JPH04334613A - 車両用サスペンションの制御方法及び装置 - Google Patents

車両用サスペンションの制御方法及び装置

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JPH04334613A
JPH04334613A JP13543291A JP13543291A JPH04334613A JP H04334613 A JPH04334613 A JP H04334613A JP 13543291 A JP13543291 A JP 13543291A JP 13543291 A JP13543291 A JP 13543291A JP H04334613 A JPH04334613 A JP H04334613A
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damper
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displacement speed
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用サスペンション
の制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の振動状況に応じてリアルタイムに
ダンパの減衰力を切換え、乗心地の一層の向上を狙う研
究が従来よりなされており、その中の一つが特開昭61
−163011号公報にて公開されている。
【0003】この先行技術のものは、図7の(A)に示
すように伸び側,圧縮側共にハードな特性(実線示)と
、伸び側,圧縮側共にソフトな特性(点線示)との切換
えを可能とした減衰力可変ダンパ(ショックアブソーバ
)を用い、ばね上(即ち車体)の上下変位速度と、ばね
上とばね下間の上下相対変位速度(サスストローク速度
)とを検出してそれらが上向き(例えば+)であるか下
向き(例えば−)であるかをそれぞれ判定し、両者共上
向きであるか又は下向きであった場合はハードな特性に
,一方が上向きで他方が下向きであった場合はソフトな
特性に上記ダンパの特性を切換えるものであり、ばね上
の上下変位速度とサスストロ−ク速度との位相差が90
°である場合のダンパの特性切換えは図7の(B)に示
すように行われるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のものは、スカイ
フックダンパ(一輪のサスペンションを一自由度とみな
し絶対空間に対して減衰を効かせる仮想のモデル)の理
論を実際の車両のサスペンション位置に装着した減衰力
可変ダンパで近似させたものであり、車体固有振動数(
1〜2Hz)付近での車体制振の最適化をはかり乗心地
を向上させることができるという効果を有している。
【0005】しかしながら上記従来の装置の制御では、
ばね下共振周波数帯を中心とする(高周波,小振幅)入
力によってもダンパ特性切換えが行われることになるが
、このような高周波,小振幅の振動に対する制御は機構
的に追従が困難で追従遅れによる乗心地の悪化をまねき
、また切換回数が多くなり耐久性の低下が問題となると
いう課題を有している。
【0006】本発明は上記の課題を解消することを主目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用サスペ
ンション装置の一構成部品であるダンパを、伸び側は低
減衰力(ソフト)で圧縮側は高減衰力(ハード)の第1
モードと、伸び側は高減衰力(ハード)で圧縮側は低減
衰力(ソフト)の第2モードと、伸び側,圧縮側共に低
減衰力(ソフト)の第3モードとの3つのモードをもち
、電気的にこれらのモードを切換えることのできる減衰
力可変ダンパとし、コントローラが、ばね上の上下変位
速度の検出信号に基づきそれが閾値の範囲内であるかど
うかを判断し、閾値の範囲内であれば第3モードを選択
し、閾値の範囲を越えると上下変位速度の方向が下向き
か上向きかを判断し、下向きであると第1モード,上向
きであると第2モードをそれぞれ選択してモードを切換
えるべき電気的信号を発し上記減衰力可変ダンパのモー
