JPH04346355A - 感光体ドラムの製造方法および装置 - Google Patents
感光体ドラムの製造方法および装置Info
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- JPH04346355A JPH04346355A JP11893591A JP11893591A JPH04346355A JP H04346355 A JPH04346355 A JP H04346355A JP 11893591 A JP11893591 A JP 11893591A JP 11893591 A JP11893591 A JP 11893591A JP H04346355 A JPH04346355 A JP H04346355A
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Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機,レーザプ
リンタなどの電子写真応用機器に組み込まれた感光体ド
ラムの製造方法,および製造装置に関する。
リンタなどの電子写真応用機器に組み込まれた感光体ド
ラムの製造方法,および製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように感光体ドラムは、アルミニ
ュウムなどの金属製円筒形ドラム基体の表面にセレン合
金などの感光体材料を用いた光導電膜を膜付けしたもの
であり、製品特性の安定化を図るためその製造に際して
は高レベルの品質管理が要求される。
ュウムなどの金属製円筒形ドラム基体の表面にセレン合
金などの感光体材料を用いた光導電膜を膜付けしたもの
であり、製品特性の安定化を図るためその製造に際して
は高レベルの品質管理が要求される。
【0003】ここで、従来実施されている感光体ドラム
の製造方法を述べると、光導電膜の膜付けに先立ち、ま
ず金属製の円筒形ドラム基体の表面をトリクロルエチレ
ンなどの有機溶剤,あるいは水溶性洗浄液の中に浸漬し
、ここで超音波振動を加えたり,スポンジでドラム表面
を直接擦るなどしてドラム基体の表面を洗浄し、さらに
洗浄水(純水)でリンスして水切り乾燥させた後に、ド
ラム基体の表面に感光体材料の塗液を浸漬法,スプレー
法などによりコーティングして光導電膜を形成するよう
にしている。
の製造方法を述べると、光導電膜の膜付けに先立ち、ま
ず金属製の円筒形ドラム基体の表面をトリクロルエチレ
ンなどの有機溶剤,あるいは水溶性洗浄液の中に浸漬し
、ここで超音波振動を加えたり,スポンジでドラム表面
を直接擦るなどしてドラム基体の表面を洗浄し、さらに
洗浄水(純水)でリンスして水切り乾燥させた後に、ド
ラム基体の表面に感光体材料の塗液を浸漬法,スプレー
法などによりコーティングして光導電膜を形成するよう
にしている。
【0004】また、前記した洗浄工程後の水切り乾燥の
方法として、従来ではフロン113(商品名)を使用し
ていたが、地球環境の破壊防止の観点からフロンの代替
品としてイソプロピルアルコールなどを使用する試みが
なされている。しかしこのような薬剤は廃液処理の面で
難点がある。そこで、最近の傾向として洗浄後にドラム
基体を40〜70℃程度の温純水に浸漬し、しかる後に
微速度でドラム基体を水中から徐々に引き上げ、この過
程で水の表面張力を利用して水切り乾燥させる方法が採
用されるようになっている。
方法として、従来ではフロン113(商品名)を使用し
ていたが、地球環境の破壊防止の観点からフロンの代替
品としてイソプロピルアルコールなどを使用する試みが
なされている。しかしこのような薬剤は廃液処理の面で
難点がある。そこで、最近の傾向として洗浄後にドラム
基体を40〜70℃程度の温純水に浸漬し、しかる後に
微速度でドラム基体を水中から徐々に引き上げ、この過
程で水の表面張力を利用して水切り乾燥させる方法が採
用されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の製造方法では、ドラム基体の洗浄工程,水切り乾燥
