JPH04343755A - 編カーペットの製造方法 - Google Patents
編カーペットの製造方法Info
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- JPH04343755A JPH04343755A JP3138364A JP13836491A JPH04343755A JP H04343755 A JPH04343755 A JP H04343755A JP 3138364 A JP3138364 A JP 3138364A JP 13836491 A JP13836491 A JP 13836491A JP H04343755 A JPH04343755 A JP H04343755A
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Landscapes
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- Knitting Of Fabric (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、裏張り材を接着する際
にカーペット生地に皺や剥がれが殆ど発生せず、該裏張
り材の接着後におけるカーペット生地の耳切りが数cm
で済む目付が多い編カーペットの製造方法に関する。
にカーペット生地に皺や剥がれが殆ど発生せず、該裏張
り材の接着後におけるカーペット生地の耳切りが数cm
で済む目付が多い編カーペットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ダブルラッセル機で編成する編地からは
、従来、センターカットした後に裏側同士を重ね合わせ
て毛布を製造するのが一般的であった。図1に示すよう
に、ダブルラッセル機50では、2本のラッチニードル
52,52に対して5枚のガイド(おさ)54を配置し
ている。そして前後2枚のガイド54によってそれぞれ
独立して縦編糸と横挿入糸56で基布地58を編成し、
前後の基布地をパイル糸60で連結する。
、従来、センターカットした後に裏側同士を重ね合わせ
て毛布を製造するのが一般的であった。図1に示すよう
に、ダブルラッセル機50では、2本のラッチニードル
52,52に対して5枚のガイド(おさ)54を配置し
ている。そして前後2枚のガイド54によってそれぞれ
独立して縦編糸と横挿入糸56で基布地58を編成し、
前後の基布地をパイル糸60で連結する。
【0003】 パイル糸60のガイド54は通常1枚
であって、このガイドから両ラッチニードル52,52
に対してパイル糸60を供給する。ラッチニードル52
で編み出す新たな編目62は、その直前の編目62を内
側から外側に通過して形成されており、センターカット
によって2枚の毛布生地となる(図2参照)。毛布生地
の場合には、パイル糸60の目付が一般にあまり多くな
く且つ裏張り加工をする必要もないので、染色加工及び
仕上げ加工後においても生地両端辺の耳巻きが問題にな
ることはこれまで比較的少なかった。
であって、このガイドから両ラッチニードル52,52
に対してパイル糸60を供給する。ラッチニードル52
で編み出す新たな編目62は、その直前の編目62を内
側から外側に通過して形成されており、センターカット
によって2枚の毛布生地となる(図2参照)。毛布生地
の場合には、パイル糸60の目付が一般にあまり多くな
く且つ裏張り加工をする必要もないので、染色加工及び
仕上げ加工後においても生地両端辺の耳巻きが問題にな
ることはこれまで比較的少なかった。
【0004】 一方、ダブルラッセル機50で編カー
ペットを製造すると、タフト機に比べて生産能率が高く
且つ編カーペットの感触性が相当に優れている。しかし
ながら、カーペット生地が編地単独であるならば、カー
ペットとして踏まれ続けるとパイルに腰がないので該パ
イルが倒れてしまい、編地一般の特性である寸法不安定
性のために形崩れしてクレームが発生しやすい。このた
め、編カーペットでは、カーペット生地の裏面全体に樹
脂綿やフェルトシートなどの裏張り材を接着するのが普
通であり、これによってパイルに腰をもたせ、編地特有
の寸法不安定と形崩れを防止することが必要になってい
る。
ペットを製造すると、タフト機に比べて生産能率が高く
且つ編カーペットの感触性が相当に優れている。しかし
ながら、カーペット生地が編地単独であるならば、カー
ペットとして踏まれ続けるとパイルに腰がないので該パ
イルが倒れてしまい、編地一般の特性である寸法不安定
性のために形崩れしてクレームが発生しやすい。このた
