JPH0434623B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0434623B2 JPH0434623B2 JP61010725A JP1072586A JPH0434623B2 JP H0434623 B2 JPH0434623 B2 JP H0434623B2 JP 61010725 A JP61010725 A JP 61010725A JP 1072586 A JP1072586 A JP 1072586A JP H0434623 B2 JPH0434623 B2 JP H0434623B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered
- mns
- iron powder
- ring material
- powder particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims description 9
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H7/00—Spinning or twisting arrangements
- D01H7/02—Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
- D01H7/52—Ring-and-traveller arrangements
- D01H7/60—Rings or travellers; Manufacture thereof not otherwise provided for ; Cleaning means for rings
- D01H7/602—Rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はリングの耐摩耗性を向上し、かつ被削
性の良好な紡機用焼結リング素材の製造方法に関
するものである。
性の良好な紡機用焼結リング素材の製造方法に関
するものである。
従来の技術
従来、紡機用焼結リングの最も大きな問題はト
ラペラの摩擦により鉄粉粒子が剥離脱落する剥離
摩耗現象が挙げられる。
ラペラの摩擦により鉄粉粒子が剥離脱落する剥離
摩耗現象が挙げられる。
この剥離摩耗は鉄粉粒子間の結合力の弱さに起
因しており、鉄粉粒子間の結合力を増強するため
にMoS、Mnを同時に含有させた紡機用焼結リン
グ材が考えられている。
因しており、鉄粉粒子間の結合力を増強するため
にMoS、Mnを同時に含有させた紡機用焼結リン
グ材が考えられている。
（特公昭54−29968号公報）
この場合はMnの脱硫効果により鉄粉粒子間に
存在するFeSを脱硫することによりMnSを非金属
介在物として存在させ、チツプ効果を高めて被削
性を良好にせんとしている。
存在するFeSを脱硫することによりMnSを非金属
介在物として存在させ、チツプ効果を高めて被削
性を良好にせんとしている。
発明が解決しようとする問題点
しかし、MnSは焼結時に化合して形成される
ため、Ｓが高温で抜けてしまつて、丸味の乏しい
気孔形状となり、切欠き効果によつて強度が低下
しやすい。しかも、焼結時に化合されるとMnS
は偏析されやすく、巣ができやすくなつて強度が
低下するという問題点がある。
ため、Ｓが高温で抜けてしまつて、丸味の乏しい
気孔形状となり、切欠き効果によつて強度が低下
しやすい。しかも、焼結時に化合されるとMnS
は偏析されやすく、巣ができやすくなつて強度が
低下するという問題点がある。
問題点を解決するための手段
本発明は上記問題点を解決するためになされた
ものであり、焼結鉄粉に添加元素としてMoS2を
0.6〜1.0％、MnSを0.3〜0.6％を添加混粉して加
圧成形し、焼結炉において1100℃以上で加熱する
ことにより、密度が5.8〜6.8ｇ／cm3の焼結リング
素材を提供せんとするものである。
ものであり、焼結鉄粉に添加元素としてMoS2を
0.6〜1.0％、MnSを0.3〜0.6％を添加混粉して加
圧成形し、焼結炉において1100℃以上で加熱する
ことにより、密度が5.8〜6.8ｇ／cm3の焼結リング
素材を提供せんとするものである。
作 用
焼結鉄粉にMoS2を添加した場合、焼結工程に
おいて極めて活性化された状態で焼結され、鉄粉
粒子間の結合力は増強される。
おいて極めて活性化された状態で焼結され、鉄粉
粒子間の結合力は増強される。
しかも、空孔の断面は丸味を持ち、鉄粉粒子同
士の結合面積が大きくなつて、鉄粉粒子間の結合
力は更に増大される。
士の結合面積が大きくなつて、鉄粉粒子間の結合
力は更に増大される。
そして、焼結鉄粉にMnSを添加した場合、
MnSは高温でも化合物として安定しているため、
焼結後もMnSの形で焼結体中に残留し、チツプ
効果が良好で、被削性の極めて良い焼結素材が得
られる。
MnSは高温でも化合物として安定しているため、
焼結後もMnSの形で焼結体中に残留し、チツプ
効果が良好で、被削性の極めて良い焼結素材が得
られる。
しかも、MnSを添加することによつて表面処
理を施した場合、リング表面に細い気孔が均一に
形成され、表面性状も安定し、浸油性を大巾に向
上できる。
理を施した場合、リング表面に細い気孔が均一に
形成され、表面性状も安定し、浸油性を大巾に向
上できる。
実施例
鉱石還元鉄粉にMoS2を0.8％、MnSを0.4％添
加混粉して加圧成形し、焼結炉において1100℃以
上で加熱して、密度が6.45ｇ／cm3の円筒状の焼結
リング素材を形成する。
加混粉して加圧成形し、焼結炉において1100℃以
上で加熱して、密度が6.45ｇ／cm3の円筒状の焼結
リング素材を形成する。
尚、上記実施例においてMoS2を0.8％とした
が、0.6％〜1.0％の範囲で添加してもよく、0.6％
未満では焼結の活性化が進まず、結合力が低下
し、また1.0％を超えた場合はＳが残留して介在
物として残り、疲労クラツク発生の原因となり、
強度が低下する。
が、0.6％〜1.0％の範囲で添加してもよく、0.6％
未満では焼結の活性化が進まず、結合力が低下
し、また1.0％を超えた場合はＳが残留して介在
物として残り、疲労クラツク発生の原因となり、
