JPH0392703A - 渦電流距離測定装置 - Google Patents
渦電流距離測定装置Info
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- JPH0392703A JPH0392703A JP23130489A JP23130489A JPH0392703A JP H0392703 A JPH0392703 A JP H0392703A JP 23130489 A JP23130489 A JP 23130489A JP 23130489 A JP23130489 A JP 23130489A JP H0392703 A JPH0392703 A JP H0392703A
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Landscapes
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は被測定物に生しる渦電流を利用して被測定物ま
での距離を測定する渦電流距離測定装置に係わり、特に
連続鋳造の操業時にモールド内の場面レベルを計測する
渦電流距離測定装置に関する。
での距離を測定する渦電流距離測定装置に係わり、特に
連続鋳造の操業時にモールド内の場面レベルを計測する
渦電流距離測定装置に関する。
綱の連続鋳造機用モールド内のtsm場面レベルを測定
するための場面計として、渦電流を利用した渦電流距離
測定装置が用いられている。この原理を第4図により説
明する。この場面計はプローブ1,交流電圧増幅器2,
正帰還増幅器3および交流電源4から構或される。プロ
ーブ1は、中空ボビン5と、この中空ボビン5に巻回さ
れた1次コイル6と、この1次コイル6をはさんで前記
中空ボビン5に巻回された2次コイル7a,7bよりな
り、2次コイル7a,7bは互いに差動的に接続されて
いる。
するための場面計として、渦電流を利用した渦電流距離
測定装置が用いられている。この原理を第4図により説
明する。この場面計はプローブ1,交流電圧増幅器2,
正帰還増幅器3および交流電源4から構或される。プロ
ーブ1は、中空ボビン5と、この中空ボビン5に巻回さ
れた1次コイル6と、この1次コイル6をはさんで前記
中空ボビン5に巻回された2次コイル7a,7bよりな
り、2次コイル7a,7bは互いに差動的に接続されて
いる。
次に作動について説明する。
正帰還増幅器3の出力電圧が1次コイル6に印加される
と、1次コイル6によって交流磁界が発生ずる。1次コ
イル6の交流磁界の磁力線は、1次コイル6と同軸に設
けられた1対の2次コイル7a,7bと鎮交して、1対
の2次コイル7a,7bに、それぞれ交流電圧を誘導さ
せる。1次コイル6の磁力線は、1対の2次コイル7a
,7bと鎖交すると同時にモールド内の溶m8内を通過
して、熔#A8内に渦電流を発生させる。この渦電流の
発生によって、1次コイル6の交流磁界の方向と逆方向
の別の交流磁界が発生する。この結果、2次コイル7a
,7bと鎖交ずる1次コイル6の磁力線の一部が打ち消
され、磁力線の数が減少する。この磁力線の減少割合は
、上方の2次コイル7aと下方の2次コイル7bとでは
異なる。これは、1対の2次コイル7a,7bの各々と
溶鋼8との間の距離が同一でないからである。従って、
1対の2次コイル7a,7bにそれぞれ誘導される電圧
の間に差が生しる。1対の2次コイル7a7bは互いに
差動的に接続されているので、1対の2次コイル7a,
7bl?jの誘導電圧の差の埴は、交流電圧増幅器2を
介して正帰還増幅器3に正帰還される。
と、1次コイル6によって交流磁界が発生ずる。1次コ
イル6の交流磁界の磁力線は、1次コイル6と同軸に設
けられた1対の2次コイル7a,7bと鎮交して、1対
の2次コイル7a,7bに、それぞれ交流電圧を誘導さ
せる。1次コイル6の磁力線は、1対の2次コイル7a
,7bと鎖交すると同時にモールド内の溶m8内を通過
して、熔#A8内に渦電流を発生させる。この渦電流の
発生によって、1次コイル6の交流磁界の方向と逆方向
の別の交流磁界が発生する。この結果、2次コイル7a
,7bと鎖交ずる1次コイル6の磁力線の一部が打ち消
され、磁力線の数が減少する。この磁力線の減少割合は
、上方の2次コイル7aと下方の2次コイル7bとでは
異なる。これは、1対の2次コイル7a,7bの各々と
溶鋼8との間の距離が同一でないからである。従って、
1対の2次コイル7a,7bにそれぞれ誘導される電圧
の間に差が生しる。1対の2次コイル7a7bは互いに
差動的に接続されているので、1対の2次コイル7a,
7bl?jの誘導電圧の差の埴は、交流電圧増幅器2を
介して正帰還増幅器3に正帰還される。
