JPH0434236Y2 - - Google Patents

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JPH0434236Y2
JPH0434236Y2 JP1986042042U JP4204286U JPH0434236Y2 JP H0434236 Y2 JPH0434236 Y2 JP H0434236Y2 JP 1986042042 U JP1986042042 U JP 1986042042U JP 4204286 U JP4204286 U JP 4204286U JP H0434236 Y2 JPH0434236 Y2 JP H0434236Y2
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kelly
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kelly bar
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、角パイプ構造のテレスコピツク式ケ
リーバに関する。
〔従来の技術〕
アースドリルのケリーバは角パイプの3〜4段
構造で構成されるテレスコピツク式のため、各段
のケリーバをスムーズに伸縮させるためには、そ
れぞれのケリーバとの関係においてギヤツプを設
けなければならない。またアースドリルではバケ
ツトの中に取込んだ土砂を、掘削穴よりはずれた
位置に掘削機を旋回させて排出する操作を伴う。
このため各ケリーバに水平方向のゆれが生じるた
め、各ケリーバとの間にあるギヤツプの量だけ各
ケリーバが動き、ケリーバ同士がぶつかつて衝撃
音が発生する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この衝撃音はケリーバがパイプ構造であるため
共鳴し、非常に耳ざわりな音を発生するという問
題があつた。またケリーバは回転トルクを掘削バ
ケツトに伝えるという重要な機能があるため、ギ
ヤツプを大きくすると各ケリーバの噛み合いがは
ずれる懸念があり、また最外径のケリーバサイズ
によつてケリーバ駆動装置寸法が決まるため、で
きるだけコンパクトにまとめる必要からもギヤツ
プを小さくしなければならず、緩衝材の取付スペ
ースがなく、また回転トルクの伝達にあたつては
接線力が非常に大きいため、緩衝材を介して伝達
させることはできないなどの点から緩衝材の取付
けがむずかしいという問題があつた。
本考案は回転トルクの伝達に支障をきたすこと
なく、またテレスコピツク式ケリーバのゆれによ
つて発生する音の低減を図ることができるケリー
バを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために、角パ
イプ構造の複数段のテレスコピツク式ケリーバに
おいて、隣接する外側のケリーバの上方部におけ
る各周壁のほぼ中央にスライドプレート挿入穴を
設け、その穴に、耐摩耗鋼材で構成されたスライ
ドプレートを、その先端をケリーバの内周面から
突出させて挿入し、スライドプレートの外周面と
スライドプレート挿入穴の内周面との間に、ウレ
タン等の軟質材を介在させ、ケリーバ外側方向へ
のスライドプレートの抜け出しを防止する手段を
設けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第11図
を用いて、さらに具体的に説明する。
第11図は、竪穴掘削機として一般に使用され
ているアースドリルの全体側面図を示したもので
ある。アースドリルはバケツト内に土砂を取入
れ、地上に引上げて排出することを繰り返すこと
により竪穴を掘削する関係上、この繰り返し作業
を容易にするために、第11図に示すように、ク
レーン1でワイヤロープ2によりバケツト3を支
持する方式が採られている。尚、バケツト3はケ
リーバ4の下端に取付けられ、ケリーバ4はフロ
ントフレーム5に設置されたケリーバ駆動装置6
により上下動自在に保持されると共に、上端がワ
イヤロープ2にスイベルジヨイント7を介して連
結され、ケリーバ4及び掘削具としてのバケツト
3が回転するようになつている。またワイヤロー
プ2はブーム8の上端のシーブ9に掛けられ、ウ
インチ10によつて繰り出し、繰り込みされるこ
とにより、バケツト3の引上げ、降下がなされる
ようになつている。
また第1図に示すように、ケリーバ4は通常3
段の伸縮式になつており、アウタケリーバ11、
セカンドケリーバ12、インナケリーバ13と称
する角パイプ構造により構成されている。ケリー
バ4が最も縮んだ状態では、アウタケリーバ11
及びセカンドケリーバ12は座板14、スプリン
グ15を介してインナケリーバ13のフランジ部
13aに支持される。インナケリーバ13の下端
部はバケツト3上部のケリーバ差込み部3aにピ
ン16で接続されている。インナケリーバ13の
上端部はスイベルジヨイント7を介してワイヤロ
ープ2にピン20,21で接続されている。
また第1図乃至第9図で示すように、インナケ
リーバ13とセカンドケリーバ12とのギヤツプ
を埋めるため、セカンドケリーバ12の上方にあ
つて、かつ4辺のほぼ中央内面側に、ウレタン等
の軟質材30,31,32で周囲を囲まれた耐摩
耗鋼材(例えば高マンガン鋼材)で構成されるス
ライドプレート22が内面から突出させて設けら
れている。すなわち、スライドプレート22はセ
カンドケリーバ12に設けたスライドプレート挿
入穴に挿入されている。このスライドプレート2
2はつば付のため、セカンドケリーバ12の内側
に落ち込むことはない。また、セカンドケリーバ
12にねじ座12bが固着して取付けられてお
り、ここにプレート23をボルト24で取付ける
ことにより、スライドプレート22の脱落を防止
している。同様にセカンドケリーバ12とアウタ
ケリーバ11とのギヤツプを埋めるため、アウタ
ケリーバ11の上方にあつて、かつ4辺のほぼ中
央内面側に、ウレタン等の軟質材33,34,3
5で周囲を囲まれた耐摩耗鋼材で構成されるスラ
イドプレート25が内面から突出させて設けられ
ている。このスライドプレート25もつば付のた
め、アウタケリーバ11の内側に落ち込むことは
ない。またアウタケリーバ11にねじ孔が切つて
あるため、ここにプレート26をボルト27で取
付けることにより、スライドプレート25の脱落
を防止している。尚スライドプレート22及び2
5の上下端は、テーパ部が設けられており、イン
ナケリーバ13またはセカンドケリーバ12が縮
小状態になる時、スムーズにスライドプレート2
2,25の上に乗り上がるようになつている。
次に作用について説明する。ワイヤロープ2を
繰り出すと、第1図で示す状態のように各ケリー
バが重なりあつたまま下方に降りていく。そして
バケツト3が接地する。第10図で示すようにケ
リーバ駆動装置6の角穴6aを貫通するケリーバ
4は、3段共角形構造のため、ケリーバ駆動装置
6からの回転駆動力をケリーバ3段が各々噛み合
いながらバケツト3に伝える。即ち、ケリーバ駆
動装置6を右廻りで回転させる。すると角穴6a
を介して回転力がアウタケリーバ11の各コーナ
部に伝えられ、さらにアウタケリーバ11より、
セカンドケリーバ12の上方に巻かれた補強材1
2cの各コーナ部に伝達される。そしてセカンド
ケリーバ12よりインナケリーバ13の各コーナ
部に伝達される。ここでスライドプレート22,
25のうちスライドプレート22についていえ
ば、セカンドケリーバ12のほぼ中央にある点
と、ウレタン等の軟質樹脂材30,31,32で
周囲を囲まれているため、弾性変形によつてセカ
ンドケリーバ12とインナケリーバ13とが噛み
合つても影響を受けない。またボルト24は前述
の噛み合い状態において、アウタケリーバ11と
接触しないように補強材12cの外面より内側に
位置しているため、破損することはない。スライ
ドプレート25も同様である。
さらに掘削が進むに従い、ワイヤロープ2が繰
り出され、ついにはアウタケリーバ11の上部フ
ランジ11aがケリーバ駆動装置6の角穴部上面
に接触し支持される。さらに深く掘削する時は、
ワイヤロープ2が繰り出され、セカンドケリーバ
12、インナケリーバ13及びスイベルジヨイン
ト7が一体となつて降下していき、ついにはセカ
ンドケリーバ12の上部突起12aがアウタケリ
ーバ11の下部突起11bに接触し支持される。
さらに深く掘削する場合には、ワイヤロープ2が
繰り出され、インナケリーバ13及びスイベルジ
ヨイント7が一体となつてセカンドケリーバ12
の中を降下する。この時、スライドプレート2
5,22はそれぞれセカンドケリーバ12、イン
ナケリーバ13とこすれる摩耗に強い高マンガン
鋼等の耐摩耗鋼材を用いているためほとんど支障
をきたさない。
またバケツト3に取込んだ土砂を地上に排出す
るため、ケリーバ4を第1図に示すように短く折
りたたみ、クレーン1を旋回させる。この時ケリ
ーバ4は慣性力によつて水平方向にゆれる。ここ
で、アウタケリーバ11、セカンドケリーバ1
2、インナケリーバ13の下端は座板14、スプ
リング15、インナケリーバ13のフランジ部1
3aを介して接触状態にあるため、ここからの接
触音は少ない。また各ケリーバの上方には軟質材
30,31,32または33,34,35で囲ま
れたスライドプレート22または25が取付けら
れているため、ケリーバ4の接触音はこれによつ
て吸収される結果、音の発生は少ない。
尚、ここで軟質材としてウレタンを例に述べた
が、音の発生を吸収し、かつ摩耗にも強い二硫化
モリブデン入りのナイロン材でも良い。
また、スライドプレート22,25を各ケリー
バの上方に取付けた例について述べたが、さらに
下方に取付ければその効果を助長させることはい
うまでもない。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、隣接する
外側のケリーバの上部で、かつ一辺のほぼ中央内
面側に、ウレタン等の軟質材で周囲を囲まれた耐
摩耗鋼材で構成されるスライドプレートを取付け
たので、回転トルクの伝達に支障をきたすことな
く、かつバケツト排土の際のケリーバのゆれによ
る接触音の発生を押さえ、アースドリルの排土時
の低騒音化を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第11図の−線に沿う拡大縦断面
図、第2図は第1図の−線に沿う拡大横断面
図、第3図は第1図の−線に沿う拡大横断面
図、第4図は第2図のA部を拡大した断面図、第
5図は第4図の−線に沿う矢視図、第6図は
第5図の−線に沿う断面図、第7図は第3図
のB部を拡大した断面図、第8図は第7図の−
線に沿う矢視図、第9図は第8図の−線に
沿う断面図、第10図は第2図においてケリーバ
駆動装置によつてケリーバに回転力が伝達される
状態を示す説明図、第11図はアースドリルの全
体側面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 角パイプ構造の複数段のテレスコピツク式ケリ
    ーバにおいて、隣接する外側のケリーバの上方部
    における各周壁のほぼ中央にスライドプレート挿
    入穴を設け、その穴に、耐摩耗鋼材で構成された
    スライドプレートを、その先端をケリーバの内周
    面から突出させて挿入し、スライドプレートの外
    周面とスライドプレート挿入穴の内周面との間
    に、ウレタン等の軟質材を介在させ、ケリーバ外
    側方向へのスライドプレートの抜け出しを防止す
    る手段を設けたことを特徴とするケリーバ。
JP1986042042U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH0434236Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986042042U JPH0434236Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JP1986042042U JPH0434236Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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Publication Number Publication Date
JPS62154090U JPS62154090U (ja) 1987-09-30
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