JPH04339113A - エンジンのバルブ温度制御装置 - Google Patents

エンジンのバルブ温度制御装置

Info

Publication number
JPH04339113A
JPH04339113A JP4393791A JP4393791A JPH04339113A JP H04339113 A JPH04339113 A JP H04339113A JP 4393791 A JP4393791 A JP 4393791A JP 4393791 A JP4393791 A JP 4393791A JP H04339113 A JPH04339113 A JP H04339113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
temperature
sodium
engine
temperature control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4393791A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Nakayama
勉 中山
Shinya Yamamoto
眞也 山本
Yasuhiro Yagibe
柳辺 保宏
Ryuji Yokota
横田 龍二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP4393791A priority Critical patent/JPH04339113A/ja
Publication of JPH04339113A publication Critical patent/JPH04339113A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナトリウム封入バルブを
備えたエンジンのバルブ温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、エンジンの高回転、高出力化に伴
う排気バルブの熱負荷増大に対応するため、排気バルブ
にナトリウム封入バルブを採用するエンジンが増加して
いる(実開昭63−151911号公報)。このナトリ
ウム封入バルブは、図4に示すように、バルブ1のステ
ム2を中空とし、この中空部3にその容積の50〜60
%程度のナトリウム4を封入したものである。ナトリウ
ムの融点は98℃と低いため、通常の運転状態ではこの
ナトリウム4が液化し、バルブ1の開閉運動とともにバ
ルブステム2内を往復運動する。したがってナトリウム
4はもっとも高温でかつ高い応力が集中するバルブ首下
部5の熱を上記往復運動に伴ってステム2を通じてバル
ブガイドに逃し、これによってバルブ首下部5の温度を
低減し、その切損を防止する作用をする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燃料噴
射型エンジンでは、減速状態で燃料カットを行なって燃
焼を停止させているため、車両がきわめて長い下り坂を
走行するような場合には、エンジンの燃焼が長時間停止
し、バルブの温度が低下する。またエンジンの燃焼停止
とともに油温、水温も同時に低下するから、ついにはバ
ルブ1の温度がそこに封入されているナトリウム4の融
点以下となり、ナトリウム4が固体化するようになる。
【0004】ところで、現在用いられている自動車用エ
ンジンのほとんどすべてがオーバヘッドカム式となって
いるため、バルブ1はその傘部6を下方に向けて配置さ
れているが、バルブ1内に封入されたナトリウム4がエ
ンジン温度の低下により固体化するに際し、図5に示す
ようにバルブステム2の上部で固体化する場合がある。 そのような場合に図6に示すように急激な加速が行なわ
れると、バルブ1の傘部6に隣接した首下部5が中空で
あることから、首下部5の温度が図7に示すように急激
に上昇する。ところがこの熱がステム2の上部まで伝わ
ってナトリウム4が液化させるまでには、ある程度の時
間を要するため、最悪の場合、バルブステム2がバルブ
首下部5において折損するに至る。この現象は、長時間
の減速に急加速が伴うという特殊な場合ではあるが、実
際に発生している。
【0005】そこで本発明は、エンジンの減速状態が長
時間継続した場合でも、バルブの温度をそれに封入され
たナトリウムの固体化を防止しうるバルブ温度制御装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、減速時にバ
ルブをナトリウムの固体化温度よりも高い温度に保つバ
ルブ温度制御手段を設けることによって上記目的を達成
している。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1実施例によるエンジンの
バルブ温度制御装置の制御システムを示し、排気バルブ
11および吸気バルブ12が、シリンダヘッド13に固
定された油圧式ラッシュアジャスタ14、15をエンド
ピボットとするスイングアーム16、17をそれぞれ介
して排気側カム18および吸気側カム19によってそれ
ぞれ駆動されるように構成されている。21は排気バル
ブ11によって開閉される排気ポート、22は吸気バル
ブ12によって開閉される吸気ポート、23は排気バル
ブ11のバルブガイド、24は吸気バルブ12のバルブ
ガイドである。
【0008】排気バルブ11は、図4および図5で示し
たものと同様に、ステム内の中空部11aにナトリウム
を封入したナトリウム封入バルブである。そしてそのバ
ルブガイド23の上方部分の周囲にバルブ温度上昇手段
としてコイルヒータ25が埋設されている。コイルヒー
タ25の両端は、駆動回路26によってON・OFFさ
れるスイッチ27を介してバッテリ28に接続されてお
り、スイッチ駆動回路26は制御回路(ECU)30に
よっ制御される。制御回路30にはスロットル開度セン
サ31からのスロットル開度TVOをあらわす信号と、
吸気通路に設けられたエアフローメータ32からの吸入
空気量Qaをあらわす信号と、エンジン回転数センサ3
3からのエンジン回転数Neをあらわす信号と、エンジ
ン水温センサ34からのエンジン水温THWをあらわす
信号と、吸気温センサ35からの吸気温THAEをあら
わす信号とが入力される。制御回路30はこれら入力信
号にもとづいてスイッチ駆動回路26を制御してコイル
ヒータ25をON・OFFするようになっている。
【0009】図2は制御回路30が実行するバルブ温度
上昇手段制御フローを示し、まずステップS1において
上述した各センサ31〜35からの入力を読込む。次に
ステップS2で、スロットル開度TVOおよびエンジン
回転数Neをそれぞれ設定値と比較する。これら設定値
は、エンジン水温THWおよび吸気温THAE等にもと
づいて設定される。そしてスロットル開度TVOが設定
値よりも小さく、かつエンジン回転数Neが設定値より
も低い場合には、このことをもって減速判定を行なって
ステップS3へ進み、燃料噴射弁からの燃料噴射を停止
して燃料カットを行なうとともに、タイマをスタートさ
せる。次のステップS4ではタイマで計時している燃料
カット時間を設定値と比較し、この燃料カット時間が設
定値に達しない間はステップS6で再びステップS2と
