JPH04345539A - 自動変速機及びエンジンの一体制御装置 - Google Patents
自動変速機及びエンジンの一体制御装置Info
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- JPH04345539A JPH04345539A JP14947091A JP14947091A JPH04345539A JP H04345539 A JPH04345539 A JP H04345539A JP 14947091 A JP14947091 A JP 14947091A JP 14947091 A JP14947091 A JP 14947091A JP H04345539 A JPH04345539 A JP H04345539A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機、特に、ク
ラッチ ツウ クラッチ変速を実行することのある
自動変速機とエンジンとを一体的に制御する装置に関す
る。
ラッチ ツウ クラッチ変速を実行することのある
自動変速機とエンジンとを一体的に制御する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動変速機の特定の変速を達成する場合
に、2つの摩擦係合装置の係合と解放とを同時に行わな
ければならないことがよくある(いわゆるクラッチ
ツウ クラッチ変速)。この場合、各摩擦係合装置の
係合と解放との同期を的確に取らないと、自動変速機の
ギヤトレーンが瞬間的にリジッドの状態となったり、あ
るいはニュートラルの状態となって出力軸トルクが急降
下したり、エンジンの噴き上りが発生したりする。
に、2つの摩擦係合装置の係合と解放とを同時に行わな
ければならないことがよくある(いわゆるクラッチ
ツウ クラッチ変速)。この場合、各摩擦係合装置の
係合と解放との同期を的確に取らないと、自動変速機の
ギヤトレーンが瞬間的にリジッドの状態となったり、あ
るいはニュートラルの状態となって出力軸トルクが急降
下したり、エンジンの噴き上りが発生したりする。
【0003】このため、従来このような制御を行わせる
場合には、一方の摩擦係合装置の機能と実質的に同等な
機能を果たす一方向クラッチを設け、こうした不具合が
発生しないように配慮している。
場合には、一方の摩擦係合装置の機能と実質的に同等な
機能を果たす一方向クラッチを設け、こうした不具合が
発生しないように配慮している。
【0004】しかしながら、このように一方向クラッチ
を用いることによって各摩擦係合装置の同期を取る方法
は、当該一方向クラッチを付設する分、重量が増大した
り収容スペースを占める等の問題がある。
を用いることによって各摩擦係合装置の同期を取る方法
は、当該一方向クラッチを付設する分、重量が増大した
り収容スペースを占める等の問題がある。
【0005】このような点に鑑み、近年、一方向クラッ
チを用いることなくこのような「クラッチ ツウ
クラッチ変速」を良好に達成させるための技術として、
次のような技術が開示されている(SAE Pape
r 890529 )。
チを用いることなくこのような「クラッチ ツウ
クラッチ変速」を良好に達成させるための技術として、
次のような技術が開示されている(SAE Pape
r 890529 )。
【0006】この技術は、特定の変速を達成する場合に
1つの摩擦係合装置を解放させると共に他の摩擦係合装
置を係合させる、いわゆるクラッチ ツウ クラッ
チの変速制御を実行するに当って、例えばパワーオフ(
動力が車輪側からエンジン側へと伝達されている被駆動
状態)でのアップシフトの場合に、まず解放側の摩擦係
合装置を滑らすことによってエンジン回転速度を変速後
の同期回転速度付近にまで落し、ここで係合側の摩擦係
合装置を係合させるというものである。
1つの摩擦係合装置を解放させると共に他の摩擦係合装
置を係合させる、いわゆるクラッチ ツウ クラッ
チの変速制御を実行するに当って、例えばパワーオフ(
動力が車輪側からエンジン側へと伝達されている被駆動
状態)でのアップシフトの場合に、まず解放側の摩擦係
合装置を滑らすことによってエンジン回転速度を変速後
の同期回転速度付近にまで落し、ここで係合側の摩擦係
合装置を係合させるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現実に
