JPH0434196B2 - - Google Patents

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JPH0434196B2
JPH0434196B2 JP63134731A JP13473188A JPH0434196B2 JP H0434196 B2 JPH0434196 B2 JP H0434196B2 JP 63134731 A JP63134731 A JP 63134731A JP 13473188 A JP13473188 A JP 13473188A JP H0434196 B2 JPH0434196 B2 JP H0434196B2
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coin
rotor
hopper
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Takeo Yoshama
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はスロツトマシンや両替機、各種商品の
自動販売機などに内蔵設置して、必要な枚数のコ
イン(メダルやその他の擬似コインも含む。)を
払い出すために使うホツパー型コイン払出し装置
の改良に関する。
<従来の技術> 本発明に最も近似するホツパー型コイン払出し
装置としては、特開昭61−886号と実開昭61−
4273号が公知である。これらではコインの咬み込
み現象を防止するに当り、先づローター3によつ
て搬送されてきたコインaを、そのコイン送出口
5へ移行させるべきコイン誘導子4の構成とし
て、その誘導子4を案内リング14の案内面14
aに出没する出没子15と、これを突出方向へ押
し上げ付勢するスプリング16とから形作つてい
る。
又、次にその誘導子4によつてうまく誘導され
なかつたコインaを、やはりコイン送出口5へ移
行させるべきセパレーター6の構成として、揺動
板7の基端部を基盤11に植立固定された枢軸3
0へ、縦長の枢支孔29を介して遊合させる一
方、同じく揺動板7の先端部にセパレートローラ
ー8と、補助ローラー28との一対を並列状態に
支持させると共に、その揺動板7をバネ9により
ローター3側へ引き寄せ付勢している。
そして、第6図のようなコインaの咬み込み現
象が発生した場合、揺動板7が枢軸30を中心と
して揺動作用することにより、そのセパレートロ
ーラー8がバネ9の引き寄せ力に抗しつつ、反ロ
ーター3側への直進的な後退と、旋回的な左右移
動を行ない、コインaをその送出口5へ誘導・排
出するようになつている。
<発明が解決しようとする課題> ところが、上記のような構成ではその理想的な
説明にも拘らず、実際上次の諸問題がある。
即ち、先づコイン誘導子4について言えば、出
没子15とその押し上げスプリング16との2部
品を要し、その出没子15における特殊な頭部形
状の加工や、これを逃がすべき羽根2に対する溝
37の加工、スプリング16と一緒に案内リング
14へ組付ける作業などが著しく煩雑であり、量
産効にの劣る。
それにもまして、ホツパー1内には通常多量の
コインaが積み重ね状態にあり、そのコインaは
デイスク20の孔21内に位置しつつ、ローター
3により搬送される処、その搬送路に案内面14
aから起立状態の出没子15が臨んでいるため、
コインaはその搬送進行中の突然に出没子15と
衝突し、これからの急角度にコイン送出口5へ方
向変換されることとなる。そのコインaの流動作
用には無理があり、全体的な円滑性に欠けるた
め、必らずや出没子15を乗り越えようとする力
が働く。その結果、コインaの不整振動を惹起
し、咬み込み現象を誘発することになる。その意
味から出没子15の頭部形状を初め、そお案内リ
ング14からの突出位置や、スプリング16の押
圧力などを悉く高精度に関係設定する必要もあ
る。
次に、セパレーター6について言えば、その揺
動板7は咬み込んだコインaを送出口5へ誘導排
出させることのみに作用し、ホツパー1内へ確
実・円滑に移入復帰させる働きを持つていない。
つまり、第6図の状態から明白なように引き寄
せバネ9が、コインaの中心Tと羽根2の曲率中
心V並びにセパレートローラー8における中心W
との3者を結ぶ直線Lよりも外側に張架されてお
り、しかもその直線Lは枢軸30よりも一定の偏
心量Eだけやはり外側に位置していることに基
き、万一咬み込んだコインaがセパレートローラ
ー8によつて送出口5から排出されず、ホツパー
1内へ再度移入する場合を考えると、そのロータ
ー3による搬送進行中、コインaがセパレートロ
ーラー8と補助ローラー28との相互間に挟まれ
る如く位置するや否や、揺動板7の後退作用とそ
のセパレートローラー8の送出口5に向かう逃げ
旋回作用によつて、コインaが基盤11の切り欠
き凹部に入る如く咬み込まれてしまうこととな
る。
揺動板7がその基端部のみにおいて、基盤11
の枢軸30を中心に揺動作用するようになつてい
ると共に、その基盤11には再移入されるコイン
aの受け入れ凹部が切り欠かれていることも、そ