め、編カーペットでは、カーペット生地の裏面全体に樹
脂綿やフェルトシートなどの裏張り材を接着するのが普
通であり、これによってパイルに腰をもたせ、編地特有
の寸法不安定と形崩れを防止することが必要になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カーペット生地の裏面
全体への裏張り材の接着加工は、染色加工及び仕上げ加
工後において、反物状のままのカーペット生地に機械的
に行なっているけれども、染色加工の乾燥後においてカ
ーペット生地の両端辺を解放すると、編地本来の性質及
び染色加工時の基布地の収縮などによってその両端辺が
耳巻きし、起毛や捌きなどの仕上げ加工後にはいっそう
耳巻きが大きくなる。
全体への裏張り材の接着加工は、染色加工及び仕上げ加
工後において、反物状のままのカーペット生地に機械的
に行なっているけれども、染色加工の乾燥後においてカ
ーペット生地の両端辺を解放すると、編地本来の性質及
び染色加工時の基布地の収縮などによってその両端辺が
耳巻きし、起毛や捌きなどの仕上げ加工後にはいっそう
耳巻きが大きくなる。
【0006】 この耳巻き習性は、厚地のカーペット
生地であると生地全体がほぼ筒状になるほど大きくなり
、該カーペット生地の裏面全体に裏張り材を接着する作
業が非常に困難になる。それ故に、裏張り材の接着加工
は、カーペット生地がかなり薄地でしかも裏張り材が樹
脂綿のような軟質素材でなければ実施できず、それでも
カーペット生地の両端辺から約20〜25cmを皺や剥
がれのために廃棄することを要する。
生地であると生地全体がほぼ筒状になるほど大きくなり
、該カーペット生地の裏面全体に裏張り材を接着する作
業が非常に困難になる。それ故に、裏張り材の接着加工
は、カーペット生地がかなり薄地でしかも裏張り材が樹
脂綿のような軟質素材でなければ実施できず、それでも
カーペット生地の両端辺から約20〜25cmを皺や剥
がれのために廃棄することを要する。
【0007】 裏張り材の接着加工は、染色加工及び
仕上げ加工済みのカーペット生地を1枚単位に裁断して
から手作業で行なう場合もある。カーペット生地を1枚
毎にピン止めする手作業であれば、厚地のカーペット生
地であっても実施可能であるが、この場合でもカーペッ
ト生地の両端辺から約10〜15cmは耳切りで廃棄す
ることを要し、手作業であるから生産能率が低く且つ加
工経費が著しく増大してコストアップにつながってしま
う。
仕上げ加工済みのカーペット生地を1枚単位に裁断して
から手作業で行なう場合もある。カーペット生地を1枚
毎にピン止めする手作業であれば、厚地のカーペット生
地であっても実施可能であるが、この場合でもカーペッ
ト生地の両端辺から約10〜15cmは耳切りで廃棄す
ることを要し、手作業であるから生産能率が低く且つ加
工経費が著しく増大してコストアップにつながってしま
う。
【0008】 本発明は、従来の編カーペット製造に
おける生地両端辺の耳巻きに関する前記の問題点を改善
するために提案されたものであり、裏張り材の接着方法
と工程位置を変更することで編地特有の強い耳巻き習性
の影響を避け、目付が多い厚地の編カーペットを効率良
く製造する方法を提供することを目的としている。
おける生地両端辺の耳巻きに関する前記の問題点を改善
するために提案されたものであり、裏張り材の接着方法
と工程位置を変更することで編地特有の強い耳巻き習性
の影響を避け、目付が多い厚地の編カーペットを効率良
く製造する方法を提供することを目的としている。
【0009】 また、本発明の他の目的は、編カーペ
ットの生地裏面に比較的硬質のフェルトシートを強固に
接着することにより、パイルにいっそう腰をもたせてカ
ーペットの弾力性を高め、且つ該カーペットについて滑
り止め性を付与するカーペット製造方法を提供すること
である。
ットの生地裏面に比較的硬質のフェルトシートを強固に
接着することにより、パイルにいっそう腰をもたせてカ
ーペットの弾力性を高め、且つ該カーペットについて滑
り止め性を付与するカーペット製造方法を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る編カーペットの製造方法は、図1に例
示するように、ダブルラッセル機50で編成してセンタ
ーカットしたカーペット生地1を染色してから蒸熱,洗
浄処理し、カーペット生地1を幅方向に緊張させて乾燥
した後に、その緊張状態を維持させたままでその裏面全
体にフェルトシート2などの裏張り材を連続的に接着し
ていく。
に、本発明に係る編カーペットの製造方法は、図1に例
示するように、ダブルラッセル機50で編成してセンタ