は各種運転条件下でエンジン回転速度が変速後の同期回
転速度付近となっているときに係合側の係合を実行する
のは非常に困難である。
は各種運転条件下でエンジン回転速度が変速後の同期回
転速度付近となっているときに係合側の係合を実行する
のは非常に困難である。
【0008】この場合に、例えばパワーオフでのアップ
シフトで係合側の摩擦係合装置の係合が早まったような
場合には、いわゆるオーバラップ状態となり、出力トル
クが負から正に変わって強い変速ショックが発生する。
シフトで係合側の摩擦係合装置の係合が早まったような
場合には、いわゆるオーバラップ状態となり、出力トル
クが負から正に変わって強い変速ショックが発生する。
【0009】このため、制御態様としては係合側の摩擦
係合装置の係合を遅らせぎみにし、いわゆるアンダアッ
プ状態となるようにしながら当該クラッチ ツウクラ
ッチ変速を実行することが考えられる。
係合装置の係合を遅らせぎみにし、いわゆるアンダアッ
プ状態となるようにしながら当該クラッチ ツウクラ
ッチ変速を実行することが考えられる。
【0010】しかしながら、この場合この状態でアクセ
ルペダルがわずかでも踏み込まれるとエンジン回転速度
が容易に増加しいわゆるエンジンの噴き上がりが生ずる
。
ルペダルがわずかでも踏み込まれるとエンジン回転速度
が容易に増加しいわゆるエンジンの噴き上がりが生ずる
。
【0011】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、パワーオフ クラッチ ツウ
クラッチ変速の場合に、アンダラップ制御を基本としな
がらアクセルペダルが多少踏み込まれてもエンジンの噴
き上がりを防止することのできる自動変速機及びエンジ
ンの一体制御装置を提供し、上記課題を解決せんとした
ものである。
たものであって、パワーオフ クラッチ ツウ
クラッチ変速の場合に、アンダラップ制御を基本としな
がらアクセルペダルが多少踏み込まれてもエンジンの噴
き上がりを防止することのできる自動変速機及びエンジ
ンの一体制御装置を提供し、上記課題を解決せんとした
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその要
旨を示すように、自動変速機とエンジンとを一体的に制
御する装置において、自動変速機にパワーオフ クラ
ッチ ツウ クラッチ変速が生じる状態か否かを検
出する手段と、エンジンのトルクダウンが許容し得る状
態か否かを検出する手段と、前記変速が生じる状態と検
出されたときに、エンジンのトルクダウンが許容し得る
状態の場合は、変速中にトルクダウンを実行すると共に
アンダラップ制御にて変速を実行し、エンジンのトルク
ダウンが規制された状態の場合は、規制下においてオー
バラップ制御にて変速を実行する手段とを備えたことに
より、上記課題を解決したものである。
旨を示すように、自動変速機とエンジンとを一体的に制
御する装置において、自動変速機にパワーオフ クラ
ッチ ツウ クラッチ変速が生じる状態か否かを検
出する手段と、エンジンのトルクダウンが許容し得る状
態か否かを検出する手段と、前記変速が生じる状態と検
出されたときに、エンジンのトルクダウンが許容し得る
状態の場合は、変速中にトルクダウンを実行すると共に
アンダラップ制御にて変速を実行し、エンジンのトルク
ダウンが規制された状態の場合は、規制下においてオー
バラップ制御にて変速を実行する手段とを備えたことに
より、上記課題を解決したものである。
【0013】
【作用】本発明においては、パワーオフ クラッチ
ツウ クラッチ変速を実行するにあたって、いわゆ
るオーバラップ制御を実行すると変速ショックが発生す
る恐れがあるため、基本的にアンダラップ制御によって
当該変速を実行するようにし、その上で、この状態でア
クセルペダルが踏み込まれた場合のエンジンの噴き上が
りを防止するために、エンジントルクを低減させるよう
にしている。
ツウ クラッチ変速を実行するにあたって、いわゆ
るオーバラップ制御を実行すると変速ショックが発生す
る恐れがあるため、基本的にアンダラップ制御によって
当該変速を実行するようにし、その上で、この状態でア
クセルペダルが踏み込まれた場合のエンジンの噴き上が
りを防止するために、エンジントルクを低減させるよう
にしている。
