JPH04345527A - ガラスラン - Google Patents

ガラスラン

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JPH04345527A
JPH04345527A JP3146725A JP14672591A JPH04345527A JP H04345527 A JPH04345527 A JP H04345527A JP 3146725 A JP3146725 A JP 3146725A JP 14672591 A JP14672591 A JP 14672591A JP H04345527 A JPH04345527 A JP H04345527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
lubricant
glass run
pile
flocked
Prior art date
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Pending
Application number
JP3146725A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokio Uematsu
上松 時夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP3146725A priority Critical patent/JPH04345527A/ja
Publication of JPH04345527A publication Critical patent/JPH04345527A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム、PVC等の高分
子材料製の基体に、ウインドガラスの摺動を円滑にする
ための植毛が施されたガラスランに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガラスランとして、図7
に示すものがある。すなわち、ガラスラン101は、車
両のドア窓枠(図示省略)に装着されており、ウインド
ガラス113とドア窓枠との間をシールすると共に、ウ
インドガラス113の開閉時におけるウインドガラス1
13の摺動を円滑にするためのものである。すなわち、
ガラスラン101は、基底部107と、この基底部10
7から立設したリップ部109とからなるEPDMゴム
製の基体111を有し、基底部107及びリップ部10
9の間には、ウインドガラス113を摺動させる溝11
5が形成されている。上記リップ部109の摺動部位に
は、ウレタン等の滑材を塗布した滑材層117が形成さ
れている。また、基体111の基底部107の摺動部位
には、パイル(短繊維)を付植させた植毛部119が形
成されており、さらに植毛部119にも、滑材が塗られ
ている。このガラスラン101では、リップ部109の
滑材層117や植毛部119によりウインドガラス11
3に対する滑り作用を高めている。このようなガラスラ
ン101を製造するには、EPDMゴム素材を押出成形
することにより、押出成形体を形成し、これに加硫等の
処理を施し、その後に、静電植毛法を利用してパイルを
接着剤にて付植させることにより植毛部119を形成し
、さらにリップ部109の摺動部位及び植毛部119に
、滑材をローラ塗布させている(特公昭57−5637
8号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のガ
ラスラン101では、図8に示すように、植毛部119
に滑材をローラ塗布しており、このため、滑材がパイル
123に対して押し付けられるように塗布されるので、
滑材の表面張力と相まってパイル123の根元に滑材層
121が固まって形成される。したがって、パイル12
3の先端部には滑材がとどまらず、滑材の滑り効果がさ
ほど得られない。しかも、パイル123の根元は、滑材
で固められて、パイル123が揺動する角度が大きくな
るために、根元にて疲労で折れたり、抜けたりして、耐
久性が低下するという問題もあった。また、他の従来の
技術として、ローラによる塗布の代わりに、滑材を連続
的に滴下塗布しても、やはり、パイルの根元部に滑材が
流れて、そこで固まるので、上述と同様な問題点があっ
た。さらに、いずれの従来の技術においても、植毛部の
根元が滑材にて固められると、植毛部119が不織布の
ような雑然とした見栄えとなり、よって風合いがよくな
いという問題もあった。
【0004】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
ることを課題とし、ガラスに対する摺動性及び植毛部の
耐久性に優れ、しかも、風合いのよいガラスランを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
べく、前記課題を解決するためになされた発明のガラス
ランは、ガラスに対する摺動部位を有する高分子材料製
の基体と、この基体の摺動部位にパイルを付植させて形
成した植毛部と、を備えたガラスランにおいて、上記植
毛部の各パイルの先端に、滑材からなる粒状体を付着さ
せたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明のガラスランは、ガラスに対する摺動部
位を有する基体に、パイルを付植させて形成した植毛部
を設けたものであり、この植毛部のパイルにより、ガラ
スの滑りを促進する。この植毛部の各パイルの先端には
、滑材からなる粒状体を付着させている。この粒状体は
、植毛部のパイルによるガラスの滑りに加え、さらにガ
ラスのガラスランに対する摺動を滑らかにする作用を有
している。
【0007】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図2に示すように、ガラスラン1は、自動車ボ
