JPH0433584B2 - - Google Patents

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JPH0433584B2
JPH0433584B2 JP60112166A JP11216685A JPH0433584B2 JP H0433584 B2 JPH0433584 B2 JP H0433584B2 JP 60112166 A JP60112166 A JP 60112166A JP 11216685 A JP11216685 A JP 11216685A JP H0433584 B2 JPH0433584 B2 JP H0433584B2
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JP
Japan
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tightening
torque
tightening torque
bolt
circuit
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JP60112166A
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JPS61270083A (ja
Inventor
Tadamasa Nakamura
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Engineering Works Co Ltd
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、常に正確な軸力での締付けを可能に
する軸力管理ボルト締付機に関するものである。
(従来技術) ボルトを所定の荷重で締付けるため従来より
種々の方法が提案されている。回転角法はスナツ
グポイントの検出が不正確であるため、またトル
ク法は摩擦係数のバラツキなどがあるため、共に
正確な荷重での締付ができなかつた。
耐力法はボルトの永久伸びが0.2%となるよう
に締付けるもので理論的には大変好ましいもので
ある。しかし従来はボルトの弾性域を過ぎた時点
での締付トルクの上昇率が、最大上昇率の1/2〜
1/3の設定値になつた時点を便宜的に耐力とみな
して、締付けを停止するようにしていた。このた
め、座金や被締付体などによる締付け条件の相違
により締付トルクの変化率が変化すると、正確な
耐力での締付けを行うことはできず、やはり締付
け荷重にバラツキが発生するという問題があつ
た。また締付トルクの2次微分値から締付停止点
を検出するものもあるが、この場合は雑音による
誤動作が起こり易いという問題があつた。また軸
力法は、実際上ボルトの軸力を直接測定しつつ締
付けを行うことは不可能であるため、締付トルク
の微分値(トルク係数)などを用いて軸力を予測
する方法が従来より提案されている(例えば特公
昭54−22640)。しかしこの場合微分回路を必要と
するため、雑音による誤動作が起こり易いという
問題があつた。
一方ボルトの実際の締付け作業では、本締めに
先行して予備締めを行うことがある。本締めと予
備締めとでは締付トルクが異なるため、本締め用
および予備締め用にそれぞれ専用の締付機を合計
2台用いたのでは、締付機の稼働率が低下すると
いう問題があつた。
(発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたもので
あり、雑音による誤動作が起こりにくく、常に望
みの軸力で高精度に締付けを行うことを可能にす
る軸力管理ボルト締付機を提供することを第1の
目的とする。また本発明は必要に応じて予備締め
もできるようにし稼働率を高めるようにした軸力
管理ボルト締付機を提供することを第2の目的と
する。
(発明の構成) 本発明によれば前記第1の目的は、原動機を用
い、ボルトの弾性域内で略一定角速度ωで締付
け、前記弾性域内で締付けを停止するボルト締付
機において、締付トルクの検出手段と、締付トル
クの一次遅れ量を求める一次遅れ回路と、締付ト
ルクと一次遅れ量との差を求める減算器と、この
差に基いて締付トルクの上昇率を求めて記憶する
ホールド回路と、前記上昇率を予め定めた定数a
倍の値とする乗算回路と、前記締付トルクがこの
乗算回路の出力に等しくなつたことを判別して締
付け停止信号を出力する比較回路とを備え、Nを
目標軸力、dN/dθを同種のボルトについて予め
求めた定数として、前記定数aを、 a=(N/dN/dθ)・1/ω で定義すると共に、前記締付停止信号に基づき締
付けを停止することを特徴とする軸力管理ボルト
締付機により達成される。
また前記第2の目的は前記の構成に、前記一次
遅れ量の演算開始点の設定器と、この設定出力を
分圧して得た設定値に締付トルクが一致したこと
を判別する比較器と、この比較器の出力と前記締
付け停止信号とのいずれかを選択して締付けを停
止する予備締め選択用切換スイツチとを追加し、
この切換スイツチにより予備締めと本締めとを切
換可能とすることにより達成される。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は
その締付特性図である。
第1図で10は直流電動機である、ボルトはこ
の電動機10の回転により締付けられる。この電
動機10は交流電源12、サイリスタ14、電流
検出用抵抗器16および主スイツチ18と共に閉
回路を形成する。締付トルクTは電動機10の電
流iに比例する。この電流i、すなわち締付トル
クTは抵抗器16により検出される。また電動機
10の締付速度は電動機の印加電圧すなわちサイ
リスタ14の通流率と電流iとから求められる。
本発明では締付中の少なくとも弾性域内では締付
速度が一定(従つて角度ωが一定)となるように
制御される。なお電動機10の起動電流による影
響を除くためにソフトスタータ回路をサイリスタ
14のゲート回路に設けておいたり、抵抗器16
の出力をタイマによつて所定時間遮断するように
構成するのが望ましい。
この実施例のボルト締付機は、全体をアナログ
回路で形成したものである。
まずボルトの弾性域内における締付トルクTと
その一次遅れ量とにに基づいて、締付トルクの上
昇率Kを求めて記憶する上昇率検出回路を説明
する。
20は一次遅れ回路であり、直列抵抗20a,
並列コンデンサ20bおよび演算増幅器20cで
構成される。なおこの回路20は、常開接点SW
1が閉路した時に作動開始し、それ以外では常閉
接点SW11により実時間の締付トルクA1が増幅
器20cから出力されるようになつている。
22は実時間の締付トルクA1と一次遅れ回路
20の出力A2の差(A1−A2)を求める減算回路
である。24はこの減算回路22の出力(A1
A2)から締付トルクの上昇率Kを求めて記憶す
るホールド回路であり、順方向抵抗が零の理想的
な電界効果トランジスタ24aと、積分コンデン
サ24bと演算増幅器24cで形成される。
ところで、本発明の特徴は、実時間の締付トル
クA1と一次遅れ回路20の出力A2との差(A1
A2)に基づいて締付トルクの上昇率Kを求める
点にある。
ボルトの弾性域内においては、実時間の締付ト
ルクA1の変化は直線と考えられるので、 A1=Kt(Kは定数) ……(1) 一方、一次遅れ回路20の時定数をτ=RCと
すればその出力A2の特性方程式は、 RdA2/dt+A2/C=Kt 従つて A2=Kτ(exp(−t/τ)−1)+Kt A1−A2=Kτ(1−exp(−t/τ)) ここで例えばtを時定数τとすれば A1−A2=0.632Kτ ∴K=(A1−A2)/0.632τ ……(2) またtを2τとすれば K=(A1−A2)/0.863τ いずれにしてもtを決めればKは計算により求め
ることが可能である。
この実施例では弾性域内にある点A(一次遅れ
量の演算開始点)の締付トルクT1を設定器26
に予め設定し、この点Aの時刻t1を比較器28で
検出する。そしてこの時刻t1で常開接点SW1を
閉じて一次遅れ回路20に締付トルクTを入力し
始め、この時点t1から作動するタイマ30により
所定の時間t=αを積算し、この時間αたつた時
点t2(すなわちt2−t1=α)においてトランジスタ
24aを開路して、この時の(A1−A2)をホー
ルド回路24に記憶する。なお演算増幅器24c
は、その出力がKとなるようにその増幅率が設定
されている。
このようにして求めた定数Kは、締付トルクT
の上昇率を示すことになる。
次にこの上昇率Kを用いて希望の軸力における
締付トルクを求める原理を説明する。
一般にボルトの締付トルクTと軸力Nとの間に
は、 T=k・D・N ……(3) という関係がある。ここにDはボルトの呼び径、
kはトルク係数(定数)である。
(3)式より、 k=T/(D・N) ……(4) 回転角度をθとしてTとNの微小変化をとれ
ば、弾性域内では T/N=dT/dN が成立するので(4)式は、 k=dT/(DdN) =dT/dθ/(D・dN/dθ) ……(5) (5)式を(3)式に代入すれば、 T=N/(dN/dθ)・(dN/dθ) ……(6) ここに、(dN/dθ)はボルトと被締結部材の寸法
や材質により決まる定数であり、締付けようとす
るボルトと同種のボルトに対し予めこの定数を測
定しておくものである。例えば公知の歪みゲージ
を用いてボルトの軸力Nを、また電動機の回転角
度から締付角度θを測定することができ、この軸
力Nのナツト締付角θに対する変化を求めておけ
ばよい。またNは希望の軸力である。従つて(6)式
において(dT/dθ)が求まれば希望の軸力Nで
の締付に要する締付トルクTが決まるから、締付
トルクTがこの(6)式で求めたトルクTに達した時
に締付けを終了すればよいことが解る。
ここで(dT/dθ)は dT/dθ=dT/dt・dt/dθ=1/ω・dT
/dt (1)式用いて、 dT/dθ=1/ω・K ……(7) すなわち(2)式から上昇率Kが求まれば、(6)式と
(7)式から、 T=(N/dN/dθ)・1/ω・K……(8) ここに締付角速度ωが一定であるから、 a=(N/dN/dθ)・1/ω は定数となり、 T=a・K ……(9) により求められる。
この原理に基づき、第1図に示す実施例では実
時間の締付トルクTに乗算回路32によつて1/
aを乗算する。この乗算回路32の出力T/aは
比較回路34において前記上昇率Kと比較され
る。比較回路34は T/a=K となつたことを判別して(第2図点B)、締付停
止信号sを出力する。このsはサイリスタ14の
ゲート回路36へ送られ、締付けが停止される。
この締付停止点Cの締付トルクT2は(8)式から明
らかなように希望の軸力Nで締付が行われるトル
クである。
以上の実施例においては、一時遅れ回路20へ
の締付トルクTの入力を開始する点Aを、設定器
26に設定して締付トルクT1により検出してい
るが、本発明は弾性域内に点Aすなわち一次遅れ
量の演算開始点Aを設定すればよいのであつて、
点Aを求める方法は種々可能なこと勿論である。
また締付角速度ωは、本実施例では電動機10を
一定速度(従つてωは一定)で締付けるようサイ
リスタ14の通流率を制御する。しかしこの角度
ωは少なくとも第2図で点Aから点Cまでの間、
すなわち演算開始してから締付けを停止するまで
の間で一定であれば理論上不都合はなく、この間
の締付角速度ωを他の速度検出器を用いて検出す
るようにしてもよい。この間角速度ωは厳密に一
定でなく、略一定であつてもよく、この場合には
(9)式のaの値を多少変化させればよい。
第3図は他の実施例の構成図であり、この実施
例は第2図の点Aよりも低い締付トルクにおける
予備締めを可能にしたものである。すなわち設定
器26に分圧抵抗50を接続し、設定器26の設
定値を抵抗50で分圧した値と締付トルクA1
を比較器52に入力する。また比較器52の出力
は予備締め選択用切換スイツチSW2を介してゲ
ート回路36に送出される。
この実施例は次のように動作する。スイツチ
SW2が第3図実線状態にあれば、比較器52は
点Aよりも小さいトルクT3の点Dで締付停止信
号sを出力する。従つて締付け動作は停止する
(予備締め)。スイツチSW2を切り換えれば第1
図の状態と同一になり、本来の締付け(本締め)
が行われる。
この実施例によればスイツチSW2の切換えで
予備締めが可能になる。特に予備締め時のトルク
T3を点AのトルクT1より低く設定したので、電
動機10などの回転部分の慣性モーメントが比較
的大きい装置であつても、本締め時の点Aのトル
クT1が予備締め終了時のトルクより小さくなる
ことがなく、本締め時の誤動作が防止できる。
(発明の効果) 第1の発明は以上のように、締付トルクとその
一次遅れ量とに基づいて締付トルクの上昇率Kを
求め、この上昇率に予め定めた定数aを乗算し、
これを締付トルクTと比較して締付終了点を検出
する。従つて希望の軸力における締付トルクによ
り締付け終了点を検出でき、高精度な締付けが可
能になる。
また第2の発明によれば、前記第1の発明にお
ける一次遅れ演算開始点の設定器の出力を分圧し
て予備締めトルクを決め、予備締め選択用切換ス
イツチにより、予備締めと本締めとを一つの締付
機で行えるようにしたから、締付機の稼動率が飛
躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は
その締付特性図、第3図は他の実施例の構成図で
ある。 10……直流電動機、20……一時遅れ回路、
24……減算器、24……ホールド回路、30…
…タイマ、32……乗算回路、34……比較回
路、52……比較器、A……一次遅れ量の演算開
始点、……上昇率検出回路、SW2……予備締
め選択用切換スツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原動機を用い、ボルトの弾性域内で略一定角
    速度ωで締付け、前記弾性域内で締付けを停止す
    るボルト締付機において、締付トルクの検出手段
    と、締付トルクの一次遅れ量を求める一次遅れ回
    路と、締付トルクと一次遅れ量との差を求める減
    算器と、この差に基いて締付トルクの上昇率を求
    めて記憶するホールド回路と、前記上昇率を予め
    定めた定数a倍の値とする乗算回路と、前記締付
    トルクがこの乗算回路の出力に等しくなつたこと
    を判別して締付け停止信号を出力する比較回路と
    を備え、Nを目標軸力、dN/dθを同種のボルト
    について予め求めた定数として、前記定数aを a=(N/dN/dθ)・1/ω で定義すると共に、前記締付停止信号に基づき締
    付けを停止することを特徴とする軸力管理ボルト
    締付機。 2 原動機を用い、ボルトの弾性域内で略一定角
    速度ωで締付け、前記弾性域内で締付けを停止す
    るボルト締付機において、締付トルクの検出手段
    と、締付トルクの一次遅れ量を求める一次遅れ回
    路と、締付トルクと一次遅れ量との差を求める減
    算器と、この差に基いて締付トルクの上昇率を求
    めて記憶するホールド回路と、前記上昇率を予め
    定めた定数a倍の値とする乗算回路と、前記締付
    トルクがこの乗算回路の出力に等しくなつたこと
    を判別して締付け停止信号を出力する比較回路
    と、前記一次遅れ量の演算開始点の設定器と、こ
    の設定出力を分圧して得た設定値に締付トルクが
    一致したことを判別する比較器と、この比較器の
    出力と前記締付け停止信号とのいずれかを選択し
    て締付けを停止する予備締め選択用切換スイツチ
    とを備え、Nを目標軸力、dN/dθを同種のボル
    トについて予め求めた定数として、前記定数aを a=(N/dN/dθ)・1/ω で定義すると共に、前記切換スイツチにより予備
    締めと本締めとを切換可能としたことを特徴とす
    る軸力管理ボルト締付機。
JP11216685A 1985-05-27 1985-05-27 軸力管理ボルト締付機 Granted JPS61270083A (ja)

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JPS61270083A JPS61270083A (ja) 1986-11-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008093418A1 (ja) * 2007-01-31 2008-08-07 Fujitsu Limited ネジ締め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537388A (en) * 1978-09-11 1980-03-15 Dainippon Printing Co Ltd Fabrication of tubular container
JPS59214569A (ja) * 1983-05-21 1984-12-04 トヨタ自動車株式会社 ねじ締付制御方法

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