JPH04339350A - テープローディング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録再生装置の
テープローディング装置に関し、詳しくは、ローディン
グ中および走行中に、ガイドローラから磁気テープが外
れるのを防止する機構に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図５は、カセットをＶＴＲに装着した直
後の状態を示す平面図で、図６は、磁気テープをローデ
ィングした状態におけるテープ走行系を示す平面図、図
７は、従来のガイドローラの断面図、図８は、従来のガ
イドローラの正面図である。

【０００３】図において、１はカセットケース、２はガ
イドローラで、取付台１１のスライド溝５に沿って移動
可能で、磁気テープ４をカセットケース１から引き出し
たり、磁気テープ４の走行方向を変更するためのもので
ある。

【０００４】３は回転シリンダで、回転しながら磁気テ
ープ４に接触し、信号を記録再生する磁気ヘッドを搭載
している。４は信号を記録する磁気テープ、５はスライ
ド溝で、テープガイド２が規定の軌跡を描いて移動する
ように取付台に設けられている。

【０００５】７は磁気テープ４を送りだす側のリール、
８は磁気テープ４を巻取る側のリール、９はピンチロー
ラ、１０はキャプスタン軸で、ピンチローラ９との間に
磁気テープ４をはさみ、図には示されていないキャプス
タンモ─タで回転駆動されて磁気テープ４を走行させる
。１１は上記各部品が取り付けられる取付台、１２はガ
イドローラ２を収納するために、カセットケース１に設
けられた切り欠きである。

【０００６】図７，図８において、２０８はスライダ、
２０３はスライダ２０８に植立てられた軸、２０４はロ
ーラ、２０１は上フランジ、２０２は下フランジで、上
フランジ２０１はローラ２０４、および磁気テープ４の
上方向の位置を規制し、下フランジ２０２はローラ２０
４および磁気テープ４の下方向の位置を規制する。２０
５は、ピン２０７と回転自在で、磁気テープ４が下フラ
ンジ２０２からはみ出すのを防ぐテープストッパ、２０
６は、テープストッパ２０５の接触端２０９が常に取付
台１１に設けたスライド溝５に沿って作られたカム６に
接触するように圧力を加えるスプリング。

【０００７】次に、ローディング動作について説明する
。図示していないカセット装着装置に挿填されたカセッ
トケース１は、ガイドローラ２が磁気テープ４とカセッ
トケース１の切り欠き１２の間に入り、さらにピンチロ
ーラ９とキャプスタン軸１０の間に入るように装着され
る。

【０００８】ガイドローラ２は、図示されていない駆動
装置によって、Ａ点からＢ点に向かって、取付板１１に
設けられたスライド溝５に案内されて移動し、磁気テー
プ４を、ガイドローラ２のローラー２０４に圧接しなが
ら移動させる。この移動にともなって軽くブレーキが掛
けられているリール７から磁気テープ４が引き出され、
回転シリンダ３に磁気テープ４が巻き付けられる。

【０００９】その後、キャプスタン軸１０にピンチロー
ラ９を圧着させて磁気テープ４を挟み込み、キャプスタ
ン軸１０を回転させて、磁気テープ４を送り出しながら
リール８で巻取る。

【００１０】磁気テープ４のアンローディング時には、
ローディング時と逆動作で、ガイドローラ２がＢ点から
スライド溝５に沿ってＡ点へ戻る。この時、磁気テープ
４がガイドローラ２のローラ２０４から離れてたるみが
生じたり、図９に示すように、下フランジ２０２から脱
落しないように、リール７を巻取り方向に回転させてい
る。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】従来のテープローディ
ング装置は、以上のように構成されているので、回転シ
リンダ３に磁気テープ４が巻き付けられている状態で外
部から振動を受けると、リール７およびリール８が回転
し、磁気テープ４が送出されてたるんだり、アンローデ
ィング時に、磁気テープ４の巻取りが遅れて、磁気テー
プ４が図８に示すようにガイドローラ２の下フランジ２
０２から脱落し、磁気テープ４が傷ついたり汚損するこ
とがあるなどの問題点があった。

【００１２】この発明は、上記のような問題点を解消す
る為になされたもので、磁気テープ４が回転シリンダ３
に巻き付けられた状態で、振動を受けて磁気テープ４が
たるんでも、また、アンローディング時に巻取りが遅れ
ても、下フランジ２０２から磁気テープ４が脱落するこ
とのない、テープローディング装置を得ることを目的と
している。

