JPH04341274A - 医療用チューブ - Google Patents
医療用チューブInfo
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- JPH04341274A JPH04341274A JP3141382A JP14138291A JPH04341274A JP H04341274 A JPH04341274 A JP H04341274A JP 3141382 A JP3141382 A JP 3141382A JP 14138291 A JP14138291 A JP 14138291A JP H04341274 A JPH04341274 A JP H04341274A
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- Japan
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- tube
- wire
- shape memory
- bending operation
- porous tube
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Links
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Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形状記憶合金からなる
部材を利用して湾曲動作を行なう医療用チューブに関す
る。
部材を利用して湾曲動作を行なう医療用チューブに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔チューブからなる挿入部に温
度変化に応じて伸縮する形状記憶合金線材を埋設し、こ
の形状記憶合金線材を加熱変形することで挿入部の湾曲
部を湾曲させることができる医療用チューブが知られて
いる。
度変化に応じて伸縮する形状記憶合金線材を埋設し、こ
の形状記憶合金線材を加熱変形することで挿入部の湾曲
部を湾曲させることができる医療用チューブが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
医療用チューブにおいては、湾曲部の湾曲性を向上させ
るために、その湾曲部を柔軟な多孔チューブとし、この
柔軟な多孔チューブの後端には比較的硬質な多孔チュー
ブを接続して挿入部を構成している。そして、前記形状
記憶合金線材は、先端側を構成する柔軟な多孔チューブ
とその後側の硬質な多孔チューブとの接合部をまたいだ
状態で配設されている。
医療用チューブにおいては、湾曲部の湾曲性を向上させ
るために、その湾曲部を柔軟な多孔チューブとし、この
柔軟な多孔チューブの後端には比較的硬質な多孔チュー
ブを接続して挿入部を構成している。そして、前記形状
記憶合金線材は、先端側を構成する柔軟な多孔チューブ
とその後側の硬質な多孔チューブとの接合部をまたいだ
状態で配設されている。
【0004】しかし、形状記憶合金線材が柔軟な多孔チ
ューブと硬質な多孔チューブとの接合部をまたいだ状態
で配設されていると、形状記憶合金線材を加熱変形して
形状記憶合金線材が配設された部位を湾曲させた場合、
前記接合部はその接合強度が弱いために、破損する虞が
ある。
ューブと硬質な多孔チューブとの接合部をまたいだ状態
で配設されていると、形状記憶合金線材を加熱変形して
形状記憶合金線材が配設された部位を湾曲させた場合、
前記接合部はその接合強度が弱いために、破損する虞が
ある。
【0005】前記接合部が破損すれば、多孔チューブの
内孔を通じて送水等を行なった場合において、接合部の
破損部位を通じて水等が形状記憶合金線材の配設部位に
侵入し、形状記憶合金線材の通電加熱作用および温度上
昇が阻害され、十分な変形が起きないという不具合を生
じる虞がある。特に、形状記憶合金線材を通電加熱する
構造のものにあっては、漏電により安全性を確保できな
い虞がある。
内孔を通じて送水等を行なった場合において、接合部の
破損部位を通じて水等が形状記憶合金線材の配設部位に
侵入し、形状記憶合金線材の通電加熱作用および温度上
