JPH0434055Y2 - - Google Patents

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JPH0434055Y2
JPH0434055Y2 JP2767185U JP2767185U JPH0434055Y2 JP H0434055 Y2 JPH0434055 Y2 JP H0434055Y2 JP 2767185 U JP2767185 U JP 2767185U JP 2767185 U JP2767185 U JP 2767185U JP H0434055 Y2 JPH0434055 Y2 JP H0434055Y2
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sliding plate
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、宛名印刷機における自動送り機構
の停止装置に関する。
長い台紙に間隔を置いて多数付着されたラベル
や荷札(本明細書において連続用紙という)に印
刷を施す従来の宛名印刷機としては、例えば、本
願人によつて出願された特開昭56−159191号公報
等に示されたものを挙げることができる。この種
の宛名印刷機は、相互に連動する印刷機構部分と
送り機構部分とを備えている。一方、新しい印刷
カードを用いて連続用紙に印刷を施す場合、印字
が薄くなつたりむらになつたりしないように、そ
の新印刷カードには先ずある量のインクを塗布さ
せることを要するが、連動式の宛名印刷機にあつ
ては、印刷カードにインクが十分に塗布されてい
ない時でも、印刷機構に連動する送り機構が作動
して連続用紙が無駄に送り出されてしまうことに
なる。
この考案は、上記の欠点を解消し、自動送り機
構を休止させ印刷機構のみを作用させることがで
きる電動式の宛名印刷機を提供することを目的と
したもので、基台に回転可能に支持され電動機で
作動できるようにした主軸と、前記主軸に腕片及
びローラ支持用リンクを介して連係されて前後に
往復動できるようにした印刷ローラと、前記印刷
ローラが接触して転動できるように該印刷ローラ
の下方位置に設定されたインク補給板と、インク
補給板の前方に設けた印刷カードを収容するカー
ド受と、基台の後方部で所定範囲を往復動できる
ようにした送り刃付き摺動板とから成る宛名印刷
機において、下記A、B、C及びDの構成を備え
たことを特徴とする。すなわち、(A)前記電動機の
回転軸と前記主軸との間をクランク機構を介在さ
せた伝動装置で接続して該主軸に回転運動を付与
できるようにしてあること、(B)基台に揺動可能に
軸支された中間リンクと前記クランク機構のリン
クとの間を枢着すること、(C)上記摺動板は、常時
復動方向に付勢されており、前記中間リンクと選
択的に帯同するリンク機構に連係させてあるこ
と、及び、(D)前記摺動板は、前記クランク機構の
作動とは切り離して停止できるように、ソレノイ
ドによつて動作されるストツパに係合できるもの
であること、の4つの構成を備えたことを特徴と
する。
以下図面に示す実施例に基いて説明すると、1
は印刷機の基台で、その両側部には基台1の一部
を構成する支枠1a,1a及び固定側板1b,1
bが対向して設けてある。2,2は側部のカバー
である。
次に示す印刷機構の主部分は、特開昭56−
159191号公報等に記載されたものとほぼ同等であ
るから、ここでは簡単に説明する。主軸3は、基
台1の固定側板1b,1bに回転可能に支持され
ている。その主軸3には、支枠1a,1aの内側
の近くにおいて、一対の腕片4,4が後方上向き
に固設してあつて、各腕片4の先端にはローラ支
持用リンク5の基端が枢着してある。対をなす両
側のローラ支持用リンク5,5の先端側には印刷
ローラ6及びインクローラ7が水平軸をもつて回
転自在に保持されている。8は同様にローラ支持
用リンク5に回転自在に保持されたならしローラ
である。
前記の印刷ローラ6及びインクローラ7の下方
には、それらと接触するインク補給板9が支枠1
a,1aに対し固定されている。上記の回転主軸
3を停止させた状態では、腕片4,4とローラ支
持用リンク5,5の枢着部に施したねじりばね1
0,10により、リンク5,5が腕片4,4に重
なる方向に付勢されているため、換言すれば、リ
ンク5,5の先端が下向きに付勢されているた
め、印刷ローラ6及びインクローラ7は、インク
を吸収させたインク補給板9に接触させた状態を
保つ。印刷を行うに際し、上記主軸3を角度αの
範囲で回転させると(電動機18の回転軸18a
と該主軸3とを接続する伝動装置については後に
詳記する)、印刷ローラ6はインク補給板9上を
転動し、また、インクを補給したインクローラ7
はインク補給板9から離れる。印刷ローラ6がイ
ンク補給板9上を転動しつつその前方の折曲部に
至ると、印刷ローラ6と同軸上でローラ支持用リ
