JP2546260B2 - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP2546260B2
JP2546260B2 JP62059180A JP5918087A JP2546260B2 JP 2546260 B2 JP2546260 B2 JP 2546260B2 JP 62059180 A JP62059180 A JP 62059180A JP 5918087 A JP5918087 A JP 5918087A JP 2546260 B2 JP2546260 B2 JP 2546260B2
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は顕像転写型の静電写真式複写機に関するもの
であり、詳しくは、適正な画像再現性が得られるように
露光量を制御する機能を有した複写機に関するものであ
る。
(従来の技術) 顕像転写型の静電写真式複写機は、感光体上に原稿画
像を投影して静電潜像を形成し、それを現像により顕像
化して転写シート上に転写し画像を形成する。この方式
で適正な画像を得るための制御として従来、トナー供給
量、現像バイアス、露光量等を単独であるいは組合せて
制御することが行われている。それらのものとしては特
開昭58−23043号公報(従来例1)、特開昭60−119589
号公報(従来例2)、特開昭60−133475号公報(従来例
3)、特開昭60−146256号公報(従来例4)、特開昭60
−260072号公報(従来例5)等で知られている。
これらは感光体上に形成された顕像の濃度を検出し
て、それが適正になるように現像条件や露光条件を単に
制御し、また温湿度や現像剤使用時間、感光体感度の変
化を考慮して基準レベルを補正しながら再生画像濃度を
制御するもの(従来例1、3〜5)と、原稿濃度を検出
してコントラストを判別し露光量等によりコントラスト
を制御するもの(従来例2)とに大別される。
(発明が解決しようとする問題点) しかし顕像の検出結果によって再生画像濃度を制御す
る方式では、原稿の濃度やコントラストの違いにかかわ
らず再生画像濃度が決定される。このため、例えば純白
地の上に細線がまばらにあるような原稿では、細線が再
生画像上かすれたりとんだりしやすいし、逆に純白地で
あっても画像が詰っている部分の再生画像はかぶりによ
り潰れやすいが、これらのことに対処することはできな
い。
また原稿濃度の検出結果によって再生画像のコントラ
ストを制御する方式では、細線の再現性はよくなる。こ
れは露光ランプのランプ電圧を低めにして行うのである
が、光学系にほこりが付いたり、感光体まわりに特性変
化が生じたりした場合、ランプ電圧を低めにすることに
よって白色原稿のかぶり、つまり地汚れが生じやすくな
る。
したがって従来のものではそれぞれに一長一短があ
り、前記何れの欠点もなしに画像を再現できるようにす
ることが望まれている。
本発明はそのような要求に応え得る複写機を提供する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記のような目的を解決するため、原稿画
像を照明する露光ランプと、この露光ランプにより照明
された原稿画像を静電潜像として保持する感光体と、こ
の感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段と、第1図
に示すような前記原稿の画像濃度を検知する原稿濃度検
出手段Aと、原稿画像の画像濃度と露光ランプCのラン
プ電圧との間の関係を予め定めたランプ電圧特性を用
い、前記原稿濃度検出手段Aにより検知された原稿画像
の画像濃度に基づいて、原稿画像に対する適正ランプ電
圧を決定するランプ電圧制御手段Dとを備えた複写機に
おいて、感光体上に基準潜像を形成し、この基準潜像を
所定の現像条件に設定された現像手段を用いて顕像化す
ることにより、前記感光体上に基準顕像を形成する基準
顕像形成手段と、前記基準顕像の画像濃度を検知する顕
像濃度検出手段Bと、この顕像濃度検出手段Bにより検
知された基準顕像の画像濃度に基づき、出力される複写
画像が前記基準顕像の画像濃度とほぼ一致するように、
ランプ電圧の補正値を決定する補正値決定手段と、この
補正値決定手段により決定された補正値に基づき、前記
ランプ電圧制御手段のランプ電圧特性を補正するランプ