昇が阻害され、十分な変形が起きないという不具合を生
じる虞がある。特に、形状記憶合金線材を通電加熱する
構造のものにあっては、漏電により安全性を確保できな
い虞がある。
【0006】本発明は、上記事情に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、チューブ接続部の
破損を極力防止できるとともに、形状記憶合金部材の変
形作用を効率良く行なえる安全な医療用チューブを提供
することにある。
のであり、その目的とするところは、チューブ接続部の
破損を極力防止できるとともに、形状記憶合金部材の変
形作用を効率良く行なえる安全な医療用チューブを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、先端湾曲部を形成する柔軟な第1のチュ
ーブと、この第1のチューブの後端に先端を接続し前記
第1のチューブより比較的硬質な第2のチューブと、前
記第1のチューブに配設されその第1のチューブを湾曲
駆動するための形状記憶合金部材と、この形状記憶合金
部材を加熱して変形させる加熱手段とを備えたものであ
る。
に、本発明は、先端湾曲部を形成する柔軟な第1のチュ
ーブと、この第1のチューブの後端に先端を接続し前記
第1のチューブより比較的硬質な第2のチューブと、前
記第1のチューブに配設されその第1のチューブを湾曲
駆動するための形状記憶合金部材と、この形状記憶合金
部材を加熱して変形させる加熱手段とを備えたものであ
る。
【0008】
【作用】上記構成により、形状記憶合金部材を加熱して
変形させると第1のチューブのみが湾曲し、第1のチュ
ーブと第2のチューブとの接続部位には湾曲作用が伝わ
りにくい。したがって、前記接続部の破損が防止され、
破損部位から液物等が侵入して形状記憶合金部材の加熱
作用および温度上昇が妨害されるといった事態を回避で
きる。
変形させると第1のチューブのみが湾曲し、第1のチュ
ーブと第2のチューブとの接続部位には湾曲作用が伝わ
りにくい。したがって、前記接続部の破損が防止され、
破損部位から液物等が侵入して形状記憶合金部材の加熱
作用および温度上昇が妨害されるといった事態を回避で
きる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例を
説明する。本実施例の医療用チューブとしてのカテーテ
ル1は、図3に示すように、挿入部2と、挿入部2の基
端に設けられた分岐部30と、この分岐部30から延設
された2本の基端チューブ32,33とからなる。2本
の基端チューブ32,33は、その内孔が挿入部2のチ
ャンネル28と連通しており、基端チューブ32の端部
には処置具挿入口金34、基端チューブ33の端部には
、送水用口金35がそれぞれ設けられている。そして処
置具挿入口金34から処置具や内視鏡55等をカテーテ
ル1のチャンネル28内に導入できるようになっている
。また、送水用口金35には冷却水を吸引する吸引口3
5aと例えばカテーテル1のチャンネル28内に挿通さ
れたガイドワイヤ54を導出できるガイドワイヤ導出口
35bが設けられている。
説明する。本実施例の医療用チューブとしてのカテーテ
ル1は、図3に示すように、挿入部2と、挿入部2の基
端に設けられた分岐部30と、この分岐部30から延設
された2本の基端チューブ32,33とからなる。2本
の基端チューブ32,33は、その内孔が挿入部2のチ
ャンネル28と連通しており、基端チューブ32の端部
には処置具挿入口金34、基端チューブ33の端部には
、送水用口金35がそれぞれ設けられている。そして処
置具挿入口金34から処置具や内視鏡55等をカテーテ
ル1のチャンネル28内に導入できるようになっている
。また、送水用口金35には冷却水を吸引する吸引口3
5aと例えばカテーテル1のチャンネル28内に挿通さ
れたガイドワイヤ54を導出できるガイドワイヤ導出口
35bが設けられている。
【0010】図1の(b)に示すように、挿入部2は、
先端湾曲部3を形成するシリコン樹脂からなる比較的柔
軟な第1の多孔チューブ4と、この第1の多孔チューブ
4の後端にその先端を接合し、第1の多孔チューブ4よ
り比較的硬質なテフロンからなる第2の多孔チューブ6
