JPH04337749A - 電子写真複写装置 - Google Patents

電子写真複写装置

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JPH04337749A
JPH04337749A JP3109989A JP10998991A JPH04337749A JP H04337749 A JPH04337749 A JP H04337749A JP 3109989 A JP3109989 A JP 3109989A JP 10998991 A JP10998991 A JP 10998991A JP H04337749 A JPH04337749 A JP H04337749A
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JP
Japan
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density
image
voltage
developing bias
bias voltage
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Pending
Application number
JP3109989A
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English (en)
Inventor
Hisao Sugano
久男 菅野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真複写装置の画像
濃度制御に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は電子写真複写装置の構成の概略を
示すもので、原稿台ガラス2の上に被複写書類(以下原
画)が載置され、露光ランプ3により露光され、反射鏡
4b,4c、レンズ4aよりなる光学系により原画が感
光体ドラム8の上に投影される。感光体ドラム8は帯電
器6とグリッド5により所定の値に帯電され矢印Aの方
向に回転している。原画の光学像が投影されるB点では
、投影された原画に相当する静電潜像が感光体ドラム8
の上に形成され、ついで現像器7の現像ローラ7aによ
り静電潜像は現像剤で現像され、感光体ドラム8上でト
ナーにより可視化された複写画像となる。トナーで可視
化された複写画像はC点で紙13に転写され、図示して
いないが定着器により定着され、コピー画像として完成
する。
【0003】コピー画像の濃度は、操作パネル14を通
じて使用者の好みに応じて変えられるようになっている
。すなわち操作パネル14を操作すると、通常は露光回
路10により露光ランプ3の露光量を増加(輝度を高く
する)または減少させることができる。露光量を増加し
たときはコピー画像の濃度は淡くなるが、露光量を減少
したときはコピー画像の濃度は濃くなる。しかし、コピ
ー画像の濃度を使用者が任意に制御しうるためには、種
々の問題がある。まず第1に、現像剤のトナー濃度を一
定にする必要がある。現像器7中の現像剤はトナーとキ
ャリヤとの2成分で構成されている場合が多いが、トナ
ーとキャリヤとの比をトナー濃度といい、このトナー濃
度が変動するとコピー画像の濃度も変動する。したがっ
て使用者がコピー濃度を任意に制御するためには、現像
剤のトナー濃度が一定である必要がある。そこでトナー
濃度を一定にするため次に述べる従来例Aがあった。 原稿台ガラス2の上に既知の濃度(例えば光学濃度0.
9)をもつ基準濃度マーク1を張り付け、原画の複写動
作と同時に基準濃度マーク1を感光体ドラム8の上に現
像し、現像された基準濃度マークの濃度を画像濃度検出
センサー9により測定する。画像濃度検出センサー9は
発光器と、光センサーをもっており、発光器からの光が
現像された基準濃度マークに当たって反射する光量を計
る。現像された上記基準濃度マークの濃度が規定値より
濃い場合は、反射光量は少ないから出力は低くなり、逆
に現像された上記基準濃度マークの濃度が規定値より淡
い場合は、反射光量は多くなるので出力は高くなる。そ
こで画像濃度検出センサー9の出力が規定値より高くな
った時はトナー補給装置からトナーを補給するようにす
れば、現像器7の現像剤濃度を一定に保つことができる
