JPH04345781A - 電線圧縮接続部における鋼材端部検査装置 - Google Patents

電線圧縮接続部における鋼材端部検査装置

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JPH04345781A
JPH04345781A JP14656091A JP14656091A JPH04345781A JP H04345781 A JPH04345781 A JP H04345781A JP 14656091 A JP14656091 A JP 14656091A JP 14656091 A JP14656091 A JP 14656091A JP H04345781 A JPH04345781 A JP H04345781A
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悟 勝又
Hideaki Kikuchi
秀昭 菊地
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Asahi Electronics Co Ltd
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ASAHI DENKI KK
Asahi Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非磁性体からなる電線
圧縮接続部に挿入された鋼心アルミ撚線の圧縮接続のよ
うに、電線圧縮接続部内部の鋼材端部位置を検査するた
めの電線圧縮接続部における鋼材端部検査装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、鋼心アルミ撚線10を圧縮形
引留クランプ12のジャンパー線としてジャンパーソケ
ット14の電線圧縮接続部16に挿入して圧縮接続した
一部切り欠き側面図である。かかる構成において、ジャ
ンパーソケット14の電線圧縮接続部16への鋼心アル
ミ撚線10の挿入長さが適正でなければならない。そこ
で、従来にあっては、特公昭60−34790号公報で
示されたような技術で電線圧縮接続部16へ挿入された
鋼心アルミ撚線10の鋼材端部位置の検査が行なわれて
いた。すなわち、鋼心アルミ撚線10が挿入された電線
圧縮接続部16のアルミスリーブを挟んで永久磁石と磁
針を対向させて配置し、これらを電線圧縮接続部16に
沿って長さ方向に移動走査させ、鋼心の有無による磁気
シールド効果(または磁気抵抗)の変化で磁針の針が大
きく振れることから、鋼心アルミ撚線10の端部位置を
検出する。また、他の方法は、予め電線圧縮接続部16
に沿って強磁界を発生させる永久磁石を移動させて鋼心
アルミ撚線10の鋼心を着磁させ、この着磁させた鋼心
から放射される磁界強度の変化を磁界強度検出器で検査
し、磁界強度の急激な変化から鋼心アルミ撚線10の鋼
心の端部位置を検出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
の検出方法にあっては、磁針または磁界強度検出器を電
線圧縮接続部16に沿って移動走査させたときに、磁針
の針が大きく変化しまたは磁界強度検出器の検出量が大
幅に変化した位置を、精度よく判別することができない
。このために、鋼心アルミ撚線10の電線圧縮接続部1
6への挿入長さが適正であるか否かが判別しにくいとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、上述した従来の検出方法の事情
に鑑みてなされたもので、鋼材端部が電線圧縮接続部の
適正範囲内の位置にあるか否かが容易に判別することの
できる電線圧縮接続部における鋼材端部検査装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の電線圧縮接続部における鋼材端部検査装
置は、電線を挿入して圧縮接続する非磁性体からなる電
線圧縮接続部をコ字状またはC字状に囲み前記電線圧縮
接続部の長さ方向に移動走査自在な保持部材と、この保
持部材に前記電線圧縮接続部に向けて設けられた磁界強
度測定手段と、前記電線圧縮接続部を挟んで前記磁界強
度測定手段に対向する前記保持部材の位置に配設される
とともに前記磁界強度測定手段に向けて磁束を放射する
磁気発生手段と、前記保持部材の前記電線圧縮接続部の
長さ方向の移動走査長さを検出する移動長さ測定手段と
、この移動長さ測定手段により検出される単位長さ毎に
前記磁界強度測定手段で検出される磁界強度をサンプリ
ングするサンプリング手段と、前記移動長さ測定手段に
より検出される単位長さの計数値を位置データとし、こ
れと対応させて前記サンプリング手段から出力される磁
気データを記憶手段に記憶させる中央演算手段と、前記
位置データをX軸にとり前記磁気データをY軸にとって
グラフ表示するグラフ表示手段と、前記グラフ表示に対
応させて前記電線圧縮接続部に対する鋼材端部の適正範
囲位置を示す位置マークを表示する位置マーク表示手段
と、を備えて構成されている。
【0006】そして、前記電線圧縮接続部の端部で前記
サンプリング手段でサンプリングされた磁気データを補
正用データとして前記記憶手段に記憶させ、前記サンプ
リング手段でサンプリングされる毎に前記中央演算手段
で前記磁気データから前記補正用データを減算した演算