とで構成されている。そして、後述するように、第1の
多孔チューブ4には湾曲操作ワイヤ10が対向する2箇
所に配設されており、第1の多孔チューブ4を湾曲操作
ワイヤ10が配設された2方向に湾曲させることができ
るようになっている。
先端湾曲部3を形成するシリコン樹脂からなる比較的柔
軟な第1の多孔チューブ4と、この第1の多孔チューブ
4の後端にその先端を接合し、第1の多孔チューブ4よ
り比較的硬質なテフロンからなる第2の多孔チューブ6
とで構成されている。そして、後述するように、第1の
多孔チューブ4には湾曲操作ワイヤ10が対向する2箇
所に配設されており、第1の多孔チューブ4を湾曲操作
ワイヤ10が配設された2方向に湾曲させることができ
るようになっている。
【0011】前記第1の多孔チューブ4と第2の多孔チ
ューブ6は、同じ断面形状を有するとともに、それぞれ
の内部中央付近に、内視鏡55や処置具等の挿通用ある
いは送液用のチャンネル孔28a,28bを有しており
(図1の(a)参照)、これらチャンネル孔28a,2
8bは接合部20において連通して挿入部2のチャンネ
ル28を形成している。また、第1の多孔チューブ4の
先端部には、対向した2箇所に切り欠き部24が設けら
れており、この各切り欠き部24において、第1の多孔
チューブ4の周壁部内の対向する2箇所に設けられた一
対の通孔25a,25bの一端がそれぞれ開口している
。また、第2の多孔チューブ6の周壁部内の対向した2
箇所にも一対の通孔26a,26bが設けられている。 そして、第1の多孔チューブ4の通孔25a,25bと
第2の多孔チューブ6の通孔26a,26bは、接合部
20において、対応したもの同士が互いに連通している
。
ューブ6は、同じ断面形状を有するとともに、それぞれ
の内部中央付近に、内視鏡55や処置具等の挿通用ある
いは送液用のチャンネル孔28a,28bを有しており
(図1の(a)参照)、これらチャンネル孔28a,2
8bは接合部20において連通して挿入部2のチャンネ
ル28を形成している。また、第1の多孔チューブ4の
先端部には、対向した2箇所に切り欠き部24が設けら
れており、この各切り欠き部24において、第1の多孔
チューブ4の周壁部内の対向する2箇所に設けられた一
対の通孔25a,25bの一端がそれぞれ開口している
。また、第2の多孔チューブ6の周壁部内の対向した2
箇所にも一対の通孔26a,26bが設けられている。 そして、第1の多孔チューブ4の通孔25a,25bと
第2の多孔チューブ6の通孔26a,26bは、接合部
20において、対応したもの同士が互いに連通している
。
【0012】第1の多孔チューブ4の通孔25a,25
bには、湾曲操作ワイヤ10がそれぞれ挿入されている
。この湾曲操作ワイヤ10は、線状の形状記憶合金によ
って形成されている。この湾曲操作ワイヤ10の形状記
憶合金は、例えば加熱することによってその長さが収縮
し、冷却することによって伸長して元の長さに復元する
2方向性の形状記憶効果を備えたものである。もっとも
、1方向性のものであってもよい。また、この湾曲操作
ワイヤ10は、略中央部位から折り返されてその両端の
折り返しワイヤ構成部分10a,10bが両通孔25a
,25b内に挿入されている。そして、この湾曲操作ワ
イヤ10の中央折り返し部10cは、第1の多孔チュー
ブ4の切り欠き部24の端面で固定されている。そして
、この切り欠き部24には、湾曲操作ワイヤ10が外部
に露出しないようシリコン樹脂22が第1の多孔チュー
ブ4の外周面と略面一となるように設けられている。
bには、湾曲操作ワイヤ10がそれぞれ挿入されている
。この湾曲操作ワイヤ10は、線状の形状記憶合金によ
って形成されている。この湾曲操作ワイヤ10の形状記
憶合金は、例えば加熱することによってその長さが収縮
し、冷却することによって伸長して元の長さに復元する
2方向性の形状記憶効果を備えたものである。もっとも
、1方向性のものであってもよい。また、この湾曲操作
ワイヤ10は、略中央部位から折り返されてその両端の
折り返しワイヤ構成部分10a,10bが両通孔25a
,25b内に挿入されている。そして、この湾曲操作ワ
イヤ10の中央折り返し部10cは、第1の多孔チュー
ブ4の切り欠き部24の端面で固定されている。そして