の原因をなす。
<課題を解決するための手段> 本発明はこのような諸問題の改善と、これによ
るコイン咬み込み現象の確実な防止を目的として
おり、そのための構成上放射対称配置型に開口す
る複数のコイン受け入れ孔と、その隣り合う相互
間に位置する円弧状の放射羽根片とが設けられた
デイスクローターと、 そのデイスクローターの回転駆動ユニツトと、 その駆動ユニツト上に固定設置されて、デイス
クローターの受け入れ凹所を区画すると共に、そ
のローターの円周面に臨むコイン払出口が開口さ
れたローター受け盤と、 そのローター受け入れ凹所と連通するように、
ローター受け盤上に固定設置されたコイン収容ホ
ツパーと、 デイスクローターの回転によるコインの搬送路
内へ張り出して、そのコインを払出口に向かつて
誘導するコイン誘導体と、 その誘導体により誘導されなかつたコインを受
け止めて方向変換させるべく、同じにコイン搬送
路に臨まされたセパレーターとを備え、 上記ホツパーからデイスクローターへ受け入れ
られたコインを、そのローターの羽根片により押
し進め搬送して、コイン払出口から払い出すよう
に定めたホツパー型コイン払出し装置において、 上記コイン誘導体を1本の金属線材から、ロー
ターのボスを包囲するほぼC字型の偏心リング状
に捲き曲げ、その線材の切り離し基端部を取付脚
片として、上記ローター受け盤のローター受け入
れ凹所へ固定状態に係止させる一方、 同じく線材の切り離し自由先端部をコイン整流
カム片として、コイン払出口へ近づく程徐々に大
きくコイン搬送路へ張り出すように関係設定した
ことを第1の特徴とし、 又、同じくコイン誘導体をゴムや合成樹脂など
の弾性材から板カム状に成形して、ローターのボ
スと遊合状態を保つように、上記ローター受け盤
のローター受け入れ凹所へ固定状態に取付けると
共に、 そのボスと偏心する凸曲面をコイン整流カム片
として、コイン払出口へ近づく程徐々に大きくコ
イン搬送路へ張り出すように関係設定したことを
第2の特徴とする。
更に、上記セパレーターの構成として、これを
一対の揺動リンクアームと、その相互を枢支連結
する屈折支点ピンとから成る屈折可能なリンク運
動機構に形作り、その支点ピンによつて思案ロー
ラーを遊転自在に軸支すると共に、 その思案ローラーが常時コイン搬送路へ臨むよ
うに、両リンクアームをその一方のリンクアーム
とローター受け盤との相互間に連繋掛架した引張
コイルバネにより、内向きに張り出す屈折状態に
付勢して、 上記思案ローラーを強く押出するように咬み込
んだコインは、これを両リンクアームの外向きに
張り出す屈折作用によつて、自づとローターの内
部へ移入する如く方向変換させるように設定した
ことを第3の特徴とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構
成を詳述すると、そのホツパー型コイン払出し装
置の概略組立状態と分解状態を表わした第1〜2
7図において、Uはモーター10と減速機構を備
えた回転駆動ユニツトであり、図外の配線プラグ
コードを介して、電源に接続使用されることとな
る。Mはその駆動ユニツトUへ上方から固定設置
されたローター受け盤の総称であつて、全体的に
ほぼ同じ大きさの矩形なベースプレート11、ル
ームプレート12、ゲートプレート13、ライナ
ープレート14の合計4枚から成り、その積み重
ね状態によつて、中央部に円形なローター受け入
れ凹所Gを画定している。そして、その凹所G内
に嵌め込まれたデイスクローターRが、上記駆動
ユニツトUのモーター10によつて、一方向fへ
回転駆動されるようになつている。Hはそのロー
ター受け入れ凹所Gと連通開口する状態として、
ローター受け盤Mへ上方から固定設置されたコイ
ル収容ホツパーである。
上記ローター受け盤Mについて言えば、先づそ
のベースプレート11は第3〜7図から明白なよ
うに、駆動ユニツトUの頂盤15へ上方から接合
され、且つ複数のビス16によつて固定一体化さ
れており、その中心に開口された軸受孔17を、
上記モーター10の出力軸18が貫通している。
19はその出力軸18へ一体に套嵌された回転フ
ランジであり、上記軸受孔17と遊合関係を保つ
ていると共に、これからは複数の爪ピン20が上
向きに植立されている。
上記デイスクローターRは回転フランジ19と
一体回転するように、そのセンター孔21がモー
ター10の出力軸18へ、同じく爪受け入れ孔2
2が上記爪ピン20へ、何れも上方から抜き差し
自在に嵌合されている。23は上記センター孔2
1を中心とする放射対称配置型の複数として、ロ
ーターRの金属板面に開口された円形なコイン受
け入れ孔であり、その各個の開口上縁部が第8〜
10図から明白なように、コインCの受け入れや
すい円錐受皿型に面取りされている。24はその
コイン受け入れ孔23の隣り合う相互間に植立一
体化された円錐凸子であり、ホツパーH内の収容
コインCを自づと攪拌作用する。
25はローターRの中心から下向きに若干張り
出されたボスであり、言うまでもなく上記回転フ
ランジ19と対応合致する。そのボス25に、上
