JP2010164431A - 表面状態測定装置及び表面状態測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】移動する鋼材の表面状態を測定する表面状態測定装置10を提供する。この表面状態測定装置は、鋼材S表面からの距離が相異なりかつ各コイル端面が鋼材表面に対向するように同一軸上に並べて配置されコイル特性が相等しく空芯である励磁コイル21I,22I,23Iを有するプローブセット20と、一の測定時間内で励磁コイルに交流電圧を印加して励磁させる励磁部11と、励磁部11により励磁された励磁コイルが発生させる磁束を検出して、電気信号へ変換する磁束検出部30と、3の励磁コイルそれぞれに対して磁束検出部が変換した電気信号に基づいて、一の測定時間内にコイル端面と対向した位置における鋼材の表面状態を導出する表面状態導出部40とを有する。
【選択図】図7
Description
各コイル端面が上記鋼材表面に対向するように同一軸上に並べて配置され、コイル特性が相等しく空芯である1の励磁コイルと1又は2の検出コイルとを含むプローブを3つ有し、上記各励磁コイルのコイル特性が相等しく、各励磁コイルが同一軸上に位置して上記鋼材表面からの距離が相異なるように3の上記プローブが並べて配置されるプローブセットと、
一の測定時間内で上記プローブセットに含まれる3の励磁コイルそれぞれに交流電圧を順次印加して該3の励磁コイルを1ずつ励磁させる励磁部と、
上記励磁部により励磁された励磁コイルが発生させる磁束を、該励磁コイルが含まれる上記プローブの検出コイルにより検出して、電気信号へ変換する磁束検出部と、
上記3の励磁コイルそれぞれに対して上記磁束検出部が変換した電気信号に基づいて、上記一の測定時間内に上記コイル端面と対向した位置における上記鋼材の表面状態を導出する表面状態導出部と、
を有することを特徴とする、表面状態測定装置が提供される。
上記磁束検出部は、上記他のプローブの励磁コイルが上記励磁部により励磁されている際に、上記少なくとも1のプローブの励磁コイルを、上記他のプローブの検出コイルとして使用して、上記他のプローブの励磁コイルに対する磁束を検出してもよい。
上記磁束検出部は、上記他のプローブの励磁コイルが上記励磁部により励磁されている際に、該励磁コイルに隣接する、他の2の上記励磁コイル、又は、他の1の上記励磁コイル及び1の上記検出コイルから、上記励磁コイルの磁束の検出結果である2の電気信号を取得し、該2の電気信号の差の電気信号へと変換してもよい。
上記磁束検出部は、上記2の周波数毎の磁束を検出して電気信号に変換し、
上記表面状態導出部は、上記電気信号の絶対値が最も大きい上記周波数に対する電気信号に基づいて、上記表面状態を導出してもよい。
各コイル端面が上記鋼材表面に対向するように同一軸上に並べて配置され、コイル特性が相等しく空芯である1の励磁コイルと1又は2の検出コイルとを含むプローブを3つ有し、上記各励磁コイルのコイル特性が相等しく、各励磁コイルが同一軸上に位置して上記鋼材表面からの距離が相異なるように3の上記プローブが並べて配置されるプローブセットに、励磁部が、一の測定時間内で交流電圧を順次印加して上記プローブセットに含まれる3の励磁コイルを1ずつ励磁させる励磁ステップと、
磁束検出部が、上記励磁ステップで励磁された励磁コイルが発生させる磁束を、該励磁コイルが含まれる上記プローブの検出コイルにより検出して、電気信号へ変換する磁束検出ステップと、
表面状態導出部が、上記3の励磁コイルそれぞれに対して上記磁束検出ステップで変換した電気信号に基づいて、上記一の測定時間内に上記コイル端面と対向した位置における上記鋼材の表面状態を導出する表面状態導出ステップと、
を有することを特徴とする、表面状態測定方法が提供される。
1.連続鋳造の概要について
2.磁束とバルジング量との関係について
3.第1実施形態
図1は、本発明の各実施形態に係る表面状態測定装置の適用先の例である連続鋳造の概要について説明するための説明図である。
図3及び図4を参照しつつ、本発明の各実施形態に係る表面状態測定装置が使用する磁束(出力電圧V)とバルジング量(距離d)との関係について説明する。図3及び図4は、本発明の各実施形態に係る表面状態測定装置が使用する磁界とバルジング量との関係について説明するための説明図である。なお、ここで説明する関係は、本発明の発明者らが鋼材Sの表面状態測定等について鋭意研究を行った結果、見出した事項であることを付言しておく。