、この切り欠き部24には、湾曲操作ワイヤ10が外部
に露出しないようシリコン樹脂22が第1の多孔チュー
ブ4の外周面と略面一となるように設けられている。
【0013】また、第1の多孔チューブ4の外周面の通
孔25a,25bが位置する部位には一対の穿孔18a
,18bが設けられている。これら一対の穿孔18a,
18bは互いに軸方向に離間して設けられている。 そして、湾曲操作ワイヤ10の両折り返しワイヤ構成部
分10a,10bの各先端部は、前記一対の穿孔18a
,18bのうち、前側の穿孔18aから第1の多孔チュ
ーブ4の外部へ導出されており、その端部はそれぞれ、
第2の多孔チューブ6の通孔26a,26b内を挿通さ
れ、接合部20をまたいで第1の多孔チューブ4の通孔
25a,25b内に挿入されて、前記一対の穿孔18a
,18bの後側の穿孔18bからカテーテル1の外部へ
導出された通電用リード線8の一端部と接続している。 また、2つのチューブ4,6の通孔25,26内にわた
り、第1の多孔チューブ4と第2の多孔チューブ6との
接合部20付近には、電気絶縁用にシリコン樹脂14が
充填されている。
孔25a,25bが位置する部位には一対の穿孔18a
,18bが設けられている。これら一対の穿孔18a,
18bは互いに軸方向に離間して設けられている。 そして、湾曲操作ワイヤ10の両折り返しワイヤ構成部
分10a,10bの各先端部は、前記一対の穿孔18a
,18bのうち、前側の穿孔18aから第1の多孔チュ
ーブ4の外部へ導出されており、その端部はそれぞれ、
第2の多孔チューブ6の通孔26a,26b内を挿通さ
れ、接合部20をまたいで第1の多孔チューブ4の通孔
25a,25b内に挿入されて、前記一対の穿孔18a
,18bの後側の穿孔18bからカテーテル1の外部へ
導出された通電用リード線8の一端部と接続している。 また、2つのチューブ4,6の通孔25,26内にわた
り、第1の多孔チューブ4と第2の多孔チューブ6との
接合部20付近には、電気絶縁用にシリコン樹脂14が
充填されている。
【0014】また、湾曲操作ワイヤ10と通電用リード
線8との接続にはリング状のかしめ部材12が用いられ
ている。すなわち、図1の(a)に示すように、このか
しめ部材12のリング内には折り返しワイヤ構成部分1
0aもしくは10bの先端部と通電用リード線8の一端
部とがそれぞれ挿入され、重合されるようになっており
、この状態でかしめ部材12が圧潰され、かしめられる
ようになっている。そして、この状態で、湾曲操作ワイ
ヤ10と通電用リード線8とが電気的に接続されるよう
になっている。なお、各かしめ部材12は、図1の(e
)に示すように、軸方向に互い違いにずれて設けられて
おり、かしめ部材12によってカテーテル1の一部のみ
の径が極端に大きくならないようになっている。
線8との接続にはリング状のかしめ部材12が用いられ
ている。すなわち、図1の(a)に示すように、このか
しめ部材12のリング内には折り返しワイヤ構成部分1
0aもしくは10bの先端部と通電用リード線8の一端
部とがそれぞれ挿入され、重合されるようになっており
、この状態でかしめ部材12が圧潰され、かしめられる
ようになっている。そして、この状態で、湾曲操作ワイ
ヤ10と通電用リード線8とが電気的に接続されるよう
になっている。なお、各かしめ部材12は、図1の(e
)に示すように、軸方向に互い違いにずれて設けられて
おり、かしめ部材12によってカテーテル1の一部のみ
の径が極端に大きくならないようになっている。
【0015】また、第1の多孔チューブ4後端部と第2
の多孔チューブ6の先端部の外周には接合部20をまた
いで熱収縮性のチューブ16が被覆されている。この熱
収縮チューブ16は、かしめ部材12の上から被覆され
、第1の多孔チューブ4との間でかしめ部材12を挟み
込み、湾曲操作ワイヤ10の両端を第1の多孔チューブ
4に対して固定している。
の多孔チューブ6の先端部の外周には接合部20をまた
いで熱収縮性のチューブ16が被覆されている。この熱
収縮チューブ16は、かしめ部材12の上から被覆され
、第1の多孔チューブ4との間でかしめ部材12を挟み
込み、湾曲操作ワイヤ10の両端を第1の多孔チューブ
4に対して固定している。
