JPH0433755B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0433755B2 JPH0433755B2 JP60205979A JP20597985A JPH0433755B2 JP H0433755 B2 JPH0433755 B2 JP H0433755B2 JP 60205979 A JP60205979 A JP 60205979A JP 20597985 A JP20597985 A JP 20597985A JP H0433755 B2 JPH0433755 B2 JP H0433755B2
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- JP
- Japan
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- ferrite
- mol
- sample
- temperature
- respect
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 17
- 229910007564 Zn—Co Inorganic materials 0.000 claims 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 2
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 2
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 2
- 238000001354 calcination Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Ceramics (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、電源トランスあるいはインダクタン
ス素子等に使用されるMn−Zn−Co系フエライト
に関するものである。
ス素子等に使用されるMn−Zn−Co系フエライト
に関するものである。
（従来の技術）
Mn−Zn系フエライトは、その磁気異方性定数
K1が非常に小さいために、本質的に初透磁率μi
は高くなり、ヒステリシス損失は小さくなる。こ
のため、電源トランス用フエライト等として広く
用いられている。
K1が非常に小さいために、本質的に初透磁率μi
は高くなり、ヒステリシス損失は小さくなる。こ
のため、電源トランス用フエライト等として広く
用いられている。
（発明が解決しようとする問題点）
従来のMn−Zn系フエライトの場合、K1が温度
変化に対して傾きをもつため、K1がＯの近傍に
ある温度領域が狭いという欠点があつた。
変化に対して傾きをもつため、K1がＯの近傍に
ある温度領域が狭いという欠点があつた。
このため、例えば電源トランスとして使用する
場合に、予想される動作温度と、フエライトの損
失が最小となる温度領域とを一致させてやるとい
うような配慮が必要であつた。
場合に、予想される動作温度と、フエライトの損
失が最小となる温度領域とを一致させてやるとい
うような配慮が必要であつた。
本発明は、上記の事に鑑みて、温度に対する
K1の傾きを緩やかにし、従来より広い温度範囲
でK1＝０とし、それにより広範な温度領域にお
いて高い透磁率及び低い損失を実現するMn−Zn
系フエライトを得ることを目的とするものであ
る。
K1の傾きを緩やかにし、従来より広い温度範囲
でK1＝０とし、それにより広範な温度領域にお
いて高い透磁率及び低い損失を実現するMn−Zn
系フエライトを得ることを目的とするものであ
る。
（問題点を解決するための手段）
FezO3，MnO，ZnOを主成分とすMn−Zn系フ
エライトに、CoOを0.01〜2.0mol％含有させるも
のである。
エライトに、CoOを0.01〜2.0mol％含有させるも
のである。
（作用）
通常使用されているMn−Zn系フエライトのK1
は温度の対して正の傾きをもち、−20〜120℃付近
でK1＝０となる。このとき、μiは極大値をとる。
は温度の対して正の傾きをもち、−20〜120℃付近
でK1＝０となる。このとき、μiは極大値をとる。
一方、各種フエライトの中で室温付近でK1が
温度変化に対して負の傾きをもつものは、Coフ
エライトのみである。
温度変化に対して負の傾きをもつものは、Coフ
エライトのみである。
従つて、このCoフエライトを適量固溶させる
ことにより、Mn−Zn系フエライトのK1＝０とな
る温度範囲を広げるものである。
ことにより、Mn−Zn系フエライトのK1＝０とな
る温度範囲を広げるものである。
（実施例）
実施例 １
Fe2O3を52.6mol％，MnOを32.1mol％，ZnOを
15.0mol％，CoOを0.3mol％秤量し、振動ミルに
て混合した。さらに、900℃で２時間仮焼した後
粉砕し、適量のバインダーを加えて造粒し、外径
30mm，内径20mm，高さ８mmのリング試料をプレス
形成した。この試料を1350℃で２時間空気中で焼
成した後、適当な酸素雰囲気中で冷却し試料を作
製した。
15.0mol％，CoOを0.3mol％秤量し、振動ミルに
て混合した。さらに、900℃で２時間仮焼した後
粉砕し、適量のバインダーを加えて造粒し、外径
30mm，内径20mm，高さ８mmのリング試料をプレス
形成した。この試料を1350℃で２時間空気中で焼
成した後、適当な酸素雰囲気中で冷却し試料を作
製した。
この試料の温度変化に対するμi及びコア損失の
測定条件は、ｆ＝25KHz，Bm＝2000Gsである。
測定条件は、ｆ＝25KHz，Bm＝2000Gsである。
比較例 １
Fe2O3を52.8mol％，MnOを32.2mol％，ZnOを
15.0Mol％秤量し、振動ミルにて混合した。さら
に、900℃で時間仮焼した後粉砕し、適量のバイ
ンダーを加えて造粒し、外径30mm，内径20mm，高
さ８mmのリング試料をプレス成形した。この試料
を1350℃で２時間空気中で焼成した後、適当な酸
素雰囲気中で冷却し試料を作成した。
15.0Mol％秤量し、振動ミルにて混合した。さら
に、900℃で時間仮焼した後粉砕し、適量のバイ
ンダーを加えて造粒し、外径30mm，内径20mm，高
さ８mmのリング試料をプレス成形した。この試料
を1350℃で２時間空気中で焼成した後、適当な酸
素雰囲気中で冷却し試料を作成した。
この試料の温度変化に対するμi及びコア損失の
グラフを第１図のグラフ１に示す。このコア損失
の測定条件は、実施例１と同様である。
グラフを第１図のグラフ１に示す。このコア損失