データを算出し、この演算データを前記位置データに対
応させて前記記憶手段に記憶させ、これらの演算データ
を前記位置データに対応させて前記グラフ表示手段でグ
ラフ表示するように構成することもできる。
【0007】さらに、前記記憶手段に予め電線圧縮接続
部の型式に対応した鋼材端部の適正範囲位置を示す位置
マークのデータを記憶させ、操作キー群で電線圧縮接続
部の型式を入力することで、前記中央演算手段により前
記記憶手段から該当する位置マークのデータが読み出さ
れ、前記位置マーク表示手段がグラフ表示に対応させて
位置マークを表示するように構成しても良い。
【0008】また、前記操作キー群の操作により、Y軸
カーソル設定手段により前記グラフ表示に重ねてX軸方
向で任意の位置にY軸方向のカーソルを設定できるよう
に構成しても良い。
【0009】また、前記Y軸カーソル設定手段で設定さ
れたY軸方向のカーソルが、前記位置マークで設定され
た適正範囲内にあるか否かを判別する判別手段を設け、
その判別結果を判別結果表示手段で表示するように構成
しても良い。
【0010】また、前記グラフ表示されたデータと前記
操作キー群により入力された作業データを前記記憶手段
に検査作業毎に記憶保存させるように構成しても良い。
【0011】また、サンプリングされた磁気データまた
は演算データから、その大きさが急激に変化する位置を
算出する鋼材端部位置算出手段を設け、この算出された
位置が前記位置マークで設定された適正範囲内にあるか
否かを判別する判別手段を設け、その判別結果を判別結
果表示手段で表示するように構成しても良い。
【0012】また、前記鋼材端部位置算出手段で算出さ
れた位置に、Y軸カーソル自動設定手段で前記グラフ表
示に重ねてY軸方向のカーソルを表示するように構成し
ても良い。
【0013】そして、電線を挿入して圧縮接続する非磁
性体からなる電線圧縮接続部をコ字状またはC字状に囲
み前記電線圧縮接続部の長さ方向に移動走査自在な保持
部材と、この保持部材に前記電線圧縮接続部に向けて設
けられた磁界強度測定手段と、前記電線圧縮接続部を挟
んで前記磁界強度測定手段に対向する前記保持部材の位
置に配設されるとともに前記磁界強度測定手段に向けて
磁束を放射する磁気発生手段と、前記保持部材の前記電
線圧縮接続部の長さ方向の移動走査長さを検出する移動
長さ測定手段と、この移動長さ測定手段により検出され
る単位長さ毎に前記磁界強度測定手段で検出される磁界
強度をサンプリングするサンプリング手段と、前記移動
長さ測定手段により検出される単位長さの計数値を位置
データとし、これと対応させて前記サンプリング手段か
ら出力される磁気データを記憶手段に記憶させる中央演
算手段と、前記サンプリングされた磁気データからその
大きさが急激に大きく変化する位置を算出する鋼材端部
位置算出手段と、前記電線圧縮接続部に対応して鋼材端
部位置の適正範囲を設定する適正範囲設定手段と、前記
鋼材端部位置算出手段で算出された前記位置が前記適正
範囲内にあるか否かを判別する判別手段と、その判別結
果を表示する判別結果表示手段と、を備えて構成するこ
ともできる。
【0014】また、前記位置データと磁気データおよび
作業データを前記記憶手段に検査作業毎に記憶保存する
ように構成しても良い。
【0015】
【作用】保持部材を電線圧縮接続部の長さ方向に移動走
査させた長さに対応する位置データをX軸にとり、磁界
強度測定手段で検出される磁界強度をサンプリングした
磁気データをY軸にとって磁界強度曲線をグラフ表示す
るとともに、当該電線圧縮接続部に挿入された電線が有
する鋼材端部の適正範囲を示す位置マークをグラフ表示
に対応させて表示するので、グラフ表示された磁界強度
曲線の急激な大きな変化から鋼材端部の位置を判断し、
さらにその位置を位置マークと比較することにより、適
正範囲であるか否かが直ちに判別し得る。
【0016】そして、電線圧縮接続部の端部で最初にサ
ンプリングした磁気データを補正用データとし、サンプ
リングされた磁気データから補正用データを減算した演
算データを用いて磁界強度曲線をグラフ表示させるなら
ば、鋼材の有無の変化による磁界強度の変化分が磁界強
度曲線の大きな変化としてグラフ表示される。
【0017】さらに、操作キー群の操作により電線圧縮
接続部の型式を入力することで、自動的に鋼材端部の適
正範囲の位置を示す位置マークをグラフ表示に対応させ
て表示させるならば、電線圧縮接続部の型式に対応する
位置マークのデータを表から操作者が読み取る作業が不
要となる。
【0018】また、操作キー群の操作によりグラフ表示
に重ねてX軸方向で任意の位置にY軸方向のカーソルを
設定できるならば、グラフ表示された磁界強度曲線が急
激に変化するX軸方向の位置に、操作キー群の操作によ
りY軸方向のカーソルを設定することで、鋼材端部の位
置に設定されたこのY軸方向のカーソルと位置マークと
を表示上で重ねて比較し得る。
【0019】また、磁界強度曲線が急激に変化するX軸
方向の位置に、操作キー群の操作により設定されたY軸
方向のカーソルが、適正範囲内にあるか否かを自動的に
判別してその結果を表示するならば、Y軸方向のカーソ
ルの位置と位置マークの位置との比較を操作者が判別す
る必要がない。
【0020】また、グラフ表示データと作業データを検
査作業毎に記憶保存するならば、後でデータの再生およ
び処理等が可能である。
【0021】また、グラフ表示された磁界強度曲線が急
激に上昇変化するX軸方向の位置を自動的に算出して鋼
材端部の位置とし、さらにこの位置が適正範囲内である
か否かを自動的に判別してその結果を表示するならば、
操作者の判断作業を全く必要とせずに検査作業が行なわ
れる。
【0022】また、グラフ表示された磁界強度曲線から
自動的に算出された鋼材端部の位置に、Y軸方向のカー
ソルを自動的に表示するならば、磁界強度曲線上のY軸
方向のカーソル位置から、自動的に算出された鋼材端部
の位置が適正か否かを、操作者が確認し得る。
【0023】そして、測定された位置データとサンプリ
ングされた磁気データから自動的に磁気データが急激に
変化する鋼材端部の位置を算出し、さらに電線圧縮接続
部に対する適正範囲内にあるか否かを自動的に判定して
その結果を表示するならば、磁界強度曲線をグラフ表示
する必要がなく、しかも検査結果を得るのに操作者の判
断作業が全く省かれる。
【0024】また、測定された位置データとサンプリン
グされた磁気データおよび作業データ等を検査作業毎に
記憶保存させるならば、後で必要によりデータを読み出
し、グラフ表示させて磁界強度曲線を表示させ得る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図1ないし図6
を参照して説明する。図1は、本発明の電線圧縮接続部
における鋼材端部検査装置の一実施例のブロック回路図
であり、図2は、電線圧縮接続部にプローブの移動走査
長さを測定するためのバー表示部材を組み付けた斜視図
であり、図3は、電線圧縮接続部に沿って長さ方向に移
動走査させるプローブの一部切り欠き側面図であり、図
4は、電線圧縮接続部の縦断面図にグラフ表示された磁
界強度曲線を対応させて示した図であり、図5は、本装
置の動作を説明するためのフローチャートであり、図6
は、本装置の表示の一例を示す図である。
【0026】まず、図3に示すごとく、プローブ20は
、電線圧縮接続部16のアルミスリーブをコ字状(また
はC字状でも良い。)に囲む樹脂またはアルミニウム等
の非磁性体からなる保持部材22に、ホール素子等を用
いて形成された磁界強度測定手段24が電線圧縮接続部
16の軸心に向けて配設される。またこの磁界強度測定
手段24に対向して電線圧縮接続部16を挟んだ位置に
、永久磁石等からなる磁気発生手段26が配設される。 この磁気発生手段26は、磁界強度測定手段24に向け
て磁束を放射する。さらに、電線圧縮接続部16の外周
側面には、図2に示すごとく、その端部に爪28cを引
っ掛けてバー表示部材28が組み付けられる。このバー
表示部材28の表面には、例えば白と黒の2種の異なる
光反射率の白バー28aと黒バー28bが所定間隔で交
互に配列される。そして、保持部材22には、このバー
表示部材28に向けて発光する発光ダイオード等からな
る発光手段30と、その反射光を受光して受光量に応じ
た電気信号を出力するフォトトランジスタ等からなる受
光手段32が配設される。
【0027】そして、本装置は図1で示すように、受光
手段32から出力される電気信号が波形整形回路34で
2値のパルスに波形整形されてエッヂ検出回路36と中
央演算手段38に与えられる。このエッヂ検出回路36
は、2値のパルスの立ち上がりを検出してトリガを出力
しA/D変換器40に与える。このA/D変換器40は
、磁界強度測定手段24から出力される磁界強度に応じ
たアナログデータをトリガが入力される毎にサンプリン
グするとともにデジタルデータに変換して磁気データと
して中央演算手段38に与える。中央演算手段38には
作業データ表示手段42とグラフ表示手段44と位置マ
ーク表示手段46および判別結果表示手段48が接続さ
れ、また各種データを記憶する記憶手段50が接続され
、さらに作業年月日や鉄塔番号および検査箇所等の作業
データを入力するとともに、グラフ表示に重ねてY軸方
向のカーソルをX軸方向で任意の位置に設定し、さらに
はグラフ表示に対応させて位置マークを設定するための
操作キー群52が接続される。中央演算手段38に接続
される上述の表示手段42、44、46、48の表示例
は、図6に示すごとくである。すなわち、作業データ表
示手段42は、作業年月日42aと鉄塔番号42bおよ
び検査箇所42cを適宜に表示する。また、グラフ表示
手段44は、位置データと磁気データとから得られる磁
界強度曲線44aをグラフ表示し、位置マーク表示手段
46は鋼材端部の適正範囲を示す位置マーク46aを表
示し、判別結果表示手段48は、“良”または“不良”
の判定結果48aと鋼心アルミ撚線10の挿入長さ48
bを表示する。さらに、グラフ表示に重ねてY軸方向の
カーソル54とX軸方向のカーソル56および検査作業
番号58が表示される。なお、バー表示部材28と発光
手段30と受光手段32と波形整形回路34および波形
整形回路34から出力される2値のパルスを中央演算手
段38で計数して移動長さ測定手段が形成され、A/D
変換器40でサンプリング手段が形成されている。
【0028】ここで、図4により、電線圧縮接続部16
に挿入された鋼心アルミ撚線10の鋼材端部の位置を、
検査できる動作原理について簡単に説明する。鋼心アル
ミ撚線10が挿入された電線圧縮接続部16の端部のA
位置にプローブ20を配置するならば、磁気発生手段2
6から放射された磁束は鋼心アルミ撚線10の鋼心10
aによって磁気シールド効果の影響を受けて磁界強度測
定手段24では弱い磁界強度が検出される。そして、鋼
心アルミ撚線10の端部、すなわち鋼材端部位置付近の
B位置にプローブ20を配置するならば、鋼心10aに
よる磁気シールド効果がプローブ20の僅かな移動によ
り急激に変化して磁界強度測定手段24で検出される磁
界強度も急激に変化する。さらに、鋼心アルミ撚線10
が挿入されていないC位置にプローブ20を配置するな
らば、磁気シールド効果が見られないので磁界強度測定
手段24は強い磁界強度を検出する。そこで、磁界強度
が急激に変化する位置を検出することで、鋼心10aの
端部、すなわち鋼材端部の位置を検査することができる
【0029】次に、図5および図6を参照して本装置の
動作手順を説明する。まず、操作キー群52を適宜に操
作して、作業年月日42aと鉄塔番号42bおよび検査
箇所42c等の作業データを入力して作業データ表示手
段42で表示させるとともに、当該電線圧縮接続部16
の型式に応じた鋼心アルミ撚線10の挿入端の適正範囲
位置を示す位置マーク46aを位置マーク表示手段46
で表示させる(ステップ1)。そこで、プローブ20を
電線圧縮接続部16の端部に配置し、これに沿って移動
走査を開始させる。すると、バー表示手段28の最初の
白バー28aで、エッヂ検出回路36からトリガが出力
され、磁界強度測定手段24から出力される磁界強度に
応じたアナログデータがA/D変換器40でサンプリン
グされてA/D変換されて中央演算手段38に磁気デー
タとして与えられ、この最初の磁気データが補正用デー
タとして記憶手段50に記憶される(ステップ2)。さ
らに、プローブ20の移動走査により次の白バー28a
でトリガが出力されると、磁界強度に応じたアナログデ
ータが再びサンプリングされてA/D変換される(ステ
ップ3)。そして、中央演算装置38で、A/D変換器
40でサンプリングされたこの磁気データから補正用デ
ータが減算されて演算データが算出され、この演算デー
タが波形整形回路34から出力される2値のパルスの数
の計数値の位置データと対応させて記憶手段50に記憶
される(ステップ4)。プローブ20の移動走査により
2値のパルスが所定期間内に順次に出力されている間は
、ステップ3とステップ4が繰り返され、移動走査が終
了されて2値のパルスが所定期間以上得られなくなると
(ステップ5)、中央演算手段38は記憶手段50から
位置データと演算データを読み出し、グラフ表示手段4
4で磁界強度曲線をグラフ表示させる。このとき、演算
データの大きさをY軸方向にとりX軸方向に位置データ
すなわち2値のパルスの数の計数値をとり、最初の白バ
ー28aで得られた補正用データをグラフ表示の原点に
設定する(ステップ6)。このグラフ表示された磁界強
度曲線に対して、操作者は操作キー群52を適宜に操作
してY軸カーソル設定手段により磁界強度曲線が急激に
大きく変化するX軸方向の適宜な位置にY軸方向のカー
ソル54をグラフに重ねて設定する(ステップ7)。 ここで、操作キー群52の適宜な操作により、磁界強度
曲線が急激に大きく変化するY軸方向の適宜な位置にX
軸方向のカーソル56をグラフに重ねて設定するように
構成しても良い。さらに、Y軸方向のカーソル54が既
に設定されている位置マーク46aの位置と比較され、
鋼材端部の位置が適正範囲内にあるか否かが判別手段で
判別される(ステップ8)。そして、その判別結果に応
じて判別結果表示手段48で、例えば“良”または“不
良”等の文字48aで表示される(ステップ9または1
0)。ここで、判別結果表示手段48は、鋼心アルミ撚
線10の挿入長さを数値48bで表示しても良い。最後
に、グラフ表示データ等の適宜なデータが記憶手段50
に記憶保存されて(ステップ11)、1回の検査作業が
終了する。
【0030】このようにして、Y軸方向のカーソル54
の位置が、既に設定されている位置マーク46aで示さ
れた適正範囲内にあれば、電線圧縮接続部16に鋼心ア
ルミ撚線10が適正量だけ挿入されていることを検査す
ることができる。そして、これらの検査作業は、一般的
には結線作業現場で行なわれるものであり、結線作業が
終了した後で再度の検査は困難である。そこで、検査作
業毎に記憶保存されたデータを後で必要により適宜に読
み出してグラフ表示等させることで、検査作業の再現が
可能であり、また適正に作業がなされたことの証明をも
することが可能である。
【0031】なお、上記実施例では、判別手段によりY
軸方向のカーソル54と位置マーク46aの位置を比較
させて、自動的に適正か否かの判別結果が得られるよう
にしたが、この判別手段を省いて、操作者自身がY軸方
向のカーソル54と位置マーク46aの位置を視覚的に
比較して、適正か否かの判断を行なうようにしても良い
。この判別手段が省かれた構成では、判別結果表示手段
48も省かれることは勿論である。
【0032】図7は、本発明の電線圧縮接続部における
鋼材端部検査装置の他の実施例の動作を説明するフロー
チャートの一部である。
【0033】図5に示す実施例の動作にあっては、ステ
ップ1で当該電線圧縮接続部16の型式に応じて操作者
が検査前に予め鋼材端部の適正範囲を示す位置マーク4
6aを、操作キー群52を操作して位置マーク表示手段
46により設定する。この位置マーク46aの設定にお
いて、電線圧縮接続部16の型式と適正範囲の位置を対
応させた表から、操作者が位置マーク46aのデータを
読み取りこれを入力しなければならず、作業が煩雑であ
るとともに表のデータを読み取る際に誤り等も発生し易
い。
【0034】そこで、図7に示す動作においては、図5
のステップ1における位置マーク46aの入力操作に代
えて、電線圧縮接続部16の型式を入力するようにした
ものである。記憶手段50に予め電線圧縮接続部16の
型式に対応する位置マーク46aのデータが記憶されて
いる。そこで、操作キー群52の適宜な操作により、作
業データの入力とともに電線圧縮接続部16の型式を入
力する(ステップ1−■)。すると、中央演算手段38
は、記憶手段50から電線圧縮接続部16の型式に対応
する位置マーク46aのデータを読み出し(ステップ1
−■)、位置マーク表示手段46で位置マーク46aを
自動的に表示させる(ステップ1−■)。そして、図5
のステップ2に移行する。
【0035】かかる動作であれば、位置マーク46aの
設定が容易であるとともに、設定を誤る虞が少ない。
【0036】図8は、本発明の電線圧縮接続部における
鋼材端部検査装置の別の実施例の動作を説明するフロー
チャートの一部である。
【0037】図5に示す動作においては、ステップ7で
操作者が操作キー群52を操作してY軸方向のカーソル
54をグラフ表示された磁界強度曲線が急激に上昇変化
するX軸方向の適宜な位置に設定しなければならず、操
作者がグラフ表示された磁界強度曲線から鋼材端部の位
置を判断しなければならない。この鋼材端部の位置の判
断のバラツキにより、検査結果に大きな影響がある。
【0038】そこで、図8に示す動作では、操作者によ
る鋼材端部の位置の判断に代えて、磁界強度曲線から演
算により鋼材端部の位置を自動的に算出しようとするも
のである。すなわち、図5のステップ6で磁界強度曲線
が表示されると、中央演算手段38内に設けられた鋼材
端部位置算出手段により、まずこの曲線の近似式を演算
し、そしてこの近似式を微分して傾きを示す数式を求め
、さらにこの数式を微分した結果の最大値を求めること
で、磁界強度曲線が急激に上昇変化するX軸方向の位置
を自動的に算出する(ステップ7−■)。さらに、この
演算により求められた位置に対応させて、Y軸カーソル
自動設定手段によりグラフ表示に重ねてY軸方向のカー
ソル54を自動的に表示させる(ステップ7−■)。 そして、図5のステップ8に移行する。
【0039】かかる動作にあっては、演算により自動的
に鋼材端部の位置が求められ、操作者による判断作業が
不要となり、検査の精度が向上するとともに、作業も容
易となる。しかも、演算で求められた位置にY軸方向の
カーソル54を自動的に表示させるので、演算結果が適
正であるか否かを操作者が判断することができ、検査結
果の信頼性が高い。
【0040】図9は、本発明の電線圧縮接続部における
鋼材端部検査装置のさらに別の実施例の動作を説明する
フローチャートである。
【0041】まず、検査年月日や鉄塔番号および検査箇
所等の作業データと、電線圧縮接続部16の型式を、操
作キー群52を操作して入力する(ステップ1)。次に
、プローブ20をバー表示部材28が配置された電線圧
縮接続部16の端部に配置し、その長さ方向に沿って移
動走査を行なう(ステップ2)。バー表示部材28の白
バー28aによりトリガが出力されると、磁界強度測定
手段24から出力される磁界強度に応じたアナログデー
タがA/D変換器40でサンプリングされてデジタルデ
ータに変換されて磁気データとして位置データに対応さ
せて記憶手段50に記憶される(ステップ3)。プロー
ブ20の移動走査が継続されて波形整形回路34から2
値のパルスが所定期間内に出力されている間は、ステッ
プ2とステップ3が繰り返され、移動走査が終了して2
値のパルスが所定期間以上出力されなくなると(ステッ
プ4)、中央演算手段38は記憶手段50に記憶された
位置データと磁気データを読み出して磁界強度曲線を求
め、鋼材端部位置算出手段によりこの曲線から演算によ
り磁界強度曲線が急激に上昇変化するX軸方向の位置を
算出する(ステップ5)。さらに、中央演算手段38内
に設けられた適正範囲設定手段により、電線圧縮接続部
16の型式に応じた鋼材端部の位置の適正範囲のデータ
を記憶手段50から読み出す(ステップ6)。そしてさ
らに、演算により求められた鋼材端部の位置が適正範囲
にあるか、または挿入量が短いか、さらには挿入量が長
すぎるかを判別手段で判別する(ステップ7)。その判
別結果が、判別結果表示手段48により結果に応じた表
示がなされる(ステップ8、9、10のいずれか1つ)
。そして、これらの判別結果と磁界強度曲線および作業
データ等が記憶手段50に記憶保存されて(ステップ1
1)、1回の検査作業が終了する。
【0042】かかる動作にあっては、結線作業現場での
操作者の判断作業が全て省かれ、本装置の操作が極めて
容易なものとなるとともに、検査結果の精度が安定する
。しかも、操作者に対しては、作業に必要となる挿入量
が適正であるか否かのみが表示され、表示を読み誤るこ
とがない。また、磁界強度曲線をグラフ表示しないので
、表示手段を簡単なものとすることができる。そして、
必要があれば、記憶手段50に記憶保存されたデータを
適宜に読み出して、詳細な検討を加えることができる。
【0043】ところで、上記実施例では、電線圧縮接続
部16に挿入された鋼心アルミ撚り線10の挿入長さが
適正か否かを検査することにつき説明したが、これだけ
の用途に限られず、図10に示すごとき2本の鋼心アル
ミ撚線60、60を互いに直接接続する圧縮接続部にも
応用することができる。
【0044】鋼心アルミ撚線60、60を直接接続する
ためには、まず鋼心62、62を鋼スリーブ64に挿入
して圧縮接続し、その後で鋼スリーブ64と両側の鋼心
アルミ撚線60、60に跨ってアルミスリーブ66を被
せ、このアルミスリーブ66を圧縮接続する。ここで、
アルミスリーブ66の中心位置が、鋼スリーブ64の中
心位置から片方にずれていると、鋼心アルミ撚線60、
60とアルミスリーブ66の接触面積が双方で異なり、
接触面積の小さい側の抵抗が大きくなって発熱等の不具
合を生ずる。そこで、アルミスリーブ66を鋼スリーブ
64に被せた状態で圧縮接続する前に、両スリーブ64
、66の中心位置を一致させるように、鋼スリーブ64
の位置を検査確認することが望ましい。また、圧縮接続
された後であっても、鋼心アルミ撚線60、60が適正
に接続されているか否かを判断するために、アルミスリ
ーブ66に対する鋼スリーブ64の位置の検査が必要で
ある。
【0045】かかる目的の検査において、バー表示部材
28が組み付けられたアルミスリーブ66に沿ってプロ
ーブ20を長さ方向に移動走査させる。すると、鋼スリ
ーブ64の存在する位置では、鋼心62のみの部分に比
べて磁気発生手段26と磁界強度測定手段24との間の
磁気抵抗が大きく変化する。そこで、図10(b)のご
とく、鋼スリーブ64の端部に対応して磁界強度が急激
に変化するように検出される。
【0046】したがって、グラフ表示に対応させて予め
鋼スリーブ64の両端部位置の適正範囲を示す位置マー
ク70、70を設定するようにすれば、アルミスリーブ
66に対して鋼スリーブ64の位置が適正であるか否か
が容易に判別できる。
【0047】なお、本発明の電線圧縮接続部における鋼
材端部検査装置は、上記に説明した実施例に限られず、
種々の異なる態様が想定し得る。すなわち、磁界強度測
定手段24は、ホール素子を用いたものに限られず、半
導体磁気抵抗素子を用いても良く、また磁気発生手段2
6は永久磁石に限られずに電磁石等であっても良い。ま
た、プローブ20の移動走査の長さを測定する移動長さ
測定手段は、実施例においてはバー表示部材28と発光
手段30および受光手段32等を用いて光学的に行なっ
ているが、これに限られずに機械的に構成されたもので
あっても良い。例えば、プローブ20に電線圧縮接続部
16に当接して移動走査に伴って回転するローラを設け
、このローラの回転量をロータリーエンコーダで検出し
て移動長さを測定しても良い。さらに、位置マーク46
a、70の形状は、いかなるものであっても良いことは
勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電線圧縮
接続部における鋼材端部検査装置は構成されているので
、以下に示すような格別な効果を奏する。
【0049】磁界強度曲線をグラフ表示させるとともに
、このグラフ表示に対応させて鋼材端部の位置の適正範
囲を示す位置マークを表示するので、グラフ表示された
磁界強度曲線の急激な変化から読み取られる鋼材端部の
位置が、位置マークを基準として適正範囲であるか否か
を容易に、かつ直ちに判別し得る。
【0050】そして、磁気データから、電線圧縮接続部
の端部の位置でサンプリングされた磁気データを補正用
データとして減算して演算データを求め、この演算デー
タにより磁界強度曲線をグラフ表示させるならば、鋼材
の有無の変化による磁界強度の変化分のみが磁界強度曲
線の変化としてグラフ表示され、鋼材端部の位置の判別
がより一層容易となる。
【0051】さらに、電線圧縮接続部の型式を設定する
ことで自動的に鋼材端部の適正範囲の位置を示す位置マ
ークをグラフ表示に対応させて表示させるならば、適正
範囲の設定が極めて容易であり、本装置の取り扱いも容
易となる。しかも、電線圧縮接続部の型式に対応する位
置マークのデータを、表から誤って読み取るようなこと
もなく、誤った位置マークが設定される虞もない。
【0052】また、グラフ表示された磁界強度曲線に重
ねてY軸方向のカーソルを設定することで、磁界強度曲
線が急激に上昇変化する位置に設定されたY軸方向のカ
ーソルと位置マークとを正確に対応させることができ、
適正範囲にあるか否かの判別が視覚的にし易い。
【0053】また、磁界強度曲線が急激に上昇変化する
位置に設定されたY軸方向のカーソルが、位置マークの
適正範囲内にあるか否かを自動的に判別してその結果を
表示するならば、操作者による判断の誤りにより判別結
果を誤るようなことがなく、検査結果の信頼性が向上す
る。しかも、操作者による判断作業がないぶん作業が容
易である。
【0054】また、グラフ表示データと作業データを検
査作業毎に記憶保存するならば、後で必要に応じてこれ
らのデータを読み出して再び検査結果の表示または適宜
な処理等をして再検討することができる。また、後日、
結線作業が適正に行なわれたことの証明をすることも可
能である。
【0055】また、グラフ表示された磁界強度曲線から
自動的に演算により鋼材端部の位置を算出するならば、
磁界強度曲線から鋼材端部の位置を定めるための操作者
による判断作業が不要となり、操作者の判断基準のバラ
ツキが検査結果に影響せず、検査精度が均一化されて信
頼度が向上する。
【0056】また、グラフ表示された磁界強度曲線から
自動的に算出された鋼材端部の位置に、Y軸方向のカー
ソルを自動的に表示するならば、このY軸方向のカーソ
ルを磁界強度曲線と対応させることで、演算により算出
された鋼材端部の位置が適正か否かを操作者が確認しな
がら作業を行なうことができ、本装置内で行なわれる演
算と操作者自身による判断とで、鋼材端部の位置が2重
にチェックされ、信頼度の高い検査結果が得られる。
【0057】そして、測定された位置データとサンプリ
ングされた磁気データから自動的に鋼材端部の位置を算
出し、さらにその位置が電線圧縮接続部の型式に対応す
る適正範囲内にあるか否かを自動的に判別してその判別
結果を表示するならば、結線作業現場では操作者の判断
作業が全く省かれ、操作がより一層簡単であり、しかも
的確に作業を進めるのに必要な結果のみを操作者は知る
ことができる。
【0058】また、測定された位置データとサンプリン
グされた磁気データおよび作業データ等を検査作業毎に
記憶保存させるならば、後で必要によりデータを読み出
してグラフ表示させて磁界強度曲線等を表示させること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電線圧縮接続部における鋼材
端部検査装置の一実施例のブロック回路図である。
【図2】図2は、電線圧縮接続部にプローブの移動走査
長さを測定するためのバー表示部材を組み付けた斜視図
である。
【図3】図3は、電線圧縮接続部に沿って長さ方向に移
動走査させるプローブの一部切り欠き側面図である。
【図4】図4は、電線圧縮接続部の縦断面図にグラフ表
示された磁界強度曲線を対応させて示した図である。
【図5】図5は、本装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】図6は、本装置の表示の一例を示す図である。
【図7】図7は、本発明の電線圧縮接続部における鋼材
端部検査装置の他の実施例の動作を説明するフローチャ
ートの一部である。
【図8】図8は、本発明の電線圧縮接続部における鋼材
端部検査装置の別の実施例の動作を説明するフローチャ
ートの一部である。
【図9】図9は、本発明の電線圧縮接続部における鋼材
端部検査装置のさらに別の実施例の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】図10は、2本の鋼心アルミ撚線を互いに直
接接続する電線圧縮接続部の縦断面図にグラフ表示され
た磁界強度曲線を対応させて示した図である。
【図11】図11は、鋼心アルミ撚線を圧縮形引留クラ
ンプのジャンパー線としてジャンパーソケットの電線圧
縮接続部に挿入して圧縮接続した一部切り欠き側面図で
ある。
【符号の説明】
10  鋼心アルミ撚線 10a  鋼心 16  電線圧縮接続部 24  磁界強度測定手段 26  磁気発生手段 28  バー表示部材 30  発光手段 32  受光手段 34  波形整形回路 36  エッヂ検出回路 38  中央演算手段 40  A/D変換器 42  作業データ表示手段 44  グラフ表示手段 44a  磁界強度曲線 46  位置マーク表示手段 46a  位置マーク 48  判別結果表示手段 50  記憶手段 52  操作キー群 54  Y軸方向のカーソル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電線を挿入して圧縮接続する非磁性体
    からなる電線圧縮接続部をコ字状またはC字状に囲み前
    記電線圧縮接続部の長さ方向に移動走査自在な保持部材
    と、この保持部材に前記電線圧縮接続部に向けて設けら
    れた磁界強度測定手段と、前記電線圧縮接続部を挟んで
    前記磁界強度測定手段に対向する前記保持部材の位置に
    配設されるとともに前記磁界強度測定手段に向けて磁束
    を放射する磁気発生手段と、前記保持部材の前記電線圧
    縮接続部の長さ方向の移動走査長さを検出する移動長さ
    測定手段と、この移動長さ測定手段により検出される単
    位長さ毎に前記磁界強度測定手段で検出される磁界強度
    をサンプリングするサンプリング手段と、前記移動長さ
    測定手段により検出される単位長さの計数値を位置デー
    タとし、これと対応させて前記サンプリング手段から出
    力される磁気データを記憶手段に記憶させる中央演算手
    段と、前記位置データをX軸にとり前記磁気データをY
    軸にとってグラフ表示するグラフ表示手段と、前記グラ
    フ表示に対応させて前記電線圧縮接続部に対する鋼材端
    部の適正範囲位置を示す位置マークを表示する位置マー
    ク表示手段と、を備えたことを特徴とする電線圧縮接続
    部における鋼材端部検査装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の電線圧縮接続部におけ
    る鋼材端部検査装置において、前記電線圧縮接続部の端
    部で前記サンプリング手段でサンプリングされた磁気デ
    ータを補正用データとして前記記憶手段に記憶させ、前
    記サンプリング手段でサンプリングされる毎に前記中央
    演算手段で前記磁気データから前記補正用データを減算
    した演算データを算出し、この演算データを前記位置デ
    ータに対応させて前記記憶手段に記憶させ、これらの演
    算データを前記位置データに対応させて前記グラフ表示
    手段でグラフ表示するように構成したことを特徴とする
    電線圧縮接続部における鋼材端部検査装置。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の電線圧縮接続
    部における鋼材端部検査装置において、前記記憶手段に
    予め電線圧縮接続部の型式に対応した鋼材端部の適正範
    囲位置を示す位置マークのデータを記憶させ、操作キー
    群で電線圧縮接続部の型式を入力することで、前記中央
    演算手段により前記記憶手段から該当する位置マークの
    データが読み出され、前記位置マーク表示手段がグラフ
    表示に対応させて位置マークを表示するように構成した
    ことを特徴とする電線圧縮接続部における鋼材端部検査
    装置。
  4. 【請求項4】  請求項1ないし3記載のいずれかの電
    線圧縮接続部における鋼材端部検査装置において、前記
    操作キー群の操作により、Y軸カーソル設定手段により
    前記グラフ表示に重ねてX軸方向で任意の位置にY軸方
    向のカーソルを設定できるように構成したことを特徴と
    する電線圧縮接続部における鋼材端部検査装置。
  5. 【請求項5】  請求項4記載の電線圧縮接続部におけ
    る鋼材端部検査装置において、前記Y軸カーソル設定手
    段で設定されたY軸方向のカーソルが、前記位置マーク
    で設定された適正範囲内にあるか否かを判別する判別手
    段を設け、その判別結果を判別結果表示手段で表示する
    ように構成したことを特徴とする電線圧縮接続部におけ
    る鋼材端部検査装置。
  6. 【請求項6】  請求項1ないし5記載のいずれかの電
    線圧縮接続部における鋼材端部検査装置において、前記
    グラフ表示されたデータと前記操作キー群により入力さ
    れた作業データを前記記憶手段に検査作業毎に記憶保存
    するように構成したことを特徴とする電線圧縮接続部に
    おける鋼材端部検査装置。
  7. 【請求項7】  請求項1ないし3記載のいずれかの電
    線圧縮接続部における鋼材端部検査装置において、サン
    プリングされた磁気データまたは演算データからその大
    きさが急激に変化する位置を算出する鋼材端部位置算出
    手段を設け、この算出された位置が前記位置マークで設
    定された適正範囲内にあるか否かを判別する判別手段を
    設け、その判別結果を判別表示手段で表示するように構
    成したことを特徴とする電線圧縮接続部における鋼材端
    部検査装置。
  8. 【請求項8】  請求項7記載の電線圧縮接続部におけ
    る鋼材端部検査装置において、前記鋼材端部位置算出手
    段で算出された位置に、Y軸カーソル自動設定手段で前
    記グラフ表示に重ねてY軸方向のカーソルを表示するよ
    うに構成したことを特徴とする電線圧縮接続部における
    鋼材端部検査装置。
  9. 【請求項9】  電線を挿入して圧縮接続する非磁性体
    からなる電線圧縮接続部をコ字状またはC字状に囲み前
    記電線圧縮接続部の長さ方向に移動走査自在な保持部材
    と、この保持部材に前記電線圧縮接続部に向けて設けら
    れた磁界強度測定手段と、前記電線圧縮接続部を挟んで
    前記磁界強度測定手段に対向する前記保持部材の位置に
    配設されるとともに前記磁界強度測定手段に向けて磁束
    を放射する磁気発生手段と、前記保持部材の前記電線圧
    縮接続部の長さ方向の移動走査長さを検出する移動長さ
    測定手段と、この移動長さ測定手段により検出される単
    位長さ毎に前記磁界強度測定手段で検出される磁界強度
    をサンプリングするサンプリング手段と、前記移動長さ
    測定手段により検出される単位長さの計数値を位置デー
    タとし、これと対応させて前記サンプリング手段から出
    力される磁気データを記憶手段に記憶させる中央演算手
    段と、前記サンプリングされた磁気データからその大き
    さが急激に大きく変化する位置を算出する鋼材端部位置
    算出手段と、前記電線圧縮接続部に対応して鋼材端部位
    置の適正範囲を設定する適正範囲設定手段と、前記鋼材
    端部位置算出手段で算出された前記位置が前記適正範囲
    内にあるか否かを判別する判別手段と、その判別結果を
    表示する判別結果表示手段と、を備えたことを特徴とす
    る電線圧縮接続部における鋼材端部検査装置。
  10. 【請求項10】  請求項9記載の電線圧縮接続部にお
    ける鋼材端部検査装置において、前記位置データと磁気
    データおよび作業データを前記記憶手段に検査作業毎に
    記憶保存するように構成したことを特徴とする電線圧縮
    接続部における鋼材端部検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011013187A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Tokai Rika Co Ltd 位置検出装置及びシフト装置

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