交流電圧増幅器2によって増幅された誘導電圧の差の値
は、プローブJと、溶鋼8との間の距離に対応して変化
し、そして、正帰還増幅器3の出力電圧は増幅された誘
導電圧の値に対応して変化する。
は、プローブJと、溶鋼8との間の距離に対応して変化
し、そして、正帰還増幅器3の出力電圧は増幅された誘
導電圧の値に対応して変化する。
従って、正帰還増幅器3の出力電圧を検出することによ
って、プロープ1の先端と溶鋼8の上面との間の距離を
、測定することができる。
って、プロープ1の先端と溶鋼8の上面との間の距離を
、測定することができる。
以」二のように構成された測定装置を小型化して連続鋳
造設備の場面計などに適用する場合、コイル径を小さく
すると2次コイル7a,7b0)誘起電圧が減少し、S
/N比が悪化する。また、溶鋼からの熱によるプローブ
1の温度変化により1次コイル6と2次コイル7a,7
bの寸法形状が微妙に変化し、2次コイル7a,7bに
誘起される電圧も変化して温度ドリフトの要因となって
いる。
造設備の場面計などに適用する場合、コイル径を小さく
すると2次コイル7a,7b0)誘起電圧が減少し、S
/N比が悪化する。また、溶鋼からの熱によるプローブ
1の温度変化により1次コイル6と2次コイル7a,7
bの寸法形状が微妙に変化し、2次コイル7a,7bに
誘起される電圧も変化して温度ドリフトの要因となって
いる。
この解決法として特開昭62−90502号公報には、
1次コイルに印加する交流電流を大きくしたり、1次コ
イル6と2次コイル7a,7bのコイル間隔一 J を検出感度最大の位置に設定して、信号レベルを大きく
してS/N比の改善を図る技術が開示される。また、温
度ドリフトを減少するため、温度補償回路を交流電圧増
幅器2側に設け、その温度補償係数を各ブローブ1ごと
に異なった係数を用いて補正していた。
1次コイルに印加する交流電流を大きくしたり、1次コ
イル6と2次コイル7a,7bのコイル間隔一 J を検出感度最大の位置に設定して、信号レベルを大きく
してS/N比の改善を図る技術が開示される。また、温
度ドリフトを減少するため、温度補償回路を交流電圧増
幅器2側に設け、その温度補償係数を各ブローブ1ごと
に異なった係数を用いて補正していた。
上述のように従来の渦電流距離測定装置はプローブ1の
周辺の温度の影響を受け、温度ドリフトが発生し、これ
を減少するためコイル寸法を変えたり、増幅器側(交流
電圧増幅器2および正帰還増幅器3)に温度補償回路を
設けたりして測定出力の安定を計っていた。具体的には
2次コイル7a,7bに微小な直流電流を流し、コイル
の直流抵抗の温度変化による直流電圧の変化を温度補償
信号として用いる方法である。
周辺の温度の影響を受け、温度ドリフトが発生し、これ
を減少するためコイル寸法を変えたり、増幅器側(交流
電圧増幅器2および正帰還増幅器3)に温度補償回路を
設けたりして測定出力の安定を計っていた。具体的には
2次コイル7a,7bに微小な直流電流を流し、コイル
の直流抵抗の温度変化による直流電圧の変化を温度補償
信号として用いる方法である。
しかし、この方法では個々のブローブ1に対応した温度
補償係数を有する温度補償回路が必要となり、各プlコ
ーブ1に対し互換性のある温度補償同路6・frずど、
増輔2′Aどなりえなかった。また、高4 感度の直流増幅器を用いるため、温度補償回路から低周
波ノイズが増幅器側に侵入し測定出力が不安定となる要
因の1つとなっていた。
補償係数を有する温度補償回路が必要となり、各プlコ
ーブ1に対し互換性のある温度補償同路6・frずど、
増輔2′Aどなりえなかった。また、高4 感度の直流増幅器を用いるため、温度補償回路から低周
波ノイズが増幅器側に侵入し測定出力が不安定となる要
因の1つとなっていた。
本発明の目的は、上記の問題点を解決するためプローブ
自体に温度補償機能をもたせることにより互換性のある
プロープ、増幅器を有する渦電流距離測定装置を提供す
ることにある。
自体に温度補償機能をもたせることにより互換性のある
プロープ、増幅器を有する渦電流距離測定装置を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達或するため、1次コイル,2次コイルに生
じる温度の影響を打ち消すように熱膨張体を1次コイル
と2次コイル間に設ければよく、本発明の渦電流距離測
定装置は、被測定体にほぼ垂直に配設したボビンに1次
コイルを巻回し、この1次コイルを挟んで1対の2次コ
イルを巻回し、前記1次コイルに帰還増幅器から交流電
流を印加して上記1対の2次コイルに誘起される誘起起
電圧の差分電圧を前記帰還増幅器に帰還し、この帰還増
幅器の出力電圧から被測定物までの距離を計測する渦電