の測定条件は、実施例１と同様である。
なお、CoOを0.5mol％以上含有した場合、室
温付近ではK1＞０となり、μiは減少し、コア損
失は増大する。このため、CoOの適切な固溶量
は、0.01モル％以上0.5モル％未満の範囲内にあ
る。
温付近ではK1＞０となり、μiは減少し、コア損
失は増大する。このため、CoOの適切な固溶量
は、0.01モル％以上0.5モル％未満の範囲内にあ
る。
（発明の効果）
本発明により、従来より広い温度範囲でコア損
失が低い値をとる電源トランス用フエライトを作
成することが可能となり、また本発明により作成
したフエライトは広い温度範囲でほぼ一定のμiを
もつため、温度係数の良好なインダクタンス素子
としても広い用途を有するなど、本発明は、産業
上極めて有益なものである。
失が低い値をとる電源トランス用フエライトを作
成することが可能となり、また本発明により作成
したフエライトは広い温度範囲でほぼ一定のμiを
もつため、温度係数の良好なインダクタンス素子
としても広い用途を有するなど、本発明は、産業
上極めて有益なものである。
第１図は、本発明に係わる一実施例と比較例と
の温度変化に対するμi及びコア損失のグラフであ
る。
の温度変化に対するμi及びコア損失のグラフであ
る。
Claims (1)
- １ Fe2O3，MnO，ZnOを主成分とし、CoOを
0.01モル％以上0.5モル％未満含有することを特
徴とするMn−Zn−Co系フエライト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60205979A JPS6265969A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | Ｍｎ−Ｚｎ−Ｃｏ系フエライト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60205979A JPS6265969A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | Ｍｎ−Ｚｎ−Ｃｏ系フエライト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6265969A JPS6265969A (ja) | 1987-03-25 |
| JPH0433755B2 true JPH0433755B2 (ja) | 1992-06-03 |
Family
ID=16515882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60205979A Granted JPS6265969A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | Ｍｎ−Ｚｎ−Ｃｏ系フエライト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6265969A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006303522A (ja) * | 1994-11-07 | 2006-11-02 | Jfe Chemical Corp | Ｍｎ−Ｚｎ−Ｃｏ系フェライト磁心材料 |
| WO2024024303A1 (ja) | 2022-07-26 | 2024-02-01 | Ｊｆｅケミカル株式会社 | ＭｎＺｎＣｏ系フェライト |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH081844B2 (ja) * | 1992-08-08 | 1996-01-10 | 日立フェライト株式会社 | 電源用高周波低損失フェライト |
| JP2001080952A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-03-27 | Tdk Corp | 磁性フェライト材料 |
| JP3889354B2 (ja) | 2002-12-20 | 2007-03-07 | Ｔｄｋ株式会社 | Ｍｎ−Ｚｎ系フェライト、トランス用磁心およびトランス |
| CN102079420B (zh) | 2003-08-14 | 2013-01-02 | 3M德国有限公司 | 用于双组分材料的封壳 |
| US8328553B2 (en) | 2006-03-09 | 2012-12-11 | 3M Innovative Properties Company | Device for dispensing material |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS524753A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-14 | Fujitsu Ltd | Mic circulator |
| JPS59194406A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高透磁率磁性材料 |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP60205979A patent/JPS6265969A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS524753A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-14 | Fujitsu Ltd | Mic circulator |
| JPS59194406A (ja) * | 1983-04-18 | 1984-11-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高透磁率磁性材料 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006303522A (ja) * | 1994-11-07 | 2006-11-02 | Jfe Chemical Corp | Ｍｎ−Ｚｎ−Ｃｏ系フェライト磁心材料 |
| WO2024024303A1 (ja) | 2022-07-26 | 2024-02-01 | Ｊｆｅケミカル株式会社 | ＭｎＺｎＣｏ系フェライト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6265969A (ja) | 1987-03-25 |
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