記爪ピン20の受け入れ孔22も貫通形成されて
いるのである。26は隣り合うコイン受け入れ孔
23の相互間に位置しつつ、やはりローターRか
ら下向きに張り出された複数の放射羽根片であ
り、その何れも各コイン受け入れ孔23の開口下
縁部に沿つて一方向へ弯曲する円弧状として形成
されている。
そして、そのコイン受け入れ孔23の開口下縁
部に沿わない曲率半径の大きな凸曲縁部が、ロー
ターRにおける回転進行方向fとの関係上前側を
なし、その回転遠心力と相俟つてコインCを押し
進める如く、搬送作用するように定められている
のである。27は上記ローターRにおける羽根片
26の各個と、円形なボス25の周縁部との相互
間に、全体として環状に連続する如く切り欠き区
画されたコイ誘導体用逃し凹溝を示している。
Aはその凹溝27の内部に対応位置する関係と
して、ローターRのボス25を包囲するコイン誘
導体であり、特にバネ性を有する1本の金属線材
からほぼC字型の偏心リング状に捲き曲げられて
いる。そして、第5,13,29〜32図から明
白なように、その線材の切り離し基端部が下向き
直角に屈曲する取付脚片28として、上記ベース
プレート11における軸受孔17の周辺部に小さ
く開口するコイン誘導体用受け入れ孔29内へ挿
入係止されており、同じく切り離しの自由先端部
が、コイン払出口へ近づくに連れて、徐々にボス
25から遠ざかる如く、そのローターRによるコ
イン搬送路へ滑らかに大きく張り出すコイン整流
カム片30として関係配置されている。後述する
ように、ローターRの回転進行に伴ない搬送され
てくるコインCを、その誘導体Aの就中整流カム
片30によつて、徐々に且つ確実にコイン払出口
へ誘導するように定められているわけである。
その場合、コイン誘導体Aはその取付脚片28
によつて、ベースプレート11の対応する受け入
れ孔29内へ、上方から抜き差し自在として挿入
係止されているにとどまるが、これには上方から
ローターRが第2,3図のように言わば施蓋状態
として、そのモーター10の出力軸18や回転フ
ランジ19へ組付けられることになる結果、決し
て不慮に抜け出るおそれはない。又、コイン誘導
体Aは上記逃し凹溝27内に言わば拘束されてい
るため、その不正な作用状態に遊動せず、ロータ
ーRの回転抵抗を与えることもない。尚、31は
ローターRの周縁部から若干張り出す円形フラン
ジである。
上記ベースプレート11の板面には、第5,6
図のような角型に開口する複数の異物排出孔32
と、円形に開口する複数のホツパー用係止ピン逃
し孔33も形成されている。その異物排出孔32
はローターRのコイ受け入れ孔23と直通し得る
位置関係として、又係止ピン逃し孔33は同じく
ローターRの円形フランジ31よりも外方へ退避
する位置関係のもとに、各々配設されているので
ある。34は同じく矩形なベースプレート11の
一辺に偏倚して付与されたセパレーター用逃し切
欠であり、ここには後述するセパレーターが臨む
こととなる。
次に、ローター受け盤Mのルームプレート12
について言えば、これはコインCよりも若干厚肉
な矩形の金属板から成り、その中央部には円形な
ローター受け入れ口35が開設されているが、但
しその角隅部を含む一辺はコイン払出口Oとして
切り欠かれることにより、そのローター受け入れ
口35の全体として、第11図のようなほぼC字
型を呈していると共に、そのコイン払出口Oが上
記ベースプレート11のセパレーター用逃し切欠
34と部分的に連通開口し、セパレーターをも受
け入れることができるようになつている。
しかも、上記ローター受け入れ口35は第1
1,13図から示唆される通り、特にそのC字型
の切り離し両端縁部a,bが、基準真円の中心P
よりも一定量Lだけ偏心した曲率半径rのもと
で、外方へ滑らかに逃げ広がるように拡開されて
いる。つまり、その一方の切り離し端縁部aは上
記コイン誘導体Aの整流カム片30と向かい合う
位置にあつて、そのコイン搬送路に向かう整流カ
ム片30の張り出しとほぼ順応して逃げる凹曲面
に形成されてりうわけであり、その整流カム片3
0と相俟つてコインCを徐々に外方へ押し出す如
く、コイン払出口Oへ誘導作用し得るようになつ
ている。
又、他方の切り離し端縁部bは万一咬み込んだ
コインCを、後述のセパレーターによつて再度ロ
ーターR側へ移入復帰させるに当り、そのロータ
ーRの回転進行方向fと相俟つて、これを円滑に
導き入れ作用するようになつているのである。
36は上記ベースプレート11のホツパー用係
止ピン逃し孔33と合致するように、そのルーム
プレート12の周辺部に開口された係止ピン植込
み孔の複数であり、その各個には第5図のように
ホツパーHの係止ピン37が脱落不能に植立され
ている。38はその係止ピン37を上方へ押圧付
勢する圧縮コイルバネであり、そのピン37の下
端部とルームプレート12の下面との相互間に介
挿されている。その係止ピン37の頭部が円錐型
を呈していること、第3,4図から明白な通りで
ある。
更に、上記ローター受け盤Mのゲートプレート
13はルームプレート12よりも若干薄肉な金属
板から成り、そ中央部にはルームプレート12に
おけるC字型ローター受け入れ口35の基準真円
と合致するローター受け入れ口39が開設されて
いる。
そのゲートプレート13のローター受け入れ口
39は、第15図のような文字通りの真円形を呈
しているため、これを上方から上記ルームプレー
ト12へ接合した状態では、そのルームプレート
12の上記切り離し両端縁部a,bがゲートプレ
ート13並びにベースプレート11と相俟つて、
第14図のような断面コ字型に区画されることと
なる。又、ルームプレート12のコイン払出口O
も、ゲートプレート13とベースプレート11に
より、第4図のような所謂トンネル型に区画開口
される結果となる。
40はゲートプレート13の一角隅部に設けら
れたセパレーター用逃し切欠、41は同じくゲー
トプレート13の一辺に開口されたビス逃し孔で
あり、好ましくは調整可能なダルマ穴の開口形態
を呈している。42はルームプレート12から起
立するホツパー用係止ピン37の受け入れ孔であ
る。
又、ローター受け盤Mを形作るライナープレー
ト14の中央部には、第17図から明白なよう
に、ゲートプレート13のローター受け入れ口3
9よりも若干大きな真円形に開口するフランジ受
け入れ口43が設けられており、これによつて上
記デイスクローターRの張り出し円形フランジ3
1を受け入れるようになつている。44はそのラ
イナープレート14の一角隅部に付与されたセパ
レーター用逃し切欠であり、上記ゲートプレート
13のセパレーター用逃し切欠40と合致する。
45は同じくゲートプレート13のホツパー用係
止ピン受け入れ孔42と連通する係止ピン受け入
れ孔、46はゲートプレート13のビス逃し孔4
1に対応位置するビス逃し切欠であり、ライナー
プレート14の一辺に開設されている。
そして、上記したルームプレート12、ゲート
プレート13並びにライナープレート14の合計
3枚は、その順次にベースプレート11へ上方か
ら積む重ねられた上、複数の貫通ビス47を介し
て、ベースプレート11へ一挙同時に組付け固定
されているのであり、以つて剛性なローター受け
盤Mを形作つている。その組付け状態のもとで
は、第1図のようにライナープレート14から上
方に向かつて、ホツパー用係止ピン37が突出し
ている。
他方、ホツパーHの底部から張り出す取付フラ
ンジ48には、その係止ピン37と係合作用する
キー孔49が開口されており、そのためキー孔4
9を係止ピン37へ挿入しつつ回動操作すること
によつて、ホツパーHをローター受け盤Mの就中
ライナープレート14へ、着脱自在に接合固定す
ることができる。
又、ホツパーHの底部開口50はゲートプレー
ト13のローター受け入れ口39と同じ大きさの
真円形に定められており、そのため第3図から示
唆されるように、これによつてデイスクローター
Rの円形フランジ31が拘束され、そのローター
Rの上方へ離脱するおそれはない。51はホツパ
ーHの内部に吊り下げ設置されたコイン規制アー
ムであつて、バネ性を有する1本の金属線材から
成り、その下端部がデイスクローターRのコイン
受け入れ孔23に臨んで、これにより搬送作用中
のコインCが不慮に浮上したり、或いは不正姿勢
になることを防止する。その場合、規制アーム5
1の下端部は第2,3図から示唆されるように、
ローターRの回転進行方向fと順応する方向に向
かつて下り曲げられており、コインCを上方から
軽く弾力的に押えるようになつている。
コインCがデイスクローターRの回転駆動によ
り、その一方向fへ搬送される過程において、コ
イン誘導体Aの就中整流カム片30によりコイン
払出口Oへ、滑らかに誘導されるようになつてい
る旨を上記した通りであるが、その万一正しく誘
導されずに咬み込んだ場合、そのコインCを再度
ホツパーH内へ確実に移入復帰させるためのセパ
レーターSも、上記ローター受け盤Mの就中ベー
スプレート11に組付けられている。
そのセパレーターSは第19〜22図並びに第
29〜32図ように、一対の揺動リンクアーム5
2,53から所謂中和折れ作用するほぼく字型に
枢支連結されている。
即ち、その一方の第1リンクアーム52は上記
ルームプレート12とほぼ同じ肉厚の金属板から
成り、その中央部において上方からベースプレー
ト11の一角隅部へ、枢支ビス54により回動可
能に組付けられている。55はその枢支ビス54
を受け入れるガイド長孔であり、第19,20図
のような第1リンクアーム52に開口されてい
る。56は第1リンクアーム52から内向きに張
り出されたカバー片であつて、上記ルームプレー
ト12に切り欠かれたC字型のローター受け入れ
口35と連続するように、その張り出し縁部が円
弧状に形成されている。
57は同じく第1リンクアーム52からベース
プレート11の上記セパレーター用逃し切欠34
内へ臨むように、下向きのほぼL字型として曲げ
出されたローラー支持片であり、その先端部には
屈折支点ピン58を介して思案ローラー59が遊
転自在に軸支されている。60はそのローラー支
持片57の曲げ稜線と直交する曲げ稜線のもと
に、やはり第1リンクアーム52から下向きの倒
立L字型として、ベースプレート11の外方へ曲
げ出されたバネ受け片である。
又、他方の第2リンクアーム53は逆な下方か
らベースプレート11へ、枢支ビス61によつて
やはり回動自在に組付けられており、しかも上記
屈折支点ピン58によつて、第1リンクアーム5
2のローラー支持片57と屈折可能に枢支連結さ
れている。62はその組付け用枢支ビス61の受
け入れガイド長孔であり、第21,22図のよう
な第2リンクアーム53に開口形成されている。
63は両リンクアーム52,53を常時内向きに
張り出すく字型として付勢するための引張コイル
バネであり、第1リンクアーム52の上記バネ受
け片60と、ベースプレート11から一体的に垂
下するバネ受けピン64との相互間に連繋掛架さ
れている。
そのため、上記思案ローラー59は引張コイル
バネ63の付勢力を受けて、ベースプレート11
における上記セパレーター用逃し切欠34の切り
欠き縁部に衝止する状態となり、その衝止位置に
てデイスクローターRにより搬送されてくるコイ
ンCを受け止める如く、そのコインCと接触作用
するようになつている。
65は思案ローラー59との向かい合う相互に
よつて、上記コイン払出口Oの開口幅Wを一定に
区画するコイン誘導片であり、第2,5,29〜
32図のようにベースプレート11へ、上方から
複数の固定ビス66によつて接合固定されてい
る。その固定ビス66の頭部が上記ゲートプレー
ト13のビス逃し孔41と、ライナープレート1
4のビス逃し切欠46とによつて逃がされている
わけである。
その場合、コイン払出口Oの開口幅Wはコイン
Cの大きさ(直径)に比して、これよりも常に大
きな広幅に関係設定されている。コイン誘導片6
5も第1リンクアーム52のカバー片56と同様
にルームプレート12のローター受け入れ口35
と連続する円弧状の張り出し縁部を備えているこ
と、第13,29〜32図から示唆される通りで
ある。
更に、上記のようなセパレーターSに対して
は、コインCのカウントレバー67も一緒に揺動
できるように組付けられている。つまり、カウン
トレバー67は第23,24図のようなL字型の
金属板片から成り、その屈折中途部が上記屈折支
点ピン58を兼用しつつ、セパレーターSへ回動
自在に枢着されている。68はベースプレート1
1のセパレーター用逃し切欠34内に臨むカウン
トレバー67の一端部へ、枢支ピン69により遊
転自在に軸支されたカンウントローラーであつ
て、第29図のように上記思案ローラー59の外
側位置に並列しているが、これはコイン払出口O
の上記開口幅Wを狭幅化する如くに張り出してお
り、以つて払い出されるコインCと確実に接触し
てカウント作用する。
70はそのカウントローラー68をコイン払出
口Oへの張り出し状態に付勢する引張コイルバネ
であつて、カウントレバー67の他端部から垂下
するバネ受け片71と、上記第1リンクアーム5
2のバネ受け片60との相互間に連繋掛架されて
いる。その引張コイルバネ70のバネ圧力は比較
的に弱く、これに対して上記セパレーターSの屈
折付勢用引張コイルバネ63のバネ圧力が、極め
て強く関係設定されている。
そして、そのカウントレバー67の他端部はベ
ースプレート11の一角隅部に臨んでおり、その
角隅部から垂下するストツパー片72によつて衝
止されている。73はそのストツパー片72の固
定ビス74を兼用して、ベースプレート11へ下
方から組付け一体化されたセンサー支持片であ
り、これには図外のカウンター用センサーが設置
されることとなる。
次に、第28図はコイン誘導体Aの変形例を示
しており、これではその誘導体Aをゴムや合成樹
脂などの弾性材から、ほぼC字型輪郭の板カム状
に成形すると共に、デイスクローターRのボス2
5と遊合状態を保つように、上記ベースプレート
11における軸受孔17の周辺部へ固定設置して
いる。そのベースプレート11から一体的に植立
する複数の支持ピン28aへ、これと対応するよ
うに開口されたコイン誘導体Aの挿入孔29a
が、上方から抜き差し自在に嵌め付けられている
のである。
そして、このように構成されたコイン誘導体A
でも、その偏心的に張り出す凸曲面がコイン整流
カム片30として、コイン払出口Oへ近づく程
徐々に大きくコイン搬送路へ張り出し、そのデイ
スクローターRにより搬送されてくるコインC
を、円滑にコイン払出口Oへ誘導作用することに
なるため、上記金属線材から捲き曲げられたもの
と代替して、これを一切の支障なく使用すること
ができる。
そのコイン整流カム片30として偏心的にコイ
ン搬送路内へ張り出す凸曲面が、上記ルームプレ
ート12における切り離し端縁部aの凹曲面とほ
ぼ平行な対応位置関係にあること、言うまでもな
い。
<作用> 上記の構成において、デイスクローターRがそ
の回転駆動ユニツトUのモーター10により、一
方向fへ回転駆動されると、ホツパーH内に収容
されているコインCは、その1枚づつが自づとロ
ーターRのコイン受け入れ孔23内に受け入れら
れ、そのローターRの円弧状に弯曲する放射羽根
片26によつて、コイン搬送路内を押し進められ
る如くに搬送作用する。
そして、そのコイン搬送路にはコイン誘導体A
が張り出しているため、上記コインCはその誘導
体Aの殊更整流カム片30に沿つて、徐々に外方
へ押し出される如く、第29図のようにコイン払
出口Oへ誘導されるようになり、遂にはそのコイ
ン払出口Oから確実に払い出されるのである。そ
のコイン払出口Oの通過時には、第30図のよう
に必らずカウントローラー68と接触して、その
カウントレバー67を回動作用させることになる
ので、そのコインCの払い出し枚数がカウントさ
れることになる。
その場合、C字型に切り欠かれたルームプレー
ト12の切り離し端縁部aは、コイン整流カム片
30の張り出しに順応して退避する凹曲面に形成
されており、これとの連続的にコイン誘導片65
が臨んでいると共に、コインCにはローターRの
回転遠心力も働くため、そのコインCの払出口O
に向かう誘導作用は著しく安定し、円滑・確実に
払い出されることとなる。又、搬送中におけるコ
インCの浮上や不正姿勢などは、ホツパーHから
吊り下がるコイン規制アーム51によつて防止さ
れるのである。
第31図ではコインCの円形中心xが、羽根片
26の前側凸曲縁部における曲率半径の中心y
と、セパレーターSにおける屈折支点ピン58の
中心(思案転)zとを結ぶ直線(D−D)上に偶
然位置しつつ、その思案ローラー59はデイスク
ローターRとの相互間に、言わば突つ張り状態と
して咬み込まれた場合を想定している。
このような場合には、セパレーターSがロータ
ーRの回転力を受けたコインCによつて、その引
張コイルバネ63の引張り力に抗しつつ、屈折支
点ピン58を中心とする外方への張り出し屈折押
圧力を受けることになり、その結果コインCは図
示の反時計方向へ遊転する思案ローラー59とも
相俟つて、第32図のようにホツパーHの内部へ
確実に移入復帰され、再度ローターRによる搬送
作用を受けることになる。
そのセパレーターSが若干外方へ張り出し状態
に後退変位しても、そのカバー片56の張り出し
縁部は、ルームプレート12におけるローター受
け入れ口35の切り離し端縁部bと連続する凹曲
面を形作つているので、上記コインCは極めて円
滑に移入される。又、その過程においてコインC
が思案ローラー59との点接触を解かれるや否
や、セパレーターSはその強力な引張コイルバネ
63によつて、即刻当初の内向きに張り出す屈曲
状態に復元すること、言うまでもない。
尚、コインCが上記した仮想直線(D−D)よ
り少しでも外側へ偏倚した位置において、セパレ
ーターSの思案ローラー59と点接触した時に
は、その思案ローラー59の時計方向に向かう遊
転作用とも相俟つて、そのまま円滑にコイン払出
口Oへ向かつて方向変換され、確実に払い出され
ること勿論であり、やはりその払い出し枚数がカ
ウントされることになる。
<発明の効果> 以上のように、本発明では放射対称配置型に開
口する複数のコイン受け入れ孔23と、その隣り
合う相互間に位置する円弧状の放射羽根片26と
が設けられたデイスクローターRと、 そのデイスクローターRの回転駆動ユニツトU
と、 その駆動ユニツトU上に固定設置されて、デイ
スクローターRの受け入れ凹所Gを区画すると共
に、そのローターRの円周面に臨むコイン払出口
Oが開口されたローター受け盤Mと、 そのローター受け入れ凹所Gと連通するよう
に、ローター受け盤M上に固定設置されたコイン
収容ホツパーHと、 ローターRの回転によるコインCの搬送路内へ
張り出して、そのコインCを払出口Oに向かつて
誘導するコイン誘導体Aと、 その誘導体Aにより誘導されなかつたコインC
を受け止めて方向変換させるべく、同じくコイン
搬送路に臨まされたセパレーターSとを備え、 上記ホツパーHからデイスクローターRへ受け
入れられたコインCを、そのローターRの羽根片
26により押し進め搬送して、コイン払出口Oか
ら払い出すように定めたホツパー型コイン払出し
装置において、 上記コイン誘導体Aを1本の金属線材から、ロ
ーターRのボス25を包囲するほぼC字型の偏心
リング状に捲き曲げ、その線材の切り離し基端部
を取付脚片28として、上記ローター受け盤Mの
ローター受け入れ凹所Gへ固定状態に係止させる
一方、 同じく線材の切り離し自由先端部をコイン整流
カム片30として、コイン払出口Oへ近づく程
徐々に大きくコイン搬送路へ張り出すように関係
設定してあるため、冒頭に述べた従来技術のコイ
ン誘導子4と異なり、その単なる1本の金属線材
から成るコイン誘導体Aであるにも拘らず、しか
もこれをローター受け入れ凹所Gの就中ベースプ
レート11へ、上方から単に挿入係止させるだけ
で足りるにも拘らず、そのコイン誘導体Aの整流
カム片30によつて、コインCを確実にコイン払
出口Oへ誘導作用できる効果があり、その捲き曲
げの加工やローター受け入れ凹所Gへの組付け作
業も極めて簡単に行なえ、量産性に著しく優れ
る。
特に、その整流カム片30はコイン払出口Oへ
近づくに連れて、徐々に大きくコイン搬送路へ張
り出すものとして曲成されているため、デイスク
ローターRによる搬送中のコインCが、これと突
如急激に衝突するおそれなく、常時滑らかにコイ
ン払出口Oへ誘導されることとなり、その結果コ
