JPH04334163A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH04334163A
JPH04334163A JP3102886A JP10288691A JPH04334163A JP H04334163 A JPH04334163 A JP H04334163A JP 3102886 A JP3102886 A JP 3102886A JP 10288691 A JP10288691 A JP 10288691A JP H04334163 A JPH04334163 A JP H04334163A
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Application number
JP3102886A
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English (en)
Inventor
Toshio Seto
瀬戸 敏男
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH04334163A publication Critical patent/JPH04334163A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原稿読取装置に関し、詳
細には、原稿の光透過率を検出し、両面原稿を読み取る
際の読取画像の画質の向上を図った原稿読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置のスキャナ部や
汎用スキャナ、さらに複写機のスキャナ部には、セット
された複数の原稿を1枚づつ搬送して画像を読み取る原
稿読取装置や光学系が移動して静止する画像を読み取る
原稿読取装置が適用されることが多い。
【0003】このような従来の原稿読取装置としては、
例えば、図10に示すようなイメージスキャナ1がある
。 このイメージスキャナ1は、ケース2内に、光源として
の蛍光灯3、ミラー4、5、6、レンズ7、光電変換部
8および制御部9等を収納している。ケース2の上部に
は、原稿自動搬送部20が設けられており、原稿自動搬
送部20は、搬送ローラ21、22、排出ローラ23お
よび原稿押え板24等を備えている。原稿自動搬送部2
0は、原稿載置台25上にセットされた原稿を搬送ロー
ラ21、22により読取位置Pに搬送し、読取位置Pで
読み取られた原稿を排出ローラ23により排紙板26上
に排出する。
【0004】この読取位置Pに搬送された原稿に蛍光灯
3から光を投射し、原稿で反射された光をミラー4、5
、6およびレンズ7を介して光電変換部8に導入する。 光電変換部8は、入射光を光電変換して、画情報として
出力する。なお、蛍光灯3およびミラー4は、第1走行
体10に搭載されており、ミラー5およびミラー6は、
第2走行体11に搭載されている。また、ケース2の上
部には、ガラス等の透明部材で形成された原稿台12が
設けられており、原稿台12上には、ブックタイプの原
稿等がセット可能となっている。原稿台12上にセット
された原稿は、原稿載置台25により原稿台12上に押
さえ付けられ、第1走行体10および第2走行体11が
走行することにより、原稿台12上の原稿の画像を読み
取る。
【0005】また、原稿読取装置においては、イメージ
センサ等のアナログのスキャナで読み取ったアナログの
画像信号(アナログ画信号)をディジタルの画像信号(
ディジタル画信号)に量子化し、2値化して読み取るこ
とによって、原稿画像のハーフトーン読み取りや多値デ
ータ読み取りを主体として使用するケースが多くなって
きている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の原稿読取装置にあっては、両面複写機能付き
複写機の普及に伴って、両面に画像が記録された原稿が
多く使われるようになってきたため、このような両面原
稿の紙厚が薄いと、図11に示すように読み取る際に光
源から投射する光の強度が強いと、その投射光の一部が
原稿32を透過して圧板33に投射され、圧板33から
の反射拡散光が再度原稿32を透過し、直接の原稿反射
光と重なって裏面の画像までが読み取られ、図12に示
すように裏面画情報を読み出してしまったり、図13に
示すように表面画情報が裏面画情報によってボヤけてし
まうといった問題が発生していた。