流距離測定装置において、前記1次コイルと前記2次コ
イルの少なくも一方との間に、前記2次コイルと前記1
次コイルのボビン軸方向の距離が所定の温度変化に対応
して所定量伸縮する熱膨張体を設けたことを特徴とする
ものである。
じる温度の影響を打ち消すように熱膨張体を1次コイル
と2次コイル間に設ければよく、本発明の渦電流距離測
定装置は、被測定体にほぼ垂直に配設したボビンに1次
コイルを巻回し、この1次コイルを挟んで1対の2次コ
イルを巻回し、前記1次コイルに帰還増幅器から交流電
流を印加して上記1対の2次コイルに誘起される誘起起
電圧の差分電圧を前記帰還増幅器に帰還し、この帰還増
幅器の出力電圧から被測定物までの距離を計測する渦電
流距離測定装置において、前記1次コイルと前記2次コ
イルの少なくも一方との間に、前記2次コイルと前記1
次コイルのボビン軸方向の距離が所定の温度変化に対応
して所定量伸縮する熱膨張体を設けたことを特徴とする
ものである。
また、前記熱膨張体がエポキシ系接着剤により構l戊さ
れるようにするとよい。
れるようにするとよい。
第4図を用いて説明する。
1次コイル6に交流電流を供給すると、交流磁界が発生
し、2次コイル7a,7bに電圧が誘起する。この誘起
電圧は1次コイル6と2次コイル7a,7b間の相互イ
ンピーダンスM7a,M7bの変化によって変わる。2
次コイル7a,7bを差動的に結合するとその差分電圧
eは次のように表される。
し、2次コイル7a,7bに電圧が誘起する。この誘起
電圧は1次コイル6と2次コイル7a,7b間の相互イ
ンピーダンスM7a,M7bの変化によって変わる。2
次コイル7a,7bを差動的に結合するとその差分電圧
eは次のように表される。
co
e = (M.b−M7.) −−−−−−−
−− (1)ZP この(1)式における正帰還増幅器3の出力電圧e0は
次のように表される。
−− (1)ZP この(1)式における正帰還増幅器3の出力電圧e0は
次のように表される。
el : 正帰還増幅器3の入力電圧
N : 反転増幅度
A2 : 交流電圧増幅器2の増幅度
M7お= 1次コイル6と2次コイル7aとの相互イン
ピーダンス M76: 1次コイル6と2次コイル7bとの相互
インピーダンス Rl,R2: 正帰還抵抗 Zp: 1次コイル6のインピーダンス相互インピ
ーダンスM7.,M,.はレベル測定の対象である溶鋼
レベルの変動によって変動し、この変動よりレヘルを測
定する。しかし、温度変化によりコイルが膨張し変形し
て、1次コイル6と2次コイル7a,及び1次コイル6
と2次コイル7bとの結合関係が変化した場合もM 7
m , M 7bは変化する。このためレヘル測定値と
なるe0も(2)式によって温度の変化に応して変化す
る。
ピーダンス M76: 1次コイル6と2次コイル7bとの相互
インピーダンス Rl,R2: 正帰還抵抗 Zp: 1次コイル6のインピーダンス相互インピ
ーダンスM7.,M,.はレベル測定の対象である溶鋼
レベルの変動によって変動し、この変動よりレヘルを測
定する。しかし、温度変化によりコイルが膨張し変形し
て、1次コイル6と2次コイル7a,及び1次コイル6
と2次コイル7bとの結合関係が変化した場合もM 7
m , M 7bは変化する。このためレヘル測定値と
なるe0も(2)式によって温度の変化に応して変化す
る。
つまり、1次コイル6と2次コイル7bの結合関係が密
となるとM 7 (.は大きくなり出力e0は大きくな
る。また、1次コイル6と2次コイル7aの結合関係が
密となるとMil1は大きくなり出力e0は小さくなる
。そこで温度変化によって1次コイル6と2次コイル7
a,7bとの結合関係が密になろうとしたとき、膨張し
てコイル間の距離を拡大して結合関係を打ち消す熱膨張
体を1次コイル6と2次コイル7a,7bの間に設けれ
ば温度変化の出力e0への影響を少なくすることができ
る。
となるとM 7 (.は大きくなり出力e0は大きくな
る。また、1次コイル6と2次コイル7aの結合関係が
密となるとMil1は大きくなり出力e0は小さくなる
。そこで温度変化によって1次コイル6と2次コイル7
a,7bとの結合関係が密になろうとしたとき、膨張し
てコイル間の距離を拡大して結合関係を打ち消す熱膨張
体を1次コイル6と2次コイル7a,7bの間に設けれ
ば温度変化の出力e0への影響を少なくすることができ
る。
上記は1次コイル6と2次コイル7a,7bの結合関係
が密になる場合について説明したが温度変化によって結
合が疎になる場合も同様である。
が密になる場合について説明したが温度変化によって結
合が疎になる場合も同様である。
この熱膨張体としてエポキシ系接着剤を用い、その塗布