ーカットしたカーペット生地1を染色してから蒸熱,洗
浄処理し、カーペット生地1を幅方向に緊張させて乾燥
した後に、その緊張状態を維持させたままでその裏面全
体にフェルトシート2などの裏張り材を連続的に接着し
ていく。
【0011】 カーペット生地1において、パイル糸
60はアクリル繊維やポリエステル短繊維などであり、
基布地58は通常ポリエステル繊維からなる。前記の裏
張り材は、一般にフェルトシート2であり、このほかに
ポリプロピレン織布やジュート布のような厚地の織物な
どであってもよい。シート接着済みのカーペット生地1
は、起毛,捌き,シャーリング,ポリッシャなどの仕上
げ加工を行なってから所定寸法に裁断し、所定の縁加工
を行なって所望の編カーペット4(図4)を得る。
60はアクリル繊維やポリエステル短繊維などであり、
基布地58は通常ポリエステル繊維からなる。前記の裏
張り材は、一般にフェルトシート2であり、このほかに
ポリプロピレン織布やジュート布のような厚地の織物な
どであってもよい。シート接着済みのカーペット生地1
は、起毛,捌き,シャーリング,ポリッシャなどの仕上
げ加工を行なってから所定寸法に裁断し、所定の縁加工
を行なって所望の編カーペット4(図4)を得る。
【0012】 染色加工後のカーペット生地1の幅出
し機としては、一般に公知のピン式テンタ(図示しない
)を用いるけれども、この代りにクリップ式又はピンク
リップ式テンタであってもよい。このテンタでカーペッ
ト生地1を幅方向に緊張させ、この緊張状態を維持させ
ながら搬送して乾燥する。乾燥後においてもピン式テン
タなどで搬送を続け、図3のように例えば緊張状態のカ
ーペット生地1の裏面に薄いウレタンフォーム3の一表
面を加熱溶融によって融着し、ついで該ウレタンフォー
ムの他表面を加熱溶融させてフェルトシート2を融着す
ればよい。
し機としては、一般に公知のピン式テンタ(図示しない
)を用いるけれども、この代りにクリップ式又はピンク
リップ式テンタであってもよい。このテンタでカーペッ
ト生地1を幅方向に緊張させ、この緊張状態を維持させ
ながら搬送して乾燥する。乾燥後においてもピン式テン
タなどで搬送を続け、図3のように例えば緊張状態のカ
ーペット生地1の裏面に薄いウレタンフォーム3の一表
面を加熱溶融によって融着し、ついで該ウレタンフォー
ムの他表面を加熱溶融させてフェルトシート2を融着す
ればよい。
【0013】 フェルトシート2をカーペット生地1
の裏面に接着するには、前記の融着法のほかに、アクリ
ル系,ウレタン系,ポリエステル系,溶融性パウダなど
の接着剤による方法を使用してもよい。これらの接着剤
は、公知のドクタ方式,ローラ方式,スプレ方式,反転
方式などで付与すればよい。
の裏面に接着するには、前記の融着法のほかに、アクリ
ル系,ウレタン系,ポリエステル系,溶融性パウダなど
の接着剤による方法を使用してもよい。これらの接着剤
は、公知のドクタ方式,ローラ方式,スプレ方式,反転
方式などで付与すればよい。
【0014】
【作用】本発明方法では、カーペット生地1を染色,洗
浄処理してから幅出しのために幅方向に緊張させて乾燥
し、この乾燥工程におけるカーペット生地の緊張状態を
維持させたままで、直ちに該カーペット生地の裏面全体
に裏張り材を接着し、その後でカーペット生地を1枚単
位に裁断する。このために、厚地のカーペット生地1で
あっても、該カーペット生地の両端辺に生じる耳巻き習
性の影響を受けることが殆どなく、カーペット生地1の
耳切りは通常のそれと同様に数cmで十分である。
浄処理してから幅出しのために幅方向に緊張させて乾燥
し、この乾燥工程におけるカーペット生地の緊張状態を
維持させたままで、直ちに該カーペット生地の裏面全体
に裏張り材を接着し、その後でカーペット生地を1枚単
位に裁断する。このために、厚地のカーペット生地1で
あっても、該カーペット生地の両端辺に生じる耳巻き習
性の影響を受けることが殆どなく、カーペット生地1の
耳切りは通常のそれと同様に数cmで十分である。
【0015】 また、本発明方法において、カーペッ
ト生地1の裏面に比較的硬質のフェルトシート2を接着
しても、該フェルトシートを接着する際に生地両端辺に
おいて皺や剥がれが殆ど発生せず、パイルにいっそう腰
をもたせてカーペットの弾力性を高め、且つこのカーペ
ットについて滑り止め性を付与する。
ト生地1の裏面に比較的硬質のフェルトシート2を接着
しても、該フェルトシートを接着する際に生地両端辺に
おいて皺や剥がれが殆ど発生せず、パイルにいっそう腰
をもたせてカーペットの弾力性を高め、且つこのカーペ