【0016】また、通電用リード線8の他端部は通孔2
6a,26b内を第2の多孔チューブ6の基端側へ導か
れ、分岐部30内に達している。そして、図2に示すよ
うに、通電用リード線8は、分岐部30内において、分
岐部30から突設して設けられたステンレスパイプ66
内を挿通され、テフロンで外周を被覆されたリード線6
2に半田付け等の手段60によって接続されている。ま
た、リード線62はステンレスパイプ66の後端に接続
されたポリウレタンチューブ64内を挿通されて、図3
に示すように、湾曲操作ワイヤ10の通電量を制御する
通電制御部40にカテーテル接続コネクタ47を介して
接続されている。また、ステンレスパイプ66の分岐部
30より突出した部位の外周およびポリウレタンチュー
ブ64の先端部外周には熱収縮チューブ16が被覆され
ている。なお、ステンレスパイプ66の分岐部30内に
位置する部位は、分岐部30を型に樹脂を流し込むこと
によって成形する際、通電用リード線8が樹脂によって
分岐部30の端部に流されてしまうことを防止し得る。 また、ステンレスパイプ66の分岐部30内に位置する
部位の外周面には複数の穿孔66aが設けられており、
分岐部30の成形時、穿孔66aからステンレスパイプ
66内に侵入した樹脂によって通電用リード線8をステ
ンレスパイプ66内において固定できるようにしている
。
6a,26b内を第2の多孔チューブ6の基端側へ導か
れ、分岐部30内に達している。そして、図2に示すよ
うに、通電用リード線8は、分岐部30内において、分
岐部30から突設して設けられたステンレスパイプ66
内を挿通され、テフロンで外周を被覆されたリード線6
2に半田付け等の手段60によって接続されている。ま
た、リード線62はステンレスパイプ66の後端に接続
されたポリウレタンチューブ64内を挿通されて、図3
に示すように、湾曲操作ワイヤ10の通電量を制御する
通電制御部40にカテーテル接続コネクタ47を介して
接続されている。また、ステンレスパイプ66の分岐部
30より突出した部位の外周およびポリウレタンチュー
ブ64の先端部外周には熱収縮チューブ16が被覆され
ている。なお、ステンレスパイプ66の分岐部30内に
位置する部位は、分岐部30を型に樹脂を流し込むこと
によって成形する際、通電用リード線8が樹脂によって
分岐部30の端部に流されてしまうことを防止し得る。 また、ステンレスパイプ66の分岐部30内に位置する
部位の外周面には複数の穿孔66aが設けられており、
分岐部30の成形時、穿孔66aからステンレスパイプ
66内に侵入した樹脂によって通電用リード線8をステ
ンレスパイプ66内において固定できるようにしている
。
【0017】また、図3に示すように、前記通電制御部
40のジョイスティック接続コネクタ44にはケーブル
59を介してジョイスティック51が接続されている。 このジョイスティック51の操作部51aは、2方向に
移動操作可能になっており、通常時は中立位置、すなわ
ちこの移動軌道の中央位置で保持されるようになってい
る。そして、通電制御部40は、これに接続された前記
ジョイスティック51の操作量に応じたパルス幅を持つ
パルス電流をリード線62,8を介して湾曲操作ワイヤ
10に通電し、湾曲操作ワイヤ10を所望の温度に加熱
させることができるようになっている。つまり、ジョイ
スティック51の操作部51aを一方向に移動操作する
と、カテーテル1内の一方の湾曲操作ワイヤ10に通電
され、また、ジョイスティック51の操作部51aを他
方向に移動操作すると、カテーテル1内の他方の湾曲操
作ワイヤ10に通電されるようになっている。
40のジョイスティック接続コネクタ44にはケーブル
59を介してジョイスティック51が接続されている。 このジョイスティック51の操作部51aは、2方向に
移動操作可能になっており、通常時は中立位置、すなわ
ちこの移動軌道の中央位置で保持されるようになってい
る。そして、通電制御部40は、これに接続された前記
ジョイスティック51の操作量に応じたパルス幅を持つ
パルス電流をリード線62,8を介して湾曲操作ワイヤ
10に通電し、湾曲操作ワイヤ10を所望の温度に加熱
させることができるようになっている。つまり、ジョイ