。このようにして現像剤のトナー濃度を一定に維持して
おけば、露光ランプ3の露光量を制御することによりコ
ピー画像の濃度はかなり容易に制御できるようになる。
【0004】しかしこの場合でも、コピー画像を濃くし
ようとして露光ランプ3の露光量を減少させると、画像
部分は濃くなるが、本来トナーがついてほしくない白部
分にも淡くトナーが付くことがある。これを通常「白部
分のかぶり」といっているが、「かぶり」を除こうとし
て、逆に露光ランプ3の露光量を増加すると、本来の画
像部分の濃度が淡くなるという問題がある。
【0005】また別の従来例Bとして、露光量または現
像ローラと感光体表面との電位差を変えることにより上
記の「かぶり」を自動的に取り除く方法も提案されてい
る。露光量を大きくすると画像濃度が低下することは先
に説明したが、図5に示す現像ローラ7aの電位と感光
体ドラム8の表面電位との間の電位差を変えることによ
っても画像濃度を変えることができる。一般に現像ロー
ラ7aの電位と感光体ドラム8の表面電位との電位差を
小さくすると現像された画像濃度は淡くなり、またガン
マ(原画濃度とコピー濃度との関係を示す曲線の傾斜)
が小さくなる。逆に現像ローラ7aの電位と感光体ドラ
ム8の表面電位との電位差を大きくすると現像された画
像濃度は濃くなり、またガンマが大きくなる。そこでこ
の従来例Bでは、構造は上述した従来例Aとほとんど同
じであるが、基準濃度マークの濃度値を低く(例えば光
学濃度0.1)設定している。この低濃度値の基準濃度
マークを感光体ドラム8上でトナー像として現像し、そ
のトナー像の濃度をやはり上記従来例と同様の画像濃度
検出センサー9で計算する。そして画像濃度検出センサ
の出力が、トナーの付かない白画像の部分の画像濃度検
出センサーの出力と同じになるまで現像ローラの電位と
感光体表面電位との電位差または露光量を調整する方法
である。これによりかぶりのないコピー画像を得ること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例Aは、トナ
ー濃度を一定に維持することは可能ではあるが直接画像
濃度を制御することはできない。つまり、トナー濃度を
上げたり下げたりすることで画像濃度は濃くなったり淡
くなったりするが、トナー濃度を制御することによる画
像濃度の変化幅は小さく、かつ応答速度が遅い。したが
って1枚1枚のコピー画像の濃度を制御するために従来
例Aを用いることは無理である。
【0007】一方、従来例Bは、かぶりを減らすことは
できるが同時に画像濃度の濃い部分のコピー画像も淡い
画像になってしまうという欠点がある。
【0008】本発明は上記従来例の問題点を解決するも
ので、原画の低濃度部ないし白部分がコピー画像上でか
ぶるのを防止すると共に、原画の高濃度部はコピー画像
上でも濃く再現することができる電子写真複写装置の画
像濃度制御方法を提供することを目的としている。本発
明を採用することにより、現像剤や感光体が長期使用に
より特性が劣化してコピー画像がかぶりやすくなったり
、原画の高濃度部のコピー濃度が低下(このような現像
を画像の劣化という)したとき、あるいは湿度、温度の
環境条件により画像が劣化したとき、原画の劣化を救う
ことが可能になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を説明する前に、電子写真複写装置にお
けるコピー濃度に影響を及ぼす因子に付きいま一度説明
する。
【0010】コピー濃度に影響を及ぼす因子はきわめて
多くあるがそのうち本発明が、コピー濃度を可変にする
ため用いている因子は、(A)トナー濃度、(B)露光
量、(C)帯電器の電圧または帯電器のグリッド電圧、
(D)現像バイアス電圧である。
【0011】図4は上記因子がコピー濃度に及ぼす影響
を示したもので、図の横軸には原画の光学濃度DOを、
縦軸にはコピー画像の光学濃度DCをとっている。この
うち(A)トナー濃度、(B)露光量については既に説
明したので省略し、(C)グリッド電圧、(D)現像バ
イアス電圧の及ぼす影響について説明する。
【0012】図4(C)はグリッド電圧を変えたときの
DO−DC特性の変化を示したものである。図1におけ
る感光体ドラム8をマイナス帯電で用いる場合を例にと
って説明する。この場合帯電器6にはアースを基準に約
5.5KVのマイナスの電圧を加える。グリッド5に加
える標準のグリッド電圧はやはりアースを基準に約70
0Vのマイナス電圧である。図4(C)でグリッド電圧
=標準として示した曲線がこの時のDO−DC特性であ
る。グリッド電圧をアース電位に近づけ、約−500V
にすると感光体ドラム8の表面電位の絶対値は小さくな
るのでDO−DC特性は下方にほぼ平行に移動し、画像
全体が淡くなるが、濃度の濃い部分の濃度低下が濃度の
淡い部分の濃度低下より大きいという特徴がある。逆に
グリッド電圧をアース電位から遠ざけ約−800Vにす
ると感光体ドラム8の表面電位の絶対値は大きくなるの
でDO−DC特性は上方にほぼ平行に移動し、画像全体
に濃くなるが、濃度の濃い部分の濃度低下が濃度の淡い
部分の濃度低下より大きいという特徴がある。図4(D
)は現像ローラ7aに加える電圧(以下現像バイアス電
圧という)を変えたときのDO−DC特性の変化を示し
たものである。現像バイアス電圧の標準値はアースを基
準に約250Vのマイナス電圧である。現像バイアス電
圧をアースから遠ざけ約−350Vにすると、現像ロー
ラ7aの電位と感光体ドラム8の表面電位との電位差は
小さくなるのでDO−DC特性は下方に移動すると共に
、その傾斜も小さくなる。これをガンマが小さくなると
いう。逆に現像バイアス電圧をアース電位に近づけ約−
250Vにすると現像ローラ7aの電位と感光体ドラム
8の表面電位との電位差は大きくなるのでDO−DC特
性は上方に移動すると共に、その傾斜が大きくなる。こ
れをガンマが大きくなるという。
【0013】以上は主な因子の現象特性に対する影響に
ついて説明したが、一方得られるコピー画像の画像改善
については定性的につぎの4つのパターンに分けて考え
ることができる。
【0014】(S)原画の低濃度部と高濃度部のいずれ
も、コピー画像上では淡くなる。この場合の対策として
は、露光量を減少させる。
【0015】(T)原画の低濃度部と高濃度部のいずれ
も、コピー画像上では濃くなる。この場合の対策として
は、露光量を増加させる。しかし、露光量を増加すると
高濃度部の濃度も低下するので、露光量の増加を抑えて
グリッド電圧をアース電位に近づける方がよいときもあ
る。
【0016】(U)原画の低濃度部の濃度がコピー画像
上では高くなり、原画の高濃度部の濃度がコピー画像上
では低くなる。この場合は、露光量を増加させて低濃度
部のかぶりをとり、高濃度部だけの濃度を上げるために
グリッド電圧をアース電位から遠ざける。
【0017】(V)原画の低濃度部の濃度がコピー画像
上では低くなり、原画の高濃度部の濃度がコピー画像上
では高くなる。この場合は、露光量を減少させるか、高
濃度部だけの濃度を下げるためにグリッド電圧をアース
電位に近づける。
【0018】以上の4つのパターンがコピー画像を改善
するときの基本的な考え方であるが、実際には現像に影
響を及ぼす因子には上記4つの因子以外に数多くの因子
がある。例えば感光体の特性、現像剤の特性、ならびに
長期の使用によるこれらの特性の変化等である。したが
ってこれらの多種多様の因子の複雑な影響度合を考慮し
て最適の作像条件を算出しなければならない。そのため
、実際の作像条件は上記(S)〜(V)で示した条件と
かなり異なった条件になることがある。
【0019】以上に説明した4つのパターンの組合せに
基づき、かぶりが無くかつ画像部の濃度低下の無い画像
濃度制御を実現するため、本発明による電子写真複写装
置は、感光体と、グリッドを備えた帯電器と、原画を露
光する露光手段と、現像バイアスを有する現像装置と、
上記グリッド電圧と、露光量と、現像バイアス電圧の値
をそれぞれ独立に可変できる手段とを有し、原画の高濃
度部に相当する基準濃度マークと、原画の低濃度部に相
当する基準濃度マークの複数の基準濃度マークを原稿台
ガラスに設け、上記複数の基準濃度マークの感光体上に
おける現像画像濃度を画像濃度検出センサーで計測し、
上記画像濃度検出センサーの計測値を記憶演算装置に入
力して記憶・演算せしめることにより原画の忠実な再現
複写に最適のグリッド電圧、感光量、現像バイアス電圧
の値を算出し、上記可変手段により最適のグリッド電圧
、露光量、現像バイアス電圧に設定して作像処理を行う
ものである。
【0020】
【作用】本発明による電子写真複写装置は上記した構成
をもっているので、原画の低濃度部ないし白部分がコピ
ー画像上でかぶるのを防止すると共に、原画の高濃度部
はコピー画像上でも濃く再現することができる。本発明
により電子写真複写装置は、現像剤や感光体が長期使用
により特性が劣化してコピー画像がかぶりやすくなった
り、原画の高濃度部のコピー濃度が低下(このような現
像を画像の劣化という)した時、あるいは湿度、温度の
環境条件により画像が劣化した時にも、原画の劣化を救
うことが可能になる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0022】図1は本発明の構成を示したもので、図5
に示す従来例と構成的には殆ど同じであり、したがって
同一の部品には同一の番号を用いているので説明は省略
する。
【0023】図2は、本発明の一実施例における基準濃
度マーク1と画像濃度検出センサー9との関係を示した
ものである。図2(a)に示すように、原稿台ガラス2
に基準濃度マーク1が印刷面を下向きにして配置されて
いる。マークには図2(b)に示すように濃い濃度マー
ク1aと淡い濃度マーク1bの2種類があり、図2(a
)に示すように基準濃度マークの現像像13a,13b
が感光体ドラム2の軸方向に形成されるように設けられ
ている。これに対応する位置に複数の画像濃度検出セン
サー9a,9bが設けられている。
【0024】また発明者の経験によれば、淡い濃度マー
ク1aは、光学濃度0.08〜0.2の範囲の濃度に、
また濃い濃度マーク1bは、光学濃度0.5〜0.9の
範囲の濃度に、設定するのがよい。
【0025】図3は基準濃度マークを図2に示すように
配置した場合の最適作像条件の算出・設定(以下設定動
作)を行うタイミング・チャートを示したものである。
【0026】図3につき説明する。電源投入により感光
体ドラム8は回転をはじめ、3回転目までにイニシャル
動作(電源投入時に感光体ドラムを安定状態にするため
に行う帯電・除電動作)を終了し、4回転目から設定動
作を始める。設定動作は2回行われ、はじめに粗調整を
行い次に微調整を行う。
【0027】感光体ドラムのイニシャル動作中に、グリ
ッド電圧VG、露光電圧VEXPをそれぞれマシンおの
おのの初期値に設定する作業が行われる。これらの初期
値は工場出荷時に設定された値で例えばVG=−700
V,VEXP=60Vrms〜64Vrmsである。現
像バイアス電圧の値は2つの値が用いられる。1つは淡
い基準濃度マーク1aを現像するときの値でVB1で表
され、他の1つは濃い基準濃度マーク1bを現像すると
きの値でVB2で表される。濃い基準濃度マーク1bを
現像するときの現像バイアス電圧VB2は標準の値(例
えば−250V)でよいが、淡い基準濃度マーク1aを
標準の現像バイアス電圧で現像すると淡くなってしまう
ので画像濃度センサー9が読み取り難くなる。そこで淡
い基準濃度マーク1aを現像するときは濃度が濃くなる
ように現像バイアス電圧をアース電位に近づけた値(例
えば−100V)を用いる。
【0028】図3の場合は、4回転目までに感光体ドラ
ムのイニシャル動作を完了し、VG,VEXPを初期値
に設定する。現像バイアス電圧をVB1に設定して基準
濃度マーク1a,1b(図2参照)を現像し画像濃度セ
ンサー9aを動作させて基準濃度マーク1aの現像され
た画像13aの濃度を測定する。この時の画像濃度セン
サー9aの測定値が図3のSNSW1である。5回転目
では現像バイアス電圧をVB2に設定して基準濃度マー
ク1a,1bを現像し画像濃度センサー9bを動作させ
て基準濃度マーク1bの現像された画像13bの濃度を
測定する。この時の画像濃度センサー9bの測定値が図
3のSNSB1である。こうして得られたSNSW1の
値、SNSB1の値を図1に示すCPU回路12に入力
する。 CPU回路12には表1に示す粗調整用調整データ表が
あらかじめ用意してあり、上記CPU回路への入力デー
タを上記表1に当てはめることにより自動的に最適のグ
リッド電圧VG、露光電圧VEXPの値を算出すること
ができる。
【0029】
【表1】
【0030】次に表1の見方について説明する。表中の
基準電圧とは、対象としている電子写真複写装置の工場
における最終の調整工程で淡い基準濃度マーク1aおよ
び濃い基準濃度マーク1bをその装置で現像し、その装
置の画像濃度センサーで読み取った値である。上記工場
の最終調整工程では、標準のVG,VEXPに設定し、