【0014】この結果、たとえアンダラップ状態でアク
セルペダルが踏み込まれたとしても、エンジンが噴き上
がるのを最小限に抑えることができるようになる。
セルペダルが踏み込まれたとしても、エンジンが噴き上
がるのを最小限に抑えることができるようになる。
【0015】ところで、エンジントルクは必ずしも常に
低下し得る状態にあるわけではなく、ときに該エンジン
トルクを低下することができない状態にある場合がある
。
低下し得る状態にあるわけではなく、ときに該エンジン
トルクを低下することができない状態にある場合がある
。
【0016】例えば、エンジントルクの低減を点火時期
の遅角によって実現しているような場合には、通常これ
によって触媒の温度が上昇するため、該触媒の温度が一
定値以上になると当該エンジントルクの低減が禁止され
る措置がよく採られる。
の遅角によって実現しているような場合には、通常これ
によって触媒の温度が上昇するため、該触媒の温度が一
定値以上になると当該エンジントルクの低減が禁止され
る措置がよく採られる。
【0017】又、自動変速機とエンジンとを別体のコン
ピュータで制御し、自動変速機コントロールコンピュー
タから変速制御に伴いエンジンコントロールコンピュー
タにトルクダウン制御の指令信号を送信する場合には、
信号線の断線あるいはショートが発生することがときに
あるが、この場合に異常信号に基づいてエンジントルク
を低減するよりは、むしろ全く低減しない方がよいとい
う理由に基づいて、エンジントルクを低減しないように
構成することもある。
ピュータで制御し、自動変速機コントロールコンピュー
タから変速制御に伴いエンジンコントロールコンピュー
タにトルクダウン制御の指令信号を送信する場合には、
信号線の断線あるいはショートが発生することがときに
あるが、この場合に異常信号に基づいてエンジントルク
を低減するよりは、むしろ全く低減しない方がよいとい
う理由に基づいて、エンジントルクを低減しないように
構成することもある。
【0018】このように、エンジントルクが低減できな
いような状態にあるときには、クラッチ ツウ ク
ラッチ変速をそのままアンダラップ制御によって実行し
た場合には、ちょっとしたアクセルの踏み込みによって
エンジンが容易に噴き上がるという問題が生ずることに
なる。
いような状態にあるときには、クラッチ ツウ ク
ラッチ変速をそのままアンダラップ制御によって実行し
た場合には、ちょっとしたアクセルの踏み込みによって
エンジンが容易に噴き上がるという問題が生ずることに
なる。
【0019】本発明は、この点に対処するために、エン
ジントルクを低減し得る状態の下では当該クラッチ
ツウ クラッチ変速の間にトルクダウン制御を実行す
ると共にアンダラップ制御にて変速を実行し、エンジン
のトルクダウンが規制された状態の場合は、規制下にお
いてオーバラップ制御にて変速を実行するようにしてい
る。
ジントルクを低減し得る状態の下では当該クラッチ
ツウ クラッチ変速の間にトルクダウン制御を実行す
ると共にアンダラップ制御にて変速を実行し、エンジン
のトルクダウンが規制された状態の場合は、規制下にお
いてオーバラップ制御にて変速を実行するようにしてい
る。
【0020】このため、通常時は変速ショックがほとん
どなく、且つエンジンの噴き上がりの防止された変速を
実行でき、エンジントルクを低減するのが規制されてい
る状態であっても当該変速がオーバラップ制御によって
実現されるためエンジンの噴き上がりが生ずるのを的確
に防止することができるようになる。
どなく、且つエンジンの噴き上がりの防止された変速を
実行でき、エンジントルクを低減するのが規制されてい
る状態であっても当該変速がオーバラップ制御によって
実現されるためエンジンの噴き上がりが生ずるのを的確
に防止することができるようになる。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【0022】図2は、本発明が採用された、自動変速機
及びエンジンの一体制御装置の全体概略図である。
及びエンジンの一体制御装置の全体概略図である。
【0023】エンジン1は、エンジンコントロ―ルコン
ピュータ7によつて、そのインジェクションバルブ19
における燃料噴射量及びディストリビュータ20におけ
る点火時期が制御され、アクセルペダル22のアクセル
開度(操作量)とエンジン回転速度とに対応したエンジ
