JPH04342175A - 集積化受光回路 - Google Patents

集積化受光回路

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JPH04342175A
JPH04342175A JP3114432A JP11443291A JPH04342175A JP H04342175 A JPH04342175 A JP H04342175A JP 3114432 A JP3114432 A JP 3114432A JP 11443291 A JP11443291 A JP 11443291A JP H04342175 A JPH04342175 A JP H04342175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
bipolar transistor
receiving element
heterojunction bipolar
conductivity type
Prior art date
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Pending
Application number
JP3114432A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sano
栄一 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速な集積化受光回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ伝送の広帯域化が著しく進展
している。光ファイバ伝送システムの光中継器は、光信
号を電気信号に変換する受光素子と、電気信号を増幅・
タイミング調整・波形整形する電子回路と、電気信号を
再び光信号に変換する発光素子とから構成されている。 受光素子、発光素子および電子回路は異なる半導体チッ
プから成り、これらのチップ間はボンディングワイヤ等
で接続されている。将来、数10GHzの周波数領域に
おいては、接続部の寄生素子(ワイヤのインダクタンス
あるいは受光素子と基板間の寄生容量等)が帯域制限要
因となる可能性がある。このため、光素子と電子素子を
同一の基板上にモノリシック化する光電子集積回路(O
EIC)が注目されている。性能面のみならず高信頼化
、小形経済化の点からもOEICは期待されている。 このような状況からOEICに関する研究が盛んに行わ
れている。
【0003】集積化受光回路を構成するには、受光素子
と電子素子(バイポーラトランジスタあるいは電界効果
トランジスタ)を同一の基板上に形成する必要がある。 従来の集積化受光回路は図2に示すように、受光素子と
電子素子とが異なる層構造を有していたため、以下に述
べるような問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2は従来構成の集積
化受光回路の断面図である。半絶縁性InP基板21上
に順次、n+InP層22、n−InGaAs層23、
p+InP層24、n+InGaAs層25、n−In
GaAs層26、p+InGaAs層27、n+InP
層28をエピタキシャル成長し、n+InP層22、n
−InGaAs層23、p+InP層24により受光素
子29を構成し、n+InGaAs層25、n−InG
aAs層26、p+InGaAs層27、n+InP層
28によりヘテロ接合バイポーラトランジスタ30を構
成する。1.3μmあるいは1.5μm帯の光31はn
−InGaAs層23で吸収され電子・正孔対が発生す
る。n+InP層22上の電極32とp+InP層24
上の電極33との間にpn接合が逆バイアスとなるよう
に電圧を印加すると光電流が流れる。光パワーに対する
光電流の割合、すなわち受光感度を大きくするためには
光の吸収長を長くとる必要があり、したがってn−In
GaAs層23を厚くする必要がある。一方、ヘテロ接
合バイポーラトランジスタ30は、n+InP層28を
n形エミッタ領域とし、p+InGaAs層27をp形
ベース領域とし、n+InGaAs層25およびn−I
nGaAs層26をn形コレクタ領域として、n+In
P層28上にエミッタ電極34を、p+InGaAs層
27上にベース電極35を、n+InGaAs層25上
にコレクタ電極36を配置することにより動作する。ヘ
テロ接合バイポーラトランジスタ30の電流遮断周波数
を高くするためには電子のベースおよびコレクタ走行時
間を短縮する必要があり、したがって、n−InGaA
s層26およびp+InGaAs層27を薄くする必要
がある。以上の説明からも明らかなように、受光素子と
ヘテロ接合バイポーラトランジスタ30をともに高性能
化するためには両者を異なったエピタキシャル層構造で
構成する必要がある。このような構成においては、素子
部分のメサの高さが高くなり、各電極に接続するための
配線は段切れのため微細化することができないという問
題がある。さらに、この問題は寄生容量の増大、したが
って電流遮断周波数に対する制限をもたらす。また、受
光素子29およびヘテロ接合バイポーラトランジスタ3
0を同時に形成できないため製造工程数が多いという問
題がある。一方、段差部にポリイミド等の絶縁体を埋め
込む方法も提案されているが、製造工程数をさらに増加
させることとなる。本発明の目的は、以上のような問題
を解決し、高速な集積化受光回路を少ない製造工程数で
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、同一基板上に受光素子とヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタとを有する集積化受光回路において
、該受光素子と該ヘテロ接合バイポーラトランジスタは
同一のエピタキシャル構造から成り、該受光素子は光吸
収層に光導波構造層を、該ヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタは同一構造層を電子走行層にそれぞれ有する構成
とし、さらに光を上記導波構造層に沿って伝播するよう
導入する手段を上記受光素子が有することとするもので
ある。ここで、光導波構造を有するエピタキシャル構造
は、基板上に、第1の導電形半導体でその上に第1の電
極を有するクラッド該当層と、その上位に第1の導電形
半導体で隣接層より屈折率の大きいコア該当層と、また
その上位に第2の導電形半導体でその上に第2の電極を
有するクラッド該当層と、および最上位に第1の導電形
半導体のクラッド該当層の形成を有するようにし、受光
素子は、上記第1と第2の電極間の構造により形成し、
ヘテロ接合バイポーラトランジスタは、上記第1と第2
の電極と、および上記最上位の第1の導電形半導体のク
ラッド該当層の上にさらに設けた第3の電極との間の構
造により形成するようにすればよい。この場合に、第1
と第2の導電形半導体は複合形半導体であり、該第2の
導電形半導体は、隣接の下位層の第1の導電形半導体と
の界面から上位層の第1の導電形半導体との界面に向か
ってバンドギャップエネルギと屈折率とが連続的に変化
するようにその構成組成を連続的に変化させるようにす
れば、集積化受光回路を一層高速化する上で好ましい。
【0006】
【作用】受光素子の光吸収層を光導波構造層とし、該光
