JPH04341018A - 海中分岐装置の給電路切替回路と海底ケーブル通信システムの給電方法 - Google Patents

海中分岐装置の給電路切替回路と海底ケーブル通信システムの給電方法

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JPH04341018A
JPH04341018A JP3140660A JP14066091A JPH04341018A JP H04341018 A JPH04341018 A JP H04341018A JP 3140660 A JP3140660 A JP 3140660A JP 14066091 A JP14066091 A JP 14066091A JP H04341018 A JPH04341018 A JP H04341018A
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relay
line
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submarine cable
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JP3140660A
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Yoshiyuki Inoue
義之 井上
Kenji Ota
研二 太田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は光海底ケーブルなどの海
底ケーブルを海中分岐装置を用いて海中で分岐して複数
の陸揚局間で多地点通信を行う海底ケーブル通信システ
ムにおける海中分岐装置の給電路切替回路とそれを用い
た給電方法に関する。 【0002】光海底ケーブル通信システムなどでは、海
底ケーブルの地絡などにより障害回線が発生した時には
、この障害回線をシステムから切り離すよう給電路の切
替えを行うが、かかる障害時の給電路の切替えにあたっ
ては操作が簡単であり、またホットスイッチング等によ
り海中分岐装置の給電回路が破損されないよう切替えを
行えることが必要とされる。 【0003】 【従来の技術】現在稼働中の海中分岐装置を用いた光海
底ケーブル伝送システムでは、システム中に海中分岐装
置が一つ設けられていて、この海中分岐装置で海底ケー
ブルを分岐して三つの陸揚局間で通信を行うというもの
である。このシステムでは、光海底ケーブルに光海底中
継器が間をおいて配置されているので、この光海底中継
器に給電を行うことが必要となる。これは各陸揚局から
給電をかけることにより行われる。 【0004】給電方式としては、海底ケーブルの給電路
を海中分岐装置の給電路切替回路を介してその給電路両
端にある二つの陸揚局間に設定してその両端の陸揚局か
ら給電を行う両端給電方式と、海中分岐装置の給電路切
替回路によりその分岐線路の一つを海中分岐装置の位置
で海中に接地させてその海中接地点と一つの陸揚局間に
海底ケーブルの給電路を設定し給電を行う片端給電方式
とがある。 【0005】かかるシステムでは、通常、1本の海底ケ
ーブル上で障害があった時には、陸揚局から給電電流を
制御して、海中分岐装置内で給電路の切替えを行って障
害回線を切り離し、残りの障害の無い海底ケーブルでは
通信を継続できるようにしている。この切替えにあたっ
ては、陸揚局から給電の電流/電圧をコントロールして
海中分岐装置の電位が対地零電位となるようにして、給
電切替デバイスにいわゆるホットスイッチング等のスト
レスがかからないようにしている。 【0006】ここで、ホットスイッチングとは、実際の
海中分岐装置では切替デバイスとしてリレーを用いてい
るので、海中分岐装置の給電路切替回路が大きな対地電
位を持ったまま切替えを行うと、切替えに際してリレー
接点等にアーク放電が発生してリレーが破損したり、ま
たアーク放電に起因するサージで機器を損傷してしまう
という現象である。 【0007】ところで、最近は一つの海底ケーブル通信
システムに複数の海中分岐装置を設置して、より多数の
陸揚局間で通信を行える方式の実現が要求されるように
なっている。その一つとして図8に示されるような方式