ットについて滑り止め性を付与する。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する。
本発明方法で使用するカーペット生地1は、図1に示す
ようなダブルラッセル機50で編成する。ダブルラッセ
ル機50では、2本のラッチニードル52,52に対し
て5枚のガイド54を配置し、これが図1の紙面方向に
向ってカーペットの横幅に対応する長さに多数組配列し
ている。そして前後2枚のガイド54によってそれぞれ
独立してポリエステル糸56で基布地58を編成し、前
後の基布地をアクリルパイル糸60で連結する。ダブル
ラッセル機50で編成してから、カーペット生地1,1
にセンターカットする。
ようなダブルラッセル機50で編成する。ダブルラッセ
ル機50では、2本のラッチニードル52,52に対し
て5枚のガイド54を配置し、これが図1の紙面方向に
向ってカーペットの横幅に対応する長さに多数組配列し
ている。そして前後2枚のガイド54によってそれぞれ
独立してポリエステル糸56で基布地58を編成し、前
後の基布地をアクリルパイル糸60で連結する。ダブル
ラッセル機50で編成してから、カーペット生地1,1
にセンターカットする。
【0017】 センターカットされたカーペット生地
1において、パイル糸60の目付は例えば約1175〜
1200g/m2であり、通常の毛布生地500〜60
0g/m2の約2倍に達し、薄物のカーペット生地50
0〜700g/m2よりも相当に多い。カーペット生地
1では、パイル糸60が強固に基布地58に保持される
ように個々の編目62を強く締め付けることにより、編
地特有の耳巻き習性がいっそう高くなる。
1において、パイル糸60の目付は例えば約1175〜
1200g/m2であり、通常の毛布生地500〜60
0g/m2の約2倍に達し、薄物のカーペット生地50
0〜700g/m2よりも相当に多い。カーペット生地
1では、パイル糸60が強固に基布地58に保持される
ように個々の編目62を強く締め付けることにより、編
地特有の耳巻き習性がいっそう高くなる。
【0018】 得たカーペット生地1は、例えば所望
の色糊を調整して自動スクリーンなせん機によって印捺
すればよい。この染色後に適当な加熱温度と時間(例え
ば100℃で30分間)で蒸熱し、ついで60〜70℃
で20分間ソーピングしてから水洗する。この後に、一
般に公知のピン式テンタ(図示しない)を用いて幅出し
しながら、乾燥室5(図3)において脱水処理すること
により、カーペット生地1を幅方向に緊張させながら乾
燥する。
の色糊を調整して自動スクリーンなせん機によって印捺
すればよい。この染色後に適当な加熱温度と時間(例え
ば100℃で30分間)で蒸熱し、ついで60〜70℃
で20分間ソーピングしてから水洗する。この後に、一
般に公知のピン式テンタ(図示しない)を用いて幅出し
しながら、乾燥室5(図3)において脱水処理すること
により、カーペット生地1を幅方向に緊張させながら乾
燥する。
【0019】 カーペット生地1は、前記のような捺
染法のほかに、浸染による連続染色又は非連続染色法な
どを利用してもよい。また、前記の洗浄処理の後に、柔
軟加工や樹脂加工などを行なうこともある。
染法のほかに、浸染による連続染色又は非連続染色法な
どを利用してもよい。また、前記の洗浄処理の後に、柔
軟加工や樹脂加工などを行なうこともある。
【0020】 カーペット生地1は、ピン式テンタに
よって乾燥室5(図3)から裏向きに搬出され、そのま
ま裏張り材の接着工程まで走行させる。図3に示すよう
に、走行するカーペット生地1の裏面上に、同じ幅で厚
さ約2〜3mmの薄いウレタンフォーム3を送り出す。 ウレタンフォーム3は、その一表面をあらかじめヒータ
6で加熱溶融されることにより、ガイドロール7と加圧
ロール8によってカーペット生地1の裏面に融着する。
よって乾燥室5(図3)から裏向きに搬出され、そのま
ま裏張り材の接着工程まで走行させる。図3に示すよう
に、走行するカーペット生地1の裏面上に、同じ幅で厚
さ約2〜3mmの薄いウレタンフォーム3を送り出す。 ウレタンフォーム3は、その一表面をあらかじめヒータ
6で加熱溶融されることにより、ガイドロール7と加圧
ロール8によってカーペット生地1の裏面に融着する。
【0021】 ウレタンフォーム3の一表面の融着後
に、通常、ロール9などによって一旦冷却し、ついで該
フォームの他表面をヒータ10で加熱溶融させてから、
同じ幅の薄いフェルトシート2をガイドロール11を介
して融着する。フェルトシート2は、例えば厚さ約0.
7〜1.5mmであるポリエステル繊維の着色ニードル
パンチフェルトである。