ド切換えを行うようにしたものである。
【0008】
【作用】上記により、例えばうねり路面走行時のように
比較的振幅が大きく低周波の振動入力に対しては、第1
モードと第2モードとの切換制御により車体制振性の最
適化をはかり、例えば比較的良路走行時のように振幅が
小さく高周波の振動入力に対しては、第3モードに固定
することで車体に対するばね下高周波振動の振動絶縁性
の向上をはかり、多様な路面状況に応じた良好な乗心地
を得ることができると共に、ダンパの切換頻度が少くな
り、ダンパ機構の耐久性向上をはかり得るものである。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。
【0010】図1は本発明装置の車両への搭載配置例図
であり、前後左右の各車輪とその上方の車体との間に、
サスペンションスプリング1(1a〜1d)とダンパ2
(2a〜2d)とを含むサスペンション装置5(5a〜
5d)が介装される。
【0011】上記ダンパ2は図2の(A)に示すように
、伸び側はソフト(低減衰力)で圧縮側はハード(高減
衰力)な第1モード(実線示)aと、伸び側はハード(
高減衰力)で圧縮側はソフト(低減衰力)な第2モード
(点線示)bと、伸び側,圧縮側共にややソフト(やや
低減衰力)な第3モード(鎖線示)cとの3つのモード
をもち、図2の(B)に示すようにばね上の上下変位速
度に基づき電気的にこれらのモードの切換えが行われる
減衰力可変ダンパである。
【0012】図2の(B)は図1に示すサスペンション
装置5の1輪モデルにその制御を行うコントローラ7を
組合せた模型図であり、この図においてM1 とK1 
はばね下即ちタイヤの質量とばね定数を表しており、M
2 はばね上即ち車体の質量、K2はサスペンションス
プリング1のばね定数、Cは減衰力可変ダンパ2の減衰
係数を表している。又X0 は路面の上下変位、X1 
はばね下の上下変位、X2 はばね上の上下変位を表し
、ばね上の上下加速度を検出する上下加速度センサ6(
図1において6a〜6dの符号で表されている)の検出
信号からコントローラ7の積分回路71で求めたばね上
の上下変位速度の情報に基づき、減衰力可変ダンパ2の
前記a,b,cのモードを切換制御するものである。
【0013】ばね上の上下変位速度には予め閾値δが設
定されており、コントローラ7では先ず上下変位速度の
絶対値(上下変位速度の方向は上向きが+,下向きが−
の符号で表わされるものとする)が閾値δ未満であるか
どうかを判断し、δ未満であった場合は第3モードcを
選択し、δ以上であった場合は、上下変位速度の方向が
上向きか下向きかを判断し上向き(即ち+)であれば第
2モードbを選択し、下向き(即ち−)であれば第1モ
ードaを選択し、選択通りに減衰力可変ダンパ2のモ−
ドを切換えるべき信号を発する。
【0014】上記したコントローラ7の制御をフローチ
ャートで表すと、図3に示す通りである。
【0015】図4はコントローラ7のブロック図である
【0016】即ち、各上下加速度センサ6が検出した検
出信号を積分回路71(71a〜71d)で積分処理し
て上下変位速度に相当する信号(電圧信号)とし、その
信号はマルチプレクサ72を介してA/D変換器73に
入力され、ここでデジタル信号に変換され、マイクロコ
ンピュータ74に入力される。マイクロコンピュータ7
4は基本的にはインタフェース回路74aと演算処理回
路74bと記憶装置74cとからなり、上記A/D変換
器73が出力した上下変位速度に相当するデジタル信号
がインタフェース回路74aに入力されると、演算処理
回路74bが上下変位速度の絶対値がδ未満であるかど
うか又δ以上であったときは上下変位速度の方向が上向
き(例えば+の符号)であるか下向き(例えば−の符号
)であるかを判断してそれらの判断結果を記憶装置74
cに記憶し、上下変位速度の絶対値がδ未満からδ以上
に変ったとき、その方向が下向きであればインタフェー
ス回路74aより駆動回路8(8a〜8d)に第3モー
ドcから第1モードaへの切換信号を発し、駆動回路8
からダンパ2のアクチュエータへ切換電流が通電され、
ダンパ2のモード切換えが行われ、上下変位速度の方向
が上向きに変ったときは、インタフェース回路74aか
