JPH01119371A - フアブリツク調成形品の製造方法 - Google Patents

フアブリツク調成形品の製造方法

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JPH01119371A
JPH01119371A JP27662387A JP27662387A JPH01119371A JP H01119371 A JPH01119371 A JP H01119371A JP 27662387 A JP27662387 A JP 27662387A JP 27662387 A JP27662387 A JP 27662387A JP H01119371 A JPH01119371 A JP H01119371A
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JP
Japan
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pile
fabric
molded product
film
undercoat
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Pending
Application number
JP27662387A
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English (en)
Inventor
Kuniyoshi Kondo
近藤 国芳
Masatoshi Tsutsui
筒井 將年
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、フアブリツク調外観を有するプラスチック成
形品の製造方法にに関する。
〈従来の技術〉 従来、プラスチック成形品(以下単に「成形品」と称す
ることがある。)にフアブリツク調外観を付与する方法
としては、通常、静電植毛による方法が主流であった。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、静電植毛するための装置は高価でイニシアルコ
ストが大きく、昨今の同一成形品に対する意匠の多様化
要請に伴なう多品種少量生産には不向きであった。さら
には、静電植毛の高圧静電界に方向性があり、凹凸のあ
る成形品には均一な植毛面(フアブリツク面)に形成す
ることは困難であり、静電植毛できる成形品の意匠面形
状が限定された。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、上記問題点を解決するために、鋭意開発
に努力をした結果、下記構成のフアブリツク調成形品の
製造方法に想到し得た。
プラスチック成形品本体上にウレタン系塗料で軟質の下
塗塗膜を形成後、該下塗塗膜が乾燥しないうちに、樹脂
分1〜15重量%のラッカー系塗料に、太さ;0.5〜
2.0デニール(D)、長さ;0.2〜0.5−■のパ
イルを5〜15重量%添加混合したものを、前記下塗塗
膜上にスプレー塗布してパイル起毛層を有する上塗塗膜
を形成することを特徴とするフアブリツク調成形品の製
造方法。
〈実施の態様〉 本発明の方法をよりよく理解するために、本発明の実施
の態様を以下に説明をする。
(1)プラスチック成形品本体にウレタン系塗料を使用
しで、軟質の下塗塗膜を形成する。
ここで、プラスチック成形品の材料としては、ABS樹
脂、ポリプロピレン(pp)、ポリ塩化ビニル等を挙げ
ることができ、また、成形品の成形方法は、射出成形、
トランスファー成形、ブロー成形、コンプレッション成
形、押出成形等、特に限定されない。
ウレタン系塗料としては、油変性形・湿気硬化形・ブロ
ック形等の一液型、触媒硬化形・ポリオール硬化形等の
二液型いずれでもよいが、塗膜性能の見地からはポリオ
ール硬化形が望ましい、ウレタン系塗料のイソシアネー
ト成分は、脂肪族系または指環式系の、いわゆる非黄変
性のものが望ましい。特に、屋外で使用され紫外線等に
曝されることが多い成形品において、後述の上塗り塗膜
を透明なりリア系のものを使用する場合は、耐候性・耐
光性の見地から気を付ける必要がある。
また、この下塗塗膜の軟質の程度は、通常、引張り伸張
度で50%以上とする。塗布方法は、特に限定されず、
刷毛塗り、フローコート、ロールコート、スプレー塗布
等、適宜選択して使用するこの、下塗塗膜の膜厚は、通
常、乾燥膜厚10〜100μmとする。膜厚が、10μ
m未満では、次の上!4!塗膜の形成に際してパイルの
起毛性(直立性)が良好でなく、さらには、成形品にソ
フトな触感を付与しがたい。
当然の゛ことながら、この下塗り塗膜形成に先立ち、プ
ラスチック成形品本体は、アルコール等で脱脂処理をし
ておく、また、プラスチック成形品本体が、PP等の非
極性材料である場合は、前もって、表面をプラズマ等に
より極性化処理又はブライマー処理をしておく必要があ
る。
(2)続いて、上記下塗り塗膜が乾かないうちに、下記
組成の塗料をもちいて、スプレー塗布を行ない、パイル
起毛層を有する上塗塗膜を形成するその後、室温乾燥し
ておいても良いが、通常は、生産性の見地から、プラス
チック成形品本体の耐熱温度に応じて60〜100tx
 2〜0.5 hノ条件で加熱乾燥を行なう、なお、ス
プレー塗布の方式は、エア・エアレス方式を問わないが
、パイル起毛性の見地からは、エア方式が好ましい。
塗料組成; 樹脂分1〜15wt%のラッカー系塗料に、太さ: 0
.5〜2.0デニール、長さ; 0.2〜0.5 am
(7)パイルを5〜15wt%添加したもの。
上記において、樹脂分が1wt%未満であると、パイル
の塗膜に対する結合性に問題点が生じやすい(脱毛しや
すくなる)、また、樹脂分が15wt%を超えると、パ
イルが塗膜中に埋りやすくパイルの塗膜面からの突出長
さが小さくなり、フアブリツク感増大要素である嵩高性
が低減して望ましくない。