スティック51の操作部51aを一方向に移動操作する
と、カテーテル1内の一方の湾曲操作ワイヤ10に通電
され、また、ジョイスティック51の操作部51aを他
方向に移動操作すると、カテーテル1内の他方の湾曲操
作ワイヤ10に通電されるようになっている。
【0018】また、通電制御部40には、湾曲操作ワイ
ヤ10への通電を警告する通電加熱表示LED49が設
けられ、また、ジョイスティック51には通電を停止さ
せる緊急停止スイッチ52が設けられている。
ヤ10への通電を警告する通電加熱表示LED49が設
けられ、また、ジョイスティック51には通電を停止さ
せる緊急停止スイッチ52が設けられている。
【0019】また、通電制御部40には、冷却水タンク
41に蓄えられた冷却水(生理食塩水)をカテーテル1
のチャンネル28内に送るポンプ42が設けられている
。ポンプ42にはカテーテル1の基端チューブ33の端
部に設けられた送水口金35の吸引口35aに接続され
た送水チューブ53が接続している。また、通電制御部
40には、ポンプ42を駆動させるポンプスイッチ45
と、ポンプ42の出力を調整するポンプ出力調整つまみ
46と、ポンプ42の動作を警告するポンプ動作警告L
ED48が設けられている。さらに、通電制御部40に
は、使用されるカテーテル1が1方向湾曲のものか2方
向湾曲のものかで切換えられるカテーテル仕様切換えス
イッチ43と通電制御部40を作動させる電源スイッチ
50が設けられている。
41に蓄えられた冷却水(生理食塩水)をカテーテル1
のチャンネル28内に送るポンプ42が設けられている
。ポンプ42にはカテーテル1の基端チューブ33の端
部に設けられた送水口金35の吸引口35aに接続され
た送水チューブ53が接続している。また、通電制御部
40には、ポンプ42を駆動させるポンプスイッチ45
と、ポンプ42の出力を調整するポンプ出力調整つまみ
46と、ポンプ42の動作を警告するポンプ動作警告L
ED48が設けられている。さらに、通電制御部40に
は、使用されるカテーテル1が1方向湾曲のものか2方
向湾曲のものかで切換えられるカテーテル仕様切換えス
イッチ43と通電制御部40を作動させる電源スイッチ
50が設けられている。
【0020】なお、カテーテル1は、図1の(d)に示
すように、第1の多孔チューブ4の周壁部内の1箇所の
みに一対の通孔25a,25bを有してここに湾曲操作
ワイヤ10を配設した1方向湾曲のものであってもよい
。
すように、第1の多孔チューブ4の周壁部内の1箇所の
みに一対の通孔25a,25bを有してここに湾曲操作
ワイヤ10を配設した1方向湾曲のものであってもよい
。
【0021】次に、上記構成のカテーテル1の動作につ
いて説明する。まず、ガイドワイヤ54を生体内に例え
ば単独で挿入し、ガイドワイヤ54の手元側を、カテー
テル1の挿入部2の先端からチャンネル28内に挿入し
、基端チューブ33を介して送水用口金35のガイドワ
イヤ導出口35bより外部に突出させる。その後、カテ
ーテル1の挿入部2をガイドワイヤ54に沿わせて生体
内に導入する。そして、例えば、処置具挿入口金34の
挿入口よりチャンネル28内に導入した内視鏡55を用
いて所望の作業を行うものである。そして、こうした作
業においてカテーテル1を湾曲させる際には、ジョイス
ティック51の操作部51aを一方に操作して通電制御
部40からパルス電流をリード線62,8を介して湾曲
させたい方向の湾曲操作ワイヤ10に通電し、湾曲操作
ワイヤ10を一定の温度まで加熱させる。この時、過度
の加熱を防止するために、通電制御部40に設けられた
ポンプ42により冷却水タンク41に蓄えられた冷却水
(生理食塩水)をカテーテル1のチャンネル28内に送
水し、先端湾曲部3としての第1の多孔チューブ4の先
端部を冷却してもよい。
いて説明する。まず、ガイドワイヤ54を生体内に例え
ば単独で挿入し、ガイドワイヤ54の手元側を、カテー
テル1の挿入部2の先端からチャンネル28内に挿入し
、基端チューブ33を介して送水用口金35のガイドワ
イヤ導出口35bより外部に突出させる。その後、カテ
ーテル1の挿入部2をガイドワイヤ54に沿わせて生体
内に導入する。そして、例えば、処置具挿入口金34の
挿入口よりチャンネル28内に導入した内視鏡55を用