工程,感光体材料の塗布工程がそれぞれ製造ライン上で
独立していることから、ワーク(ドラム基体)をこれら
各工程の間で搬送し、さらに各工程では搬送ラインとの
間でワークをハンドリングする必要があるなど、作業が
厄介である。また、洗浄工程,水切り乾燥工程ではワー
クを洗浄液,洗浄水に浸漬させるために、長尺の感光体
ドラムを収容する大容量の洗浄槽,リンス槽などが必要
となり、製造設備が大形化する。さらに加えて、温純水
中からワークを微速引き上げして水切り乾燥する方法で
は、ワークが長尺であると上部と下部とでは温純水中に
浸っている時間に大きな差が生じてワークの表面状態を
変えてしまうおそれがある他、水切り乾燥工程に長い時
間を必要とするために他の工程との間でのタクトがとれ
ず、工程間でワークの滞留が生じる工程管理上の問題も
ある。
来の製造方法では、ドラム基体の洗浄工程,水切り乾燥
工程,感光体材料の塗布工程がそれぞれ製造ライン上で
独立していることから、ワーク(ドラム基体)をこれら
各工程の間で搬送し、さらに各工程では搬送ラインとの
間でワークをハンドリングする必要があるなど、作業が
厄介である。また、洗浄工程,水切り乾燥工程ではワー
クを洗浄液,洗浄水に浸漬させるために、長尺の感光体
ドラムを収容する大容量の洗浄槽,リンス槽などが必要
となり、製造設備が大形化する。さらに加えて、温純水
中からワークを微速引き上げして水切り乾燥する方法で
は、ワークが長尺であると上部と下部とでは温純水中に
浸っている時間に大きな差が生じてワークの表面状態を
変えてしまうおそれがある他、水切り乾燥工程に長い時
間を必要とするために他の工程との間でのタクトがとれ
ず、工程間でワークの滞留が生じる工程管理上の問題も
ある。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、従来の製造プロセスによる工程,設備面での難
点を解消し、ドラム基体の洗浄から感光体の膜付けまで
の各工程を同一箇所で連続して行って製造設備の省スペ
ース化、並びに生産性の向上,省力化が図れるようにし
た感光体ドラムの製造方法、およびその実施ち使用する
製造装置を提供することを目的とする。
であり、従来の製造プロセスによる工程,設備面での難
点を解消し、ドラム基体の洗浄から感光体の膜付けまで
の各工程を同一箇所で連続して行って製造設備の省スペ
ース化、並びに生産性の向上,省力化が図れるようにし
た感光体ドラムの製造方法、およびその実施ち使用する
製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の製造方法は、ドラム基体を水平姿勢に保持
して軸の回りに回転させ、この状態でドラム基体の表面
に洗浄液のブラッシング, 洗浄水のシャワーリングを
行う洗浄工程と、洗浄後にドラム基体の内腔,表面に熱
風をブローイングする水切り乾燥工程と、感光体材料の
塗液をドラム基体の表面にコーティングする塗布工程と
、感光体材料の塗布後にドラム基体の内腔,表面に熱風
をブローインクする塗布膜の乾燥, 焼付工程からなる
一連の工程を連続的に行って感光体ドラムに仕上げるも
のとする。
に、本発明の製造方法は、ドラム基体を水平姿勢に保持
して軸の回りに回転させ、この状態でドラム基体の表面
に洗浄液のブラッシング, 洗浄水のシャワーリングを
行う洗浄工程と、洗浄後にドラム基体の内腔,表面に熱
風をブローイングする水切り乾燥工程と、感光体材料の
塗液をドラム基体の表面にコーティングする塗布工程と
、感光体材料の塗布後にドラム基体の内腔,表面に熱風
をブローインクする塗布膜の乾燥, 焼付工程からなる
一連の工程を連続的に行って感光体ドラムに仕上げるも
のとする。
【0008】一方、前記製造方法を実施するための本発
明の製造装置は、ドラム基体を左右から水平姿勢にチャ
ッキングして回転駆動する回転式支持手段と、該支持手
段を介してドラム基体の内腔に熱風を送り込む第1の熱
風ブローイング手段と、ドラム基体を取り囲んでその周
域に分散配備した洗浄液供給手段、洗浄液を含ましてド
ラム基体の周面を擦るブラッシング手段、洗浄水をドラ
ム基体の周面にシャワーリングする洗浄水供給手段、感
光体材料の塗液をドラム基体の周面に吹付ける塗液コー
ティング手段、熱風をドラム基体の表面に送気する第2
の熱風ブローイング手段とを具備して構成するものとす
る。
明の製造装置は、ドラム基体を左右から水平姿勢にチャ
ッキングして回転駆動する回転式支持手段と、該支持手
段を介してドラム基体の内腔に熱風を送り込む第1の熱
風ブローイング手段と、ドラム基体を取り囲んでその周
域に分散配備した洗浄液供給手段、洗浄液を含ましてド
ラム基体の周面を擦るブラッシング手段、洗浄水をドラ
ム基体の周面にシャワーリングする洗浄水供給手段、感
光体材料の塗液をドラム基体の周面に吹付ける塗液コー
ティング手段、熱風をドラム基体の表面に送気する第2
の熱風ブローイング手段とを具備して構成するものとす
る。
【0009】また、前記の製造装置において、各工程を
合理的に進めるためには、ドラム基体の周域に分散配備
した各種手段を製造工程の進行に合わせて待機位置から
前進,後退移動するように配備するのがよい。
合理的に進めるためには、ドラム基体の周域に分散配備
した各種手段を製造工程の進行に合わせて待機位置から
前進,後退移動するように配備するのがよい。
【0010】
【作用】上記において、製造ラインに受け入れたドラム
基体は、オートハンドなどの操作で1個ずつ水平姿勢に
して支持手段の間にチャッキングされ、続いて軸の回り
に回転しながら次記の製造工程に移る。最初の洗浄工程
ではブラッシング手段,洗浄水供給手段が待機位置から
ドラム基体の周面近傍まで迫り出し、ここで洗浄液を含
ましたスポンジでドラム基体の表面を擦り、さらに洗浄
水をシャワーリングして洗浄する。なお、この場合にド
ラム基体の内腔に熱風をブローイングして洗浄に適した
温度に制御することができる。続いて洗浄仕上げ工程に
移り、ブラッシング手段が後退するとともに熱風ブロー
イング手段が迫り出す。そしてドラム基体の表面に温純
水をシャワーリングした後、さらにドラム基体の内外に
熱風をブローイングして水切り乾燥を行う。洗浄,乾燥
が済むと、次に感光体の塗布工程に移る。この塗布工程
では、まずドラム基体に熱風をブローイングして塗液の
コーティングに適した表面温度に予熱し、続いて塗液コ
ーティング手段が迫り出してドラム基体の表面に感光体
の塗液をスプレーする。塗液のコーティングが済むとコ
ーティング手段が後退し、再び熱風ブローイング手段に
よりドラム基体を加熱して塗布膜を乾燥,焼付けし、こ
れにより感光体ドラムが完成する。
基体は、オートハンドなどの操作で1個ずつ水平姿勢に
して支持手段の間にチャッキングされ、続いて軸の回り
に回転しながら次記の製造工程に移る。最初の洗浄工程
ではブラッシング手段,洗浄水供給手段が待機位置から
ドラム基体の周面近傍まで迫り出し、ここで洗浄液を含
ましたスポンジでドラム基体の表面を擦り、さらに洗浄
水をシャワーリングして洗浄する。なお、この場合にド
ラム基体の内腔に熱風をブローイングして洗浄に適した
温度に制御することができる。続いて洗浄仕上げ工程に
移り、ブラッシング手段が後退するとともに熱風ブロー
イング手段が迫り出す。そしてドラム基体の表面に温純
水をシャワーリングした後、さらにドラム基体の内外に
熱風をブローイングして水切り乾燥を行う。洗浄,乾燥
が済むと、次に感光体の塗布工程に移る。この塗布工程
では、まずドラム基体に熱風をブローイングして塗液の
コーティングに適した表面温度に予熱し、続いて塗液コ
ーティング手段が迫り出してドラム基体の表面に感光体
の塗液をスプレーする。塗液のコーティングが済むとコ
ーティング手段が後退し、再び熱風ブローイング手段に
よりドラム基体を加熱して塗布膜を乾燥,焼付けし、こ
れにより感光体ドラムが完成する。
【0011】なお、前記した製造用の各種手段のほかに
、同じ場所に帯電器,露光装置,表面電気測定プローブ
,除電光源などからなる試験装置を備えておくことによ
り、完成した感光体ドラムをチャックングしたまま、引
続きその場で感光体特性の評価試験を行うことができる
。
、同じ場所に帯電器,露光装置,表面電気測定プローブ
,除電光源などからなる試験装置を備えておくことによ
り、完成した感光体ドラムをチャックングしたまま、引
続きその場で感光体特性の評価試験を行うことができる
。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、図1,図2は製造装置の構成配置図、図3〜
図7は各工程の動作説明図である。まず図1において、
1はドラム基体、2はドラム基体1を水平姿勢に支持す
る回転式チャッキングユニット(ドラム基体の支持手段
)、3はドラム基体1の内腔に熱風を送り込む熱風ブロ
ーイングユニット(第1の熱風ブローイング手段)、4
は洗浄液供給ユニット(洗浄液供給手段)、5は洗浄液
を含ませてドラム基体1の表面を擦るブラッシングユニ
ット(ブラッシング手段)、6は清浄水供給ユニット(
洗浄水供給手段)、7は熱風ブローイングユニット(第
2の熱風ブローイング手段)、8はドラム基体1の表面
に感光体材料の塗液をコーティングする塗液コーティン
グユニット(感光体材料の塗液コーティング手段)であ
り、前記各ユニットのうち、ユニット4〜7はチャッキ
ングユニット2に保持したドラム基体1の周域に分散配
備されており、かつ後述のように工程の進行に合わせて
待機位置からドラム基体1の近くに迫り出すように前進
,後退移動する。
る。なお、図1,図2は製造装置の構成配置図、図3〜
図7は各工程の動作説明図である。まず図1において、
1はドラム基体、2はドラム基体1を水平姿勢に支持す
る回転式チャッキングユニット(ドラム基体の支持手段
)、3はドラム基体1の内腔に熱風を送り込む熱風ブロ
ーイングユニット(第1の熱風ブローイング手段)、4
は洗浄液供給ユニット(洗浄液供給手段)、5は洗浄液
を含ませてドラム基体1の表面を擦るブラッシングユニ
ット(ブラッシング手段)、6は清浄水供給ユニット(
洗浄水供給手段)、7は熱風ブローイングユニット(第
2の熱風ブローイング手段)、8はドラム基体1の表面
に感光体材料の塗液をコーティングする塗液コーティン
グユニット(感光体材料の塗液コーティング手段)であ
り、前記各ユニットのうち、ユニット4〜7はチャッキ
ングユニット2に保持したドラム基体1の周域に分散配
備されており、かつ後述のように工程の進行に合わせて
待機位置からドラム基体1の近くに迫り出すように前進
,後退移動する。
【0013】次に、前記した各ユニットの個々の構造を
図2で説明する。まず、チャッキングユニット2は、ド
ラム基体1を水平姿勢で両端から挟持する左右一対の回
転式チャック21,22と、該チャックに連結してドラ
ム基体1を軸の回りに回転駆動するモータ23との組合
わせからなる。ここで、チャック21,22は軸方向に
通風孔を開口した中空体であり、その一方側に接続した
熱風ブローイングユニット3からドラム基体1の内腔に
熱風を送り込むようになっている。なお、24はドラム
基体1の内腔に流す熱風の流量を調節する弁である。ま
た、熱風ブローイングユニット3は送風機31と、ヒー
タ32を組合わせたもので、送気管33を介して前記チ
ャック22に接続される。
図2で説明する。まず、チャッキングユニット2は、ド
ラム基体1を水平姿勢で両端から挟持する左右一対の回
転式チャック21,22と、該チャックに連結してドラ
ム基体1を軸の回りに回転駆動するモータ23との組合
わせからなる。ここで、チャック21,22は軸方向に
通風孔を開口した中空体であり、その一方側に接続した
熱風ブローイングユニット3からドラム基体1の内腔に
熱風を送り込むようになっている。なお、24はドラム
基体1の内腔に流す熱風の流量を調節する弁である。ま
た、熱風ブローイングユニット3は送風機31と、ヒー
タ32を組合わせたもので、送気管33を介して前記チ
ャック22に接続される。