ン出力が得られるようになっている。
ピュータ7によつて、そのインジェクションバルブ19
における燃料噴射量及びディストリビュータ20におけ
る点火時期が制御され、アクセルペダル22のアクセル
開度(操作量)とエンジン回転速度とに対応したエンジ
ン出力が得られるようになっている。
【0024】即ち、エンジン1の吸気管24にはアクセ
ルペダル22の動きと連動して開閉されるメインスロッ
トル弁26と、アクセルペダル22とは関係なくエンジ
ンコントロールコンピュータ7からの指令によって駆動
されるモータ28の動きと連動して開閉されるサブスロ
ットル弁30とが直列に配置されており、この2つのス
ロットル弁26、30の機能により、本発明が実現され
る。
ルペダル22の動きと連動して開閉されるメインスロッ
トル弁26と、アクセルペダル22とは関係なくエンジ
ンコントロールコンピュータ7からの指令によって駆動
されるモータ28の動きと連動して開閉されるサブスロ
ットル弁30とが直列に配置されており、この2つのス
ロットル弁26、30の機能により、本発明が実現され
る。
【0025】具体的には、メインスロットル弁26に関
してはアクセルペダルに直結しているためアクセル操作
量とエンジン出力とがリニアに対応するが、サブスロッ
トル弁30のほうについては、自由にその開度を設定で
きるため、全体として意図した特性の等価スロットル開
度が得られるものである。具体的には直列であるため、
両者のうち開度の小さな方の開度に支配される。
してはアクセルペダルに直結しているためアクセル操作
量とエンジン出力とがリニアに対応するが、サブスロッ
トル弁30のほうについては、自由にその開度を設定で
きるため、全体として意図した特性の等価スロットル開
度が得られるものである。具体的には直列であるため、
両者のうち開度の小さな方の開度に支配される。
【0026】自動変速機2は、自動変速機コントロール
コンピユータ8によって油圧制御装置3の電磁弁S1
〜S3 が制御され、該油圧制御装置3内の油路が変更
された結果各摩擦係合装置の係合状態が選択的に変更さ
れ、車速とアクセル開度とに対応した変速段が得られる
ようになっている。
コンピユータ8によって油圧制御装置3の電磁弁S1
〜S3 が制御され、該油圧制御装置3内の油路が変更
された結果各摩擦係合装置の係合状態が選択的に変更さ
れ、車速とアクセル開度とに対応した変速段が得られる
ようになっている。
【0027】エンジンコントロールコンピュータ7には
、エンジン回転センサ9によるエンジン回転速度、吸入
量センサ10による吸入空気量、吸入空気温センサ11
による吸入空気温度、アクセル開度センサ12によるア
クセル開度、車速センサ13による車速、エンジン水温
センサ14によるエンジン水温、ブレーキスイッチ15
によるブレーキONの各信号が入力されている。
、エンジン回転センサ9によるエンジン回転速度、吸入
量センサ10による吸入空気量、吸入空気温センサ11
による吸入空気温度、アクセル開度センサ12によるア
クセル開度、車速センサ13による車速、エンジン水温
センサ14によるエンジン水温、ブレーキスイッチ15
によるブレーキONの各信号が入力されている。
【0028】エンジンコントロールコンピュータ7はこ
れらの信号に基づいて、前記燃料噴射量及び点火時期を
決定している。
れらの信号に基づいて、前記燃料噴射量及び点火時期を
決定している。
【0029】一方、自動変速機コントロールコンピュー
タ8には、前記アクセル開度センサ12、車速センサ1
3、エンジン水温センサ14、ブレーキスイッチ15等
からの各信号に加え、シフトポジションセンサ16によ
るシフトレバーの位置、パターンセレクトスイッチ17
による燃費重視走行又は動力性能重視走行等の走行選択
パターン、オーバードライブスイッチ18によるオーバ
ードライブへのシフト許可の信号、及び自動変速機の入
力軸回転速度を検出するためのタービン回転数センサ2
1の信号等が入力され、車速、アクセル開度に対応した
変速段が得られるように前記電磁弁S1 〜S3 がO
N−OFF制御されるようになっている。
タ8には、前記アクセル開度センサ12、車速センサ1
3、エンジン水温センサ14、ブレーキスイッチ15等
からの各信号に加え、シフトポジションセンサ16によ
るシフトレバーの位置、パターンセレクトスイッチ17