いて所望の作業を行うものである。そして、こうした作
業においてカテーテル1を湾曲させる際には、ジョイス
ティック51の操作部51aを一方に操作して通電制御
部40からパルス電流をリード線62,8を介して湾曲
させたい方向の湾曲操作ワイヤ10に通電し、湾曲操作
ワイヤ10を一定の温度まで加熱させる。この時、過度
の加熱を防止するために、通電制御部40に設けられた
ポンプ42により冷却水タンク41に蓄えられた冷却水
(生理食塩水)をカテーテル1のチャンネル28内に送
水し、先端湾曲部3としての第1の多孔チューブ4の先
端部を冷却してもよい。
【0022】通電加熱された前記湾曲操作ワイヤ10は
軸方向に収縮する。カテーテル挿入部2の先端湾曲部3
としての第1の多孔チューブ4は、収縮する湾曲操作ワ
イヤ10によって、この湾曲操作ワイヤ10先端の固定
された中央折り返し部10cが、後端のかしめ固定され
た折り返しワイヤ構成部分10a,10bの先端部に対
して引っ張り操作され、第1の多孔チューブ4の湾曲操
作ワイヤ10が配設された部位が、収縮する湾曲操作ワ
イヤ10側に向けて湾曲される。この場合、第1の多孔
チューブ4の湾曲量は、ジョイスティック51の操作部
51aの移動量に応じて適宜設定できる。また、ジョイ
スティック51の操作部51aが中立位置に戻されると
、湾曲操作ワイヤ10への通電が停止される。そのため
、この状態では、湾曲操作ワイヤ10の温度が低下し、
収縮形状の湾曲操作ワイヤ10は伸長して元の長さに復
元するので、第1の多孔チューブ4もその弾性力により
湾曲した状態から元の直線状に戻ることとなる。
軸方向に収縮する。カテーテル挿入部2の先端湾曲部3
としての第1の多孔チューブ4は、収縮する湾曲操作ワ
イヤ10によって、この湾曲操作ワイヤ10先端の固定
された中央折り返し部10cが、後端のかしめ固定され
た折り返しワイヤ構成部分10a,10bの先端部に対
して引っ張り操作され、第1の多孔チューブ4の湾曲操
作ワイヤ10が配設された部位が、収縮する湾曲操作ワ
イヤ10側に向けて湾曲される。この場合、第1の多孔
チューブ4の湾曲量は、ジョイスティック51の操作部
51aの移動量に応じて適宜設定できる。また、ジョイ
スティック51の操作部51aが中立位置に戻されると
、湾曲操作ワイヤ10への通電が停止される。そのため
、この状態では、湾曲操作ワイヤ10の温度が低下し、
収縮形状の湾曲操作ワイヤ10は伸長して元の長さに復
元するので、第1の多孔チューブ4もその弾性力により
湾曲した状態から元の直線状に戻ることとなる。
【0023】なお、湾曲操作ワイヤ10が異常に加熱さ
れ、生体に損傷を与える危険がある場合には、ジョイス
ティック51に設けられた緊急停止スイッチ52を押し
、通電加熱を停止させることもできる。
れ、生体に損傷を与える危険がある場合には、ジョイス
ティック51に設けられた緊急停止スイッチ52を押し
、通電加熱を停止させることもできる。
【0024】したがって、上記構成のカテーテル1によ
れば、第1の多孔チューブ4と第12の多孔チューブ6
との接合部20よりも前方側、すなわち、第1の多孔チ
ューブ4に湾曲操作ワイヤ10を配設したので、先端湾
曲部3としての第1の多孔チューブ4を湾曲させた際、
接合部20に湾曲作用が伝わりにくい。したがって、湾
曲の際に生じる軸方向の引っ張り力が接合部20に直接
作用することがないため、接合部20の破損を極力防止
することができる。また、接合部20を通じてチャンネ
ル28内の液物等が湾曲操作ワイヤ10の配設部位に侵
入することはないため、湾曲操作ワイヤ10の通電加熱
作用および温度上昇が妨害されることもない。つまり、
電気絶縁性を十分に確保することができる。これによっ
て、湾曲操作ワイヤ10の加熱変形を安全に効率良く行
なうことができる。
れば、第1の多孔チューブ4と第12の多孔チューブ6
との接合部20よりも前方側、すなわち、第1の多孔チ
ューブ4に湾曲操作ワイヤ10を配設したので、先端湾
曲部3としての第1の多孔チューブ4を湾曲させた際、
接合部20に湾曲作用が伝わりにくい。したがって、湾
曲の際に生じる軸方向の引っ張り力が接合部20に直接
作用することがないため、接合部20の破損を極力防止