量によって熱膨張体の厚みを調整することができる。
量によって熱膨張体の厚みを調整することができる。
(実 施 例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第4図を用いて説明す
る。
る。
第1図は本実施例のブローブ1(第4図に示す)の詳細
を表す図である。
を表す図である。
プローブ1は、セラミンクス(アルミナ.線膨張係数α
! =7.I XIO−’/’ C)で構戒されたボビ
ン5と、このボビン5に巻回された1次コイル6.この
1次コイル6を挟んで巻回された2次コイル7a 7
b,この2次コイル7a,7bの1次コイルG側に設け
られエキボシ系接着剤(線膨張係数α, −6.5 X
IO−5/” C)を塗り重ねて層とした熱膨張体9a
,9b,からなり、2次コイル7aと7bは差動的に結
合されている。熱膨張体9a,9bは1次コイル6の中
心からそれぞれWa,wblれており厚みはそれぞれΔ
Wa,Δwbである。なお、熱膨張体9a,9bはいず
れか一方のみ設けるだけでよい場合が多い。 次乙こ熱
膨張体9a,9bの厚さΔW a , △wbの決め方
について説明する。
! =7.I XIO−’/’ C)で構戒されたボビ
ン5と、このボビン5に巻回された1次コイル6.この
1次コイル6を挟んで巻回された2次コイル7a 7
b,この2次コイル7a,7bの1次コイルG側に設け
られエキボシ系接着剤(線膨張係数α, −6.5 X
IO−5/” C)を塗り重ねて層とした熱膨張体9a
,9b,からなり、2次コイル7aと7bは差動的に結
合されている。熱膨張体9a,9bは1次コイル6の中
心からそれぞれWa,wblれており厚みはそれぞれΔ
Wa,Δwbである。なお、熱膨張体9a,9bはいず
れか一方のみ設けるだけでよい場合が多い。 次乙こ熱
膨張体9a,9bの厚さΔW a , △wbの決め方
について説明する。
まず、熱膨張体9a,9bを塗布しない状態とする。
この状態で、標準温度(例えば20’C)において、第
4図に示す正帰還増幅器3の出力e。が被測定物8の距
離と対応ずる出力となるよう調整す次にプロープ1の周
囲温度を所定温度(例えば10゜C)上昇させこのとき
の温度ドリフ電圧ΔC,を測定する。ここでΔeL/e
oに対して、この変化を打ち消すようにΔWa,又はΔ
wbを塗布すればよい。このためΔet/eoとΔWa
/Wa又はΔWb/Wbとの関係を調べると第2図に示
す相関関係が得られる。
4図に示す正帰還増幅器3の出力e。が被測定物8の距
離と対応ずる出力となるよう調整す次にプロープ1の周
囲温度を所定温度(例えば10゜C)上昇させこのとき
の温度ドリフ電圧ΔC,を測定する。ここでΔeL/e
oに対して、この変化を打ち消すようにΔWa,又はΔ
wbを塗布すればよい。このためΔet/eoとΔWa
/Wa又はΔWb/Wbとの関係を調べると第2図に示
す相関関係が得られる。
第2図は、熱膨張体9a.9bの厚みとΔet/ e
aとの関係を示す。
aとの関係を示す。
縦軸のΔez/e6は前述の所定温度上昇させたときの
温度ドリフト電圧の変化の割合を示し、横軸は、縦軸の
左側が熱膨張体9bの厚みの比ΔW,/W,右側が熱膨
張体9aの厚み比ΔWヨ/W.を示ず。
温度ドリフト電圧の変化の割合を示し、横軸は、縦軸の
左側が熱膨張体9bの厚みの比ΔW,/W,右側が熱膨
張体9aの厚み比ΔWヨ/W.を示ず。
第2図は標準温度において熱膨張体9の厚みの比をΔW
/Wとし所定温度上昇させると、温度ドリフト電圧の比
がΔel/e6となることを示す。
/Wとし所定温度上昇させると、温度ドリフト電圧の比
がΔel/e6となることを示す。
つまり、標f$温度においてΔw, /wb = 0.
2の厚めに塗布すれば、所定温度上昇させると温度ドリ
フト電圧が減少方向にΔe t / e o =0.3
となり、ΔW,/W.=0.2の厚みに塗布すれば所定
温度上昇させると増加方向にΔe , / e−0.3
となる。故に、プロープ1の周囲温度を所定温度」二昇
させたときΔet / eo =o.3上昇した場合は
これを相殺するため、熱膨張体9bを標準温度において
Δwb/wb=0.2塗布すればよい。
2の厚めに塗布すれば、所定温度上昇させると温度ドリ
フト電圧が減少方向にΔe t / e o =0.3
となり、ΔW,/W.=0.2の厚みに塗布すれば所定
温度上昇させると増加方向にΔe , / e−0.3
となる。故に、プロープ1の周囲温度を所定温度」二昇
させたときΔet / eo =o.3上昇した場合は
これを相殺するため、熱膨張体9bを標準温度において
Δwb/wb=0.2塗布すればよい。
また、ブローブ1の周囲温度を所定温度上屏させたとき