による燃費重視走行又は動力性能重視走行等の走行選択
パターン、オーバードライブスイッチ18によるオーバ
ードライブへのシフト許可の信号、及び自動変速機の入
力軸回転速度を検出するためのタービン回転数センサ2
1の信号等が入力され、車速、アクセル開度に対応した
変速段が得られるように前記電磁弁S1 〜S3 がO
N−OFF制御されるようになっている。
【0030】図3に前記自動変速機2のトランスミッシ
ョン部を示す。このトランスミッション部は、トルクコ
ンバータ120と、オーバードライブ機構140と、ア
ンダードライブ機構160とを備える。
ョン部を示す。このトランスミッション部は、トルクコ
ンバータ120と、オーバードライブ機構140と、ア
ンダードライブ機構160とを備える。
【0031】前記トルクコンバータ120は、ポンプ1
21、タービン122、及びステータ123を含む周知
のものであり、ロックアップクラッチ124を備える。
21、タービン122、及びステータ123を含む周知
のものであり、ロックアップクラッチ124を備える。
【0032】前記オーバードライブ機構140は、サン
ギヤ143、該サンギヤ143に噛合するプラネタリピ
ニオン142、該プラネタリピニオン142を支持する
キャリア141、プラネタリピニオン142に噛合する
リングギヤ144からなる1組の遊星歯車装置を備え、
この遊星歯車装置の回転状態をクラッチC0 、ブレー
キB0 、及び一方向クラッチF0 によって制御して
いる。
ギヤ143、該サンギヤ143に噛合するプラネタリピ
ニオン142、該プラネタリピニオン142を支持する
キャリア141、プラネタリピニオン142に噛合する
リングギヤ144からなる1組の遊星歯車装置を備え、
この遊星歯車装置の回転状態をクラッチC0 、ブレー
キB0 、及び一方向クラッチF0 によって制御して
いる。
【0033】前記アンダードライブ機構160は、共通
のサンギヤ161、該サンギヤ161に噛合するプラネ
タリピニオン164、165、該プラネタリピニオン1
64、165を支持するキヤリア166、167、プラ
ネタリピニオン164、165と噛合するリングギヤ1
62、163からなる2組の遊星歯車装置を備え、この
遊星歯車装置の回転状態、及び前記オーバードライブ機
構40との連結状態をクラッチC1 、C2 、ブレー
キB1 、B3 、及び一方向クラッチF2 によって
制御している。
のサンギヤ161、該サンギヤ161に噛合するプラネ
タリピニオン164、165、該プラネタリピニオン1
64、165を支持するキヤリア166、167、プラ
ネタリピニオン164、165と噛合するリングギヤ1
62、163からなる2組の遊星歯車装置を備え、この
遊星歯車装置の回転状態、及び前記オーバードライブ機
構40との連結状態をクラッチC1 、C2 、ブレー
キB1 、B3 、及び一方向クラッチF2 によって
制御している。
【0034】各変速段はクラッチC0 、C1 、C2
、ブレーキB0 、B1 、B3 を図4に示される
ようにして係合(図4において○印で表示)させること
により達成される。このとき、一方向クラッチF0 、
F2 は第4図で◎印の表示された位置で駆動時(エン
ジンから車輪に動力が伝達されているとき)に作動(ロ
ック)するようになる。
、ブレーキB0 、B1 、B3 を図4に示される
ようにして係合(図4において○印で表示)させること
により達成される。このとき、一方向クラッチF0 、
F2 は第4図で◎印の表示された位置で駆動時(エン
ジンから車輪に動力が伝達されているとき)に作動(ロ
ック)するようになる。
【0035】ここで、第2速段から第3速段への変速は
、ブレーキB1 の解放及びクラッチC2 の係合のい
わゆる「クラッチ ツウ クラッチ変速」となって
いる。 従って、この実施例では、パワーオフ時における第2速
段から第3速段へのクラッチツウ クラッチ変速にお
いて本発明が適用されるようになっている。
、ブレーキB1 の解放及びクラッチC2 の係合のい
わゆる「クラッチ ツウ クラッチ変速」となって
いる。 従って、この実施例では、パワーオフ時における第2速
段から第3速段へのクラッチツウ クラッチ変速にお
いて本発明が適用されるようになっている。
【0036】図5の制御フローはこの第2速段から第3
速段へのパワーオフ クラッチ ツウ クラッチ