が提案されている。図中、A、B、C、D、E、Fはそ
れぞれ陸揚局であり、BU1〜BUnは海中分岐装置で
ある。給電方式は陸揚局AとF間が両端給電方式、陸揚
局B、C、D、Eがそれぞれ片端給電方式である。 【0008】各海中分岐装置BU1〜BUnの給電路切
替回路は例えば図9に示されるような構成となっている
。すなわち、共通の結線点から3方向に線路を分岐して
その先端にそれぞれ給電端子X、Y、Zを設け、端子X
とZ間の線路を両端給電路、端子Y側の線路をを片端給
電路として用いる時には、両端給電路上の端子Z側の線
路上にリレーKj の励磁コイルを配置し、片端給電路
上の端子Y側の線路にそのリレー接点kj を配置する
。 リレー接点kj はリレー動作時に端子Y側の線路を端
子X−Z間の両端給電用の線路から切り離して海中地絡
する双投形接点となっている。 【0009】図8のシステムでは、各海中分岐装置BU
1〜BUnにおける給電路切替回路のリレーK1〜Kn
の動作電流をそれぞれI1 〜Inとした場合、各動作
電流は、 I1 <I2 <I3 <・・・・<In の関係にあ
り、また復帰電流は、 I1 <I2 <I3 <・・・・<In の関係にあ
る。 【0010】なお、図8のシステムの給電路切替回路は
、海底ケーブルの地絡障害等を検査できるように、無給
電時には全給電路が対地から絶縁されるよう回路構成さ
れている。 【0011】このシステムでは、システム立上げ時にお
ける給電路の設定にあたっては、メインとなる陸揚局A
と陸揚局F間で両端給電を行い、それにより各海中分岐
装置に割り当てたリレーの動作電流を使って各海中分岐
装置のリレーを動作させて、各陸揚局B、C、D、E用
の片端給電路を設定し、その際、ホットスイッチングを
防止するためにそのリレーが動作する海中分岐装置の電
位が対地零電位となるように陸揚局AとFの給電の電流
/電圧を逐次調整していく。 【0012】例えば図8に示されるように、まず陸揚局
AとF間の給電電圧を調整して海中分岐装置BU1の対
地電位が零電位となるようにし、かつ給電電流としてI
1 を流す。これにより海中分岐装置BU1のリレーK
1が作動して陸揚局B間に片端給電路が設定される。次
に、海中分岐装置BU2の電位が対地零電位なるように
し、かつ給電電流としてI2 を流し、それにより海中
分岐装置BU2のリレーK2を作動させて陸揚局C間に
片端給電路を設定する。かかる操作を海中分岐装置BU
3・・・BUnについて順次に行う。一方、システムの
立下げの時は海中分岐装置をBUn→・・・→BU3→
BU2→BU1の順で立ち下げる。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】従来のシステムにおけ
る給電路切替え方法では、給電路切替えを行わんとする
海中分岐装置の対地電位を零電位とするために、陸揚局
AとFはA→F→A→F・・・と順々に給電装置の出力
を変化させることが必要となるので、システム中に海中
分岐装置がn台あれば2×n回の操作が必要となる。 【0014】また例えば図10に示されるようにシステ
ム中に5台の海中分岐装置BU1〜BU5があり、各海
中分岐装置BU1〜BU5の給電路切替回路のリレーK
1〜K5の動作電流がI1 <I2 <I3 <I4 
<I5 と設定されているものとして、海中分岐装置B
U3の陸揚局Dへの海底ケーブルに地絡障害が発生した
ものとする。この場合、正常な伝送路で通信を継続する
ためには、障害回線(陸揚局Dへの分岐給電路)を切り
離して残りの海底ケーブルで給電路を再構築することが
必要となる。このため、システムをいったん無給電状態
に戻して陸揚局AとF間で両端給電、陸揚局B、C、E
、Fで片端給電、陸揚局Dを切り離すよう再立上げを行
う。 【0015】この場合も立上げは海中分岐装置BU1、
BU2、BU3・・・の順でそれぞれ海中分岐装置の対
地電位を零にして順次に行いたいが、この場合、海中分
岐装置BU3側の地絡障害点で対地電位が零に固定され
てしまっているため、図10に示されるように、海中分
岐装置BU1が切り替わる時はその給電路切替回路は対
地電位としてaの電位を持ち、また海中分岐装置BU2
が切り替わる時にはその給電路切替回路は対地電位とし
