JP2670587B2 - ウエザストリツプの製造方法 - Google Patents
ウエザストリツプの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、中空シール部を具備するEPR製のウエザス
トリツプ本体の少なくとも中空シール部表面が植毛され
ているウエザストリツプの製造方法に関する。
トリツプ本体の少なくとも中空シール部表面が植毛され
ているウエザストリツプの製造方法に関する。
ここで中空シール部を有するウエザストリツプとして
は、第2〜4図に示すようなドアウエザストリツプの他
に、トランクリツドウエザストリツプ、ルーフウエザス
トリツプ等を挙げることができる。
は、第2〜4図に示すようなドアウエザストリツプの他
に、トランクリツドウエザストリツプ、ルーフウエザス
トリツプ等を挙げることができる。
以下に、本明細書で使用する略号の一覧を示す。
EPR……エチレンプロピレンゴム(EPDMを含む。) EPDM……エチレンプロピレンジエンターポリマーゴム、 PP……ポリプロピレン、 なお、本明細書で、配合単位は、特にことわらない限
り、重量単位とする。
り、重量単位とする。
<従来の技術> ここでは、図例のような、中空シール部1とインサー
ト3が埋設されたトリム部5とからなるドアウエザスト
リツプを例に採り説明をする。
ト3が埋設されたトリム部5とからなるドアウエザスト
リツプを例に採り説明をする。
カーボンブラツク配合系のEPDM加硫物は、耐候性・対
オゾン性・耐候性等に優れているため、ウエザストリツ
プ成形材料の主流である。
オゾン性・耐候性等に優れているため、ウエザストリツ
プ成形材料の主流である。
そして、従来、中空シール部を具備するウエザストリ
ツプにおいて、シール性および意匠性の見地から、それ
ぞれ第2〜4図に示す如く、中空シール部1およびトリ
ム部5の一方又は双方に、植毛処理部Sを形成したい場
合がある。この植毛処理部Sの形成には、静電植毛によ
る方法が考えられる。
ツプにおいて、シール性および意匠性の見地から、それ
ぞれ第2〜4図に示す如く、中空シール部1およびトリ
ム部5の一方又は双方に、植毛処理部Sを形成したい場
合がある。この植毛処理部Sの形成には、静電植毛によ
る方法が考えられる。
<発明が解決しようとする課題> しかし、静電植毛するための装置は高価でイニシアル
コストが大きい。さらには、静電植毛の高圧静電界に方
向性があり、中空シール部1のようなドーム面(第2図
参照)に植毛層7を全面にわたり均一に形成するこ困難
である。
コストが大きい。さらには、静電植毛の高圧静電界に方
向性があり、中空シール部1のようなドーム面(第2図
参照)に植毛層7を全面にわたり均一に形成するこ困難
である。
そこで、プラスチツク成形品に適用するものである
が、本願出願人により、下記フアブリツク調成形品の製
造方法が提案されている(特開平1−119371号公報参
照)。
が、本願出願人により、下記フアブリツク調成形品の製
造方法が提案されている(特開平1−119371号公報参
照)。
「プラスチツク成形品本体上に軟質のウレタン塗膜を
形成後、該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに、樹脂分1
〜15重量%のラツカー系塗料に、太さ;0.5〜2.0デニー
ル(D)、長さ;0.2〜0.5mmのパイル5〜15重量%を添
加分散させた分散液を、ウレタン塗膜上にスプレー塗布
してパイル起毛層を形成することを特徴とする。」 <発明が解決しようとする課題> しかし、上記植毛処理方法をEPR製のウエザストリツ
プに適用しようとした場合、下記のような問題点が生じ
ることが分つた。
形成後、該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに、樹脂分1
〜15重量%のラツカー系塗料に、太さ;0.5〜2.0デニー
ル(D)、長さ;0.2〜0.5mmのパイル5〜15重量%を添
加分散させた分散液を、ウレタン塗膜上にスプレー塗布
してパイル起毛層を形成することを特徴とする。」 <発明が解決しようとする課題> しかし、上記植毛処理方法をEPR製のウエザストリツ
プに適用しようとした場合、下記のような問題点が生じ
ることが分つた。
(1)ウエザストリツプ本体の植毛処理部におけるEPR
基材に対するウレタン塗膜の密着性が十分に得がたい。
特に、走行中に発生するガラス微震動を受ける場合に問
題になり易い。
基材に対するウレタン塗膜の密着性が十分に得がたい。
特に、走行中に発生するガラス微震動を受ける場合に問