【0007】このような現象は、従来の白黒2値化読み
取りでは、図14に破線で示すように透過裏面情報は、
表面黒情報に対してレベルが小さく、2値化する際の閾
値を越える可能性が低いため、考慮する必要がなかった
が、近年のハーフトーン読み取りや多値読み取りでは、
裏面情報まで精確に再現されてしまい問題となってきて
いる。
【0008】そこで、本発明は、原稿の光透過率を検出
する機構を設け、原稿の光透過率に応じて両面原稿を読
み取る際に光学的補正等を行なって読取画像の画質を向
上させることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
原稿を1枚づつ分離して読取部の読取位置に所定速度で
搬送する搬送手段と、搬送手段から送り出される原稿の
画像面に当接して該画像面を読取位置に案内するコンタ
クトガラスと、該搬送手段から送り出される原稿を該コ
ンタクトガラス上の読取位置で押圧する押圧部材と、該
読取位置を通過する原稿画像にコンタクトガラスを通し
て光を投射する光源と、該光の反射光を光電変換して原
稿画像を読み取って画像データを出力する読取部と、該
読取部から出力される画像データを所定の基準値に基づ
いて量子化し、2値データとして出力する画像処理手段
と、を備えた原稿読取装置において、前記押圧部材の押
圧面にそれぞれ光の反射率が異なる少なくとも2つの反
射領域を形成し、該押圧部材を移動させて該各反射領域
を前記読取位置に移動し、該読取位置にある原稿画像に
該各反射領域を背景として前記光源からの光を投射して
前記読取部で読み取り、該各反射領域における原稿画像
の読み取り結果に基づいて原稿の光透過率を求めること
を特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項1記載の原
稿読取装置において、前記各反射領域における原稿画像
の読み取り結果に基づいて求められた原稿の光透過率に
基づいて前記押圧部材の押圧面に形成された反射領域を
択一的に選択して前期読取位置に移動するようにしたこ
とを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1記載の
原稿読取装置において、前記各反射領域における原稿画
像の読み取り結果に基づいて求められた原稿の光透過率
に基づいて前記光源から投射する光の強度あるいは前記
搬送手段の原稿搬送速度を変更するようにしたことを特
徴とし、請求項4記載の発明は、請求項1記載の原稿読
取装置において、前記各反射領域における原稿画像の読
み取り結果に基づいて求められた原稿の光透過率に基づ
いて前記画像処理手段で画像データを量子化する際の基
準値を変更するようにしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、原稿を読取位置で押
圧する押圧部材の押圧面にそれぞれ光の反射率が異なる
少なくとも2つの反射領域が形成され、該押圧部材を移
動させて該各反射領域が読取位置に移動され、該読取位
置にある原稿画像に該各反射領域を背景として前記光源
からの光を投射して読取部で読み取らせて、該各反射領
域における原稿画像の読み取り結果に基づいて原稿の光
透過率が求められ、請求項2記載の発明では、求められ
た原稿の光透過率に基づいて押圧部材の押圧面に形成さ
れた反射領域が択一的に選択されて読取位置に移動され
、また、請求項4記載の発明では、求められた原稿の光
透過率に基づいて画像データを量子化する際の基準値が
変更される。
【0011】したがって、両面原稿を読み取る際に、原
稿の光透過率を検出でき、検出した光透過率によって両
面原稿の裏面画像の映り込みを低減することができると
ともに、2値化読み取りの際の裏映りを防止することが
でき、読取画像の画質を向上させることができる。請求
項3記載の発明では、請求項1記載の発明で求められた
原稿の光透過率に基づいて原稿に投射される光源の光強
度あるいは原稿搬送速度が変更されて、読取部で読み取
られる反射光量が調整される。
【0012】したがって、両面原稿を読み取る際に、裏
面画像の裏映りを低減することができ、読取画像の画質
を向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例に基づいて具体的に説明する。 図1〜図9は、本願各発明の原稿読取装置の一実施例を
示す図である。図1は、原稿読取装置の原稿搬送部にお
けるシート原稿読取部41の主要構成を示す図であり、
