅張積層板の銅はくかえりの発生を完全に
抑制し、併せてドリル先端の切刃の摩耗をも抑制するこ
とができるプリント配線板の穴加工方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のプリント配線板の穴加工方法は、銅張積層板
または少なくともその内層に導体パターンを有する銅張
積層板を複数枚重ね合わせて穴加工する際に、ドリル側
の前記銅張積層板の上にエントリ材を重ね合わせ、前記
銅張積層板の下に、針広葉樹の木部を粉砕した木材チッ
プを繊維化・成型するとともに、少なくとも前記銅張積
層板側の片側表面に樹脂層を塗布・硬化した平板状のバ
ックアップ材を配設して穴加工する構成を有している。
に本発明のプリント配線板の穴加工方法は、銅張積層板
または少なくともその内層に導体パターンを有する銅張
積層板を複数枚重ね合わせて穴加工する際に、ドリル側
の前記銅張積層板の上にエントリ材を重ね合わせ、前記
銅張積層板の下に、針広葉樹の木部を粉砕した木材チッ
プを繊維化・成型するとともに、少なくとも前記銅張積
層板側の片側表面に樹脂層を塗布・硬化した平板状のバ
ックアップ材を配設して穴加工する構成を有している。
【0012】
【作用】この構成によって、バックアップ材はその内部
に硬化したフェノール樹脂がほとんど存在することがな
い木材短繊維の集合体となり、切断後の大気中の温湿度
の影響を受け、そりやねじりが発生した場合においても
自重で平滑性を保持し、NCボール盤のベットや銅張積
層板との良好な密着性を示すとともに、穴加工時の押圧
により完全に密着状態を保持し、かつ銅張積層板側に形
成されたフェノール樹脂層により、ドリル進入の際の銅
張積層板のバックアップ材側の銅はくは従来と同様の構
成を有することが可能となる。さらに、従来バックアッ
プ材として用いられる紙基材フェノール樹脂積層板の樹
脂含有量は約20〜25%であるが、樹脂含有量が10
%程度になるとせん断強さは半分以下、樹脂含有量の低
下とともに0に近づき、その内部に硬化したフェノール
樹脂がほとんど存在しない木材短繊維の集合体であるバ
ックアップ材では塗布・硬化されたフェノール樹脂層の
通過後のドリルの切削時の抵抗を軽減することができる
。
に硬化したフェノール樹脂がほとんど存在することがな
い木材短繊維の集合体となり、切断後の大気中の温湿度
の影響を受け、そりやねじりが発生した場合においても
自重で平滑性を保持し、NCボール盤のベットや銅張積
層板との良好な密着性を示すとともに、穴加工時の押圧
により完全に密着状態を保持し、かつ銅張積層板側に形
成されたフェノール樹脂層により、ドリル進入の際の銅
張積層板のバックアップ材側の銅はくは従来と同様の構
成を有することが可能となる。さらに、従来バックアッ
プ材として用いられる紙基材フェノール樹脂積層板の樹
脂含有量は約20〜25%であるが、樹脂含有量が10
%程度になるとせん断強さは半分以下、樹脂含有量の低
下とともに0に近づき、その内部に硬化したフェノール
樹脂がほとんど存在しない木材短繊維の集合体であるバ
ックアップ材では塗布・硬化されたフェノール樹脂層の
通過後のドリルの切削時の抵抗を軽減することができる
。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0014】図1(a)、(b)、(c)は本発明の一
実施例におけるプリント配線板の穴加工方法の過程を示
し、図2は本発明の一実施例におけるバックアップ材を
示すものである。図1において図3と同一箇所には同一
番号を付与し、説明は省略する。
実施例におけるプリント配線板の穴加工方法の過程を示
し、図2は本発明の一実施例におけるバックアップ材を
示すものである。図1において図3と同一箇所には同一
番号を付与し、説明は省略する。
【0015】9は本発明のバックアップ材、10はフェ
ノール樹脂層、11は針広葉樹の木部を粉砕した木材チ
ップを繊維化・成型した平板状の部材である。
ノール樹脂層、11は針広葉樹の木部を粉砕した木材チ
ップを繊維化・成型した平板状の部材である。
【0016】以上のように構成されたプリント配線板の
穴加工方法について、図1および図2を用いてその動作
を説明する。
穴加工方法について、図1および図2を用いてその動作
を説明する。
【0017】まず、図1(a)に示すように、紙基材フ
ェノール樹脂積層板、ガラス基材エポキシ樹脂積層板な
どの絶縁基板の片側または両側に、厚さ18〜35μm
の銅はくを貼合わせた銅張積層板や、内層に導体パター
ンを有する多層プリント配線板用の銅張積層板2a,2
b,2cと、板厚0.2mmのアルミニウム板のエント
リ材1と、1.6mm厚のバックアップ材9とを所定の