ら駆動回路8に第3モードcから第2モードbへの切換
信号を発し、アクチュエータへ切換電流を流し、ダンパ
2のモード切換えを行い、又上下変位速度の絶対値がδ
以上からδ未満に変ったときは第1モードa或は第2モ
ードbから第3モードcへの切換信号を発し、アクチュ
エータへ切換電流を流す。
【0017】上記の制御において、第1モードaと第2
モードbとの切換制御について説明する。
【0018】ばね上の上下変位速度が下向き(即ち−)
のときは、図2の(A)の実線示のように伸び側はソフ
トで圧縮側はハードな減衰力特性の第1モードaとなっ
ているので、その間伸び側であるときはソフト,圧縮側
であるときはハードな特性となり、又ばね上の上下変位
速度が上向き(即ち+)のときは、図2(A)の点線示
のように伸び側はハードで圧縮側はソフトな減衰力特性
の第2モードbとなっているので、その間伸び側はハー
ド,圧縮側はソフトな特性となり、ばね上とばね下間の
上下相対変位速度の検出手段を必要とせず、ばね上の上
下変位速度の情報のみにて前記した従来装置と同様の車
体固有振動数(1〜2Hz)付近での車体制振の最適化
を図るという作用効果を奏し得る。
【0019】一自由度系において、ばね下とばね上の上
下変位の伝達特性G1と上下変位速度の伝達特性G2 
は同じ(G1 =G2 )である。又路面振幅(図2(
B)のX0の振幅)は一般に1/fの関係にあるとされ
ており、路面振幅に周波数fを掛けた値は一定で、路面
上下速度は例えば比較的振幅が大きく周波数の低いうね
り路面と比較的振幅が小さく周波数の高い荒れた路面と
でほぼ一定と仮定できる。
【0020】上記のことから、路面上下速度が一定とす
ると、入力周波数に応じてばね上の上下変位速度はばね
上(車体)の共振域でピークをもつはずであり、ばね上
の振動(上下変位速度)を閾値δで判断することにより
、制御したい周波数帯域を抽出できる。
【0021】したがって、前述した本発明の制御におい
て、ばね上の上下変位速度が閾値δ以上の範囲の第1モ
ードaと第2モードbとのダンパ切換制御は、主として
ばね上(車体)の固有振動数(1〜2Hz)付近を対象
とした車体制振制御であり、ばね上の上下変位速度が閾
値δ未満の範囲の第3モード選択制御は主として比較的
高周波,小振幅のばね下共振域を対象とした制御となり
、この第3モードの減衰力特性を適切に設定することに
より、ばね下共振域付近で車体に対するばね下振動の絶
縁性を高めるという作用,効果を奏し得るものである。
【0022】尚、第1モードaと第2モードbにおける
ハード(高減衰力)とソフト(低減衰力)とは、あくま
でも相対的なものであって、特定の数値で限定されるも
のではなく任意に設定され得るものであるが、ばね上共
振周波数付近ではハードとソフトの減衰力の差が大きい
程強い制振力が得られるので、ソフト側は可能な限り減
衰力を下げることが望ましい。それに比し第3モードc
の減衰力はばね上共振周波数域より高い周波数域でタイ
ヤの制振が必要であるので、相対的にソフトの範囲では
あっても上記第1モードa,第2モードbのソフトより
はやや高い特性に設定することが望ましい。また第1モ
ードaと第2モードbにおけるソフト(低減衰力)を第
3モードcの減衰力と同等の数値に設定して減衰力可変
ダンパを構成上簡素化しても良い。
【0023】以上のようにして、ばね上(車体)の上下
変位速度の情報のみに基づくダンパのモード切換制御に
より、例えばうねり路面走行時等の車体の固有振動数付
近での車体制振性の最適化と、例えば比較的良好な路面
を走行しているときに生じる車体をあまり大きく加振し
ないばね下の高周波振動入力に対する振動絶縁性向上と
の両立をはかり、多様な路面状況において良好な乗心地
を得ることができ、又上記ばね下の高周波振動入力に対
しては第3モードに固定される制御となるので従来のも
のに比しダンパの切換頻度は減少し、ダンパ機構の耐久
性の向上をもはかることができるものである。
【0024】次に本発明で使用するダンパ2の具体的構
造例を説明する。
【0025】ダンパ2は図5に示すように、下端部にピ
ストン31を固着し上端部を車体に取付けられるロッド
3と、下端部を車輪側に取付けたシリンダ4とからなり
、ピストン31には伸び側メイン通路31aと圧縮側メ
イン通路31bとが設けられ、又伸び側メイン通路31
aには伸び側メインバルブ31a′が設けられ、圧縮側
メイン通路31bには圧縮側メインバルブ31b′が設
けられており、シリンダ4内に該ピストン31が摺動可
能に嵌装され、該ピストン31によって区画されたシリ
ンダ4の上部室41及び下部室42には油が充填され、
該油が上部室41から下部室42へ(伸び時),又下部
室42から上部室41へ(圧縮時)と伸び側メイン通路
31a又は圧縮側メイン通路31bを流通することによ
りロッド3はシリンダ4に対し相対的に上下移動でき、
且つそのときの油の流通抵抗により減衰力を発生するも
のである。
【0026】ロッド3の中心部には下端が下部室42に
連通する連通孔32が設けられ、該連通孔32の上部は
伸び側サブ通路33と圧縮側サブ通路34と伸び圧縮兼
用のサブ通路35とにより上部室41に連通し、伸び側
サブ通路33と圧縮側サブ通路34には伸び側サブバル
ブ33aと圧縮側サブバルブ34aとがそれぞれ設けら
れている。
【0027】また、ロッド3内には円筒状をなすシャッ
タ36が回転可能に嵌装され、該シャッタ36にはコン
トロールロッド37の下端部が固着され、該コントロー
ルロッド37を図示しないアクチュエータで回転させる
ことにより該コントロールロッド37と一体となってシ
ャッタ36が回転するようになっている。
【0028】シャッタ36の周壁部には図6に示すよう
に、伸び側サブ通路33に連通する第1穴36aと、圧
縮側サブ通路34に連通する第2穴36bと、伸び圧縮
兼用のサブ通路35に連通する第3穴36cとが設けら
れている。これらの第1穴36a,第2穴36b,第3
穴36cは回転方向に所定角度(例えば60°)づつ変
位して設けられている。尚前記した3つのサブ通路33
,34,35は回転方向に変位しないで設けられている
ものとする。
【0029】上記において、第1穴36aが伸び側サブ
通路33に連通している状態では、他のサブ通路34,
35はシャッタ36で閉となっており、シリンダ4に対
してロッド3が下降するときは下部室42の油はピスト
ン31の圧縮側メイン通路31bのみを通って上部室4
1へと流れ、又ロッド3が上昇するときは上部室41の
油は伸び側メイン通路31aと伸び側サブ通路33とを
通って下部室42へと流れ、伸び側はソフトで圧縮側は
ハードな第1モードaの減衰力特性となる。
【0030】この状態からシャッタ36を一方向へ60
°回転させて第2穴36bが圧縮側サブ通路34に連通
した状態とすると、他の2つのサブ通路33と35はシ
ャッタ36で閉となる。
【0031】するとシリンダ4に対しロッド3が下降す
るときは、下部室42の油は圧縮側メイン通路31bと
圧縮側サブ通路34とを通って上部室41へと流れ、ロ
ッド3が上昇するときは伸び側メイン通路31aのみを
通って上部室41から下部室42へと流れ、伸び側はハ
ードで圧縮側はソフトな第2モードbの減衰力特性とな
る。
【0032】更にその状態からシャッタ36を一方向に
60°回転させ第3穴36cを伸び圧縮兼用のサブ通路
35に合致させると、他の2つのサブ通路33,34は
シャッタ36で閉となる。
【0033】この状態では、シリンダ4に対しロッド3
が下降するときは油は圧縮側メイン通路31bと伸び圧
縮兼用のサブ通路35とを流通し、ロッド3が上昇する
ときは油は伸び側メイン通路31aと伸び圧縮兼用のサ
ブ通路35とを流通し、伸び側,圧縮側共にややソフト
な第3モードcの減衰特性となる。
【0034】このようにして図2の(A)に示す3つの
モードをもちそれらのモード切換えが可能な減衰力可変
ダンパ2が得られる。
【0035】尚上記においてコントロールロッド37を
回転させるアクチュエータとしては電動モータやソレノ
イド装置等が用いられる。
【0036】又、本発明において使用する減衰力可変ダ
ンパ2の具体的構成は、図5及び図6に示すものに限定
されることなく、図2の(A)に示すように伸び側と圧
縮側とでそれぞれ非対称の減衰力特性を有する第1モー
ドおよび第2モードと、伸び側,圧縮側共にソフトな減
衰力特性を有する第3モードとをもち、この3つのモー
ドを切換えることのできる任意構成の減衰力可変ダンパ
を採用し得る。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、伸び側は
ソフトで圧縮側はハードな減衰力特性の第1モードと、
伸び側はハードで圧縮側はソフトな減衰力特性の第2モ
ードと、伸び側,圧縮側共にソフトな減衰力特性の第3
モードとをもち、これら3つのモードを切換えるモード
切換手段をもった減衰力可変ダンパを用い、ばね上(車
体)の上下変位速度に閾値を設定し、該上下変位速度が
閾値の範囲内であるときは上記第3モードを選択して車
体に対するばね下(車輪)振動の絶縁性を高め、上下変
位速度が閾値を越える範囲では、該上下変位速度が下向
きのときは第1モード,上向きのときは第2モードとす
ることで車体共振周波数付近での車体制振の最適化をは
かるものであり、これにより多様な路面状況において良
好な乗心地を得ることができると共に、減衰力可変ダン
パの切換頻度が大幅に減少でき、ダンパ機構の耐久性の
向上を図ることができるもので、実用上多大の効果をも
たらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の車両への搭載配置例を示す斜視説
明図である。
【図2】本発明の実施例を示すもので、(A)は本発明
で使用する減衰力可変ダンパの第1モード,第2モード
及び第3モードの減衰力特性図、(B)はサスペンショ
ンの1輪モデルにその制御を行うコントローラを組合せ
た模型図である。
【図3】コントローラの制御態様を示すフローチャート
である。
【図4】コントローラのブロック図である。
【図5】本発明で使用する減衰力可変ダンパの一具体例
を示す要部断面図である。
【図6】図5の減衰力可変ダンパのシャッタの斜視図で
ある。
【図7】従来装置例を示すもので、(A)は減衰力可変
ダンパの減衰力特性図、(B)はばね上の上下変位速度
及びばね上とばね下の上下相対変位速度とに対する減衰
力特性切換態様を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1      サスペンションスプリング2     
 減衰力可変ダンパ 3      ロッド 4      シリンダ 5      サスペンション装置 6      上下加速度センサ 7      コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  前後左右の各車輪とその上方の車体と
    の間に、サスペンションスプリングとダンパとを含むサ
    スペンション装置が介装されている車両において、上記
    ダンパを、伸び側は低減衰力で圧縮側は高減衰力の特性
    をもつ第1モードと、伸び側は高減衰力で圧縮側は低減
    衰力の特性をもつ第2モードと、伸び側,圧縮側共に低
    減衰力の特性をもつ第3モードとを有し、これらの3つ
    のモードを切換えることのできる減衰力可変ダンパとし
    、ばね上の上下変位速度が予め設定されている閾値の範
    囲内であるときは上記第3モードを選択し、ばね上の上
    下変位速度が上記閾値を越えた範囲では、該上下変位速
    度が下向きのときは上記第1モード,上向きのときは上
    記第2モードとするよう上記減衰力可変ダンパを切換制
    御することを特徴とする車両用サスペンションの制御方
    法。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の減衰力可変ダンパと
    、ばね上の上下変位速度検出手段と、その上下変位速度
    検出手段が検出した検出信号に基づきそれが閾値未満で
    あるかどうかを判断し、閾値未満であると第3モードを
    選択すべき電気的信号を発し、閾値以上のときはばね上
    の上下変位速度の方向が下向きか上向きかを判断し、下
    向きであると第1モード,上向きであると第2モードを
    それぞれ選択すべき電気的信号を発して上記減衰力可変
    ダンパのモード切換えを行うコントローラからなること
    を特徴とする車両用サスペンションの制御装置。
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