電圧特性補正手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
(作 用) 本発明は前記構成であり、複写に際し再現しようとす
る原稿の画像濃度が原稿濃度検出手段Aによって検知さ
れ、感光体上に基準潜像形成手段によって現像手段を用
いて形成される基準顕像に関する画像濃度が顕像濃度検
出手段Bによって検知される。これらは再現しようとす
る原稿と露光ランプCのランプ電圧との相互関係で適正
ランプ電圧を一義的に得る情報をなし、感光体上の基準
顕像に関する画像濃度はそれを形成したときの原稿画像
濃度が既知であることによって前記適正ランプ電圧に変
動を与える条件変化を知る情報をなしており、ランプ電
圧制御手段Dによって、原稿画像の画像濃度と露光ラン
プCのランプ電圧との間の関係を予め定めたランプ電圧
特性を用い、前記原稿濃度検出手段Aにより検知された
原稿画像の画像濃度に基づいて、原稿画像に対する適正
ランプ電圧を決定するのに、補正値決定手段が、顕像濃
度検出手段Bにより検知された基準顕像に関する画像濃
度に基づき、出力される複写画像が前記基準顕像の画像
濃度とほぼ一致するように、ランプ電圧の補正値を決定
する一方、ランプ電圧特性補正手段が、前記補正値決定
手段により決定された補正値に基づき、前記ランプ電圧
制御手段Dのランプ電圧特性を補正して行う。これによ
って、原稿画像を再生するときの露光量は、原稿濃度に
応じて一義的に定まる適正ランプ電圧をそれに変動を与
える条件変化に応じ補正して決定することができ、原稿
側および複写機でどのように条件が変化してもより適正
な画像再現性を保証することができる。
(実施例) 第2図以下を参照して本発明の一実施例につき説明す
る。
本実施例は第2図に示すような複写機に本発明を適用
した場合を示している。この複写機は機体1内のほぼ中
央部に感光体ドラム2が設けられ、機体1上面の原稿台
ガラス3上の原稿を露光ランプ4で照明し、原稿台ガラ
ス3の下に配置されたスキャナーとしての第1移動ミラ
ー5、第2、第3移動ミラー6、7と、投影レンズ8、
固定ミラー9からなる露光光学系10によって原稿画像を
感光体ドラム2上にスリット露光するようになってい
る。11はスリット露光のためのスリット板であって、露
光ランプ4および第1移動ミラー5と共にスキャン用移
動台12に保持されている。第2、第3移動ミラー6、7
は第2移動台13に保持され、第1移動台12の1/2の速さ
で移動して投影光路長を一定に保つ。
感光体ドラム2のまわりには前記スリット露光によっ
て静電潜像を形成するよう感光体ドラム2を帯電させる
帯電チャージャ14、前記静電潜像をトナー現像する現像
器15、感光体ドラム2上の現像された顕像を給紙されて
くる転写シート16に転写させる転写チャージャ17、およ
び転写後感光体ドラム2の表面に残っているトナーを除
去するクリーニング装置18等が配置されている。
投影光学系10における投影レンズ8の近くに原稿濃度
検出用のフォトセンサー20を設けて、原稿からの反射光
を受けるようにし、また感光体ドラム2のまわりに顕像
濃度検出用の反射型のフォトセンサー21を設けて、感光
体ドラム2上の顕像からの反射光を受けるようにしてあ
る。
これらセンサー20、21はそれぞれ増幅器22、23を介し
制御手段としてのマイクロコンピュータ(以下マイコン
と云う)24のCPU25の入力ポートに接続し、CPU25の出力
ポートには露光ランプ4のランプ電圧を規制する露光量
制御回路26を接続してある。またCPU25には読出し専用
の記憶回路ROM27が接続されている。
マイコン24は複写機の動作制御用のものを共用するこ
とができ、センサー20、21からの検出信号とROM27から
の記憶データとによって露光量を原稿側および画像形成
側である複写機側双方の条件変化に対応して適正に自動
設定するようにしてある。
これについて詳述する。自動露光は従来原稿濃度に応
じて露光ランプ4の電圧を一義的に制御している。この
場合の原稿濃度ODとランプ電圧VLとの関係を示せば第3
図の通りである。
しかしこれだけでは、投影光学系10のほこりによる汚
れ、感光体ドラム2や帯電チャージャ14、現像器15など
の特性の変化等、つまり複写機側の画像形成上の条件変
化があると、原稿濃度は同一であっても再現画像である
複写画像の濃度は変化する。具体的には従来方式によっ