加工サイズに切断し、バックアップ材9、銅張積層板2
a,2b,2c、エントリ材1の順に重ね合わせ、ガイ
ド穴4を加工し、スタックピン5を挿入する。
ェノール樹脂積層板、ガラス基材エポキシ樹脂積層板な
どの絶縁基板の片側または両側に、厚さ18〜35μm
の銅はくを貼合わせた銅張積層板や、内層に導体パター
ンを有する多層プリント配線板用の銅張積層板2a,2
b,2cと、板厚0.2mmのアルミニウム板のエント
リ材1と、1.6mm厚のバックアップ材9とを所定の
加工サイズに切断し、バックアップ材9、銅張積層板2
a,2b,2c、エントリ材1の順に重ね合わせ、ガイ
ド穴4を加工し、スタックピン5を挿入する。
【0018】この際に用いるバックアップ材9は、図2
に示すように、まず針広葉樹の木材をチップ化し、機械
的に粉砕・繊維化し、次にバインダーとして、繊維量の
数%の油変性レゾール型フェノール樹脂やパラフィンな
どを加え、平板状に整えた後、温度120〜160℃、
圧力10〜40kg/mm2、保持時間20〜50分の
条件で熱プレス機により成型し、成型時の平滑性維持の
ため用いるプレートに成型後の部材11とプレートとの
分離を容易にするために塗布される離型剤の除去やフェ
ノール樹脂との接着性向上のためにサンドブラストやバ
フ研磨などの表面処理を行い、ついでロールコター、デ
ィップ法などの手段により油変性レゾール型フェノール
樹脂層10を数μmから50μm程度の厚さに塗布し、
成型と同様の条件で熱風循環式箱型乾燥機や熱プレス機
により乾燥・硬化させ、製作する。
に示すように、まず針広葉樹の木材をチップ化し、機械
的に粉砕・繊維化し、次にバインダーとして、繊維量の
数%の油変性レゾール型フェノール樹脂やパラフィンな
どを加え、平板状に整えた後、温度120〜160℃、
圧力10〜40kg/mm2、保持時間20〜50分の
条件で熱プレス機により成型し、成型時の平滑性維持の
ため用いるプレートに成型後の部材11とプレートとの
分離を容易にするために塗布される離型剤の除去やフェ
ノール樹脂との接着性向上のためにサンドブラストやバ
フ研磨などの表面処理を行い、ついでロールコター、デ
ィップ法などの手段により油変性レゾール型フェノール
樹脂層10を数μmから50μm程度の厚さに塗布し、
成型と同様の条件で熱風循環式箱型乾燥機や熱プレス機
により乾燥・硬化させ、製作する。
【0019】次に図1(b)に示すように、NCボール
盤の所定位置にスタックピン5を基準にセットし、穴加
工を開始し、ドリル6が回転・下降し、エントリ材1、
銅張積層板2a、2b、2c、バックアップ材9の順に
切削を続け、ドリル6の先端および切刃部分がバックア
ップ材9に充分に到達した時点で下降が停止し、上昇後
、穴加工は終了する。
盤の所定位置にスタックピン5を基準にセットし、穴加
工を開始し、ドリル6が回転・下降し、エントリ材1、
銅張積層板2a、2b、2c、バックアップ材9の順に
切削を続け、ドリル6の先端および切刃部分がバックア
ップ材9に充分に到達した時点で下降が停止し、上昇後
、穴加工は終了する。
【0020】図1(c)に示すように穴加工後の銅張積
層板2cの断面は銅はくのかえり8の発生は全く認めら
れず、またドリルの切刃の摩耗は同数の穴を加工した場
合、従来の方法での約90%のレベルであることも確認
できた。
層板2cの断面は銅はくのかえり8の発生は全く認めら
れず、またドリルの切刃の摩耗は同数の穴を加工した場
合、従来の方法での約90%のレベルであることも確認
できた。
【0021】なお、実施例においてバックアップ材9の
樹脂層10の材質はフェノール樹脂としたが、樹脂層1
0の材質はウレタン樹脂などとしてもよく、またエント
リ材1にアルミニウム板のみを用いたが、アルミニウム
板の替わりやアルミニウム板の下に本発明のバックアッ
プ材9を用いてもよいことは言うまでもない。
樹脂層10の材質はフェノール樹脂としたが、樹脂層1
0の材質はウレタン樹脂などとしてもよく、またエント
リ材1にアルミニウム板のみを用いたが、アルミニウム
板の替わりやアルミニウム板の下に本発明のバックアッ
プ材9を用いてもよいことは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、銅張積層板また
は少なくともその内層に導体パターンを有する銅張積層
板を複数枚重ね合わせて穴加工する際に、ドリル側の銅
張積層板の上にエントリ材を重ね合わせ、銅張積層板の
下に、針広葉樹の木部を粉砕した木材チップを繊維化・
成型するとともに、少なくとも銅張積層板側の片側表面
に樹脂層を塗布・硬化した平板状のバックアップ材を配
設することにより、銅張積層板の銅はくかえりの発生を