アップシフト制御の流れを示している。
速段へのパワーオフ クラッチ ツウ クラッチ
アップシフト制御の流れを示している。
【0037】まず、ステップ210において各種信号が
読み込まれる。具体的には、例えばアクセル開度θ、車
速V、パターンセレクトスイッチのセレクト位置等が読
み込まれる。ステップ220においては、変速判断、特
に第2速段から第3速段への変速判断があるか否かが判
定される。変速判断がないとき、又、第2速段から第3
速段への変速判断でなかったときにはそのままこの制御
フローを抜ける(リターンされる)。
読み込まれる。具体的には、例えばアクセル開度θ、車
速V、パターンセレクトスイッチのセレクト位置等が読
み込まれる。ステップ220においては、変速判断、特
に第2速段から第3速段への変速判断があるか否かが判
定される。変速判断がないとき、又、第2速段から第3
速段への変速判断でなかったときにはそのままこの制御
フローを抜ける(リターンされる)。
【0038】ステップ230においては、パワーオフで
あるか否かが判断される。パワーオフであるか否かは、
そのときの車速V、及びアクセル開度θから判断する。
あるか否かが判断される。パワーオフであるか否かは、
そのときの車速V、及びアクセル開度θから判断する。
【0039】パワーオフでないときは本制御は実行され
ないためこのまま制御フローを抜ける。
ないためこのまま制御フローを抜ける。
【0040】ステップ220、230においてパワーオ
フ2→3(クラッチ ツウ クラッチ)変速が発生
すると判断されたときは、ステップ240に進んでエン
ジンのトルクダウン制御が規制中であるか否かが判断さ
れる。
フ2→3(クラッチ ツウ クラッチ)変速が発生
すると判断されたときは、ステップ240に進んでエン
ジンのトルクダウン制御が規制中であるか否かが判断さ
れる。
【0041】例えばエンジンのトルクダウン制御の指令
信号を送信する信号線に断線又はショートが発生したと
きには別途の周知の制御フローによりエンジントルクダ
ウン制御を規制する旨のフラグがたてられるようになっ
ており、ここではこのフラグの値を読むことによってエ
ンジンのトルクダウン制御が規制中であるか否かが判断
される。
信号を送信する信号線に断線又はショートが発生したと
きには別途の周知の制御フローによりエンジントルクダ
ウン制御を規制する旨のフラグがたてられるようになっ
ており、ここではこのフラグの値を読むことによってエ
ンジンのトルクダウン制御が規制中であるか否かが判断
される。
【0042】エンジンのトルクダウン制御が規制中であ
ったときには、ステップ250に進んでサブスロットル
開度THがアクセル開度θに対応したエンジン出力とな
るような開度で制御される。又、この場合、エンジンの
噴き上がりを防止するためにステップ260にてオーバ
ラップ制御にて当該2→3クラッチ ツウクラッチ変
速が実行される。
ったときには、ステップ250に進んでサブスロットル
開度THがアクセル開度θに対応したエンジン出力とな
るような開度で制御される。又、この場合、エンジンの
噴き上がりを防止するためにステップ260にてオーバ
ラップ制御にて当該2→3クラッチ ツウクラッチ変
速が実行される。
【0043】一方、エンジンのトルクダウン制御が規制
されていないときには、サブスロットル弁30が全閉に
固定され、エンジントルクダウン制御が実行される。そ
の結果、アクセルペダルが踏み込まれてもエンジンの噴
き上がりが防止される。
されていないときには、サブスロットル弁30が全閉に
固定され、エンジントルクダウン制御が実行される。そ
の結果、アクセルペダルが踏み込まれてもエンジンの噴
き上がりが防止される。
【0044】又、この状態で2→3クラッチ ツウ
クラッチ変速はアンダラップ制御にて実行される(ス
テップ280)。
クラッチ変速はアンダラップ制御にて実行される(ス
テップ280)。
【0045】オーバラップ制御は、ブレーキB1 の解
放に対してクラッチC1 の係合を早めることによって
達成でき、一方、アンダラップ制御は、これを遅くする
ことによって実現できる。
放に対してクラッチC1 の係合を早めることによって
達成でき、一方、アンダラップ制御は、これを遅くする
ことによって実現できる。
【0046】図6に示されるように、第2速段から第3
速段へのパワーオフアップシフトの場合、ブレーキB1