題になり易い。
(2)ウエザストリツプに植毛層を形成する際の、パイ
ル・分散液およびスプレー条件によつては、パイル全体
が埋設してしまう部位が発生して、良好なシール性およ
び風合を有する植毛層を安定して得がたい。
ル・分散液およびスプレー条件によつては、パイル全体
が埋設してしまう部位が発生して、良好なシール性およ
び風合を有する植毛層を安定して得がたい。
本発明は、上記に問題点を解決することのできるウエ
ザストリツプの製造方法を提供することを目的とする。
ザストリツプの製造方法を提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明のウエザストリツプの製造方法は、上記課題を
下記構成により解決するものである。
下記構成により解決するものである。
中空シール部を具備するEPR製のウエザストリツプ本
体の少なくとも中空シール部表面が植毛処理されている
ウエザストリツプを製造するに際して、 ウエザストリツプの本体の植毛処理部表面に、軟質の
ウレタン塗膜を形成し、該ウレタン塗膜が乾燥しないう
ちに、太さ;0.5〜3.0デニール、長さ;0.1〜2mmのパイル
1〜20%を溶剤に添加分散させた分散液を、前記ウレタ
ン塗膜上にスプレー塗布してパイルを該ウレタン塗膜に
植設して、前記植毛処理を行なう方法であつて、 前記ウレタン塗膜の形成に先立ち、塩素化プロピレン
又はアクリル変性EPDMを含有するプライマー液でプライ
マー処理を行なう、ことを特徴とする。
体の少なくとも中空シール部表面が植毛処理されている
ウエザストリツプを製造するに際して、 ウエザストリツプの本体の植毛処理部表面に、軟質の
ウレタン塗膜を形成し、該ウレタン塗膜が乾燥しないう
ちに、太さ;0.5〜3.0デニール、長さ;0.1〜2mmのパイル
1〜20%を溶剤に添加分散させた分散液を、前記ウレタ
ン塗膜上にスプレー塗布してパイルを該ウレタン塗膜に
植設して、前記植毛処理を行なう方法であつて、 前記ウレタン塗膜の形成に先立ち、塩素化プロピレン
又はアクリル変性EPDMを含有するプライマー液でプライ
マー処理を行なう、ことを特徴とする。
<実施の態様> 本発明の方法をよりよく理解するために、本発明の実
施の態様を以下に説明をする(第1図参照)。
施の態様を以下に説明をする(第1図参照)。
(1)EPR製のウエザストリツプ本体1、5の植毛処理
部S表面にプライマー処理後、軟質のウレタン塗膜11を
形成する。
部S表面にプライマー処理後、軟質のウレタン塗膜11を
形成する。
ウエザストリツプ本体は、通常、中空シール部1を形
成するスポンジゴム材料と、トリム部5を形成するソリ
ツドゴム材料とを、インサート3とともに共押出・連続
加硫して成形する。
成するスポンジゴム材料と、トリム部5を形成するソリ
ツドゴム材料とを、インサート3とともに共押出・連続
加硫して成形する。
第1・2表に、それぞれスポンジゴム・ソリツドゴム
処方の各EPDM配合例を示す。
処方の各EPDM配合例を示す。
通常、ウエザストリツプ本体の植毛処理部S表面は、
アルコール等で脱脂処理後、プライマー処理をしてお
く。即ち、プライマー層13を形成しておく必要がある。
アルコール等で脱脂処理後、プライマー処理をしてお
く。即ち、プライマー層13を形成しておく必要がある。
当該プライマー液として、塩素化ポリプロピレン又は
アクリル変性EPDMを含有する溶液形のものを使用する。
これは、本発明の最大特徴の一つである。
アクリル変性EPDMを含有する溶液形のものを使用する。
これは、本発明の最大特徴の一つである。
ウレタン塗膜11を形成するウレタン系塗料としては、
油変性形・湿気硬化形・ブロツク形等の一液型、触媒硬
化形・ポリオール硬化形等の二液型いずれでもよいが、
塗膜性能の見地からはポリオール硬化形が望ましい。ウ
レタン系塗料のイソシアネート成分は、脂肪族系または
脂環式系の、いわゆる非黄変性のものが望ましい。特
に、屋外で使用され紫外線等に曝されることが多いウエ
ザストリツプにおいては、略必然的である。
油変性形・湿気硬化形・ブロツク形等の一液型、触媒硬
化形・ポリオール硬化形等の二液型いずれでもよいが、
塗膜性能の見地からはポリオール硬化形が望ましい。ウ
レタン系塗料のイソシアネート成分は、脂肪族系または
脂環式系の、いわゆる非黄変性のものが望ましい。特
に、屋外で使用され紫外線等に曝されることが多いウエ
ザストリツプにおいては、略必然的である。
なお、このウレタン系塗料には、通常、着色剤、乾燥
剤、増粘剤、レベリング剤、紫外線吸収剤が適宜配合さ
れている。また、溶剤としては、通常、芳香族系、脂肪
族系、エステル系、ケトン系から適宜、1種又は2種以
上選択して使用をする。また、このウレタン塗膜の軟質
の程度は、通常、引張り伸張度で50%以上とする。塗布
方法は、特に限定されず、刷毛塗り、フローコート、ロ
ールコート、スプレー塗布等、適宜選択して使用する。
剤、増粘剤、レベリング剤、紫外線吸収剤が適宜配合さ
れている。また、溶剤としては、通常、芳香族系、脂肪
族系、エステル系、ケトン系から適宜、1種又は2種以
上選択して使用をする。また、このウレタン塗膜の軟質
の程度は、通常、引張り伸張度で50%以上とする。塗布
方法は、特に限定されず、刷毛塗り、フローコート、ロ
ールコート、スプレー塗布等、適宜選択して使用する。
この、ウレタン塗膜の膜厚は、通常、乾燥膜厚10〜10
0μmとする。膜厚が、10μm未満では、次の植毛層7
を形成する際のパイルの起毛性(直立性)が良好でな
く、さらには、成形品にソフトな感触を付与しがたい。
0μmとする。膜厚が、10μm未満では、次の植毛層7
を形成する際のパイルの起毛性(直立性)が良好でな
く、さらには、成形品にソフトな感触を付与しがたい。
(2)続いて、上記ウレタン塗膜が乾かないうちに、下
記組成の分散液を用いて、スプレー塗布を行ない、パイ
ルをウレタン塗膜に植設して植毛層7を形成する。即
ち、各パイルはウレタン塗膜11に長さ方向の一端部を埋
設して固定する。
記組成の分散液を用いて、スプレー塗布を行ない、パイ
ルをウレタン塗膜に植設して植毛層7を形成する。即
ち、各パイルはウレタン塗膜11に長さ方向の一端部を埋
設して固定する。
その後、室温乾燥しておいても良いが、通常は、生産
性の見地から、パイルの耐熱温度に応じて60〜100℃×
2〜0.5hの条件で加熱乾燥を行なう。続いて、エアブロ
ー等によりウレタン塗膜に固定できなかつたパイルを除
去しておく。
性の見地から、パイルの耐熱温度に応じて60〜100℃×
2〜0.5hの条件で加熱乾燥を行なう。続いて、エアブロ
ー等によりウレタン塗膜に固定できなかつたパイルを除
去しておく。
なお、スプレー塗布の方式は、エア・エアレス方式を
問わないが、パイル起毛性の見地からは、エア方式が好
ましい。
問わないが、パイル起毛性の見地からは、エア方式が好
ましい。
分散液組成; 太さ;0.5〜3.0デニール(D)、長さ;0.1〜2mmのパイ
ル1〜20%を溶剤に添加分散させたもの、この分散液に
は、適宜、増粘剤、紫外線等の副資材を添加する。
ル1〜20%を溶剤に添加分散させたもの、この分散液に
は、適宜、増粘剤、紫外線等の副資材を添加する。
また、溶剤は、特に限定されないが、ウレタン塗膜に
対する密着性の見地から、前述のウレタン系塗料に使用
したものと同系のものを使用可能である。
対する密着性の見地から、前述のウレタン系塗料に使用
したものと同系のものを使用可能である。
パイル太さ及び長さが上記数値より小さいと、それぞ
れ、パイルのウレタン塗膜面11aからの直立性が弱く、
また、ウレタン塗膜面11aからの突出長さが小さくなる
ため、フアブリツク感の増大要素である嵩高性が低減し
て望ましくない。上記数値より大きいと、スプレーガン
がつまりやすく、スプレー塗装が困難となる。
れ、パイルのウレタン塗膜面11aからの直立性が弱く、
また、ウレタン塗膜面11aからの突出長さが小さくなる
ため、フアブリツク感の増大要素である嵩高性が低減し
て望ましくない。上記数値より大きいと、スプレーガン
がつまりやすく、スプレー塗装が困難となる。
また、パイルの添加量が、1%未満では、ゴム成形品
表面のパイル密度が粗となり、ゴム成形品表面にフアブ
リツク感を付与しがたく、20%を超えると、上記同様、
スプレーガンがつまりやすく、スプレー塗布が困難とな
る。
表面のパイル密度が粗となり、ゴム成形品表面にフアブ
リツク感を付与しがたく、20%を超えると、上記同様、
スプレーガンがつまりやすく、スプレー塗布が困難とな
る。
パイルの材質は、ポリエステル・レーヨン・ナイロン
系等のものを使用するが、溶剤への分散性、ウレタン塗
膜に接着性の見地からナイロン繊維系のものが望まし
い。
系等のものを使用するが、溶剤への分散性、ウレタン塗
膜に接着性の見地からナイロン繊維系のものが望まし
い。
<実施例> (1)第1・2表に示す配合処方のEPDM系のスポンジゴ
ム・ソリツドゴム配合物を使用して、第2図に示す断面
のウエザストリツプを押出・連続加硫(加硫条件:200℃
×5分)して成形した。
ム・ソリツドゴム配合物を使用して、第2図に示す断面
のウエザストリツプを押出・連続加硫(加硫条件:200℃
×5分)して成形した。
(2)該ウエザストリツプ本体の植毛処理部(中空シー
ル部)表面を、トリクロロエタンで脱脂処理したあと、
第3表に示す各プライマー液によりプライマー処理をし
た。
ル部)表面を、トリクロロエタンで脱脂処理したあと、
第3表に示す各プライマー液によりプライマー処理をし
た。
(3)プライマー層を乾燥(室温×5分)させた後、ポ
リオール硬化形の二液形塗料(主剤:ポリエステルポリ
オール、硬化剤:ポリイソシアネート)で、スプレー塗
布により、乾燥膜厚40μmとなるようにウレタン塗膜を
形成した。
リオール硬化形の二液形塗料(主剤:ポリエステルポリ
オール、硬化剤:ポリイソシアネート)で、スプレー塗
布により、乾燥膜厚40μmとなるようにウレタン塗膜を
形成した。
(4)続いて、該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに(約
3分後)、6ナイロン繊維パイル(太さ;2.0D、長さ;1.
0mm)を15%となる量、揮発性溶剤(トルエン:60%、キ
シレン:15%、酢酸ブチル:25%)に添加分散させた分散
液を、スプレーガン(口径;1.5mmφ)で塗布し、植毛層
を中空シール部に形成した。その後、80℃×30分の条件
で乾燥を行なつた。
3分後)、6ナイロン繊維パイル(太さ;2.0D、長さ;1.
0mm)を15%となる量、揮発性溶剤(トルエン:60%、キ
シレン:15%、酢酸ブチル:25%)に添加分散させた分散
液を、スプレーガン(口径;1.5mmφ)で塗布し、植毛層
を中空シール部に形成した。その後、80℃×30分の条件
で乾燥を行なつた。
こうして製造した成形品の表面には、意匠性の高いフ
アブリツク感が得られた。
アブリツク感が得られた。
そして、中空シール部から採取した試験片(5×10
0mm)について、T形剥離試験(引張速度:100mm/min)
を行ない、また、 各ウエザストリツプの中空シール部について、耐微
震動摩耗試験(条件:圧縮量2mm、振幅±1.5mm、振動数
1000回/min)を行なつた。
0mm)について、T形剥離試験(引張速度:100mm/min)
を行ない、また、 各ウエザストリツプの中空シール部について、耐微
震動摩耗試験(条件:圧縮量2mm、振幅±1.5mm、振動数
1000回/min)を行なつた。
各試験結果を第3表に示す。本発明の実施例1・2
は、比較例1(プライマー処理なし)に対しては勿論、
比較例2(他の種類のプライマー処理あり)に対して
も、格段に大きな密着強さを示すことが分る。また、耐
微震動摩耗性も格段に向上することが分る。
は、比較例1(プライマー処理なし)に対しては勿論、
比較例2(他の種類のプライマー処理あり)に対して
も、格段に大きな密着強さを示すことが分る。また、耐
微震動摩耗性も格段に向上することが分る。
<発明の作用・効果> 本発明のウエザストリツプの製造方法は、上記の如
く、中空シール部を具備するEPR製のウエザストリツプ
本体の少なくとも中空シール部表面が植毛処理されてい
るウエザストリツプを製造するに際して、ウエザストリ
ツプ本体の植毛処理部表面に、軟質のウレタン塗膜を形
成し、該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに、太さ;0.5〜
3.0デニール、長さ;0.1〜2mmのパイル1〜20%を溶剤に
添加分散させた分散液を、前記ウレタン塗膜上にスプレ
ー塗布してパイルを該ウレタン塗膜に植設して、前記植
毛処理を行なう方法であつて、前記ウレタン塗膜の形成
に先立ち、塩素化プロピレン又はアクリル変性EPDMを含
有するプライマー液でプライマー処理を行なう、ことを
特徴とするため、下記のような作用効果を奏する。
く、中空シール部を具備するEPR製のウエザストリツプ
本体の少なくとも中空シール部表面が植毛処理されてい
るウエザストリツプを製造するに際して、ウエザストリ
ツプ本体の植毛処理部表面に、軟質のウレタン塗膜を形
成し、該ウレタン塗膜が乾燥しないうちに、太さ;0.5〜
3.0デニール、長さ;0.1〜2mmのパイル1〜20%を溶剤に
添加分散させた分散液を、前記ウレタン塗膜上にスプレ
ー塗布してパイルを該ウレタン塗膜に植設して、前記植
毛処理を行なう方法であつて、前記ウレタン塗膜の形成
に先立ち、塩素化プロピレン又はアクリル変性EPDMを含
有するプライマー液でプライマー処理を行なう、ことを
特徴とするため、下記のような作用効果を奏する。
(1)ウエザストリツプ本体の植毛処理部のウレタン塗
膜が、実用に耐える十分な基材に対する密着強度を有す
る。
膜が、実用に耐える十分な基材に対する密着強度を有す
る。