完全に抑制し、併せてドリル先端の切刃の摩耗をも抑制
することができ、さらにバックアップ材は建築廃材や間
伐材などの利用も可能であり、プリント配線板の高品質
化や資源の有効活用を図ることができるという、優れた
プリント配線板の穴加工方法を実現できるものである。
は少なくともその内層に導体パターンを有する銅張積層
板を複数枚重ね合わせて穴加工する際に、ドリル側の銅
張積層板の上にエントリ材を重ね合わせ、銅張積層板の
下に、針広葉樹の木部を粉砕した木材チップを繊維化・
成型するとともに、少なくとも銅張積層板側の片側表面
に樹脂層を塗布・硬化した平板状のバックアップ材を配
設することにより、銅張積層板の銅はくかえりの発生を
完全に抑制し、併せてドリル先端の切刃の摩耗をも抑制
することができ、さらにバックアップ材は建築廃材や間
伐材などの利用も可能であり、プリント配線板の高品質
化や資源の有効活用を図ることができるという、優れた
プリント配線板の穴加工方法を実現できるものである。
【図1】本発明の一実施例におけるプリント配線板の穴
加工方法の過程を示す斜視図および断面図
加工方法の過程を示す斜視図および断面図
【図2】本発
明の一実施例におけるプリント配線板の穴加工に用いる
バックアップ材の断面図
明の一実施例におけるプリント配線板の穴加工に用いる
バックアップ材の断面図
【図3】従来のプリント配線板の穴加工方法の過程を示
す斜視図および断面図
す斜視図および断面図
1 エントリ材
2a 銅張積層板
2b 銅張積層板
2c 銅張積層板
9 バックアップ材
10 樹脂層
Claims (2)
- 【請求項1】銅張積層板または少なくともその内層に導
体パターンを有する銅張積層板を複数枚重ね合わせて穴
加工する際に、ドリル側の前記銅張積層板の上にエント
リ材を重ね合わせ、前記銅張積層板の下に、針広葉樹の
木部を粉砕した木材チップを繊維化・成型するとともに
、少なくとも前記銅張積層板側の片側表面に樹脂層を塗
布・硬化した平板状のバックアップ材を配設して穴加工
するプリント配線板の穴加工方法。 - 【請求項2】針広葉樹の木部を粉砕した木材チップを繊
維化・成型し、少なくとも片側表面にフェノール樹脂層
を塗布・硬化させたプリント配線板の穴加工用バックア
ップ材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11984091A JPH04346491A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | プリント配線板の穴加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11984091A JPH04346491A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | プリント配線板の穴加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04346491A true JPH04346491A (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=14771562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11984091A Pending JPH04346491A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | プリント配線板の穴加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04346491A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107350497A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-11-17 | 安徽凯密克企业管理咨询有限公司 | 一种汽车零件的钻孔加工工艺 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP11984091A patent/JPH04346491A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107350497A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-11-17 | 安徽凯密克企业管理咨询有限公司 | 一种汽车零件的钻孔加工工艺 |
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