インcの不整振動やこれに基く咬み込み現象を生
ずる心配なく、装置全体の信頼性も昂め得るので
あり、このような効果はコイン誘導体Aを1本の
線材から捲き曲げたものに代えて、ゴムなどの弾
性材から板カム状に成形したものにあつても、全
く同様に発揮される。
又、セパレーターSとしてもその構成上、一対
の揺動リンクアーム52,53と、その相互を枢
支連結する屈折支点ピン58とから成る屈折可能
なリンク運動機構に形作り、その支点ピン58に
よつて思案ローラー59を遊転自在に軸支すると
共に、 その思案ローラー59が常時コイン搬送路へ臨
むように、両リンクアーム52,53をその一方
の第1リンクアーム52とローター受け盤Mとの
相互間に連繋掛架した引張コイルバネ63によ
り、内向きに張り出す屈折状態に付勢して、 上記思案ローラー59を強く押圧するように咬
み込んだコインCは、これを両リンクアーム5
2,53の外向きに張り出す屈折作用によつて、
自づとデイスクローターRの内部へ移入する如く
方向変換させるように設定してあるため、万一咬
み込みコインCが発生したとしても、その時には
コインCによつて思案ローラー59が強力に押圧
され、両リンクアーム52,53が引張コイルバ
ネ63に抗しつつ、外向きの張り出し状態に屈折
作用することになり、その結果思案ローラー59
の遊転作用とも相俟つて、上記コインCは即刻に
且つ確実にデイスクローターRの内部へ再度移入
する如く方向変換されるのであり、その逆説的に
言つて全く咬み込み現象を生ずる憂いがない。そ
の咬み込みコインCを除去すべく、人為的な操作
を加える必要もないのである。
何れにしても、コインCの咬み込み現象を完全
防止でき、そのために必要なコイン誘導体Aやセ
パレーターSの構成としても、冒頭に述べた従来
技術のそれよりはるかに簡素で足りるので、特に
コイン払出し装置の信頼性と量産性につき優れた
実用向きの発明であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略組立状態を示す斜面図、
第2図はその拡大平面図、第3図は第2図の3−
3線に沿う部分断面図、第4図は第2図の側面
図、第5図は分解状態の斜面図、第6,7図はベ
ースプレートを抽出して示す平面図と側面図、第
8,9図はデイスクローターの平面図と底面図、
第10図は第8図の10−10線断面図、第1
1,12図はルームプレートを抽出して示す平面
図と側面図、第13図はそのルームプレートとコ
イン誘導体との対応位置関係を示す平面図、第1
4図は第13図の14−14線に沿う部分拡大断
面図、第15,16図はゲートプレートを抽出し
て示す平面図と側面図、第17,18図は同じく
ライナープレートの平面図と側面図、第19,2
0図はセパレーターの第1リンクアームを抽出し
て示す平面図と側面図、第21,22図は同じく
第2リンクアームの平面図と側面図、第23,2
4図はカウントレバーを抽出して示す平面図と側
面図、第25,26図はセンサー支持片を抽出し
て示す平面図と側面図、第27図は第26図の2
7−27線断面図、第28図はコイン誘導体の変
形例をその取付状態にて示す一部破断の平面図、
第29,30図はコインの正規な払い出し作用過
程を示す各一部破断の平面図、第31図はコイン
の咬み込み現象を示す一部破断の平面図、第32
図はその咬み込みコインの移入復帰状態を示す一
部破断の平面図である。 10……モーター、11……ベースプレート、
12……ルームプレート、13……ゲートプレー
ト、14……ライナープレート、23……コイン
受け入れ孔、26……放射羽根片、27……コイ
ン誘導体用逃し凹溝、28……取付脚片、30…
…整流カム片、35……ローター受け入れ口、3
9……ローター受け入れ口、43……フランジ受
け入れ口、52……第1リンクアーム、53……
第2リンクアーム、58……屈折支点ピン、59
……思案ローラー、63……引張コイルバネ、A
……コイン誘導体、C……コイン、G……ロータ
ー受け入れ凹所、H……コイン収容ホツパー、M
……ローター受け盤、O……コイン払出口、R…
…デイスクローター、S……セパレーター、U…
…回転駆動ユニツト、W……開口幅、f……回転
進行方向。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 放射対称配置型に開口する複数のコイン受け
    入れ孔23と、その隣り合う相互間に位置する円
    弧状の放射羽根片26とが設けられたデイスクロ
    ーターRと、 そのデイスクローターRの回転駆動ユニツトU
    と、 その駆動ユニツトU上に固定設置されて、デイ
    スクローターRの受け入れ凹所Gを区画すると共
    に、そのローターRの円周面に臨むコイン払出口
    Oが開口されたローター受け盤Mと、 そのローター受け入れ凹所Gと連通するよう
    に、ローター受け盤M上に固定設置されたコイン
    収容ホツパーHと、 ローターRの回転によるコインCの搬送路内へ
    張り出して、そのコインCを払出口Oに向かつて
    誘導するコイン誘導体Aと、 その誘導体Aにより誘導されなかつたコインC
    を受け止めて方向変換させるべく、同じくコイン
    搬送路に臨まされたセパレーターSとを備え、 上記ホツパーHからデイスクローターRへ受け
    入れられたコインCを、そのローターRの羽根片
    26により押し進め搬送して、コイン払出口Oか
    ら払い出すように定めたホツパー型コイン払出し
    装置において、 上記コイン誘導体Aを1本の金属線材から、ロ
    ーターRのボス25を包囲するほぼC字型の偏心
    リング状に捲き曲げ、その線材の切り離し基端部
    を取付脚片28として、上記ローター受け盤Mの
    ローター受け入れ凹所Gへ固定状態に係止させる
    一方、 同じく線材の切り離し自由先端部をコイン整流
    カム片30として、コイン払出口Oへ近づく程
    徐々に大きくコイン搬送路へ張り出すように関係
    設定したことを特徴とするホツパー型コイン払出
    し装置。 2 放射対称配置型に開口する複数のコイン受け
    入れ孔23と、その隣り合う相互間に位置する円
    弧状の放射羽根片26とが設けられたデイスクロ
    ーターRと、 そのデイスクローターRの回転駆動ユニツトU
    と、 その駆動ユニツトU上に固定設置されて、デイ
    スクローターRの受け入れ凹所Gを区画すると共
    に、そのローターRの円周面に臨むコイン払出口
    Oが開口されたローター受け盤Mと、 そのローター受け入れ凹所Gと連通するよう
    に、ローター受け盤M上に固定設置されたコイン
    収容ホツパーHと、 ローターRの回転によるコインCの搬送路内へ
    張り出して、そのコインCを払出口Oに向かつて
    誘導するコイン誘導体Aと、 その誘導体Aにより誘導されなかつたコインC
    を受け止めて方向変換させるべく、同じくコイン
    搬送路に臨まされたセパレーターSとを備え、 上記ホツパーHからデイスクローターRへ受け
    入れられたコインCを、そのローターRの羽根片
    26により押し進め搬送して、コイン払出口Oか
    ら払い出すように定めたホツパー型コイン払出し
    装置において、 上記コイン誘導体Aをゴムや合成樹脂などの弾
    性材から板カム状に成形して、ローターRのボス
    25と遊合状態を保つように、上記ローター受け
    盤Mのローター受け入れ凹所Gへ固定状態に取付
    けると共に、 そのボス25と偏心する凸曲面をコイン整流カ
    ム片30として、コイン払出口Oへ近づく程徐々
    に大きくコイン搬送路へ張り出すように関係設定
    したことを特徴とするホツパー型コイン払出し装
    置。 3 放射対称配置型に開口する複数のコイン受け
    入れ孔23と、その隣り合う相互間に位置する円
    弧状の放射羽根片26とが設けられたデイスクロ
    ーターRと、 そのデイスクローターRの回転駆動ユニツトU
    と、 その駆動ユニツトU上に固定設置されて、デイ
    スクローターRの受け入れ凹所Gを区画すると共
    に、そのローターRの円周面に臨むコイン払出口
    Oが開口されたローター受け盤Mと、 そのローター受け入れ凹所Gと連通するよう
    に、ローター受け盤M上に固定設置されたコイン
    収容ホツパーHと、 ローターRの回転によるコインCの搬送路内へ
    張り出して、そのコインCを払出口Oに向かつて
    誘導するコイン誘導体Aと、 その誘導体Aにより誘導されなかつたコインC
    を受け止めて方向変換させるべく、同じくコイン
    搬送路に臨まされたセパレーターSとを備え、 上記ホツパーHからデイスクローターRへ受け
    入れられたコインCを、そのローターRの羽根片
    26により押し進め搬送して、コイン払出口Oか
    ら払い出すように定めたホツパー型コイン払出し
    装置において、 上記セパレーターSを一対の揺動リンクアーム
    52,53と、その相互を枢支連結する屈折支点
    ピン58とから成る屈折可能なリンク運動機構に
    形作り、その支点ピン58によつて思案ローラー
    59を遊転自在に軸支すると共に、 その思案ローラー59が常時コイン搬送路へ臨
    むように、両リンクアーム52,53をその一方
    のリンクアーム52とローター受け盤Mとの相互
    間に連繋掛架した引張コイルバネ63により、内
    向きに張り出す屈折状態に付勢して、 上記思案ローラー59を強く押圧するように咬
    み込んだコインCは、これを両リンクアーム5
    2,53の外向きに張り出す屈折作用によつて、
    自づとローターRの内部へ移入する如く方向変換
    させるように設定したことを特徴とするホツパー
    型コイン払出し装置。
JP63134731A 1988-06-01 1988-06-01 ホツパー型コイン払出し装置 Granted JPH01304595A (ja)

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