ンク5,5の外側に設けた転子11,11は、支
枠1a,1aに設けた斜溝1c,1c並びに支枠
1a,1aに固定した案内片12,12に沿つて
転動し、印刷ローラ6の進出の案内を補助する。
インク補給板9の前方には、騰写用原紙を施した
印刷カード(図示しない)を受ける門形のカード
受13が設けてある。
前記の印刷ローラ6が更に進出しインク補給板
9を離れると、前方のカード受13に入れられた
印刷カード(図示しない)上を転動し、その下に
挿通された連続用紙(図示しない)に文字等を印
刷することになる。この際、印刷ローラ6の前方
への延び出しは、ローラ支持用リンク5,5がば
ね10,10に抗して腕片4,4に対し開くよう
に作用することによつて達成される。上記の主軸
3が角度αの範囲で逆に回転すると、各部材は第
1図の図示の状態に復帰する。
このような構成の大部分は、前にも述べたよう
に従来周知であり、また、基台1の後方部で所定
範囲lを往復動できるようにした送り刃14a付
きの摺動板14が基台1の上面と前記の印刷機構
との間に設けられたことも公知である。図示例の
摺動板14には、その両側に延びる翼板14c,
14dが固定的に備えられており、一方の翼板1
4cはコ字状に形成された一方の支枠1a内で案
内されるようにしてある。他方の翼板14dは他
方の支枠1a及び側板1bを貫通し、その先端部
が外方へ突出させてある。側板1bに設けた長孔
1dから突出させた翼板14dの先端部下面には
駒片15が固定されており、この駒片15は、側
板1bの外側に固定された案内杆16に挿通され
て案内される。17は前記案内杆16の後端部に
装着された緩衝用のばねである。
次に、この考案の要部について説明する。上述
の印刷機構及び摺動板14は、基台1の前方下部
に内蔵された電動機18によつて作動されるもの
である。電動機18の回転軸18aは片側の側板
1bから突出させてあり、その回転軸18aに
は、それに固定された円板19aと該円板19a
の周辺部に一端をピン19cで枢着したリンク1
9bとによつて構成されたクランク機構19が備
えられており、前記のリンク19bの他端は、上
記印刷機構の主軸3の一端部に固定した連杆20
に、接続リンク21を介して連結してある。20
a及び21aは、連杆20と接続リンク21の間
及びクランク機構19のリンク19bと接続リン
ク21の間をそれぞれ枢着するピンである。
そしてまた、前記のクランク機構19のリンク
19bは、その先端側のピン21aによつて、中
間リンク22の先端部と枢着してある。前記の中
間リンク22は、その基端側が基台1の側板1b
にピン22aによつて軸支され、揺動可能にして
ある。
要するに、前記電動機18の回転軸18aと前
記主軸3との間は、クランク機構19、接続リン
ク21及び連杆20から成る伝動装置によつて接
続され、主軸3に対し角度αの範囲の往復回転運
動を付与できるようにしてある。従つて、主軸3
に固定された腕片4は揺動運動を行い、上述の印
刷機構を作動させる。ここに、クランク機構19
のリンク19b及び前記中間リンク22は、相互
に動きが規制されるものであつて、中間リンク2
2は角度βの範囲で揺動する。
一方、上述の摺動板14は、それに固定された
駒片15を介してリンク機構23に連係してあ
る。図示例のリンク機構23は第1リンク23a
と第2リンク23bとから成る。第1リンク23
aは、その一端が中間リンク22のピン22aに
同軸的に枢着してあり、該中間リンク22と重な
り合うように設けてあるが、中間リンク22と
は、それに設けた後述の衝合片24によつて動き
を規制されない限り、独立して揺動又は停止状態
を保ち得る。第1リンク23aの他端は、第2リ
ンク23bの一端とピン23cによつて枢着さ
れ、第2リンク23bの他端は、前記駒片15に
ピン23dによつて枢着されている。また、第1
リンク23aは、固定側板1bとの間に設けた引
張りばね25によつて第2図で右方へ揺動するよ
うに付勢してあり、このことは、第2リンク23
bを介して、摺動板14を常時復動方向(摺動板
14による連続用紙の送り方向と反対の方向)に
付勢していることになる。
そして、前記リンク機構23の第1リンク23
aは、非作動の状態では、ばね25に抗して、そ
の側面が中間リンク22に設けた衝合片24によ
つて拘束され第2図図示の位置に停止されている
が、電動機18の回転に伴つて中間リンク22が
角度βの範囲を右方に揺動し始めると、ばね25
に引張られつつ、衝合片24の存在によつて中間
リンク22に帯同する。この第1リンク23aの
右方への揺動は、共に作動する摺動板14が復動
の終端に至つて停止するまで続けられ、該リンク
23aは角度γの範囲で変位することになる。角
度βと角度γの差の部分は、印刷作用と用紙の送
り作用との間の作用時間の相違に対応して設けた
ものであり、リンク機構23、すなわち、その第
1リンク23aは、角度βの範囲を揺動する中間
リンク22とは角度γの範囲のみを帯同する。