てbの電位を持ってリレーが動作してしまうことになり
、これによりホットスイッチングを起こしてリレー接点
を損傷してしまう恐れがある。 【0016】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、給電路切替
え時の操作を簡単化でき、またホットスイッチングの発
生を防止できる海中分岐装置の給電路切替回路およびこ
の給電路切替回路を用いた海底ケーブル通信システムの
給電方法を提供することにある。 【0017】 【課題を解決するための手段】図1には本発明に係る原
理説明図が示される。本発明に係る海中分岐装置の給電
路切替回路は、一つの形態として、結線点から三方向に
分岐する第1、第2、第3の線路I、II、III を
少なくとも有し、第1の線路Iを流れる電流により動作
される第1、第2のリレーK1、K2を備え、第1のリ
レーK1は第2の線路IIと結線点を開離するためのブ
レーク接点k1を有し、第2のリレーK2は第2の線路
IIを海中接地するためのメーク接点k2を有し、第2
のリレーの動作電流i2 は第1のリレーK2の動作電
流i1 よりも大に設定されたものである。 【0018】また本発明に係る海中分岐装置の給電路切
替回路は、他の形態として、第2の線路IIを流れる電
流により作動される第3、第4のリレーK3、K4を更
に備え、第3のリレーK3は第1の線路Iと結線点を開
離するためのブレーク接点k3を有し、第4のリレーK
4は第1の線路Iを海中接地するめのメーク接点k4を
有し、第4のリレーK4の動作電流i4 は第3のリレ
ーK3の動作電流i3 よりも大に設定されたものであ
る。 【0019】また本発明に係る海底ケーブル通信システ
ムの給電方法は、上記の各形態の給電路切替回路を持つ
海中分岐装置を用いて海底ケーブルを海中で分岐して複
数の局間を接続する海底ケーブル通信システムの給電方
法であって、給電路切替回路の第1、第3の線路I、I
II を両端給電路用に用い、給電路切替回路の第2の
線路IIを片端給電路用に用い、給電路の切替えにあた
っては、まず両端給電路に、第1のリレーK1の動作電
流i1 以上であり且つ第2のリレーK2の動作電流i
2 以下の大きさの電流を流して第1のリレーK1のブ
レーク接点k1により第2の線路IIを結線点から開離
し、次に第2の線路IIの対地電位を、第2の線路II
に接続された海底ケーブルの電荷を局側で放電させるこ
とで零電位付近に低下させ、しかる後に、両端給電路に
、第2のリレーK2の動作電流i2 以上の大きさの電
流を流して第2のリレーK2のメーク接点k2により2
の線路IIを海中接地して片端給電路を形成するように
したものである。 【0020】 【作用】第1、第3の線路I、III に通電してその
電流を次第に増加させていくと、まず第1のリレーK1
が動作してそのブレーク接点k1が開き、それにより第
2の線路IIが第1、第3の線路側から切り離される。 さらに電流を増加させていくと次にはリレーK2が動作
してそのメーク接点k2が閉じて、第2の線路II側に
接続された海底ケーブルの給電路が海中接地される。 【0021】ここで、第1のリレーK1が動作する時刻
と第2のリレーK2が動作する時刻との間に適当な時間
差を持たせるようにすると、第2の線路II側に切され
た海底ケーブルの給電路にチャージされた電荷は、例え
ば図2に示されるような局側の給電装置に設けられた放
電用の高抵抗等を介して放電されるので、やがて第2の
線路II側に接続された海底ケーブルの給電路の対地電
位は零電位付近になる。従って、この後にリレーK2を
動作させて第2の線路IIを海中接地させてもホットス
イッチングが生じる恐れはない。 【0022】このような給電路切替回路を持つ海中分岐
装置を複数台直列接続して海底ケーブル通信システムを
構成すると、各海中分岐装置の給電路切替回路を動作さ
せるにあたりその海中分岐装置を対地電位が零となるよ
うに局側から給電電圧を調整する必要がなくなるので、
切替え操作が簡単になる。 【0023】また第2番目の形態の給電路切替回路を用
いると、第1の線路側に接続された海底ケーブルに障害
が発生した場合にも、第2、第3の線路II、III 
間に両端給電路を形成することで通信を継続することが