に、通常、ロール9などによって一旦冷却し、ついで該
フォームの他表面をヒータ10で加熱溶融させてから、
同じ幅の薄いフェルトシート2をガイドロール11を介
して融着する。フェルトシート2は、例えば厚さ約0.
7〜1.5mmであるポリエステル繊維の着色ニードル
パンチフェルトである。
【0022】 シート接着済みのカーペット生地1は
、反物状のままで所定の起毛,捌き,シャーリング,ポ
リッシャなどの仕上げ加工を連続的に行ない、その後に
カーペット生地1を1枚毎の所定寸法に裁断する。この
裁断後に、カーペット生地1の周囲をミシンによって縁
布(図示しない)を縫着して、所望の編カーペット4(
図4)を得る。編カーペット4では、カーペット生地1
の裏面全体にフェルトシート2が溶融ウレタン層12に
よって強固に接着されている。
、反物状のままで所定の起毛,捌き,シャーリング,ポ
リッシャなどの仕上げ加工を連続的に行ない、その後に
カーペット生地1を1枚毎の所定寸法に裁断する。この
裁断後に、カーペット生地1の周囲をミシンによって縁
布(図示しない)を縫着して、所望の編カーペット4(
図4)を得る。編カーペット4では、カーペット生地1
の裏面全体にフェルトシート2が溶融ウレタン層12に
よって強固に接着されている。
【0023】
【発明の効果】本発明方法では、カーペット生地の裏面
にフェルトシートを接着する工程を、該カーペット生地
を染色,洗浄処理し、幅方向に緊張させて乾燥した直後
に設定することにより、この工程を機械的に効率良く処
理することができる。また、カーペット生地のシート接
着時において、その両端辺に生じる耳巻き習性の影響を
受けることが解消し、カーペット生地の耳切りは通常の
数cmで済む。
にフェルトシートを接着する工程を、該カーペット生地
を染色,洗浄処理し、幅方向に緊張させて乾燥した直後
に設定することにより、この工程を機械的に効率良く処
理することができる。また、カーペット生地のシート接
着時において、その両端辺に生じる耳巻き習性の影響を
受けることが解消し、カーペット生地の耳切りは通常の
数cmで済む。
【0024】 本発明方法で編カーペットを製造する
と、相当に厚地のカーペット生地であっても耳切りを従
来のように約20〜25cmも行なう必要がなく、耳切
りは通常の数cmだけでよい。これによって、カーペッ
ト生地を大きい耳切り幅に応じて余分に幅広に編成しな
くてもよく、カーペットの編成時間,使用糸量及び廃棄
物処理のいずれの点から見ても経済的である。
と、相当に厚地のカーペット生地であっても耳切りを従
来のように約20〜25cmも行なう必要がなく、耳切
りは通常の数cmだけでよい。これによって、カーペッ
ト生地を大きい耳切り幅に応じて余分に幅広に編成しな
くてもよく、カーペットの編成時間,使用糸量及び廃棄
物処理のいずれの点から見ても経済的である。
【0025】 更に、カーペット生地の裏面に裏張り
材を接着する際に、該裏張り材が比較的硬質のフェルト
シートであっても、生地両端辺において皺や剥がれが殆
ど発生しないことによってクレームの発生が減少する。 本発明で得た編カーペットにおいて、カーペット生地の
裏面にフェルトシートが強固に接着されているため、パ
イルの腰がいっそう強くなってカーペットの弾力性を高
め、へたりが減少して耐用年数が長くなるとともに滑り
止め性を付与する。
材を接着する際に、該裏張り材が比較的硬質のフェルト
シートであっても、生地両端辺において皺や剥がれが殆
ど発生しないことによってクレームの発生が減少する。 本発明で得た編カーペットにおいて、カーペット生地の
裏面にフェルトシートが強固に接着されているため、パ
イルの腰がいっそう強くなってカーペットの弾力性を高
め、へたりが減少して耐用年数が長くなるとともに滑り
止め性を付与する。
【図1】 カーペット生地などの編成に用いるダブル
ラッセル機の要部を示す概略側面図である。
ラッセル機の要部を示す概略側面図である。
【図2】 図1のダブルラッセル機で編成したカーペ
ット生地などの一例を示す部分断面図である。
ット生地などの一例を示す部分断面図である。
【図3】 本発明方法に係る加工工程を示す概略側面
図である。
図である。
【図4】 本発明方法で製造した編カーペットの部分
断面図である。
断面図である。
1 カーペット生地
2 ウレタンフォーム
3 フェルトシート
4 編カーペット
Claims (3)
- 【請求項1】 ダブルラッセル機で編成してセンター
カットした比較的目付が多いカーペット生地を染色して
から蒸熱,洗浄処理し、更に該カーペット生地を幅方向
に緊張させて乾燥した後に、その緊張状態を維持させた