【0014】一方、ドラム基体1の周域に配備した洗浄
液供給ユニット4は、洗浄液タンク41と、送液ポンプ
42と、ドラム基体1の表面に向けて長手方向に配管し
たスプレーノズル43とからなり、スプレーノズル43
の前方にはブラッシングユニット5が位置している。こ
のブラッシングユニット5は、モータ51で回転駆動さ
れる2本の回転軸上にドラム基体1の表面を擦るスポン
ジ52を取付けてなる。また、洗浄水供給ユニット6は
温純水タンク61と、送水ポンプ62と、フィルタ63
と、ドラム基体1の表面に向けて長手方向に配管したス
プレーノズル64との組合わせからなる。また、熱風ブ
ローイングユニット7は送風機71と、ヒータ72と、
ドラム基体1の表面に向けて開口したHEPAフィルタ
内蔵の熱風吹出フード73とからなる。さらに、塗液コ
ーティングユニット8は、塗液タンク81と、送液ポン
プ82と、支持ガイド83に沿ってドラム基体1の長手
方向に移動するスプレーノズル84とからなり、スプレ
ーノズル84が配管85を介して送液ポンプ82に接続
されている。
液供給ユニット4は、洗浄液タンク41と、送液ポンプ
42と、ドラム基体1の表面に向けて長手方向に配管し
たスプレーノズル43とからなり、スプレーノズル43
の前方にはブラッシングユニット5が位置している。こ
のブラッシングユニット5は、モータ51で回転駆動さ
れる2本の回転軸上にドラム基体1の表面を擦るスポン
ジ52を取付けてなる。また、洗浄水供給ユニット6は
温純水タンク61と、送水ポンプ62と、フィルタ63
と、ドラム基体1の表面に向けて長手方向に配管したス
プレーノズル64との組合わせからなる。また、熱風ブ
ローイングユニット7は送風機71と、ヒータ72と、
ドラム基体1の表面に向けて開口したHEPAフィルタ
内蔵の熱風吹出フード73とからなる。さらに、塗液コ
ーティングユニット8は、塗液タンク81と、送液ポン
プ82と、支持ガイド83に沿ってドラム基体1の長手
方向に移動するスプレーノズル84とからなり、スプレ
ーノズル84が配管85を介して送液ポンプ82に接続
されている。
【0015】次に上記構成による感光体ドラムの製造方
法を説明する。まず、ドラム基体1を図2で示すように
チャッキングユニット2へ水平姿勢に取付け、モータ2
3の駆動で軸の回りに回転させる。この状態で、まず図
3のように洗浄液供給ユニット4,ブラッシングユニッ
ト5,および洗浄水供給ユニット6が待機位置からドラ
ム基体1に向けて迫り出し、ここで洗浄液を供給しなが
らスポンジ52でドラム基体1の表面を擦って洗浄する
。また、この洗浄工程では洗浄仕上げに洗浄水をドラム
基体1にシャワーリングしてその表面を清浄にする。 洗浄が済むと、続いて水切り乾燥工程に移り、図4で示
すようにユニット4〜6が後退し、代わりに熱風ブロー
イングユニット7が迫り出す。そして熱風をドラム基体
1の表面に吹付けるとともに、別な熱風ブローイングユ
ニット3(図1,図2参照)からドラム内腔に熱風を吹
き込み、ドラム表面に残っている水滴を加熱乾燥させる
。
法を説明する。まず、ドラム基体1を図2で示すように
チャッキングユニット2へ水平姿勢に取付け、モータ2
3の駆動で軸の回りに回転させる。この状態で、まず図
3のように洗浄液供給ユニット4,ブラッシングユニッ
ト5,および洗浄水供給ユニット6が待機位置からドラ
ム基体1に向けて迫り出し、ここで洗浄液を供給しなが
らスポンジ52でドラム基体1の表面を擦って洗浄する
。また、この洗浄工程では洗浄仕上げに洗浄水をドラム
基体1にシャワーリングしてその表面を清浄にする。 洗浄が済むと、続いて水切り乾燥工程に移り、図4で示
すようにユニット4〜6が後退し、代わりに熱風ブロー
イングユニット7が迫り出す。そして熱風をドラム基体
1の表面に吹付けるとともに、別な熱風ブローイングユ
ニット3(図1,図2参照)からドラム内腔に熱風を吹
き込み、ドラム表面に残っている水滴を加熱乾燥させる
。
【0016】前記の洗浄,乾燥工程が済むと、続いて感