ディ3のドア5のウインドガラス7の周縁部に取り付け
られている。図3にガラスラン1の断面を示す。図3に
示すように、ドア5の枠体(図示省略)には、EPDM
ソリッドゴムからなる基体9が取り付けられている。ま
た、基体9は、基底部11と、この基底部11から立設
したリップ部13とを備え、基底部11とリップ部13
とにより囲まれた溝15を形成している。また、上記リ
ップ部13の摺動部位には、滑材を塗布した滑材層17
が形成されている。さらに、基体9の基底部11の摺動
部位には、多数のパイル19を接着剤層20(図1参照
)にて固定した植毛部21が形成されており、この植毛
部21には、滑材がスプレー塗布されている。この滑材
は、図1に示すように、パイル19の先端に、粒状体2
3となって付着している。
【0008】このようなガラスラン1の構成により、ウ
インドガラス7の開閉時に溝15内においてウインドガ
ラス7の端部が案内、摺動されるのであるが、上記リッ
プ部13の滑材層17及び植毛部21の滑り作用により
ウインドガラス7が円滑に摺動する。また、本実施例の
ガラスラン1によれば、植毛部21の各パイル19の先
端に、滑材からなる粒状体23が付着されている。この
粒状体23は、各パイル19に加え、ウインドガラス7
を滑らかに摺動させる作用を有している。しかも、パイ
ル19は、滑材で根元が固められていないので、揺動す
る角度が小さくなり、根元が疲労して折れたり、抜けた
りすることが少なく、よって、植毛部21の耐久性が向
上するという効果もある。さらに、植毛部21のパイル
19は、整然と付植されて立毛した状態になっており、
しかも、先端部だけに滑材が付着されているので、見栄
えがよくなるという効果もある。
【0009】次にガラスラン1の製造方法について図5
にしたがって説明する。まず、基体9の押出成形を行な
う。押出成形工程は、押出機にて、シリンダに充填した
ゴム素材を押出すことにより行ない、図4に示す押出成
形体31を形成する。次に、この押出成形体に加硫処理
工程を施す。この工程は、押出成形体31を、主として
加熱用のマイクロ波加熱装置(UHF)や主として保温
用の熱風加硫装置(HAV)に通すことにより行なう。 次に押出成形体31の摺動部位となる箇所の表面に、バ
フ研磨工程を施す。このバフ研磨処理を施した部位に、
接着剤を塗布する。この塗布方法として、例えば、ロー
ルコート法を用いることができる。すなわち、ローラ間
に押出成形体31を通過させると共に、接着剤を満たし
た収納タンクをローラ上に設置し、収納タンクとローラ
との隙間(100μm程度)から接着剤を繰り出してロ
ーラ表面に付着させ、これを押出成形体に転写させる方
法である。これにより、押出成形体上に接着剤を100
μm程度の厚さに塗布するなお、接着剤の種類としては
、天然ゴム系、クロロプレン系、アクリル系、ウレタン
系等の接着剤を用いることができる。続いて、植毛工程
を行なう。この工程として、例えば静電植毛法を用いる
ことができる。すなわち、接着剤を塗布した押出成形体
を電極間に通過させ、帯電したパイルを接着剤層に接着
固定する方法である。このようなパイルの材料として、
ポリアミド、ポリエステル等の樹脂パイルを用いること
ができる。なお、この場合に、植毛部となる部位以外の
領域をマスキング治具でマスキングし、パイルが付着し
ないようにしておく。次に、エアー吸引等により余った
パイルを除去する。その後、100℃〜150℃に加熱
して押出成形体を加熱して接着剤を乾燥硬化させること
により、パイルを付植固定させる。
【0010】続いて、滑材塗布工程を行なう。この工程
にて、パイルの先端に滑材の粒状体を付着させるのであ
るが、この方法としては、滑材をスプレー塗布すること
により行われる。このとき、同時にリップ部13に滑材
をスプレー塗布することにより滑材層17も形成する。 なお、滑材をスプレー塗布する場合には、滑材の粒状体
23を形成するのに適当な流体径となるように滑材の粘
度を調製すると共に、その噴射圧を適切に設定する。ま
た、使用する滑材として、ウレタン、シリコン等を用い
ることができる。なお、滑材としてウレタンを基材とし
た場合には、各種材料の配合例としては、特公昭63−
28937号公報に詳しく記載されている。
【0011】次に、滑材を加熱して乾燥させることによ
り硬化させる。続いて、形成体を冷却器により冷却して
、その後、所定の長さに裁断することにより、ガラスラ
ン1を完成する。なお、基材9の材料を軟質PVCとし
た場合には、加硫工程が省略され、かわりに冷却工程が
入ると共に、乾燥工程での温度もゴムより低く設定され
る。
【0012】<実験例>次に、上記実施例を適用した具
体的な一実験例を説明する。まず、ゴム素材として、E
PDMを使用し、その配合は以下の通りである。 注1)  「JSREP  57C」(日本合成ゴム株
式会社製:商品名) 次に、加硫条件として、200℃×4分を採用した。続
く植毛工程として、静電植毛法を採用した。使用したパ
イルは、径(3デニール)、長さ(0.8mm〜1.0
mm)の6−ナイロンであり、50〜100本/mm2
の密度となるように植毛した。このときの静電植毛条件
として、以下の条件を採用した。 電極間距離                   1
20     mm植毛電圧            
           50     KV続いて除毛
処理をした後に、ウレタン滑材をスプレー塗布した。ウ
レタン滑材の配合は以下の通りである。 第1のウレタンプレポリマー    100  重量部
ひまし油ポリオール              32
  重量部フッ素樹脂               
       32  重量部シリコーンオイル   
             32  重量部第2のウレ
タンプレポリマー      40  重量部ここで、
第1のウレタンプレポリマーは、C2 〜C6 の飽和
ジオール、C4 〜C6 の有機ジカルボン酸より合成