可能となる。 【0024】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図3には本発明の一実施例としての海中分岐装置
の給電路切替回路を用いた海底ケーブル通信システムが
示される。このシステムは3台の海中分岐装置BU1、
BU2、BU3を用いて5つの陸揚局A、B、C、D、
E間で多地点通信を行うものであり、基本的には、陸揚
局AとE間で各海中分岐装置BU1〜BU3を介して両
端給電を行い、また海中分岐装置BU1〜BU3にそれ
ぞれ接続された陸揚局B、C、Dはそれぞれ片端給電を
行うようになっている。なお、この図3の各給電路切替
回路は無給電時の状態を示している。 【0025】各海中分岐装置BU1〜BU3の給電路切
替回路は基本的には同じ構成となっているので、ここで
は海中分岐装置BU1の給電路切替回路について詳細に
説明する。 【0026】海中分岐装置BU1の給電路切替回路は電
気的にY字路形の3方向に分岐する給電線路からなり、
その一つは海底ケーブルの給電線を介して陸揚局Aに接
続され、他の一つは海底ケーブルの給電線を介して陸揚
局Bに接続され、残りの一つは海底ケーブルの給電線を
介して海中分岐装置BU2に接続される。陸揚局Aに接
続される側の両端給電路を形成する分岐線路には動作電
流値が異なる二つのリレーK1、K2の励磁コイルが直
列に挿入されており、これら二つのリレーK1、K2の
動作電流をi1 、i2 とすると、i1 <i2 に
設定しておく。 【0027】リレーK1はブレーク接点(常閉接点)k
1を有し、このブレーク接点k1は陸揚局Bに接続され
る片端給電路を形成する分岐線路に直列に配置される。 またリレーK2はメーク接点(常開接点)k2を有し、
このメーク接点k2はリレー動作時にブレーク接点k1
の陸揚局B側の線路を海中接地できるように配置される
。 【0028】他の海中分岐装置BU2、BU3もそれぞ
れリレーK1、K2と同様のリレーK3とK4、K5と
K6を有しており、リレーK3とK5はブレーク接点k
1と同様なブレーク接点k3とk5を有し、リレーK4
とK6はメーク接点k2と同様なメーク接点k4とk6
を有する。各海中分岐装置BU1〜BU6における各リ
レーK1〜K6の動作電流および復帰電流をそれぞれi
1 〜i6 とすると、これらの動作電流および復帰電
流は次の関係になるよう設定される。 動作電流:i1 <i3 <i5 <i2 =i4 =
i6 復帰電流:i1 <i3 <i5 <i2 =i
4 =i6 【0029】このシステムの通常の立上げ
時の操作を以下に説明する。まず、図4に示されるよう
に、両端給電を行う陸揚局EまたはAは、各海中分岐装
置BU1〜BU3における給電路切替回路のリレーK1
、K3、K5が完全に動作するまで給電電流の大きさを
次第に上昇させる。ただしこの給電電流の大きさはi2
 以下とする。 これにより各海中分岐装置BU1〜BU3における給電
路切替回路のリレー接点k1、k3、k5が順次に開き
、各陸揚局B、C、Dに接続される海底ケーブルの給電
路が陸揚局AとE間の両端給電路から切り離される。 【0030】これにより陸揚局B、C、Dにつながって
いる海底ケーブルの給電線は海中分岐装置BU1〜BU
3において開路されることになるが、それらの海底ケー
ブルの給電路にチャージされている電荷は、それぞれ陸
揚局B、C、D側の給電装置において高抵抗を介して次
第に放電されるので、各海底ケーブルの給電路はやがて
零電位となる。 【0031】この後、図5に示されるように、陸揚局E
またはAからの給電電流の大きさを更に増加させてi2
 以上の通常の運用電流まで上昇させると、今度は各海
中分岐装置BU1〜BU3の給電路切替開路のリレーK
2、K4、K6が動作して、各陸揚局B、C、Dに接続
される海底ケーブルの給電路をそれぞれ海中分岐装置B
U1〜BU3において海中接地させることになり、これ
により各陸揚局B、C、Dは片端給電が可能となる。こ
の場合、各陸揚局B、C、Dにつながる海底ケーブルの
給電路は上述のようにその電荷が放電してしまっている
ので対地電位が零電位であり、よってリレーK2、K4
、K6が動作してもホットスイッチングを起こすことな
くリレー接点k2、k4、k6を切り替えることができ
る。この後は、各陸揚局B、C、Dは独立に片端給電を
かけることになる。 【0032】次にこの実施例システムにおいて陸揚局C
と海中分岐装置BU2間の海底ケーブルの給電路に地絡
障害がある場合の操作について図6を参照して説明する
。 〔ステップS1〕  まず、地絡している海中分岐装置
BU2が零電位になるように、かつリレーK3の動作電
流の大きさとなるように給電電流を上昇させて陸揚局A
とEから供給する。これによりリレーK1、K3の順で
動作することなる。この場合、海中分岐装置BU1にお
けるリレーK1は図中に矢印で示す大きさαだけの電位
差がある状態で切り替わることになるが、陸揚局Bの給
電装置からの電流流れ込みはなくまた陸揚局Bへ接続さ
れる海中分岐装置BU1の給電端子もオープンとなって
いるので、ホットスイッチングにはならない。 〔ステップS2〕  次に海中分岐装置BU3のリレー
K5が完全に動作するまで陸揚局AまたはEは給電出力
を上昇させる。これによりリレーK5が動作してブレー
ク接点k5が開く。 〔ステップS3〕  次に陸揚局A、E間で給電電流を
通常の運用電流まで上昇させて、各海中分岐装置BU1
〜BU3のメーク接点k2、k4、k6を閉じ、片端給
電が可能なようにする。 〔ステップS4〕  陸揚局B、Dは独立に給電を立ち
上げる。 【0033】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。図7にはかかる変形例としての給電路切
替回路が示される。これは海中分岐装置の端子I、II
、IIIに接続された海底ケーブルの何れに障害が発生
しても残りの海底ケーブルは生かして給電をかけられる
ようにした回路構成となっている。図中、R1〜R6は
リレーであり、リレーR1とR2、あるいはR3とR4
のそれぞれの組合せが、前述の実施例におけるリレーK
1とK2と同じ役割をする。すなわちリレーR1とR2
は端子II側の給電線路上にコイルが配置され、端子I
II の給電線路側にそれぞれブレーク接点r1とメー
ク接点r2を有する。またこれと対称的な構成として、
リレーR3とR4は端子III 側の給電線路上にコイ
ルが配置され、端子II側の給電線路にそれぞれブレー
ク接点r3とメーク接点r4を有している。図中のリレ
ーのブロック内に記された矢印はリレーの動作する電流
方向を示す。各リレーR1〜R5の動作電流をそれぞれ
i1 〜i5 とすると、これら動作電流i1〜i5 
は以下の関係になるよう設定される。 i5 <i1 =i3 <i2 =i4【0034】こ
れにより、端子II側の海底ケーブルに障害がある時は
端子Iから端子III 方向に給電してリレーR3とR
4を動作させ、端子IIを両端給電路側から切り離して
海中接地させるよう操作する。また端子III 側の海
底ケーブルに障害がある時は、端子Iから端子II方向
に給電し、リレーR1とR2を動作させる。 【0035】なお端子II側に設置されたリレーR5は
端子I側の海底ケーブルに障害がある時の切替え用のも
のであり、端子I側の海底ケーブルを結線点側から切り
離して海中接地させるための二つの接点r5I を有し
、また端子II側にリレー接点r3をバイパスするため
のメーク接点r5IIを有する。このリレーR5の操作
は、端子I側の海底ケーブルに障害がある時は、端子I
Iから端子III 方向に給電してリレーR5を動作さ
せ、リレー接点r5I により端子Iを端子II、端子
III に接続されている給電路から切り離して海中接
地させるものである。この時、リレーR3、R4も動作
するが、端子IIと端子III 間の給電路形成に影響
を与えないようにリレー接点r5IIによりリレー接点
r3のバイパス路を形成する。 【0036】またリレーR6は特開昭63−18902
5号公報などにも記載されている自己保持用のリレーで
あり、運用時に両端給電を行っている海底ケーブルに障
害が発生した場合に給電路が切り替わるのを防止するた
めのものであり、メーク接点r6NOが自己保持用の接
点となり、ブレーク接点r6NCは切替接点がリレーコ
イル側に戻った時に接点に生じるアーク放電で切替接点
が破損されることを防止し、リレーの自己保持中は切替
接点はブレーク接点r6NCによりリレーコイル側から
切り離されるようになっている。 【0037】この図7の実施例回路は、前述の図3の海