光体材料の塗布工程に移る。ここで、まず図5のように
ドラム基体1に熱風をブローイングして表面温度をコー
ティングに適した温度に均一予熱する。次ぎに図6のよ
うに塗液コーティングユニット8のスプレーノズル84
がドラム基体1の近傍まで迫り出し、ガイド83に沿っ
て移動しながら感光体材料の塗液をドラム基体の表面に
スプレーする。そしてコーティングが済むと、図7のよ
うに熱風ブローイングユニット7が再び迫り出し、別な
熱風ブローイングユニット3と併せてドラム基体1に内
外から熱風をブローイングし、塗布膜を乾燥,焼付ける
。これで一連の製造工程が終了し、表面に光導電膜を膜
付けした感光体ドラムが完成する。なお、塗液のコーテ
ィング手段として、図示例のスプレーノズルを使う代わ
りに、ドラム基体1を回転させながらその表面を塗液に
浸してコーティングすることもできる。
光体材料の塗布工程に移る。ここで、まず図5のように
ドラム基体1に熱風をブローイングして表面温度をコー
ティングに適した温度に均一予熱する。次ぎに図6のよ
うに塗液コーティングユニット8のスプレーノズル84
がドラム基体1の近傍まで迫り出し、ガイド83に沿っ
て移動しながら感光体材料の塗液をドラム基体の表面に
スプレーする。そしてコーティングが済むと、図7のよ
うに熱風ブローイングユニット7が再び迫り出し、別な
熱風ブローイングユニット3と併せてドラム基体1に内
外から熱風をブローイングし、塗布膜を乾燥,焼付ける
。これで一連の製造工程が終了し、表面に光導電膜を膜
付けした感光体ドラムが完成する。なお、塗液のコーテ
ィング手段として、図示例のスプレーノズルを使う代わ
りに、ドラム基体1を回転させながらその表面を塗液に
浸してコーティングすることもできる。
【0017】上記のようにした製作された感光体ドラム
は、ドラム基体1をチャッキングユニット2から取り外
して別な検査,試験ラインに特性評価を行うか、あるい
はチャッキングユニット2に保持したまま、その周域に
あらかじめ装備して置いた帯電器,露光装置,表面電位
測定プローブ,除電光源などからなる試験装置を迫り出
して感光体特性の評価試験を行うことができる。特に後
者の方法を採用することにより、感光体ドラムの搬送,
ハンドリングの必要なしに製造から特性試験までの各作
業を同じ場所で一貫して行い、同時に製品の良否判定も
行うことができる。
は、ドラム基体1をチャッキングユニット2から取り外
して別な検査,試験ラインに特性評価を行うか、あるい
はチャッキングユニット2に保持したまま、その周域に
あらかじめ装備して置いた帯電器,露光装置,表面電位
測定プローブ,除電光源などからなる試験装置を迫り出
して感光体特性の評価試験を行うことができる。特に後
者の方法を採用することにより、感光体ドラムの搬送,
ハンドリングの必要なしに製造から特性試験までの各作
業を同じ場所で一貫して行い、同時に製品の良否判定も
行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ドラ
ム基体の洗浄,乾燥、および感光体塗液のコーティング
,焼付までの製造工程、さらには完成製品の特性試験を
同じ場所で一貫して行うことができる。しかもワークと
してのドラム基体は横置姿勢にチャッキングして回転す
るだけであり、途中でドラム基体のハンドリング,移送
の必要なしに各工程を連続して進めることができ、これ
により従来の製造プロセスと比べて設備の大幅な省スペ
ース,省力化、並びに生産性の向上が図れる。
ム基体の洗浄,乾燥、および感光体塗液のコーティング
,焼付までの製造工程、さらには完成製品の特性試験を
同じ場所で一貫して行うことができる。しかもワークと
してのドラム基体は横置姿勢にチャッキングして回転す
るだけであり、途中でドラム基体のハンドリング,移送
の必要なしに各工程を連続して進めることができ、これ
により従来の製造プロセスと比べて設備の大幅な省スペ
ース,省力化、並びに生産性の向上が図れる。
【図1】本発明の実施例による製造装置の構成配置図
【
図2】図1の構成展開図