が解放されると共にクラッチC2 が係合されるが、
この場合図の実線で示されるように、ブレーキB1 の
解放に対してクラッチC2 の係合を早めるといわゆる
オーバラップ制御が実現できる。又、遅くするとアンダ
ラップ制御が実現される(一点鎖線参照)。
速段へのパワーオフアップシフトの場合、ブレーキB1
が解放されると共にクラッチC2 が係合されるが、
この場合図の実線で示されるように、ブレーキB1 の
解放に対してクラッチC2 の係合を早めるといわゆる
オーバラップ制御が実現できる。又、遅くするとアンダ
ラップ制御が実現される(一点鎖線参照)。
【0047】アンダラップ制御によってこの第2速段か
ら第3速段への変速が実行されるときは、自動変速機が
事実上ニュートラルの状態となるため、エンジントルク
が絞られた状態にないと容易にエンジン回転速度が噴き
上がってしまう。この実施例では、アンダラップ制御を
実行すると共にエンジントルクを絞るようにしているた
め、変速ショックを発生することなく且つエンジンの噴
き上がりが防止できる。
ら第3速段への変速が実行されるときは、自動変速機が
事実上ニュートラルの状態となるため、エンジントルク
が絞られた状態にないと容易にエンジン回転速度が噴き
上がってしまう。この実施例では、アンダラップ制御を
実行すると共にエンジントルクを絞るようにしているた
め、変速ショックを発生することなく且つエンジンの噴
き上がりが防止できる。
【0048】又、何らかの原因でエンジントルクを絞る
ことができない場合には、オーバラップ制御によって変
速が実現されるため、この場合もエンジンの噴き上がり
を防止することができる。
ことができない場合には、オーバラップ制御によって変
速が実現されるため、この場合もエンジンの噴き上がり
を防止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、パ
ワーオフ クラッチ ツウ クラッチ変速が実行
されるような場合に、アンダラップ制御を実行すると共
にエンジントルクを低減するようにしているため、変速
ショックが小さく、且つエンジンの噴き上がりの生じな
い変速を実現でき、その一方で、何らかの原因でエンジ
ントルクを低減することができないときには、当該変速
をオーバーラップ制御によって実現するようにしたため
、この場合もエンジン回転速度の噴き上がりを防止する
ことができる。
ワーオフ クラッチ ツウ クラッチ変速が実行
されるような場合に、アンダラップ制御を実行すると共
にエンジントルクを低減するようにしているため、変速
ショックが小さく、且つエンジンの噴き上がりの生じな
い変速を実現でき、その一方で、何らかの原因でエンジ
ントルクを低減することができないときには、当該変速
をオーバーラップ制御によって実現するようにしたため
、この場合もエンジン回転速度の噴き上がりを防止する
ことができる。
【図1】図1は、本発明の要旨を示すブロック図である
。
。
【図2】図2は、本発明の実施例が適用された車両用自
動変速機及びエンジンの全体該略図である。
動変速機及びエンジンの全体該略図である。
【図3】図3は、上記自動変速機のギヤトレインを示す
スケルトン図である。
スケルトン図である。
【図4】図4は、上記自動変速機の摩擦係合装置の係合
状態を示す線図である。
状態を示す線図である。
【図5】図5は、上記実施例装置で実行される制御フロ
ーを示す流れ図である。
ーを示す流れ図である。
【図6】図6は、本発明の実施例の効果を定性的に示す
変速過渡特性を示した線図である。
変速過渡特性を示した線図である。
B1 …解放側摩擦係合装置、
C2 …係合側摩擦係合装置、
22…アクセルペダル、
26…メインスロットル弁、
28…モータ、
30…サブスロットル弁、
12…アクセル開度センサ、
13…車速センサ。
Claims (1)
- 【請求項1】自動変速機とエンジンとを一体的に制御す
る装置において、自動変速機にパワーオフ クラッチ
ツウ クラッチ変速が生じる状態か否かを検出す
る手段と、エンジンのトルクダウンが許容し得る状態か
否かを検出する手段と、前記変速が生じる状態と検出さ
れたときに、エンジンのトルクダウンが許容し得る状態
の場合は、変速中にトルクダウンを実行すると共にアン
ダラップ制御にて変速を実行し、エンジンのトルクダウ
ンが規制された状態の場合は、規制下においてオーバラ