鋼材Sが磁性体である場合、図4に示すように、励磁コイル20Iが発生させる磁束Φは、鋼材Sの透磁率μの影響を受けて、磁束Φが大きくなると共に、鋼材S側に偏る(図3参照。)。また、この鋼材Sの透磁率μによる影響は、鋼材Sまでの距離dが近ければ近いほど、大きい。
図4中、相関関係F1は、透磁率μ1及び導電率σ1の鋼材Sに対して、距離dを変化させた場合における出力電圧Vの変化を模式的に表している。相関関係F1を見れば判るように、距離dが大きくなれば(d1<d2<d3)、透磁率μ1による影響は低減して、出力電圧Vは約0に減衰する(V1>V2>V3)。これは、鋼材Sの透磁率μ1による影響が小さいと、磁束Φの量は図3の上下方向で等しくなり、同量の磁束が各検出コイル20Ou,20Odを鎖交する結果、各電圧VOu,VOdの絶対値が等しくなるためである。
一方、図4中、相関関係F2は、透磁率μ2及び導電率σ1の鋼材Sに対して、距離dを変化させた場合における出力電圧Vの変化を模式的に表している。この際、透磁率μ2は、透磁率μ1より大きい。相関関係F2も、相関関係F1と同様に変化するが、透磁率μ2が大きいため、相関関係F1と比べて、磁束Φが大きくなり、かつ、鋼材S側に大きく偏るため、その出力電圧Vも大きくなっている。
つまり、磁性体の場合、距離dが大きくなると、出力電圧Vは絶対値は小さくなり、透磁率μが大きくなると、出力電圧Vは正の方向に大きくなるという関係が見て取れる。
一方、鋼材Sは、磁性体であろうと非磁性体であろうと、図3に示すように、励磁コイル20Iが発生させた交番磁束Φがその表面を鎖交すると、その磁束Φを打ち消すような方向の磁束Φwを発生させるように渦電流Iwが流れる。この結果、磁性体で説明すると、図3に示すように鋼材Sの透磁率μの影響により鋼材S側に偏った磁束Φは、渦電流Iwの磁束Φwにより、逆に鋼材Sから離れる方向へと押し戻される。その結果、各検出コイル20Ou,20Odを鎖交する磁束の差は減少して、出力電圧V(=VOd−VOu)は、負の方向へと変化する。この鋼材Sの導電率σによる影響、つまり、渦電流Iwによる影響は、磁性体・非磁性体を問わず、鋼材Sの透磁率μによる影響と同様に、距離dが大きくなれば、小さくなる。従って、鋼材Sの導電率σによる影響による出力電圧Vの負の方向への変化も、距離dが大きくなる程小さくなる。よって、距離d等が一定の場合、磁性体に対する出力電圧Vは、この鋼材Sの導電率σによる影響と、上記の鋼材Sの透磁率μによる影響との差し引きにより決定される。磁性体の場合、鋼材Sの導電率σによる影響は、上記の鋼材Sの透磁率μによる影響よりも小さく、従って、図4の相関関係F1,F2に示すように、出力電圧V(=VOd−VOu)は正となる場合が多い。
これに対して、図4では、非磁性体に対する関係を相関関係F3,F4に示している。非磁性体の場合、鋼材Sの透磁率μ(μ3,μ4)は、磁性体のそれより小さく、この透磁率μによる影響は、殆ど無いか、小さくなる。よって、ここで説明した渦電流Iwの磁束Φwによる影響が大きくなり、励磁コイル20Iが発生させる磁束Φは、鋼材Sの表面から遠ざかる方向へと偏る。その結果、図4に示すように、出力電圧V(=VOd−VOu)は負となる場合が多い。この相関関係F3,F4では、距離dが大きくなるほど、上述の通り鋼材Sの導電率σによる影響も小さくなるため、出力電圧Vは約0に減衰する。これも、鋼材Sの導電率σによる影響が小さいと、磁束Φの量は図3の上下方向に等しくなり、同量の磁束が各検出コイル20Ou,20Odを鎖交する結果、各電圧VOu,VOdの絶対値が等しくなるためである。また、非磁性体では、導電率σが大きくなれば(σ3>σ4)、この鋼材Sの導電率σによる影響も強くなるため、出力電圧Vの絶対値も大きくなる。この場合、出力電圧Vは、負の方向で大きくなることとなる。
つまり、非磁性体の場合、距離dが大きくなると、出力電圧Vの絶対値は小さくなり、導電率σが大きくなると、出力電圧Vは負の方向へ大きくなるという関係が見て取れる。
磁性体の場合)磁束Φと導電率σの影響で渦電流Iwが発生し、磁束Φの鋼材S方向への変化を妨げるが、それ以上に、透磁率μが高いことの効果により、磁束Φは鋼材S方向へと偏り、出力電圧Vは正の値となる。また、距離dが近いほど、出力電圧Vは増加する。透磁率μが大きいほど、出力電圧Vはやはり増加するが、導電率σが大きい場合、出力電圧Vは減少する。しかし、この導電率σによる影響は、透磁率μの影響よりも小さい。
非磁性体の場合)透磁率μの影響は小さく無視できる程度となるが、磁束Φと導電率σの影響でやはり渦電流Iwが発生し、鋼材Sから離れる方向へと磁束Φを押しやる。そのため、出力電圧Vは負の値となる。また、距離dが近いほど、出力電圧Vは負の方向で増加する。
なお、ここでは出力電圧Vとして、差動構成による上下2つのコイルの差分信号である場合について説明した。しかしながら、どちらか一方の検出コイルを使用することも可能である。この場合、出力電圧Vの出力値や正負増減等について、同様の考察から、ここで説明した関係と類似の関係が存在することは言うまでもない。
まず、図5を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る表面状態測定装置10の構成等について説明する。図5は、本発明の第1実施形態に係る表面状態測定装置10の構成等について説明するための説明図である。
図5に示すように、表面状態測定装置10は、大きく分けて、励磁部11と、プローブセット20と、磁束検出器30と、表面状態導出部40とを有する。
プローブセット20は、上述の通り図3に示した1の励磁コイルを含むプローブを3つ有しており、励磁部11が、このプローブセット20に交流電流を供給し、プローブセット20が有する合計3の励磁コイルを順次励磁させる。この励磁による磁束の変化を表した電圧を、検出コイルを用いて磁束検出部30が検出して、信号処理を行い所定の差動電気信号へと変換する。その電気信号は、表面状態導出部40に送られ、この表面状態導出部40が、電気信号に基づいて鋼材Sの表面状態(ここでは距離d)を導出する。
励磁部11は、一の測定時間内で、プローブセット20が有する3の励磁コイルに交流電圧を印加して、その3の励磁コイルの全てを少なくとも1回以上励磁させる(交流電圧を1回以上印加する)。そのために、励磁部11は、交流電源等の回路を有することが望ましい。なお、本実施形態に係る表面状態測定装置10は、表面状態導出時の信号処理等にかかる時間を短縮することができるため、一の測定時間を、鋼材Sの進む速さより十分に小さくすることが可能である。また、ここで言う一の測定時間とは、距離dの測定を1回行う時間間隔を意味する。仮に、本実施形態に係る表面状態測定装置10は、連続鋳造速度が、約42mm/秒である場合、測定時間を約0.1秒以下とすることを可能としている。この場合、鋼材Sの表面形状測定における分解能は約4.2mm間隔となり、非常に高い精度の測定が可能である。
ここで、導電率σ1,透磁率μ1の磁性体である鋼材Sに対して、例えば、周波数f1の交流電圧を使用した場合の相関関係を相関関係F5とし、周波数f2を使用した場合を相関関係F6とし、周波数f1は周波数f2よりも大きいと仮定する。すると、図6に示すように、相関関係F6は、距離dが同じならば、相関関係F5よりも高い出力電圧Vを得ることが可能であることが判る。
一方、導電率σ3,透磁率μ3の非磁性体である鋼材Sに対して、例えば、周波数f1の交流電圧を使用した場合の相関関係を相関関係F7とし、周波数f2を使用した場合を相関関係F8とし、周波数f1は周波数f2よりも大きいと仮定する。すると、図6に示すように、相関関係F7は、距離dが同じならば、相関関係F8よりも高い出力電圧Vを得ることが可能であることが判る。
そこで、本実施形態に係る表面状態測定装置10は、励磁部11から2周波の交流電圧を印加して測定を行い、出力電圧Vの絶対値の大きい方の周波数を使用して、表面状態を導出することにより、不感帯を回避することが可能である。
プローブセット20については、一プローブ分の概念的な構成を図3に示したが、上述の通り、本実施形態に係る表面状態測定装置10は、図3に例示したようなプローブを3つ有し、結果として合計3の励磁コイルを有する。従って、概念的には、図3に示した励磁コイル20Iが3つ備えられることとなる。これに対して、2の検出コイル20Ou,20Odが各励磁コイルに対して備えられることとなる。その一例として、図7に示すプローブセット20の第1例が挙げられる。ここでは、1の励磁コイルとその励磁コイルの磁束Φを検出する検出コイルとのセットを、それぞれプローブと呼び、便宜上、鋼材Sに近い方から順に第1プローブ21,第2プローブ22,第3プローブ23と呼ぶこととする。つまり、各プローブを示すときは、第1〜第3プローブ21〜23と言うのに対して、第1〜第3プローブ21〜23の全体を示すときは、プローブセット20と言う。
第1例に係るプローブセット20について、図7を参照しつつ説明する。図7は、本発明の第1実施形態に係る表面状態測定装置が有するプローブセットの第1例について説明するための説明図である。
この第1例に係るプローブセット20は、図7に示すように、合成9個のコイルを有し、そのコイルが同一直線上に配置される。従って、各励磁コイル間には、検出コイルが2個配置されることとなる。一方、図6に示すように、出力電圧Vの絶対値は、距離dが大きくなるほど減衰する。そこで、この出力電圧Vの絶対値を大きく保ち、測定精度を向上させるためには、励磁コイル間の距離Δd1,Δd2を小さくすることが望ましい。従って、この第1例に係るプローブセット20では、例えば、相隣接する2の検出コイル(検出コイル21Ouと検出コイル22Od、及び、検出コイル22Ouと検出コイル23Od)を共用の1つの検出コイルとすることも可能である。一方、以下で説明する第2例のプローブセット20は、更に、励磁コイル間の距離Δd1,Δd2を小さくして、測定精度を向上させることを可能としている。この第2例のプローブセット20について、図8を参照しつつ説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る表面状態測定装置が有するプローブセットの第2例について説明するための説明図である。
磁束検出部30は、励磁コイル21I〜23Iのそれぞれが発生させた磁束Φを検出して、表面状態導出に使用する電気信号(ここでは出力電圧V)に変換する。なお、上述の通り、この磁束検出部30は、磁束Φの検出に使用する検出コイルとして、励磁されている励磁コイルに相隣接する2のコイルを選択して、そのコイルそれぞれから、2の電圧VOu,VOdを取得し、この電圧VOu,Vodに基づいて差動信号である出力電圧Vを出力する。この際、図8に示す第2例に係るプローブセット20を使用する場合、検出コイルは、励磁されていない励磁コイルと2の検出コイル21Od,23Ouから選択されることとなる。また、上述の通り、励磁部11は、2の周波数f1,f2が重畳された交流電流を、励磁コイルに印加するため、この2の電圧VOu,VOdには、2の周波数成分が含まれる。そこで、磁束検出部30は、この2の周波数成分を分離して、それぞれの周波数f1,f2に対して、電気信号である出力電圧Vを出力する。ここでは、出力電圧を、周波数f1に対しては出力電圧VAとし、周波数f2に対しては出力電圧VBとする。
表面状態導出部40は、磁束検出部30が変換した電気信号に基づいて、一の測定時間内にプローブセット20のプローブ面が対向した位置における鋼材Sの表面状態(ここでは距離d、つまり表面形状)を導出する。この際、磁束検出部30は2周波それぞれの出力電圧VA,VBを出力するが、表面状態導出部40は、この出力電圧VA,VBを比較して、絶対値の大きい方の周波数に対する出力電圧(両出力電圧が正であれば大きい方、負であれば小さい方)を選択して使用する。表面状態測定装置10は、図6で説明した通り、これにより不感帯を除くことができ、確実な表面状態測定が可能である。また、表面状態導出部40は、測定時の温度を変化させることによって透磁率μ及び導電率σを変化させた複数通りの条件で、鋼材S毎に予め測定された出力電圧Vと距離dとの関係(電気信号と表面状態との関係の一例。上記相関関係に相当。)を記録しており、一の測定時間内で測定される3のプローブ(第1〜第3プローブ21〜23)毎の出力電圧V1〜V3に基づいて、測定対象となっている鋼材Sの相関関係を決定し、その相関関係に少なくとも1以上の出力電圧V1〜V3を当てはめて、距離dを導出する。