図2】図1の構成展開図
【図3】ドラム基体の洗浄工程図
【図4】ドラム基体の水切り乾燥工程図
【図5】塗液コ
ーティング前に行うドラム基体の予熱工程図
ーティング前に行うドラム基体の予熱工程図
【図6】ドラム基体に対する塗液コーティング工程図
【
図7】塗布膜の乾燥,焼付工程図
図7】塗布膜の乾燥,焼付工程図
1 ドラム基体
2 チャッキングユニット
3 熱風ブローイングユニット
4 洗浄液供給ユニット
5 ブラッシングユニット
6 洗浄水供給ユニット
7 熱風ブローイングユニット
8 塗液コーティングユニット
Claims (3)
- 【請求項1】円筒形ドラム基体の表面に光導電膜を膜付
けしてなる感光体ドラムの製造方法であって、ドラム基
体を水平姿勢に保持して軸の回りに回転させ、この状態
でドラム基体の表面に洗浄液のブラッシング, 洗浄水
のシャワーリングを行う洗浄工程と、洗浄後にドラム基
体の内腔,表面に熱風をブローイングする水切り乾燥工
程と、感光体材料の塗液をドラム基体の表面にコーティ
ングする塗布工程と、感光体材料の塗布後にドラム基体
の内腔,表面に熱風をブローインクする塗布膜の乾燥,
焼付工程からなる一連の工程を連続的に行って感光体
ドラムに仕上げることを特徴とする感光体ドラムの製造
方法。 - 【請求項2】請求項1記載の製造方法の実施に使用する
感光体ドラムの製造装置であって、ドラム基体を左右か
ら水平姿勢にチャッキングして回転駆動する回転式支持
手段と、該支持手段を介してドラム基体の内腔に熱風を
送り込む第1の熱風ブローイング手段と、ドラム基体を
取り囲んでその周域に分散配備した洗浄液供給手段、洗
浄液を含ましてドラム基体の周面を擦るブラッシング手
段、洗浄水をドラム基体の周面にシャワーリングする洗
浄水供給手段、感光体材料の塗液をドラム基体の周面に
吹付ける塗液コーティング手段、熱風をドラム基体の表
面に送気する第2の熱風ブローイング手段とを具備して
なることを特徴とする感光体ドラムの製造装置。 - 【請求項3】請求項2記載の製造装置において、ドラム
基体の周域に分散配備した各種手段が、製造工程の進行
に合わせて待機位置から前進,後退移動するよう配備し
たことを特徴とする感光体ドラムの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11893591A JPH04346355A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 感光体ドラムの製造方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11893591A JPH04346355A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 感光体ドラムの製造方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04346355A true JPH04346355A (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=14748870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11893591A Pending JPH04346355A (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 感光体ドラムの製造方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04346355A (ja) |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP11893591A patent/JPH04346355A/ja active Pending
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