図1において、シート原稿読取部41には、原稿を押圧
する圧板42、原稿を読取位置に搬送する搬送ローラー
43、44、原稿を読取位置に案内するコンタクトガラ
ス45及び図外の光源から投射される光の反射光を図外
のCCD等へ導入するミラー46等から構成されている
【0014】圧板42には、押圧面に白色部42aと黒
色部42bが形成されており、白色部42aと黒色部4
2bは、それぞれ光源からの投射光が原稿47を透過し
て押圧面に投射される透過光を所定の反射率で反射する
反射領域を形成している。また、搬送ローラー43、4
4によって搬送される原稿47に対して、これら圧板4
2の白色部42aと黒色部42bに設定した読取位置A
、Bで原稿画像を読み取るように図中矢印方向にミラー
46を移動させている。
【0015】このとき透過光によって圧板42の白色部
42aと黒色部42bで反射される反射光から読み取ら
れる画像データの関係は、図2に示すようになる。図3
は、図1でミラー46を移動させるものに対して圧板4
2を移動させる圧板駆動部48を設けており、読取位置
Pに搬送された原稿47に対して圧板42を移動させて
白色部42aと黒色部42bが読取位置Pにくるように
して、図1と同様に白色部42aと黒色部42bで原稿
画像を読み取るようにしている。
【0016】図4は、原稿読取装置の制御構成を示すブ
ロック図であり、原稿読取装置は、CCD51、アンプ
52、ピークホールド回路53、ビデオ用A/Dコンバ
ータ54、A/Dコンバータ55、ラッチA回路56、
ラッチB回路57、除算器58、CPU59及びオペポ
ート60等から構成されている。CCD(Charge
 Coupled Device)51は、上記図1の
ミラー46から導入される反射光を受光すると、その反
射光の強度に応じて光電変換して所定のアナログビデオ
信号をアンプ52に出力する。CCD51は、読取手段
を構成する。
【0017】アンプ52は、CCD51から入力される
アナログビデオ信号を所定レベルに増幅してピークホー
ルド回路53及びビデオ用A/Dコンバータ54に出力
する。ピークホールド回路53は、アンプ52から入力
されるアナログビデオ信号のピークレベルを保持し、ま
た、上記圧板42の白色部42aと黒色部42bを背景
として原稿画像を読み取ったときの透過光の反射光によ
るアナログビデオ信号のピークレベルを保持して地肌ピ
ークレベル信号(+ref)としてビデオ用A/Dコン
バータ54及びA/Dコンバータ55に出力する。
【0018】ビデオ用A/Dコンバータ54は、アンプ
52から入力されるアナログビデオ信号のレベル変化を
ピークホールド回路53から入力される地肌ピークレベ
ル信号(+ref)に応じて所定のデジタルデータに変
換して所定のデジタル画像データとして次段の処理回路
へ出力する。A/Dコンバータ55は、地肌ピークレベ
ル信号(+ref)を所定のデジタルデータに変換して
地肌ピークレベルデータとしてラッチA回路56及びラ
ッチB回路57に出力する。
【0019】ラッチA回路56は、圧板42の黒色部4
2bを背景として原稿画像を読み取ったときの地肌ピー
クレベルデータAを保持して除算器58に出力し、ラッ
チB回路57は、圧板42の白色部42aを背景として
原稿画像を読み取ったときの地肌ピークレベルデータB
を保持して除算器58に出力する。除算器58は、ラッ
チA回路56とラッチB回路57からそれぞれ入力され
る地肌ピークレベルデータA、Bを除算して原稿の光透
過率Cを求め(C=A/B)、その光透過率データCを
CPU59に出力する。
【0020】CPU59は、除算器58から入力される
光透過率データCに基づいて原稿の厚さを判断し、その
判断結果によって両面原稿の裏映りに関する情報をオペ
ポート60に出力する。オペポート60は、CPU59
から入力される情報に基づいて両面原稿の裏映りに関す
るメッセージを表示してオペレータに警告する。
【0021】図5は、図4の除算器58で求められる原
稿の光透過率データCに基づいて多階調の押圧面が形成
された圧板を移動させるための制御構成を示すブロック
図である。図5において、ROM61(Read On
ly Memory)は、除算器58から入力される光
透過率データCに対応する制御データを格納する制御テ
ーブルを格納しており、例えば、図6に示すようなテー
ブルがある。このテーブルでは、光透過率データCがC
=1のとき原稿の光透過率α=0%であり、C=0.5
のときα=50%、C=0のときα=100%となって
いる。したがって、ROM61は、光透過率データCに
対応する制御データをテーブルから読み出してカウンタ
62に出力し、本実施例では、カウンタ62のカウント
値をプリセットする制御データを出力する。  なお、
ここで設定される原稿の光透過率αは、原稿の一方向へ
の光透過率を示すものではなく、従来で説明したような
往復方向の透過光の透過比率を示すものである。
【0022】カウンタ62は、ROM61から入力され
る制御データを入力されるクロックタイミングでカウン
トし、そのカウントデータをアンド回路63に出力する
。アンド回路63は、カウンタ62から出力されるカウ
ントデータを入力されるクロックタイミングでサンプリ
ングして相発生回路64に出力する。相発生回路64は
、アンド回路63から入力されるカウントデータに基づ
いてモータを正転逆転駆動する所定の駆動制御信号をモ
ータドライバ65に出力する。
【0023】モータドライバ65は、相発生回路64か
ら入力される駆動制御信号に基づいて駆動信号を上記図
3の圧板駆動部48内に設けられたステップモータ72
に出力し、ステップモータ72を正転逆転させて圧板7
1を移動させて所定階調の押圧面を読取位置に設定する
。また、図5に示す圧板71の押圧面には、上記圧板4
2と同様に白色部42aと黒色部42bを形成するか、
あるいは所定の多階調のグレーレベルを形成する。
【0024】次に、作用を説明する。上記図1あるいは
図3において、原稿47がシート原稿読取部41におい
て搬送ローラー43、44により搬送されてコンタクト
ガラス45上の読取位置に到達すると、ミラー46ある
いは圧板42が読取位置A、Bあるいは読取位置Pに移
動され、白色部42aと黒色部42bを背景として原稿
47先端部の特定副走査位置あるいは一定副走査幅が図
4のCCD51で読み取られる。
【0025】次いで、白色部42aと黒色部42bを背
景としてCCD51で読み取られたアナログ画像信号は
、それぞれアンプ62によって所定レベルに増幅された
後、ピークホールド回路53によりピークレベルが保持
されて白色部の地肌ピークレベル信号と黒色部の地肌ピ
ークレベル信号(+ref)としてA/Dコンバータ5
5及びビデオ用A/Dコンバータ54に出力される。
【0026】次いで、白色部及び黒色部の地肌ピークレ
ベル信号は、A/Dコンバータ55でそのピークレベル
に応じたデジタルデータに変換されて地肌ピークレベル
データとしてラッチA回路56及びラッチB回路57に
出力され、ラッチA回路56から黒色部の地肌ピークレ
ベルデータAが除算器58に出力され、ラッチB回路5
7から白色部の地肌ピークレベルデータBが除算器58
に出力される。
【0027】次いで、黒色部の地肌ピークレベルデータ
Aと白色部の地肌ピークレベルデータBが除算器58で
除算(A/B)され、原稿の光透過率Cが求められ、光
透過率データCがCPU59及び図5のROM61に出
力される。CPU59では、入力された原稿の光透過率
データCにより原稿の紙厚等が判断され、光透過率デー
タCがある一定の閾値以上である場合は、原稿の厚さが
薄いため裏映りの可能性が高いため、オペポート60に
、例えば、“原稿が薄く、裏映りの可能性があります”
等を表示してオペレータに警告する。
【0028】また、光透過率データCによりROM61
内に設定された上記図6のテーブルから対応する光透過
率αが求められて対応する制御データとしてのプリセッ
トデータが読み出されてカウンタ62に出力される。次
いで、プリセットデータによりカウンタ62のカウント
が開始され、そのカウントデータがアンド回路63によ
りクロックタイミングでサンプリングされて相発生回路
64に出力され、カウントデータに応じて相発生回路6
4から駆動制御信号がモータドライバ65に出力される
。この駆動制御信号に基づいてモータドライバ65から
駆動信号がステップモータ72に出力されると、圧板7
1の押圧面に形成された白色部/黒色部あるいは多階調
のグレーレベル位置が読取位置に移動され、原稿47の
光透過率に合わせた背景色が設定される。
【0029】ここで、例えば、圧板71の押圧面が白/
黒の2色の領域で形成されている場合、原稿の光透過率
が一定の閾値以上でかつ裏面情報のある原稿では、黒色
部が設定され、原稿の光透過率が一定の閾値以下でかつ
裏面情報のある原稿では、白色部が設定される。また、
圧板71の押圧面が多階調のグレーレベルで形成されて
いるときは、原稿の光透過率が高い程、黒色傾向に設定
される。このグレーレベルを読み取った時の読取画像を
図7に示す。
【0030】したがって、両面原稿がセットされた場合
に、その原稿の光透過率が検出され、検出された光透過
率に基づいて圧板71の反射率が変更されて透過光の透
過率が低減されるため、原稿の紙厚に関わらず原稿画像
を読み取る際の透過光による裏面情報の裏映りの影響を
最小限に抑えることができるとともに、原稿と圧板の境
界部を読み取ってしまった場合の読取濃度差を抑えるこ
とができる。
【0031】その結果、原稿読取装置の両面原稿を読み
取った読取画像の画質を向上させることができる。上記
実施例では、求めた原稿の光透過率に合わせて圧板の押
圧面に形成したそれぞれ反射率の異なる反射領域を読取
位置に移動させて両面原稿における裏面からの透過光の
影響を低減していたが、この他に透過光の影響を低減す
る方法としては、原稿の光透過率が高く、暗い圧板色に
設定したときは、地肌の蓄積光量を一定に保つために、
光源からの発光光量を増加させるか、CCDの読取速度
を遅らせることによって裏面情報の映り込みを防止する
とことができるとともに、画像データのS/Nも充分に
確保して読取画像の高画質に維持することができる。
【0032】図8は、図4に示したビデオ用A/Dコン
バータ54から出力されるデジタル画像データを量子化
する画像処理回路の構成を示す図である。図8において
、ビデオ用A/Dコンバータ54から出力されるデジタ
ル画像データは2値化コンパレータ75に入力されると
、量子化の基準となる閾値データを格納する閾値設定回
路76から入力される閾値データに基づいて量子化され
て2値化画像信号として出力される。閾値設定回路76
には、上記除算器58で求められる原稿の光透過率デー
タCが入力されており、入力された光透過率データCに
基づいて閾値データが変更されて最適な量子化が実行さ
れる。
【0033】例えば、図9に示すように、読み取った画
像データに原稿裏面の透過光からの反射光による影響が
あった場合、その反射光分を差し引いた閾値データが設
定され、最適な量子化処理が実行されることになる。し
たがって、両面原稿を読み取った画像データが量子化さ
れる際に、その原稿の光透過率が考慮されて量子化する
閾値データが変更されるため、ハーフトーン読み取りや
多値読み取りを除いて読み取り画像が精度よく量子化さ
れて、原稿読取装置で両面原稿を読み取った画像の裏映
りを確実に低減して画質を向上させることができる。
【0034】なお、上記実施例では、シート原稿読取部
41について説明したが、ブック読取部においてもベル
ト式の圧板等に形成した複数の反射領域を読取位置に移
動させることにより本願各発明が適用可能であることは
勿論である。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、原稿を読
取位置で押圧する押圧部材の押圧面にそれぞれ光の反射
率が異なる少なくとも2つの反射領域を形成し、該押圧
部材を移動して該各反射領域が読取位置に移動し、該読
取位置にある原稿画像に該各反射領域を背景として光源
からの光を投射して読取部で読み取り、該各反射領域に
おける原稿画像の読み取り結果に基づいて原稿の光透過
率を求め、請求項2記載の発明によれば、求めた原稿の
光透過率に基づいて該押圧部材の押圧面に形成した反射
領域を移動し、また、請求項4記載の発明によれば、求
めた原稿の光透過率に基づいて画像データを量子化する
際の基準値を変更しているので、両面原稿を読み取る際
に、原稿の光透過率を検出でき、検出した光透過率によ
って両面原稿の裏面画像の映り込みを低減することがで
きるとともに、2値化読み取りの際の裏映りを防止する
ことができ、読取画像の画質を向上させることができる
【0036】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明で求めた原稿の光透過率に基づいて原稿に投射
される光源の光強度あるいは原稿搬送速度を変更して、
読取部で読み取られる反射光量を調整しているので、両
面原稿を読み取る際に裏面画像の裏映りを低減すること
ができ、読取画像の画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による原稿読取装置を適用したシート原
稿読取部の要部構成図。
【図2】図1のシート原稿読取部の圧板の移動によって
読み取られる読み取り画像を示す図。
