JPH04343758A - カットパイル地の表面処理方法 - Google Patents

カットパイル地の表面処理方法

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Publication number
JPH04343758A
JPH04343758A JP14086791A JP14086791A JPH04343758A JP H04343758 A JPH04343758 A JP H04343758A JP 14086791 A JP14086791 A JP 14086791A JP 14086791 A JP14086791 A JP 14086791A JP H04343758 A JPH04343758 A JP H04343758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
fabric
roller
counter
pile fabric
Prior art date
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Pending
Application number
JP14086791A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Fujimoto
藤本 文夫
Takero Nakamura
中村 健朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04343758A publication Critical patent/JPH04343758A/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカットパイル地のカット
パイル表面の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トリコット編み物からなるカ
ットパイル地を自動車内装材等として用いることが知ら
れている。このパイル地は成形性、感触に優れるが、パ
イル表面の色調が見る角度によって変化し、部分的に黒
ずんで見えたり、埃をかぶったように白ぼけて見えたり
する事があり、自動車内装材等として用いた際には、人
が座って毛倒れが生じた部分が白ぼけ、安っぽい印象を
与え勝ちであった。
【0003】われわれは、前記欠点を解決せんとして、
芯鞘構造複合繊維を用いる方法(特公昭2−40778
号公報)を提案した。又、織物からなる研磨布を用いて
、立毛方向に合わせて研磨する方法を、特開昭63−3
03172号公報で提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如き従来技術には次の問題点が存在する。即ち、特公昭
2−40778号公報に記載された発明は、カット時の
摩擦熱により毛先に変形部分所謂バリが生じ易く、パイ
ル地の風合い、外観を損なうおそれがある。
【0005】又、特開昭63−303172号公報に記
載された発明は、研磨方向が一方向に限定されるため、
カットパイルの方向性が強調され多種の布帛を処理する
ことが、困難であった。
【0006】本発明はかかる問題点を解決するものであ
って、立毛の方向に関係なくパイル地の処理が可能な方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、カットパイル
地のカットパイル表面を、交互に配列し回転数が相異な
るパイルローラーおよびカウンターパイルローラーを備
えた針布起毛機で処理するにおいて、両ローラー表面に
針布に替えて凹凸を有した織物を卷着することを特徴と
するものである。
【0008】本発明で用いるカットパイル地は特に限定
されないが、車両資材等のシートとして用いられる、ト
リコット編み地をカットして得たパイル長1.6〜2.
5mm程度のものの場合効果が大きい。
【0009】又、用いる繊維素材も特に限定されないが
、ポリエステル系合成繊維が用途からみて好ましく特に
、融点の高いポリエチレンテレフタレートからなるもの
が好ましい。
【0010】本発明で用いる針布起毛機としては、パイ
ルローラーおよびカウンターパイルローラーの二種のロ
ーラーを有したものであれば、通常織編物の表面処理に
用いるものが使用できる。かかる針布起毛機の模式図を
図1に示す。
【0011】同図に示す如く、該針布起毛機(1)は、
ドラム(2)と、その周囲で回転し交互に配されたパイ
ルローラー(3)及びカウンターパイルローラー(4)
によって主要部が構成されている。
【0012】同図において、処理布帛(5)は、ドラム
(2)左部より導入され、パイルローラー(3)及びカ
ウンターパイルローラー(4)と接触しつつ時計回りに
進行して処理される。
【0013】通常の針布起毛機においては、パイルロー
ラー(3)、カウンターパイルローラー(4)として、
針布(カキ針、ナゼ針)を巻いたものを用いるが、本発
明では針布は用いず替わりに、表面に織目の凹凸が現出
した織物を用いる。
【0014】かかる織物としては、特開昭63−303
172号公報に記載されたものが挙げられ、金巾の如き
薄地織物でも、市販の研磨材のベースに使用されるよう
な厚手の織物であっても良いが、一般に短繊維、加工糸
、太デニール糸を用いたものが好ましく、樹脂等を含浸
させたものでも良い。
【0015】次に、前述の針布起毛機(1)を用いて布
帛を処理する際の、細部について説明する。針布起毛機
(1)は、パイルローラー(3)、カウンターパイルロ
ーラー(4)の接圧を調整することによって、各ローラ
ーの回転数を変更することができる。一般に、パイルロ
ーラー(3)とカウンターパイルローラー(4)の回転
数がドラム(2)の回転数と同じで、これらローラーが
布帛に対して何の作用もなさない場合を機台の0回転と
呼ぶ。
【0016】本発明ではパイルローラー(3)、カウン
ターパイルローラー(4)の回転数を相異ならしめ両ロ
ーラーの作用を変えることが必要である。
【0017】かかる回転数は、機台の0回転を挟んで各
々設定することが好ましく、特に次の如く、ドラム(2
)、パイルローラー(3)、カウンターパイルローラー
(4)の回転数を設定することが好ましい。パイルロー
ラー回転数<ドラム回転数<カウンターパイルローラー
回転数
【0018】この場合、パイルローラー(3)、カウン
ターパイルローラー(4)の処理効果が、最大限に発揮
される。
【0019】又、パイルローラー(3)、カウンターパ
イルローラー(4)の布帛に対する接圧は、30〜50
g/cm2 程度が好ましい。
【0020】更に、ドラム回転数は50〜180回転/
minが好ましく、処理布帛の走行速度は、5〜30m
/minより好ましくは8〜15m/min程度が良い
【0021】
【実施例】ポリエステルの異形ブライト糸  75d/
30fをパイル糸に用いたトリコット編み地を編成し、
これをカット起毛してカットパイル地を得た。
【0022】次に、かかるカットパイル地のカットパイ
ル表面を図1に示す針布起毛機を用いて処理した。針布
起毛機は、南海鉄工製油圧型の針布起毛機のパイルロー
ラー、カウンターパイルローラーの針布を次に示す研磨
布に替えたものをもちいた。
【0023】研磨布:経  ポリエステル糸、緯  綿
糸、目付  440g/m2 の平織物にフェノール樹
脂を27g/m2 含浸させたもの。
【0024】又、処理条件はドラム回転速度110回転
/min  パイルローラー920rpm カウンター
パイルローラー970rpm 、カットパイル地布速度
10m/minで行った。
【0025】得られた製品は白ボケが解消し、風合いも
良いものであった。又、パイルの方向性も無いため、見
る角度が変わっても、色相差が生じず、自動車の内装材
として用いると極めて品位の高いものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、既存の装置を活用して
カットパイル地の表面の品位を著しく向上できる。
【0027】また、被処理布帛のパイルの方向が正逆い
ずれの方向であっても、処理可能であり、更に、パイル
ローラー、カウンターパイルローラーの接圧を調整する
ことにより任意の方向性をパイルに付与することも出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いうる針布起毛機の模式図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  カットパイル地のカットパイル表面を
    、交互に配列し回転数が相異なるパイルローラーおよび
    カウンターパイルローラーを備えた針布起毛機で処理す
    るにおいて、両ローラー表面に針布に替えて凹凸を有し
    た織物を卷着することを特徴とするカットパイル地の表
    面処理方法。
JP14086791A 1991-05-15 1991-05-15 カットパイル地の表面処理方法 Pending JPH04343758A (ja)

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JP14086791A JPH04343758A (ja) 1991-05-15 1991-05-15 カットパイル地の表面処理方法

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JP14086791A JPH04343758A (ja) 1991-05-15 1991-05-15 カットパイル地の表面処理方法

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JPH04343758A true JPH04343758A (ja) 1992-11-30

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