した末端に水酸基を有する分子量1000〜3000の
ポリエステルポリオールと有機ジイソシアネートとをN
CO:OH=0.6〜0.95:1のモル比で反応させ
て得られる末端に水酸基を有するポリマーである。また
、第2のウレタンプレポリマーは、低分子ポリオールと
有機ジイソシアネートとを反応させて得られる末端にイ
ソシアネート基を有するポリマーである。このような、
各種材料の配合により、ウレタンの固形分を20重量%
程度に調合した。また、ウレタンの滑材のスプレー塗布
の条件として、粘度150cpsの滑材で、霧化圧力:
3kg/cm2を採用した。次に、滑材を100℃〜1
50℃に加熱して乾燥させることにより硬化させた。続
いて、形成体を冷却器により冷却して、その後、所定の
長さに裁断することにより、ガラスラン1を完成した。
【0013】次に、このガラスラン1について、室温で
24時間放置した後、以下に説明する試験を行なった。 (1)  摺動抵抗測定試験 図6に示すような、枠体41にガラスラン1を組み付け
、溝15にガラス43を摺動させ、そのときの摺動抵抗
を測定した。なお、ガラス43の押し付け荷重は、3k
gとし、ガラス43の摺動速度は、100mm/分とし
た。このときの摺動抵抗は、1.0kg/20mmであ
り、従来の植毛品の1.3kg/20mmと比較して小
さくすることができた。 (2)  耐摩耗性試験 (1)の試験と同様な状態にて、学振型摩耗試験を用い
て、矢印方向にストローク100mmにてガラス43を
摺動させ、耐摩耗性の試験を行なった。その結果、10
,000回の摺動を繰り返しても、摺動抵抗の変化はほ
とんどなく、しかも、パイルの抜け等の異常もなかった
【0014】また、本発明を適用可能なガラスランとし
ては、図3に示すようなシングルチャンネル形のガラス
ランだけでなく、ダブルチャンネル形等の他のタイプの
ガラスランにも適用可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガラスラン
によれば、基体の植毛部のパイル先端に、滑材からなる
粒状体を付着させることにより、従来の植毛のみを施し
たガラスランに比べ、さらにガラスを滑らかに摺動させ
ることができた。しかも、パイルは、滑材により根元で
固められていないので、揺動する角度が小さくなり、根
元の部分で疲労して折れたり、抜けたりすることが少な
く、よって、植毛部の耐久性を向上させることができた
。さらに、植毛部のパイルは、根元にて滑材により傾け
られないで、整然と付植されて立毛した状態になってい
るので、見栄えがよくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるガラスランの植毛部
を示す拡大断面図。
【図2】ガラスランを装着した車両を説明する説明図。
【図3】同実施例にかかるガラスランを示す断面図。
【図4】同実施例にかかる押出成形体を示す断面図。
【図5】同実施例にかかるガラスランの製造工程図。
【図6】ガラスランの抵抗試験を示す斜視図。
【図7】従来のガラスランを示す断面図。
【図8】従来のガラスランの植毛部を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1    ガラスラン 7    ウインドガラス 9    基体 11    基底部 13    リップ部 15    溝 19    パイル 21    植毛部 23    粒状体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ガラスに対する摺動部位を有する高分
    子材料製の基体と、この基体の摺動部位にパイルを付植
    させて形成した植毛部と、を備えたガラスランにおいて
    、上記植毛部の各パイルの先端に、滑材からなる粒状体
    を付着させたことを特徴とするガラスラン。
JP3146725A 1991-05-21 1991-05-21 ガラスラン Pending JPH04345527A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3146725A JPH04345527A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 ガラスラン

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JP3146725A JPH04345527A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 ガラスラン

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JP3146725A Pending JPH04345527A (ja) 1991-05-21 1991-05-21 ガラスラン

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JP (1) JPH04345527A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019208638A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 東海興業株式会社 車両用ベルトモール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019208638A1 (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 東海興業株式会社 車両用ベルトモール
US11872871B2 (en) 2018-04-26 2024-01-16 Tokai Kogyo Co., Ltd. Vehicular belt moldings

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