JPH04334334A - カテコール類の製造法 - Google Patents

カテコール類の製造法

Info

Publication number
JPH04334334A
JPH04334334A JP3104385A JP10438591A JPH04334334A JP H04334334 A JPH04334334 A JP H04334334A JP 3104385 A JP3104385 A JP 3104385A JP 10438591 A JP10438591 A JP 10438591A JP H04334334 A JPH04334334 A JP H04334334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
catechols
halophenols
amount
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3104385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2544844B2 (ja
Inventor
Haruo Habu
土生 春夫
Hideyoshi Hashimoto
橋本 秀吉
Kaoru Hamashima
浜島 薫
Kenichi Narita
成田 研一
Tetsuya Tamai
哲也 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP3104385A priority Critical patent/JP2544844B2/ja
Publication of JPH04334334A publication Critical patent/JPH04334334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2544844B2 publication Critical patent/JP2544844B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカテコールの製造法に関
するものであり、さらに詳しくは、本発明は2−ハロフ
ェノール類をアルカリ水溶液中、銅化合物触媒の存在下
、加水分解することによりカテコール類を製造する方法
の改良に関するものである。本発明により製造される化
合物の一つである3−イソブテニルカテコールは、2,
2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾ−7−フラニル
メチルカルバメート、すなわち、カルボフランの名で知
られている殺虫剤原体の中間体として重要な化合物であ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
、3−イソブテニルカテコールなどのカテコール類の製
法として、対応する2−ハロフェノール類を塩化第一銅
よりなる触媒の存在下、苛性ソーダ水溶液で加水分解す
る方法が知られている。しかしながら、当該方法は、2
−ハロフェノール類の加水分解反応速度が遅く170〜
180℃の高い反応温度を必要とし、かつ、銅化合物触
媒を多量に使用する必要があるため、高温反応によるカ
テコール類の選択性の低下が起こり、また、高い反応圧
力、さらには銅使用量が多いことによる経済性の低下な
ど工業的に必ずしも有利な方法とはいえない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは2−ハロフ
ェノール類を銅化合物触媒の存在下、加水分解してカテ
コール類を製造する方法について鋭意検討した結果、極
く少量のジアミノピリジン類を存在させることにより、
加水分解反応速度が著しく増大することを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0004】すなわち本発明の要旨は、2−ハロフェノ
ール類をアルカリ水溶液中、銅化合物触媒の存在下、加
水分解することによりカテコール類を製造する方法にお
いて銅に対して0.00001〜10倍モルのジアミノ
ピリジン類を反応系に存在させることを特徴とするカテ
コール類の製造法に存する。以下、本発明をさらに詳細
に説明する。
【0005】本発明の反応原料となる2−ハロフェノー
ル類としては、2位に塩素原子、臭素原子またはフッ素
原子を有するフェノール類であり、このフェノール類は
加水分解反応に影響を受けない置換基を有していてもよ
い。この際の置換基としては、例えば、アルケニル基、
アルキル基、カルボキシル基などが挙げられ、カルボフ
ランの中間体を得るためには2−ハロ−6−アルケニル
フェノーが用いられる。2−ハロフェノールの具体例と
しては、下記一般式(I)で表される2−ハロ−6−ア
ルケニルフェノールが挙げられる。
【0006】
【化1】
【0007】(式中、Xはハーゲン原子、R1 、R2
 およびR3 はそれぞれ独立して水素原子又はC1 
〜C2 のアルキル基を表す)一般式(I)で表される
化合物の具体例としては、2−クロロ−6−イソブテニ
ルフェノール、2−ブロモ−6−イソブテニルフェノー
ル、2−クロロ−6−ビニルフェノール、2−ブロモ−
6−ビニルフェノール、2−クロロ−6−プロペニルフ
ェノール、2−ブロモ−6−プロペニルフェノール、2
−クロロ−6−ブテニルフェノール、2−ブロモ−6−
ブテニルフェノール、2−クロロ−6−(2−メチル−
1−ブテニル)フェノール、2−ブロモ−6−(2−メ
チル−1−ブテニル)フェノール、2−クロロ−6−(
2−エチル−1−ブテニル)フェノール、2−ブロモ−
6−(2−エチル−1−ブテニル)フェノール、2−ク
ロロ−6−(1−メチル−1−ブテニル)フェノール、
2−ブロモ−6−(1−メチル−1−ブテニル)フェノ
ール、2−クロロ−6−(1−エチル−イソブテニル)
フェノール、2−ブロモ−6−(1−エチル−イソブテ
ニル)フェノール等が挙げられるが、好ましくはアルケ
ニル基の炭素数が2〜6で、Xが塩素原子または臭素原
子の化合物であり、特に、2−クロロ−6−イソブテニ
ルフェノールが好ましい。
【0008】本発明で触媒として使用する銅化合物は一
価銅化合物、二価銅化合物のいずれでもよく、例えば、
硫酸銅、硝酸銅、塩化第二銅、塩化第一銅、酸化第二銅
、亜酸化銅、水酸化銅、塩基性炭酸銅などが挙げられる
。これらの銅化合物の使用量は、通常、2−ハロフェノ
ール類1モルに対して、銅として0.001〜1グラム
原子、好ましくは0.01〜0.2グラム原子である。
【0009】加水分解反応はアルカリ水溶液中で行われ
るが、アルカリ化合物としては通常、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等が用いられ、中
でも水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましい。 その使用量は2−ハロフェノール類に対して、通常、2
〜8倍モル、好ましくは2〜4倍モルである。アルカリ
化合物は通常、アルカリ水溶液として反応系に添加する
が、添加するアルカリ水溶液の濃度は通常、0.5〜2
0重量%であり、好ましくは2〜10重量%である。
【0010】本発明では、2−ハロフェノール類、銅化
合物触媒およびアルカリ水溶液からなる反応系に、ジア
ミノピリジン類を存在させることを必須の要件とする。 この場合のジアミノピリジン類としては、通常、2,3
−ジアミノピリジン、2,5−ジアミノピリジン、2,
6−ジアミノピリジンが用いられ、中でも、2,6−ジ
アミノピリジンが好ましい。これらの化合物はさらにC
1 〜C4 の低級アルキル基で置換されていてもよい
【0011】本発明のジアミノピリジン類の使用量は銅
に対して0.00001〜10倍モル、好ましくは0.
0001〜1倍モルである。この使用量が0.0000
1倍モル未満では、加水分解の反応速度を十分に向上さ
せることができず、また、10倍モルを超えて使用して
も効果に変りはなく経済的でない。本発明の加水分解反
応は、通常、100〜200℃、好ましくは130〜1
70℃で行われる。圧力は反応混合物を液相に保持する
ことができる圧力であればよく、通常、約1〜17kg
/cm2 である。反応温度があまり低すぎると反応速
度が遅く、逆にあまり高すぎるとカテコール類の収率が
低下するので好ましくない。また、反応時間は通常、0
.5〜10時間程度である。
【0012】反応終了後の混合物は通常、金属銅が析出
していればこれを分離し、混合物のpHを4以下にする
ことにより、カテコール類を含む結晶またはオイル層お
よび水層を形成させ、次いでこれを分離した後、結晶ま
たはオイル層は必要に応じて、再結晶または蒸留するこ
とにより目的とするカテコール類を回収することができ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。 実施例1 1リットルのSUS製加圧反応器中で4%水酸化ナトリ
ウム水溶液880gに73.04gの2−クロロ−6−
イソブテニルフェノールと2,6−ジアミノピリジン0
.0873gとを溶解させた。次いで、亜酸化銅2.8
6gを添加し、反応器内部を窒素で置換した後、撹拌し
ながら160℃に加熱し加水分解反応を行った。160
℃で4時間反応後の反応液を液体クロマトグラフィーで
定量した。 実施例2 実施例1において、2,6−ジアミノピリジンの添加量
を0.00873gに変更した以外は実施例1と同様に
してカテコールを製造した。 比較例1 実施例1において、2,6−ジアミノピリジンの添加を
行わないこと以外は実施例1と同様にして反応を行った
。 比較例2 実施例1において、2,6−ジアミノピリジンを2−ア
ミノピリジン0.0753gに変更した以外は実施例1
と同様にして反応を行った。
【0014】以上、得られた結果をまとめて下記表1に
示す。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、2−ハロフェノール類
をアルカリ水溶液中、銅化合物触媒の存在下加水分解す
ることによりカテコール類を製造する方法において、加
水分解反応速度を著しく増大でき、高転換率および高収
率で目的とするカテコール類を取得することが可能であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2−ハロフェノール類をアルカリ水溶
    液中、銅化合物触媒の存在下、加水分解することにより
    カテコール類を製造する方法において、銅に対して0.
    00001〜10倍モルのジアミノピリジン類を反応系
    に存在させることを特徴とするカテコール類の製造法。
JP3104385A 1991-05-09 1991-05-09 カテコ―ル類の製造法 Expired - Fee Related JP2544844B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3104385A JP2544844B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 カテコ―ル類の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3104385A JP2544844B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 カテコ―ル類の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04334334A true JPH04334334A (ja) 1992-11-20
JP2544844B2 JP2544844B2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=14379289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3104385A Expired - Fee Related JP2544844B2 (ja) 1991-05-09 1991-05-09 カテコ―ル類の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2544844B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519477A (ja) * 2011-03-29 2014-08-14 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 置換フェニレン芳香族ジエステルの製造
CN111517356A (zh) * 2020-04-30 2020-08-11 浙江理工大学 一种Cu2O纳米管及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519477A (ja) * 2011-03-29 2014-08-14 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 置換フェニレン芳香族ジエステルの製造
CN111517356A (zh) * 2020-04-30 2020-08-11 浙江理工大学 一种Cu2O纳米管及其制备方法
CN111517356B (zh) * 2020-04-30 2022-03-29 浙江理工大学 一种Cu2O纳米管及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2544844B2 (ja) 1996-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101653025B1 (ko) 2-아미노-4-트리플루오로메틸피리딘류의 제조 방법
JPH04334334A (ja) カテコール類の製造法
JP2500135B2 (ja) カテコ―ル類の製造方法
JPS62132849A (ja) D−またはL−N−t−ブトキシカルボニル−O−ベンジルセリンの製造方法
JPS6133829B2 (ja)
JPS6220184B2 (ja)
US3960869A (en) Preparation of 2-chloropyridine by hydrogenolysis
JPH07242587A (ja) ジフルオロ酢酸およびジフルオロ酢酸アミドの製造方法
CN113354576B (zh) 邻位烷氧基取代的吡啶类化合物的制备方法
JPH0534347B2 (ja)
JPH02115151A (ja) α―アミノアルカノールの製造方法
JPH05163186A (ja) カテコール類の製造法
US6096894A (en) Production method of 2-(p-alkylphenyl)pyridine compound
JPH0228583B2 (ja)
KR100545716B1 (ko) 2,2,2-트리플루오로에탄올의 제조방법
JPS62258331A (ja) 3−アルケニルカテコ−ルの製造法
JPH0311030A (ja) アルキレンジオキシジフェノール類の製造方法
JPS6272667A (ja) 2−メトキシ−6−メチルアミノピリジンの製造法
KR910003635B1 (ko) 2-(2-나프틸옥시)프로피온아닐리드 유도체의 제조방법
JP2906187B2 (ja) フルオロフェノール類の製造法
JPS61109744A (ja) 3−アルケニルカテコ−ルの製造法
JPH0272140A (ja) 光学活性なカルボン酸エステル類およびその製造方法
JPS63162641A (ja) ペンタエリスリト−ルアリルエ−テルの製造法
WO1999058488A1 (en) Improved process for the preparation of trifluoromethyl containing derivatives
JPH0159266B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees