JPH0470561A - 金属内異質層検出方法およびその装置 - Google Patents

金属内異質層検出方法およびその装置

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JPH0470561A
JPH0470561A JP18368590A JP18368590A JPH0470561A JP H0470561 A JPH0470561 A JP H0470561A JP 18368590 A JP18368590 A JP 18368590A JP 18368590 A JP18368590 A JP 18368590A JP H0470561 A JPH0470561 A JP H0470561A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、励磁コイルにパルス電流を流して金属に渦電
流を発生させ、この渦電流の大きさや減衰速度を求めて
異質層を検出する金属内異質層検出方法およびその装置
に関する。
〔従来の技術〕
溶接における溶は込み深さの検出、気孔や溶接割れの有
無、鋳造品のひけ巣やガス欠陥の有無、使用による金属
疲労に伴う亀裂の有無を検出する方法として、超音波や
X線等を使用した各種の非破壊検査の他に、被測定物に
渦電流を発生させて行う非破壊検査方法がある。この渦
電流法は、被測定物に発生させた渦電流による磁界に基
づ(誘導起電力を検出し、被測定物に存在する亀裂、ブ
ローホール等の欠陥(異質層)による渦電流の乱れを検
知して異質層を検出するようにしている。
被測定物に発生する渦電流の浸透深さδは、fを交流励
磁電流の周波数、σを被測定物の電気伝導率、μを被測
定物のi3磁率とした時に、δ=1/F丁T7丁   
  −・−・−・−−−−−−(1)と求めることがで
きる。従って、欠陥の深さ方向の情報は、励磁電流の周
波数が大きくなるに従って渦電流の浸透深さが変化する
ため、励磁電流の周波数を変化させて渦電流の浸透深さ
を変えて得ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の交流渦を塊法は、金属内の異質層を検出する場合
、測定初期に被測定物の材質に合わせた零点調整(キャ
リブレーション)をし、この零点調整に対する相対値と
して異質層(欠陥)を発見するとともに、その深さ方向
の情報を得る場合に、周波数を変化させて被測定物を走
査し、検出信号を、位置検出器によるセンサの位置情報
と相関させて逐次記録する必要がある。このため、深さ
方向の情報を得て異質層の深さ方向のパターンを描画す
るためには、励磁周波数を変えて何度も走査する必要が
あり、測定が煩雑であるとともに、時間がかかる欠点が
ある。
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされ
たもので、金属内に存在する異質層の深さ方向の情報を
容易に得ることができる金属内異質層検出方法およびそ
の装置を提供することを目的としている。
C課題を解決するための手段および作用〕金属に近接し
て配!した励磁コイルに、第4図(A)に示したような
パルス状の一次’witを流すと、この−次電流によっ
て金属の表面に渦電流が発生する。このため、励磁コイ
ルと同軸に設けた二次コイルには、第4図(B)に示し
たような渦電流に基づく磁界による誘導起電力が二次電
圧として発生し、この二次電圧波形を検出信号として出
力する。そして、二次電圧波型は、一般に約10μs程
度の減衰時間を有している。しかも、二次電圧波形の形
状(減衰時間)は、被測定物である金属の抵抗率や透磁
率によって異なっている。
また、例えば第5図(B)のように、被測定物(金属)
10の表面に亀裂や溶接部等の異質層12が存在する場
合、この異質層12の部分を走査していくと、異質層1
2の深さ方向の形状によって二次電圧波形の減衰特性が
変化する。すなわち、異質層12が深くなるのに伴って
二次電圧波形のピークが小さくなるとともに、減衰時間
も小さくなる。
発明者等は、パルス状励磁電流による渦電流に基づく二
次電圧波形が上記の特性を存することに着目して本発明
をなしたものである。
すなわち、本発明は、被測定物の溶接部や欠陥等の異質
層がない基準位置に近接して励磁コイルを配置し、この
励磁コイルにパルス電流を供給して被測定物に渦電流を
発生させ、渦電流に基づく磁界による誘導起電力のピー
ク値を検出する。そして、このピーク値を複数のレベル
(例えば10等分したレベル)に分けて基準値とする。
次に、検出センサを被測定物に沿って走査し、検出セン
サの励磁コイルにパルス電流を供給して被測定物に渦電
流を発生させる。この被測定物に生じた渦電流に基づく
磁界による誘導起電力のピーク値を検出して先の複数の
レベルの基準値(基準電圧)と比較する。そして、検出
センサが被測定物の異質層の部分を走査すると、誘導起
電力のピーク値が低下して異質層の存在を知ることがで
きる。また、ピーク値は、異質層が被測定物の深いとこ
ろまで存在していれば異質層の深さに応じて小さくなる
ため、ピーク値が複数のレベルに分けた基準値のどのレ
ベルまで達するかを検知することにより、異質層の深さ
方向の情報を得ることができる。
このため、何度も被測定物を走査する必要がなく、異質
層の深さ方向の情報を得るための測定が容易になるとと
もに、基準値は被測定物の基準位置において検出したピ
ーク値を複数のレベルにするだけであるため、キヤリブ
レータぢンを筒便に行うことができる。しかも、検出セ
ンサが出力した検出信号のピーク価を複数レベルの基準
値と比較するだけであるため、検出信号の処理が容易と
なる。
なお、参照センサと検出センサとを設け、参照センサに
よって被測定物の基準位置における誘導起電力を検出し
、検出センサによって被測定物を走査して異質層を検出
するようにすることができる。この場合にも、検出セン
サのキャリブレーションは、両センサ出力電圧を一致さ
せるだけでよいため、容易に行うことができる。
〔実施例] 本発明に係る金属内異質層検出方法およびその装置の好
ましい実施例を、添付図面に従って詳説する。なお、前
記従来技術において説明した部分に相当する部分につい
ては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1図は、本発明の実施例に係る金属的異質層検出装置
の構成ブロック図である。
第1図において、金属的異質層検出装置は、参照センサ
20と検出センサ30とを有している。
参照センサ20は、被測定物10の溶接部や欠陥等の異
質J!12が存在していない位置(基準位置)に近接し
て配宜しである。そして、参照センサ20は、例えばフ
ェライトなどの強磁性体からなるコア22に、図示しな
い電源からパルス電流を供給される励磁コイル(−次コ
イル)24が設けてあり、被測定物10に渦電流16を
発生させることかできるようにしである。また、参照セ
ンサ20には、励磁コイル24の内側に、検出コイル(
二次コイル)26が巻回してあり、渦電流16に基づく
磁界を検出できるようになっている。
検出センサ30は、参照センサ20と同様の構造をなし
ていて、コア32に励磁コイル34と検出コイル36と
が巻回してあって、励磁コイル34にパルス電流を供給
して被測定物10に渦電流18を発生させるとともに、
この渦電流18による磁界を検出コイル36によって検
出できるようになっている。
参照センサ20の検出コイル26は、被測定物10に生
じた渦電流16に基づく磁界による誘導起電力に対応し
た電圧を、検出信号としてピーク値検出回路40と減衰
時間検出回路42とに入力するようになっている。
ピーク値検出回路40の出力側には、平均値演算回路4
4を介して基準電圧算出回路46が接続してあり、基!
1!電圧電圧回路46が平均値演算回路44の出力した
ピーク値の平均値を複数に等分(実施例の場合、10等
分)して基準電圧を求め、表示装置50に出力し、表示
する。また、この表示装置50には、減衰時間検出回路
42に接続した平均値演算回路48から信号が入力する
ようになっており、平均値演算回路48が求めた渦電流
16の平均減衰時間を、基準電圧算出回路46が求めた
基1!電圧とともに表示する。
一方、検出センサ30は、駆動装置52に取り付けられ
ているとともに、位置センサ54が設けである。この位
置センサ54は、例えばパルスエンコーダまたはロータ
リエンコーダ、ボテンシツメータ等からなり、被測定物
10の任意の基点に対する相対位置を検出し、検出信号
を信号処理器56に入力する。
検出センサ30の検出コイル36は、複数(実施例の場
合、10個)の比較器60a〜60nの非反転入力端子
に接続しである。また、比較器60a〜60nの反転入
力端子には、基準電圧を比較器60a〜60nに入力す
る設定器62a〜62nが接続してあり、これらの設定
器628〜62nに基準電圧算出回路46が求めた異な
るレベルの基準電圧を設定できるようになっている。そ
して、比較器60a〜60nの出力側には、例えば単安
定マルチバイブレーク64a〜64nなどの電圧保持回
路が設けてあり、比較器60a〜60nの出力信号を一
定時間保持できるようにしである。
各単安定マルチバイブレータ64a〜64nの出力側に
は、信号処理器56によって制御Bされるマルチプレク
サ等の切換器58が接続しである。
この切換器58の出力側は、信号処理器56に接続して
あり、単安定マルチバイブレーク64a〜64nの出力
信号が切換器58を介して、コンピュータ等からなる信
号処理器56に入力するようにしである。
信号処理156は、位置センサ54と単安定マルチバイ
ブレータ64a〜64n(比較器60a〜60n)との
出力信号を取り込んで、被測定物10に存在する異質層
12を検知するとともに、異質層12の深さ方向の情報
を求めて表示装置50に表示し、また図示しない記憶部
に記憶し、描画装置64に出力して異質層12のパター
ンを描画する。
なお、参照センサ2o、検出センサ3oの励磁コイル2
4.34にパルス電流を供給する電源や駆動装置52等
は、信号処理器56によって制御されるようになってい
る。
上記の如く構成した実施例による異質層の検出は、第2
図のようにして行われる。
まず、参照センサ20を被測定物10の異質層12が存
在しない基準位置に配置し、励磁コイル24に数1Oa
s程度のパルスを流を流し、被測定物10に渦電流16
を発生させる。被測定物10に渦ii流16が発生する
と、参照センサ20の検出コイル26に渦it流16に
伴う磁界による誘導起電力が生じ、第4図(B)に示し
たような二次電圧波形が検出コイル26からピーク値検
出回路40と減衰時間検出回路42とに出力される。
ピーク値検出回路40と減衰時間検出回路42とは、第
2図のステップ70に示したように、検出コイル36が
出力した例えばプラス側の電圧のピーク値と減衰時間と
を測定し、図示しない記憶部に記憶する。そして、平均
値演算回路44.4日は、被測定物IOの基準位置にお
けるピーク値と減衰時間の測定が所定の回数(例えば1
o回)に達したか否かを判断しくステップ71)、所定
回数に達していなければステップ70に戻って測定を続
行する。また、所定回数に達したときに順平均値演算回
路44.4日が記憶部に記憶しである測定値に基づいて
、検出コイル26の出力電圧のピーク値と減衰時間との
平均値を演算する(ステップ72)。
平均値演算回路44が求めたピーク値の平均値は、基]
l#電圧算出回路46に送出される。基準電圧算出回路
46は、入力してきたピークの平均値を等分し、比較器
60a〜60nに与える10個の異なったレベルの基準
電圧を表示装置50に出力する(ステップ73)、すな
わち、基準電圧算出回路46は、平均値演算回路44が
求めた平均値を■。とすると、比較器60a〜60nの
設定器62a〜62nに設定する基準電圧としてV・/
10.2 v o / 10.3 v o / 10、
■。を出力する。そして、これらの基!1!電圧は、平
均値演算回路48が求めた減衰時間の平均価とともに表
示装置50に表示され、また設定器62a〜62nに設
定される(ステップ74)。
設定器62a〜62nに基準電圧の設定が終了したなら
ば、信号処理器56は駆動装置52に駆動パルス信号を
送出し、検出センサ30を被測定物10に沿って異質層
12が存在する位置に移動させる(ステップ75)、検
出センサ30は、1つの駆動パルス信号によって例えば
0.1mm移動させられるようになっており、検出セン
サ30に設けた位置センサ54が検出センサ30に関す
る位置情報を信号処理回路56に出力する。
一方、検出センサ30の励磁コイル34には、例えば1
Oasのパルス状の励mt流が供給さ法被測定物10に
渦電流18が発生する(ステップ76)、被測定物10
に発生じた渦電流18は、検出センサ30の検出コイル
36に誘導起電力を発生させ、第5図(A)に示したよ
うな電圧波形が検出信号として比較器60a〜Sonに
送出される。
比較器60a〜60nは、検出コイル36から検出信号
が入力してくると、検出信号のピーク値を設定器62a
〜62nに設定された基準電圧と比較し、その結果を単
安定マルチバイブレータ64a〜64nに出力する(ス
テップ77)、すなわち、一番目の比較器60aの設定
器62aに41基!1!電圧として例えばv o / 
I Oが設定してあり、二番目の比較器60bの設定器
62bにば2v。
/10が、十番目の比較器60nの設定器62nにはv
oが設定しである。従って、例えば比較器60aは、検
出センサ30の出力電圧のピーク値がv、/10より大
きいと”H”を出力し、ビークイ直がv、/10より小
さいとL”を出力する。
比較器60a〜60nの出力を受けた単安定マルチバイ
ブレーク64a〜64nは、予め定めた一定時間比較器
60a〜60nの出力を保持する。
そして、信号処理回路56は、検出センサ30の励磁コ
イル34に次のパルス電流が供給される前に切換器58
に切換信号を送出し、切換器58を切り換えて単安定マ
ルチバイブレータ64a〜64nの出力を順次読み込む
、その後、信号処理器I¥856は、各単安定マルチバ
イブレーク64a〜64nの出力から、検出センサ30
の出力電圧のピーク値に最も近い基準電圧(”H”を出
力した比較器のうち、最も低い基準電圧を出力する設定
器の設定電圧)を検知し、その値を位置センサ54が出
力した位ご情報とともに記憶部(図示せず)に記憶しく
ステップ7B)、各単安定マルチバイブレークをリセッ
トする。
次に、信号処理器56は、ある位置p0における測定回
数が所定値、例えば10回に達したか否かを判断する(
ステップ?9)、fi定定数数所定値に達していない場
合には、ステップ76に戻ってパルス電流を検出コイル
36に供給して測定を続行する。そして、ステップ7B
においてピーク値と同レベルの基準電圧を記憶するとと
もに、平均値を演算し、位1情報とともに記憶する。
一方、ステップ79において、測定回数が所定イ直に達
すると、ステ、プ80に進んで検出センサ30が異質層
12を横切って反対側に達したか否かを判断する。すな
わち、信号処理回路56は、検出センサ30の出力信号
のピーク値が参照センサ20が出力したピーク値とほぼ
等しい場合に、検出センサ30は再び異質層12でない
部分に達したものと判断し、いま測定を終了した異質層
12の部分において記憶したピーク値と同レベルの基準
電圧と位置情報とを描画装置64に出力し、基準電圧の
変化(検出信号のピーク値の変化)をトレース(グラフ
化)して異質層12の状態(深さ方向の情報)を描画す
る(ステップ81)。
従って、実施例の場合、パルス電流を10μsとすると
、検出センサ30が被測定物10のある点p0を測定す
る時間は1msとなる。このため、例えば、異質層12
である溶接部の直径が0. 8mmであるとすると、こ
の溶接部を8msで測定することになり、100mmを
1secの速さで測定することになる。
このように、実施例においては、被測定物10の基準位
置における渦電流16に基づく磁界による誘導起電力を
検出し、そのピーク値を複数のレベルの基準電圧にする
とともに、異質層12に発生させた渦電流18による磁
界に基づく誘導起電力のピーク値を、複数レベルの基!
1!電圧を比較することにより、異XI!i12の深さ
方向の情報を容易に得ることができる。しかも、アナロ
グ演算が主であるため、データの高速処理が可能であり
、金属内異質層の描画データを高速に得ることができる
。そして、非接触、非破壊で金属内異質層の検査をする
ことができ、溶接機のあとづけ用検査装置等に適用する
ことができる。さらに検出センサ30のキャリブレーシ
ョンは、参照センサ20と検出センサ30との出力レベ
ルを同しにするだけでよいため、容易に行うことができ
る。また、複数回の測定の平均に基づいて描画するため
、より正確な測定が可能となる。なお、測定は、−回で
もよいことは勿論である。
前記実施例においては、参照センサ20と検出センサ3
0とを設けた場合について説明したが、参照センサと検
出センサとを兼用させてもよく、また走査用の検出セン
サを複数設けてもよい、さらに、前記実施例においては
、検出センサ30を駆動装置52によって走査させる場
合について説明したが、手動によって走査してもよい、
また、前記実施例においては、各センサ20.30に励
磁コイル24.34と検出コイル26.36とを設けた
場合について説明したが、励磁コイルを検出コイルに兼
用してもよい。
第3図は、他の実施例を示すブロック図である。
第3図において、検出センサ30の検出コイル36は、
アナログデマルチプレクサ等の切換器90の入力側に接
続しである。そして、切換器90は、出力側に複数の比
較器60a〜60nが接続しであるとともに、信号処理
回路56から切換信号を受けるようになっている。
信号処理回路56は、検出コイル36にパルス電流が供
給されるのに同期して切換器90に切換信号を出力し、
比較器60a〜60nを順次切り換えて検出コイル36
に接続するとともに、比較器60a〜60nの出力が”
H”か”L”を調べる。そして、信号処理器′eI5G
は、前記実施例と同様に、検出コイル36の出力電圧の
ピーク値と同等レベルの基準電圧を検知して位置情報と
ともに記憶し、描画装置64に異質層12のパターンを
描画する。
本実施例においても、第1図に示した実施例と同様に、
異質層12の深さ方向の情報を容易に得ることができる
。しかも、本実施例においては、比較器60a〜60n
の出力信号を保持する回路を必要とせず、装置の簡素化
が図れる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明によれば、被測定物の欠
陥などが存在しない基準位置に、パルス電流による渦電
流を発生させ、この渦電流に基づく誘導起電力の範囲内
を複数のレベルの基f1!電圧とし、被測定物を走査す
る検出センサの励磁コイルにパルス電流を与えて被測定
物に渦電流を発生させ、渦電流による誘導起電力に対応
した出力電圧のピーク値を複数レベルの基準電圧と比較
することにより、金属内に存在する異質層の深さ方向の
情報を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る金属内異質層検出装置の
構成ブロック図、第2図は実施例の作用を説明するフロ
ーチャート、第3図は他の実施例の構成ブロック図、第
4図は励磁コイルに流す一次電流と検出コイルが出力す
る二次電圧波形との関係を示す図、第5図は金属内異質
層の深さ方向の変化と二次電圧波型との関係を説明する
図である。 10−・−被測定物、12−・−・異質層、2o −・
・・参照センサ、24.34−・−・励磁コイル、26
.36 − ・−検出コイル、40−・−ピーク値検出
回路、42−・−減衰時間検出回路、46 − ・−基
準電圧算出回路、54−−−一位置センサ、60a 〜
60n・−比較器、56−・−信号処理器。 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)励磁コイルにパルス電流を供給して被測定物に渦
    電流を発生させ、この渦電流に基づく磁界を検出して異
    質層の有無を検出する金属内異質層検出方法において、
    前記被測定物の基準位置における前記渦電流に基づく磁
    界により生じた誘導起電力のピークを検出するとともに
    、検出センサを前記被測定物に沿って走査しつつ検出セ
    ンサの励磁コイルにパルス電流を供給して被測定物に渦
    電流を発生させ、この渦電流に基づく磁界によって生じ
    た誘導起電力を前記基準位置における誘導起電力のピー
    クの範囲内の複数レベルと比較して、前記被測定物内の
    異質層の深さ情報を得ることを特徴とする金属内異質層
    検出方法。(2)パルス電流が流れる励磁コイルを備え
    るとともに、前記パルス電流により被測定物の基準位置
    に生じた渦電流に基づく磁界を検出する参照センサと、 この参照センサが検出した磁界による誘導起電力のピー
    ク値を検出するピーク検出回路と、パルス電流が流れる
    励磁コイルを備え、前記被測定物の表面を走査するとと
    もに、前記パルス電流によって前記被測定物に生じた渦
    電流に基づく磁界を検出する検出センサと、この検出セ
    ンサの位置を検出する位置検出器と、前記ピーク検出回
    路が検出した誘導起電力の範囲内の、それぞれ異なった
    レベルの電圧が基準値として設定されるとともに、前記
    検出センサの出力電圧が入力する複数の比較器と、 これら複数の比較器と前記位置検出器との出力信号を取
    り込み、前記被測定物内の異質層の位置と深さ情報とを
    出力する信号処理器と、 を有することを特徴とする金属内異質層検出装置。
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