強度が低下する。
また、MnSを0.4％としたが、0.3％〜0.5％の範
囲で添加してもよく、0.3％未満ではチツプ効果
が出ず、0.5％を超えるとＳが残留して強度の低
下につながる。
囲で添加してもよく、0.3％未満ではチツプ効果
が出ず、0.5％を超えるとＳが残留して強度の低
下につながる。
さらに、密度が5.8ｇ／cm3未満であると強度的
に弱く、6.8ｇ／cm3を超えると浸油性が悪くなり、
トラベラ焼け、トラベラ飛散の原因となる。
に弱く、6.8ｇ／cm3を超えると浸油性が悪くなり、
トラベラ焼け、トラベラ飛散の原因となる。
発明の効果
本発明の紡機用焼結リング素材の製造方法によ
れば、活性化された状態で焼結されるため、丸味
のある空孔形状が得られ、鉄粉粒子間の結合力が
高められ、紡機用リングとしての耐摩耗性が大巾
に向上する。
れば、活性化された状態で焼結されるため、丸味
のある空孔形状が得られ、鉄粉粒子間の結合力が
高められ、紡機用リングとしての耐摩耗性が大巾
に向上する。
また、MnSを添加することによつて、上記空
孔の丸味を阻害せずに被削性が良好となり、チツ
プ効果が向上する。
孔の丸味を阻害せずに被削性が良好となり、チツ
プ効果が向上する。
したがつて、本発明により得られた焼結リング
素材を用いて焼結リングを形成すれば、疲労破壊
が少なくなり、浸油性が大巾に向上するだけでな
く、通気性のバラツキも非常に少なくなり、品質
の安定したリングが得られるという効果の大きい
発明である。
素材を用いて焼結リングを形成すれば、疲労破壊
が少なくなり、浸油性が大巾に向上するだけでな
く、通気性のバラツキも非常に少なくなり、品質
の安定したリングが得られるという効果の大きい
発明である。
Claims (1)
- １ 焼結鉄粉に添加元素としてMoS2を0.6〜1.0
％、MnSを0.3〜0.5％添加混粉して加圧成形し、
焼結炉において1100℃以上で加熱することにより
密度が5.8〜6.8ｇ／cm3の焼結リング素材を得るこ
とを特徴とする紡機用焼結リング素材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1072586A JPS62167845A (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | 紡機用焼結リング素材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1072586A JPS62167845A (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | 紡機用焼結リング素材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62167845A JPS62167845A (ja) | 1987-07-24 |
| JPH0434623B2 true JPH0434623B2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=11758267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1072586A Granted JPS62167845A (ja) | 1986-01-20 | 1986-01-20 | 紡機用焼結リング素材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62167845A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100437643B1 (ko) * | 2001-11-30 | 2004-06-30 | 가야에이엠에이 주식회사 | 소결제품 제조시 첨가되는 복합 황화망간의 조성물 |
| JP2006242224A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Ntn Tokushu Gokin Kk | 焼結金属製軸受 |
| JP5310074B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2013-10-09 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 自動車の高強度焼結部品用の鉄基粉末混合物 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5429968A (en) * | 1977-08-10 | 1979-03-06 | Hitachi Ltd | Manufacture of semiconductor device |
| JPS59185761A (ja) * | 1983-04-04 | 1984-10-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 快削性高強度焼結鋼およびその製造法 |
-
1986
- 1986-01-20 JP JP1072586A patent/JPS62167845A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5429968A (en) * | 1977-08-10 | 1979-03-06 | Hitachi Ltd | Manufacture of semiconductor device |
| JPS59185761A (ja) * | 1983-04-04 | 1984-10-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 快削性高強度焼結鋼およびその製造法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62167845A (ja) | 1987-07-24 |
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Legal Events
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