ままでその裏面に裏張り材を連続的に接着し、この接着
後に起毛,捌き,シャーリングなどの仕上げ加工を行な
ってから所定寸法に裁断する編カーペットを製造する方
法。 - 【請求項2】 染色加工後のカーペット生地を乾燥室
内へ通し、ピン式テンタで幅出ししながら乾燥を行ない
、該ピン式テンタで緊張状態を維持させたままでその裏
面全体に裏張り材を接着する請求項1の方法。 - 【請求項3】 緊張状態のカーペット生地の裏面に薄
いウレタンフォームの一表面を加熱溶融によって融着し
、ついで該ウレタンフォームの他表面を加熱溶融させて
フェルトシートを融着する請求項1の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138364A JPH0699864B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 編カーペットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138364A JPH0699864B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 編カーペットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04343755A true JPH04343755A (ja) | 1992-11-30 |
JPH0699864B2 JPH0699864B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=15220209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138364A Expired - Fee Related JPH0699864B2 (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 編カーペットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699864B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111851089A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-10-30 | 杭州鼎洪科技有限公司 | 一种绒布修复工艺 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55152860A (en) * | 1979-04-24 | 1980-11-28 | Toyo Boseki | Fray preventing material |
JPH01282373A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-14 | Koyo Senshoku Kk | カットパイル編地の製造法 |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3138364A patent/JPH0699864B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55152860A (en) * | 1979-04-24 | 1980-11-28 | Toyo Boseki | Fray preventing material |
JPH01282373A (ja) * | 1988-05-06 | 1989-11-14 | Koyo Senshoku Kk | カットパイル編地の製造法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111851089A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-10-30 | 杭州鼎洪科技有限公司 | 一种绒布修复工艺 |
CN111851089B (zh) * | 2020-07-31 | 2023-02-17 | 杭州鼎洪科技有限公司 | 一种绒布修复工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0699864B2 (ja) | 1994-12-07 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
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