底ケーブル通信システムの各海中分岐装置BU1〜BU
3の給電路切替回路にそのまま置き換えることができる
。この時、図7の給電路切替回路のリレーR1とR2、
あるいはR3とR4の動作電の関係を、図3の海中分岐
装置BU1〜BU3の給電路切替回路の関係に合わせれ
ばよい。 【0038】 【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
、給電路切替え時の操作が簡単化され、また給電路切替
えに際してホットスイッチングの発生を防止できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】陸揚局側の構成例を示す図である。
【図3】本発明の一実施例としての給電路切替回路を持
つ海中分岐装置で構成された海底ケーブル通信システム
を示す図である。
【図4】実施例システムの通常時のシステム立上げ操作
を説明する図である。
【図5】実施例システムの通常時のシステム立上げ操作
を説明する図である。
【図6】実施例システムの地絡障害時のシステム立上げ
操作を説明する図である。
【図7】本発明の変形例としての海中分岐装置の給電路
切替回路を示す図である。
【図8】従来方式による海底ケーブル通信システムを示
す図である。
【図9】従来の海中分岐装置の給電路切替回路を示す図
である。
【図10】従来方式による海底ケーブル通信システムの
地絡障害時におけるシステム立上げ操作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
BU1〜BUn  海中分岐装置 A、B、C、D、E、F、G  陸揚局K1〜K6、R
1〜R6  リレー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  結線点から三方向に分岐する第1、第
    2、第3の線路(I、II、III )を少なくとも有
    し、該第1の線路を流れる電流により動作される第1、
    第2のリレー(K1、K2)を備え、該第1のリレーは
    該第2の線路と該結線点を開離するためのブレーク接点
    (k1)を有し、該第2のリレーは該第2の線路を海中
    接地するためのメーク接点(k2)を有し、該第2のリ
    レーの動作電流(i2 )は該第1のリレーの動作電流
    (i1 )よりも大に設定された海中分岐装置の給電路
    切替回路。
  2. 【請求項2】  該第2の線路を流れる電流により作動
    される第3、第4のリレー(K3、K4)を更に備え、
    該第3のリレーは該第1の線路と該結線点を開離するた
    めのブレーク接点(k3)を有し、該第4のリレーは該
    第1の線路を海中接地するめのメーク接点(k4)を有
    し、該第4のリレーの動作電流(i4 )は該第3のリ
    レーの動作電流(i3 )よりも大に設定された請求項
    1記載の海中分岐装置の給電路切替回路。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の給電路切替回
    路を持つ海中分岐装置を用いて海底ケーブルを海中で分
    岐して複数の局間を接続する海底ケーブル通信システム
    の給電方法であって、該給電路切替回路の第1、第3の
    線路を両端給電路用に用い、該給電路切替回路の第2の
    線路を片端給電路用に用い、給電路の切替えにあたって
    は、まず両端給電路に、該第1のリレーの動作電流以上
    であり且つ該第2のリレーの動作電流以下の大きさの電
    流を流して該第1のリレーのブレーク接点により該第2
    の線路を結線点から開離し、次に該第2の線路の対地電
    位を、該第2の線路に接続された海底ケーブルの電荷を
    局側で放電させることで零電位付近に低下させ、しかる
    後に、該両端給電路に、該第2のリレーの動作電流以上
    の大きさの電流を流して該第2のリレーのメーク接点に
    より該2の線路を海中接地して片端給電路を形成するよ
    うにした海底ケーブル通信システムの給電方法。
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