上述の構成によれば、電動機18の駆動により
印刷機構並びに送り機構は共に作動させ得るが、
新印刷カードにインクを塗布させるために、印刷
機構のみを作動させ、送り機構は休止させる構成
について、以下に説明する。
26は、基台側板1bにおける長孔1dの斜め
前方部分に固定したソレノイドで、26aはその
作用杆である。その作用杆26aには、近傍の側
板1bにピン27aをもつて揺動可能に軸支した
ストツパ27の基端が枢着してある。ソレノイド
26に通電されてストツパ27の基端が引き上げ
られると、ストツパ27の先端部に設けた係合溝
が摺動板14の翼板14dに固設されたL字状の
突片14eに係合し、摺動板14を摺動の前方部
において停止させ得る。28は戻し用の引張りば
ね、29,29は前記ストツパ27の揺動範囲を
規制する停止片である。
このようなストツパ27によれば、それが摺動
板14に翼板1d及び駒片15を介して固定され
た突片14eに係合した場合、摺動板14並びに
駒片15を停止状態にし、かつまた、リンク機構
23、すなわち、第1リンク23a及び第2リン
ク23bを不動状態に保持することになる。この
際、電動機18が駆動されていれば、中間リンク
22は不動の第1リンク23aとは独立して揺動
することが許容されているので、クランク機構1
9を含む伝動装置は作動され、印刷機構のみを作
用させることができることになる。
なお、図中、符号30はダイアル30aを備え
た印刷枚数の設定器、31,32,33は操作釦
である。釦31は印刷と用紙の送りを司り、釦3
2は印刷のみ、すなわち、新印刷カードに対する
インク付けのみを、また、釦33は連続的印刷の
場合の停止を、それぞれ司るものである。
また、34は、回転軸18a上の円板19aの
周囲に設けたカム面35に対応して従動する従動
部材、36は、前記従動部材34の作用により、
この印刷機の電機回路(図示しない)を制御する
マイクロスイツチである。このマイクロスイツチ
36によれば、例えば、電動機18の回路を開閉
制御して、印刷機構及び送り機構を図示の状態で
停止できるようにすることができる。
以上に説明したこの考案の宛名印刷機における
自動送り機構の休止装置によれば、通常の運転状
態では印刷機構と送り機構が連動されているに関
わらず、印刷機構のみを作動させることもできる
ので、印刷ローラの往復動による新印刷カードに
対するインクの塗布のみを行うことが可能とな
り、連続用紙がセツトされた状態においてもそれ
を無駄にすることがなく、実用上誠に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はの考案の自動送り機構の休止装置を備
えた宛名印刷機の平面図、第2図は側部カバーを
取り外して示すその側面図である。 1……基台、3……主軸、14……摺動板、1
8……電動機、18a……回転軸、19……クラ
ンク機構、19b……リンク、22……中間リン
ク、23……リンク機構、26……ソレノイド、
27……ストツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基台1に回転可能に支持され電動機18で作動
    できるようにした主軸3と、前記主軸3に腕片4
    及びローラ支持用リンク5を介して連係されて前
    後に往復動できるようにした印刷ローラ6と、前
    記印刷ローラ6が接触して転動できるように該印
    刷ローラ6の下方位置に設定されたインク補給板
    9と、インク補給板9の前方に設けた印刷カード
    を収容するカード受13と、基台1の後方部で所
    定範囲lを往復動できるようにした送り刃14a
    付き摺動板14とから成る宛名印刷機において、
    下記A、B、C及びDの構成を備えたことを特徴
    とする宛名印刷機における自動送り機構の休止装
    置。 A 前記電動機18の回転軸18aと前記主軸3
    との間をクランク機構19を介在させた伝動装
    置で接続して該主軸3に回転運動を付与できる
    ようにしてあること、 B 基台1に揺動可能に軸支された中間リンク2
    2と前記クランク機構19のリンク19bとの
    間を枢着すること、 C 上記摺動板14は、常時復動方向に付勢され
    ており、前記中間リンク22と選択的に帯同す
    るリンク機構23に連係させてあること、 D 前記摺動板14は、前記クランク機構19の
    作動とは切り離して停止できるように、ソレノ
    イド26によつて動作されるストツパ27に係
    合できるものであること。
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JPS61143856U JPS61143856U (ja) 1986-09-05
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