JPH03146163A - ガラスランの製造方法 - Google Patents

ガラスランの製造方法

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JPH03146163A
JPH03146163A JP28523289A JP28523289A JPH03146163A JP H03146163 A JPH03146163 A JP H03146163A JP 28523289 A JP28523289 A JP 28523289A JP 28523289 A JP28523289 A JP 28523289A JP H03146163 A JPH03146163 A JP H03146163A
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JP
Japan
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glass
glass run
film
urethane
pile
Prior art date
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Pending
Application number
JP28523289A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikatsu Kanehara
金原 敏勝
Masatoshi Sugimoto
杉本 正俊
Masataka Sasayama
笹山 正隆
Etsuro Mori
森 悦郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication of JPH03146163A publication Critical patent/JPH03146163A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ガラス摺動部位が植毛処理されたガラスラン
を製造する方法に関する。
本発明を通用可能なガラスランとしては、ドアガラスラ
ン(第2図)、ドアガラスウェザストリップ(第3図)
、サンルーフウェザストリップ、ドアミラーブラケット
(第4図)等を挙げることができる。
本明細書で使用する高分子弾性体等の略号−覧を下記に
示す。
EPDM・・・エチレンプロピレンゴム(硫黄加硫可能
タイプ) NBR・・・アクリロニトリルゴム、 pvc・・・ポリ塩化ビニル、 TPE・・・熱可盟性エラストマー pp・・・ポリプロピレン、 DOP・・・ジオクチルフタレート、 また、本明細書で、配合単位は、特にことわらない限り
、重量単位とする。
〈従来の技術〉 従来、ガラス摺動部位が植毛処理されたガラスランの製
造に際して、当該植毛処理は、通常、静電植毛による方
法が主流であった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、静電植毛するための装置は高価でイ二シアルコ
ストが大きかった。また、静電植毛の高圧静電界に方向
性があり、ガラス摺動部位Sが曲面に形成されていたり
第3図に示す如く、さらには、第2・4図に示す如く、
ガラス摺動部位Sが内側に位置する場合があり、このよ
うな場合、摺動部位全体にわたり均一な植毛層7を形成
することは困難又は不可能であった。
本発明は、上記の問題点を解決することのできるガラス
ランの製造方法を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段〉 本発明のガラスランの製造方法は、上記課題を下記構成
により解決するものである。
ガラス摺動部位が植毛処理されたガラスランを製造する
方法であって、 前記ガラス摺動部位のガラスラン本体表面に、軟質のウ
レタン塗膜を形成し、該ウレタン塗膜が乾燥しないうち
に、太さ;0.5〜3.0デニール、長さ=0.5〜2
 lのパイル1〜20%を溶剤に分散させた分散液を、
前記ウレタン塗膜上にスプレー塗布して植毛層を形成し
て、前記植毛処理を行なう、ことを特徴とする。
〈実施の態様〉 本発明の方法をよりよく理解するために、本発明の実施
の態様を以下に説明をする(第1図参照)。
(1)ガラス摺動部位Sのガラスラン本体1表面に軟質
のウレタン塗膜5を形成する。
■ガラスラン本体1は、通常、押出成形により製造する
。ミラーブラケットの場合は型成形による。成形材料と
しては、NBR%NBR/PVCブレンド、EPDM等
の合成ゴム材料、および、ポリエステル系、ポリオレフ
ィン系、ポリウレタン系等のTPE材料を使用可能であ
る。なお、ガラスラン本体1は通常、成形後、脱脂処理
後ブライマー処理層3を形成しておく。特に、成形材料
が、EPDMやポリオレフィン系TPEの場合は、ウレ
タン塗膜5の基材に対する実用的な密着強度を得るため
に必然的である。このブライマー処理には、塩素化PP
やアクリル変性EPDMを含有する溶液形ブライマーが
望ましい。
■ウレタン塗膜5を形成するウレタン系塗料としては、
油変性形・湿気硬化形・ブロック形等の一液型、触媒硬
化形・ポリオール硬化形等の二液型いずれでもよいが、
塗膜性能の見地からはポリオール硬化形が望ましい。ウ
レタン系塗料のイソシアネート成分は、脂肪族系または
脂環式系の、いわゆる非黄変性のものが望ましい、特に
、屋外で使用され紫外線等に曝されることが多いガラス
ラン本体においては、必然的となる。
なお、このウレタン系塗料には、通常、着色剤、乾燥剤
、増粘剤、レベリング剤、紫外線吸収剤が適宜配合され
ている。また、溶剤としては、通常、芳香族系、脂肪族
系、エステル系、ケトン系から適宜、111又は2種以
上選択して使用をするまた、このウレタン塗膜の軟質の
程度は、通常引張り伸張度で50%以上とする。塗布方
法は、特に限定されず、刷毛塗り、フローコート、ロー
ルコート、スプレー塗布等、適宜選択して使用する。な
お、ガラス摺動部位がガラスラン本体の内側に位置する
場合は、内側へスプレーガンのノズルを回り込ませて内
側塗布が容易なスプレー塗布が望ましい。
この、ウレタン塗膜の膜厚は、通常、乾燥膜厚10〜1
00μmとする。膜厚が、10μm未満では、次の植毛
層7を形成する際のパイルの起毛性(直立性)が良好で
なく、さらには、成形品にソフトな触感を付与しがたい
(2)続いて、上記ウレタン塗膜5が乾かないうちに、