同様の比較を行ない、減速判定が行なわれている間はス
テップS4へ戻る。燃料カット時間が設定値を超えた場
合は、ステップS4からステップS5へ進み、バルブ温
度上昇手段をONにする。すなわち図1においてはスイ
ッチ26をONにしてコイルヒータ25に通電し、排気
バルブ11の温度を上昇させて、それに封入されたナト
リウムの固体化を防止する。そして次のステップS6の
判定結果がNOとなればステップS7で燃料カットを終
了するとともにバルブ温度上昇手段をOFFにしてステ
ップS1に戻る。
【0010】図3は本発明の第2実施例を概略的に示す
図である。本実施例はエンジン減速時に吸気温度を制御
することによって、バルブに封入されたナトリウムの固
体化を防止するようにしたものである。
【0011】エンジン41の各気筒において、ピストン
42の上方に形成される燃燒室43にナトリウム封入バ
ルブよりなる吸気バルブ44によって開閉される吸気ポ
ート45と、ナトリウム封入バルブよりなる排気バルブ
46によって開閉される排気ポート47が開口し、また
吸気ポート45には吸気通路48が接続され、排気ポー
ト47には排気通路49が接続されている。吸気通路4
8には、スロットル弁50が介装され、このスロットル
弁50の上流側に、排気ターボ過給機51のコンプレッ
サ52が配設されている。排気通路49には、タービン
シャフト51aによってコンプレッサ52に連結された
排気タービン53が配設され、この排気タービン53が
排気エネルギによって回転駆動されるのに伴ってコンプ
レッサ52が回転して吸気の過給が行なわれる。
【0012】スロットル弁50とコンプレッサ52との
間の吸気通路48にはインタクーラ54が配設され、さ
らにこのインタクーラ54をバイパスするバイパス通路
55が設けられている。さらに吸気通路48には、イン
タクーラ54への吸気の流入を阻止するための第1の開
閉弁56がバイパス通路55の入口よりもインタクーラ
54寄りに配設され、またバイパス通路55の入口には
、このバイパス通路55への吸気の流入を阻止するため
の第2の開閉弁57が配設されている。これら第1、第
2の開閉弁56、57は、制御回路58によって制御さ
れるアクチュエータ59、60によってそれぞれ開閉さ
れるようになっている。そして制御回路58は、前述し
た図2のフローチャートに従うルーチンを実行し、図2
のステップS4における判定がYESとなれば、ステッ
プS5の処理として、第1の開閉弁56を閉じるととも
に、第2の開閉弁57を開いて吸気をバイパス通路55
に導くことにより、吸気がインタクーラ54により冷却
されないようにしている。なお、バイパス通路55にヒ
ータ61を設けてバイパス通路55に流される吸気を加
熱してもよい。
【0013】以上が本発明の第2の実施例の構成である
が、さらに特にバイパス通路55を設けないでも吸気温
度の制御は可能である。すなわち、上記インタクーラ5
4が空冷式の場合には、インタクーラ55の前面にシャ
ッタを設け、図2のフローチャートにおけるステップS
5の処理として、上記シャッタを閉じて吸気の冷却を防
止するようにしてもよい。また上記インタクーラ54が
水冷式の場合には、インタクーラ54へ供給される冷却
水の流れを電磁弁で遮断するようにしてもよい。さらに
他の実施例としては、上記ステップS5の処理として、
排気の一部を吸気系に還流するEGR通路に設けられて
いるEGRバルブを全開にして、加熱された空気を新気
に混合させ、これによって吸気温度を上昇させてもよい
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、エンジン減速状態が長
時間継続した場合でも、バルブに封入されたナトリウム
の固体化が防止されるから、その後に急加速状態となっ
ても、バルブステムが折損するというような不都合を未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるエンジンのバルブ
温度制御装置の制御システムを示す概略図である。
【図2】図1の制御回路で実行される制御ルーチンのフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例によるエンジンのバルブ
温度制御装置の制御システムを示す概略図である。
【図4】従来のナトリウム封入バルブの部分的断面図で
ある。
【図5】図4のナトリウム封入バルブにおいてナトリウ
ムが固体化した状態を示す部分的断面図である。
【図6】エンジン減速状態が長時間継続した後急加速状
態となったときのエンジン回転数の変化を示すグラフで
ある。
【図7】図6におけるエンジン回転数の変化に伴うバル
ブ温度の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
11、46    排気バルブ 12、44    吸気バルブ 13          シリンダヘッド21、47 
   排気ポート 22、45    吸気ポート 23          バルブガイド25     
     コイルヒータ26          スイ
ッチ駆動回路27          スイッチ 30、58    制御回路 31          スロットル開度センサ32 
         エアフローメータ33      
    エンジン回転数センサ34         
 エンジン水温センサ35          吸気温
センサ50          スロットル弁51  
        排気ターボ過給機54       
   インタクーラ55          バイパス
通路61          ヒータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  バルブ内部にナトリウムを封入した排
    気バルブまたは吸気バルブを備えたエンジンにおいて、
    エンジン減速時に上記バルブをナトリウムの固体化温度
    よりも高い温度に保つバルブ温度制御手段を設けたこと
    を特徴とするエンジンのバルブ温度制御装置。
  2. 【請求項2】  上記バルブ温度制御手段は、エンジン
    減速による燃料カットが所定時間以上継続した場合に、
    吸気温度を制御する手段よりなる請求項1記載のバルブ
    温度制御装置。
JP4393791A 1991-02-18 1991-02-18 エンジンのバルブ温度制御装置 Withdrawn JPH04339113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4393791A JPH04339113A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 エンジンのバルブ温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4393791A JPH04339113A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 エンジンのバルブ温度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04339113A true JPH04339113A (ja) 1992-11-26

Family

ID=12677612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4393791A Withdrawn JPH04339113A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 エンジンのバルブ温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04339113A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221974A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toyota Motor Corp 中空バルブ
JP2014101793A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
WO2018042620A1 (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 日鍛バルブ株式会社 シリンダヘッド及びエンジン

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221974A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toyota Motor Corp 中空バルブ
JP2014101793A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
WO2018042620A1 (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 日鍛バルブ株式会社 シリンダヘッド及びエンジン
JP6356361B1 (ja) * 2016-09-02 2018-07-11 日鍛バルブ株式会社 シリンダヘッド及びエンジン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6119935A (ja) 内燃機関の過給機のバイパス制御装置
JP3090536B2 (ja) ターボ過給機付エンジンの排気装置
JP2006266216A (ja) ディーゼルエンジンの吸排気装置
JP2004245104A (ja) 過給式エンジン
JPH04339113A (ja) エンジンのバルブ温度制御装置
US10584655B2 (en) Engine exhaust device
JP5018974B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2770480B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP6396635B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2566232B2 (ja) 過給機付エンジンのバルブタイミング制御装置
CN107642410B (zh) 具有排气涡轮增压装置的内燃发动机
JP2011241713A (ja) 内燃機関の制御装置
JPS6158918A (ja) 過給機付エンジンの吸気冷却装置
JPH073200B2 (ja) 可変バルブタイミング機関の制御方法
JP2005351184A (ja) インタークーラパイパス制御手段を備えたハイブリッド車
JPH0563615B2 (ja)
JP2502544B2 (ja) エンジンの吸気装置
JPH08246881A (ja) インタークーラ付き内燃機関の機関減速時給気過冷却防止装置
JPS6149128A (ja) エンジンにおける給気温度制御式過給装置
JPS59119024A (ja) 過給機付機関搭載車の車速制限装置
JPS5934849B2 (ja) 排気タ−ボ過給式自動車用エンジン
JP4120323B2 (ja) 内燃機関の出力制御装置
JPH0117617Y2 (ja)
JP2021124047A (ja) エンジンシステム
JPH02115537A (ja) エンジンの動弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514