Δe,/e0=0.3 t4下した場合は、これを相殺
するため熱膨張体9aを標準温度においてΔWa/Wa
=0.2塗布すればよい。
Δe,/e0=0.3 t4下した場合は、これを相殺
するため熱膨張体9aを標準温度においてΔWa/Wa
=0.2塗布すればよい。
第3図は本実施例の効果を示す図である。横軸はプロー
ブ1の周囲温度を示す。縦軸は、温度ドリフI・電圧Δ
etを測定距離に換算した長さ(mm)を示し、標準温
度−20゜Cでは温度ドリフI・ぱ0である。綿Bは熱
膨張体9を用いない場合を示し、線Aは熱膨張体9によ
り線Bを修正した場合を示す。なお連続鋳造の操業時に
モールド内の湯而レベルを計測する場合測定位置の温度
は高温となるため、ブローブ1を断熱材で覆い、さらに
一 1 1 一 空気等の冷却材で冷却している。
ブ1の周囲温度を示す。縦軸は、温度ドリフI・電圧Δ
etを測定距離に換算した長さ(mm)を示し、標準温
度−20゜Cでは温度ドリフI・ぱ0である。綿Bは熱
膨張体9を用いない場合を示し、線Aは熱膨張体9によ
り線Bを修正した場合を示す。なお連続鋳造の操業時に
モールド内の湯而レベルを計測する場合測定位置の温度
は高温となるため、ブローブ1を断熱材で覆い、さらに
一 1 1 一 空気等の冷却材で冷却している。
本実施例の効果は次の通りである。
(1)従来、温度ドリフト調整はプローブ1と増幅器2
.3とを組み合わせて調整する必要があったが本実施例
ではプローブ1単体で温度補正が可能となり調整時間が
従来の約1/5以下に短縮される。
.3とを組み合わせて調整する必要があったが本実施例
ではプローブ1単体で温度補正が可能となり調整時間が
従来の約1/5以下に短縮される。
(2) プローブ1の温度ドリフト電圧を本実施例の
熱膨張体9を用いない場合と比べ1/3以下に減少でき
測定スパンでの計測誤差は0.1 mm/゜C以下に減
少できる。
熱膨張体9を用いない場合と比べ1/3以下に減少でき
測定スパンでの計測誤差は0.1 mm/゜C以下に減
少できる。
(3)増幅器2.3の回路構成が簡単になるとともに、
温度補償回路から発生ずる低周波ノイズが除去されS/
Nが2倍以上向上する。
温度補償回路から発生ずる低周波ノイズが除去されS/
Nが2倍以上向上する。
以上の説明から明らかなように本発明によればプローブ
の温度ドリフト電圧を測定し、この値に応した厚みの熱
膨張体を2次コイルと1次コイルの間に設けることによ
り温度ドリフト電圧を減少させ、温度補正をプローブで
行うことができる。
の温度ドリフト電圧を測定し、この値に応した厚みの熱
膨張体を2次コイルと1次コイルの間に設けることによ
り温度ドリフト電圧を減少させ、温度補正をプローブで
行うことができる。
12
これによりプローブとこの増幅器に互換性をもたせるこ
とが可能となる。
とが可能となる。
11図は本発明の一実施例を示す構戒図、第2図は熱膨
張体の厚みと温度ドリフト電圧の関係を示す図、第3図
は本実施例の効果を示す図、第4図は渦電流距離測定装
置の構成を示す図である。 1−一一ブローブ 2−一一交流電圧増幅器3−一
一正帰還増幅器 4−−一交流電源5−−一中空ボビン
6−−−1次コイル7 a,7 b−−− 2次コ
イル 8−−一溶鋼9a,9b−一一熱膨張体
張体の厚みと温度ドリフト電圧の関係を示す図、第3図
は本実施例の効果を示す図、第4図は渦電流距離測定装
置の構成を示す図である。 1−一一ブローブ 2−一一交流電圧増幅器3−一
一正帰還増幅器 4−−一交流電源5−−一中空ボビン
6−−−1次コイル7 a,7 b−−− 2次コ
イル 8−−一溶鋼9a,9b−一一熱膨張体
Claims (2)
- (1)被測定体にほぼ垂直に配設したボビンに1次コイ
ルを巻回し、この1次コイルを挟んで1対の2次コイル
を巻回し、前記1次コイルに帰還増幅器から交流電流を
印加して上記1対の2次コイルに誘起される誘起起電圧
の差分電圧を前記帰還増幅器に帰還し、この帰還増幅器
の出力電圧から被測定物までの距離を計測する渦電流距
離測定装置において、前記1次コイルと前記2次コイル
の少なくとも一方との間に、前記2次コイルと前記1次
コイルのボビン軸方向の距離が所定の温度変化に対応し
て所定量伸縮する熱膨張体を設けたことを特徴とする渦
電流距離測定装置。 - (2)前記熱膨張体がエポキシ系接着剤により構成され
ることを特徴とする請求項1記載の渦電流距離測定装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231304A JPH0654206B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 渦電流距離測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1231304A JPH0654206B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 渦電流距離測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0392703A true JPH0392703A (ja) | 1991-04-17 |
JPH0654206B2 JPH0654206B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=16921526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1231304A Expired - Fee Related JPH0654206B2 (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 渦電流距離測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654206B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08200366A (ja) * | 1995-01-18 | 1996-08-06 | Ntn Corp | 磁気軸受 |
JP2004507721A (ja) * | 2000-08-24 | 2004-03-11 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 導電性物体の壁厚の測定 |
JP2010164431A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Nippon Steel Corp | 表面状態測定装置及び表面状態測定方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59166801A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-20 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 渦電流を利用した差動帰還型距離測定装置 |
JPS62140321U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-09-04 |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP1231304A patent/JPH0654206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59166801A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-20 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 渦電流を利用した差動帰還型距離測定装置 |
JPS62140321U (ja) * | 1986-02-24 | 1987-09-04 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004507721A (ja) * | 2000-08-24 | 2004-03-11 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 導電性物体の壁厚の測定 |
JP2010164431A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Nippon Steel Corp | 表面状態測定装置及び表面状態測定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0654206B2 (ja) | 1994-07-20 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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|
R350 | Written notification of registration of transfer |
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R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |