JPH0433701Y2 - - Google Patents

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JPH0433701Y2
JPH0433701Y2 JP1983065543U JP6554383U JPH0433701Y2 JP H0433701 Y2 JPH0433701 Y2 JP H0433701Y2 JP 1983065543 U JP1983065543 U JP 1983065543U JP 6554383 U JP6554383 U JP 6554383U JP H0433701 Y2 JPH0433701 Y2 JP H0433701Y2
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JP
Japan
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planting
clutch
notch
planting claw
claw
Prior art date
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JP1983065543U
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English (en)
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JPS59170421U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は田植機の植付クラツチ装置のうち、植
付クラツチの「断」時に植付爪が上部にても停止
するように設けた植付爪上部停止装置に関するも
のである。
(ロ) 従来の技術 エンジンより植付部までの伝動系統上に安全ク
ラツチ、植付クラツチの順に直列に配置し、植付
クラツチに定位置停止機構を設けた構成は、特開
昭52−43616号公報に記載の如き技術が公知とさ
れている。また、定位置停止機構付き植付クラツ
チの定位置に関しては、実公昭55−16576号公報
の如き技術が公知とされている。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 田植機においては、植付を停止する為に植付ク
ラツチ装置を設けられ、その他に安全クラツチが
設けられているのである。そして、植付クラツチ
装置には植付爪の上部停止装置が設けられてい
る。植付爪上部停止装置とは、植付クラツチ
「断」となる場合に、植付爪が土壌に突つ込んだ
位置で停止すると、機体が走行する際に土の抵抗
により植付爪を傷めてしまうので、これを回避す
る為に植付クラツチを「断」にすると、植付爪が
必らず植付爪回動軌跡上部の位置で止まるよう
に、植付クラツチのクラツチ摺動体の外周に切欠
部を設け、ここにピンを横から挿入し、このピン
の突入により切欠部に抵抗をかけて、切欠部とピ
ンが嵌入した状態で植付爪が停止すべく構成して
いるのである。この切欠部は植付爪が丁度上部に
来た時の位置に或る範囲内で設けられているの
で、植付爪は上部に必らず停止するのである。
ところが、従来は植付爪が苗取出板を通過する
位置は上部停止の範囲内になかつたので苗取出板
と、植付爪の間に異物が挟まつた時に不具合が発
生していたのである。
即ち、苗取出板と植付爪の間に異物が挟まると
植付爪のそれ以上の回動が阻止されるので、動力
伝動系統上の安全クラツチが作動して、動力の伝
達が一時的に断たれ植付クラツチを切ることが不
可能となるのである。この為にこの状態でオペレ
ーターが異物を指で取り除くと安全クラツチが瞬
時に元に戻り、植付爪が回動し指を引つ込めるの
が遅れた為に突き刺さるのである。
この事故を回避する為には、安全クラツチが切
れた時点で植付クラツチを切つて、それから異物
を取り除けばよいのであるが、エンジン、安全ク
ラツチ、植付クラツチ、植付爪と配置されている
田植機では、クラツチ摺動体の回転が安全クラツ
チにより止められている為に前述の上部停止装置
のピンがクラツチ摺動体の側面に接当していて、
クラツチ摺動体は回転しないので植付クラツチが
切れないのである。
故に、植付クラツチを切らずに異物の取り外し
作業を行う為に前述の如く、不具合が発生するの
である。
本考案はこれらの不具合を解消する為の構成で
ある。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該課題
を解決する手段を説明する。
エンジンより植付爪2までの伝動系統上に、安
全クラツチ18、植付クラツチの順に直列配置
し、植付クラツチ装置のクラツチ摺動体Dに植付
爪上部停止用の切欠部7aを設け、該クラツチ摺
動体Dをクラツチ「断」方向に摺動した場合に、
前記切欠部7aにピン6が嵌入し、植付爪2を回
動軌跡上部で停止すべく構成したものにおいて、
該切欠部7aが植付爪回動軌跡の苗取出板3通過
部にも設けられているものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明する。
第1図は乗用形田植機の全体側面図、第2図は
植付爪伝動系統の断面図、第3図は植付爪回動軌
跡の側面断面図、第4図は植付クラツチと上部停
止装置部分の断面図、第5図は他の植付爪装置の
側面断面図、第6図は従来の植付爪上部停止装置
のカムとカムに設けた切欠部の側面図、第7図は
本件考案のカムとカムに設けた切欠部の側面図で
ある。
第1図において、乗用田植機の走行部の後部に
植付装置が上下動自在に装着されている。走行部
からPTO軸16にて動力が伝えられ、植付駆動
ケース5へ動力が入れられている。植付爪2は植
付アーム8に装着されている。4はフロート、3
は苗取出板、1は苗載台である。
第2図において、エンジンからの動力は安全ク
ラツチ18を経て植付爪軸10上の遊嵌スプロケ
ツト17へ伝えられている。遊嵌スプロケツト1
7とクラツチ摺動体が噛合すると動力が植付爪軸
10へ伝えられるのである。
クラツチ摺動体Dは第4図に示す如く、爪クラ
ツチ15、シフター溝16、上部停止カム7によ
り構成され、この上部停止カム7の外周に切欠部
7aが切欠けられている。そして、上部停止ピン
6がバネ11に押されて突出されており、切欠部
7aがある所以外では、上部停止ピン6と上部停
止カム7が係合してクラツチ摺動体Dはクラツチ
「断」方向へは動けないのである。
遊嵌スプロケツト17が回転されている場合で
あれば、クラツチ摺動体Dも回転しており、植付
クラツチシフター12を「断」方向へ付勢し続け
ていればいつかクラツチは切れるのであるが、植
付爪2と苗載台取出板3の間に異物が噛み合つて
いる時は安全クラツチ18が先に切れているので
遊嵌スプロケツト17が回らず、結局植付クラツ
チを切ることはできなかつたのである。
即ち、第6図に示す如く、従来の上部停止カム
7′の切欠部7′aは植付爪2が苗取出板3と係合
している位置の角度bにおいては切欠部がなく、
植付爪が上方にある位置の角度a内でのみしか切
欠部が設けられていなかつたのである。
本考案では、この角度bの範囲内にも切欠部を
設け、ここでも上部停止ピン6が切欠部に入るこ
とが可能にしたものである。
第7図の実施例では、従来の切欠部の角度aと
植付爪苗取出板の係合部の角度bを加えたfの角
度に切欠部を設けている。上部停止ピン6は一定
位置に固定されたものであるから、クラツチ摺動
体Dが全体としてクラツチ「断」方向へ移動可能
としたものである。
第3図に示した回動軌跡の図面から前記構成を
説明すると。
従来は植付爪2の回動軌跡のうち、AからBま
での間で停止すべく上部停止カム7′の切欠部
7′aを構成していたのである。これが角度aに
該当していたのである。故にBからCの間では切
欠部がないので、この部分でクラツチ摺動体Dが
回転を停止するとピン6と上部停止カム7′が係
合し、クラツチ摺動体が動けず植付クラツチを
「断」にすることができなかつたのである。
これに対して本考案はこのBからCまでの角度
b部にも切欠部を設けるれことにより前記不具合
を解消したものである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するのである。
即ち、安全クラツチが先に切れていても、植付
クラツチを切ることができるので、植付爪と苗取
出板の間に異物を噛み込んで停止した場合でも、
この位置で植付クラツチを切ることができ、異物
を取り去つた後に突然植付爪が回転し、オペレー
ターの手に植付爪が突き刺さるということがなく
なつたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は乗用形田植機の全体側面図、第2図は
植付爪伝動系統の断面図、第3図は植付爪回動軌
跡の側面図、第4図は植付クラツチと上部停止装
置部分の断面図、第5図は他の植付爪装置の側面
断面図、第6図は従来の植付爪上部停止装置のカ
ムとカムに設けた切欠部の側面図、第7図は本件
考案のカムとカムに設けた切欠部の側面図であ
る。 D……クラツチ摺動体、2……植付爪、3……
苗取出板、6……ピン、7……上部停止カム、7
a……切欠部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンより植付爪2までの伝動系統上に、安
    全クラツチ18、植付クラツチの順に直列配置
    し、植付クラツチ装置のクラツチ摺動体Dに植付
    爪上部停止用の切欠部7aを設け、該クラツチ摺
    動体Dをクラツチ「断」方向に摺動した場合に、
    前記切欠部7aにピン6が嵌入し、植付爪2を回
    動軌跡上部で停止すべく構成したものにおいて、
    該切欠部7aが植付爪回動軌跡の苗取出板3通過
    部にも設けられていることを特徴とする田植機の
    植付クラツチ装置。
JP6554383U 1983-04-30 1983-04-30 田植機の植付クラツチ装置 Granted JPS59170421U (ja)

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JP6554383U JPS59170421U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 田植機の植付クラツチ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6554383U JPS59170421U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 田植機の植付クラツチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59170421U JPS59170421U (ja) 1984-11-14
JPH0433701Y2 true JPH0433701Y2 (ja) 1992-08-12

Family

ID=30195744

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JP6554383U Granted JPS59170421U (ja) 1983-04-30 1983-04-30 田植機の植付クラツチ装置

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