周波数選択部41は、磁束検出部30から取得した2周波f1,f2それぞれの出力電圧VA,VBを比較して、いずれの周波数f1,f2を表面状態導出に使用するのかを決定する。この際、周波数選択部41は、第1〜第3プローブ21〜23のいずれの出力電圧V1〜V3同士を比較しても良いが、鋼材Sに最も近い第1プローブ21による出力電圧V1が最も大きな信号となるため、この出力電圧V1同士を比較し、その絶対値が大きい方(V1が正であれば大きい方、負であれば小さい方)の周波数を選択することが望ましい。そして、選択された周波数に対する出力電圧V1〜V3は、相関関係決定部42及び相関関係導出部48に出力される。なお、この際、いずれの周波数を使用したのかという情報も、相関関係決定部42及び相関関係導出部48に出力されることが望ましい。
ここで、相関関係を導出する構成について説明する。相関関係は、上述のように、鋼材Sの表面状態(距離d,導電率σ,透磁率μ)等に依存するだけでなく、更に、周波数f及びプローブセット20や磁気検出部30の構成等にも依存する。従って、実際の測定に使用するプローブセット20及び磁気検出部30により、表面状態が既知の鋼材Sに対して測定を行うことにより、出力電圧Vと鋼材の表面状態(例えば距離d)との間の相関関係が導出される。
以上、本発明の第1実施形態に係る表面状態測定装置10の構成等について説明した。
次に、図10及び図11を参照しつつ、本実施形態に係る表面状態測定装置10の動作等について説明する。なお、以下ではまず図10を参照しつつ表面状態導出過程における動作について説明した後、図11を参照しつつ相関関係導出過程における動作について説明する。
図10は、本実施形態に係る表面状態測定装置による表面状態導出過程における動作について説明するための説明図である。
図11は、本実施形態に係る表面状態測定装置による相関関係導出過程における動作について説明するための説明図である。
ここで、図11に示した相関関係導出過程で導出され、図10に示した表面状態導出過程で使用される相関関係の導出結果例について、図12を参照しつつ説明する。図12は、本実施形態に係る表面状態測定装置が使用する相関関係の導出結果例を説明する説明図である。
以上、本発明の第1実施形態に係る表面状態測定装置10について説明した。
この表面状態測定装置10によれば、直線上に配置された空芯の3つの励磁コイル21I〜23Iを使用することにより、移動する鋼材Sの表面状態(例えば距離d,導電率σ,透磁率μ)の時間変化を測定することが可能である。この際、3つの励磁コイル21I〜23Iからの3の出力電圧V1〜V3により、測定すべき表面状態に対する相関関係を決定することができるため、他の表面状態が変動するような条件下でも使用することが可能である。更に、この測定は非接触で行われ、高い測定精度であり、かつ、一の測定時間が非常に短く済むため、高温であったり冷却水が飛散するような悪条件下であっても、安定して正確に、そして、迅速な表面状態の測定が可能である。従って、連続鋳造に適用することも可能であり、この場合、鋳型2の直下におけるバルジングの測定が可能である。従って、凝固殻S2の異常による形状のふくれ(表面状態の一例)を検出することができ、鋼材S(鋳片)のブレークアウトの防止などの安定操業を実現することが可能となる。
2 鋳型
3 ロール
10 表面状態測定装置
11 励磁部
20 プローブセット
21 第1プローブ
22 第2プローブ
23 第3プローブ
20I,21I,22I,23I 励磁コイル
20Ou,21Ou,22Ou,23Ou 検出コイル
20Od,21Od,22Od,23Od 検出コイル
31 電圧取得部
32 差動増幅部
33 周波数分離部
341,342 電気信号出力部
40 表面状態導出部
41 周波数選択部
42 相関関係決定部
43 相関関係記憶部
44 表面状態特定部
45 表面状態記憶部
46 表面状態変化出力部
47 表面状態取得部
48 相関関係導出部
S 鋼材
S1 溶鋼
S2 凝固殻
d,d1,d2,d3 距離
Δd バルジング量
Δd1,Δd2 距離
F,F1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8 相関関係
F9,F10,F11,F12,F13,F14,FN 相関関係
f,f1,f2 周波数
μ,μ1,μ2,μ3,μ4 透磁率
σ,σ1,σ2,σ3,σ4 導電率
V,VA,VB,V1,V2,V3 出力電圧
Claims (7)
- 移動する鋼材の表面状態を測定する表面状態測定装置であって、
各コイル端面が前記鋼材表面に対向するように同一軸上に並べて配置され、コイル特性が相等しく空芯である1の励磁コイルと1又は2の検出コイルとを含むプローブを3つ有し、前記各励磁コイルのコイル特性が相等しく、各励磁コイルが同一軸上に位置して前記鋼材表面からの距離が相異なるように3の前記プローブが並べて配置されるプローブセットと、
一の測定時間内で前記プローブセットに含まれる3の励磁コイルそれぞれに交流電圧を順次印加して該3の励磁コイルを1ずつ励磁させる励磁部と、
前記励磁部により励磁された励磁コイルが発生させる磁束を、該励磁コイルが含まれる前記プローブの検出コイルにより検出して、電気信号へ変換する磁束検出部と、
前記3の励磁コイルそれぞれに対して前記磁束検出部が変換した電気信号に基づいて、前記一の測定時間内に前記コイル端面と対向した位置における前記鋼材の表面状態を導出する表面状態導出部と、
を有することを特徴とする、表面状態測定装置。 - 少なくとも1の前記プローブに含まれる励磁コイルは、該プローブと隣接する他の前記プローブに前記検出コイルとして共有されており、
前記磁束検出部は、前記他のプローブの励磁コイルが前記励磁部により励磁されている際に、前記少なくとも1のプローブの励磁コイルを、前記他のプローブの検出コイルとして使用して、前記他のプローブの励磁コイルに対する磁束を検出することを特徴とする、請求項1に記載の表面状態測定装置。 - 前記プローブセットは、同一軸上で相隣接して配置された前記3の励磁コイルと、それぞれ前記3の励磁コイルよりも前記鋼材表面に近い位置、及び、前記鋼材表面から遠い位置において該3の励磁コイルと同軸上に並べて配置された2の前記検出コイルとを有し、
前記磁束検出部は、前記他のプローブの励磁コイルが前記励磁部により励磁されている際に、該励磁コイルに隣接する、他の2の前記励磁コイル、又は、他の1の前記励磁コイル及び1の前記検出コイルから、前記励磁コイルの磁束の検出結果である2の電気信号を取得し、該2の電気信号の差の電気信号へと変換することを特徴とする、請求項2に記載の表面状態測定装置。 - 前記励磁部は、前記一の測定時間内で少なくとも2の周波数の前記交流電流を前記励磁コイルに印加し、
前記磁束検出部は、前記2の周波数毎の磁束を検出して電気信号に変換し、
前記表面状態導出部は、前記電気信号の絶対値が最も大きい前記周波数に対する電気信号に基づいて、前記表面状態を導出することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の表面状態測定装置。 - 前記表面状態導出部が導出する表面状態は、前記鋼材表面の形状、透磁率又は導電率であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の表面状態測定装置。
- 前記表面状態導出部は、前記3の励磁コイルそれぞれに対する電気信号と共に、前記鋼材毎に予め測定した前記電気信号と前記表面状態との関係に基づいて、前記表面状態を導出することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の表面状態測定装置。
- 移動する鋼材の表面状態を測定する表面状態測定方法であって、
各コイル端面が前記鋼材表面に対向するように同一軸上に並べて配置され、コイル特性が相等しく空芯である1の励磁コイルと1又は2の検出コイルとを含むプローブを3つ有し、前記各励磁コイルのコイル特性が相等しく、各励磁コイルが同一軸上に位置して前記鋼材表面からの距離が相異なるように3の前記プローブが並べて配置されるプローブセットに、励磁部が、一の測定時間内で交流電圧を順次印加して前記プローブセットに含まれる3の励磁コイルを1ずつ励磁させる励磁ステップと、
磁束検出部が、前記励磁ステップで励磁された励磁コイルが発生させる磁束を、該励磁コイルが含まれる前記プローブの検出コイルにより検出して、電気信号へ変換する磁束検出ステップと、
表面状態導出部が、前記3の励磁コイルそれぞれに対して前記磁束検出ステップで変換した電気信号に基づいて、前記一の測定時間内に前記コイル端面と対向した位置における前記鋼材の表面状態を導出する表面状態導出ステップと、
を有することを特徴とする、表面状態測定方法。
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