て適正露光量を設定しても、原稿上の細い線や薄い文字
等は複写画像上でかすれたり飛んでしまったりすること
があるし、白地であるのにかぶりが生じて地汚れしたり
することがある。
そこで前記のような複写機側の画像形成上の条件変化
を考慮して、原稿濃度ODに応じ一義的に得ていた適正ラ
ンプ電圧VLを補正するため、前記センサー21による感光
体ドラム2上に形成される顕像の濃度を検出するもので
ある。
検出の容易さと信頼性のために、前記顕像濃度検出用
の顕像は、原稿台ガラス3の横の第1移動ミラー5が待
機する位置に白パターン31を設け、この白パターン31を
各回の複写に先立って感光体ドラム2上に露光し現像す
ることで得ている。
この場合白パターン31あるランプ電圧VLで露光し、実
際に複写したとき、ランプ電圧VLと複写画像濃度IDとの
関係は第4図に示すようになる。
一方、感光体ドラム2上の顕像濃度を検出するセンサ
ー21の出力VSと、この顕像を複写したときの複写画像濃
度IDとの関係は予めわかっている。この出力VSと濃度ID
との関係はROM27に記憶してあり出力VSから濃度IDがわ
かる。
投影光学系10や感光体ドラム2、帯電チャージャ14、
現像器15などの特性が変動して第4図に示すVL−ID特性
線が第5図の実線から一点鎖線のように変化した場合、
センサー21の出力VSがID=0.1(複写画像の地肌がかぶ
らない限界の濃度)に対応した値になるランプ電圧(し
きい値)VL0からVL1に変化していることがわかる。
ここで通常自動露光時の原稿濃度に対するランプ電圧
VLは既述の第3図に示すように、コピーの地肌がかぶら
ないようにするために原稿濃度が大になるとランプ電圧
を大きくするようになっており、既述したようにこの特
性は一義的に定められている。本発明においては、低コ
ントラストの原稿に対しても、複写画像のコントラスト
を大きくし、細線再現性を良くするために、どの原稿濃
度においても複写画像がかぶらない限界のランプ電圧に
するが、それは以下のようにしている。
つまり前記のように白パターン31を露光、現像したと
き複写画像がかぶらない限界のランプ電圧がVL0からVL1
に変化した場合、自動露光時の第3図のようなOD−VL
制御特性線を第6図に示すように実線位置から一点鎖線
位置の如く変位させるようにして行う。すなわち白パタ
ーン31の濃度に対するランプ電圧をVL0からVL1に変化さ
せるようにシフトさせる。
このようにすることにより、投影光学系10や感光体ド
ラム2、帯電チャージャ14、現像器15などの複写機側の
画像形成の特性が変動した場合でも、常にどの原稿濃度
に対しても、細線再現性が良く、しかも地肌かぶりのな
い鮮明な複写像を得ることができる。
なお原稿濃度がある濃度以上のところではランプ電圧
を最大にしても、複写画像の地肌を飛ばすことができな
くなるが、第6図ではこの濃度以上のところを破線で表
わしてある。
次に第7図に示すフローチャートに基き具体的な制御
について説明する。
ステップ#1でプリントキーが押されるとランプ電圧
データVLを初期値VL0とし、感光体ドラム2が回転し帯
電チャージャ14が動作する(ステップ#2、#3)。次
に露光ランプ4の電圧VL=VL0で白パターン31を露光
し、現像する(ステップ#4)。この後ステップ#5で
感光体ドラム2上の顕像濃度をセンサー21で測定する。
そしてステップ#6で顕像濃度がID=0.1に一致したか
どうかを見、一致したときステップ#7でVL1=VLとし
た後ステップ#8に移行し、原稿濃度に対するランプ電
圧の特性を白パターン濃度におけるランプ電圧がVL1
なるようにシフトさせる。すなわち原稿濃度に対するラ
ンプ電圧の特性の初期状態をVL=f(OD)とし、白パタ
ーン濃度におけるランプ電圧がVL0であるとすると、 VL0=f(OD)+(VL1−VL0) …… の演算を行う。
これによって複写機側の画像形成特性の変化分が、自
動露光時の原稿濃度ODに対する適正ランプ電圧VLの関係
に補正されることになり、次のステップ#9では原稿濃
度ODを測定し、ステップ#10で原稿濃度に応じて前記
式に基くランプ電圧で露光し、複写を行う。
感光体ドラム2上の顕像濃度がID=0.1に一致しない
場合はステップ#11に移行してID>0.1を判断し、そう
であるときはステップ#12でランプ電圧VLをΔVだけ大
きくして、白パターン31を露光現像し、顕像濃度がID=
0.1になるまで繰り返す。またID<0.1のときはステップ
#13でランプ電圧VLをΔVだけ小さくして同様に白パタ
ーン31を露光現像し、顕像がID=0.1になるまで同様に
繰り返す。
ドラム上顕像濃度がID=0.1に一致すると前述のよう
に複写を行う(ステップ#7〜10)。
(発明の効果) 本発明によれば前記構成および作用を有するので、複
写機側の画像形成特性に変動があっても原稿濃度に応じ
細線の再現性がよくしかも白地にかぶりのない適正な複
写画像が安定して得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の一実施例を示す複写機の露光、作像部の側面図、第
3図は自動露光における一般の原稿濃度に対するランプ
電圧の関係を示すグラフ、第4図は顕像濃度検出時のセ
ンサー出力に対するその顕像の複写画像濃度とランプ電
圧との関係を示すグラフ、第5図は複写機側の画像形成
特性が変化したときの第4図特性線の変化例を示すグラ
フ、第6図は原稿濃度に対するランプ電圧の特性線を複
写機側の画像形成性の変化に応じて補正変位させた例を
示すグラフ、第7図は自動露光制御のフローチャートで
ある。 A……原稿濃度検出手段 B……顕像濃度検出手段 C……露光ランプ D……ランプ電圧制御手段 1……複写機 2……感光体ドラム 10……投影光学系 16……転写シート 20、21……センサー 24……マイクロコンピュータ 25……CPU 26……露光量制御回路 27……記憶回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−103169(JP,A) 特開 昭60−184240(JP,A) 特開 昭60−95453(JP,A) 特開 昭62−269943(JP,A) 特開 昭60−10269(JP,A) 特開 昭62−169182(JP,A) 特開 昭54−10743(JP,A) 特公 昭61−50425(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を照明する露光ランプと、 この露光ランプにより照明された原稿画像を静電潜像と
    して保持する感光体と、 この感光体上の静電潜像を顕像化する現像手段と、 前記原稿の画像濃度を検知する原稿濃度検知手段と、 原稿画像の画像濃度と露光ランプのランプ電圧との間の
    関係を予め定めたランプ電圧特性を用い、前記原稿濃度
    検知手段により検知された原稿画像の画像濃度に基づい
    て、原稿画像に対する適正ランプ電圧を決定するランプ
    電圧制御手段と、 を備えた複写機において、 感光体上に基準潜像を形成し、この基準潜像を所定の現
    像条件に設定された現像手段を用いて顕像化することに
    より、前記感光体上に基準顕像を形成する基準顕像形成
    手段と、 前記基準顕像の画像濃度を検知する顕像濃度検知手段
    と、 この顕像濃度検知手段により検知された基準顕像の画像
    濃度に基づき、出力される複写画像が前記基準顕像の画
    像濃度とほぼ一致するように、ランプ電圧の補正値を決
    定する補正値決定手段と、 この補正値決定手段により決定された補正値に基づき、
    前記ランプ電圧制御手段のランプ電圧特性を補正するラ
    ンプ電圧特性補正手段と、 を備えたことを特徴とする複写機。
JP62059180A 1987-03-13 1987-03-13 複写機 Expired - Lifetime JP2546260B2 (ja)

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JPS63223762A JPS63223762A (ja) 1988-09-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60184240A (ja) * 1984-03-02 1985-09-19 Canon Inc 画像形成装置
JPS6095453A (ja) * 1984-06-27 1985-05-28 Canon Inc 画像形成装置
JPS61103169A (ja) * 1984-10-26 1986-05-21 Canon Inc 画像形成装置

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