【００１３】

【課題を解決するための手段】この発明によるテープロ
ーディング装置は、ガイドローラに、出し入れ可能なテ
ープストッパと、ガイド溝に沿って設けられ、上記テー
プストッパをカセットケースの着脱時には収納し、テー
プローディング時に磁気テープがガイドローラから脱落
するのを阻止する位置に変位させるカムとを備えた点を
特徴とする。

【００１４】

【作用】この発明に係るテープストッパは、カセットケ
ース１の着脱時にはガイド溝に沿って設けられたカムに
よって収納され、ローディング時には磁気テープがガイ
ドローラから脱落するのを阻止する位置に変位する。

【００１５】

【実施例】

実施例１．以下、この発明の一実施例を図１ないし図３
によって説明する。図１は本実施例のテープローディン
グ時の状態を示す平面図、図２は本実施例のガイドロー
ラの断面図、図３はそのローディング時の状態を示す正
面図、図４はカセットケース着脱時の状態を示す正面図
である。

【００１６】図において、６はカムで、スライド溝５に
沿って取付台１１に設けられ、ローディング時に、テー
プストッパ２０５の接触端２０９に当接して上に押し上
げる。　　２０５は磁気テープ４が下フランジ２０２か
らはみ出すのを阻止するテープストッパで、ピン２０７
でスライダ２０８に軸着され、スプリング２０６によっ
て矢印Ｃ方向（図３参照）に付勢されている。２０９は
カム６の上面に接触する接触端である。

【００１７】次に、動作を説明する。カセットケース１
が装着されていない状態では、テープストッパ２０５は
、図４に示すように、下フランジ２０２より下に位置し
ているので、カセットケース１の着脱を妨げない。

【００１８】次に、ローディング時に、スライダ２０８
が、Ａ点からＢ点に向かって取付板１１に設けられたス
ライド溝５に案内されて移動すると、スライド溝５に沿
って設けられているカム６の面に接触している接触端２
０９が、カム面の上昇に伴ってスプリング２０６の弾性
力に抗して、矢印Ｃの逆方向に回動してテープストッパ
２０５が立ち上がり、下フランジ２０２より上方に突出
して磁気テープ４が脱落するのを阻止する状態となる。

【００１９】次に、アンローディング時には、スライダ
２０８がＡ点に戻ったときには、テープストッパ２０５
はスプリング２０６によって矢印Ｃ方向に図４に示すよ
うに、下フランジ２０２よりも下まで回動する。

【００２０】なお、上記実施例では、スライド溝５に沿
って設けられたカム６によって、テープストッパ２０５
の出し入れを行ったが、ガイドローラ２の位置を電気的
に検出して電気信号を発生させ、ソレノイド等を駆動し
てテープストッパ２０５を上下させるようにしてもよい
。

【００２１】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ガイ
ドローラに、ローディング時のみ作動するテープストッ
パを設けたので、ガイドローラから磁気テープが脱落す
ることのないテープローディング機構が得られる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例のテープローディング時の
状態を示す平面図である。

【図２】この実施例のガイドローラの断面図である。

【図３】この実施例のローディング時のガイドローラの
正面図である。

【図４】この実施例のアンローディング時のガイドロー
ラの正面図である。

【図５】ＶＴＲにカセットケースを装着した状態を示す
平面図である。

【図６】ＶＴＲのローディング時の状態を示す平面図で
ある。

【図７】従来のガイドローラの断面図である。

【図８】従来のガイドローラの正面図である。

【図９】磁気テープがガイドローラから脱落した状態を
示す断面図である。

【符号の説明】

２　　ガイドローラ ３　　回転シリンダ ５　　スライド溝 ６　　カム １１　　取付台 ２０５　　テープストッパ ２０６　　スプリング ２０７　　ピン ２０８　　スライダ ２０９　　接触端

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　回転シリンダにカセットケースから磁
   気テープをガイドローラによって引き出して走行系を形
   成する磁気テープローディング装置において、上記ガイ
   ドローラに、ローディング時には突出して磁気テープが
   当該ガイドローラから脱落するのを阻止し、アンローデ
   ィング時には当該ガイドローラから離脱するテープスト
   ッパを備えたことを特徴とするテープローディング装置
   。