導波構造層に沿って光を伝播させることは、すなわち、
受光素子のエピタキシャル構造の中で、隣接層より屈折
率を大きくした第1の導電形のコア該当層に沿って光を
伝播させることであり、これにより光は層間界面に平行
な方向に伝播するなかで吸収され、その結果、コア該当
層を薄くしても光の吸収長を実効的に長くとることが可
能になる。したがって受光感度を低下させることなく光
吸収層を薄くできるようになり、このことが受光素子と
ヘテロ接合バイポーラトランジスタとを同一のエピタキ
シャル構造から成るようにした場合の該ヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタの電子走行層を薄くすることとなる
。すなわち本発明は、受光素子とヘテロ接合バイポーラ
トランジスタを同一のエピタキシャル構造から成る、高
速な集積化受光回路の実現を可能にするものである。 その上に本発明において、第2の導電形半導体は、隣接
の下位層の第1の導電形半導体との界面から上位層の第
1の導電形半導体との界面に向かってその構成組成を連
続的に変化させ、これにより該半導体層内のバンドギャ
ップエネルギを連続的に変化するようにしており、この
ことは既に知られているように、該層内の電子の走行に
対して電界効果により高速化をもたらすこととなる。す
なわちヘテロ接合バイポーラトランジスタの一層の高速
化を招くものである。受光素子とヘテロ接合バイポーラ
トランジスタを同一のエピタキシャル構造から成る構成
を可能にしたことが、配線の微細化による集積回路の高
速化や、製造工程数の縮減をもたらし得ることはいうま
でもない。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す説明図である。 1は半絶縁性InP基板、2はn+InP層、3はn−
InGaAs層、4はp+GaxIn1−xAsyP1
−y層、5はn+InP層、6はエミッタ電極、7はベ
ース電極、8はコレクタ電極、9はヘテロ接合バイポー
ラトランジスタ、10は電極、11は電極、12は受光
素子、13は素子分離領域、15は光導入手段である。 半絶縁性InP基板1上にn+InP層2、n−InG
aAs層3、p+GaxIn1−xAsyP1−y層4
、n+InP層5がエピタキシャル成長されている。n
−InGaAs層3の組成はInPに格子整合させるた
め、In:Ga=0.53:0.47とする。p+Ga
xIn1−xAsyP1−y層4の組成はInPとの格
子整合条件y=2.2xを満たし、かつ、n−InGa
As層3との界面からn+InP層5との界面に向かっ
てバンドギャップエネルギと屈折率が連続的に変化する
ようにyの値が1.0から0.0に連続的に変化するよ
うになっている。n+InP層5上にエミッタ電極6を
、p+GaxIn1−xAsyP1−y層4上にベース
電極7を、n+InP層2上にコレクタ電極8を配置す
ることにより、n+InP層5をエミッタ領域、p+G
axIn1−xAsyP1−y層4をベース領域、n+
InP層2およびn−InGaAs層3をコレクタ領域
とするn−p−n形ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
9を構成することができる。ベース領域に傾斜バンドギ
ャップ構造を採ることにより電子のベース走行時間を短
縮でき、電流利得を増大させることができることは石橋
(参考文献:榊裕之編「超格子ヘテロ構造デバイス」工
業調査会)により指摘されている。一方、ヘテロ接合バ
イポーラトランジスタ9と異なる領域に、n+InP層
2上に電極10を、p+GaxIn1−xAsyP1−
y層4上に電極11を配置することにより、p+−n−
−n+形受光素子12を構成することができる。InG
aAsのバンドギャップエネルギより大きい光子エネル
ギを持つ光(例えば長距離光伝送で使用される1.3μ
mあるいは1.5μm帯の光)は、光導入手段15によ
り、例えば図1に示す場合のようにチップ端面から先球
ファイバにより、あるいは、チップ表面上に形成された
グレーティングカップラーにより(この場合は図示され
てない)n−InGaAs層3に導入され、各層間界面
に水平な方向に伝播される。InGaAsの屈折率はG
axIn1−xAsyP1−yおよびInPの屈折率よ
り大きいため、n−InGaAs層3をコア層としてn
+InP層2、p+GaxIn1−xAsyP1−y層
4およびn+InP層5をクラッド層とする光導波構造
が形成されている。入射された光は光導波構造を伝播す
るとともにn−InGaAs層3で吸収され、電子・正
孔対を発生するため、電極10および電極11間に光電
流が流れる。光導波構造の実効的な吸収係数α′は次式
で与えられる。 α′=αΓ ここで、αはバルクのInGaAsの吸収係数、Γは光
導波構造の光閉じ込め係数である。n−InGaAs層
3を薄く(例えば0.2μm程度)してもΓを0.1以
上にすることは容易である。いま、Γを0.1としても
10μmだけ導波させれば、受光感度は従来構成におい
て光吸収層を1μmとした場合と同一となる。つまり、
受光感度を低下させることなく光吸収層を薄くでき、高
速化のためコレクタ領域を薄くするというヘテロ接合バ
イポーラトランジスタの要求を満たすことが可能となる
。なお、各素子間は素子分離領域13により電気的に絶
縁されている。これは適切なイオンをこの領域に注入す
ることにより達成できる。以上、InP系の材料につい
て説明したが、本発明の原理に基づいて各エピタキシャ
ル層を他の材料で構成することが可能である。
【0008】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明により性能を低下させることなく、受光素子とヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタを同一の層構成で実現で
きるため、素子と素子分離領域との段差が小さくなり、
配線の微細化が可能となる。したがって、微細化による
素子の高速化を可能とする。また、受光素子とヘテロ接
合バイポーラトランジスタを同時に形成できるため、従
来の集積化受光素子と比較して工程数を低減でき低コス
ト化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図。
【図2】従来の集積化受光回路の構成を示す説明図。
【符号の説明】
1    半絶縁性InP基板          2
1    半絶縁性InP基板 2    n+InP層              
   22    n+InP層 3    n−InGaAs層           
23    n−InGaAs層 4    p+GaxIn1−xAsyP1−y層 2
4    p+InP層 5    n+InP層              
   25    n+InGaAs層 6    エミッタ電極              
  26    n−InGaAs層 7    ベース電極               
   27    p+InGaAs層 8    コレクタ電極              
  28    n+InP層 9    ヘテロ接合               
   29    受光素子バイポーラトランジスタ 
     30    ヘテロ接合10    電極 
                         
      バイポーラトランジスタ 11    電極                 
       31    光12    受光素子 
                   32    
電極13    素子分離領域           
     33    電極15    光導入手段 
                 34    エミ
ッタ電極 35    ベース電極 36    コレクタ電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一基板上に受光素子とヘテロ接合バイポ
    ーラトランジスタとを有する集積化受光回路において、
    該受光素子と該ヘテロ接合バイポーラトランジスタは同
    一のエピタキシャル構造から成り、該受光素子は光吸収
    層に光導波構造層を、該ヘテロ接合バイポーラトランジ
    スタは同一構造層を電子走行層にそれぞれ有し、さらに
    光を上記導波構造層に沿って伝播するよう導入する手段
    を上記受光素子が有することを特徴とする集積化受光回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の集積化受光回路において、
    光導波構造を有するエピタキシャル構造は、基板上に、
    第1の導電形半導体でその上に第1の電極を有するクラ
    ッド該当層と、その上位に第1の導電形半導体で隣接層
    より屈折率の大きいコア該当層と、またその上位に第2
    の導電形半導体でその上に第2の電極を有するクラッド
    該当層と、および最上位に第1の導電形半導体のクラッ
    ド該当層の形成を有し、  受光素子は、上記第1と第
    2の電極間の構造により形成するものであり、ヘテロ接
    合バイポーラトランジスタは、上記第1と第2の電極と
    、および上記最上位の第1の導電形半導体のクラッド該
    当層の上にさらに設けた第3の電極との間の構造により
    形成するものであることを特徴とする集積化受光回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載の集積化受光回路において、
    第1と第2の導電形半導体は複合形半導体であり、該第
    2の導電形半導体は、隣接の下位層の第1の導電形半導
    体との界面から上位層の第1の導電形半導体との界面に
    向かってバンドギャップエネルギと屈折率とが連続的に
    変化するようにその構成組成を連続的に変化させるもの
    であることを特徴とする集積化受光回路。
JP3114432A 1991-05-20 1991-05-20 集積化受光回路 Pending JPH04342175A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020084428A (ko) * 2001-05-02 2002-11-09 송정근 이종접합 광트랜지스터와 이종접합 쌍극자 트랜지스터로구성된 광전소자 및 그 제조방법

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KR20020084428A (ko) * 2001-05-02 2002-11-09 송정근 이종접합 광트랜지스터와 이종접합 쌍극자 트랜지스터로구성된 광전소자 및 그 제조방법

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