下記組成の分散液を用いて、スプレー塗布を行ない、植
毛層(パイル起毛層)7を形成する、即ち、パイルをウ
レタン塗膜5に部分埋設して固定することにより植毛層
7を形成する。
その後、室温乾燥しておいても良いが、通常は、生産性
の見地から、パイルの耐熱温度に応じて60〜b 行なう、なお、スプレー塗布の方式は、エア・エアレス
方式を問わないが、パイル起毛性の見地からは、エア方
式が好ましい。また、ウレタン塗膜形成の場合と同様、
ガラス摺動部位がガラスラン本体の内側に位置する場合
は、内側へのスプレーノズルのを回り込ませが容易なよ
うに、ノズル先端形状を屈曲させたものを使用すること
が望ましい。
分散液組成 太さ:0.5〜3.0デニール、長さ:0.1〜2 m
mのパイルを1〜20%を溶剤に添加分散させたもの。
この分散液には、必要により、紫外線吸収剤、増結剤等
の副資材を添加する。
また、溶剤は、特に限定されないが、ウレタン塗膜に対
する接着性から、前述のウレタン系塗料に使用したもの
と同系のものを使用可能である。
さらには、生産性の見地から揮発性溶剤が望ましい。
パイル太さ及び長さが上記数値より小さいと、それぞれ
、パイルのウレタン塗膜面5aからの直立性が弱く、ま
た、ウレタン塗膜面5aからの突出長さが小さくなるた
め、良好な摺動性を得がたい。上記数値より大きいと、
スプレーガンがつまりやすく、スプレー塗装が困難とな
る。
また、パイルの添加量が、1%未満では、ガラスランの
摺動面部位のパイル密度が粗となり、やはり、該部位に
良好な摺動性を得がたい。20%を超えると、上記同様
、スプレーガンがつまりゃすく、スプレー塗布が困難と
なる。
パイルの材質は、ポリエステル・レーヨン・ナイロン系
等のものを使用するが、溶剤への分散性、ウレタン塗膜
に対する接着性、および摺動性の見地からナイロン繊維
系のものが望ましい。
〈試験例〉 (1)第1・2表に示す配合処方のNBR/PVC系(
実施例1)およびEPDM系(実施例2)の各ゴム配合
物を使用して、圧縮成形により、表示の成形条件で加硫
成形して、シート状の試験片(50x50x2mmt)
を調製した。
(2)各試験片本体の表面を、トリクロロエタンで脱脂
処理した。実施例2の場合は塩素化PP含有ブライマー
によりブライマー処理をした。
(3)次に、ポリオール硬化形の二液形塗料(主剤、ポ
リエステルポリオール、硬化剤・ポリイソシアネート)
で、スプレー塗布により、乾燥膜厚40μmとなるよう
にウレタン塗膜を形成した。
(4)続いて、該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに(約
3分後)、6ナイロン繊維パイル(太さ;2.0D、長
さ; 1.Omm) 15%を溶剤(トルエン:60%
、キシレン=15%、酢酸ブチル:25%)に添加分散
させた分散液を、スプレーガン(口径:1.5mmφ)
で塗布し、植毛層を形成した。その後80℃×30分の
条件で乾燥を行なった。
こうして調製した各試験片について、摩擦抵抗(動摩擦
係数)をASTM−D−1894に準じて、引張速度2
00■/分、荷重500gの条件で測定し、下記式によ
りガラスに対する動摩擦係数を求めた。なお、未処理品
および静電植毛品(ナイロンパイル+ 3.OD x 
O,8++++n)についても同様に測定した。
各試験結果を第3表に示す。本発明の実施例1・2は、
対応する未処理品である比較例1・2にに対しては勿論
、静電植毛品である従来例に対しても、優れるとも劣ら
ない良好な摺動性を示すことが分る。
〈発明の作用・効果〉 本発明のガラスランの製造方法は、上記の如く、ガラス
摺動部位のガラスラン本体表面に軟質のウレタン塗膜を
形成し、該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに、所定仕様
のパイル1〜20%を溶剤に分散させた分散液を、ウレ
タン塗膜上にスプレー塗布して植毛層を形成して、植毛
処理を行なうことを特徴とする構成であるため、下記の
ような作用・効果を奏する。
(1)ガラスラン製造においてガラス摺動部位に植毛処
理をするに際し、高価な静電植毛装置を使用する必要が
ない。即ち、簡単なスプレー等による塗布工程を繰り返
すだけで、静電植毛に優れるとも劣らない摺動性を有す
る植毛層をガラス摺動部位に形成することができる。
また、ガラス摺動部位が、静電植毛装置では均一な植毛
層の形成が困難な曲面であっても、さらには、植毛層自
体の形成が困難若しくは不可能なガラスランの内側位置
にあっても、植毛層を形成可能である。即ち、スプレー
のノズルを「<」の字形等にしておけば、容易に該部位
にウレタン塗n莫層および植毛層の形成が塗布により可
能になる第  1  表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法で製造した植毛層形成部位のモデ
ル断面図、 第2〜4図はそれぞれ本発明の方法を通用可能なガラス
ランの各側を示す断面図である。 1・・・成形品本体、 3・・・プライマー層、 5・・・ウレタン塗膜、 7・・・植毛層、 S・・・ガラス摺動部位。 特  許  出  願 人 豊田合成株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ガラス摺動部位が植毛処理されたガラスランを製造する
    方法であつて、 前記ガラス摺動部位のガラスラン本体表面に、軟質のウ
    レタン塗膜を形成し、 該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに、太さ;0.5〜3
    .0デニール、長さ;0.5〜2mmのパイル1〜20
    重量%を溶剤に添加分散させた分散液を、前記ウレタン
    塗膜上にスプレー塗布して植毛層を形成して、前記植毛
    処理を行なう、 ことを特徴とするガラスランの製造方法。
JP28523289A 1989-10-31 1989-10-31 ガラスランの製造方法 Pending JPH03146163A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021154934A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 日本バイリーン株式会社 ガラスラン用摺動テープ材

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