ップ制御にて変速を実行する手段と、を備えたことを特
徴とする自動変速機及びエンジンの一体制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14947091A JP2876820B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 自動変速機及びエンジンの一体制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14947091A JP2876820B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 自動変速機及びエンジンの一体制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04345539A true JPH04345539A (ja) | 1992-12-01 |
JP2876820B2 JP2876820B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=15475845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14947091A Expired - Fee Related JP2876820B2 (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 自動変速機及びエンジンの一体制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876820B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5551931A (en) * | 1992-08-20 | 1996-09-03 | Mazda Motor Corporation | Method of and system for gear shift controlling for an automatic transmission |
US6132334A (en) * | 1996-02-27 | 2000-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control system for automatic transmission |
JP2009162357A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-23 | Hitachi Ltd | 自動変速機の制御方法及び制御装置 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP14947091A patent/JP2876820B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5551931A (en) * | 1992-08-20 | 1996-09-03 | Mazda Motor Corporation | Method of and system for gear shift controlling for an automatic transmission |
US6132334A (en) * | 1996-02-27 | 2000-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control system for automatic transmission |
WO2004085883A1 (ja) * | 1996-02-27 | 2004-10-07 | Atsushi Tabata | 自動変速機の制御装置 |
JP2009162357A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-23 | Hitachi Ltd | 自動変速機の制御方法及び制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2876820B2 (ja) | 1999-03-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |