JPH044297Y2 - - Google Patents

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JPH044297Y2
JPH044297Y2 JP1988072967U JP7296788U JPH044297Y2 JP H044297 Y2 JPH044297 Y2 JP H044297Y2 JP 1988072967 U JP1988072967 U JP 1988072967U JP 7296788 U JP7296788 U JP 7296788U JP H044297 Y2 JPH044297 Y2 JP H044297Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はスロツトマシンや両替機、各種商品の
自動販売機などに内蔵設置して、必要な枚数のコ
イン(メダルやその他の擬似コインも含む。)を
払い出すために使うホツパー型コイン払出し装置
の改良に関する。
〈従来の技術〉 本考案に最も近似するホツパー型コイン払出し
装置としては、特開昭61−886号と実開昭61−
4273号が公知である。これらでは、第1に基盤1
1へローター3を回転自在に支持させるための構
成として、その基盤11にローター3の受け入れ
用円形凹部13と、その内部基底面から上向きに
突出する同心の案内リング14とを設けると共
に、その円形凹部13の側壁面一部をコイン送出
口5として切り欠いている。
第2に、ローター3を円板部17と、これから
上向きに突出する羽根部18とから造形し、その
円板部17に基盤11の上記案内リング14と遊
合するリング孔19を開口させているほか、その
ようなローター3と別個独立する孔明きデイスク
20も作成用意し、これをローター3へ上方から
ビス38により接合固定している。
第3に、上記ローター3により搬送されてきた
コインaを、そのコイン送出口5へ移行させるべ
きコイン誘導子4の構成として、その誘導子4を
上記案内リング14の案内面14aに出没する出
没子15と、これを突出方向へ押し上げ付勢する
スプリング16とから形作つている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、上記第1点の構成によれば、その基
盤11の加工並びにこれに対するローター3の組
立て上、著しく煩雑であり、例えばプレス加工ロ
ボツトを使用して安価に、且つ高精度に量産する
ことができない。
つまり、その基盤11に対してローター3を受
け入れるべき、案内リング14が突出する深い円
形凹部13と、別なデイスク20の周縁部を受け
入れるべき、浅い円形の凹段面とを設ける必要が
あり、その意味から2回の絞り加工を施さなけれ
ばならない。基盤11が単純な金属平板にあら
ず、その打抜き加工のみでは、上記の深さの異な
る円形凹部13と凹段面とを造形できないからで
ある。
その場合、案内リング14の円形状、突出幅並
びに突出高さが、ローター3におけるリング孔1
9の円形状や開口幅、円板部17の肉厚と合致対
応しなけければ、コインaを正しい姿勢状態のも
とに搬送できないことになるため、その加工上並
びに組立て上の精度を考え合わせる時には、例え
ばロボツトを使用しつつ、その無人の自動機械的
に絞り加工することが不可能である。
又、上記のような絞り加工とは別個に、その円
形凹部13の側壁面一部をコイン送出口5とし
て、切り欠き加工することも必要であり、その切
り欠き加工を上記絞り加工より先又は後の何れに
施すとしても、これを高精度な仕上がり状態に保
つことは困難である。
何れにしても、そのローター3を基盤11の円
形凹部13内へ支持させるに当り、必らずや組立
て上の調整操作を要することになると共に、特に
基盤11やローター3などの形状はこれを変化さ
せることなく、その作成寸法だけを拡大又は縮小
させて別仕様とするような場合、これに対して即
応させることができない。
次に、第2点の構成によれば、ローター3と孔
明きデイスク20とが別個独立しているため、そ
の固定ビス38による2部品の組立作業を加える
必要があり、その意味からも量産効果を最大限に
期待することができない。
更に、第3点の構成によれば、コイン誘導子4
として出没子5と、その押し上げスプリング16
との2部品が必要であり、その出没子15におけ
る特殊な頭部形状の加工や、これを逃がすべき羽
根2に対する溝37の加工、スプリング16と一
緒に案内リング14へ組付ける作業などが著しく
煩雑であつて、やはり量産効果に劣る。
それにもまして、ホツパー1内には通常多量の
コインaが積み重ね状態にあり、そのコインaは
デイスク20の孔21内に位置しつつ、ローター
3により搬送される処、その搬送路に案内面14
aから起立状態の出没子15が臨んでいるため、
コインaはその搬送進行中の突然に出没子15と
衝突し、これからの急角度にコイン送出口5へ方
向変換されることとなる。
そのコインaの流動作用には無理があり、全体
的な円滑性に欠けるため、必らずや出没子15を
乗り越えようとする力が働く。その結果、コイン
aの不整振動を惹起し、咬み込み現象を誘発する
ことになる。その意味から出没子15の頭部形状
を初め、その案内リング14からの突出位置や、
スプリング16の押圧力などを悉く高精度に関係
設定する必要もある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案はこのような諸問題の改良を企図してお
り、そのための構成上回転駆動ユニツトのモータ
ーによつて回転駆動されるデイスクローターと、 その駆動ユニツト上に固定設置されて、デイス
クローターの受け入れ凹所を区画すると共に、そ
のローターの円周面に臨むコイン払出口が開口さ
れたローター受け盤と、 そのローター受け入れ凹所と連通するように、
ローター受け盤上へ固定設置されたコイン収容ホ
ツパーとを備え、 そのホツパーからデイスクローターへ受け入れ
たコインの1枚づつを、そのローターの円弧状に
弯曲する放射羽根片により押し進め乍ら、そのコ
イン搬送路に張り出すコイン誘導体によつて、上
記コイン払出口へ誘導しつつ払い出すように定め
たホツパー型コイン払出し装置において、 上記ローター受け盤を金属平板のベースプレー
トと、これに上方から順次積み重ねられる同じく
金属平板のルームプレート、ゲートプレート並び
にライナープレートとの合計4枚から組立一体化
し、 そのベースプレートと、これを除く3枚の上記
プレートに開口するローター受け入れ口との全体
によつて、デイスクローターの受け入れ凹所を区
画形成し、 その受け入れ凹所内に受け入れられる上記デイ
スクローターを、1枚の金属板から成る円盤型と
して、その板面に複数のコイン受け入れ孔を放射
対称状態に開口分布させ、 そのコイン受け入れ孔の隣り合う相互間から下
方へ、放射羽根片を各々一体に張り出すと共に、 上記コイン誘導体を1本の金属線材から、デイ
スクローターの中心に垂下するボスを包囲し得る
ほぼC字型の偏心リング状態に捲き曲げ、 その線材の切り離し基端部を取付脚片として、
上記ローター受け盤のローター受け入れ凹所へ固
定状態に係止させる一方、 同じく線材の切り離し自由先端部をコイン整流
カム片として、上記コイン払出口へ近づく程徐々
に大きくコイン搬送路へ張り出すように関係設定
したことを特徴とするものである。
〈作用〉 本考案の上記構成によれば、ローター受け盤が
ベースプレートやルームプレート、ゲートプレー
ト並びにライナープレートと云う合計4枚の金属
平板から成るため、その各プレートの輪郭打抜き
を初めとして、これらに対するローター受け入れ
口などの各種穴明け加工が著しく単純化されるこ
とになり、その加工全体をプレスロポツトなどの
使用によつて、一挙同時に且つ高精度に行なうこ
とができる。
しかも、上記合計4枚のプレートを順次に積み
重ねさえすれば、そのローター受け入れ盤にはデ
イスクローターの受け入れ凹所が、自づと正しく
区画形成されることになるため、その積み重ねに
よる組立作業もやはりロボツトの使用によつて、
容易に無人化することができるほか、コインの大
きさ変化や厚み変化、装置全体の仕様変更などの
必要に際会するも、上記プレートの各個やそのロ
ーター受け入れ口などの対応する寸法だけを、拡
大又は縮小することにより極めて簡便に対応する
ことができ、その仕様変更などの対応性と量産性
に著しく優れる。
更に、デイスクローターが1枚の金属板から円
盤型をなしており、これにはコインを押し進める
複数の放射羽根片だけでなく、その隣り合う相互
間に分布する複数のコイン受け入れ孔も、その板
面に開口形状されているため、それ自体として2
部品からの組立作業が全く不要であり、上記のよ
うなローター受け盤への嵌め込み作業も極力簡便
に、且つ正しく行なうことができる。
又、コイン誘導体は1本の金属線材からデイス
クローターのボスを包囲し得るほぼC字型の偏心
リング状態に捲き曲げられており、その切り離し
基端部が取付け脚片として、ローター受け盤のロ
ーター受け入れ凹所へ固定状態に係止されるよう
になつており、その状態において残る切り離し自
由先端部がコイン整流カム片として機能しつつ、
コイン払出口へ近づく程徐々に大きくコイン搬送
路へ張り出すようになつているため、その単なる
1本の金属線材から成るコイン誘導体であるにも
拘らず、しかもこれをローター受け入れ凹所の就
中ベースプレートへ、上方から単に挿入係止させ
るだけで足りるにも拘らず、そのコイン誘導体の
整流カム片によつて、コインを確実にコイン払出
口へ誘導作用できる効果があり、その捲き曲げの
加工やローター受け入れ凹所への組付け作業も極
めて簡単に行なえ、量産性に著しく優れる。
特に、その整流カム片はコイン払出口へ近づく
に連れて、徐々に大きくコイン搬送路へ張り出す
ものとして曲成されているため、デイスクロータ
ーによる搬送中のコインが、これと突如急激に衝
突するおそれなく、線材のバネ性とも相俟つて、
常時滑らかにコイン払出口へ誘導されることとな
り、その結果コインの不整振動やこれに基く咬み
込み現象を生ずる心配がなく、装置全体の信頼性
も昂め得るものである。
〈実施例〉 以下、図示の実施例に基いて本考案の具体的構
成を詳述すると、そのホツパー型コイン払出し装
置の概略組立状態と分解状態を表わした第1〜2
7図において、Uはモーター10と減速機構を備
えた回転駆動ユニツトであり、図外の配線プラグ
コードを介して、電源に接続使用されることとな
る。Mはその駆動ユニツトUへ上方から固定設置
されたローター受け盤の総称であつて、全体的に
ほぼ同じ大きさの矩形なベースプレート11、ル
ームプレート12、ゲートプレート13、ライナ
ープレート14の合計4枚から成り、その金属平
板の積み重ね状態によつて、中央部に円形なロー
ター受け入れ凹所Gを画定している。そして、そ
の凹所G内に嵌め込まれたデイスクローターR
が、上記駆動ユニツトUのモーター10によつ
て、一方向fへ回転駆動されるようになつてい
る。Hはそのローター受け入れ凹所Gと連通開口
する状態として、ローター受け盤Mへ上方から固
定設置されたコイン収容ホツパーである。
上記ローター受け盤Mについて言えば、先づそ
のベースプレート11は第3〜7図から明白なよ
うに、駆動ユニツトUの頂盤15へ上方から接合
され、且つ複数のビス16によつて固定一体化さ
れており、その中心に開口された軸受孔17を、
上記モーター10の出力軸18が貫通している。
19はその出力軸18へ一体に套嵌された回転フ
ランジであり、上記軸受孔17と遊合関係を保つ
ていると共に、これからは複数の爪ピン20が上
向きに植立されている。
上記デイスクローターRは1枚の金属板から円
盤型に造形されており、上記回転フランジ19と
一体回転するように、そのセンター孔21がモー
ター10の出力軸18へ、同じく爪受け入れ孔2
2が上記爪ピン20へ、何れも上方から抜き差し
自在に嵌合されている。23は上記センター孔2
1を中心とする放射対称配置型の複数として、ロ
ーターRの金属板面に開口された円形なコイン受
け入れ孔であり、その各個の開口上縁部が第8〜
10図から明白なように、コインCの受け入れや
すい円錐受皿型に面取りされている。24はその
コイン受け入れ孔23の隣り合う相互間に植立一
体化された円錐凸子であり、ホツパーH内の収容
コインCを自づと攪拌作用する。
25はローターRの中心から下向きに若干張り
出されたボスであり、言うまでもなく上記回転フ
ランジ19と対応合致する。そのボス25に、上
記爪ピン20の受け入れ孔22も貫通形成されて
いるのである。26は隣り合うコイン受け入れ孔
23の相互間に位置しつつ、やはりローターRか
ら下向へ一体に張り出された複数の放射羽根片で
あり、その何れも各コイン受け入れ孔23の開口
下縁部に沿つて一方向へ弯曲する円弧状として形
成されている。
そして、そのコイン受け入れ孔23の開口下縁
部に沿わない曲率半径の大きな凸曲縁部が、ロー
ターRにおける回転進行方向fとの関係上前側を
なし、その回転遠心力と相俟つてコインCを押し
進める如く、搬送作用するように定められている
のである。27は上記ローターRにおける羽根片
26の各個と、円形なボス25の周縁部との相互
間に、全体として環状に連続する如く切り欠き区
画されたコイン誘導体用逃し凹溝を示している。
Aはその凹溝27の内部に対応位置する関係と
して、ローターRのボス25を包囲するコイン誘
導体であり、特にバネ性を有する1本の金属線材
からほぼC字型の偏心リング状に捲き曲げられて
いる。そして、第5,13,29〜32図から明
白なように、その線材の切り離し基端部が下向き
直角に屈曲する取付脚片28とて、上記ベースプ
レート11における軸受孔17の周辺部に小さく
開口するコイン誘導体用受け入れ孔29内へ挿入
係止されており、同じく切り離しの自由先端部が
コイン払出口へ近づくに連れて、徐々にボス25
から遠ざかる如く、そのローターRによるコイン
搬送路へ滑らかに大きく張り出すコイン整流カム
片30として関係配置されている。後述するよう
に、ローターRの回転進行に伴ない搬送されてく
るコインCを、その誘導体Aの就中整流カム片3
0によつて、徐々に且つ確実にコイン払出口へ誘
導するように定められているわけである。
その場合、コイン誘導体Aはその取付脚片28
によつて、ベースプレート11の対応する受け入
れ孔29内へ、上方から抜き差し自在として挿入
係止されているにとどまるが、これには上方から
ローターRが第2,3図のように言わば施蓋状態
として、そのモーター10の出力軸18や回転フ
ランジ19へ組付けられることになる結果、決し
て不慮に抜け出るおそれはない。又、コイン誘導
体Aは上記逃し凹溝27内に言わば拘束されてい
るため、その不正な作用状態に遊動せず、ロータ
ーRの回転抵抗を与えることもない。尚、31は
ローターRの周縁部から若干張り出す円形フラン
ジである。
上記ベースプレート11の板面には、第5,6
図のような角型に開口する複数の異物排出孔32
と、円形に開口する複数ホツパー用係止ピン逃し
孔33も形成されている。その異物排出孔32は
ローターRのコイン受け入れ孔23と直通し得る
位置関係として、又係止ピン逃し孔33は同じく
ローターRの円形フランジ31よりも外方へ退避
する位置関係のもとに、各々配設されているので
ある。34は同じく矩形なベースプレート11の
一辺に偏倚して付与されたセパレーター用逃し切
欠であり、ここには後述するセパレーターが臨む
こととなる。
次に、ローター受け盤Mのルームプレート12
について言えば、これはコインCよりも若干厚肉
な矩形の金属平板から成り、その中央部には円形
なローター受け入れ口35が開設されているが、
但しその角隅部を含む一辺はコイン払出口Oとし
て切り欠かれることにより、そのローター受け入
れ口35の全体として、第11図のようなほぼC
字型を呈していると共に、そのコイン払出口Oが
上記ベースプレート11のセパレーター用逃し切
欠34と部分的に連通開口し、セパレーターをも
受け入れることができるようになつている。
しかも、上記ローター受け入れ口35は第1
1,13図から示唆される通り、特にそのC字型
の切り離し両端縁部a,bが、基準真円の中心P
よりも一定量Lだけ偏心した曲率半径rのもと
で、外方へ滑らかに逃げ広がるよに拡開されてい
る。つまり、その一方の切り離し端縁部aは上記
コイン誘導体Aの整流カム片30と向かい合う位
置にあつて、そのコイン搬送路に向かう整流カム
片30の張り出しとほぼ順応して逃げる凹曲面に
形成されているわけであり、その整流カム片30
と相俟つてコインCを徐々に外方へ押し出す如
く、コイン払出口Oへ誘導作用し得るようになつ
ている。
又、他方の切り離し縁部bは万一咬み込んだコ
インCを、後述のセパレーターによつて再度ロー
ターR側へ移入復帰させるに当り、そのローター
Rの回転進行方向fと相俟つてこれを円滑に導き
入れ作用するようになつているものである。
36は上記ベースプレート11のホツパー用係
止ピン逃し孔33と合致するように、そのルーム
プレート12の周辺部に開口された係止ピン植込
み孔の複数であり、その各個には第5図のように
ホツパーHの係止ピン37が脱落不能に植立され
ている。38はその係止ピン37を上方へ押圧付
勢する圧縮コイルバネであり、そのピン37の下
端部とルームプレート12の下面との相互間に介
挿されている。その係止ピン37の頭部が円錐型
を呈していること、第3,4図から明白な通りで
ある。
更に、上記ローター受け盤Mのゲートプレート
13はルームプレート12よりも若干薄肉な金属
平板から成り、その中央部にはルームプレート1
2におけるC字型ローター受け入れ口35の基準
真円と合致するローター受け入れ口39が開設さ
れている。
そのゲートプレート13のローター受け入れ口
39は、第15図のような文字通りの真円形を呈
しているため、これを上方から上記ルームプレー
ト12へ接合した状態では、そのルームプレート
12の上記切り離し両端縁部a,bがゲートプレ
ート13並びにベースプレート11と相俟つて、
第14図のような断面コ字型に区画されることと
なる。又、ルームプレート12のコイン払出口O
も、ゲートプレート13とベースプレート11に
より、第4図のような所謂トンネル型に区画開口
される結果となる。
40はゲートプレート13の一角隅部に設けら
れたセパレーター用逃し切欠、41は同じくゲー
トプレート13の一辺に開口されたビス逃し孔で
あり、好ましくは調整可能なダルマ穴の開口形態
を呈している。42はルームプレート12から起
立するホツパー用係止ピン37の受け入れ孔であ
る。
又、ローター受け盤Mを形作るライナープレー
ト14の中央部には、第17図から明白なよう
に、ゲートプレート13のローター受け入れ口3
9よりも若干大きな真円形に開口するフランジ受
け入れ口43が設けられており、これにによつて
上記デイスクローターRの張り出し円形フランジ
31を受け入れるようになつている。44はその
ライナープレート14の一角隅部に付与されたセ
パレーター用逃し切欠であり、上記ゲートプレー
ト13のセパレーター用逃し切欠40と合致す
る。45は同じくゲートプレート13のホツパー
用係止ピン受け入れ孔42と連通する係止ピン受
け入れ孔、46はゲートプレート13のビス逃し
孔41に対応位置するビス逃し切欠であり、ライ
ナープレート14の一辺に開設されている。
そして、上記した金属平板から成るルームプレ
ート12、ゲートプレート13並びにライナープ
レート14の合計3枚は、その順次にベースプレ
ート11へ上方から積み重ねられた上、複数の貫
通ビス47を介して、ベースプレート11へ一挙
同時に組付け固定されているのであり、以つて剛
性なローター受け盤Mを形作つている。その組付
け状態のもとでは、第1図のようにライナープレ
ート14から上方に向かつて、ホツパー用係止ピ
ン37が突出している。
他方、ホツパーHの底部から張り出す取付フラ
ンジ48には、その係止ピン37と係合作用する
キー孔49が開口されており、そのためキー孔4
9を係止ピン37へ挿入しつつ回動操作すること
によつて、ホツパーHをローター受け盤Mの就中
ライナープレート14へ、着脱自在に接合固定す
ることができる。
又、ホツパーHの底部開口50はゲートプレー
ト13のローター受け入れ口39と同じ大きさの
真円形に定められており、そのため第3図から示
唆されるように、これによつてデイスクローター
Rの円形フランジ31が拘束され、そのローター
Rの上方へ離脱するおそれはない。51はホツパ
ーHの内部に吊り下げ設置されたコイン規制アー
ムであつて、バネ性を有する1本の金属線材から
成り、その下端部がデイスクローターRのコイン
受け入れ孔23に臨んで、これにより搬送作用中
のコインCが不慮に浮上したり、或いは不正姿勢
になることを防止する。その場合、規制アーム5
1の下端部は第2,3図から示唆されるように、
ローターRの回転進行方向fと順応する方向に向
かつて折り曲げられており、コインCを上方から
軽く弾力的に押えるようになつている。
コインCがデイスクローターRの回転駆動によ
り、その一方向fへ搬送される過程において、コ
イン誘導体Aの就中整流カム片30によりコイン
払出口Oへ、滑らかに誘導されるようになつてい
る旨を上記した通りであるが、その万一正しく誘
導されずに咬み込んだ場合、そのコインCを再度
ホツパーH内へ確実に移入復帰させるためのセパ
レーターSも、上記ローター受け盤Mの就中ベー
スプレート11に組付けられている。
そのセパレーターSは第19〜22図並びに第
29〜32図のように一対の揺動リンクーム5
2,53から所謂中折れ作用するほぼく字型に枢
支連結されている。
即ち、その一方の第1リンクアーム52は上記
ルームプレート12とほぼ同じ肉厚の金属板から
成り、その中央部において上方からベースプレー
ト11の一角隅部へ、枢支ビス54により回動可
能に組付けられている。55はその枢支ビス54
を受け入れるガイド長孔であり、第19,20図
のような第1リンクアーム52に開口されてい
る。56は第1リンクアーム52から内向きに張
り出されたカバー片であつて、上記ルームプレー
ト12に切り欠かれたC字型のローター受け入れ
口35と連続するように、その張り出し縁部が円
弧状に形成されている。
57は同じく第1リンクアーム52からベース
プレート11の上記セパレーター用逃し切欠34
内へ臨むように、下向きのほぼL字型として曲げ
出されたローラー支持片であり、その先端部には
屈折支点ピン58を介して思案ローラー59が遊
転自在に軸支されている。60はそのローラー支
持片57の曲げ稜線と直交する曲げ稜線のもと
に、やはり第1リンクアーム52から下向きの倒
立L字型として、ベースプレート11の外方へ曲
げ出されたバネ受け片である。
又、他方の第2リンクアーム53は逆な下方か
らベースプレート11へ、枢支ビス61によつて
やはり回動自在に組付けられており、しかも上記
屈折支点ピン58によつて、第1リンクアーム5
2のローラー支持片57と屈折可能に枢支連結さ
れている。62はその組付け用枢支ビス61の受
け入れガイド長孔であり、第21,22図のよう
な第2リンクアーム53に開口形成されている。
63は両リンクアーム52,53を常時内向きに
張り出すく字型として付勢するための引張コイル
バネであり、第1リンクアーム52の上記バネ受
け片60と、ベースプレート11から一体的に垂
下するバネ受けピン64との相互間に連繋掛架さ
れている。
そのため、上記思案ローラー59は引張コイル
バネ63の付勢力を受けて、ベースプレート11
における上記セパレーター用逃し切欠34の切り
欠き縁部に衝止する状態となり、その衝止位置に
てデイスクローターRにより搬送されてくるコイ
ンCを受け止める如く、そのコインCと接触作用
するようになつている。
65は思案ローラー59との向かい合う相互に
よつて、上記コイン払出口Oの開口幅Wを一定に
区画するコイン誘導片であり、第2,5,29〜
32図のようにベースプレート11へ、上方から
複数の固定ビス66によつて接合固定されてい
る。その固定ビス66の頭部が上記ゲートプレー
ト13のビス逃し孔41と、ライナープレート1
4のビス逃し切欠46とによつて逃がされている
わけである。
その場合、コイン払出口Oの開口幅Wはコイン
Cの大きさ(直径)に比して、これよりも常に大
きな広幅に関係設定されている。コイン誘導片6
5も第1リンクアーム52のカバー片56と同様
にルームプレート12のローター受け入れ口35
と連続する円弧状の張り出し縁部を備えているこ
と、第13,29〜32図から示唆される通りで
ある。
更に、上記のようなセパレーターSに対して
は、コインCのカウントレバー67も一緒に揺動
できるよう組付けられている。つまり、カウント
レバー67は第23,24図のようなL字型の金
属板片から成り、その屈折中途部が上記屈折支点
ピン58を兼用しつつ、セパレーターSへ回動自
在に枢着されている。68はベースプレート11
のセパレーター用逃し切欠34内に臨むカウント
レバー67の一端部へ、枢支ピン69により遊転
自在に軸支されたカウントローラーであつて、第
29図のように上記思案ローラー59の外側位置
に並列しているが、これはコイン払出口Oの上記
開口幅Wを狭幅化する如くに張り出しており、以
つて払い出されるコインCと確実に接触してカウ
ント作用する。
70はそのカウントローラー68をコイン払出
口Oへの張り出し状態に付勢する引張コイルバネ
であつて、カウントレバー67の他端部かせ垂下
するバネ受け片71と、上記第1リンクアーム5
2のバネ受け片60との相互間に連繋掛架されて
いる。その引張コイルバネ70のバネ圧力は比較
的に弱く、これに対して上記セパレータSの屈折
付勢用引張コイルバネ63のバネ圧力が、極めて
強く関係設定されている。
そして、そのカウントレバー67の他端部はベ
ースプレート11の一角隅部に臨んでおり、その
角隅部から垂下するストツパー片72によつて衝
止されている。73はそのストツパー片72の固
定ビス74を兼用して、ベースプレート11へ下
方から組付け一体化されたセンサー支持片であ
り、これには図外のカウンター用センサーが設置
されることとなる。
次に、第28図はコイン誘導体Aの変形例を示
しており、これではその誘導体Aをゴムや合成樹
脂などの弾性材から、ほぼC字型輪郭の板カム状
に成形すると共に、デイスクローターRのボス2
5と遊合状態を保つように、上記ベースプレート
11における軸受孔17の周辺部へ固定設置して
いる。そのベースプレート11から一体的に植立
する複数の支持ピン28aへ、これと対応するよ
うに開口されたコイン誘導体Aの挿入孔29a
が、上方から抜き差し自在に嵌め付けられている
のである。
そして、このように構成されたコイン誘導体A
でも、その偏心的に張り出す凸曲面がコイン整流
カム片30として、コイン払出口Oへ近づく程
徐々に大きくコイン搬送路へ張り出し、そのデイ
スクローターRにより搬送されてくるコインC
を、円滑にコイン払出口Oへ誘導作用することに
なるため、上記金属線材から捲き曲げられたもの
とし代替して、これを一切の支障なく使用するこ
とができる。
そのコイン整流カム片30として偏心的にコイン
搬送路内へ張り出す凸曲面が、上記ルームプレー
ト12における取り離し端縁部aの凹曲面とほぼ
平行な対応位置関係にあること、言うまでもな
い。
上記の構成において、デイスクローターRがそ
の回転駆動ユニツトUのモーター10により、一
方向fへ回転駆動されると、ホツパーH内に収容
されているコインCは、その1枚づつが自づとロ
ーターRのコイン受け入れ孔23内に受け入れら
れ、そのローターRの円弧状に弯曲する放射羽根
片26によつて、コイン搬送路内を押し進められ
る如くに搬送作用する。
そして、そのコイン搬送路にはコイン誘導体A
が張り出しているため、上記コインCはその誘導
体Aの殊更整流カム片30に沿つて、徐々に外方
へ押し出される如く、第29図のようにコイン払
出口Oへ誘導されることになり、遂にはそのコイ
ン払出口Oから確実に払い出されるのである。そ
のコイン払出口Oの通過時には、第30図のよう
に必らずカウントローター68と接触して、その
カウントレバー67を回動作用させることになる
ので、そのコインCの払い出し枚数がカウントさ
れることになる。
その場合、C字型に切り欠かれたルームプレー
ト12の切り離し端縁部aは、コイン整流カム片
30の張り出しに順応して退避する凹曲面に形成
されており、これとの連続的にコイン誘導片65
が臨んでいると共に、コインCにはローターRの
回転遠心力も働くため、そのコインCの払出口O
に向かう誘導作用は著しく安定し、円滑・確実に
払い出されることとなる。又、搬送中におけるコ
インCの浮上や不正姿勢などは、ホツパーHから
吊り下がるコイン規制アーム51によつて防止さ
れるのである。
第31図ではコインCの円形中心xが、羽根片
26の前側凸曲縁部における曲率半径の中心y
と、セパレーターSにおける屈折支点ピン58の
中心(思案点)zとを結ぶ直線D−D上に偶然位
置しつつ、その思案ローラー59とデイスクロー
ターRとの相互間に、いわば突つ張り状態として
咬み込まれた場合を想定している。
このような場合には、セパレーターSがロータ
ーRの回転力を受けたコインCによつて、その引
張コイルバネ63の引張り力に抗しつつ、屈折支
点ピン58を中心とする外方への張り出し屈折押
圧力を受けることになり、その結果コインCは図
示の反時計方向へ遊転する思案ローラー59とも
相俟つて、第32図のようにホツパーHの内部へ
確実に移入復帰され、再度ローターRによる搬送
作用を受けることになる。
そのセパレーターSが若干外方へ張り出し状態
に後退変位しても、そのカバー片56の張り出し
縁部は、ルームプレート12におけるローター受
け入れ口35の切り離し端縁部bと連続する凹曲
面を形作つているので、上記コインCは極めて円
滑に移入される。又、その過程においてコインC
が思案ローラー59との点接触を解かれるや否
や、セパレーターSはその強引な引張コイルバネ
63によつて、即刻当初の内向きに張り出す屈曲
状態に復元すること、言うまでもない。
尚、コインCが上記した仮想直線D−Dより少
しでも外側へ偏奇した位置において、セパレータ
ーSの思案ローラー59と点接触した時には、そ
の思案ローラー59の時計方向に向かう遊転作用
とも相俟つて、そのまま円滑にコイン払出口Oへ
向かつて方向変換され、確実に払い出されること
勿論であり、やはりその払い出し枚数がカウント
されることになる。
〈考案の効果〉 以上のように、本考案では回転駆動ユニツトU
のモーター10によつて回転駆動されるデイスク
ローターRと、 その駆動ユニツトU上に固定設置されて、デイ
スクローターRの受け入れ凹所Gを区画すると共
に、そのローターRの円周面に臨むコイン払出口
Oが開口されたローター受け盤Mと、 そのローター受け入れ凹所Gと連通するよう
に、ローター受け盤M上へ固定設置されたコイン
収容ホツパーHとを備え、 そのホツパーHからデイスクローターRへ受け
入れコインCの1枚づつを、そのローターRの円
弧状に弯曲する放射羽根片26により押し進め乍
ら、そのコイン搬送路に張り出すコイン誘導体A
によつて、上記コイン払出口Oへ誘導しつつ払い
出すように定めたホツパー型コイン払出し装置に
おいて、 上記ローター受け盤Mを金属平板のベースプレ
ート11と、これに上方から順次積み重ねられる
同じく金属平板のルームプレート12、ゲートプ
レート13並びにライナープレート14との合計
4枚から組立一体化し、 そのベースプレート11と、これを除く3枚の
上記プレート12,13,14に開口するロータ
ー受け入れ口35,39,43との全体によつ
て、デイスクローターRの受け入れ凹所Gを区画
形成し、その受け入れ凹所G内に受け入れられる
上記デイスクローターRを、1枚の金属板から成
る円盤型として、その板面に複数のコイン受け入
れ孔23を放射対称状態に開口分布させ、 そのコイン受け入れ孔23の隣り合う相互間か
ら下方へ、放射羽根片26を各々一体に張り出す
と共に、 上記コイン誘導体Aを1本の金属線材から、デ
イスクローターRの中心に垂下するボス25を包
囲し得るほぼC字型の偏心リング状態に捲き曲
げ、 その線材の切り離し基端部を取付脚片28とし
て、上記ローター受け盤Mのローター受け入れ凹
所Gへ固定状態に係止させる一方、 同じく線材の切り離し自由先端部をコイン整流
カム片30として、上記コイン払出口Oへ近づく
程徐々に大きくコイン搬送路へ張り出すように関
係設定してあるため、冒頭に述べた従来技術の諸
問題を悉く改良できる効果がある。
即ち、先づローター受け盤Mがベースプレート
11やルームプレート12、ゲートプレート13
並びにライナープレート14と云う合計4枚の金
属平板から形作られているため、その各プレート
11,12,13,14の打抜き加工を初めとし
て、これに対するローター受け入れ口35,3
9,43などの各種穴加工が著しく単純化され、
その加工全体をプレスロボツトの使用などによつ
て、一挙同時に且つ高精度に行なうことができ
る。
又、上記のような金属平板を積み重ねるだけで
あるため、その組立作業もやはりロボツトの使用
によつて無人化できるほか、コインCの大きさ変
化や厚み変化、装置全体の仕様変更などに合わせ
て、各プレート11,12,13,14自身やそ
のローター受け入れ口35,39,43などの寸
法を、拡大又は縮小することも極めて容易に行な
え、その仕様変更などの対応性と量産性に著しく
優れる。
次に、本考案ではデイスクローターRがその全
体としての1部品であつて、1枚の金属体から円
盤型に造形されており、これにはコインCを押し
進める複数の放射羽根片26だけでなく、その隣
り合う相互間に分布する複数のコイン受け入れ孔
23も、その金属板面に開口形成されているた
め、冒頭に述べた公知技術のようなローター3と
孔明きデイスク20との組立作業が不要であり、
上記ローター受け盤Mのローター受け入れ凹所G
に対する嵌め込みも、至極簡単に且つ高精度な状
態に行なうことができる。
更に、本考案のコイン誘導体Aは1本の金属線
材から、上記デイスクローターRのボス25を包
囲し得るほぼC字型の偏心リング状態に捲き曲げ
られている。
そして、その線材の切り離し基端部が取付脚片
28として、上記ローター受け盤Mのケーター受
け入れ凹所Gへ固定状態に係止されるようになつ
ており、その状態において線材の残る切り離し自
由先端部がコイン整流カム片30として、上記ロ
ーター受け盤Mのコイン払出口Oへ近づく程、
徐々に大きくコイン搬送路へ張り出すように関係
設定されているため、その1本の金属線材から成
る単純品として、これをローター受け盤Mのロー
ター受け入れ凹所Gへ、上方から単に挿入する如
く、極めて容易に係止させることができ、その捲
き曲げ加工やローター受け盤Mへの組付け作業性
に著しく優れる。
しかも、コイン誘導体Aの組付け使用状態で
は、その整流カム片30によつてコインCがコイ
ン払出口Oへ、確実・円滑に誘導作用されるので
ある。
つまり、コイン誘導体Aは1本の金属線材から
ほぼC字型をなし、その切り離し自由先端部がコ
イン整流カム片30として、コイン払出口Oへ近
づくに連れ、徐々に大きくコイン搬送路へ張り出
すものとして滑らかに曲成されているため、上記
デイスクローターRの放射羽根片26により押し
進められるコインCは、そのコイン誘導体Aと突
如急激に衝突するおそれなく、線材のバネ性とも
相俟つて、常時滑らかにコイン払出口Oへ誘導案
内されることとなり、その結果コインCの不整振
動やこれに起因する咬み込み現象が発生せず、装
置全体の信頼性も大いに昂る得る効果がある。
特に、請求項2の構成を採用するならば、ルー
ムプレート12にほぼC字型として切り欠かれた
ローター受け入れ凹所Gの一方における切り離し
端縁部aが、上記コイン誘導体Aの整流カム片3
0と向かい合う位置に臨みつつ、その整流カム片
30の張り出しとほぼ順応して逃げ広がる凹曲面
をなすため、コイン搬送路を押し進められるコイ
ンCを、上記整流カム片30と相俟つて、徐々に
外方へ押し出す如く、ますます円滑に安定良くコ
イン払出口Oへ誘導作用し得るのである。
又、他方の切り離し端縁部bも外方へ滑らかに
逃げ広がる凹曲面を呈しているため、万一コイン
Cを咬み込んだとしても、そのコインCをセパレ
ーターSと相俟つて、再度デイスクローターRへ
の受け入れ状に復帰させることができ、その確実
な受け入れ復帰上の誘導作用を営ませ得ることに
なる。その結果、コインCの咬み込み停止に起因
するモーター10の焼付き事故なども、効果的に
予防し得るわけである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の概略組立状態を示す斜視図、
第2図はその拡大平面図、第3図は第2図の3−
3線に沿う部分断面図、第4図は第2図の側面
図、第5図は分解状態の斜面図、第6,7図はベ
ースプレートを抽出して示す平面図と側面図、第
8,9図はデイスクローターの平面図と底面図、
第10図は第8図の10−10線断面図、第1
1,12図はルームプレートを抽出して示す平面
図と側面図、第13図はそのルームプレートとコ
イン誘導体との対応位置関係を示す平面図、第1
4図は第13図の14−14線に沿う部分拡大断