(2)植毛層を形成する分散液が樹脂分を含まないの
で、従来の如く、パイル全体が埋設してしまう部位が発
生することがなく、良好な風合の全面にわたり均質な植
毛層をウエザストリツプ表面に安定して得られる。
で、従来の如く、パイル全体が埋設してしまう部位が発
生することがなく、良好な風合の全面にわたり均質な植
毛層をウエザストリツプ表面に安定して得られる。
第1図は本発明の方法で製造したウエザストリツプにお
ける植毛処理部のモデル断面図、 第2〜4図は本発明の方法を適用して製造可能なドアウ
エザストリツプにおいて植毛処理部位が異なる各態様を
示す部分断面斜視図である。 1……中空シール部、 5……トリム部、 7……植毛層、 11……ウレタン塗膜、 13……プライマー層、 S……植毛処理部。
ける植毛処理部のモデル断面図、 第2〜4図は本発明の方法を適用して製造可能なドアウ
エザストリツプにおいて植毛処理部位が異なる各態様を
示す部分断面斜視図である。 1……中空シール部、 5……トリム部、 7……植毛層、 11……ウレタン塗膜、 13……プライマー層、 S……植毛処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金原 敏勝 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】中空シール部を具備するエチレンプロピレ
ンゴム製のウエザストリツプ本体の少なくとも中空シー
ル部表面が植毛処理されているウエザストリツプを製造
するに際して、 ウエザストリツプ本体の植毛処理部表面に、軟質のウレ
タン塗膜を形成し、該ウレタン塗膜が乾燥しないうち
に、太さ;0.5〜3.0デニール、長さ;0.1〜2mmのパイル1
〜20重量%を溶剤に添加分散させた分散液を、前記ウレ
タン塗膜上にスプレー塗布してパイルを該ウレタン塗膜
に植設して、前記植毛処理を行なう方法であつて、 前記ウレタン塗膜の形成に先立ち、塩素化プロピレン又
はアクリル変性EPDMを含有するプライマー液でプライマ
ー処理を行なう、 ことを特徴とするウエザストリツプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28523489A JP2670587B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | ウエザストリツプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28523489A JP2670587B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | ウエザストリツプの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03146165A JPH03146165A (ja) | 1991-06-21 |
JP2670587B2 true JP2670587B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=17688851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28523489A Expired - Fee Related JP2670587B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | ウエザストリツプの製造方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2670587B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0985525B1 (en) * | 1998-03-30 | 2003-07-30 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Molded article and surface covering sheet therefor |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP28523489A patent/JP2670587B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03146165A (ja) | 1991-06-21 |
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