することができる。また、接合部20を通じてチャンネ
ル28内の液物等が湾曲操作ワイヤ10の配設部位に侵
入することはないため、湾曲操作ワイヤ10の通電加熱
作用および温度上昇が妨害されることもない。つまり、
電気絶縁性を十分に確保することができる。これによっ
て、湾曲操作ワイヤ10の加熱変形を安全に効率良く行
なうことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チューブ接続部の破損を極力防止できるとともに、形状
記憶合金部材の変形作用を効率良く行なうことができる
。特に形状記憶合金部材を通電加熱する構造のものにあ
っては通電部の電気絶縁性が確保でき、患者あるいは術
者に対して電気的に安全に使用することができる。
チューブ接続部の破損を極力防止できるとともに、形状
記憶合金部材の変形作用を効率良く行なうことができる
。特に形状記憶合金部材を通電加熱する構造のものにあ
っては通電部の電気絶縁性が確保でき、患者あるいは術
者に対して電気的に安全に使用することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)はカテ
ーテルの先端部付近を示した断面図、(b)は(a)の
カテーテルの挿入部の概略構成図、(c)は(a)のカ
テーテルの第1の多孔チューブの縦断面図、(d)は(
c)の変形例を示した断面図、(e)は通電用リード線
と湾曲操作ワイヤとの接続を示す概略図である。
ーテルの先端部付近を示した断面図、(b)は(a)の
カテーテルの挿入部の概略構成図、(c)は(a)のカ
テーテルの第1の多孔チューブの縦断面図、(d)は(
c)の変形例を示した断面図、(e)は通電用リード線
と湾曲操作ワイヤとの接続を示す概略図である。
【図2】図1のカテーテルの分岐部の断面図である。
【図3】図1のカテーテルと、このカテーテルを湾曲さ
せる湾曲装置の概略構成図である。
せる湾曲装置の概略構成図である。
2…挿入部
3…湾曲部
4…第1のチューブ
6…第2のチューブ
8,62…通電用リード線
10…湾曲操作ワイヤ
20…接合部
Claims (1)
- 【請求項1】 先端湾曲部を形成する柔軟な第1のチ
ューブと、この第1のチューブの後端に先端を接続し前
記第1のチューブより比較的硬質な第2のチューブと、
前記第1のチューブに配設されその第1のチューブを湾
曲駆動するための形状記憶合金部材と、この形状記憶合
金部材を加熱して変形させる加熱手段とを備えたことを
特徴とする医療用チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141382A JPH04341274A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 医療用チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3141382A JPH04341274A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 医療用チューブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04341274A true JPH04341274A (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=15290699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3141382A Withdrawn JPH04341274A (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | 医療用チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04341274A (ja) |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP3141382A patent/JPH04341274A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980806 |