上記樹脂分としては、下塗り塗膜と同系のウレタン系又
はアクリルウレタン系のものを通常使用するが、下塗り
塗膜と密着性の良好のものなら、上記に限定されるもの
ではない、この樹脂分には、必要に応じて、顔料、さら
には、他の副資材を混合しておくことができる。
また、ラッカーを構成する揮発性溶剤は、通常のラッカ
ー系塗料に使用されるシンナーを使用する。
パイル太さ及び長さが上記数値より小さいと、それぞれ
、パイルの塗膜面からの直立性が弱く、また、塗膜面か
らの突出長さが小さくなるため、前述と同様、フアブリ
ツク感の増大要素である嵩高性が低減して望ましくない
、上記数値より大きいと、スプレーガンがつまりやすく
、スプレー塗装が困難となる。
また、パイルの添加量が、5wt%未満では、成形品表
面のパイル密度が粗となり、成形品表面にフアブリツク
感を付与しがたく、15宵t%を超えると、上記同様、
スプレーガンがつまりやすく、スプレー塗布が困難とな
る。
パイルの材質は、ポリエステル・レーヨン・ナイロン系
等のものを使用するが、分散性、接着性の見地からナイ
ロン11M系のものが望ましい。
この上塗塗膜の樹脂分膜厚は、パイルが下塗塗膜上に密
着して起毛可能な即ち、パイル起毛層形成可能な厚さな
らば、パイルの突出量が大きい程、フアブリツク感が増
すため、可及的にうすいことが望ましく、通常、1〜2
0μmとする。
〈実施例〉 ABS性のプラスチック成形品本体1の表面を、イソプ
ロピルアルコールで脱脂処理したあと、ポリオール硬化
形の二液形塗料で、スプレー塗布により、乾燥膜厚40
μmとなるように下塗塗膜3を形成した。続いて、該下
塗塗膜3が乾燥しないうちに(約2分後)、樹脂分10
wt%のウレタン系ラッカーに6ナイロン繊維バイルl
:す; 1゜00、長さ; 0.3 mm)を10wt
%添加混合したものを、スプレーガン(口径;1.5m
mφ)で塗布し、パイル起毛層7を有する上塗塗111
5を形成した。その後、80℃X30分の条件で乾燥を
行なった。
こうして製造した成形品の表面には、意匠性の高いファ
ブリック感が得られた。
〈発明の作用・効果〉 本発明のフアブリツク調成形品の製造方法は、上記の如
く、プラスチック成形品本体上にウレタン系塗料で軟買
の下!!!塗膜層を形成後、該下塗塗膜層が乾燥しない
うちに、樹脂分1〜15重量%のラッカー系塗料に、太
さ;0.5〜2.0デニール、長さ;0.2〜0.5 
armのパイルを5〜15重量%添加混合したものを、
前記下!!!塗膜上にスプレー塗布してファブリック調
塗面を形成することにより、下記のような効果を奏する
フアブリツク調を成形品表面に付与するために、従来の
如く、静電植毛装置を使用する必要がなく、即ち、簡単
な塗装だけで済む、従って、本発明の方法は、昨今の同
一成形品に対する意匠の多様化要請に伴なう多品種少量
生産に好適なものである。
また、静電植毛における如く、電界の方向性を考慮する
必要がなく、凹凸のある成形品意匠面に均一なフアブリ
ツク面を形成することができ、成形品の意匠面形状に限
定されない。
【図面の簡単な説明】
′!J1図は本発明の実施例で製造したファプリツタ調
成形品のモデル断面図である。 1・・・成形品本体、 3・・・下塗側L 5・・・上塗塗膜、 7・・・パイル起毛層。 特  許  出  願  人 豊田合成株式会社 。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラスチック成形品本体上にウレタン系塗料で軟質の下
    塗塗膜を形成後、該下塗塗膜が乾燥しないうちに、樹脂
    分1〜15重量%のラツカー系塗料に、太さ;0.5〜
    2.0デニール、長さ;0.2〜0.5mmのパイルを
    5〜15重量%添加混合したものを、前記下塗塗膜上に
    スプレー塗布してパイル起毛層を有する上塗塗膜を形成
    することを特徴とするフアブリツク調成形品の製造方法
JP27662387A 1987-10-30 1987-10-30 フアブリツク調成形品の製造方法 Pending JPH01119371A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27662387A JPH01119371A (ja) 1987-10-30 1987-10-30 フアブリツク調成形品の製造方法

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JPH01119371A true JPH01119371A (ja) 1989-05-11

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ID=17572018

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JP27662387A Pending JPH01119371A (ja) 1987-10-30 1987-10-30 フアブリツク調成形品の製造方法

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JP (1) JPH01119371A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03146163A (ja) * 1989-10-31 1991-06-21 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスランの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03146163A (ja) * 1989-10-31 1991-06-21 Toyoda Gosei Co Ltd ガラスランの製造方法

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