【図3】本発明による原稿読取装置を適用したその他の
シート原稿読取部の要部構成図。
【図4】本発明による原稿読取装置を適用した制御構成
のブロック図。
【図5】本発明による原稿読取装置を適用した圧板を移
動させるための制御構成を示すブロック図。
【図6】図5のROMに格納される光透過率を求めるデ
ータテーブルの一例を示す図。
【図7】図5の圧板に形成された多階調グレースケール
を読み取ったときの画像を示す図。
【図8】本発明による原稿読取装置を適用した量子化回
路のブロック図。
【図9】図8の量子化回路で処理される画像データの一
例を示す図。
【図10】従来技術による原稿読取装置の構成を示す図
【図11】従来の原稿裏面に透過する透過光が反射する
現象を説明するための図。
【図12】図11の現象によって読み取られた両面原稿
の一例を示す図。
【図13】図11の現象によって読み取られたその他の
両面原稿の一例を示す図。
【図14】図11の現象によって読み取られた画像デー
タの一例を示す図。
【符号の説明】
41    シート原稿読取部 42    圧板 42a    白色部 42b    黒色部 43、44    搬送ローラー 45    コンタクトガラス 46    ミラー 47    原稿 48    圧板駆動部 51    CCD 52    アンプ 53    ピークホールド回路 54    ビデオ用A/Dコンバータ55    A
/Dコンバータ 56    ラッチA回路 57    ラッチB回路 58    除算器 59    CPU 60    オペポート 61    ROM 62    カウンタ 63    アンド回路 64    相発生回路 65    モータドライバ 75    2値化コンパレータ 76    閾値設定回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を1枚づつ分離して読取部の読取位置
    に所定速度で搬送する搬送手段と、搬送手段から送り出
    される原稿の画像面に当接して該画像面を読取位置に案
    内するコンタクトガラスと、該搬送手段から送り出され
    る原稿を該コンタクトガラス上の読取位置で押圧する押
    圧部材と、該読取位置を通過する原稿画像にコンタクト
    ガラスを通して光を投射する光源と、該光の反射光を光
    電変換して原稿画像を読み取って画像データを出力する
    読取部と、該読取部から出力される画像データを所定の
    基準値に基づいて量子化し、2値データとして出力する
    画像処理手段と、を備えた原稿読取装置において、前記
    押圧部材の押圧面にそれぞれ光の反射率が異なる少なく
    とも2つの反射領域を形成し、該押圧部材を移動させて
    該各反射領域を前記読取位置に移動し、該読取位置にあ
    る原稿画像に該各反射領域を背景として前記光源からの
    光を投射して前記読取部で読み取り、該各反射領域にお
    ける原稿画像の読み取り結果に基づいて原稿の光透過率
    を求めることを特徴とする原稿読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の原稿読取装置において、前
    記各反射領域における原稿画像の読み取り結果に基づい
    て求められた原稿の光透過率に基づいて前記押圧部材の
    押圧面に形成された反射領域を択一的に選択して前期読
    取位置に移動するようにしたことを特徴とする原稿読取
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の原稿読取装置において、前
    記各反射領域における原稿画像の読み取り結果に基づい
    て求められた原稿の光透過率に基づいて前記光源から投
    射する光の強度あるいは前記搬送手段の原稿搬送速度を
    変更するようにしたことを特徴とする原稿読取装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の原稿読取装置において、前
    記各反射領域における原稿画像の読み取り結果に基づい
    て求められた原稿の光透過率に基づいて前記画像処理手
    段で画像データを量子化する際の基準値を変更するよう
    にしたことを特徴とする原稿読取装置。
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