かつ現像バイアス電圧は現像する基準濃度マーク1a,
1bに応じてそれぞれ上述したVB1,VB2の値に設
定して測定する。このようにして測定した淡い基準濃度
マーク1aの測定値が基準電圧Wであり、濃い基準濃度
マーク1bの測定値が基準電圧Bである。この基準電圧
Wと上記SNSW1との差を表1の縦軸にとり、基準電
圧Bと上記SNSB1との差を表1の横軸にとっている
。したがって横軸、縦軸のプラスの値は基準濃度マーク
を現像した結果の測定濃度が基準濃度より濃い場合を表
し、マイナスの値は基準濃度より淡い場合を表している
【0031】また表の各ますには上段、下段に分かれて
数値が入れてあり、上段は露光電圧を表し、下段がグリ
ッド電圧を表している。例えばSNSW1が基準電圧W
より1Vプラスで、SNSB1が基準電圧Bより1Vマ
イナスであったとすると最適の露光電圧VEXP=初期
設定値+0.4V、最適のグリッド電圧VG=初期設定
値−100Vと算出することができる。
【0032】図3において、基準電圧B−SNSB1=
0、基準電圧W−SNSW1=0の交点を中心点として
、中心点の左上が上記(S)のパターン領域、中心点の
右下が上記(T)のパターンの領域、中心点の左下が下
記(U)のパターンの領域、中心点の右上が上記(V)
のパターンの領域である。
【0033】既に述べたことと重複するが、実際には現
像に影響を及ぼす因子には上記の4つの因子以外に数多
くの因子があり、これらの多種多様の因子の複雑な影響
度合を考慮して最適の作像条件を算出しなければならな
いため、実際に上記マトリックスに記憶させるグリッド
電圧値、露光電圧値は上記4つのパターンからずれた値
を採用することがある。
【0034】粗調整の結果、図3ではグリッド電圧はV
GからVG′に変更され設定され、露光電圧はVEXP
からVEXP′に変更されて設定される。引続き微調整
が行われる。微調整は原理的には粗調整と同じであるが
、参照表は表1に代わって表2を用いる。表2の見方は
表1と同じであるので省略する。
【0035】
【表2】
【0036】微調整の結果、グリッド電圧はVG′から
VG″に変更され設定され、露光電圧はVEXP′から
VEXP″に変更されて設定され、以降の複写動作にお
いて使用される。また、上記設定動作はコピー動作中毎
回行っても良いが、実際の使用上は電源投入時、紙詰ま
りを取り除くとき、規定枚数のコピーを越えた時等の場
合に限っている。したがって、そのまま待機状態に入り
次の複写動作のときに使用される時もある。
【0037】上記の説明では特に触れなかったが、トナ
ー濃度については従来例Aで述べた方法等により一定の
トナー濃度に維持して作像することを前提にしている。
【0038】以上の設定動作で、粗調整と微調整の2段
階に分けて設定動作を行うのは、環境条件その他で必ず
しも設定が正しくできないことがあるので、2段階に分
けて設定の正確さを確保するためである。
【0039】また上記実施例では、基準濃度マークの淡
いものと濃いものの2種類を用いた場合について説明し
たが、濃度の変化により多段階にした基準濃度マークを
用いてもよい。
【0040】さらに、上記実施例では、基準濃度マーク
を現像するときの現像バイアス電圧の設定を変えて行っ
ているが、現像バイアス電圧の代わりに露光電圧を変え
て行っても良い。
【0041】このように本発明の電子写真複写装置によ
る画像濃度制御は、高濃度と低濃度の複数の基準濃度マ
ークを用いて現像濃度特性を計測し、その計測値から現
像に影響を与える因子の最適の値を算出し、その最適値
に現像条件を設定した上で現像を行うので、低濃度部で
かぶりがなく、かつ高濃度での濃度が低下しないコピー
画像を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、グリッド電圧と、露光量と、現像バイアス
電圧の値をそれぞれ独立に可変できる手段を有し、原画
の高濃度部に相当する基準濃度マークと、原画の低濃度
部に相当する基準濃度マークの複数の基準濃度マークを
用いて高濃度部に相当する現像濃度と低濃度部に相当す
る現像濃度を計測し、上記計測値を記憶演算装置に入力
することにより原画の忠実な再現複写に最適なグリッド
電圧、露光量、現像バイアス電圧の値を算出し、上記可
変手段により最適のグリッド電圧、露光量、現像バイア
ス電圧に設定して作像処理を行うので、つねに低濃度部
でかぶりがなく高濃度部で濃度低下のないコピー画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電子写真複写装置の
画像濃度制御に関する構成図
【図2】本発明に用いる基準濃度マークと画像濃度検出
センサーの相対位置を示す斜視図
【図3】本発明における設定動作のタイミング図
【図4
】本発明における画像濃度に影響を与える因子の特性図
【図5】従来の電子写真複写装置の構成図
【符号の説明】
1    基準濃度マーク 3    露光ランプ 5    グリッド 6    帯電器 7    現像器 8    感光体ドラム 9    画像濃度センサー 10  露光回路 11  高圧電源 12  記憶演算装置(CPU回路)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  感光体と、グリッドを備えた帯電器と
    、原画を露光する露光手段と、現像バイアスを有する現
    像装置と、上記グリッド電圧と、露光量と、現像バイア
    ス電圧の値をそれぞれ独立に可変できる手段とを有し、
    原画の高濃度部に相当する基準濃度マークと、原画の低
    濃度部に相当する基準濃度マークの複数の基準濃度マー
    クを原稿台ガラスに設け、上記複数の基準濃度マークの
    感光体上における現像画像濃度を画像濃度検出センサで
    計測し、上記画像濃度検出センサの計測値を記憶演算装
    置に入力して記憶・演算せしめることにより原画の忠実
    な再現複写に最適のグリッド電圧,露光量,現像バイア
    ス電圧の値を算出し、上記可変手段により最適のグリッ
    ド電圧、露光量、現像バイアス電圧に設定して作像処理
    を行うようにしてなる電子写真複写装置。
  2. 【請求項2】  高濃度部に相当する基準濃度マークを
    現像するときは現像バイアス電圧を標準値に設定し、低
    濃度部に相当する基準濃度マークを現像するときは現像
    バイアス電圧を標準値よりアース電位に近づけるように
    した請求項1記載の電子写真複写装置。
  3. 【請求項3】  高濃度部に相当する基準濃度マークの
    現像濃度の計測値と基準値との偏差を変数Aとし、低濃
    度部に相当する基準濃度マークの現像濃度の計測値と基
    準値との偏差を変数Bとし、あらかじめ記憶演算装置内
    に上記変数Aを列とし上記変数Bを行とするマトリック
    スの記憶領域を確保し、上記マトリックスの各成分に現
    像バイアス電圧、グリッド電圧、露光電圧をあらかじめ
    記憶させ、設定動作により得られた高濃度部と低濃度部
    の基準濃度マークの計測値とそれぞれの基準値から上記
    変数Aと変数Bに相当する計測偏差量AとBを求め、計
    測偏差量AとBを上記マトリックスの変数Aと変数Bと
    に当てはめることにより現像バイアス電圧、グリッド電
    圧、露光電圧を演算・算出する請求項1記載の電子写真
    複写装置。
JP3109989A 1991-05-15 1991-05-15 電子写真複写装置 Pending JPH04337749A (ja)

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JP3109989A JPH04337749A (ja) 1991-05-15 1991-05-15 電子写真複写装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05323706A (ja) * 1992-05-22 1993-12-07 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JP2007293374A (ja) * 2007-08-13 2007-11-08 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2017142287A (ja) * 2016-02-08 2017-08-17 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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