面図、第15,16図はゲートプレートを抽出し
て示す平面図と側面図、第17,18図は同じく
ライナープレートの平面図と側面図、第19,2
0図はセパレーターの第1リンクアームを抽出し
て示す平面図と側面図、第21,22図は同じく
第2リンクアームの平面図と側面図、第23,2
4図はカウントレバーを抽出して示す平面図と側
面図、第25,26図はセンサー支持片を抽出し
て示す平面図と側面図、第27図は26図の27
−27線断面図、第28図はコイン誘導体の変形
例をその取付状態にて示す一部破断の平面図、第
29,30図はコインの正規な払い出し作用過程
を示す各一部破断の平面図、第31図はコインの
咬み込み現象を示す一部破断の平面図、第32図
はその咬み込みコインの移入復帰状態を示す一部
破断の平面図である。 10……モーター、11……ベースプレート、
12……ルームプレート、13……ゲートプレー
ト、14……ライナープレート、23……コイン
受け入れ孔、26……放射羽根片、27……コイ
ン誘導体用逃し凹溝、28……取付脚片、30…
…整流カム片、35……ローター受け入れ口、3
9……ローター受け入れ口、43……フランジ受
け入れ口、52……第1リンクアーム、53……
第2リンクアーム、58……屈折支点ピン、59
……思案ローラー、63……引張コイルバネ、A
……コイン誘導体、C……コイン、G……ロータ
ー受け入れ凹所、H……コイン収容ホツパー、M
……ローター受け盤、O……コイン払出口、R…
…デイスクローター、S……セパレーター、U…
…回転駆動ユニツト、W……開口幅、a……切り
離し端縁部、b……切り離し端縁部、f……回転
進行方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 回転駆動ユニツトUのモーター10によつて
    回転駆動されるデイスクローターRと、 その駆動ユニツトU上に固定設置されて、デ
    イスクローターRの受け入れ凹所Gを区画する
    と共に、そのローターRの円周面に臨むコイン
    払出口Oが開口されたローター受け盤Mと、 そのローター受け入れ凹所Gと連通するよう
    に、ローター受け盤M上へ固定設置されたコイ
    ン収容ホツパーHとを備え、 そのホツパーHからデイスクローターRへ受
    け入れたコインCの1枚づつを、そのローター
    Rの円弧状に弯曲する放射羽根片26により押
    し進め乍ら、そのコイン搬送路に張り出すコイ
    ン誘導体Aによつて、上記コイン払出口Oへ誘
    導しつつ払い出すように定めたホツパー型コイ
    ン払出し装置において、 上記ローター受け盤Mを金属平板のベースプ
    レート11と、これに上方から順次積み重ねら
    れる同じく金属平板のルームプレート12、ゲ
    ートプレート13並びにライナープレート14
    との合計4枚から組立一体化し、 そのベースプレート11と、これを除く3枚
    の上記プレート12,13,14に開口するロ
    ーター受け入れ口35,39,43との全体に
    よつて、デイスクローターRの受け入れ凹所G
    を区画形成し、その受け入れ凹所G内に受け入
    れられる上記デイスクローターRを、1枚の金
    属板から成る円盤型として、その板面に複数の
    コイン受け入れ孔23を放射対称状態に開口分
    布させ、 そのコイン受け入れ孔23の隣り合う相互間
    から下方へ、放射羽根片26を各々一体に張り
    出すと共に、 上記コイン誘導体Aを1本の金属線材から、
    デイスクローターRの中心に垂下するボス25
    を包囲し得るほぼC字型の偏心リング状態に捲
    き曲げ、 その線材の切り離し基端部を取付脚片28と
    して、上記ローター受け盤Mのローター受け入
    れ凹所Gへ固定状態に係止させる一方、 同じく線材の切り離し自由先端部をコイン整
    流カム片30として、上記コイン払出口Oへ近
    づく程徐々に大きくコイン搬送路へ張り出すよ
    うに関係設定したことを特徴とするホツパー型
    コイン払出し装置。 2 ルームプレート12のローター受け入れ凹所
    GをほぼC字型に切り欠いて、その開放部をコ
    イン払出口OとしてデイスクローターRの円周
    面に臨ませると共に、 その切り離し両端縁部a,bを、基準真円の
    中心Pよりも一定量Lだけ偏心した曲率半径r
    のもとで、外方へ滑らかに逃げ広がる凹曲面と
    して形作つたことを特徴とする請求項1記載の
    ホツパー型コイン払出し装置。
JP1988072967U 1988-06-01 1988-06-01 Expired JPH044297Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61886A (ja) * 1984-06-12 1986-01-06 角野 博光 ホツパ−型コイン払出し装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61886A (ja) * 1984-06-12 1986-01-06 角野 博光 ホツパ−型コイン払出し装置

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