JPH0434208A - 内燃機関のクランク軸 - Google Patents

内燃機関のクランク軸

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Publication number
JPH0434208A
JPH0434208A JP14186190A JP14186190A JPH0434208A JP H0434208 A JPH0434208 A JP H0434208A JP 14186190 A JP14186190 A JP 14186190A JP 14186190 A JP14186190 A JP 14186190A JP H0434208 A JPH0434208 A JP H0434208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curved surface
crankshaft
crank
crank web
crankpin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14186190A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Katsu
雅彦 勝
Goji Masuda
剛司 桝田
Yasuo Matsumoto
松本 泰郎
Kyugo Hamai
浜井 九五
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP14186190A priority Critical patent/JPH0434208A/ja
Publication of JPH0434208A publication Critical patent/JPH0434208A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関のクランク軸に関する。
(従来の技術とその解決すべき課題) 内燃fI11間に使用される一体構造のクランク軸とし
ては第6図に示したようなものが一般的である。
クランク軸1は、機関の主軸受に支持されるクランクジ
ャーナル2、クランクアームにあたるクランクウェブ3
、クランクウェブ3の−jIgIAに形成されるクラン
クピン4、同じく他端側に形成されるカウンタウェイト
5などからなっている9クランクピン4は互いに対向す
る一対のクランクウェブ3,3によって支持されており
、各クランクウェブ3,3の対向端面には、コネクティ
ングロッド6の軸方向の変位を制約するためにクランク
ピン4の周囲に沿ってサイドスラスト受は部7が形成さ
れている。クランクピン4とサイドスラスト受は部7と
の境界部分、及びクランクジャーナル2とクランクウェ
ブ3の境界部分には、機関の燃焼作用及び回転に伴って
発生する応力を分散するためにフィレットロール8.9
がそれぞれ形成されている。
ところで、このような従来のクランク軸構造における課
題として、剛性の向上と必要な強度確保という要求を十
分に満足できず、従って回転限界が低いという問題点が
あげられる。
すなわち、燃焼荷重等の外力が作用したときの曲げ及び
ねじれ変形を抑えるためにはクランクウェブ3の幅と肉
厚を大きくすることが有効であるが、そうするとつり合
いをとるためにWR(カウンタウェイト5の重量×回転
中心からその重心点までの「離)をも大きくしなければ
ならないので全体として大幅な重量増となってしまい、
この結果として剛性は向上しても重量増に原因して振動
特性が悪化してしまい、高速回転に対応できなくなって
しまうのである。
また、剛性確保のためにクランクウェブ3の厚さを大き
くすると、軸方向寸法の制約から、それだけフィレット
ロール8.9の半径を小さくせざるを得なくなるので、
フィレットロール8.9付近の応力値が高くなって強度
上不利になるという問題も生じる。
これに対して、クランクピン基部の応力を分散するため
に、クランクビンのクランク軸中心に面した部分とクラ
ンクウェブとの境界部分に、クランクビンの接線方向に
沿って曲面を形成したものが実開昭55−92911号
により開示されているが、これでは当該曲面が接線方向
に形成されているにすぎないので曲面に隣接する部分の
応力を十分に低減することができず、従って軽量化や剛
性向上の目的を十分に達成することができない。
本発明はこのような従来技術の問題点に薄目してなされ
たもので、強度及び剛性に優れ、より高速での使用に耐
えるクランク軸を提供することを目的としている。
(W題を解決するための手段) 本発明では、クランクピンをそのクランク軸中心に面し
た円周部分について曲面を介してクランクウェブに連結
した形状のクランク軸を形成するとともに、前記クラン
クビンの直径をd、曲面の縦断面上の曲率半径をrとす
るとき[0,1≦ r/d≦0.253の条件を満足す
るように前記曲面を形成する。
(作用) 上記構成によれば、機関運転に伴って最も大きな荷重が
作用するクランクビンとクランクウェブとの内周側境界
部分での応力が十分に分散されて最大応力値が減少する
。また、前記内周側境界部分への曲面の形成に伴い高剛
性を確保しつつクランクウェブを軽量化でき・る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図または第2図において、11はクランク軸、12
はクランクジャーナル、13はウェブ、14はクランク
ビン、15はカウンタウェイトである。
本発明では、図示したようにクランクビン14をそのク
ランク軸中心に面した円周部分についてフィレット状の
曲面16を介してクランクウェブ13に連結した形状と
する。前記曲面】6の縦断面上の曲率半径rは、クラン
クビン14の直径をdとするとき、[0,1≦ r/d
≦0,25]の条件を満足するように設定することは上
述した通りであるが、この実施例ではr/d値を0.1
7程度としである。
また、この実施例ではクランクビン14の外周側部分も
当該外周部に沿った大きな曲面17によりクランクウェ
ブ13に連なるようにして軽量化を図っている。
なお、図中6Aはコネクティングロッド6の大端部メタ
ルを示しているが、この実施例ではサイドスラスト受は
部を設けないので、必要に応じて第1図に示したように
ピストン18のピンボス部19の端面19Aにて小端部
6Bを受けることによりコネクティングロッド6の軸方
向の位置決めを行うようにする。
第3図は上記構成において曲げ応力を作用させたと外の
応力分布を示しており、図示したようにクランクビン1
4のクランク軸中心に面した部分の応力が曲面16に沿
って分散するため応力集中による強度の低下を起こさな
い。また、曲面16.17の形成によりクランクウェブ
13が薄肉・軽量化され、これに伴ってカウンタウェイ
ト15の必要重量もしくはW R値も軽減する。これら
の結果、クランク軸11の振動特性が改善され、回転限
界が向上するのである。
第4図にはrld値と剛性及び形状係taとの関係を示
す。形状係数aとはこの場合クランク軸11に曲げ荷重
を作用させたときの曲面16部分における平均応力と最
大応力との比率であり、従ってaは1に近いほど強度上
有利である。図中A点(r/d= 、 05 )は第6
図に示した従来例に相当し、剛性は十分であるが形状係
数aが大きく、このため疲労強度の面から回転限界が抑
えられることになる。これに対しで、本願発明のように
r/d値を0.1以上に設定することにより形状係数a
を大幅に低減して最大応力を疲労限界以下に低減するこ
とができる。また、本発明の構成によれば曲面16の形
成によるクランクウェブ13の薄肉化にも拘わらず必要
な剛性を確保しうろことがわかる。
ただし、r/d値が0.25を越えた領域ではr/d値
の増大に対する剛性の低下が大きく、なおかつ形状係数
aの減少割合は小さい。従って、r/d値は、[0,1
≦ r/d≦0.25]の条件を満足するように設定す
る。
なお、上記実施例ではクランクツヤ−ナル12とクラン
クウェブ13との境界部分については第6図と同程度の
フィレットロール形状としであるが、第5図に示したよ
うにこの部分にもできるだけ大きな曲率半径を有する曲
面20を形成するのが望ましく、これによりクランクウ
ェブ13からクランクジャーナル12にかけての応力を
も分散して強度をさらに向上させることがでトる。
(発明の効果) 以上説明したとおり本発明によれば、クランクピンとク
ランクウェブとの間に、クランク軸中心に面したクラン
クピンの円周部分に沿って所定の曲率半径を有する曲面
を形成することにより応力集中を回避するようにしたの
で、軽量でありながら剛性にも優れ、従って高速回転に
耐えるクランク軸が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の側面図、第2図はその要部
斜視図、第3図は応力分布図である。第4図はr/d値
と形状係数及び剛性との関係を示す特性線図である。第
5図は本発明の他の実施例の側面図である。第6図は従
来例の側面図である。 11・・・クランク軸、12・・・クランクジャーナル
、13・・・クランクツニブ、14・・・クランクピン
、16.17.20−・・曲面。 第2 図 第4図 第3図 荷重 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クランクピンをそのクランク軸中心に面した円周部分に
    ついて曲面を介してクランクウェブに連結した形状のク
    ランク軸であって、前記クランクピンの直径をd、曲面
    の縦断面上の曲率半径をrとするとき、[0.1≦r/
    d≦0.25]の条件を満足するように前記曲面を形成
    したことを特徴とする内燃機関のクランク軸。
JP14186190A 1990-05-31 1990-05-31 内燃機関のクランク軸 Pending JPH0434208A (ja)

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JP14186190A JPH0434208A (ja) 1990-05-31 1990-05-31 内燃機関のクランク軸

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JP14186190A JPH0434208A (ja) 1990-05-31 1990-05-31 内燃機関のクランク軸

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JPH0434208A true JPH0434208A (ja) 1992-02-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001214921A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 内燃機関のクランク軸

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001214921A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 内燃機関のクランク軸
JP4514876B2 (ja) * 2000-02-01 2010-07-28 ヤンマー株式会社 内燃機関のクランク軸

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